JP2012036103A - 泡沫形成エアゾール組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した乳化状態の原液を容易に得ることができ、かつ高い起泡性を有する泡沫形成エアゾール組成物を提供すること。
【解決手段】泡沫形成エアゾール組成物は、油性成分10.0〜70.0質量%、水20.0〜85.0質量%、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルよりなる乳化用界面活性剤1.0〜10.0質量%および起泡剤0.2〜5.0質量%を含有してなる原液と、噴射剤とよりなることを特徴とし、原液において、油性成分の含有割合が40.0〜70.0質量%、水の含有割合が20.0〜55.0質量%であることが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、人体用として好適に用いられる泡沫形成エアゾール組成物に関する。
従来、人体に適用されるエアゾール組成物としては、有効成分などを含有する原液と、噴射剤とにより構成され、泡沫、ミストなどの形態の吐出物を形成するものが知られている。
人体用として用いられるエアゾール組成物の或る種のものは、有効成分として、エモリエント剤、具体的には例えば植物油、炭化水素油などの油性成分が用いられている(例えば、特許文献1参照)。このような油性成分を含有するエアゾール組成物において、その吐出物の形態を泡沫状としようとする場合には、通常、吐出物として泡沫を形成する泡沫形成エアゾール組成物が水を原液の主成分として含有してなるものであるため(例えば、特許文献2参照。)、油性成分を高い含有割合で含有させることによっては、十分な起泡性を得ると共に、原液において安定した乳化状態を得ることができない、という問題がある。
近年、泡沫形成エアゾール組成物としては、水を主成分とする原液に油性成分が高い含有割合で含有されてなるものが提案されているが(例えば、特許文献3参照。)、この特許文献3の泡沫形成エアゾール組成物においては、原液の調製に、混合手段としてホモミキサーなどの特定の撹拌機を用いることが必要とされるために調製工程が煩雑であり、また界面活性剤として用いられているカルバミン酸イヌリンとの関係から使用用途が制限されてしまう、という問題がある。また、泡沫形成エアゾール組成物として、原液の主成分を油性成分としたものが提案されているが(例えば特許文献4および特許文献5参照。)、このような油性成分を原液の主成分とする泡沫形成エアゾール組成物においても、例えば用いられている界面活性剤との関係から使用用途が限定される、あるいは原液を調製する際に加温することが必要とされるために調製工程が煩雑であるなどの問題がある。
特許第3161869号公報 特開2001−26526号公報 特開2009−286769号公報 特開2005−145903号公報 国際公開第03/035015号パンフレット
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その第1の目的は、安定した乳化状態の原液を容易に得ることができ、かつ高い起泡性を有する泡沫形成エアゾール組成物を提供することにある。
本発明の第2の目的は、原液中に水と共に、油性成分が高い割合で含有される場合においても、安定した乳化状態の原液を容易に得ることができ、かつ高い起泡性を有する泡沫形成エアゾール組成物を提供することにある。
本発明の泡沫形成エアゾール組成物は、油性成分10.0〜70.0質量%、水20.0〜85.0質量%、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルよりなる乳化用界面活性剤1.0〜10.0質量%および起泡剤0.2〜5.0質量%を含有してなる原液と、噴射剤とよりなることを特徴とする。
本発明の泡沫形成エアゾール組成物においては、原液において、油性成分の含有割合が40.0〜70.0質量%、水の含有割合が20.0〜55.0質量%であることが好ましい。
本発明の泡沫形成エアゾール組成物においては、前記乳化用界面活性剤を構成するポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルは、そのエチレンオキシドの付加モル数が5〜30のものであることが好ましい。
また、本発明の泡沫形成エアゾール組成物においては、前記乳化用界面活性剤を構成するポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルが、イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルであることが好ましい。
本発明の泡沫形成エアゾール組成物においては、前記起泡剤が起泡用界面活性剤よりなることが好ましい。
このような本発明の泡沫形成エアゾール組成物においては、前記乳化用界面活性剤を構成するポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルのHLB値と、前記起泡剤を構成する起泡用界面活性剤のHLB値との加重平均値が6〜15であることが好ましい。
本発明の泡沫形成エアゾール組成物においては、前記噴射剤が液化石油ガスよりなり、噴射剤と原液との合計100質量部に対する噴射剤の割合が5〜20質量部であることが好ましい。
本発明の泡沫形成エアゾール組成物は、人体用であることが好ましい。
また、このような本発明の泡沫形成エアゾール組成物においては、前記油性成分が、流動パラフィン、軽質イソパラフィン、ミリスチン酸イソプロピルおよびエチルヘキサン酸セチルから選ばれる少なくとも1種の液状油脂よりなることが好ましい。
本発明の泡沫形成エアゾール組成物によれば、原液に、水および油性成分と共に、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルよりなる乳化用界面活性剤および起泡剤が特定の割合で含有されることにより、安定した乳化状態の原液を容易に得ることができ、かつ高い起泡性が得られる。
また、本発明の泡沫形成エアゾール組成物によれば、原液にポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルよりなる乳化用界面活性剤および起泡剤が特定の割合で含有されることにより、原液中に、油性成分が高い割合で含有された場合においても、安定した乳化状態の原液を容易に得ることができ、かつ高い起泡性が得られる。
本発明の泡沫形成エアゾール組成物は、油性成分、水、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルよりなる乳化用界面活性剤および起泡剤が必須成分として含有されてなる原液と、噴射剤とにより構成されてなるものである。
以下において、本発明の泡沫形成エアゾール組成物を構成する成分について説明する。
<原液>
原液は、油性成分よりなる分散粒子が、水よりなる分散媒中に均一に分散状態とされている水中油型エマルションである。
(1)水
原液の必須成分である水としては、精製水あるいはイオン交換水が用いられる。
水の含有割合は、原液100質量%に対して20.0〜85.0質量%とされ、好ましくは20.0〜55.0質量%、特に好ましくは32.0〜47.0質量%である。
水の含有割合が過小である場合には、十分な起泡性が得られないことから形成される泡沫が泡沫安定性を有する良好なものとならず、また原液に安定な乳化状態が得られなくなる。
一方、水の含有割合が過大である場合には、組成物を構成すべき他の成分を所期の割合で含有させることができなくなる。
(2)油性成分
原液の必須成分である油性成分は、水に不溶性の物質であって常温において液状の成分であり、主として有効成分を構成し、適用が目的とされるものである。
ここに、油性成分は、必ずしも泡沫形成エアゾール組成物の用途との関係における有効成分でなくてもよく、例えば主たる有効成分に対する助剤、副次的な有効成分であってもよい。
油性成分としては、常温において液状の液状油脂が用いられ、液状油脂の具体例としては、例えばケロシン、軽油、ミネラルオイル、スクワラン、流動パラフィン、軽質イソパラフィン等の炭化水素油;シリコーンオイル;白樺油、ローズヒップオイル、ホホバ油、大風子油、ひまわり油、グレープシードオイル、アボカドオイル、ヘーゼルナッツオイル、山茶花油、ブロッコリーシードオイル、ババスオイル、バオバブオイル、巴豆油、オリーブ油、コーヒー豆油、ひまし油、糠油、パーム油、パーム核油、桐油、モモ核油、チェリー油、グランベリーシードオイル、ナンヨウアブラギリ油、ショートニング、サラダ油、白絞油、紫蘇油、ペカンナッツオイル、ピスタチオオイル、荏油、榧油、杏仁油、アケビ油、コーン油、烏臼油、マカダミアナッツオイル、亜麻仁油、ヤシ油、シーバクソン、綿実油、麻実油、葡萄油、けし油、からし油、椿油、小麦胚芽油、月見草油、ピーナッツオイル、パンプキンシードオイル、ローレルオイル、紅花油、アルガンオイル、メドウフォーム油、マルーラナッツオイル、ざくろ種油、ココナッツオイル、ニーム油、大豆油、キウイフルーツシードオイル、モンゴンゴオイル、胡桃油等の植物油脂;ラノリン、馬油、ミンクオイル、スクワレン等の動物性油脂;ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸エチルヘキシル、イソステアリン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸エチルヘキシル、リノール酸エチル、サリチル酸ブチルオクチル、エチルヘキサン酸セチル、オリーブ脂肪酸エチル(オレイン酸エチル)等の脂肪酸エステル;トリエチルヘキサノイン、モノカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、トリエチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル等の多価アルコール脂肪酸エステル;アジピン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジエチル等の多塩基酸エステルなどが挙げられる。
これらは、単独でもしくは2種以上を組み合わせて用いることができ、また人体用として用いることができる。
また、本発明の泡沫形成エアゾール組成物を人体用として用いる場合において、油性成分の好ましい具体例としては、流動パラフィン、軽質イソパラフィン、ミリスチン酸イソプロピルおよびエチルヘキサン酸セチルなどの液状油脂が挙げられる。
これらのうちでは、流動パラフィンが好ましい。
ここに、流動パラフィンとしては、「CARNATION」(島貿易社製)などとして市販されているものを好適に用いることができ、また、軽質イソパラフィンとしては、「パールリーム4」(日油社製)などとして市販されているものを好適に用いることができ、ミリスチン酸イソプロピルとしては、「NIKKOL IMP−EX」(日光ケミカルズ社製)などとして市販されているものを好適に用いることができ、エチルヘキサン酸セチルとしては、「NIKKOL CIO」(日光ケミカルズ社製)などとして市販されているものを好適に用いることができる。
油性成分の含有割合は、原液100質量%に対して10.0〜70.0質量%とされ、好ましくは40.0〜70.0質量%、特に好ましくは50.0〜66.0質量%である。
油性成分の含有割合が上記の範囲を満たすことにより、油性成分による有効な効果を十分に得ることができると共に、十分な起泡性を得ることができて、吐出物として良好な泡沫を形成することができ、また原液を安定した乳化状態を有するものとすることができる。また、特に人体用として適用する場合においては、油性成分に由来の効果、具体的には例えばエモリエント剤としての効果を得ることができると共に、ベタツキ感のない良好な使用感を得ることができる。
油性成分の含有割合が過大である場合には、十分な起泡性を得ることができず、しかも人体用として適用する場合においては、吐出物がベタツキ感を有するものとなって良好な使用感を得られなくなる。
一方、油性成分の含有割合が過小である場合には、油性成分に由来の効果を十分に得ることができない。
(3)乳化用界面活性剤
原液の必須成分である乳化用界面活性剤としては、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルを用いることが必要とされる。
この乳化用界面活性剤を構成するポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルは、乳化剤として作用するものである。
乳化用界面活性剤を構成するポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルは、エチレンオキシドの付加モル数が5〜30のものであることが好ましい。
ここに、本明細書中において、「付加モル数」とは、平均付加モル数を示す。
また、乳化用界面活性剤を構成するポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルは、その構造中における脂肪酸部位がイソステアリン酸である、イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルであることが好ましい。
乳化用界面活性剤を構成するポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルの好ましい具体例としては、エチレンオキシドの付加モル数が5〜30のトリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、エチレンオキシドの付加モル数が5〜30のモノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルおよびエチレンオキシドの付加モル数が5〜30のジイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルが挙げられ、これらのうちでは、エチレンオキシドの付加モル数が20のトリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル(トリイソステアリン酸ポリオキシエチレン(20)グリセリル)が特に好ましい。
これらのエチレンオキシドの付加モル数が5〜30のイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルは、その性状が液状のものであるため、極めて容易に水中油型エマルションよりなる原液を調製することができることから泡沫形成エアゾール組成物に製造容易性が得られることとなる。
ここに、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレン(20)グリセリルとしては、「NIKKOL TGI−20」(日光ケミカルズ社製)などとして市販されているものを好適に用いることができる。
また、乳化用界面活性剤を構成するポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルとしては、イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルの他、例えば構造中における脂肪酸部位がオレイン酸である、オレイン酸ポリオキシエチレングリセリル、構造中における脂肪酸部位がステアリン酸である、ステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルなどを用いることができる。
オレイン酸ポリオキシエチレングリセリルの具体例としては、エチレンオキシドの付加モル数が5の(オレイン酸ポリオキシエチレン(5)グリセリル)が挙げられ、また、ステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルの具体例としては、エチレンオキシドの付加モル数が5のモノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル(モノステアリン酸ポリオキシエチレン(5)グリセリル)が挙げられる。これらのポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル(具体的には、オレイン酸ポリオキシエチレン(5)グリセリルおよびモノステアリン酸ポリオキシエチレン(5)グリセリル)は、その性状が半固体状のものであるため、容易に水中油型エマルションよりなる原液を調製することができることから泡沫形成エアゾール組成物に製造容易性が得られることとなる。
乳化用界面活性剤を構成するポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルの含有割合は、原液100質量%に対して1.0〜10.0質量%とされ、好ましくは2.0〜6.0質量%であり、特に好ましくは3.0〜5.0質量%である。
ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルの原液における含有割合が過小である場合には、原液に安定な乳化状態が得られなくなる。
一方、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルの原液における含有割合が過大である場合には、人体用としての適用において、吐出物がベタツキ感を有するものとなって良好な使用感を得ることができなくなり、しかも、原液に十分に安定な乳化状態が得られなくなり、また原液が粘度の高いものとなることから形成される泡沫が良好なものとならなくなるおそれがある。
(4)起泡剤
原液の必須成分である起泡剤は、起泡用界面活性剤よりなるものであることが好ましい。

起泡用界面活性剤としては、HLB値が12〜19である界面活性剤が挙げられ、このHLB値が12〜19である界面活性剤としては、使用用途に応じ、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤および両性界面活性剤のいずれをも用いることができるが、使用用途が制限されることがなく、医薬部外品などにも適用することができて人体用として好適に用いることができることから、非イオン性界面活性剤を用いることが好ましい。
起泡剤を構成する起泡用界面活性剤の具体例としては、例えば、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステルおよびポリエチレングリコール脂肪酸エステル等の非イオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩等のアニオン性界面活性剤などが挙げられる。
これらのうちでは、使用用途および製造容易性の観点から、非イオン性界面活性剤であってその性状が液状であるポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルが好ましい。
起泡剤の含有割合は、原液100質量%に対して0.2〜5.0質量%とされ、好ましくは0.5〜4.0質量%、特に好ましくは1.0〜3.0質量%である。
起泡剤の原液における含有割合が過小である場合には、十分な起泡性を得ることができなくなり、また原液に安定な乳化状態が得られなくなる。
一方、起泡剤の原液における含有割合が過大である場合には、原液に安定な乳化状態が得られなくなり、人体用としての適用において、吐出物がベタツキ感を有するものとなって良好な使用感を得ることができなくなり、また、製造容易性が得られなくなるおそれがる。
本発明の泡沫形成エアゾール組成物において、起泡剤として起泡用界面活性剤が用いられる場合には、乳化用界面活性剤を構成するポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルのHLB値と、起泡剤を構成する起泡用界面活性剤のHLB値との加重平均値(以下、「原液HLB値」ともいう。)が6〜15であることが好ましく、7〜12であることが更に好ましい。
なお、この原液HLB値は、組成物の組成(例えば、構成成分の種類やその組合せなど)などによって異なるが、一般的に、油性成分を構成する液状油脂の種類に応じ、例えば、油脂成分として炭化水素油が用いられる場合においては10〜14であることが好ましく、油脂成分として植物油脂または動物性油脂が用いられる場合においては7〜9であることが好ましく、また、油脂成分として脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステルまたは多塩基酸エステルなどのエステル類が用いられる場合においては11〜13であることが好ましい。
原液HLB値が上記の範囲を満たすことにより、より確実に原液を安定した乳化状態を有するものとすることができる。
原液HLB値が過大である場合である場合には、原液に安定した乳化状態を得られなくなるおそれがあり、また親水性が過大となることにより、例えば人体用として適用する場合において、適用箇所から汗によって油性成分が流されてしまうなどの問題が生じるおそれがある。一方、原液HLB値が過小である場合には、原液に安定した乳化状態を得られなくなるおそれがあり、また親油性が過大となることにより、例えば人体用として適用する場合において、洗い流すことが困難となる等の問題が生じるおそれがある。
また、本発明の泡沫形成エアゾール組成物において、起泡剤として起泡用界面活性剤が用いられる場合には、原液を構成する界面活性剤の合計の含有割合、具体的には乳化用界面活性剤を構成するポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルと、起泡剤を構成する起泡用界面活性剤との含有割合の合計(原液における界面活性剤の含有割合)が3質量%以上であることが好ましく、3質量%以上であって15質量%以下であることが更に好ましい。
原液における界面活性剤の含有割合が3質量%未満である場合には、原液に十分に安定した乳化状態を得られなくなるおそれがある。また、原液における界面活性剤の含有割合が15質量%を超える場合には、製造コストが高くなり、また人体用としての適用において、吐出物がベタツキ感を有するものとなって良好な使用感を得ることができなくなるおそれがある。
本発明の泡沫形成エアゾール組成物を構成する原液には、当該組成物の使用目的や用途に応じて、種々の添加成分が含有されていてもよい。その具体例としては、例えば保湿剤、紫外線吸収剤、薬剤などの組成物の用途との関係における各種の有効成分、粘度調整剤、その他を挙げることができる。
以上の原液を構成する各必須成分は、必要に応じて加えられる添加成分と共に適宜の条件下において適宜の割合で混合されることにより原液が調製され、後述する噴射剤と共に噴射バルブを有する耐圧容器(エアゾール容器)内に充填されることにより、泡沫形成エアゾール製品とされる。
ここに、原液の調製は、例えばプロペラ撹拌機(例えば、ディスパー撹拌機、タービンミキサー、パドルミキサーなど)およびマグネチックスターラーなどを混合手段として用い、その系(混合系)の温度を常温(25℃)とする混合条件によって行うことができる。また、混合手段にとしては、調製すべき原液量(以下、「原液調製量」ともいう。)に応じて適宜のものが用いられ、具体的には、原液調製量が少量(10kg以下)である場合には、プロペラ撹拌機(卓上プロペラ撹拌機)およびマグネチックスターラーを好適に用いることができ、また、原液調製量が過大(100kg以上)である場合には、プロペラ撹拌機(ディスパー撹拌機、タービンミキサー、パドルミキサー)を好適に用いることができる。
<噴射剤>
噴射剤としては、液化ガスが用いられ、液化ガスとしては、液化石油ガス(LPG)を用いることが好ましい。
ここに、液化石油ガスとは、プロパン、ノルマルブタン、イソブタンおよびこれらの混合物であり、この液化石油ガスは、エアゾール容器から内容物を吐出させ、更にその吐出物中に含有されたものが吐出と同時に、またはその直後に吐出物中において気化し、それにより、吐出物としての泡沫を形成する。
噴射剤の含有割合は、原液との関係から、原液と噴射剤との合計100質量部に対して5〜20質量部であることが好ましく、更に好ましくは、6〜10質量部である。
噴射剤の含有割合が過小である場合には、吐出物を良好な泡沫状に噴射することができないおそれがある。
一方、噴射剤の含有割合が過大である場合には、吐出物を良好な泡沫状に噴射することができず、また噴射総量に対して噴出される原液の量が相対的に少なくなるために適用箇所に対する付着量が少なくなることにより、原液による有効な効果が得られなくなるおそれがある。
以上のような本発明の泡沫形成エアゾール組成物によれば、水と油性成分とを含有する原液に、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルよりなる乳化用界面活性剤および起泡剤が特定の含有割合で含有されることにより、原液を調製する際に、加温すること、あるいは混合手段としてホモミキサーなどの特定の撹拌機を用いることが必要とされることがなく、容易に乳化状態の原液を得ることができ、しかも得られる原液の乳化状態が長時間にわたって安定に保持される、乳化状態安定性の高いものとなると共に、高い起泡性を得ることができる。
また、本発明の泡沫形成エアゾール組成物においては、油性成分が高い割合で含有された場合においても、例えば原液に対してアルコール類などの他の成分を添加すること、あるいは界面活性剤の含有割合を大きくすることなどの必要がなく、容易に乳化状態の原液を得ることができ、しかも優れた乳化状態安定性および起泡性を得ることができる。
更に、本発明の泡沫形成エアゾール組成物においては、原液の必須成分が水と油性成分と乳化用界面活性剤と起泡剤のみであることから、その調製が容易であり、必要に応じて添加される添加成分として用いることのできる物質およびその添加量の選択性が大きくなるという利点があり、また、特に人体用として適用する場合においては、アルコール類を添加することなく高い割合で油性成分を含有させることができるため、例えばアルコール感受性の強い肌に対しても好適に使用することができる、あるいは多価アルコール類が含有されることに起因して生じるベタツキ感のない良好な使用感を得ることができる。
また、本発明の泡沫形成エアゾール組成物においては、原液の乳化状態が安定したものであるため、原液を調製した直後にエアゾール容器に充填する必要がなくなることから、エアゾール製品の製造上、有利であると共に、泡沫形成エアゾール組成物自体も安定性を有するものとなり、その吐出物が常に良好な泡沫状であって均一の組成を有するものとなる。そして、本発明の泡沫エアゾール組成物をエアゾール容器内に充填してなる泡沫エアゾール製品においては、本発明の泡沫エアゾール組成物が安定性を有するものであることから、泡沫エアゾール製品を振盪せずに使用した場合であっても、例えば吐出物を良好な泡沫状のものとすることができない、あるいは噴射剤のみが吐出され、そのことに起因して噴射剤不足による噴射不良が発生するなどの問題の発生を抑制することができる可能性がある。
以上のような本発明の泡沫形成エアゾール組成物は、乳化用界面活性剤としてのポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルとの関係において使用用途が制限されることがなく、起泡剤を選択的に用いることによって医薬部外品などにも適用することができて人体用として好適に用いることができ、人体用に適用した場合には、油性成分に由来の効果、具体的には例えばエモリエント剤としての効果を得ることができると共に、ベタツキ感ない良好な使用感を得ることができることから、例えば主として保湿剤、その他マッサージング剤、クレンジング剤、日焼け用オイル、日焼け止めオイル、ヘアトリートメント剤、ボディー用オイル、ベビーオイル、入浴剤、シェービング剤、パック剤、ヘアパック剤、ハンドローションなどとして用いることができる。
ここに、本発明の泡沫形成エアゾール組成物においては、その用途に応じ、油性成分として適宜の液状油脂が用いられるが、例えば、クレンジング剤として用いる場合においては、油性成分として流動パラフィンを用いることが好ましく、またヘアトリートメント剤として用いる場合においては、油性成分として軽質イソパラフィを用いることが好ましい。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
〔実施例1〜11および比較例1〜7〕
混合手段として、プロペラ撹拌機を用い、表1に示す配合成分および配合比率に従って各成分を、常温(25℃)の温度条件で混合することによって原液を調製した。そして、得られた原液94質量部と、液化石油ガスよりなる噴射剤6質量部との合計60gを、容積100mlの透明な耐圧容器(エアゾール容器)内に充填することによってエアゾール組成物を調製してエアゾール製品を作製した。
ここに、比較例1は、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルよりなる乳化用界面活性剤の含有割合が過小である場合の例であり、比較例2は、油性成分の含有割合が過大であって水の含有割合が過小である場合の例であり、比較例3は、起泡剤の含有割合が過小である場合の例であり、比較例4、比較例6および比較例7は、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルよりなる乳化用界面活性剤が用いられていない場合の例であり、比較例5は、起泡剤が用いられていない場合の例である。
〔実施例12〜27〕
プロペラ撹拌機を用い、表2に示す配合成分および配合比率に従って各成分を、常温(25℃)の温度条件で混合することによって原液を調製した。そして、得られた原液94質量部と、液化石油ガスよりなる噴射剤6質量部との合計60gを、容積100mlの透明な耐圧容器(エアゾール容器)内に充填することによってエアゾール組成物を調製してエアゾール製品を作製した。
<エアゾール組成物の評価試験>
上記の実施例1〜27および比較例1〜7により調製されたエアゾール組成物の各々について、下記の評価方法により原液の乳化状態安定性、エアゾール組成物の安定性および起泡性の評価を行った。結果を表1および表2に示す。
〔原液の乳化状態安定性評価〕
容量50mlのメスシリンダーに、調製直後の原液を50ml入れて温度45℃の環境下に静置し、目視にて観察することにより、水相と油相に分離する相分離現象の有無を確認した。そして、24時間以内に原液に相分離現象が生じたことが確認された場合には、原液の乳化状態が安定していないとして「×」と評価し、更に、24時間経過後において原液に相分離現象が生じていないことが確認された場合においては、24時間経過後であって36時間以内に原液に相分離現象が生じたことが確認された場合には「A」、36時間経過後であって48時間以内に原液に相分離現象が生じたことが確認された場合には「B」、48時間経過後であって60時間以内に原液に相分離現象が生じたことが確認された場合には「C」、60時間経過後であって72時間以内に原液に相分離現象が生じたことが確認された場合には「D」、72時間経過後において原液に相分離現象が生じていないことが確認された場合には「E」と評価した。
〔エアゾール組成物の安定性評価〕
作製したエアゾール製品を温度45℃の環境下に静置し、目視にて観察することにより、エアゾール容器内において水相と油相に分離する相分離現象の有無を確認した。そして、24時間以内に原液に相分離現象が生じたことが確認された場合には、エアゾール組成物が安定性を有するものではないとして「×」と評価し、更に、24時間経過後において原液に相分離現象が生じていないことが確認された場合においては、24時間経過後であって36時間以内に原液に相分離現象が生じたことが確認された場合には「A」、36時間経過後であって48時間以内に原液に相分離現象が生じたことが確認された場合には「B」、48時間経過後であって60時間以内に原液に相分離現象が生じたことが確認された場合には「C」、60時間経過後であって72時間以内に原液に相分離現象が生じたことが確認された場合には「D」、72時間経過後において原液に相分離現象が生じていないことが確認された場合には「E」と評価した。
〔起泡性の評価〕
容量200mlのビーカー内に、その底部に向かってエアゾール製品の内容物10gを噴射させることによって吐出物を得、この噴射直後における吐出物の高さ(t1)を測定して静置し、噴射してから1時間経過後の吐出物の高さ(t2)を測定した。そして、噴射直後および1時間経過後の吐出物の高さの比(t1/t2)を算出し、その値が10以上である場合を良好な起泡性があると評価した。
ここに、吐出物として泡沫が形成される場合においては、吐出物の高さの比(t1/t2)は、起泡倍数を示し、(t1)が噴射直後の泡沫状の吐出物の高さであって、(t2)が泡沫状の吐出物が消泡状態となった場合の高さである。なお、実施例1〜24および比較例1〜7に係るエアゾール組成物の吐出物は、泡沫状のものであり、噴射してから1時間経過後には消泡状態となった。
表1および後述の表2中において、流動パラフィンとは「CARNATION」(島貿易社製)、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル(1)とは「NIKKOL TGI−20」(日光ケミカルズ社製)、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルとは「NIKKOL TO−10V」(日光ケミカルズ社製)、ポリグリセリン脂肪酸エステルとは「NIKKOL Decaglyn 3−OV」(日光ケミカルズ社製)およびグリセリン脂肪酸エステルとしては「NIKKOL MGS−BSEV」(日光ケミカルズ社製)を示す。
なお、表1および後述の表2中において、「原液HLB値」とは、原液中に含有されている界面活性剤のHLB値であり、複数種類の界面活性剤が含有されてなる場合においては、それらの加重平均値であって実施例1〜27に係るエアゾール組成物においては、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルよりなる乳化用界面活性剤のHLB値と、起泡剤を構成する起泡用界面活性剤のHLB値との加重平均値を示す。
表2中において、水添ポリイソブテン(軽質イソパラフィン)とは「パールリーム4」(日油社製)、ミリスチン酸イソプロピルとは「NIKKOL IPM−EX」(日光ケミカルズ社製)、エチルヘキサン酸セチルとは「NIKKOL CIO」(日光ケミカルズ社製)、オリーブ油としては「NIKKOL オリーブ油」(日光ケミカルズ社製)、ホホバ油としては「NIKKOL ホホバ油」(日光ケミカルズ社製)、ジカプリル酸プロピレングリコールとしては「NIKKOL Sefsol−228」(日光ケミカルズ社製)、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルとしては「NIKKOL トリエスター F−810」(日光ケミカルズ社製)、アジピン酸ジイソプロピルとしては「NIKKOL DID」(日光ケミカルズ社製)、シリコーンオイルとは「SH200C−5cs」(東レ・ダウコーニング社製)、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル(2)とは「NIKKOL TMGS−5V」(日光ケミカルズ社製)、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル(3)とは「NIKKOL TMGO−5」(日光ケミカルズ社製)、ポリオキシエチレンアルキルエーテルとは「NIKKOL BC−20」(日光ケミカルズ社製;HLB値17)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油とは「NIKKOL HCO−60」(日光ケミカルズ社製;HLB値14)、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステルとは、「NIKKOL GO−460V」(日光ケミカルズ社製;HLB値14)、ポリエチレングリコール脂肪酸エステルとは「NIKKOL MYS−25V」(日光ケミカルズ社製;HLB値15)、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩とは「NIKKOL DOP−8NV」(日光ケミカルズ社製;HLB値12.5)を示す。
表1および表2の結果から明らかなように、実施例1〜27に係るエアゾール組成物は、長時間にわたって安定した乳化状態の原液を得ることができ、かつ高い起泡性を有するものであることが確認され、またエアゾール組成物自体の安定性も優れたものであることが確認された。そして、実施例1〜9、11および14〜27に係るエアゾール組成物においては、乳化用界面活性剤を構成するポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルとしてイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルが用いられており、かつ原液中における界面活性剤の含有割合が3質量%以上であることから、72時間以上の長い時間にわたって安定した乳化状態が得られることが確認された。
更に、実施例1〜27に係るエアゾール組成物は、安定した乳化状態の原液を、加温すること、および混合手段としてホモミキサーなどの特定の撹拌機を用いることなく容易に調製することができることが確認された。
一方、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルよりなる乳化用界面活性剤が含有されていない比較例4、比較例6および比較例7に係る組エアゾール組成物と、乳化用界面活性剤の含有割合が過小である比較例1に係るエアゾール組成物においては、特に比較例6および比較例7に係るエアゾール組成物は2種類の界面活性剤が含有されてなるものであるが、原液に安定な乳化状態が得られず、またエアゾール組成物自体にも安定性が得られなかった。
また、油性成分の含有割合が過大であって水の含有割合が過小である比較例2のエアゾール組成物においては、原液における乳化状態の安定性およびエアゾール組成物自体の安定性が得られず、しかも十分な起泡性も得られなかった。
また、起泡剤の含有割合が過小である比較例3に係るエアゾール組成物においては、十分な起泡性が得られず、しかも原液における乳化状態の安定性およびエアゾール組成物自体の安定性も得られなかった。

Claims (9)

  1. 油性成分10.0〜70.0質量%、水20.0〜85.0質量%、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルよりなる乳化用界面活性剤1.0〜10.0質量%および起泡剤0.2〜5.0質量%を含有してなる原液と、噴射剤とよりなることを特徴とする泡沫形成エアゾール組成物。
  2. 原液において、油性成分の含有割合が40.0〜70.0質量%、水の含有割合が20.0〜55.0質量%であることを特徴とする請求項1に記載の泡沫形成エアゾール組成物。
  3. 前記乳化用界面活性剤を構成するポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルは、そのエチレンオキシドの付加モル数が5〜30のものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の泡沫形成エアゾール組成物。
  4. 前記乳化用界面活性剤を構成するポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルが、イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の泡沫形成エアゾール組成物。
  5. 前記起泡剤が起泡用界面活性剤よりなることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の泡沫形成エアゾール組成物。
  6. 前記乳化用界面活性剤を構成するポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルのHLB値と、前記起泡剤を構成する起泡用界面活性剤のHLB値との加重平均値が6〜15であることを特徴とする請求項5に記載の泡沫形成エアゾール組成物。
  7. 前記噴射剤が液化石油ガスよりなり、噴射剤と原液との合計100質量部に対する噴射剤の割合が5〜20質量部であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の泡沫形成エアゾール組成物。
  8. 人体用であることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の泡沫形成エアゾール組成物。
  9. 前記油性成分が、流動パラフィン、軽質イソパラフィン、ミリスチン酸イソプロピルおよびエチルヘキサン酸セチルから選ばれる少なくとも1種の液状油脂よりなることを特徴とする請求項8に記載の泡沫形成エアゾール組成物。
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