JP2010041500A - サーバ装置、クライアント装置、コンテンツ送出方法、コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法 - Google Patents

サーバ装置、クライアント装置、コンテンツ送出方法、コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 動画に付加したタグを利用して放送等と同様のチャンネルを自動的に生成し、利用者に対してこのチャンネル単位で視聴選択する手段を提供する。
【解決手段】 受信手段は、クライアント側からビデオコンテンツと、当該コンテンツに関連して1つまたは複数のタグからなるタグ情報との組を複数受信する。記憶制御手段は、前記ビデオコンテンツと、当該コンテンツに関連して1つまたは複数のタグからなるタグ情報との組を記憶手段に複数記憶させる。再生制御手段は、前記クライアント側がコンテンツを再生するために、前記記憶手段が記憶する前記コンテンツの内、当該コンテンツのタグ情報中に同一のタグが含まれる前記コンテンツを連続して前記クライアント側へ送出する。サーバ装置は、これらを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、動画を中心としたコンテンツの配信/再生システムに関し、特にパーソナルコンピュータ(PC)とTVなど異なる操作ユーザインタフェースを有する複数の種類の受信端末での利用が想定されるシステムに用いられるサーバ装置、クライアント装置、コンテンツ送出方法、コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法に関する。
最近、ブロードバンド環境の普及に伴い、オンライン上のストレージに個人で撮影した動画や写真のファイルを投稿もしくは保管し、利用者の要求に応じて選択された動画や写真を閲覧する動画や写真の配信サービスが提供されている(例えば、非特許文献1参照)。これらのサービスはこれまで主にパーソナルコンピュータ(PC)での利用を想定してきた。
また、インターネット上を中心に爆発的に増加する情報の整理、検索としてタギングと呼ばれる手法があり、ソーシャルブックマークサービスなどで提供されている(例えば、非特許文献2参照)。タギングでは対象となるコンテンツに対し、利用者が自由にジャンル等のグループであるタグを付与、設定する。1つのコンテンツに対して複数のタグを付与してもよい。ディレクトリやフォルダなどの従来のカテゴリ分類と比べ、柔軟性のある分類が可能であり、関連するコンテンツの検索も容易であり、インターネット上の動画や投稿記事の分類や検索などで適用されている。
これまでのタギングによる分類、検索も専らPCでの利用を前提としてきた。すなわち、これらはマウスやキーボードを利用して操作、入力するユーザインタフェースを前提にシステム設計されている。
また、放送や記録されているコンテンツから仮想的にチャンネルを作成する、所謂バーチャルチャンネルを作成する技術が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2002−044555号公報 特開2004−533745号公報 YouTube、[平成20年8月6日検索]、インターネット<URL:http://jp.youtube.com/> delicious social bookmarking、[平成20年8月6日検索]、インターネット<URL:http://delicious.com/>
このように従来の動画配信システムにおいては、対象となるコンテンツが多くなるとTV等のリモコンを利用した、いわゆる10フィートインタフェースでは、選択指示やテキスト表示サイズの制約から、必要とする動画コンテンツの分類や検索、さらには視聴までに手間や時間がかかるという問題があった。
この発明は、動画に付加したタグを利用して放送等と同様のチャンネルを自動的に生成し、利用者に対してこのチャンネル単位で視聴選択する手段を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明においては、クライアント側からビデオコンテンツと、当該コンテンツに関連して1つまたは複数のタグからなるタグ情報との組を複数受信する受信手段と、前記ビデオコンテンツと、当該コンテンツに関連して1つまたは複数のタグからなるタグ情報との組を記憶手段に複数記憶させる記憶制御手段と、前記クライアント側がコンテンツを再生するために、前記記憶手段が記憶する前記コンテンツの内、当該コンテンツのタグ情報中に同一のタグが含まれる前記コンテンツを連続して前記クライアント側へ送出する再生制御手段とを備えたことを特徴とするサーバ装置を提供する。
また、上記の目的を達成するために、この発明においては、サーバ側へビデオコンテンツと、当該コンテンツに関連して1つまたは複数のタグからなるタグ情報との組を複数送信する送信手段と、前記クライアント側がコンテンツを再生するために、前記サーバ側で前記記憶手段が記憶する前記コンテンツの内、当該コンテンツのタグ情報中に同一のタグが含まれる前記コンテンツを連続して送出されたコンテンツを受信する受信手段と、前記受信手段により受信した連続したコンテンツを連続して再生する再生手段と、前記再生手段により再生したコンテンツを表示する表示手段とを備えたことを特徴とするクライアント装置を提供する。
また、上記の目的を達成するために、この発明においては、クライアント側からビデオコンテンツと、当該コンテンツに関連して1つまたは複数のタグからなるタグ情報との組を複数受信するステップと、前記ビデオコンテンツと、当該コンテンツに関連して1つまたは複数のタグからなるタグ情報との組を記憶手段に複数記憶させるステップと、前記クライアント側がコンテンツを再生するために、前記記憶手段が記憶する前記コンテンツの内、当該コンテンツのタグ情報中に同一のタグが含まれる前記コンテンツを連続して前記クライアント側へ送出するステップとを備えたことを特徴とするコンテンツ送出方法を提供する。
また、上記の目的を達成するために、この発明においては、ビデオコンテンツと、当該コンテンツに関連して1つまたは複数のタグからなるタグ情報との組を複数記憶手段に複数記憶させる記憶制御手段と、前記記憶手段が記憶する前記コンテンツの内、当該コンテンツのタグ情報中に同一のタグが含まれる前記コンテンツを連続して再生する再生制御手段とを備えたことを特徴とするコンテンツ再生装置を提供する。
また、上記の目的を達成するために、この発明においては、ビデオコンテンツと、当該コンテンツに関連して1つまたは複数のタグからなるタグ情報との組を複数記憶手段に複数記憶させるステップと、前記記憶手段が記憶する前記コンテンツの内、当該コンテンツのタグ情報中に同一のタグが含まれる前記コンテンツを連続して再生するステップとを備えたことを特徴とするコンテンツ再生方法を提供する。
また、装置または方法に係る本発明は、コンピュータに当該発明に相当する手順を実行させるための(あるいはコンピュータを当該発明に相当する手段として機能させるための、あるいはコンピュータに当該発明に相当する機能を実現させるための)プログラムとしても成立し、該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としても成立する。
この発明によれば、動画に付加したタグを利用して放送等と同様のチャンネルを自動的に生成し、利用者に対してこのチャンネル単位で視聴選択する手段を提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施例)
図1はオンライン上のストレージを利用するコンテンツ配信システムを含む全体構成の一例を示している。コンテンツ配信システム120はインターネット等のオンライン上でかつ宅外に配置された、一般には複数のサーバ群から構成される。第一の利用者はパーソナルコンピュータ(PC)101を利用して、加入者認証サーバ102で認証後、たとえばPC内のHDDに保管されている動画や静止画のファイルをオンライン上のコンテンツ配信システム上のファイルストレージサーバ103へアップロードして保管する。保管された動画ファイル等は必要に応じてトランスコーダ104で符号化変換や解像度変換、符号化レート変換などの処理を施す。そして、保管されている動画ファイルは、チャンネル生成処理部105でチャンネル単位に編成される。第一の利用者はチャンネル配信サーバPC107経由でPC101以外にもデジタル放送対応TV(DTV)108やPDAや携帯電話等のモバイル機器109で、チャンネル選択インタフェース(画面)106を介してチャンネルを選択し受信することが可能になる。
また、ファイルストレージサーバ103は一般に、第1の加入者以外に公開、非公開の2つの領域が存在する。公開に関してはさらに限定された利用者のみに公開する場合や無制限に公開する場合などのアクセス制御設定が可能な場合もある。保管された動画ファイル等は第1の利用者が公開設定することで、第2の利用者に対しても同様に、アクセス認証サーバ110で認証後、第2の利用者のPC111、DTV112やモバイル機器113で受信が可能になる。
さて、上記のうち本発明のコンテンツ配信システムについて以下で詳しく説明する。図2はこの一例を示している。コンテンツ配信システムは点線の上部の領域に記載されており、下部はコンテンツ配信システム外で、対応する端末側の領域であり、HTML(HyperText Markup Language)ブラウザ212は端末側の搭載を示すものとする。なお、後述するタグリスト、コンテンツ管理リストはたとえばファイルストレージサーバ上の不揮発メモリ、コンテンツファイルはファイルストレージサーバ上のHDDに記録されている。また、チャンネルリストはチャンネル配信サーバ上の不揮発メモリ、チャンネル生成や画面生成、配信制御などの処理はたとえばチャンネル配信サーバ上のCPUを通じて制御、実行される。
このシステムは大きくは3つの処理フェーズから構成される。この3つの処理フェーズは、(1)コンテンツおよびコンテンツ関連情報取得フェーズ、(2)チャンネル生成フェーズ、(3)チャンネル配信フェーズである。動画コンテンツ等を新規にアップロードする場合には通常、都度、(1)から(3)の順に随時、処理が進行する。
まず最初に、(1)のコンテンツおよびコンテンツ関連情報取得フェーズについて説明する。
コンテンツ/関連情報取得処理204ではコンテンツ/関連情報取得I/F205を介して、第1の利用者の利用端末からオンラインを経由してコンテンツファイルおよびその関連情報を取得する。
図3にコンテンツ/関連情報取得処理部204のフローを示す。ただし、図3も図2同様、コンテンツ配信システムは点線の上部の領域に記載されており、下部はコンテンツ配信システム外で、対応する端末側の領域であり、HTMLブラウザ212は端末側の搭載を示すものとする。
タグリスト201には例えば図4に示すように、配信システム側で予め定義されたタグやユーザが定義したタグが登録されている。ユーザ設定タグ領域にはユーザが付与するタグが記載され、システム設定タグ領域には後述するように、配信システムが付与するタグが記載されている。HTML作成部301ではこのタグリスト201も参照しながら入力フォーム画面302を作成し、オンラインを経由して提供する。この入力フォーム画面例を図5に示す。第1の利用者は動画等のコンテンツファイルをオンライン上のストレージへアップロードする際に、HTMLブラウザ303上で、アップロードするコンテンツをたとえばPC上のHDDから選択し、そのコンテンツにタイトルやコメントを入力させ、さらに設定したいタグをクリックして選択する。また、“新規”タグをクリックした場合には特に図示しないが、利用者が自由に入力するフォーム画面を別途、表示して、利用者によるタグの定義も可能にする。そして、最終的にアップロードのボタンをクリックすることでアップロード処理を完結させる。
なお、このとき、たとえばアップロードする動画コンテンツがAVCHD形式であれば同じフォルダ内に格納されている撮影日時などの管理情報ファイル(特開2008−47985号公報参照)も一緒にアップロードする。
また、ここではコンテンツをアップロードする端末をPCとして説明したが、入力画面の表示と入力、アップロード機能があれば携帯電話やDTV、HDDレコーダなどの機器でもよい。
返信された入力フォーム画面304はHTML解析部305を経て、取得したコンテンツファイルは所定のコンテンツストレージ203へ格納される。また、その保管場所やタイトル、付加されたタグ情報などの属性情報はコンテンツごとに、コンテンツ管理リスト202に格納される。図6にコンテンツ管理リストの一例を示す。付加タグ情報領域である<ContentTagInfo>フィールド中の“最新”タグは利用者が付与したタグではなく、配信システム側が自動的に付与する。たとえばコンテンツのアップロード日時と現在日時を比較し、所定の期間を越えない場合はコンテンツ管理リスト202中の<latest flag>フィールドで示される最新フラグを“1”(該当)と設定し、その他の場合は“0”(非該当)とする。そして、この最新フラグが“1”(該当)である間は配信システムが“最新”タグを記載しておき、“0”(非該当)になると“最新”タグを削除する。また、“2008年“タグも同様にコンテンツ管理リスト202中の撮影日時(<date>フィールド)を基に配信システム側がやはり自動的に付与したタグである。ただし、このタグは一度記載したら対象コンテンツファイル203がストレージ上から削除されるなどコンテンツ管理リスト202中のコンテンツエントリ自体が削除されない限り削除されない。これらのタグは利用者の視聴方法改善や検索効率向上に利用される。ちなみに撮影日時の情報は動画ファイルであれば上記の管理情報ファイル、Exif(Exchangeable Image File Format)形式の静止画ファイルであれば画像ファイルから取得が可能である。
なお、第1の利用者がタグを新規定義した場合には、タグリスト201に新規定義されたタグを追加し、更新する。
以上、これらの一連の処理を通じて、利用者が設定した、タグを含むコンテンツの関連情報をコンテンツ配信システムが取得することが可能になる。
次に、(2)のチャンネル生成フェーズについて説明する。
図2のチャンネル生成処理部206ではタグリスト201およびコンテンツ管理リスト202からチャンネルを生成する。この処理の一例を図7に示す。ST1でタグリスト201を参照し、最初のタグをまず検索対象に設定する。ST2でコンテンツ管理リスト202の最初のエントリコンテンツに設定し、ST3で付加タグ情報領域である<ContentTagInfo>フィールド中を検索し、一致するタグがあれば、そのコンテンツをチャンネルリスト(後述)へ登録する(ST4およびST5)。そして、コンテンツ管理リスト202内の全コンテンツの検索を終了するまで繰り返す(ST6およびST7)。全コンテンツの検索が終了したらタグリスト201の最終タグでない限り、タグリスト中の次のタグを検索対象に設定(ST8およびST9)し、ST2に戻って検索、登録を繰り返す。そして、最終タグの検索を終了する(ST8)とチャンネル生成処理を終了する。
ここで、図8に生成されたチャンネルリスト207の一例を示す。各チャンネルについて、チャンネル名(タグ名を流用)やチャンネルを構成するコンテンツ数、さらにはチャンネルを構成するコンテンツの配信順とその格納場所が記載されている。
このようにして作成されるチャンネル編成の例を図9に示す。図中のP、Q、R、Sはコンテンツを表し、これに付随する“最新”、“野球”、“運動会”、“次郎”は各コンテンツに付加されたタグを示す。これらのタグは“最新”タグを加えてタグ名をそのまま引き継いだチャンネル名をもつチャンネルを構成している。なお、各コンテンツ内の丸1(○で囲んだ数字を明細書中では丸1等と記す)、丸2等はチャンネル毎のコンテンツの配信順を表しており、たとえばコンテンツ管理リスト中の撮影日時(図6中の<date>フィールド)の古い者から順に配信される。また、たとえば、コンテンツPは“野球”タグを第1の利用者が設定し、“最新”タグを配信システムが設定しているため、最新チャンネルと野球チャンネルで配信される。また、コンテンツRは、第1の利用者が設定した“運動会”、“次郎”、配信システムが設定した“最新”という計3個のタグが付与されているため、最新チャンネル、運動会チャンネル、次郎チャンネルの3チャンネルに配置、構成されている。
そしてチャンネルリスト207やコンテンツ管理リスト202を参照してチャンネル選択I/F208による画面が作成され、オンラインを経由して第1の利用者や第2の利用者に提示される。
このチャンネル選択I/F208による画面である、チャンネル選択画面の例を図10に示す。画面の左側にはチャンネルリスト(以下、CHリストとも記す)、右側にはフォーカスされているチャンネル(この場合は最新チャンネル)内のコンテンツの内容がサムネイルとともに配信順に閲覧できる。CHリストの各チャンネル表示部分は選択ボタンになっており、TV等のリモコンの十字カーソルを使って見たいチャンネルへ移動、選択できる。なお、TVのリモコンを用いた操作はたとえば、特開平10−98654号公報等に記載される方式を使って実現することができる。
その上で十字カーソルの決定ボタンを押すことで、そのチャンネルが全画面表示され、そのチャンネルに配置されたコンテンツが逐次配信/再生される。たとえば最新チャンネルを連続視聴する場合、“最新”にフォーカスして“決定”ボタンを押せばよい。
なお、図10中のサムネイルを選択、決定することで当該コンテンツを先頭にして連続再生するようにしてもよい。
また、画面中のチャンネルリスト(CHリスト)の表示順に関しては、最新チャンネルを最上位に配置し、その他のチャンネルに関してはチャンネルリスト中の各チャンネル情報のチャンネル構成コンテンツ数(<num>フィールド)の値を比較して大きいものから順に表示していくこととする。ただし、その他の方法として最新チャンネルに含まれるコンテンツに付加される“最新”以外のタグを、コンテンツ登録ID(entry_id)をキーにしてコンテンツ管理リストで検索して、そのタグに対応するチャンネルを優先して、最新チャンネルに次ぐ上位に配置することも可能である。
ところで、検索効率向上の観点からは、チャンネルはタグ属性を持つコンテンツの集合であるとみなして、チャンネル論理演算処理209において複数のチャンネル間で論理演算を実行してその結果を新たなチャンネルとして選択利用することも可能である。図10にその処理の一例を示す。たとえば、チャンネルAとチャンネルBのAND演算の場合、ST21でチャンネルリスト207を参照し、チャンネルA内の最初のコンテンツをまず検索対象に設定する。ST22でやはりチャンネルリスト207を参照しチャンネルBの最初のコンテンツを設定し、ST23でチャンネルB内のチャンネル情報を検索し、<ChannelContentInfo>の中でコンテンツ登録IDが一致するコンテンツを抽出して登録する(ST24およびST25)。チャンネルB内の全コンテンツ検索を終了していない限り、次のコンテンツを検索対象に設定(ST26およびST27)し、ST23に戻って検索、登録を繰り返す。チャンネルB内のチャンネル情報すべてを検索終了したら(ST26)、チャンネルA内の全コンテンツ検索を終了していない限り、次のコンテンツを検索対象に設定(ST28およびST29)し、ST22に戻って検索、登録を繰り返す。そして、チャンネルA内のコンテンツの全コンテンツの検索を終了するとチャンネル論理演算によるチャンネル生成処理を終了する。
図9の例で言えば、CHリスト中で“太郎”、“AND”、“野球”、“=”と選択していき、最後に決定ボタンを押すことで論理演算が実行され、“太郎”と“野球”の双方のタグがついたチャンネルが生成され、この連続再生が可能になる。
最後に、(3)のチャンネル配信フェーズについて説明する。
図2のチャンネル選択I/F208を通じて選択、配信指示されたチャンネルはチャンネル配信制御部210で配信制御処理を実行する。この例を図12に示す。ST31で配信順の並べ替え、たとえば撮影日時の新しいコンテンツから順などの指示があれば、指定チャンネル内の並べ替えを実行する。そして、ST33ではチャンネルリスト207を参照し、最初のコンテンツをまず配信対象に設定する。ST34で対象ファイルをオープンし、ST35でコンテンツデータを配信サーバ上のバッファに読み出す。そして、ST36でコンテンツ配信部211に対してHTTP(HyperText Transfer Protocol)ストリーミング配信を指示する。ST37で対象ファイルのEOF(End Of File)を検出しない限り、ST35に戻ってバッファ読み出し、配信を繰り返す。そして、EOFを検出するとST38でチャンネル内の最終コンテンツにならない限り、次のコンテンツを配信対象に設定(ST39)し、ST34に戻って、これをチャンネル内の最終コンテンツになるまで処理を繰り返す。また、再生中スキップ指示があった場合は、ST310でHTTPストリーミング配信停止を指示し、コンテンツバッファをクリア(ST311)してST38の処理ステップへ移行する。
なお、この例では、HTTPストリーミング配信を例に説明したが、RTP(Real time Transport Protocol)など他の配信方法を用いてもよい。また、リモコンを用いたTVを例に説明したが、チャンネル配信を受信する端末は同じくリモコン操作を利用するHDDレコーダやSTB(Set Top Box)はむろんのこと、PCや携帯電話などリモコンを必ずしも利用しない機器であってもよい。
なお、本実施例では、送受での画面作成や表示をHTML(Hyper Text Markup Language)プロトコルで説明したが、BML(Broadcast Markup Language)など他のプロトコルを用いてもよい。
さらに、本実施例ではコンテンツ配信システムが宅外にある想定で説明したが、たとえばホームサーバ等のように宅内に設置され、ホームネットワークを通じて実現しても本質的には変わらない。
(第2の実施例)
ここではチャンネル生成/再生処理を、記録装置を有する利用端末のみで実現する場合について以下で説明する。
図13は、上記したデジタルテレビジョン放送受信装置131の主要な信号処理系を示している。
すなわち、BS/CSデジタル放送受信用のアンテナ1343で受信した衛星デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子1344を介して衛星デジタル放送用のチューナ1345aに供給される。
チューナ1345aは、制御部1361からの制御信号により所望のチャンネルの放送信号を選局し、この選局された放送信号をPSK(Phase Shift Keying)復調器1345bに出力する。
PSK復調器1345bは、制御部1361からの制御信号により、チューナ1345aで選局された放送信号を復調し、所望の番組を含んだトランスポートストリームを得て、TS復号器1345cに出力する。
TS復号器1345cは、制御部1361からの制御信号によりトランスポートストリーム(TS)多重化された信号のTS復号処理を行い、所望の番組のデジタルの映像信号及び音声信号をデパケットすることにより得たPES(Packetized Elementary Stream)を信号処理部1347内のSTDバッファ1347fへ出力する。
また、TS復号器1345cは、デジタル放送により送られているセクション情報を信号処理部1347内のセクション処理部1347hへ出力する。
また、地上波放送受信用のアンテナ1348で受信した地上デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子1349を介して地上デジタル放送用のチューナ1350aに供給される。
チューナ1350aは、制御部1361からの制御信号により所望のチャンネルの放送信号を選局し、この選局された放送信号をOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調器1350bに出力する。
OFDM復調器1350bは、制御部1361からの制御信号により、チューナ1350aで選局された放送信号を復調し、所望の番組を含んだトランスポートストリームを得て、TS復号器1350cに出力する。
TS復号器1350cは、制御部1361からの制御信号によりトランスポートストリーム(TS)多重化された信号のTS復号処理を行い、所望の番組のデジタルの映像信号及び音声信号をデパケットすることにより得たPES(Packetized Elementary Stream)を信号処理部1347内のSTDバッファ1347fへ出力する。
また、TS復号器1350cは、デジタル放送により送られているセクション情報を信号処理部1347内のセクション処理部1347hへ出力する。
ここで、上記信号処理部1347は、テレビ視聴時には、TS復号器1345cおよびTS復号器1350cからそれぞれ供給されたデジタルの映像信号及び音声信号に対して、選択的に所定のデジタル信号処理を施し、グラフィック処理部1354及び音声処理部1355に出力している。また、信号処理部1347は、コンテンツ再生時には、制御部1361から入力されたコンテンツの再生信号を選択し、所定のデジタル信号処理を施し、グラフィック処理部1354及び音声処理部1355に出力している。
制御部1361には、信号処理部1347から、番組を取得するための各種データや電子番組ガイド(EPG)情報,番組属性情報(番組ジャンル等),字幕情報等(サービス情報、SIやPSI)が入力されている。
制御部1361は、これら入力された情報からEPG,字幕を表示するため画像生成処理を行い、この生成した画像情報をグラフィック処理部1354へ出力する。
セクション処理部1347hは、TS復号器1345c(1350c)から入力されたセクション情報の中から、番組を取得するための各種データや電子番組ガイド(EPG)情報,番組属性情報(番組ジャンル等),字幕情報等(サービス情報、SIやPSI)を制御部1361へ出力する。
グラフィック処理部1354は、(1)信号処理部1347内のAVデコーダ1347gから供給されるデジタルの映像信号と、(2)OSD(On Screen Display)信号生成部1357で生成されるOSD信号と、(3)データ放送による画像データと、(4)制御部1361により生成されたEPG,字幕信号とを合成して映像処理部1358へ出力する機能を有する。
また、字幕放送による字幕を表示するとき、グラフィック処理部1354は、制御部1361からの制御による字幕情報に基づき、映像信号上に字幕情報を重畳する処理を行う。
グラフィック処理部1354から出力されたデジタルの映像信号は、映像処理部1358に供給される。この映像処理部1358は、入力されたデジタルの映像信号を、前記映像表示器1314で表示可能なフォーマットのアナログ映像信号に変換した後、映像表示器1314に出力して映像表示させるとともに、出力端子1359を介して外部に導出させる。
また、上記音声処理部1355は、入力されたデジタルの音声信号を、前記スピーカ1315で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換した後、スピーカ1315に出力して音声再生させるとともに、出力端子1360を介して外部に導出させる。
ここで、このデジタルテレビジョン放送受信装置131は、上記した各種の受信動作を含むその全ての動作を制御部1361によって統括的に制御されている。この制御部1361は、CPU(Central Processing Unit)等を内蔵しており、前記操作部1316からの操作情報を受け、または、リモートコントローラ1317から送出された操作情報を、前記受光部1318を介して受信し、その操作内容が反映されるように各部をそれぞれ制御している。
この場合、制御部1361は、主として、そのCPUが実行する制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)1361aと、該CPUに作業エリアを提供するRAM(Random Access Memory)1361bと、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリ1361cとを利用している。
また、上記制御部1361は、通信I/F1369を介して第1のLAN端子1321に接続されている。これにより、制御部1361は、第1のLAN端子1321に接続されたLAN対応のHDD1325と、通信I/F269を介して情報伝送することができる。この場合、制御部1361は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能を有し、第1のLAN端子121に接続されたLAN対応のHDD1325にIP(Internet Protocol)アドレスを割り当てて制御している。
さらに、上記制御部1361は、通信I/F1370を介して第2のLAN端子1322に接続されている。これにより、制御部1361は、第2のLAN端子1322に接続されたハブ1326経由のLAN対応HDD1327と、通信I/F1370を介して情報伝送することができる。
また、上記制御部1361は、USB I/F1371を介して前記USB端子1323に接続されている。これにより、制御部1361は、USB端子1323に接続されたHDD1328と、USB I/F1371を介して情報伝送することができる。
さらに、上記制御部1361は、i.LINK I/F1372を介してi.LINK端子1324に接続されている。これにより、制御部1361は、i.LINK端子1324に接続されたAV−HDD1329と、i.LINK I/F1372を介して情報伝送することができる。
図14はこのデジタルテレビジョン放送受信装置131で実行されるコンテンツ再生システムの例である。図2と比較した場合、コンテンツファイル1403がデジタルテレビジョン放送受信装置131に接続されるHDDに記録されており、チャンネル配信制御209がチャンネル再生制御1409、コンテンツ配信210がコンテンツ再生1410、HTMLブラウザ212がレジデント画面アプリケーション1412に変わっているが、コンテンツや関連情報の授受がサーバと利用端末間でオンライン等の通信接続経由でなされる(図2)内のローカルバスや外部端子接続経由でなされる(図14)の違いであり、システムの処理は原理的には変わらない。
なお、本発明では各種の端子に接続したHDD等の記録装置に記録されたコンテンツを再生する場合について説明したが、このデジタルテレビジョン放送受信装置がHDD等の記録装置を内蔵していてもよい。また、デジタルテレビジョン放送受信装置の形態に限定されるものでもなく、たとえばHDD内蔵DVDレコーダのようなモニタのない機器であってもよい。
以上説明したとおり、この発明によれば、利用者がコンテンツに対し自由に付加したタグを利用して放送等と同様のチャンネルを自動的に生成し、利用者に対してこのチャンネル単位で視聴選択する手段を提供するので、TV等のリモコンを用いた操作でもコンテンツの効率的な検索や視聴を可能にすることができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。例えば、第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせ、所望の番組属性として、ジャンル、チャンネルを組みとしたものとしてもよい。
コンテンツ配信システムを含む全体構成の一例を示す図。 本発明を適用したコンテンツ配信システムの一例を示す図。 コンテンツ/関連情報取得処理を示す図。 タグリストの一例を示す図。 コンテンツ関連情報入力フォーム画面の一例を示す図。 コンテンツ管理リストの例を示す図。 チャンネル生成処理を示す図。 チャンネルリストの例を示す図。 チャンネル配信/再生の説明図を示す図。 チャンネル選択画面の一例を示す図。 チャンネル論理演算処理を示す図。 チャンネル配信制御処理の一例を示す図。 デジタルテレビジョン放送受信装置131の主要な信号処理系を示す図。 本発明を適用したコンテンツ再生システムの一例を示す図。
符号の説明
201…タグリスト、202…コンテンツ管理リスト、203…コンテンツファイル、204…コンテンツ/関連情報取得処理部、205…コンテンツ/関連情報取得I/F、206…チャンネル生成部、207…チャンネルリスト、208…チャンネル選択I/F、209…論理演算部、210…チャンネル配信制御部、211…コンテンツ配信部、212…HTMLブラウザ。

Claims (6)

  1. クライアント側からビデオコンテンツと、当該コンテンツに関連して1つまたは複数のタグからなるタグ情報との組を複数受信する受信手段と、
    前記ビデオコンテンツと、当該コンテンツに関連して1つまたは複数のタグからなるタグ情報との組を記憶手段に複数記憶させる記憶制御手段と、
    前記クライアント側がコンテンツを再生するために、前記記憶手段が記憶する前記コンテンツの内、当該コンテンツのタグ情報中に同一のタグが含まれる前記コンテンツを連続して前記クライアント側へ送出する再生制御手段とを備えたことを特徴とするサーバ装置。
  2. 更に、前記連続して再生する前記コンテンツに関連するタグ情報中の前記同一のタグを、前記クライアント側から受信するタグ受信手段とを備え、
    前記再生制御手段は、前記タグ受信手段により受信された前記同一のタグがタグ情報中に含まれる前記コンテンツを連続して前記クライアント側へ送出することを特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
  3. サーバ側へビデオコンテンツと、当該コンテンツに関連して1つまたは複数のタグからなるタグ情報との組を複数送信する送信手段と、
    前記クライアント側がコンテンツを再生するために、前記サーバ側で前記記憶手段が記憶する前記コンテンツの内、当該コンテンツのタグ情報中に同一のタグが含まれる前記コンテンツを連続して送出されたコンテンツを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した連続したコンテンツを連続して再生する再生手段と、
    前記再生手段により再生したコンテンツを表示する表示手段とを備えたことを特徴とするクライアント装置。
  4. クライアント側からビデオコンテンツと、当該コンテンツに関連して1つまたは複数のタグからなるタグ情報との組を複数受信するステップと、
    前記ビデオコンテンツと、当該コンテンツに関連して1つまたは複数のタグからなるタグ情報との組を記憶手段に複数記憶させるステップと、
    前記クライアント側がコンテンツを再生するために、前記記憶手段が記憶する前記コンテンツの内、当該コンテンツのタグ情報中に同一のタグが含まれる前記コンテンツを連続して前記クライアント側へ送出するステップとを備えたことを特徴とするコンテンツ送出方法。
  5. ビデオコンテンツと、当該コンテンツに関連して1つまたは複数のタグからなるタグ情報との組を複数記憶手段に複数記憶させる記憶制御手段と、
    前記記憶手段が記憶する前記コンテンツの内、当該コンテンツのタグ情報中に同一のタグが含まれる前記コンテンツを連続して再生する再生制御手段とを備えたことを特徴とするコンテンツ再生装置。
  6. ビデオコンテンツと、当該コンテンツに関連して1つまたは複数のタグからなるタグ情報との組を複数記憶手段に複数記憶させるステップと、
    前記記憶手段が記憶する前記コンテンツの内、当該コンテンツのタグ情報中に同一のタグが含まれる前記コンテンツを連続して再生するステップとを備えたことを特徴とするコンテンツ再生方法。
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