JP2011231904A - ボルト・ナットの緩止具 - Google Patents
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Abstract
スパナ、六角レンチ、きく、のような緩締工具を用いてボルトとナットを容易に螺合・螺脱し得る緩み止め機能付きナットを安価に提供すること。
【解決手段】
弾性のある金属線材を螺巻した、螺合したナットから突き出したボルトの突出部分の螺条に嵌合可能である緩止コイル部と、前記緩止コイル部の上端から下方に屈曲し、前記ナットと係合可能なナット係合部と、前記緩止コイル部の下端から外方に向かって、前記ナットの外縁を越えて延伸した金属線によって構成された締付自動調整部を具備した緩止具を、
前記緩締工具を装着することによって、前記締付自動調整部が押圧されて前記緩止コイル部が拡径するように、前記ナット上面に形成された緩止具係合部と、前記ナット係合部を介して、前記緩止具を前記ナットに係合させた。
【選択図】 図4
Description
弾性のある金属線材によって構成された緩止具が、
前記ボルトと螺合した前記ナットから突き出した該ボルトの突出部分の螺条に嵌合可能であり、前記金属線を螺巻した緩止コイル部と、
前記緩止コイル部の上端から下方に屈曲し、前記ナットと係合可能なナット係合部と、
前記緩止コイル部の下端から接線方向に外方に向かって、前記ナットの外縁を越えて延伸した金属線によって構成された締付自動調整部を具備し、
前記緩締工具を装着することによって、前記締付自動調整部が押圧されて前記緩止コイル部が拡径するように、前記ナット上面に形成された緩止具係合部と、前記ナット係合部を介して、前記緩止具を前記ナットに係合させたことを特徴とするものである。
締付自動調整部は、ナット外縁近傍に屈曲機能部を有し、さらに、ナット外縁近傍からナット側面に沿って下方向に延伸した側面機能部を有することを特徴とするものである。
締付自動調整部は、緩止コイル部の下端からナット外縁近傍までナット上面と平行に延伸したものであることを特徴とするものである。
締付自動調整部の屈曲機能部は、金属線を一旦上方向に屈曲させ、直ちに下方向に屈曲させることにより、突起状の形状であることを特徴とするものである。
締付自動調整部は、緩止コイル部の下端からナット外縁近傍まで若干上方向となる傾斜を有して延伸したものであることを特徴とするものである。
締付自動調整部の側面機能部は、緩締コイル下端からナット外縁近傍まで若干上方向となる傾斜を有して延伸した金属線の端部から金属線を略垂直かつ若干外向きに下方向に延伸したものであり、緩締工具は装着によって前記機能部と当接するが、前記側面機能部が弾性変形して、前記工具に装着可能であることを特徴とするものである。
緩止具係合部は、ナット係合部と嵌合可能であって、金属線材と略同じか若干細い円環状の細溝をナット上に刻んだものであることを特徴とするものである。
ナットは、締付自動調整部のナット側面に沿った部分がナットの端に引っかからないように、六角ナットの一部を削り落したものであり、通常の六角ナット用緩締工具が使用し得る形状に該六角ナットを加工したものであることを特徴とするものである。
六角ナットの削り落した部分は、六角ナットの一角を当該ナットの中心軸に平行な平面に沿って切断したものであることを特徴とするものである。
ナットと係合している緩止具の最大外径が、弾性変形させることにより、前記ナットを使用し得る緩締工具の内寸法よりも小さくなり得ることを特徴とするものである。
ナットと係合している緩止具の最大外径が、弾性変形させることにより、前記ナットと適合する「スパナ」の内寸法よりも小さくなり得ることを特徴とするものである。
ナットと係合している緩止具の最大外径が、弾性変形させることにより、前記ナットと適合する「きく」の内寸法よりも小さくなり得ることを特徴とするものである。
ナットと係合している緩止具の最大外径が、弾性変形させることにより、前記ナットと適合する「六角レンチ」の内寸法よりも小さくなり得ることを特徴とするものである。
この実施例は、本願発明の原理を示すための例である。
この場合、当該部分に集中した力は、金属線の弾性によって全体に均一に及ぶため、緩止コイル部103aを緩ませるように作用する。
102 ;六角ナット
103 :緩止具
103a ;緩止コイル(屈曲形成し螺条部分)
103b ;ナット接合部(直径よりも大巻する部分)
103c ;ナット接合部(ナットと接合している部分)
201a ;ツマミ部
201b ;ツマミ部
103a ;緩止コイル(コイルバネ)
301a ;キャップ
301b ;キャップ
401 ;緩止機能付きナット(実施例1)
403 ;緩止具
410 ;締付自動調整部
420a ;ナット係合部
430 ;緩止具係合部
601 ;スパナ
701 ;緩止機能付きナット(実施例2)
702 ;ナット(変形七角)
703 ;緩止具
710 ;締付自動調整部
710a ;締付自動調整部(基本部)
710b ;屈曲機能部
710c ;側面機能部
1301 :緩止機能付きナット(実施例3)
1303 ;緩止具
1310 ;締付自動調整部
1310a ;締付自動調整部(基本部)
1310b ;屈曲機能部
1310c ;側面機能部
1410 ;きく
1420 ;六角レンチ
Claims (13)
- スパナ、六角レンチ、きく、のような緩締工具を用いてボルトとナットを容易に螺合・螺脱し得る緩み止め機能付きナットであって、
弾性のある金属線材によって構成された緩止具が、
前記ボルトと螺合した前記ナットから突き出した該ボルトの突出部分の螺条に嵌合可能であり、前記金属線を螺巻した緩止コイル部と、
前記緩止コイル部の上端から下方に屈曲し、前記ナットと係合可能なナット係合部と、
前記緩止コイル部の下端から接線方向に外方に向かって、前記ナットの外縁を越えて延伸した金属線によって構成された締付自動調整部を具備し、
前記緩締工具を装着することによって、前記締付自動調整部が押圧されて前記緩止コイル部が拡径するように、前記ナット上面に形成された緩止具係合部と、前記ナット係合部を介して、前記緩止具を前記ナットに係合させたことを特徴とする、緩み止め機能付きナット。 - 締付自動調整部は、ナット外縁近傍に屈曲機能部を有し、さらに、ナット外縁近傍からナット側面に沿って下方向に延伸した側面機能部を有することを特徴とする、請求項1に記載された緩み止め機能付きナット。
- 締付自動調整部は、緩止コイル部の下端からナット外縁近傍までナット上面と平行に延伸したものであることを特徴とする、請求項2に記載された緩み止め機能付きナット。
- 締付自動調整部の屈曲機能部は、金属線を一旦上方向に屈曲させ、直ちに下方向に屈曲させた、突起形状であることを特徴とする、請求項3に記載された緩み止め機能付きナット。
- 締付自動調整部は、緩止コイル部の下端からナット外縁近傍まで若干上方向となる傾斜を有して延伸したものであることを特徴とする、請求項2に記載された緩み止め機能付きナット。
- 締付自動調整部の側面機能部は、緩締コイル下端からナット外縁近傍まで若干上方向となる傾斜を有して延伸した金属線の端部から金属線を略垂直かつ若干外向きに下方向に延伸したものであり、緩締工具は装着によって前記機能部と当接し、前記側面機能部が弾性変形して、前記工具に装着可能であることを特徴とする、請求項5に記載された緩み止め機能付きナット。
- 緩止具係合部は、ナット係合部と嵌合可能であって、金属線材と略同じか若干細い円環状の細溝をナット上に刻んだものであることを特徴とする、請求項1〜6の何れか1項に記載された緩み止め機能付きナット。
- ナットは、六角ナットの一部を削り落したものであり、六角ナットに適合した緩締工具が使用し得るものであることを特徴とする、請求項2〜7の何れか1項に記載された緩み止め機能付きナット。
- 六角ナットの削り落した部分は、該六角ナットの一角を該六角ナットの中心軸に平行な平面に沿って切断したものであることを特徴とする、請求項8に記載された緩み止め機能付きナット。
- ナットと係合している緩止具の最大外径が、弾性変形させることにより、前記ナットを使用し得る緩締工具の内寸法よりも小さくなり得ることを特徴とする、請求項1〜9の何れか1項に記載された緩み止め機能付きナット。
- ナットと係合している緩止具の最大外径が、弾性変形させることにより、前記ナットと適合する「スパナ」の内寸法よりも小さくなり得ることを特徴とする、請求項10に記載された緩み止め機能付きナット。
- ナットと係合している緩止具の最大外径が、弾性変形させることにより、前記ナットと適合する「きく」の内寸法よりも小さくなり得ることを特徴とする、請求項10に記載された緩み止め機能付きナット。
- ナットと係合している緩止具の最大外径が、弾性変形させることにより、前記ナットと適合する「六角レンチ」の内寸法よりも小さくなり得ることを特徴とする、請求項10に記載された緩み止め機能付きナット。
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