JP5489038B2 - 緩み止め機能付きナット - Google Patents
緩み止め機能付きナット Download PDFInfo
- Publication number
- JP5489038B2 JP5489038B2 JP2010104904A JP2010104904A JP5489038B2 JP 5489038 B2 JP5489038 B2 JP 5489038B2 JP 2010104904 A JP2010104904 A JP 2010104904A JP 2010104904 A JP2010104904 A JP 2010104904A JP 5489038 B2 JP5489038 B2 JP 5489038B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- tightening
- locking
- coil
- function
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Description
弾性のある金属線材によって構成された緩止具が、
ボルトと螺合した前記ナットから突き出したボルトの突出部分の螺条に嵌合可能であり、金属線を螺巻した緩止コイル部と、
緩止コイル部の上端から下方に屈曲し、その先端がナットと係合可能な円形状に形成されたナット係合部と、
緩止コイル部の下端から接線方向に沿ってナットの外縁を越えて延伸させた締付自動調整部とを具備し、
ナットの上面に、円環状の細溝から成る緩止具係合部を形成し、
ナットに緩締工具を装着したときに、締付自動調整部が押圧されて緩止コイル部が拡径するように、ナット係合部をナット上面の緩止具係合部に固定し、緩止具をナットに係合させたことを特徴とするものである。
さらに金属線を同金属線と略同じか若干細い円環状の細溝に圧入等によって簡単に係合させることができる。
締付自動調整部は、ナット外縁近傍に屈曲機能部を有し、さらに、ナット外縁近傍からナット側面に沿って下方向に延伸した側面機能部を有することを特徴とするものである。
この場合、例えば、スパナを多少ナットの上にずらせて装着したら、側面機能部がない締付自動調整部を押圧することも不可能ではないが、敢えてスパナをずらせて装着する使用方法は慣れないと難しく、またスパナとナットが接している接触面積が小さくなるため、上手くナットを操作できない恐れもある。
締付自動調整部は、緩止コイル部の下端からナット外縁近傍までナット上面と平行に延伸したものであることを特徴とするものである。
屈曲機能部は、金属線を一旦上方向に屈曲させ、直ちに下方向に屈曲させることにより、突起状の形状であることを特徴とするものである。
締付自動調整部は、緩止コイル部の下端からナット外縁近傍まで若干上方向となる傾斜を有して延伸したものであることを特徴とするものである。
緩止具係合部は、ナット係合部と嵌合可能であって、金属線材と略同じか若干細い円環状の細溝をナット上に刻んだものであることを特徴とするものである。
ナットは、六角ナットの一部を削り落したものであることを特徴とするものである。
六角ナットの削り落した部分は、六角ナットの一角を当該ナットの中心軸に平行な平面に沿って切断したものであることを特徴とするものである。
この実施例は、本発明の原理を示すための例である。
この場合、当該部分に集中した力は、金属線の弾性によって全体に均一に及ぶため、緩止コイル部103aを緩ませるように作用する。
102 ;六角ナット
103 :緩止具
103a ;緩止コイル部
103b ;ナット接合部(直径よりも大巻する部分)
103c ;ナット接合部(ナットと接合している部分)
201a ;ツマミ部
201b ;ツマミ部
301a ;キャップ
301b ;キャップ
401 ;緩止機能付きナット(実施例1)
403 ;緩止具
410 ;締付自動調整部
420a ;ナット係合部
430 ;緩止具係合部
601 ;スパナ
701 ;緩止機能付きナット(実施例2)
702 ;ナット(変形七角)
703 ;緩止具
710 ;締付自動調整部
710a ;締付自動調整部(基本部)
710b ;屈曲機能部
710c ;側面機能部
1301 :緩止機能付きナット(実施例3)
1303 ;緩止具
1310 ;締付自動調整部
1310a ;締付自動調整部(基本部)
1310b ;屈曲機能部
1310c ;側面機能部
1410 ;きく(多角レンチ)
1420 ;六角レンチ(ボックスレンチ又はソケットレンチ)
Claims (8)
- 緩締工具を用いてボルトとナットを容易に螺合・螺脱し得る緩み止め機能付きナットであって、
弾性のある金属線材によって構成された緩止具が、
前記ボルトと螺合した前記ナットから突き出した該ボルトの突出部分の螺条に嵌合可能であり、前記金属線を螺巻した緩止コイル部と、
前記緩止コイル部の上端から下方に屈曲し、その先端が前記ナットと係合可能な円弧状に形成されたナット係合部と、
前記緩止コイル部の下端から接線に沿って前記ナットの外縁を越えて延伸させた締付自動調整部とを具備し、
前記ナットの上面に、円環状の細溝から成る緩止具係合部を形成し、
前記ナットに前記緩締工具を装着したときに、前記締付自動調整部が押圧されて前記緩止コイル部が拡径するように、前記ナット係合部を前記ナット上面の前記緩止具係合部に固定し、前記緩止具を前記ナットに係合させたことを特徴とする緩み止め機能付きナット。 - 上面に円環状の細溝から成る緩止具係合部を有すると共にボルトに対して螺合及び螺脱が可能なナットと、金属線を螺巻し前記ボルトの螺条に対して螺合する緩止コイル部及び前記緩止コイル部の上端から下方に屈曲して前記ナットの上面に係合する円弧状のナット係合部並びに前記緩止コイル部の下端からその接線方向に沿って前記ナットの外縁を越えて延伸する締付自動調整部を備える緩止具と、を有し、前記円弧状のナット係合部を、前記円弧状の前記緩止具係合部に圧入し、前記緩止具を前記ナットに係合させたことを特徴とする緩み止め機能付きナット。
- 締付自動調整部は、ナット外縁近傍に屈曲機能部を有し、さらに、ナット外縁近傍からナット側面に沿って下方向に延伸した側面機能部を有する請求項1又は2に記載の緩み止め機能付きナット。
- 締付自動調整部は、緩止コイル部の下端からナット外縁近傍までナット上面と平行に延伸したものである請求項1又は2に記載の緩み止め機能付きナット。
- 屈曲機能部は、金属線を一旦上方向に屈曲させ、直ちに下方向に屈曲させた、突起形状である請求項3に記載の緩み止め機能付きナット。
- 締付自動調整部が、緩止コイル部の下端からナット外縁近傍まで若干上方向となる傾斜を有して延伸したものである請求項1乃至3のいずれか一項に記載の緩み止め機能付きナット。
- ナットは、六角ナットの一部を削り落したものである請求項1乃至6のいずれか一項に記載の緩み止め機能付きナット。
- 六角ナットの削り落した部分は、該六角ナットの一角を該六角ナットの中心軸に平行な平面に沿って切断したものである請求項7に記載の緩み止め機能付きナット。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010104904A JP5489038B2 (ja) | 2010-04-30 | 2010-04-30 | 緩み止め機能付きナット |
CN2010102088911A CN102235413A (zh) | 2010-04-30 | 2010-06-21 | 螺栓螺母的防松件 |
TW99120817A TW201137247A (en) | 2010-04-30 | 2010-06-25 | Locking device for bolt and nut |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010104904A JP5489038B2 (ja) | 2010-04-30 | 2010-04-30 | 緩み止め機能付きナット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011231904A JP2011231904A (ja) | 2011-11-17 |
JP5489038B2 true JP5489038B2 (ja) | 2014-05-14 |
Family
ID=44886381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010104904A Active JP5489038B2 (ja) | 2010-04-30 | 2010-04-30 | 緩み止め機能付きナット |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5489038B2 (ja) |
CN (1) | CN102235413A (ja) |
TW (1) | TW201137247A (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014202314A (ja) * | 2013-04-08 | 2014-10-27 | 松本重工業株式会社 | 緩み止めボルト、これを用いた締結具及び緩み止めボルトの製作方法 |
CN105626659A (zh) * | 2014-10-28 | 2016-06-01 | 中国航空工业集团公司西安飞机设计研究所 | 一种锁紧螺母防松装置 |
CN107542743A (zh) * | 2016-06-28 | 2018-01-05 | 培科(上海)工业技术有限公司 | 一种可反复拆卸的防松螺栓结构 |
CN106761087A (zh) * | 2016-11-22 | 2017-05-31 | 重庆欧帆门业有限公司 | 一种结构稳固的木门 |
CN107882848A (zh) * | 2017-11-06 | 2018-04-06 | 国网福建省电力有限公司 | 架空输电线路金具螺栓防脱销 |
TWI793208B (zh) * | 2017-11-10 | 2023-02-21 | 美商米沃奇電動工具公司 | 可旋轉手工具及緊固件 |
CN109356926B (zh) * | 2018-10-25 | 2021-05-07 | 哈尔滨锅炉厂有限责任公司 | 一种止退式连接装置及使用方法 |
JP7154148B2 (ja) | 2019-02-07 | 2022-10-17 | 株式会社アドバネクス | 脱落防止具 |
CN111853037B (zh) * | 2020-07-22 | 2021-07-02 | 同济大学 | 一种防松螺栓紧固件 |
CN112727918A (zh) * | 2021-01-12 | 2021-04-30 | 福建龙溪轴承(集团)股份有限公司 | 一种带法兰关节轴承的螺母防松结构、防松方法及其拆装方法 |
CN113669350B (zh) * | 2021-07-29 | 2023-07-07 | 河北光兴半导体技术有限公司 | 防松螺栓结构 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20070140810A1 (en) * | 2004-03-30 | 2007-06-21 | Yuichi Itou | Self-locking nut |
JPWO2005121570A1 (ja) * | 2004-06-07 | 2008-04-10 | 泰治郎 添田 | 脱落防止具および緩み止めナット |
JP4514067B2 (ja) * | 2008-08-29 | 2010-07-28 | 有限会社エコツール | 緩み止めナット |
-
2010
- 2010-04-30 JP JP2010104904A patent/JP5489038B2/ja active Active
- 2010-06-21 CN CN2010102088911A patent/CN102235413A/zh active Pending
- 2010-06-25 TW TW99120817A patent/TW201137247A/zh unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW201137247A (en) | 2011-11-01 |
CN102235413A (zh) | 2011-11-09 |
JP2011231904A (ja) | 2011-11-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5489038B2 (ja) | 緩み止め機能付きナット | |
US8202030B2 (en) | Fastener retainer | |
JP5770370B2 (ja) | 緩み止め付きねじ締結具 | |
WO2011145212A1 (ja) | 脱落防止具 | |
JP2010078139A (ja) | 緩み止めナット | |
JP4280773B2 (ja) | 緩み止めナット | |
JP2008298218A (ja) | ボルト緩み止め構造 | |
JP2007092836A (ja) | ねじの弛み止め構造 | |
JP4300425B2 (ja) | 締結具及びナット離脱工具 | |
JP2009052648A (ja) | ナットの緩み止め具 | |
JP5745193B2 (ja) | 緩み止め付ねじ締結具 | |
JP2006336676A (ja) | ボルトに結合されたナットが離脱しないようにしたクランプ | |
TW201303175A (zh) | 固定裝置 | |
JP2012037010A (ja) | ボルト・ナットの緩止具 | |
JP2009299704A (ja) | ナット緩み止めクリップ | |
JP6358870B2 (ja) | 締結固定機構部およびこれを用いたスイッチギヤの筐体 | |
JP2009063070A (ja) | 分割ナット | |
WO2016148266A1 (ja) | ナット | |
JPH06249222A (ja) | 緩み止め付き固着具およびその固着具用工具 | |
JP3113230U (ja) | 緩み止め具 | |
JP6850147B2 (ja) | コイルばねを備えたロックナットに装着するロック解除部材および当該ロック解除部材を装着したロックナットの締結方法と緩め方法 | |
JP2004100952A (ja) | ボルト・ナットの緩み止め具及びボルトの締結具 | |
JP4294654B2 (ja) | 角磨耗ネジを外せる六角スパナ | |
JP4907457B2 (ja) | ナット | |
JP2005140272A (ja) | 緩み止めナット及び固定装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130225 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131030 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131113 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140110 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140212 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5489038 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |