以下図面に基づいて、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)本発明の情報処理装置について
図1において、1は全体として情報処理システムを示し、この情報処理システム1は、ユーザが利用する情報処理装置2と、複数のコンテンツ提供サーバ3a,3b…とがインターネット4を介して接続され、チャンネル設定提供サーバ5とチャンネル種類定義提供サーバ6とがインターネット4を介して当該情報処理装置2に接続された構成を有する。
情報処理装置2は、例えば一般的なコンピュータと同じ構成を有しており、この場合、コントローラ8と、装置本体9と、モニタ10とから構成されている。情報処理装置2は、コントローラ8からの操作命令を装置本体9で受信し、当該操作命令に応じて装置本体9がモニタ10の表示部11に動画像やブログ本文等種々のコンテンツが表示され得る。これに加えて、この情報処理装置2は、チャンネル設定提供サーバ5から受信したチャンネル設定一覧データと、チャンネル種類定義提供サーバ6から受信したチャンネル種類定義データとに基づいてチャンネル設定処理(後述する)が実行され、チャンネルアイコンや操作ボタン画像(後述する)が予め生成されている。情報処理装置2は、表示部11に表示されたチャンネルアイコンや操作ボタン画像がコントローラ8を介してユーザにより選択決定されることで、ユーザ所望の処理を簡単に実行し得るようになされている。
具体的にこの情報処理装置2では、図2に示すような独自に生成したチャンネル表示画面20をモニタ10の表示部11に表示し得るように構成されている。ここで、チャンネル表示画面20には、種々の情報が表示される情報表示領域21と、複数のチャンネルアイコン22a〜22gが羅列表示されたチャンネル表示領域23と、各チャンネルアイコン22a〜22gに対応付けられ、仮選択されているチャンネルアイコン22dのタグデータ24が羅列表示されるタグデータ出力領域25とから構成されている。タグデータ出力領域25には、複数のタグデータ24がテロップとして表示され、例えば一方の端部から他方の端部に向かってタグデータ24が一列に並んで所定の速さで移動し、全てのタグデータ24が表示され得るようになされている。
この実施の形態の場合、チャンネル表示領域23には、複数種類のチャンネル(後述する)のうち、所定数(この場合、7個)のチャンネルがチャンネルアイコン22a〜22gとして一列に並んで表示され、そのうち中央位置に配置されるチャンネルアイコン22dを仮選択されたチャンネルアイコン(以下、単に仮選択チャンネルアイコンと呼ぶ)27として他のチャンネルアイコン22a〜22c,22e〜22gよりも一回り大きくし目立たせて表示させ得る。これらチャンネルアイコン22a〜22gは、コントローラ8からの操作命令に応じてチャンネル表示領域23内を左右方向に移動し、中央位置に配置されることで仮選択チャンネルアイコン27となり得る。
例えば、図2に示すようなチャンネル表示画面20では、「孫の動画」と表示されたチャンネルアイコン22aと、「娘写真」と表示されたチャンネルアイコン22bと、「将棋動画」と表示されたチャンネルアイコン22cと、「サッカー動画」と表示されたチャンネルアイコン22dと、「孫ブログ」と表示されたチャンネルアイコン22eと、「家族旅行写真」と表示されたチャンネルアイコン22fと、「今日ニュース」と表示されたチャンネルアイコン22gとがチャンネル表示領域23に表示され、そのうち「サッカー動画」のチャンネルアイコン22dが仮選択チャンネルアイコン27として他のチャンネルアイコン22a〜22c,22e〜22gよりも一回り大きく表示されている。
因みに、この実施の形態の場合、情報表示領域21には、仮選択チャンネルアイコン27とされたチャンネルアイコン22a〜22gのプレビュー画面が情報表示領域21に表示され得る。プレビュー画面は、各チャンネルアイコン22a〜22g毎にそれぞれ予め設定されており、チャンネルアイコン22a〜22gにより実行できる内容をユーザに対し視覚を介して直感的に把握させ得るようになされている。
ここで、チャンネルは、一般的なメニューに相当する選択項目であり、情報処理装置2が実行可能な機能に応じて複数種類が存在し、チャンネルアイコン22a〜22gとしてチャンネル表示領域23に表示し得るようになされている。情報処理装置2は、表示部11に表示された仮選択チャンネルアイコン27に対して、コントロール8を介して決定する操作命令が与えられると、当該仮選択チャンネルアイコン27として表されたチャンネルに対応した処理を実行し得るようになされている。
例えば「サッカー動画」のチャンネルアイコン22dに対応したチャンネルには、所定のコンテンツ提供サーバ3aが運営する検索サイト内で、検索語入力領域に検索語として「サッカー」を入力した結果得られる最新の「サッカー」に関する動画像のWebページデータを取得するためのURL(Uniform Resource Locator)が予め対応付けられている。
これにより、情報処理装置2では、表示部11に表示された「サッカー動画」の仮選択チャンネルアイコン27を選択決定するだけで、所定のコンテンツ提供サーバ3aが運営する検索サイトにアクセス先情報としてのURLに基づいてアクセスし、当該検索サイト内において最新の「サッカー」に関連した動画像を自動的に取得し、これを表示部11に表示し得るようになされている。
かくして、この情報処理装置2では、所定のコンテンツ提供サーバ3aにインターネット4を介してアクセスするためユーザが本来行うURLの入力作業や、当該コンテンツ提供サーバ3aが運営する検索サイトにおいてユーザが検索語入力領域に「サッカー」という検索語を入力する作業、さらには「サッカー」に関連する動画像のうち新しくアップされた順に動画像を並べ直して最新の動画像を表示変更させる表示変更作業を、ユーザ自身に行わせることなく、これら一連の処理作業を自動的に実行した結果である「サッカー」に関連した最新の動画像を表示部11に表示させることができる。
このように、情報処理装置2では、情報リテラシの低い高齢者等のユーザでも、表示部11に表示された「サッカー動画」の仮選択チャンネルアイコン27を単に選択決定しさえすれば、URLの入力作業や表示変更作業等の複雑な操作を行わずに、所望の動画像を簡単に取得し得るようになされている。
なお、図2に示す「孫の動画」のチャンネルアイコン22aに対応付けられたチャンネルには、所定のコンテンツ提供サーバ3aが運営するサイトにアクセスし、「孫の動画」に関する動画像のWebページデータを取得するためのURLと、サイト内へログインするためのログインID及びパスワードと、「孫の動画」の動画像を特定するリストIDとが予め対応付けられている。
これにより、情報処理装置2では、表示部11に表示された「孫の動画」の仮選択チャンネルアイコン27を選択決定するだけで、所定のコンテンツ提供サーバ3aが運営するサイトにアクセス先情報としてのURLに基づいて自動的にアクセスし、ログインID及びパスワードによりサイト内へログインして、リストIDを基に当該サイト内における「孫の動画」の動画像を取得し、これを表示部11に表示し得るようになされている。
また、「娘写真」のチャンネルアイコン22bや「家族旅行写真」のチャンネルアイコン22fに対応付けられたチャンネルには、所定のコンテンツ提供サーバ3bが運営するサイトにアクセスし、「娘写真」や「家族旅行写真」に関する静止画像のWebページデータを取得するためのURLと、サイト内へログインするためのログインID及びパスワードと、所定の静止画像を特定するためのリストIDとが予め対応付けられている。
これにより、情報処理装置2では、表示部11に表示された「娘写真」又は「家族旅行写真」の仮選択チャンネルアイコン27を選択決定するだけで、所定のコンテンツ提供サーバ3aが運営するサイトにアクセス先情報としてのURLに基づいて自動的にアクセスし、ログインID及びパスワードによりサイト内へログインして、リストIDを基に当該サイト内における「娘写真」又は「家族旅行写真」の静止画像を取得し、これを表示部11に表示し得るようになされている。
また、「将棋動画」のチャンネルアイコン22cに対応付けられたチャンネルには、所定のコンテンツ提供サーバ3aが運営する検索サイト内で、検索語入力領域に検索語として「将棋動画」を入力した結果得られる最新の「将棋動画」に関する動画像のWebページデータを取得するためのURLが予め対応付けられている。
これにより、情報処理装置2では、表示部11に表示された「将棋動画」の仮選択チャンネルアイコン27を選択決定するだけで、所定のコンテンツ提供サーバ3aが運営する検索サイトにアクセス先情報としてのURLに基づいてアクセスし、当該検索サイト内において最新の「将棋動画」に関連した動画像を自動的に取得し、これを表示部11に表示し得るようになされている。
また、「孫ブログ」のチャンネルアイコン22eに対応付けられたチャンネルには、所定のコンテンツ提供サーバ3bが運営するブログサイトにアクセスし、「孫ブログ」に関する静止画像のWebページデータを取得するためのURLと、ブログサイト内へログインするためのログインID及びパスワードと、ブログサイト内で「孫ブログ」を特定するためのリストIDとが予め対応付けられている。
これにより、情報処理装置2では、表示部11に表示された「孫ブログ」の仮選択チャンネルアイコン27を選択決定するだけで、所定のコンテンツ提供サーバ3aが運営するブログサイトにアクセス先情報としてのURLに基づいて自動的にアクセスし、ログインID及びパスワードによりブログサイト内へログインして、リストIDを基に当該ブログサイト内における「孫ブログ」のブログ本文を取得し、これを表示部11に表示し得るようになされている。
また、「今日ニュース」のチャンネルアイコン22gに対応付けられたチャンネルには、所定のコンテンツ提供サーバ3bが運営するサイトにアクセスし、Webページ内のニュース欄の最新ニュースを取得するためのURLが予め対応付けられている。
これにより、情報処理装置2では、表示部11に表示された「今日ニュース」の仮選択チャンネルアイコン27を選択決定するだけで、所定のコンテンツ提供サーバ3bが運営するサイトのニュース欄のうち最新のニュースをアクセス先情報としてのURLに基づいて自動的に取得し、これを表示部11に表示し得るようになされている。
このように、情報処理装置2では、情報リテラシの低い高齢者等のユーザでも、表示部11において、実行内容が表示されたチャンネルアイコン22a〜22gを基に自己が行いたい内容を簡単に検索でき、またチャンネルアイコン22a〜22gを単に選択決定しさえすれば、ユーザに対してURLの入力作業や検索語の入力作業、ログインID及びパスワードの入力作業等の複雑な操作を行わせることなく、所望のコンテンツを簡単に取得し得るようになされている。
次に、チャンネル表示画面20において例えば「サッカー動画」のチャンネルアイコン22dが、コントローラ8からの操作命令に基づいて仮選択チャンネルアイコン27として選択され決定されたときには、図3に示すような「サッカー動画」の動画像に対して各種操作命令を与えることができる動画表示画面30が表示部11に表示される。
ところで、本発明の情報処理装置2以外の通常のコンピュータが、例えばコンテンツ提供サーバ3a,3b…が生成したWebページデータをインターネットを介して受信した場合には、当該Webページデータに基づいて、各コンテンツ提供サーバ3a,3b…がそれぞれ独自に取り決めた表示形態のWebページ100(図12)がそのまま表示部に表示されだけである。このように従来のコンピュータでは、図12に示したように、コンテンツ提供サーバ3a,3b…がそれぞれ決めた表示形態で表されたWebページ100だけが表示部に表示されることから、当該Webページ100内に表示された各種記号の意味を予め認識していない情報リテラシの低い高齢者等のユーザにとって、どの領域がボタンとして機能するのか、或いはどの記号ボタンでどのような操作を行えるかが全く不明であり、動画再生等の基本的な操作でさえ手間がかかる場合がある。
これに対して本発明による情報処理装置2では、図12に示したようなWebページ100だけが表示されることなく、図3に示すように、操作ボタン表示領域32を有する動画表示画面30を表示部11に表示させ得る。すなわち、この情報処理装置2では、情報リテラシの低い高齢者等のユーザでも動画再生等の各種操作の仕方が瞬時に把握できる操作ボタン表示領域32を有する独自の表示形態でなる動画表示画面30に、Webページを表示し得るようになされている。
実際上、コンテンツ表示画面としての動画表示画面30には、Webページ100をそのまま表示させる動画再生領域31と、操作ボタン表示領域32とを有する。ここで、操作ボタン表示領域32には、例えば再生停止ボタン画像35、早送りボタン画像36、巻き戻しボタン画像37、次ボタン画像38、前ボタン画像39及び先頭再生ボタン画像40(以下、これらをまとめて単に操作ボタン画像とも呼ぶ)が表示されており、これら再生停止ボタン画像35、早送りボタン画像36、巻き戻しボタン画像37、次ボタン画像38、前ボタン画像39及び先頭再生ボタン画像40毎に、情報リテラシの低い高齢者等のユーザでも動画再生等の操作の仕方が瞬時に把握できるよう、動画像への操作命令内容がそれぞれ具体的に文字で表記されている。
例えば「サッカー動画」のチャンネルアイコン22dが選択決定され、所定のコンテンツ提供サーバ3aの検索サイト内にある「サッカー動画」に関連する最新の動画像が表示部11に表示された場合には、動画像を動画再生及び再生停止するための「再生/停止」の文字が表記された再生停止ボタン画像35が表示される。
また、この動画表示画面30には、動画再生を巻き戻し及び早送りするためにWebページ100で表示されるインジゲータ105及び表示子106と同じ機能を備え、「早送り」の文字が表記された早送りボタン画像36や、「巻き戻し」の文字が表記された巻き戻しボタン画像37が表示される。
さらに、この動画表示画面30には、動画再生領域31に現在表示されている「サッカー動画」の次にアップされた「サッカー動画」を動画再生領域31に表示させることを示す「次の動画」の文字が表記された次ボタン画像38と、動画再生領域31に現在表示されている「サッカー動画」の前にアップされた「サッカー動画」を動画再生領域31に表示させることを示す「前の動画」の文字が表記された前ボタン画像39と、動画再生領域31に現在表示されている「サッカー動画」を最初から再生させることを示す「最初から再生」の文字が表記された先頭再生ボタン画像40が表示され得る。
このように、情報処理装置2では、動画像に関する各種操作命令の内容を文字で明確に表した操作ボタン画像が表示されていることから、情報リテラシの低い高齢者等のユーザでも、その操作方法に迷うことなく所望の操作を確実に行えることができる。
実際上、情報処理装置2の装置本体9は、図4に示すように、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等からなるマイクロコンピュータ構成の制御部41と、インターネット4に接続されたネットワークインターフェイス42と、モニタ10に接続されたモニタインターフェイス43と、ネットワークインターフェイス42を介して受信した各種情報を記憶する記憶部44と、コントローラ8からの操作命令や、音声信号等を受信する操作命令受信部45と、チャンネルアイコン22a〜22g及びタグデータ24の表示優先順位を変更する表示変更処理部46と、音声信号を解析し対応したテキストデータ等の入力データを生成する音声認識処理部49とがバス50を介して相互に接続された構成を有する。
因みに、制御部41には、インターネット4への接続や動画再生等を実現する基本プログラムや、各種サーバ等との間で各種データの授受を行わせるデータ通信プログラム等の各種アプリケーションプログラム、チャンネルアイコンの生成や表示、設定等を行うためのチャンネル表示プログラム、操作ボタン画面の生成や表示、設定等を行う操作ボタン表示プログラム等がROMに格納されている。
制御部41は、各種操作キーを含むコントローラ8からユーザによる操作キーの操作に応じて各種操作命令が与えられ、これを操作命令受信部45で受信すると、ROMに予め格納している各種プログラムを、操作命令に基づき適宜読み出してRAMに展開することにより、当該プログラムに従って各種処理を実行するとともに、当該制御部41に接続された各種回路の処理を制御する。
制御部41は、チャンネル表示画面20において例えば「サッカー動画」のチャンネルアイコン22dが、コントローラ8からの操作命令に基づいて仮選択チャンネルアイコン27として選択されると、当該チャンネルアイコン22dで示されたチャンネルに予め設定されているURLを用いて自動的にコンテンツ提供サーバ3aにアクセスし、「サッカー動画」に関する動画像をダウンロードして記憶部44に記憶し、これにより「サッカー動画」に関連する動画像の再生開始前における静止画像(例えばWebページ100)を、プレビュー画面として情報表示領域21に表示させる。
このとき、制御部41は、仮選択チャンネルアイコン27として新たに選択された「サッカー動画」のチャンネルアイコン22dに予め対応付けられたタグデータ24を記憶部44から読み出し、当該タグデータを所定の順番でタグデータ表示領域25に表示させ、ユーザに対して「サッカー動画」に関連するタグデータ24を視認させ得る。
また、制御部41は、チャンネル表示画面20を表示部11に表示させている際に、コントローラ8から所定の操作命令を受け取ると、当該表示部11に表示されたチャンネルアイコン22a〜22gを操作命令に応じて左側又は右側に移動させ、中心位置に移動されたチャンネルアイコン22dを仮選択チャンネルアイコン27として新たに表示させ得る。
具体的に、制御部41は、図2に示したチャンネル表示画面20を表示部11に表示させているとき、コントローラ8からの操作命令に応じて、表示部11に表示させたチャンネルアイコン22a〜22gを右側に移動させ、「サッカー動画」のチャンネルアイコン22dに変わって、図5に示すように、この「サッカー動画」のチャンネルアイコン22dの右側に隣接した「孫ブログ」のチャンネルアイコン22eを新たに仮選択チャンネルアイコン27として表示させる。なお、この際、制御部41は、チャンネル表示画面20中において最も左側にあった「孫の動画」のチャンネルアイコン22aを非表示状態とさせ、最も右側に非表示状態であった例えば「東京天気」のチャンネルアイコン22hを生成し新たに表示させ得る。
制御部41は、例えば「孫ブログ」のチャンネルアイコン22eが、コントローラ8からの操作命令に基づいて仮選択チャンネルアイコン27として選択されると、当該チャンネルアイコン22eで示されたチャンネルに予め設定されているURLと、ブログ検索画面にログインするためのログインID及びパスワードと、所望のブログを読み出すリストIDとを用いて自動的にコンテンツ提供サーバ3bにアクセスし、「孫ブログ」となるブログ本文のWebページデータをダウンロードして記憶部44に記憶し、当該ブログ本文の内容を示したWebページ71aをプレビュー画面として情報表示領域21に表示させる。このとき、制御部41は、仮選択チャンネルアイコン27として新たに選択された「孫ブログ」のチャンネルアイコン22eに予め対応付けられたタグデータ24を記憶部44から読み出し、当該タグデータを所定の順番でタグデータ表示領域25に表示させ、ユーザに対して「孫ブログ」に関連する新たなタグデータ24を視認させ得る。
このようにして制御部41は、コントローラ8からの操作命令に応じて、チャンネル表示画面20のチャンネルアイコン22a〜22gの表示位置を移動させ、ユーザが所望するチャンネルアイコン22a〜22gを仮選択チャンネルアイコン27として表示させ、各チャンネルアイコン22a〜22gに予め設定された情報をプレビュー画面として情報表示領域21に表示させ得る。
次に、チャンネル表示画面20において例えば「サッカー動画」のチャンネルアイコン22dが、コントローラ8からの操作命令に基づいて仮選択チャンネルアイコン27として選択され決定された場合の処理内容について以下説明する。この場合、制御部41は、「サッカー動画」のチャンネルアイコン22dが示すチャンネルに予め対応付けられた動画表示画面データを記憶部44から読み出し、動画表示画面データに基づいて、図3に示すような操作ボタン表示領域32を有する動画表示画面30を生成して表示部11に表示させる。
このとき制御部41は、チャンネル表示画面20に表示されていた「サッカー動画」に関連する動画像の再生開始前における静止画像を、プレビュー画面としてそのまま動画再生領域31に表示させるとともに、再生停止ボタン画像35、早送りボタン画像36、巻き戻しボタン画像37、次ボタン画像38、前ボタン画像39及び先頭再生ボタン画像40を生成して操作ボタン表示領域32に一列に配置させて表示させ得るようになされている。
制御部41は、「サッカー動画」に関連する動画像の静止画像がプレビュー画面として動画再生領域31に表示させているとき、例えば再生停止ボタン画像35が決定されたことを示す操作命令をコントローラ8から受け取ると、「サッカー動画」の動画像を所定の再生速度で記憶部44から読み出し、当該再生速度で「サッカー動画」の動画像を動画再生領域31で再生させ得るようになされている。また、制御部41は、「サッカー動画」の動画像を再生しているときに、例えば再生停止ボタン画像35が再び決定されたことを示す操作命令をコントローラ8から受け取ると、記憶部44からの「サッカー動画」の動画像の読み出しを停止し、再生停止ボタン画像35が再び決定されたことを示す操作命令をコントローラ8から受け取るまで、「サッカー動画」の動画像の再生を停止させた状態の静止画像を動画再生領域31に表示させ続けるようになされている。
また、制御部41は、例えば早送りボタン画像36又は巻き戻しボタン画像37が決定されたことを示す操作命令をコントローラ8から受け取ると、「サッカー動画」の動画像を再生速度よりも速い所定の読み出し速度で記憶部44から読み出し、当該読み出し速度で早送り又は巻き戻ししている「サッカー動画」の動画像を動画再生領域31に表示させ得るようになされている。
さらに、制御部41は、例えば先頭再生ボタン画像40が決定されたことを示す操作命令をコントローラ8から受け取ると、記憶部44から「サッカー動画」の動画像を所定の再生速度で初めから読み出し、当該再生速度で「サッカー動画」の動画像を動画再生領域31に表示させ得るようになされている。
また、この実施の形態の場合、次ボタン画像38には、動画再生領域31に表示された「サッカー動画」の動画像の次に時間的にアップされた「サッカー動画」の動画像を取得するためのURLが予め設定されている。これにより、制御部41は、次ボタン画像38が決定されたことを示す操作命令をコントローラ8から受け取ると、次ボタン画像38に予め設定されているURLを用いて自動的にコンテンツ提供サーバ3aにアクセスし、時間的に一つ後にアップされた「サッカー動画」の動画像があれば、当該動画像をダウンロードして記憶部44に記憶し得る。そして、制御部41は、ダウンロードした新たな「サッカー動画」の動画像の再生開始前における静止画像を、プレビュー画面として動画表示画面30の動画再生領域31に表示させる。
また、この実施の形態の場合、前ボタン画像39には、動画再生領域31に表示された「サッカー動画」の動画像の前に時間的にアップされた「サッカー動画」の動画像を取得するためのURLが予め設定されている。これにより、制御部41は、前ボタン画像39が決定されたことを示す操作命令をコントローラ8から受け取ると、前ボタン画像39に予め設定されているURLを用いて自動的にコンテンツ提供サーバ3aにアクセスし、時間的に一つ前の「サッカー動画」の動画像をダウンロードし記憶部44に記憶し、当該「サッカー動画」の動画像の再生開始前における静止画像をプレビュー画面として動画表示画面30の動画再生領域31に表示させる。
このように、制御部41は、独自に生成した再生停止ボタン画像35と、早送りボタン画像36と、巻き戻しボタン画像37と、次ボタン画像38と、前ボタン画像39と、先頭再生ボタン画像40が、コントローラ8の各種操作キーの操作により選択されると、これに応じた動作を実行させ得るように設定し得る。
次に、チャンネル表示画面20において例えば「孫ブログ」のチャンネルアイコン22eが、コントローラ8からの操作命令に基づいて仮選択チャンネルアイコン27として選択され決定された場合の処理内容について以下説明する。この場合、制御部41は、「孫ブログ」のチャンネルアイコン22eが示すチャンネルに予め対応付けられたブログ表示画面データを記憶部44から読み出し、ブログ表示画面データに基づいて、図6に示すような操作ボタン表示領域32を有するブログ表示画面70を生成して表示部11に表示させる。
このとき制御部41は、チャンネル表示画面20において表示させていた「孫ブログ」であるブログ本文のWebページ71aをそのままプレビュー画面としてブログ表示領域71に表示させるとともに、ブログ本文のWebページ71a内で表示される各種ボタン画像と同じ機能を有する操作ボタン画像(後述する)を操作ボタン表示領域32に表示させ得る。
実際上、制御部41は、「最新記事」の文字が表記された最新記事ボタン画像75と、「前の記事」の文字が表記された前記事ボタン画像76と、「次の記事」の文字が表記された次記事ボタン画像77と、「読み上げ」の文字が表記された読み上げボタン画像78と、「コメント」の文字が表記されたコメントボタン画像79とを生成して操作ボタン表示領域32に表示させ得る。
この場合、最新記事ボタン画像75には、最新のブログ本文をコンテンツ提供サーバ3bから再び取得するためのURLが予め設定されている。これにより、制御部41は、最新記事ボタン画像75が決定されたことを示す操作命令をコントローラ8から受け取ると、最新記事ボタン画像75に設定されたURLに基づいて、最新のブログ本文をコンテンツ提供サーバ3bから自動的に取得し、これをブログ表示領域71に表示させ得る。
また、前記事ボタン画像76には、ブログ表示領域71に現在表示されているブログ本文よりも1つ前にアップされたブログ本文をコンテンツ提供サーバ3bから取得するためのURLが予め設定されている。これにより、制御部41は、前記事ボタン画像76が決定されたことを示す操作命令をコントローラ8から受け取ると、前記事ボタン画像76に設定されたURLに基づいて、1つ前にアップされたブログ本文をコンテンツ提供サーバ3bから自動的に取得し、これをブログ表示領域71に表示させ得る。
また、次記事ボタン画像77には、ブログ表示領域71に現在表示されているブログ本文よりも1つ後にアップされたブログ本文をコンテンツ提供サーバ3bから取得するためのURLが予め設定されている。これにより、制御部41は、次記事ボタン画像77が決定されたことを示す操作命令をコントローラ8から受け取ると、次記事ボタン画像77に設定されたURLに基づいて、1つ後にアップされたブログ本文をコンテンツ提供サーバ3bから自動的に取得し、これをブログ表示領域71に表示させ得る。
また、コメントボタン画像79には、ブログ表示領域71に現在表示されているブログ本文に関連付けられたコメント文を、コンテンツ提供サーバ3bから取得するためのURLが予め設定されている。これにより、制御部41は、コメントボタン画像79が決定されたことを示す操作命令をコントローラ8から受け取ると、当該コメントボタン画像79に設定されたURLに基づいて、ブログ表示領域71に現在表示されているブログ本文に関連付けられたコメント文をコンテンツ提供サーバ3bから自動的に取得し、これをブログ表示領域71に表示させ得る。
また、読み上げボタン画像78には、例えばブログ本文をテキストデータとして送信する送信先となるテキスト読み上げ(text-to-speech:TTS)システムの電子メールアドレスが予め設定されている。これにより、制御部41は、読み上げボタン画像78が決定されたことを示す操作命令をコントローラ8から受け取ると、ブログ表示領域71に現在表示されているブログ本文又はコメント文をテキストデータに変換し、当該読み上げボタン画像78に設定された電子メールアドレスに基づいて、当該テキストデータを電子メールによりTTSシステムへ自動的に送信する。次いで、制御部41は、これに応じてテキストデータを読み上げた音声データをTTSシステムから受信して、当該音声データに基づく音声を図示しないスピーカから放音させ得るようになされている。
このように、情報処理装置2では、ブログ本文に各種命令を与える操作内容が文字で表記された最新記事ボタン画像75と、前記事ボタン画像76と、次記事ボタン画像77と、読み上げボタン画像78と、コメントボタン画像79が操作ボタン表示領域32に別途表示されていることから、Webページ71a中のどこにこれら操作を行うボタン画像が配置されているかを探す必要もなく、また情報リテラシの低い高齢者等のユーザでも、その操作方法に迷うことなく所望の操作を確実に行えることができる。
なお、この実施の形態の場合、情報処理装置2は、チャンネル表示画面20内に表示された複数のチャンネルアイコン22a〜22gのうち所望するチャンネルアイコン22dを選択決定する操作命令の他、再生停止ボタン画像35、早送りボタン画像36、最新記事ボタン画像75又は前記事ボタン画像76等の各種操作ボタン画像を選択決定する操作命令について、図7に示すようなコントローラ8により実行し得るようになされている。
実際上、コントローラ8は、ほぼ矩形状の筐体61を有し、当該筐体61の所定位置に複数の集音手段62が設けられており、音声入力キー63が押下されたときに当該集音手段62によりユーザの音声を集音し、これを音声データとして無線通信で装置本体9の操作命令受信部45に送信し得るようになされている。なお、情報処理装置2では、コントローラ8から装置本体9に音声データが送信されると、装置本体9において音声認識処理部49により音声データをテキストデータに変換し、このテキストデータを検索タグデータ(後述する)等として種々の処理に用いるようになされている。また、このコントローラ8は、筐体61の正面部に、上キー64と、下キー65と、左キー66と、右キー67が配置され、これら上キー64、下キー65、左キー66及び右キー67の中心に処理の実行を決定するための決定キー68が配置されている。
因みに、この実施の形態の場合、チャンネルアイコン22a〜22gは、検索タグデータによる検索を行ったとき、当該検索タグデータと一致したチャンネルアイコンがチャンネル表示領域23に羅列表示される他、過去に仮選択チャンネルアイコン27として選択され決定されたチャンネルアイコンが優先的にチャンネル表示領域23に羅列表示され得る。
(2)チャンネル設定処理
このような情報処理装置2は、上述したチャンネルアイコン22a〜22gが表示されたチャンネル表示画面20の生成や、各チャンネルアイコン22a〜22g毎に設定される各種操作ボタン画像の生成等の機能について、情報処理装置2を使用するユーザが何ら設定手続きを行うことなく、チャンネル設定処理を実行させることにより実装させることができる。
図1に示したように、この実施の形態の場合では、一例として、例えば情報処理装置2を使用するユーザとして情報リテラシの低い高齢者を想定し、チャンネル設定提供サーバ5への各種情報のチャンネル設定者として、情報処理装置2を使用するユーザの息子等の補助者を想定しており、情報リテラシの低い高齢者に対して複雑な設定手続きを行わせることなく、上述したチャンネルアイコン22a〜22gの生成や、各チャンネルアイコン22a〜22g毎に各種操作ボタン画像の生成等のチャンネル設定処理を実行し得る。この場合、チャンネル表示プログラムや操作ボタン表示プログラム等が未実装である情報処理装置2は、先ず初めにチャンネル設定要求データをチャンネル設定提供サーバ5に送信する。
チャンネル設定提供サーバ5には、情報処理装置2に実装可能なチャンネルをユーザに選択させるためのチャンネル設定一覧データが予め作製されており、当該チャンネル設定一覧データが図示しない記憶部に記憶されている。ここで、チャンネル設定一覧データは複数のチャンネル設定データから構成されており、各チャンネル設定データは、チャンネルの種類を示したチャンネル種類データと、属性データとを含んでいる。属性データは、後述する属性定義データの入力項目に設定される値(コンテンツの取得先を示すURLの他、ログインID、パスワード及びリストID等の個人情報等のチャンネルを実行する際に必要となる各種情報)が各チャンネル毎に予め対応付けられている。
チャンネル設定提供サーバ5は、情報処理装置2からチャンネル設定要求データを受け取ると、上述したチャンネル設定一覧データを当該情報処理装置2へ送信し得るようになされている。情報処理装置2では、チャンネル設定一覧データを受信すると、当該チャンネル設定一覧データを構成する複数のチャンネル設定データの各チャンネル名が、チャンネル種類データに基づいて表示部11に羅列表示され得る。
これによりユーザは、表示部11に羅列表示されたチャンネル名を基に、情報処理装置2に設定可能なチャンネルの種類を確認でき、所望するチャンネルだけを選択できる。情報処理装置2は、ユーザが所望する1又は複数のチャンネルが、コントローラ8を介して選択決定されると、この選択決定されたチャンネルのチャンネル種類データのみをインターネット4を介してチャンネル種類定義提供サーバ6へ送信する。
ここでチャンネル種類定義提供サーバ6には、チャンネル種類データのチャンネルを情報処理装置2に実装させるために必要なチャンネル表示プログラムや、操作ボタン表示プログラム、各種情報等からなるチャンネル種類定義データが予め記憶されている。
実際上、このチャンネル種類定義データには、チャンネルによって情報処理装置2の機能を実行させるために設定が必要となる項目(例えば、「サッカー動画」の動画像を取得するチャンネルであれば、URLの入力項目、「孫ブログ」のブログ本文を取得するチャンネルであれば、URLの入力項目、ブログサイト内へログインするためのログインID及びパスワードの入力項目、ブログサイト内で「孫ブログ」を特定するためのリストIDの入力項目)を定めた属性定義データと、情報処理装置2において各チャンネルを選択決定行した際にコンテンツに対して行える操作内容を示した操作定義データと、複数の処理手続きデータとが含まれている。
なお、属性定義データには、その後、情報処理装置2において属性データに含まれる所定の値(URLや、ログインID、パスワード、リストID等)が、対応する入力項目に設定され得る。また、操作定義データは、コンテンツに対して行える操作内容毎に生成されており、コンテンツに対して行える操作を実行するために必要な1つの処理手続きデータと関連付けられ、属性定義データに設定された値を用いて特定の操作の振る舞いが決定されている。
チャンネル種類定義提供サーバ6は、インターネット4を介して情報処理装置2からチャンネル種類データを受信すると、当該チャンネル種類データのチャンネルを情報処理装置2に実装させるために、上述したチャンネル種類定義データを情報処理装置2に送信する。
情報処理装置2は、チャンネル種類定義提供サーバ6からインターネット4を介して上述したチャンネル種類定義データを受信すると、当該チャンネル種類定義データに含まれるチャンネル表示プログラムに従ってチャンネル表示処理を実行し、ユーザが所望したチャンネルアイコン22a〜22gを生成する。また、これと同時に情報処理装置2は、同じくチャンネル種類定義データに含まれる操作ボタン表示プログラムに従って操作ボタン表示処理を実行し、各種操作ボタン画像を設定し得るようになされている。
実際上、情報処理装置2では、図4に示したように、ネットワークインターフェイス42を介して受信したチャンネル設定一覧データやチャンネル種類定義データを記憶部44に記憶する。制御部41は、チャンネル表示プログラムに従って、チャンネルが実現する処理内容を表す文字が表記されたチャンネルアイコン22a〜22gをチャンネル種類定義データに基づいて生成し、これを表示部11に表示させ得る。なお、この際、制御部41は、チャンネル種類定義データに基づいてチャンネルアイコン22a〜22gの色や形状を設定する。
また、制御部41は、チャンネルアイコン22a〜22gに対応付けるタグデータ24を、チャンネル種類定義データから読み出し、当該チャンネルアイコン22a〜22gが仮選択チャンネルアイコン27として選択された際に、タグデータ表示領域25にタグデータ24を表示させてユーザに視認させ得るようになされている。なお、このタグデータは、チャンネル種類定義提供サーバから受信したチャンネル種類定義データで設定される場合以外に、チャンネル設定提供サーバから受信するチャンネル設定データにより設定されるようにしてもよい。
これに加えて、制御部41は、チャンネル種類定義データの属性定義データに対して、このチャンネル種類定義データに対応する属性データを特定し、当該属性定義データにチャンネル設定データの属性データの値を設定し得るようになされている。
例えば「サッカー動画」のチャンネルを設定するための属性定義データには、当該チャンネルの設定に必要な入力項目として、所定のコンテンツ提供サーバ3aから「サッカー動画」の最新の動画像を取得するためのURLを設定する項目が示されている。一方、この属性定義データに対応する属性データには、コンテンツ提供サーバ3aにアクセスして「サッカー動画」の最新の動画像を取得するためのURLが示されている。
これにより制御部41は、属性定義データのURLの設定項目に対して、属性データに示されたURLを記述し、チャンネルアイコン22dが選択された際に、設定されたURLに基づいて所定のコンテンツ提供サーバ3aの検索サイトにアクセスして「サッカー動画」の最新の動画像を自動的に取得し、当該動画像を表示部11に表示し得るように設定し得る。
また、これに加えて、制御部41は、操作ボタン表示プログラムに従って操作ボタン表示処理を実行し、再生停止ボタン画像35、早送りボタン画像36、巻き戻しボタン画像37、次ボタン画像38、前ボタン画像39及び先頭再生ボタン画像40(すなわち、操作ボタン画像)を生成し得る。さらに、制御部41は、「サッカー動画」のチャンネルアイコン22dが選択された際に、これら再生停止ボタン画像35、早送りボタン画像36等の操作ボタン画像を、操作ボタン表示領域32に表示させ、かつこれら各再生停止ボタン画像35、早送りボタン画像36等によって、それぞれ所定の操作命令に応じた処理を実行し得るように設定する。
また、これとは別の例として、次に「孫ブログ」のチャンネルを設定する場合について以下説明する。この場合、「孫ブログ」のチャンネルを設定するための属性定義データには、当該チャンネルの設定に必要な入力項目として、所定のコンテンツ提供サーバ3bにアクセスするためのURLを設定する項目と、当該コンテンツ提供サーバ3bのブログサイトにログインするためのログインID及びパスワードを設定する項目と、所望のブログを読み出すためのリストIDを設定する項目とが示されている。一方、この属性定義データに対応する属性データには、コンテンツ提供サーバ3bにアクセスするためのURLと、当該コンテンツ提供サーバ3bのブログサイトにログインするためのログインID及びパスワードと、所望のブログを読み出すためのリストIDとが示されている。
これにより制御部41は、属性定義データのURLの設定項目に対して、属性データに示されたURLを記述し、属性定義データのログインID及びパスワードの設定項目に対して、属性データに示されたログインID及びパスワードを記述し、属性定義データのリストIDの設定項目に対して、属性データに示されたリストIDを記述して、チャンネルアイコン22eが選択された際に、設定されたURL、ログインID、パスワード及びリストIDに基づいて所定のコンテンツ提供サーバ3bのブログサイトにアクセスして「孫ブログ」のブログ本文を自動的に取得し、当該ブログ本文を表示部11に表示し得るように設定し得る。
また、これに加えて、制御部41は、操作ボタン表示プログラムに従って操作ボタン表示処理を実行し、最新記事ボタン画像75と、前記事ボタン画像76と、次記事ボタン画像77と、読み上げボタン画像78と、コメントボタン画像79(すなわち、操作ボタン画像)を生成し得る。さらに、制御部41は、「孫ブログ」のチャンネルアイコン22eが選択された際に、これら最新記事ボタン画像75、前記事ボタン画像76等の操作ボタン画像を、操作ボタン表示領域32に表示させ、かつこれら各最新記事ボタン画像75、前記事ボタン画像76等の操作ボタン画像によって、それぞれ所定の操作命令に応じた処理を実行し得るように、URLや電子メールアドレス等の対応付け等の設定を行うようになされている。
このように、制御部41は、属性定義データに定められたチャンネル実行に必要な各設定事項に対し、属性データの対応する値をそれぞれ設定してゆき、チャンネルアイコン22a〜22gが選択決定されることで、所定のコンテンツ提供サーバ3a,3b…の提供するコンテンツを自動的に取得して表示部11に表示し得るように設定し得る。また、制御部41は、属性定義データに設定された値を用いて、各チャンネル毎に行うことができる特定の操作ボタン画像を設定し得るようになされている。
(3)表示変更処理
ところで、この実施の形態の場合、制御部41は、チャンネル表示領域23の大きさが限られていることから、当該チャンネル表示領域23に所定数のチャンネルアイコン22a〜22g(図2)しか表示できず、他のチャンネルアイコンを非表示状態とさせている。この際、制御部41は、コントローラ8を介して音声信号や、図示しないキーボード等の操作部を介して文字が入力データとして入力されると、これに一致するタグデータ24を検索して特定し、この特定したタグデータ24に対応付けられたチャンネルをチャンネルアイコンとしてチャンネル表示領域23に新たに表示させ得るようになされている。
この際、制御部41は、入力データと一致したタグデータ24に対応付けられたチャンネルがチャンネルアイコンとしてチャンネル表示領域23に表示され、さらに当該チャンネルアイコンが仮選択チャンネルアイコン27として選択され決定されると、このチャンネルアイコンに対応付けられ、かつ入力データと一致したタグデータ24の表示優先順位を最上位に設定し、タグデータ表示領域25の先頭に配置させ表示し得るようになされている。
例えば、この実施の形態の場合、情報処理装置2は、コントローラ8で得られた音声信号(例えば、「ワールドカップ」という音声信号)を、音声認識処理部49でテキストデータ(「ワールドカップ」)でなる入力データに変換し、これを表示変更処理部46に送出する。
表示変更処理部46は、音声認識処理部49から入力データを受け取ると、図8に示すフローチャートに従って表示変更処理手順を実行し、ルーチンRT1の開始ステップからステップSP1に移る。ステップSP1において表示変更処理部46は、この「ワールドカップ」という入力データに対応する検索タグデータが検索タグリスト内にあるか否かについて判断する。
因みに、この検索タグリストは、例えば単語辞書からなり、複数の単語がリストとして記憶され、これら単語と照らし合わせることにより、入力データが1つの単語を示すものであるか否かの判断基準となるものである。
ここで、否定結果が得られると、このことは検索タグリスト内に「ワールドカップ」という検索タグデータがないことを表しており、このとき表示変更処理部46は、ステップSP8に移り、表示変更処理手順を終了して、新たな入力データを待ち受ける。これに対してステップSP1で肯定結果が得られると、このことは検索タグリスト内に「ワールドカップ」という検索タグデータがあることを表しており、このとき表示変更処理部46は次のステップSP2及びステップSP3に移る。
ステップSP2において表示変更処理部46は、検索タグリスト内において、入力データと一致した検索タグデータの優先順位を最上位に設定し、次のステップSP8に移る。このように、表示変更処理部46では、検索タグリスト内において、入力データと一致した検索タグデータの優先順位を最上位に設定することで、次回、同じ入力データが得られた際に優先して入力データとの照合を行え、照合時間の短縮化を図ることができる。
ステップSP3において表示変更処理部46は、入力データと一致する「ワールドカップ」という言語のタグデータがタグリスト内にあるか否かを判断する。ここでタグリストは、各チャンネル毎に対応付けられている全てのタグデータをリストとして纏めたものであり、各チャンネル毎にタグデータがグループ化されている。表示変更処理部46は、入力データである「ワールドカップ」という言語と一致するタグデータが、どのチャンネルに対応付けられているか否かを判断し得る。
ここで否定結果が得られると、このことは「ワールドカップ」というタグデータがタグリスト内にないこと、すなわち、「ワールドカップ」という言語をタグデータとして対応付けているチャンネルが存在していないことを表しており、このとき表示変更処理部46は、ステップSP4に移り、入力データと同じタグデータが対応付けられたチャンネルが存在していない旨のコメント文を表示部11に表示して、その旨をユーザに対し通知し、次のステップSP8に移り、表示変更処理手順を終了する。
一方、ステップSP3において肯定結果が得られると、このことは「ワールドカップ」というタグデータがタグリスト内にあること、すなわち「ワールドカップ」と同じ言語をタグデータとして対応付けているチャンネル(例えば、「ワールドカップ」に関する動画を視聴するためのチャンネル「サッカー動画」等)が存在していることを表しており、このとき表示変更処理部46は次のステップSP5に移る。
ステップSP5において表示変更処理部46は、入力データと一致したタグデータを有するチャンネルの表示優先順位を最上位に設定し、チャンネルの並び替えを実行し、次のステップSP6に移る。これにより、制御部41は、表示変更処理部46からのチャンネルアイコンの表示変更命令を基に、図9に示すように、「ワールドカップ」という言語がタグデータとして対応付けられているチャンネルアイコン22d,22j,22k,22lをチャンネル表示領域23に表示させ得る。
なお、チャンネル表示領域23では、例えば先頭の「サッカー動画」のチャンネルアイコン22dが仮選択チャンネルアイコン27として初めに表示され、コントローラ8からの操作命令に応じて、チャンネルアイコン22d,22j,22k,22lが左側へ向けて順次移動してゆき、「ワールドカップ」という言語がタグデータとして対応付けられている新たなチャンネルアイコンが右端から表示され得るようになされている。
次いで、図8に示すように、ステップSP6において表示変更処理部46は、「ワールドカップ」という言語がタグデータとして対応付けられている新たなチャンネルアイコン22d,22j,22k,22l…のいずれかが、コントローラ8からの操作命令に基づいて、仮選択チャンネルアイコン27に選択され決定されたか否かを判断する。
ここで、否定結果が得られると、このことは「ワールドカップ」という言語がタグデータとして対応付けられているチャンネルアイコン22d,22j,22k,22l…をチャンネル表示領域23に表示させたものの、当該チャンネルアイコン22d,22j,22k,22l…のいずれも実際に実行されなかったことを表しており、このとき表示変更処理部46は次のステップSP8へ移り、上述した表示変更処理手順を終了する。
これに対してステップSP6で肯定結果が得られると、このことは「ワールドカップ」という言語がタグデータとして対応付けられているチャンネルアイコン22d,22j,22k,22l…のいずれか1つが実際に選択決定されて実行されたこと、例えば「サッカー動画」のチャンネルアイコン22dが選択決定されて、「サッカー」に関連した動画像が閲覧可能な動画表示画面30が表示部11に表示されたことを表しており、このとき表示変更処理部46は次のステップSP7へ移る。
ステップSP7において表示変更処理部46は、ステップSP6で選択決定された例えば「サッカー動画」のチャンネルアイコン22dに対応付けられたタグデータ24のうち、入力データと一致した「ワールドカップ」のタグデータの表示優先順位を最上位に設定し、次のステップSP8へ移り、上述した表示変更処理手順を終了する。
これにより、情報処理装置2では、「サッカー動画」のチャンネルアイコン22dに対応付けられたタグデータ24のうち、入力タグデータと一致した「ワールドカップ」のタグデータの表示優先順位が最上位に設定されることで、図10に示すように、その後、チャンネルアイコン22dが仮選択チャンネルアイコン27として再び選択された際、タグデータ表示領域25において、入力タグデータと一致した「ワールドカップ」のタグデータを、他のタグデータ(「サッカー」、「動画」、「ゴール」等)よりも優先して先頭に配置させ得る。これによりユーザは、「サッカー動画」のチャンネルアイコン22dを仮選択チャンネルアイコン27に選択した際に、タグデータ表示領域25において先頭に表示された「ワールドカップ」のタグデータを視認することで、自己が発した「ワールドカップ」という音声入力が、情報処理装置2において正しく認識されていることを確認できる。
因みに、この実施の形態の場合、コントローラ8は、例えば筐体61の背面にスピーカが設けられており、上キー64、下キー65、左キー66、右キー67、決定キー68及び音声入力キー63がユーザにより押下された回数に応じて異なる音色の音がスピーカから放音し、上キー64、下キー65、左キー66、右キー67、決定キー68及び音声入力キー69が押下された回数を、音色に違いによってユーザに認識させ得るようになされている。また、この際、コントローラ8は、上キー64、下キー65、左キー66、右キー67、決定キー68及び音声入力キー63の押下と同時にバイブレーションを発生させ、上キー64、下キー65、左キー66、右キー67、決定キー68及び音声入力キー63が押下されたことを筐体61の振動によってユーザに認識させ得るようになされている。
これに加えてコントローラ8は、例えば決定キー68が所定時間内に複数回(例えば2回)連続押下されると、決定キー68により決定されたチャンネルアイコンや、再生停止ボタン画像35や早送りボタン画像36等の各種操作ボタン画像への決定命令を取り消す取消命令を生成し、これを装置本体9へ送信し得るようになされている。これにより装置本体9の制御部41は、コントローラ8からの取消命令に基づいて、チャンネルアイコンや各種操作ボタン画像への決定命令を取り消し、当該決定命令が行われる前のチャンネル表示画面20に再び移行したり、或いは再生停止ボタン画像35や早送りボタン画像36等の各種操作ボタン画像への決定命令を取り消して動画像の再生や巻き戻し状態等を一旦停止させ得るようになされている。
また、コントローラ8では、取消命令を生成するために決定キー68を所定時間内に2回連続押下されると、スピーカから放音される音の音色が変わり、同時にバイブレーションすることで、決定キー68により実行しようとしていた処理が取り消されたことをユーザに対して容易に、かつ直感的に認識させ得るようになされている。このように、コントローラ8では、単に決定キー68を所定時間内に複数回連続押下させるだけで、決定キー68により実行しようとしていた処理を取り消すことができるので、情報リテラシの低い高齢者等のユーザでも、その操作方法に迷うことなく簡単に取消操作を行わすことができる。
(4)動作及び効果
以上の構成において、情報処理装置2では、表示部11にチャンネルアイコン22dを表示させ、チャンネルアイコン22dを選択する操作命令(選択命令)がコントローラ8から与えられると、チャンネルアイコン22aに対応付けられたアクセス先情報としてのURLを基にコンテンツ提供サーバ3aに自動的にアクセスし、当該コンテンツ提供サーバ3aから所望の動画像を取得するようにした。
また、この情報処理装置2では、コンテンツ提供サーバ3aから動画像を取得した際、コンテンツ提供サーバ3aが予め定めた所定の表示形態で分かり難い停止記号ボタン103や、インジゲータ105、表示子106等とは別に、動画像に関する操作命令の内容を文字で示した再生停止ボタン画像35、早送りボタン画像36、巻き戻しボタン画像37、次ボタン画像38、前ボタン画像39及び先頭再生ボタン画像40を表示部11に表示させ、これら独自の表示形態でなる再生停止ボタン画像35や早送りボタン画像36等により停止記号ボタン103や、インジゲータ105、表示子106等と同じ操作命令を与え、当該操作命令に応じた処理を実行するようにした。
このように、情報処理装置2では、ユーザが認識し易いように操作内容を文字で表した再生停止ボタン画像35と、早送りボタン画像36と、巻き戻しボタン画像37と、次ボタン画像38と、前ボタン画像39と、先頭再生ボタン画像40が表示されていることから、情報リテラシの低い高齢者等のユーザでも操作の仕方が瞬時に把握でき、これら独自の表示形態でなる再生停止ボタン画像35や早送りボタン画像36等よって、動画像に対し所望の操作命令を確実、かつ簡単に行わせることができる。
また、この情報処理装置2では、チャンネルアイコン22aが仮選択チャンネルアイコン27として選択されると、当該チャンネルアイコン22aに対応付けたタグデータ24を表示部11に表示するようにした。これにより情報処理装置2では、チャンネルアイコン22aにより取得できる動画像が、タグデータ24を基にどのようなジャンルの動画像であるかをユーザに対して認識させることができ、他の動画像の検索等の際に参考にさせることができる。
さらに、情報処理装置2では、チャンネル設定提供サーバ5から受信したチャンネル設定一覧データと、チャンネル種類定義提供サーバ6から受信したチャンネル種類定義データと利用して、ユーザが別途プログラムを作製する必要がなく、簡単に新たなチャンネルを設定できる。
また、情報処理装置2では、例えば「ワールドカップ」という入力データが入力された場合、当該入力データと一致するタグデータ24を特定し、この特定したタグデータ24に対応付けたチャンネルアイコン22d,22j,22k,22lだけを表示部11に表示するようにした(図9)。これにより情報処理装置2では、ユーザが所望するチャンネルだけをチャンネルアイコン22d,22j,22k,22lとしてチャンネル表示領域23に表示できるので、仮にチャンネルの数が膨大な数になっても、簡単に所望のチャンネルアイコン22d,22j,22k,22lを見つけて所望の処理を実行させることができる。
このとき、情報処理装置2では、入力データを基に表示されたチャンネルアイコン22d,22j,22k,22lのうち例えば「サッカー動画」のチャンネルアイコン22dが、コントローラ8を介して選択決定されると、当該チャンネルアイコン22dに対応付けられ、入力データと一致した「ワールドカップ」のタグデータ24の表示優先順位を最上位に設定する。
これにより情報処理装置2では、その後、チャンネルアイコン22dが仮選択チャンネルアイコン27として再び選択された際に、タグデータ表示領域25において、入力データと一致した「ワールドカップ」のタグデータを、他のタグデータ(「サッカー」、「動画」、「ゴール」等)よりも優先して先頭に配置させることができ、かくして自己が発話した「ワールドカップ」という音声入力が、情報処理装置2において正しく認識されていることをユーザに対して確認させることができる。
以上の構成によれば、情報処理装置2では、コンテンツ提供サーバ3aから取得した所定の表示形態でなる停止記号ボタン103や、インジゲータ105、表示子106等の意味が分かっていない情報リテラシの低い高齢者等のユーザでも、ユーザが認識し易いように操作内容を文字で表した独自の表示形態でなる再生停止ボタン画像35や早送りボタン画像36等を基に、操作の仕方を瞬時に把握させることができるので、これらに再生停止ボタン画像35や早送りボタン画像36等によって、動画像に対し所望の操作命令を確実に行なうことができ、かくしてユーザによる使い勝手を向上し得る。
(5)他の実施の形態
(5−1)チャンネル追加処理
図11において、91は他の実施の形態による情報処理システムを示し、この情報処理システム91では、情報処理装置2においてチャンネル設定処理の後に、新たなチャンネルを追加し得るようになされている。この場合、情報処理装置2は、チャンネル表示プログラムに従って、チャンネル依頼用のチャンネル依頼アイコンを生成し、例えばチャンネル表示画面20(図2)のチャンネル表示領域23に当該チャンネル依頼アイコンを表示する。因みに、このチャンネル依頼アイコンは、例えばチャンネル表示領域23の末端位置や中央位置等この他種々の位置に追加表示され得る。
情報処理装置2は、チャンネル依頼アイコンを選択し決定する操作命令がコントローラ8を介して与えられると、ユーザに対してコントローラ8の音声入力キー63を押下させ、集音手段62から音声入力を促すコメント文を表示部11に表示させる。これによりユーザは、コントローラ8の音声入力キー63を押下し、チャンネル追加を希望するチャンネル名を発した音声を集音手段62から入力し得る。
情報処理装置2のチャンネル依頼手段としての制御部41は、コントローラ8から送られた音声信号を依頼情報として音声認識処理部46で記録し、インターネット4を介してチャンネル依頼サーバ93に依頼情報を送信する。
チャンネル依頼サーバ93は、情報処理装置2に対して予め設定されたチャンネル設定者側パーソナルコンピュータ94に、例えば電子メール等の予め取り決められた通知手法によって依頼情報を送信する。チャンネル設定者側パーソナルコンピュータ94は、チャンネル設定者による操作によって、チャンネル設定提供サーバ5に接続し、依頼情報に基づいて新たなチャンネル追加を設定するための設定データをチャンネル設定提供サーバ5に送信する。
チャンネル設定提供サーバ5では、依頼情報の内容が示された設定データを基に、チャンネル設定一覧データに依頼情報に対応した新たなチャンネル設定データが生成され得る。情報処理装置2では、一定期間が経過後にチャンネル内容を更新する更新処理が実行されており、当該更新処理時に新たなチャンネル設定データをチャンネル設定提供サーバ5から受け取り、上述した「(2)チャンネル設定処理」に従って新たなチャンネルが設定され得るようになされている。
因みに、チャンネル設定者側パーソナルコンピュータ94では、追加依頼のあったチャンネルが、チャンネル設定提供サーバ5のチャンネル設定一覧データに既に含まれているチャンネル設定データと等しいとき、チャンネル設定者によって、チャンネル設定一覧データにおいて、依頼情報に対応するチャンネル設定データを先頭に移動する指示命令が作成され、当該指示命令をチャンネル設定提供サーバ5へ送信する。
これにより、チャンネル設定提供サーバ5では、指令命令に従ってチャンネル設定一覧データにおいて、依頼情報に対応するチャンネル設定データを先頭に移動し、情報処理装置2の更新時期に当該チャンネル設定データを当該情報処理装置2に提供してユーザに対して確認させ得る。
なお、他の実施の形態として、例えば情報処理装置2や、チャンネル依頼サーバ93が音声認識手段を備え、依頼情報を音声認識してテキストデータ等の入力データに変換し、その結果を用いてチャンネルの追加を自動的に実行するようにしてもよい。例えば、「youtubeチャンネル キーワード属性はサッカー」と情報処理装置2のコントローラ8を介して音声が入力された場合には、情報処理装置2において、youtubeにアクセスするチャンネルアイコンを生成し、タグデータ24としてサッカーを記述したチャンネルを追加させる。その他、コントローラ8がチャンネル依頼ボタンを備え、チャンネル依頼ボタンが押下されると、チャンネル依頼アイコンが選択されるようにしてもよい。
(5−2)その他の実施の形態
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば情報処理装置として、携帯電話機やPDA等その他種々の情報処理装置を適用してもよい。また、操作ボタン画像に表示され、コンテンツに関する前記操作命令の内容を示す文字として、英語や中国語等その他種々の自然言語を適用してもよい。さらに、コンテンツとして動画像やブログ本文の他、種々のコンテンツを適用してもよい。
さらに、上述した実施の形態においては、属性データとして、URLやログインID、パスワード、リストID等を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、Webページやコンテンツを取得する際に必要なその他種々のパラメータを属性データとしてもよい。
また、上述した実施の形態においては、チャンネル表示画面20にチャンネルアイコン22a〜22gを常時表示させる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、コントローラ8からの操作命令に応じてチャンネル表示画面20からチャンネル表示領域23自体を隠してチャンネルアイコン22a〜22gを非表示状態とさせるようにしてもよく、この場合、チャンネルアイコン22a〜22gを必要なときにだけチャンネル表示画面20に表示させることもできる。さらに、操作ボタン表示領域32についても同様に、コントローラ8からの操作命令に応じて動画表示画面30やブログ表示画面70において表示状態又は非表示状態に設定できるようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態においては、チャンネル表示領域に表示されるチャンネルアイコンとして、入力データと一致したタグデータ24のチャンネルをチャンネルアイコンとして表示するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、選択決定された頻度や、チャンネルが生成された日時順等その他種々の順番でチャンネルをチャンネルアイコンとして優先的に表示するようにしてもよい。また、チャンネルアイコンの表示位置についても、縦x行横y列の複数列に配置させた表示形態や、或いはチャンネル表示画面20の四隅に配置させた表示形態等その他種々の位置にチャンネルアイコンを配置させた表示形態としてもよい。
また、上述した実施の形態においては、操作部として、コントローラ8を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、キーボードやマウス、タッチパネル、或いはPDAや携帯電話等の携帯端末装置等その他種々のものを操作部として適用してもよい。また、コントローラ8の各種操作キーを用いずに、音声入力により操作命令を与えるようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態において、各チャンネルアイコンに対応付けるタグデータ24は、チャンネル設定データやチャンネル種類データから取得するほか、動画像やブログ本文等のコンテンツ、Webページ等から抽出した文字をタグデータ24としてもよい。
さらに、タグデータ24が複数ある場合には、任意の順にタグデータ24を表示させたり、入力データにより検索された日時順に表示させたり、或いはタグデータ24として他のチャンネルアイコンにも対応付けられている数が多い順に表示させる等その他種々の順番で表示させるようにしてもよい。また、上述した実施の形態の場合においては、入力データと完全一致したタグデータ24だけを特定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、入力データと一部一致するタグデータ24だけを特定するようにしたり、或いは入力データと完全一致及び一部一致するタグデータ24を特定するようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態においては、コンテンツに関する操作命令の内容を文字で示した操作ボタン画像として、再生停止ボタン画像35、早送りボタン画像36、巻き戻しボタン画像37、次ボタン画像38、前ボタン画像39、先頭再生ボタン画像40、最新記事ボタン画像75、前記事ボタン画像76、次記事ボタン画像77、読み上げボタン画像78及びコメントボタン画像79を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、コンテンツの種類に応じて各種操作命令の内容を文字で示したその他種々の操作ボタン画像を適用してもよい。
さらに、上述した実施の形態においては、複数のコンテンツ提供サーバ3a,3b…がネットワークとしてのインターネット4を介して情報処理装置2と接続されている場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々のシステム構成を適用するようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態においては、チャンネル生成データとして、チャンネル種類定義データ及びチャンネル設定一覧データを適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなるチャンネル生成データを適用するようにしてもよく、また、チャンネル設定提供サーバ5及びチャンネル種類定義提供サーバ6のうちいずれか一方だけから受け取ったチャンネル生成データを基に、情報処理装置2においてチャンネルの設定や、操作ボタン画像の設定等を実行させるようにしてもよい。
さらに、上述した一連のチャンネルの設定やチャンネルアイコンの表示等を行うチャンネル表示プログラムと、操作ボタン画面の設定や表示等を行う操作ボタン表示プログラムとを、情報処理装置2にインストールして実行可能な状態にするためのプログラム格納媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM(Compact Disc-ReadOnly Memory )、DVD(Digital Versatile Disc)等のパッケージメディアのみならず、チャンネル表示プログラム及び操作ボタン表示プログラムが一時的もしくは永続的に格納される半導体メモリや磁気ディスク等で実現してもよい。また、これらプログラム格納媒体に、チャンネル表示プログラム及び操作ボタン表示プログラムを格納する手段として、ローカルエリアネットワークやインターネット、ディジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒体を利用してもよく、ルータやモデム等の各種通信インターフェースを介して格納するようにしても良い。