JP2012031896A - ノンメタル構造のメカニカルシール - Google Patents

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Abstract

【課題】機内領域の汚染を確実に回避することができ、高度のコンタミレスが要求される竪型回転機器の軸封手段としても好適に使用することができるようにする。
【解決手段】機内領域Aの被密封流体と接触する部材、部分又はそれらの表面を金属成分を含有しないノンメタル材料で構成してあるノンメタル構造のメカニカルシールにおいて、金属製のシールケース2に、その内周部から回転軸方向に張り出す環状の底壁21とその内周端部から密封環3,6と回転軸4との対向周面間を上方へと延びて密封環3,6の相対回転摺接部分3a,6aより上方位に至る筒状の周壁22とからなるドレン回収樋9を一体形成し、シールケース2における少なくとも被密封流体と接触する表面及びドレン回収樋9の全表面に前記ノンメタル材料による一連の被覆層23a,23b,23c,23d,23e,23f,23g,23hを形成してある。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属表面が被密封流体と接触することによるコンタミネーションの発生を回避することが要求される竪型回転機器(例えば、医薬品,薬品,食品,半導体等の分野で使用される攪拌機等)の軸封手段として好適に使用されるノンメタル構造のメカニカルシールに関するものである。
医薬品,食品,半導体等の分野で使用される攪拌機等、高度のコンタミネーション防止策を講じておくことが要求される竪型回転機器にあっては、その軸封手段として、被密封流体(機内領域の流体)との接触による金属腐食等を防止できる構造のものを使用する必要がある。
従来からも、このような竪型回転機器の軸封手段として、回転機器のハウジングに取付けた筒状のシールケースと、その内周部に設けたケース側密封環と、シールケースを上下方向に洞貫する当該回転機器の回転軸に設けた軸側密封環とを具備して、両密封環の上下対向端面である密封端面の相対回転摺接作用により、その相対回転摺接部分の内周側領域である機内領域とその外周側領域である機外領域とをシールするように構成すると共に、機内領域の流体である被密封流体と接触する部材、部分又はそれらの表面を金属成分を含有しないノンメタル材料で構成したノンメタル構造のメカニカルシールが提案されている。例えば、特許文献1に開示されるメカニカルシールにあっては、被密封流体と接触する各密封環についてはカーボンやアルミナ等のセラミックスで構成すると共に、シールケースについては、被密封流体と接触する部分と接触しない部分とに分割して、前者をノンメタル材料であるセラミックスで構成してある。
特開2005−133852公報
しかし、このようなノンメタル構造のメカニカルシールにあっては、被密封流体と接触する部材、部品又はそれらの表面がノンメタル材料で構成されていることから、被密封流体との接触による金属腐食等を防止することはできるものの、密封環の相対回転摺接部分から摩耗粉等のドレンが発生することがある。このような場合、発生したドレンが機内領域へと落下侵入する虞れがあり、機内領域の汚染を完全に回避することは困難であった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたもので、密封環の相対回転摺接部分から摩耗粉等のドレンが発生するような条件下においても、機内領域の汚染を確実に回避することができ、高度のコンタミレスが要求される竪型回転機器の軸封手段としても好適に使用することができるノンメタル構造のメカニカルシールを提供することを目的とするものである。
本発明は、竪型回転機器のハウジングに取付けた筒状のシールケースと、その内周部に設けたケース側密封環と、シールケースを上下方向に洞貫する当該回転機器の回転軸に設けた軸側密封環とを具備して、両密封環の上下対向端面である密封端面の相対回転摺接作用により、その相対回転摺接部分の内周側領域である機内領域とその外周側領域である機外領域とをシールするように構成すると共に、機内領域の流体である被密封流体と接触する部材、部分又はそれらの表面を金属成分を含有しないノンメタル材料で構成してあるノンメタル構造のメカニカルシールにおいて、上記の目的を達成すべく、特に、シールケースを金属材料で構成し、シールケースに、その内周部から回転軸方向に張り出す環状の底壁とその内周端部から密封環と回転軸との対向周面間を上方へと延びて前記相対回転摺接部分より上方位に至る筒状の周壁とからなるドレン回収樋を一体形成し、シールケースにおける少なくとも被密封流体と接触する表面及びドレン回収樋の全表面に前記ノンメタル材料による一連の被覆層を形成しておくことを提案するものである。
本発明のメカニカルシールにあっては、シールケースは、被密封流体に接触する表面を有する一体構造物である第1ケース部分とこれ以外の部分であって密封流体流体に接触する表面を有しない第2ケース部分とに分割構成された円筒構造体であり、ドレン回収樋は第1ケース部分の内周部に一体形成されており、第1ケース部分における被密封流体と接触する表面及びドレン回収樋の全表面には、合成樹脂材料による一連の被覆層が形成されていることが好ましい。この場合、シールケースは、夫々が一体構造物である第1ケース部分とその上端部に取付けられた第2ケース部分とに分割構成されており、第2ケース部分の内周部にはケース側密封環が第1及び第2Oリングを介して嵌合固定されており、第1ケース部分には、上下方向においてケース側密封環との間で第2Oリングを挟圧するOリング押圧部が形成されており、このOリング押圧部における第2Oリングとの接触面に、前記一連の被覆層に連なる同材質の被覆層を形成してあることが好ましい。
また、本発明のメカニカルシールにあっては、シールケースに、これとドレン回収樋との間に形成されるドレン回収空間の下部に開口するドレン回収路を形成して、このドレン回収路の内周面に前記一連の被覆層に連なる同材質の被覆層を形成しておくことが好ましい。また、シールケースを、その下端部に形成した環状の取付部を前記ハウジングの上端部にガスケットを介して衝合させた状態で当該ハウジングに取付けて、当該取付部の表面に前記一連の被覆層に連なる同材質の被覆層を形成しておくことが好ましい。
さらに、本発明のノンメタル構造のメカニカルシールは、被密封流体が腐食性流体等である場合にも好適に使用することができる耐蝕性ベローズ型メカニカルシールに構成しておくことができる。すなわち、この耐蝕性ベローズ型メカニカルシールは、シールケースに固定されたセラミックス製のケース側密封環と、上端部を回転軸に嵌合固定した軸線方向伸縮可能なPTFE製のベローズと、ベローズの下端部に連結されてケース側密封環に対向する、耐蝕性及びケース側密封環との摺動特性に優れた硬質樹脂材で構成された軸側密封環と、ベローズの下端部及び軸側密封環に相対回転不能且つケース側密封環方向への相対変位不能に係合されたスプリングリテーナと、スプリングリテーナをケース側密封環方向に押圧附勢すべくベローズの外周側領域に配設されたスプリング部材とを具備して、両密封環の対向端面たる密封端面の相対回転摺接作用により、その相対回転摺接部分の内周側領域である被密封流体領域とその外周側領域である非密封流体領域とをシールするように構成されたものであり、スプリングリテーナを熱膨張係数がベローズと同等又は近似する樹脂材で構成してある。かかるメカニカルシールにあっては、軸側密封環がPTFEを主成分とする複合樹脂材で構成されていることが好ましく、スプリングリテーナがPTFEを主成分とする複合樹脂材で構成されていることが好ましい。
本発明のノンメタル構造のメカニカルシールは、密封環の相対回転摺接部分から発生する摩耗粉等のドレンをドレン回収樋で回収することができるから、被密封流体と接触する部材、部分又はそれらの表面をノンメタル材料で構成していることとも相俟って、機内領域の汚染を確実に回避することができ、コンタミネーション防止に万全を期すことができるものである。したがって、本発明によれば、高度のコンタミレスが要求される竪型回転機器の軸封手段としても好適に使用することができる、極めて実用的価値大なるノンメタル構造のメカニカルシールを提供することができる。
図1は本発明に係るノンメタル構造のメカニカルシールの一例を示す縦断正面図である。 図2は図1の要部を拡大して示す詳細図である。 図3は当該メカニカルシールの変形例を示す縦断正面図である。 図4は図3の要部を拡大して示す詳細図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1は本発明のノンメタル構造のメカニカルシールの一例を示す縦断正面図であり、図2はその要部を拡大して示す詳細図であるが、図1に示すメカニカルシール(以下「第1シールM1」という)は、腐食性流体を扱う攪拌機等の竪型回転機器に軸封手段として好適に使用できる耐蝕性ベローズ型メカニカルシールであり、回転機器のハウジング1に取り付けられたシールケース2と、シールケース2に固定されたケース側密封環3と、シールケース2を上下方向に同心状に洞貫する回転機器の回転軸(鉛直軸)4にベローズ5を介して軸線方向移動可能(上下方向移動可能)に保持された軸側密封環6と、軸側密封環6をスプリングリテーナ7を介してケース側密封環3へと押圧接触させるスプリング部材8とを具備して、両密封環3,6の対向端面たる密封端面3a,6aの相対回転摺接作用により、その相対回転摺接部分3a,6aの内周側領域である機内領域(被密封流体領域)Aとその外周側領域である機外領域(非密封流体領域)Bとを遮蔽シールするように構成された端面接触形メカニカルシールであり、後述する如く、機内領域Aの流体(プロセス流体)である被密封流体と接触する部材、部分又はそれらの表面を金属成分を含有しないノンメタル材料で構成すると共に、シールケース2にドレン樋9を一体形成してある。なお、被密封流体は腐食性を有する気体又は液体であり、機外領域Bは大気領域である。また、当該回転機器にあっては、ハウジング1や回転軸2の表面であって少なくとも被密封流体と接触する部分にはグラスライニングやフッ素樹脂ライニング(一般に、ポリテトラフルオロエチレン樹脂ライニング)が施されている。
シールケース2は、図1に示す如く、内周面断面を円形とする金属製(SUS304等)の筒状体であり、被密封流体と接触する表面を有する第1ケース部分10とこれ以外の部分であって被密封流体と接触する表面を有しない第2ケース部分11とに分割構成されている。各ケース部分10,11は、各々、金属製の一体構造物である筒状体に構成されたものであり、第1ケース部分10はハウジング1の上端部に取り付けられており、第2ケース部分11は第1ケース9の上端部に取り付けられている。シールケース2は、第1ケース部分10の下端部に形成した環状の取付部10aをハウジング1の上端部にガスケット12を介して衝合させた状態で、当該ハウジング1に取り付けられている。なお、ガスケット12は耐蝕性を有するノンメタル材料で構成されたものであり、例えば、ゴム等の弾性材からなる芯体と、芯体の外周部を除く部分を被覆する耐食性樹脂材製(PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等)の袋体とからなる複合構造をなすものが使用される。
ケース側密封環3は、図1及び図2に示す如く、第2ケース部分11の内周部に上下一対の第1及び第2Oリング13,14を介して嵌合固定された円環状体であり、上端面(先端面)は軸線に直交する平滑な環状平面である密封端面3aに構成されている。ケース側密封環3は耐蝕性に優れるノンメタル材料、例えば炭化珪素等のセラミックスで構成されており、各Oリング13,14はパーフロロゴム等の耐蝕性弾性材で構成されている。
上位の第1Oリング13はケース側密封環3と第2ケース部分11との間で軸線方向(上下方向)及び径方向(水平方向)に挟圧されると共に、下位の第2Oリング15はケース側密封環3と第1及び第2ケース部分10,11との間で軸線方向(上下方向)及び径方向に挟圧されていて、これらのOリング13,14によりケース側密封環3と各ケース部分10,11との間がシール(二次シール)されている。第1ケース部分10の上端内周部は、上下方向においてケース側密封環3との間で第2Oリング15を挟圧する環状のOリング押圧部10bに構成されている。
ベローズ5は、耐蝕性に優れたノンメタル材料であるPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)で構成された円筒状の一体構成物であり、図1及び図2に示す如く、上下方向における中間部を上下方向に伸縮自在とされた断面蛇行状の伸縮部5aに構成してある。ベローズ5の上端部(基端部)である固定部5bは、図1に示す如く、金属製(SUS315等)の緊縛リング15により緊縛させることにより回転軸4に嵌合固定されている。すなわち、緊縛リング15は径方向に2分割されたもので、一対の締付ボルト(1本のみ図示)15aにより環状に連結されていて、内周部に形成した係合溝15bに当該固定部5bに形成した環状突起5cを係合させた状態で締付ボルト15aを締め付けることにより、当該固定部5bを回転軸4に強固に嵌合固定するようになっている。なお、緊縛リング15の上端面には、回転軸4に適当本数のセットスクリュー(1本のみ図示)16aにより回転軸4に固定されたストッパリング16が衝合されている。また、緊縛リング15の下端面にはドライブカラー19が取付けられている。
軸側密封環6は、図1及び図2に示す如く、耐蝕性及びケース側密封環3との摺動特性に優れたノンメタル材料である硬質樹脂材で構成された円環状体であり、その下端面(先端面は)軸線に直交する平滑な環状平面である密封端面6aに構成されている。この例では、軸側密封環6を、PTFEを主成分とする複合樹脂材であって、ケース側密封環3との摺動特性(低摩擦性)及び機械的強度を向上させるべくPTFEに適宜の充填剤を充填させたPTFE複合樹脂材で構成してある。
軸側密封環6は、図1及び図2に示す如く、ベローズ5の下端部(先端部)である連結部5dに一体的に連結されている。すなわち、軸側密封環6とベローズ5の連結部5dとの連結は、ベローズ5及び/又は軸側密封環6の成形工程時において或いはベローズ5及び軸側密封環6の成形工程後において両者5d,6を一体化させるように行われるものであり、一体化された状態において両者5d,6の境界20は明瞭に現われない。なお、ベローズ5の連結部5dの外径は、軸側密封環6の上端部(基端部)と同一径となるように、ベローズ5の伸縮部5a及び固定部5bより若干大径とされている。
スプリングリテーナ7は、図1に示す如く、下端部(先端部)7aがベローズ5の連結部5d及び軸側密封環6に嵌合すると共に上端部(基端部)7bがベローズ5の伸縮部5を囲繞する円筒状のものであり、熱膨張係数がベローズ5の構成材であるPTFEと同等又は近似する樹脂材で構成してある。この例では、PTFEを主成分とする複合樹脂材であって、PTFEにカーボンを充填させたPTFE複合樹脂材で構成してある。なお、スプリングリテーナ7の上端部7aの内径はベローズ5の連結部5d及び軸側密封環6に密に外嵌しうるように設定されているが、その下端部7bの内径はベローズ5の連結部5d及び軸側密封環6の外径より小さいが、ベローズ5の伸縮部5aの外径より若干大きく設定されていて、スプリングリテーナ7が当該伸縮部5aに干渉しないように工夫されている。
スプリングリテーナ7の下端面(先端面)には、軸側密封環6の上端側外周面に周方向に等間隔を隔てて突出形成した複数の環状突起6cに係合する凹部7cが形成されていて、この突起6cと凹部7cとの係合により、両者6,7の相対回転が阻止されている。また、スプリングリテーナ7の内周部において上下端部7a,7bの境界に形成された環状段部7dは、ベローズ5の外周部において伸縮部5aと連結部5dとの境界に形成される環状段部5fに衝合されていて、両段部5f,7dの係合により、後述するスプリング部材8による押圧附勢力がスプリングリテーナ7を介してベローズ5に確実に作用するように工夫されている。
スプリングリテーナ7は、図1に示す如く、緊縛リング15ないしドライブカラー17に植設した適当数(1個のみ図示)のドライブピン18を当該スプリングリテーナ7の上端部に形成した凹部7eに係合させることにより、スプリングリテーナ7の回転軸2に対する相対回転がその軸線方向移動を所定範囲で許容しつつ阻止されるようになっている。
スプリング部材8は、図1に示す如く、スプリングリテーナ7とドライブリング17との間に周方向に等間隔を隔てて装填された複数(1個のみ図示)のコイルスプリングで構成されており、軸側密封環6をケース側密封環3へと押圧接触させるべく、スプリングリテーナ7(及びベローズ5)を下方向に附勢するものである。
ドレン回収樋9は、図1及び図2に示す如く、シールケース2における被密封流体と接触する表面を有する部分(第1ケース部分)10に一体形成された金属製の回転体形状をなすものであり、第1ケース部分10の内周部から回転軸方向に張り出す環状の底壁21とその内周端部から密封環3,6と回転軸4との対向周面間を上方へと延びて密封環3,6の相対回転摺接部分(密封端面)3a,6aより上方位に至る筒状の周壁22とからなる。周壁22の上端22aは、密封端面3a,6a間から放出される摩耗粉等のドレンが周壁22と回転軸4との間に侵入することがないように、密封端面3a,6aを上方に越え且つベローズ7に干渉しない範囲において適宜に設定される。一般的には、周壁22の上端22aは、軸側密封環6の上端部(ベローズ5との境界部20)に略対応する位置に位置されるように設定される。なお、周壁22の下面は第1ケース部分10の取付部10aの下面に連なっている。
而して、第1メカニカルシールM1にあっては、被密封流体と接触する部材(ケース側密封環3、ベローズ5、軸側密封環6、ガスケット12及び第2Oリング14)を上記した如く耐蝕性ノンメタル材料(PTFE等)で構成すると共に、強度,加工等の観点からノンメタル材料で構成することができない部材(ドレン回収樋)又は部分(第1ケース部分10)については、被密封流体と接触する表面にノンメタル材料による被覆層を形成することによって、メカニカルシール全体をノンメタル構造となしている。
すなわち、第1ケース部分10の表面であって被密封流体と接触する部分及びドレン回収樋9の表面であって被密封流体と接触する部分つまり当該回収樋9の全面には、図1及び図2に示す如く、耐蝕性を有するノンメタル材料による一連の第1〜第5被覆層23a〜23eが形成されている。第1被覆層23aは第1ケース部分10における被密封流体と接触する表面部分である内周面に形成されたものであり、第2被覆層23bは、第1被覆層23aから連なってドレン回収樋9の底壁21の上面に形成されたものであり、第3被覆層23cは、第2被覆層23bから連なってドレン回収樋9の周壁22の外周面に形成されたものであり、第4被覆層23dは、第3被覆層23cから連なって当該周壁22の内周面に形成されたものであり、第5被覆層23eは、第4被覆層23dから連なって当該底壁21の下面に形成されたものである。
ところで、第1ケース部分10の取付部10a及びOリング押圧部10bは、夫々、ガスケット12及び第2Oリング14と接触しているものであるが、この例では、これらの表面にも前記一連の被覆層23a〜23eに連なる被覆層23f,24gを形成することによって、ノンメタル構造を更に完璧なものとしてある。すなわち、図1及び図2に示す如く、取付部10aの表面であってガスケット12に接触する部分には、第5被覆層23eに連なる同材質の第6被覆層23fを形成してあり、Oリング押圧部10bの表面であって第2Oリング14に接触する部分には、第1被覆層23aに連なる同材質の第7被覆層23gを形成してある。
これら一連の被覆層23a,23b,23c,23d,23e,23f,23gは、耐蝕性を有する合成樹脂等のノンメタル材料をライニング,コーティングする等により形成されるものであり、この例では、PFA(4フッ化エチレンパーフルオロアルコキシエチレン共重合体)をライニングしてなる。
また、シールケース2には、ドレン回収樋9とシールケース2との間に形成される環状空間であるドレン回収空間24に開口するドレン回収路25が形成されている。すなわち、ドレン回収路25は、図1及び図2に示す如く、第1ケース部分10を径方向に貫通して水平に延びる断面円形孔であり、ドレン回収樋9の底壁21の上面に面一状に連なる状態でドレン回収空間23の下部に開口している。
このドレン回収路25の内周面には、図1及び図2に示す如く、ドレン回収樋9及び第1ケース部分10に形成された被覆層23a,23b,23c,23d,23e,23f,23gに連なる同材質の被覆層23hが形成されている。すなわち、ドレン回収路25の内周面には、第1及び第5被覆層23a,23eに連なるPFAライニング層である第8被覆層23hが形成されている。
また、ドレン回収路25には、図1及び図2に示す如く、接続アダプタ26及び開閉弁27を介してドレン回収ライン28が接続されている。接続アダプタ26は、図1及び図2に示す如く、第8被覆層23hの端部に接触する耐蝕性弾性材製(パーフロロゴム等)のOリング29を介してドレン回収路25に連結された耐蝕性合成樹脂製(PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等)のものであり、ドレン回収路25とドレン回収ライン28とを連通する連通孔26aが形成されている。開閉弁27はドレンの回収時に開放されるもので、当該メカニカルシールM1の運転中においては閉鎖されている。なお、ドレン回収ライン28には、図示していないが、ドレン回収空間24から摩耗粉等のドレンを回収するための回収手段(真空ポンプ等)が配設されている。
以上のように構成された第1メカニカルシールM1にあっては、密封端面3a,6aの接触等により摩耗粉等のドレンが発生した場合にも、これをドレン回収樋9により回収することができ、かかるドレンにより被密封流体領域Aが汚染されることがない。
すなわち、密封端面3a,6a間に摩耗粉等のドレンが発生した場合、このドレンはドレン回収樋9の周壁6によって被密封流体Aへの侵入を阻止され、当該周壁6と密封環3,6との間からドレン回収空間24へと落下回収されることになる。したがって、摩耗粉等のドレンが密封端面3a,6aからハウジング1内に落下することがなく、ドレンによる機内領域Aの汚染は確実に防止される。ドレン回収空間24に落下回収されたドレンは、必要に応じて、ドレン回収路26からドレン回収ラインへと排出される。
また、第1メカニカルシールM1は、被密封流体と接触する部材、部分又は表面を上記した如くノンメタル材料で構成したノンメタル構造をなすものであるから、被密封流体と金属との接触によって生じる金属イオンの発生等による汚染も生じない。
ところで、一連の被覆層を形成すべき金属部材がボルト等により連結される複数部分に分割構成されている場合、これらの連結個所において被覆層が一連に形成されず、被覆効果が損なわれる(例えば、連結箇所において被覆層が断裂したり損傷して、金属表面が露出する)虞れがある。しかし、第1メカニカルシールM1では、シールケース2を、被密封流体と接触する表面を有する第1ケース部分10と当該表面を有しない第2ケース部分11とに分割し、第1ケース部分10及びドレン回収樋9を一体構造物としたから、つまりノンメタル材料による被覆層を形成すべき部材ないし部分9,10の表面に一連の被覆層23a,23b,23c,23d,23eを形成することができ、局部的に金属表面が露出するような虞れは皆無となる。さらに、この一連の被覆層23a,23b,23c,23d,23eの両端部(第1及び第5被覆層23a,23e)を延長して、その延長部分(第6及び第7被覆層23f,23g)をガスケット12及び第2Oリング14に接触させるようにしたから、金属製の部材ないし部分である第1ケース部分10及びドレン回収樋9と被密封流体との接触が一連の被覆層23a,23b,23c,23d,23e,23f,23gによって確実に阻止される。
これらの点から理解されるように、第1メカニカルシールM1は、被密封流体と金属表面との接触や密封環同士の接触等によって発生するコンタミネーション問題を確実に解決し得るものであり、厳格なコンタミレス対策が要求される竪型回転機器の軸封手段として好適に使用することができるものである。
また、第1メカニカルシールM1にあっては、ベローズ5に嵌合するスプリングリテーナ7をベローズ5の構成材であるPTFEと同等又は近似する熱膨張係数の樹脂材で構成してあるから、ベローズ5が熱膨張した場合にも、両者5,7の嵌合部において熱膨張量差が生じないか或いは殆ど生じないために、ベローズ5に過度の負荷(応力)が作用するようなことがない。
また、ベローズ5とこれとは異質材である軸側密封環6とが両者5,6の境界20が明瞭に現われない状態に一体的に連結されていることから、機内領域Aの流体(被密封流体)が液体である場合には勿論、気体である場合にも、両者5,6の連結部分20から被密封流体が漏れるようなことが全くなく、被密封流体を良好にシールすることができる。また、被密封流体が気体である場合(ドライ運転)にも、軸側密封環6がセラミックス製のケース側密封環3との摺動特性に優れるPTFE複合樹脂材で構成されているから、密封端面3a,6aが異常摩耗,発熱することがなく、良好に相対回転摺接しうる。
したがって、ベローズと軸側密封環とを同質材の一体構造物となしている公知のベローズ型メカニカルシール(例えば、特開平8−261333号参照)と異なって、軸側密封環6をベローズ5の構成材(PTFE)に比して相手密封環(ケース側密封環3)との摺動特性に優れた樹脂材で構成していることとも相俟って、高温条件下においても被密封流体の性状に拘わらず良好なメカニカルシール機能を発揮することができる。
なお、本発明のノンメタル構造のメカニカルシールは、上記した実施の形態に限定されるものでなく、本発明の基本原理を逸脱しない範囲において、適宜に改良,変更することができる。
例えば、ベローズ5と軸側密封環6とを、各別に成形した上で接着剤により接着連結することも可能であり、又は図3及び図4に示す如く、挟圧リング30を使用して係合連結しておくようにすることも可能である。すなわち、図3及び図4に示す本発明のノンメタル構造のメカニカルシール(以下「第2メカニカルシールM2」という)は、ベローズ5の先端部5dに環状の舌部5gを形成し、この舌部5gを軸側密封環6の基端面に突設した環状突起5dと挟圧リング30とで径方向に挟圧することにより、ベローズ5と軸側密封環6とを連結したベローズ型メカニカルシールであり、挟圧リング30はPTFEを主成分とする複合樹脂材であって炭素繊維を充填したPTFEによって構成してある。ところで、第2メカニカルシールM2においては、被密封流体が気体である場合、ベローズ5と軸側密封環6とを如何に強固に連結したとしてもその連結部分から被密封流体の微少漏れを阻止することができないため、気体をシールするものとしては好ましくない。この点、第1メカニカルシールM1では、ベローズ5と軸側密封環6とが一体的に連結されていることから、被密封流体が液体,気体の何れである場合にも、このような問題を生じず、良好なシール機能を発揮できる。なお、第2メカニカルシールM2は、上記したベローズ5と軸側密封環との連結構造及び下記のベローズ5の固定部5bの回転軸4への固定手段を除いて、図1及び図2に示す第1メカニカルシールM1と同一構成をなすものであるから、第1メカニカルシールM1と同一構成部材については、図3及び図4において図1及び図2と同一の符号を付すことにより、その詳細な説明は省略する。
また、ベローズ5の固定部5bの回転軸4への固定手段は、図1に示す如き2つ割りリングである緊縛リング15を使用した構成に限定されない。例えば、ベローズ5の固定部5bは、図3に示す如く、夫々金属製(SUS316等)のストッパリング31、締め付けリング32及び固定リング33を介して回転軸4に嵌合固定するようにしてもよい。すなわち、ストッパリング31は、これに螺合させた適当本数のセットスクリュー(1本のみ図示)31aを回転軸4に締め付けることにより、回転軸4に固定されている。締付リング32は、内周面をストッパリング31に向かって拡径する裁頭円錐状のカム面32aに構成したもので、ストッパリング31に適当本数(1本のみ図示)の締付ボルト34により取り付けられている。固定リング33は、ベローズ5の固定部5bに形成した環状突起5cに係合された状態で、当該固定部5bに外嵌されており、その外周面を締付リング32のカム面32aに嵌合する裁頭円錐状のカム面33aに構成してある。したがって、締付ボルト34を締め付けて締付リング32をストッパリング31に近接する方向(上方向)に移動させることにより、カム面32a,33aにより固定リング33を介してベローズ5の固定部5bが回転軸4に強固に固定されるようになっている。なお、図3に示す第2メカニカルシールM2にあっては、固定リング32に適当数(1個のみ図示)のドライブピン35が突設されていて、これをスプリングリテーナ7の凹部7eに係合させることにより、スプリングリテーナ7の回転軸2に対する相対回転がその軸線方向移動を所定範囲で許容しつつ阻止されるようになっている。また、スプリング部材8を構成する各コイルスプリングは、締付リング32に形成した貫通孔32bに挿通させた状態でスプリングリテーナ7とストッパリング31との間に装填されている。
また、本発明のノンメタル構造のメカニカルシールにあって、シールケース2は、複数部分に分割した構成としても一体構造物に構成しても、何れでもよいが、複数部分に分割する場合にあっては、被覆層の一連性を確保するために、被密封流体と接触する表面を有する部分(第1ケース部分10)はこれを一体構造として、これにドレン回収樋9を一体形成しておくことが好ましい。一方、被密封流体と接触する表面を有しない部分(第2ケース部分11)については、これを一体構造物としても、複数部分に分割しても、何れでもよい。
また、本発明のノンメタル構造のメカニカルシールにおいて使用するノンメタル材料は、これによって構成される部材,部分又は被覆層を形成する部材,部分の機能及びシール条件(被密封流体の性状等)を考慮して、適宜に選定することできる。
また、本発明は、第1又は第2メカニカルシールM1,M2のようなベローズ型メカニカルシールの他、ベローズを有しないメカニカルシールにも好適に適用することができる。
1 竪型回転機器のハウジング
2 シールケース
3 ケース側密封環
3a ケース側密封環の密封端面
4 竪型回転機器の回転軸
5 ベローズ
5a ベローズの固定部(上端部)
5b ベローズの伸縮部(中間部)
5d ベローズの連結部(下端部)
6 軸側密封環
6a 軸側密封環の密封端面
7 スプリングリテーナ
8 スプリング部材
9 ドレン回収樋
10 第1ケース部分
10a 取付部
10b Oリング押圧部
11 第2ケース部分
12 ガスケット
13 第1Oリング
14 第2Oリング
21 ドレン回収樋の底壁
22 ドレン回収樋の周壁
23a 第1被覆層
23b 第2被覆層
23c 第3被覆層
23d 第4被覆層
23e 第5被覆層
23f 第6被覆層
23g 第7被覆層
23h 第8被覆層
24 ドレン回収空間
25 ドレン回収路
A 被密封流体領域(機内領域)
B 非密封流体領域(機外領域)

Claims (8)

  1. 竪型回転機器のハウジングに取付けた筒状のシールケースと、その内周部に設けたケース側密封環と、シールケースを上下方向に洞貫する当該回転機器の回転軸に設けた軸側密封環とを具備して、両密封環の上下対向端面である密封端面の相対回転摺接作用により、その相対回転摺接部分の内周側領域である機内領域とその外周側領域である機外領域とをシールするように構成すると共に、機内領域の流体である被密封流体と接触する部材、部分又はそれらの表面を金属成分を含有しないノンメタル材料で構成してあるノンメタル構造のメカニカルシールにおいて、
    シールケースを金属材料で構成し、シールケースに、その内周部から回転軸方向に張り出す環状の底壁とその内周端部から密封環と回転軸との対向周面間を上方へと延びて前記相対回転摺接部分より上方位に至る筒状の周壁とからなるドレン回収樋を一体形成し、シールケースにおける少なくとも被密封流体と接触する表面及びドレン回収樋の全表面に前記ノンメタル材料による一連の被覆層を形成してあることを特徴とするノンメタル構造のメカニカルシール。
  2. シールケースは、被密封流体に接触する表面を有する一体構造物である第1ケース部分とこれ以外の部分であって密封流体流体に接触する表面を有しない第2ケース部分とに分割構成された円筒構造体であり、ドレン回収樋は第1ケース部分の内周部に一体形成されており、第1ケース部分における被密封流体と接触する表面及びドレン回収樋の全表面には、合成樹脂材料による一連の被覆層が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載するノンメタル構造のメカニカルシール。
  3. シールケースは、夫々が一体構造物である第1ケース部分とその上端部に取付けられた第2ケース部分とに分割構成されており、第2ケース部分の内周部にはケース側密封環が第1及び第2Oリングを介して嵌合固定されており、第1ケース部分には、上下方向においてケース側密封環との間で第2Oリングを挟圧するOリング押圧部が形成されており、このOリング押圧部における第2Oリングとの接触面に、前記一連の被覆層に連なる同材質の被覆層を形成してあることを特徴とする、請求項2に記載するノンメタル構造のメカニカルシール。
  4. シールケースには、これとドレン回収樋との間に形成されるドレン回収空間の下部に開口するドレン回収路が形成されており、このドレン回収路の内周面に前記一連の被覆層に連なる同材質の被覆層を形成してあることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載するノンメタル構造のメカニカルシール。
  5. シールケースはその下端部に形成した環状の取付部を前記ハウジングの上端部にガスケットを介して衝合させた状態で当該ハウジングに取付けられており、当該取付部の表面には前記一連の被覆層に連なる同材質の被覆層が形成されていることを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れかに記載するノンメタル構造のメカニカルシール。
  6. シールケースに固定されたセラミックス製のケース側密封環と、上端部を回転軸に嵌合固定した軸線方向伸縮可能なPTFE製のベローズと、ベローズの下端部に連結されてケース側密封環に対向する、耐蝕性及びケース側密封環との摺動特性に優れた硬質樹脂材で構成された軸側密封環と、ベローズの下端部及び軸側密封環に相対回転不能且つケース側密封環方向への相対変位不能に係合されたスプリングリテーナと、スプリングリテーナをケース側密封環方向に押圧附勢すべくベローズの外周側領域に配設されたスプリング部材とを具備して、両密封環の対向端面たる密封端面の相対回転摺接作用により、その相対回転摺接部分の内周側領域である被密封流体領域とその外周側領域である非密封流体領域とをシールするように構成された耐蝕性ベローズ型メカニカルシールであって、スプリングリテーナを熱膨張係数がベローズと同等又は近似する樹脂材で構成してあることを特徴とする、請求項1〜5の何れかに記載するノンメタル構造のメカニカルシール。
  7. 軸側密封環がPTFEを主成分とする複合樹脂材で構成されていることを特徴とする、請求項6に記載するノンメタル構造のメカニカルシール。
  8. スプリングリテーナがPTFEを主成分とする複合樹脂材で構成されていることを特徴する、請求項6又は請求項7に記載するノンメタル構造のメカニカルシール。
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