JP2012033687A - コーナーセンサ用面実装トランス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の鍔13と第2の鍔15の間に巻軸11を有するドラムコア1と、第2の鍔の底面に固定され、巻線端末を接続する絡げ部31と外部端子32を形成する複数の金属端子3と、前記ドラムコアを収納し、外周にネジ部61を具えたキャップコア5と、前記キャップコアを収納し、前記キャップコアの前記ネジ部に螺合する内ネジ部を具えた金属製のシールドケース6からなるコーナーセンサ用面実装トランスにおいて、前記ドラムコアは前記第1の鍔と前記第2の鍔の間に第3の鍔14を具え、前記第1の鍔と前記第3の鍔の間の巻軸に複数のコイルを巻回し、前記ドラムコアと前記コイルと前記金属端子の一部を除く外周を外装樹脂4で覆う。
【選択図】図1
Description
トランスT1の一次側コイルL1は、一方の端子を抵抗R1を介して電源Vccに接続され、コイルL1の一方の端子と接地GNDとの間にコンデンサC1が接続されている。
一次側コイルL1の他方の端子は、2つのnpnトランジスタがダーリントン接続されたトランジスタQ1の主電流路を介して接地GNDに接続されている。トランジスタQ1のベースは抵抗R2を介して信号源Vinに接続されている。
トランスT1の二次側コイルL2の一方の端子は接地GNDに接続され、二次側コイルL2の他方の端子と接地GND間に、コンデンサC2、抵抗R3、圧電素子X1が接続されている。
コイルL2と圧電素子X1の接続点は、増幅器OPの入力に接続され、増幅器OPの出力は検出回路101に接続される。
金属からなるシールドケース60は、フェライトからなるキャップコア90を内包し、さらにキャップコア90がドラムコア80を内包するように基台40に固定される。
本発明は、ポッティング耐性が強く、外部妨害磁束の影響の少ないコーナーセンサ用面実装トランスを提供することを目的とする。
第1の鍔と第2の鍔の間に巻軸を有するドラムコアと、
第2の鍔の底面に固定され、巻線端末を接続する絡げ部と外部端子を形成する複数の金属端子と、
前記ドラムコアを収納し、外周にネジ部を具えたキャップコアと、
前記キャップコアを収納し、前記キャップコアの前記ネジ部に螺合するネジ部を具えた金属製のシールドケース
からなるコーナーセンサ用面実装トランスにおいて、
前記ドラムコアは前記第1の鍔と前記第2の鍔の間に第3の鍔を具え、
前記第1の鍔と前記第3の鍔の間の巻軸に複数のコイルを巻回し、
前記ドラムコアと前記コイルと前記金属端子の一部を除く外周を外装樹脂で覆った
ことを特徴とする。
図1は、本発明のコーナーセンサ用面実装トランスの断面図を示す。図1に示すように、本発明のコーナーセンサ用面実装トランスは、フェライトからなるドラムコア1とキャップコア5、複数の金属端子3、絶縁被覆された導体からなる一次巻線21と二次巻線22、絶縁性の樹脂からなる外装樹脂4、金属製のシールドケース6からなる。
金属端子3は絡げ部31と外部端子部32を有し、第2の鍔15の下面に複数配置される。
一次巻線21は一方の端末部を金属端子3の絡げ部31に絡げてから、第1の鍔13と第3の鍔14の間の巻軸11に巻線し、他方の端末部を別の金属端子3の絡げ部31に絡げる。同様に、二次巻線22は一方の端末部をさらに別の金属端子3の絡げ部31に絡げてから、一次巻線21の上に二次巻線22を巻線し、他方の端末部をさらにさらに別の金属端子3の絡げ部31に絡げる。
外装樹脂4から突出した外部端子部32は外装樹脂4の側面に沿って下方に折り曲げられて、さらに底面に折り曲げられて、平行な面接続部33が形成される。
シールドケース6は、対向する両側面にネジ部61を設け、前記ネジ部61に螺合するネジ部51を外周面に有するキャップコア5を内包する。
図2は本発明のコーナーセンサ用面実装トランスにショートリングを追加した場合の別の実施例を示す。
このショートリング25により外部妨害磁束がトランス内部に侵入しにくくなり、外部妨害磁束の影響をさらに低減することができる。
従来のコーナーセンサ用面実装トランスでは、図3(a)に示すように、ドラムコア80の下面からの外部妨害磁束Lは、第2の鍔85、巻軸81、第1の鍔83、キャップコア底部92を通過する(図中Mで示す)。
第2の鍔15、巻軸11、第1の鍔13とキャップコア底部52を通過する磁束N0と、
第2の鍔15、第2の鍔15と第3の鍔14と間の巻軸11、第3の鍔14、キャップコア外壁53、キャップコア底部52を通過する磁束N1に分かれる。
図4は、連続したリードフレームの一部分を示す平面図を示す。金属端子3は、6つの外部端子3a〜3fと6つの絡げ部31a〜31fがリードフレーム300に連結された状態で形成されている。
図4に示すように、それぞれの金属端子3a〜3fは、絡げ部31a〜31fと外部端子部32a〜32fを有する。ドラムコアは、図中点線で示した所定の位置に接着される。図中一点鎖線で示した位置で金属端子3a〜3fがフレーム300から切り離された後に、絡げ部31a〜31fに巻線の端末が絡げられ、絡げ部と巻線の端末部が電気的に接続される。
感度の測定方法は図5に示すように、二次巻線L2に並列に共振コンデンサC2と負荷抵抗R4=10[kΩ]を接続し、二次巻線L2の一方と一次巻線L1の一方を接地し、一次巻線L1の他方を開放した回路に、ホルムヘルツコイルで交番磁界を印加して測定した。一次巻線L1と二次巻線L2の巻き数比は1:5であり、二次巻線のインダクタンス値が0.84[mH]になるようにキャップコアの位置を調整し、共振周波数が66.7[kHz]になるように共振コンデンサを調整した。
なお、実装面において所定のY軸方向と直交する方向をX軸方向とし、実装面においてX軸方向と直交し、金属端子の外部端子部が対向する方向をY軸方向とし、X軸とY軸に直交する方向(基板の上下方向)をZ軸方向とする。表において値が大きいほど外部妨害磁束に対して弱い。
11、81 巻軸
13、83 第1の鍔
15、85 第2の鍔
14 第3の鍔
21、23 一次巻線
22、24 二次巻線
25 ショートリング
3、3a〜3f、30 金属端子
31、31a〜31f、36 絡げ部
32、32a〜32d、37 外部端子部
33、38 面接続部
40 基台
4 外装樹脂
5、90 キャップコア
51、91、61、62 ネジ部
52、92 キャップコア底部
53 キャップコア外壁
6、60 シールドケース
300 リードフレーム
400 金型
Claims (3)
- 第1の鍔と第2の鍔の間に巻軸を有するドラムコアと、
第2の鍔の底面に固定され、巻線端末を接続する絡げ部と外部端子を形成する複数の金属端子と、
前記ドラムコアを収納し、外周にネジ部を具えたキャップコアと、
前記キャップコアを収納し、前記キャップコアの前記ネジ部に螺合するネジ部を具えた金属製のシールドケース
からなるコーナーセンサ用面実装トランスにおいて、
前記ドラムコアは前記第1の鍔と前記第2の鍔の間に第3の鍔を具え、
前記第1の鍔と前記第3の鍔の間の巻軸に複数のコイルを巻回し、
前記ドラムコアと前記コイルと前記金属端子の一部を除く外周を外装樹脂で覆ったことを特徴とする
コーナーセンサ用面実装トランス。 - 前記第2の鍔と前記第3の鍔の間にショートリングを具えたことを特徴とする、請求項1記載のコーナーセンサ用面実装トランス。
- 前記キャップコアは前記第1の鍔と第2の鍔の間を内包することを特徴とする請求項1乃至2記載のコーナーセンサ用面実装トランス。
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