JP2012031085A - 細胞賦活剤、毛包上皮系細胞増殖促進剤及び育毛剤 - Google Patents

細胞賦活剤、毛包上皮系細胞増殖促進剤及び育毛剤 Download PDF

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Abstract

【課題】
新規有効成分を含有する、毛乳頭細胞の毛包上皮系細胞への働きかけを強め、毛包上皮系細胞の増殖を促進することが可能な、細胞賦活剤、毛包上皮系細胞増殖促進剤及び育毛剤を提供すること。
【解決手段】
サトウモロコシ抽出物を有効成分として含有する、毛乳頭細胞が有する毛包上皮系細胞を増殖させる作用を増強するための細胞賦活剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、細胞賦活剤、毛包上皮系細胞増殖促進剤及び育毛剤に関する。
毛髪は、成長期、退行期及び休止期を経る、いわゆる毛周期(又はヘアサイクル)と呼ばれるサイクルに従って、成長と脱落を繰り返している。従来、育毛剤としては、ヘアサイクルの休止期から成長期への移行を促進する作用に着目し、その作用成分を育毛剤として利用することが行われている(特許文献1)。
そして、このような例として、特許文献1には、例えばボタンピ、ボダイジュ、サルビア、ステビア、シャクヤク、コンフリー、ブクリョウ、オウゴン、オトギリソウ、ハンゲ、サクラ、シソから選ばれる1種以上の植物抽出物を含有することを特徴とする育毛剤が開示されている。
また、近年、ヘアサイクルのうち、休止期から成長期にかけての期間(以下、毛髪形成期という)において、毛包上皮系細胞の増殖・分化により新たな毛髪が形成されることが知られている。そして、毛髪形成期における毛包上皮系細胞の増殖・分化に重要な役割を果たしているのが、毛乳頭細胞であると考えられている。
毛乳頭細胞は、毛根近傍にある毛包上皮系細胞の内側にあって、基底膜に包まれている毛根の根幹部分に位置する細胞であり、毛包上皮系細胞へ働きかけてその増殖を促す等の、毛髪への分化に重要な役割を担っている。
このように、毛乳頭細胞は、毛髪の形成に重要な役割を果たすことから、従来、育毛剤に配合される有効成分として、毛乳頭細胞の増殖作用を有する成分や、毛乳頭細胞による毛包上皮系細胞への働きかけを強める成分が用いられている(特許文献2及び3)。
特開平11−193219号公報 特開2009−114082号公報 特開平8−12530号公報
本発明は、新規有効成分を含有する、毛乳頭細胞による毛包上皮系細胞への働きかけを強め、毛包上皮系細胞の増殖を促進することが可能な、細胞賦活剤、毛包上皮系細胞増殖促進剤及び育毛剤を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、サトウモロコシ抽出物を有効成分として含有する、毛乳頭細胞が有する毛包上皮系細胞を増殖させる作用を増強するための細胞賦活剤を提供する。
毛乳頭細胞は、毛包上皮系細胞へ働きかけることにより、毛包上皮系細胞を増殖させる作用(以下、「毛包上皮系細胞増殖作用」と称する。)を有するが、本発明に係る細胞賦活剤によれば、サトウモロコシ抽出物により毛乳頭細胞を賦活して、その毛包上皮系細胞増殖作用を増強することができる。サトウモロコシ抽出物が、このような細胞賦活剤の有効成分となり得ることは、本発明者らが初めて見出したことである。また、サトウモロコシ抽出物によれば、育毛剤の有効成分として先進的な成分であり同質の効果を有することが知られているセイヨウオトギリソウ抽出物と比較しても、より優れた毛乳頭細胞賦活効果を有し、より有効に毛包上皮系細胞を増殖させることができる。
ここで「毛包」とは、毛を取り囲む二層構造の組織層であり、内側は上皮性成分、外側は結合組織性成分で構成される。また「毛包上皮系細胞」とは、毛包の内側の上皮性成分を構成する細胞である。なお、「細胞賦活剤」とは、主に特定の細胞を活性化(賦活化)して、その細胞が有する特定の機能(作用)を増強(促進)させるものをいう。本発明に係る細胞賦活剤では、活性化される細胞は毛乳頭細胞であり、増強される作用は毛包上皮系細胞増殖作用である。
本発明はまた、サトウモロコシ抽出物を有効成分として含有する毛包上皮系細胞増殖促進剤を提供する。
本発明に係る毛包上皮系細胞増殖促進剤によれば、サトウモロコシ抽出物を含有するため、毛乳頭細胞による毛包上皮系細胞への働きかけを強め、毛包上皮系細胞の増殖を促進することができる。なお、「細胞増殖促進剤」とは、主に特定の細胞の増殖を促進するものをいい、その機序は何ら限定されない。本発明に係る毛包上皮系細胞増殖促進剤では、毛乳頭細胞による毛包上皮系細胞への働きかけが強まることにより、毛包上皮系細胞の増殖が促進される。
本発明はさらに、サトウモロコシ抽出物を有効成分として含有する育毛剤を提供する。
本発明に係る育毛剤によれば、サトウモロコシ抽出物が毛乳頭細胞による毛包上皮系細胞増殖作用を増強することにより、毛包上皮系細胞の増殖が促進される。すなわち、本発明に係る育毛剤によれば、毛乳頭細胞による毛包上皮系細胞増殖作用を増強することで、新たな毛髪の形成を促進し、優れた育毛効果を得ることができる。
本発明によれば、新規有効成分を含有する、毛乳頭細胞による毛包上皮系細胞への働きかけを強め、毛包上皮系細胞の増殖を促進することが可能な、細胞賦活剤、毛包上皮系細胞増殖促進剤及び育毛剤を提供することができる。
本発明の好適な実施形態について以下に説明する。
(サトウモロコシ抽出物)
サトウモロコシ抽出物は、サトウモロコシ(砂糖蜀黍、学名:Sorghum bicolor Moench var. saccharatum Koern.)からの抽出される抽出成分を含有する抽出物である。
サトウモロコシ抽出物は、サトウモロコシの抽出成分を含有する様々な態様で用いることができ、例えば、サトウモロコシを抽出して得られる抽出液、該抽出液の希釈液、該抽出液の濃縮液、該抽出液を乾燥して得られる乾燥物、該抽出液の粗精製物、又は、該抽出液の精製物として、細胞賦活剤に含有させることができる。
サトウモロコシ抽出物は、例えば、抽出原料となるサトウモロコシを溶媒で抽出して得ることができる。抽出に用いられる溶媒としては、例えば、水、有機溶媒、含水有機溶媒が挙げられる。溶媒として水を用いる場合、温水又は熱水を用いてもよい。
また、抽出に用いられる溶媒としては、食品又は薬剤の製造に許容される溶媒が好ましい。このような溶媒を用いて抽出されたサトウモロコシ抽出物は、育毛剤、毛髪用化粧料等に好適に配合することができる。
抽出に用いられる有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、アセトン、ヘキサン、シクロヘキサン、プロピレングリコール、エチルメチルケトン、グリセリン、酢酸メチル、酢酸エチル、ジエチルエーテル、ジクロロメタン、食用油脂、1,1,1,2−テトラフルオロエタン、1,1,2−トリクロロエタンが挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、複数組み合わせて用いてもよい。
また、抽出に用いられる含水有機溶媒としては、例えば、含水エタノール、含水プロピレングリコール等が挙げられる。これらの抽出に用いられる溶媒のうち、抽出成分を効率よく抽出することができる観点から、熱水、含水エタノール又は含水プロピレングリコールが好適に用いられる。
サトウモロコシ抽出物を得るための抽出原料は、サトウモロコシの葉部、茎部、根部、花部等のいずれの部位であってもよく、これらの部位の混合物であってもよい。
サトウモロコシ抽出物を得るための抽出方法は、特に限定されず、例えば、加温抽出法、超臨界抽出法など公知の抽出方法により抽出することができる。
サトウモロコシ抽出物は、必ずしも上記のような抽出操作を経て得られたものである必要はなく、例えば、サトウモロコシの搾液であってもよい。サトウモロコシの搾液は、例えば、公知の圧搾機でサトウモロコシを圧搾して得ることができる。
サトウモロコシ抽出物によれば、毛乳頭細胞が有する毛包上皮系細胞増殖作用を増強し、もって毛包上皮系細胞の増殖を促進することができる。そのため、サトウモロコシ抽出物は、後述する細胞賦活剤、毛包上皮系細胞増殖促進剤及び育毛剤の有効成分として、好適に使用することができる。
また、サトウモロコシ抽出物によれば、育毛剤の有効成分として先進的な成分であり同質の効果を有することが知られているセイヨウオトギリソウ抽出物と比較しても、より優れた毛乳頭細胞賦活効果を有し、より有効に毛包上皮系細胞を増殖させることができる。そのため、サトウモロコシ抽出物を有効成分として含有する育毛剤は、優れた育毛効果を有するものとなる。
(細胞賦活剤)
本実施形態に係る細胞賦活剤は、毛乳頭細胞が有する毛包上皮系細胞増殖作用を増強するための細胞賦活剤であって、サトウモロコシ抽出物を有効成分として含有する。
ここで「毛包」とは、毛を取り囲む二層構造の組織層であり、内側は上皮性成分、外側は結合組織性成分で構成される。また「毛包上皮系細胞」とは、毛包の内側の上皮性成分を構成する細胞であり、毛包上皮系細胞としては、例えば上皮角化細胞が挙げられる。
本実施形態に係る細胞賦活剤は、サトウモロコシ抽出物を有効成分として含有することにより、毛乳頭細胞を有効に賦活して、その毛包上皮系細胞増殖作用を増強することができる。そのため、本実施形態に係る細胞賦活剤は、育毛剤、毛髪用化粧料等に好適に配合され、優れた育毛効果を発現することができる。
本実施形態に係る細胞賦活剤は、毛乳頭細胞を賦活化して、毛包上皮系細胞の増殖を促進することができることから、毛包上皮系細胞増殖促進剤として捉えることもできる。
毛包上皮系細胞増殖促進剤は、例えば、育毛剤、毛髪用化粧料等に配合することのみならず、毛包上皮系細胞の培養においても使用することができる。
細胞賦活剤としては、例えば、サトウモロコシ抽出物(又はサトウモロコシ搾液)をそのまま用いることもでき、サトウモロコシ抽出物(又はサトウモロコシ搾液)を水等の溶剤で希釈した溶液を用いることもできる。また、細胞賦活剤には、保存剤、乳化剤等の添加剤が添加されていてもよい。
(育毛剤)
本実施形態に係る育毛剤は、サトウモロコシ抽出物を有効成分として含有する。
本実施形態に係る育毛剤によれば、サトウモロコシ抽出物が毛乳頭細胞による毛包上皮系細胞増殖作用を増強することにより、毛包上皮系細胞の増殖が促進される。すなわち、本実施形態に係る育毛剤によれば、毛乳頭細胞の毛包上皮系細胞増殖作用を増強することで、新たな毛髪の形成を促進し、優れた育毛効果を得ることができる。
本実施形態に係る育毛剤の一態様として、育毛用経口剤が挙げられる。
育毛用経口剤には、必要に応じて、賦形剤、増量剤、結合剤、増粘剤、乳化剤、着色料、香料、他の食品原料、調味料、医薬品原料などを添加してもよい。また、育毛用経口剤は、用途に応じて、顆粒、錠剤、丸剤などの形態に成形されてもよく、ハードカプセル又はソフトカプセル内に包含させてカプセル剤としてもよい。
さらに、育毛用経口剤は、粉末状、顆粒状、茶状、ティーバッグ状、飴状などの形態に成形したり、そのまま飲料として用いたりすることができる。これらの形態に成形された育毛用経口剤は、形態や好みに応じて、そのまま食すことにより摂取してもよく、水、湯、牛乳等に溶いて飲むことにより摂取してもよい。また、粉末化してティーバッグ状にした場合などでは、育毛用経口剤が含有する成分(特に、サトウモロコシから抽出される抽出成分)を、水、湯、牛乳等に浸出させて飲むことにより摂取してもよい。
育毛用経口剤に添加可能な食品原料としては、例えば、ローヤルゼリー、プロポリス、ビタミン類(A、B群、C、D、E、K、葉酸、パントテン酸、ビオチン、これらの誘導体など)、ミネラル(鉄、マグネシウム、カルシウム、亜鉛など)、α−リポ酸、セレン、キチン・キトサン、レシチン、ポリフェノール(カテキン類、アントシアニン類、ガロタンニンなどの加水分解型タンニン、イソフラボン類、フラボノイド類、これらの誘導体など)、カロテノイド(リコピン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン、ルテインなど)、サポニン(ジンセサノイド、グリチルリチン酸など)、キサンチン誘導体(カフェインなど)、脂肪酸、アミノ酸、タンパク質(コラーゲン、エラスチンなど)、ムコ多糖類(ヒアルロン酸、コンドロイチン、デルマタン、ヘパラン、ヘパリン、ケタラン、これらの塩など)、アミノ糖(グルコサミン、アセチルグルコサミン、ガラクトサミン、アセチルガラクトサミン、ノイラミン酸、アセチルノイラミン酸、ヘキソサミン、それらの塩など)、食物繊維(難消化性デキストリン、アルギン酸、グアガム、ペクチン、グルコマンナンなど)、オリゴ糖(イソマルトオリゴ糖、環状オリゴ糖など)、リン脂質とスフィンゴ脂質およびそれらの誘導体(フォスファチジルコリン、スフィンゴミエリン、セラミドなど)、含硫化合物(アリイン、セパエン、タウリン、グルタチオン、メチルスルホニルメタンなど)、糖アルコール、キノン類(コエンザイムQ10など)、リグナン類(セサミンなど)、これらを含有する動植物抽出物、根菜類(ウコン、ショウガなど)、イネ科植物の緑葉(麦若葉末など)、アブラナ科植物の緑葉(ケールなど)などが挙げられる。
また、育毛経口剤は、例えば、植物発酵ジュース、野菜ジュース(例えば、人参ジュースなど)、植物抽出物、果汁などに添加して「育毛用経口剤を含む飲料」という形態として利用することも可能である。このような形態とすることにより、嗜好性が良好となる。また、育毛効果を有することのみならず、機能性又は栄養価の高い飲料として摂取することができるようになる。
育毛用経口剤に添加可能な調味料としては、例えば、グラニュー糖、蜂蜜、ソルビットなどの甘味料、アルコール、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸などの酸味料が挙げられる。
育毛用経口剤に添加される各成分の配合量は、特に制限されないが、サトウモロコシ抽出物の配合量は、育毛用経口剤の総量基準で、0.01〜80質量%とすることが好ましく、0.1〜60質量%とすることがより好ましい。サトウモロコシ抽出物の配合量を上記範囲内とすることで、育毛効果をより有効に発現することができるようになる。なお、ここで「サトウモロコシ抽出物の配合量」とは、サトウモロコシ抽出物を、サトウモロコシを圧搾して得られるサトウモロコシ搾液と同等の抽出成分濃度を有するものとした場合の配合量である。すなわち、サトウモロコシ抽出物の配合量は、サトウモロコシ抽出物の濃度によって適宜変更し得る。
育毛用経口剤の摂取量は、育毛用経口剤における各成分の配合量や、所望される育毛効果の度合いによって適宜変更しえるが、例えば、成人一日あたりにおけるサトウモロコシ抽出物(サトウモロコシを圧搾して得られるサトウモロコシ搾液と同等の抽出成分濃度を有するものとして)の摂取量が、0.1〜2000mgとなるように摂取されることが好ましく、1〜1000mgとなるように摂取されることがより好ましい。
本実施形態に係る育毛剤の他の態様としては、育毛用外用剤が挙げられる。
育毛用外用剤は、サトウモロコシ抽出物を配合することができる剤型であれば、特に制限されず、例えば、適当な外用剤の基剤と配合して、液状又は固体状の育毛用外用剤とすることができる。
育毛用外用剤の具体的な剤型としては、例えば、ヘヤーリキッド、ヘヤートニック、ヘヤーローション、軟膏、ヘヤクリーム、エアーゾルなどの剤型が挙げられる。これらは、例えば、各剤型に応じた基剤にサトウモロコシ抽出物を添加した後、各剤型における常法により製造することができる。
育毛用外用剤に用いられる基剤としては、外用剤に通常使用されている基剤、例えば、精製水、エタノール、多価アルコール類、油脂などを用いることができる。多価アルコール類としてはグリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコールなどが挙げられ、油脂類としては椿油、ホホバ油、オリーブ油、スクワラン、サフラワー油、マカデミアナッツ油、乳化剤の大豆水添レシチンなどが挙げられる。
また、育毛用外用剤を固体状とする場合においては、基剤としてワセリン、固形パラフィン、植物油、鉱物油、ラノリン、ろう類、マクロゴールなどを用いることができる。
育毛用外用剤においては、必要に応じて、添加剤を添加してもよい。添加剤としては、例えば、香料、界面活性剤、殺菌剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、消炎剤、清涼剤、保湿剤、ビタミン類、生薬エキスなどが挙げられる。
香料としては、通常、化粧料などに使うような香料を用いることができる。
界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、モノオレイン酸ポリオキシエチレン、ポリオキシエチレングリセリルモノステアレート、モノステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ショ糖脂肪酸エステル、モノラウリン酸ヘキサグリセリン、ポリオキシエチレン還元ラノリン、N−アセチルグルタミンイソステアリルエステルなどが挙げられる。
殺菌剤としては、例えば、ヒノキチオール、トリクロサン、クロルヘキシジングルコン酸塩、フェノキシエタノール、レゾルシン、イソプロピルメチルフェノール、アズレン、サリチル酸、ジンクピリチオンなどが挙げられる。
酸化防止剤としては、エリソルビン酸、BHAなどが挙げられる。
紫外線吸収剤としては、ジヒドロキシベンゾフェノンなどのベンゾフェノン類、メラニン、パラアミノ安息香酸エチル、パラジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシルエステル、シノキサート、パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシルエステル、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ウロカニン酸、酸化チタンなどの金属酸化物微粒子などが挙げられる。
消炎剤としては、グリチルリチン酸ジカリウム、アラントインなどが挙げられる。また、清涼剤としては、トウガラシチンキ、1−メントールなどが挙げられる。また、保湿剤としては、ピロリドンカルボン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸、コラーゲン、シルクペプチドなどが挙げられる。また、ビタミン類としては、ビタミンE及びその誘導体、ニコチン酸ベンジル、D−パントテニルアルコール、パントテニルエチルエーテル、ビオチン、塩酸ピリドキシン、リボフラビン、ビタミンA及びその誘導体、などが挙げられる。さらに、生薬エキスとしては、センブリエキス、ニンジンエキス、アロエエキスなどが挙げられる。
さらに育毛用外用剤においては、乳化剤、低級アルコールなどを添加してもよい。乳化剤としては、例えばレシチンが挙げられる。また、低級アルコールとしては、例えば、エタノール、イソプロピルアルコールなどが挙げられる。
育毛用外用剤に添加される各成分の配合量は、特に制限されないが、サトウモロコシ抽出物の配合量は、育毛用外用剤の総量基準で、0.0001〜30質量%することが好ましく、0.001〜10質量%とすることがより好ましい。サトウモロコシ抽出物の配合量を上記範囲内とすることで、育毛効果をより有効に発現することができるようになる。なお、ここで「サトウモロコシ抽出物の配合量」とは、サトウモロコシ抽出物を、サトウモロコシを圧搾して得られるサトウモロコシ搾液と同等の抽出成分濃度を有するものとした場合の配合量である。すなわち、サトウモロコシ抽出物の配合量は、サトウモロコシ抽出物の濃度によって適宜変更し得る。
育毛用外用剤の投与量は、育毛用外用剤における各成分の配合量や、所望される育毛効果の度合いによって適宜変更しえるが、例えば、成人1人当たり1回の経皮投与におけるサトウモロコシ抽出物(サトウモロコシを圧搾して得られるサトウモロコシ搾液と同等の抽出成分濃度を有するものとして)の投与量が、0.0005〜1500mgとなるように投与されることが好ましく、0.005〜500mgとなるように投与されることがより好ましい。
本実施形態に係る育毛剤においては、上記の育毛用経口剤と育毛用外用剤とを組み合わせて使用することにより、一層優れる発毛効果が得られることが期待される。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、細胞賦活剤、毛包上皮系細胞増殖促進剤又は育毛剤として説明したが、本発明は、サトウモロコシ抽出物を投与することを特徴とする毛乳頭細胞賦活化方法であってもよく、サトウモロコシ抽出物を投与することを特徴とする毛包上皮系細胞増殖促進方法であってもよい。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
サトウモロコシ茎汁6.0質量%、水94.0質量%からなる組成液を調製し、これを10倍希釈することにより、サトウモロコシ抽出物含有液を得た。得られたサトウモロコシ抽出物含有液を、さらに10倍、20倍、100倍に希釈して試験サンプル1〜3とし、これらの試験サンプルについて下記のとおり毛包上皮系細胞増殖試験I及びIIを行った。なお、試験I及びIIは、各々の試験サンプルについて2回ずつ行った。試験Iにて測定された吸光度は、表1に示すとおりであり、試験IIにて測定された吸光度は、表2に示すとおりであった。なお、表1及び表2には、2回の試験で測定された吸光度の相加平均値を示す。
[毛包上皮系細胞増殖試験I]
まず、ヒト上皮角化細胞(以下、「HEK」(Human Epidermal Keratinocytes)と称する。)を、TOYOBO社製Keratinocyte Growth Medium Kitにて、T75フラスコで培養した。また、ヒト頭皮毛乳頭細胞(以下、「HFDPC」(Human Follicle Dermal Papilla Cell)と称する。)についても、HEKと同時期に必要な細胞数となるよう、TOYOBO社製毛乳頭細胞増殖培地にて、T75コラーゲンTypeIコーティングフラスコにて、37℃、CO雰囲気下、インキュベータ内で培養した。
HEK及びHFDPCが共に必要な細胞数に達したら、各々細胞をトリプシンにて剥離し、各々の培養培地で、1500Cell/50μLとなるよう細胞液を調製した。調製した細胞液を、等量ずつ混合し、3000Cell/100μLの混合細胞液を調製し、これをIWAKI社製Collagen−Coated Microplate 96 Well with Lid Collagen Type I プレートに撒きこんだ。その後、細胞がそこに吸着したことを確認し、無血清のケラチノサイト用培地に交換し、一晩放置した。そこに、試験サンプルを添加した。
試験サンプルを添加し、20時間経過したところで、BrdU法にて細胞増殖率を測定した。具体的には、Roche社製Cell Proliferation ELISA,BrdU(colorimetric)内BrdU labeling reagentを規定量添加し、さらに2時間培養した。その後、プレート内の培地を全て抜き、キット指示に遵守し発色作業を行い、Bio Rad社製Model680マイクロプレートリーダーにて吸光度を測定した(O.D.450nm)。ここでBrdU法によれば、吸光度の値によって細胞増殖率を評価することができ、吸光度が高いほど細胞増殖率が高いことを示す。
[毛包上皮系細胞増殖試験II]
HEK及びHFDPCの共存培養下における、HEK単一の増殖率を確認するため、インサート培養によって細胞培養を行った。なお、インサート培養は、培地を共有しつつも、両細胞が混合しないように隔てられている培養方法であって、公知の培養方法である。
具体的には、まず、HEK及びHFDPCのそれぞれについて、3000Cell/100μLの細胞液を調製した。次いで、HEK細胞液を、FALCON社製24ウェルセルカルチャー・インサート用プレート(低蒸発タイプ蓋つき)に、1ウェルあたり1240μL入れた。一方で、HFDPC細胞液を、FALCON社製セルカルチャー・インサート 1.0ミクロンポアサイズ PETメンブレンに、140μLずつ入れた。次いで、HEDPC細胞液の入ったインサートを、HEK細胞液の入ったプレートにセットした。3日後、ケラチノサイト用の無血清培地に交換し、一晩培養した。その後、試験サンプルをHFDPC細胞液に添加し、20時間培養した。
試験サンプルを添加し、20時間経過したところで、BrdU法にてHEKの細胞増殖率を測定した。具体的には、Roche社製Cell Proliferation ELISA,BrdU(colorimetric)内BrdU labeling reagentをインサート培養系に200μL加えた。その後2時間培養した。その後、培養液を廃棄して、HEK培養ウェルのみを続く発色作業に供した。
発色作業では、24ウェルプレートのスケールに対応するように、キットの試薬分量を比例計算し、算出した値にて作業を行った。発色後、96穴プレートに液を移し替え、Bio Rad社製Model680マイクロプレートリーダーにて吸光度を測定した(O.D.450nm)。
(比較例1)
実施例1における試験サンプル1〜3にかえて、西洋オトギリソウ乾燥エキス(セントジョーンズワート)の水溶液を、濃度0.1質量%、0.05質量%、0.01質量%となるように調製し、試験サンプル4〜6とした。これらの試験サンプル4〜6について、上記のとおり毛包上皮系細胞増殖試験Iを行った。なお、試験Iは、各々の試験サンプルについて2回ずつ行った。試験Iにて測定された吸光度は、表1に示すとおりであった。なお、表1には、2回の試験で測定された吸光度の相加平均値を示す。
(比較例2)
上記の毛包上皮系細胞増殖試験I及びIIにおいて、試験サンプルを添加しなかった場合の吸光度を、比較例2とした。このとき試験Iにて測定された吸光度は、表1に示すとおりであり、試験IIにて測定された吸光度は、表2に示すとおりであった。
Figure 2012031085
Figure 2012031085
表1に示すように、実施例1のサトウモロコシ抽出物含有液は、毛乳頭細胞と上皮角化細胞との共存培養下において、高い細胞増殖率を示した。また、試験IIにおいては、インサート培養において、毛乳頭細胞に対してのみ実施例1のサトウモロコシ抽出物含有液を添加した場合であっても、上皮角化細胞が高い細胞増殖率が示された。これらの結果から、サトウモロコシ抽出物が、毛乳頭細胞が有する毛包上皮系細胞増殖作用を増強するための細胞賦活剤、毛包上皮系細胞増殖促進剤及び育毛剤における有効成分として、優れた細胞賦活化能・発毛能を有するものであることが示された。

Claims (3)

  1. サトウモロコシ抽出物を有効成分として含有する、
    毛乳頭細胞が有する毛包上皮系細胞を増殖させる作用を増強するための細胞賦活剤。
  2. サトウモロコシ抽出物を有効成分として含有する、毛包上皮系細胞増殖促進剤。
  3. サトウモロコシ抽出物を有効成分として含有する、育毛剤。
JP2010171045A 2010-07-29 2010-07-29 細胞賦活剤、毛包上皮系細胞増殖促進剤及び育毛剤 Active JP5716309B2 (ja)

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