JP2012030990A - 水素生成装置、これを備える燃料電池システム、並びに水素生成装置の運転方法 - Google Patents

水素生成装置、これを備える燃料電池システム、並びに水素生成装置の運転方法 Download PDF

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誠二 藤原
Yukimune Kani
幸宗 可児
Tomoyuki Nakajima
知之 中嶋
Hidenobu Wakita
英延 脇田
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Abstract

【課題】起動時に、シフト触媒の性能劣化をより抑制することができる水素生成装置を提供する。
【解決手段】原料を改質反応させ水素含有ガスを生成する改質器6、及び水素含有ガス中の一酸化炭素をシフト反応により低減させるシフト触媒を有する変成器8を備える水素生成器100Aと、改質器6に原料を供給する原料供給器1と、起動時に、原料供給器1により供給された原料を水素生成器100Aに流通させる際に、変成器8に流入する原料に水素を供給する水素供給器15を備える、水素生成装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、改質反応により水素含有ガスを生成する改質器及び水素含有ガス中の一酸化炭素を低減させる変成器を備える水素生成装置及びこれを備える燃料電池システム、及び水素生成装置の運転方法に関する。
従来の燃料電池システムは、燃料ガスとしての水素を供給するインフラがないので、通常、炭化水素を含む原料を用いて改質反応により水素含有ガスを生成する水素生成装置を備える。
上記水素生成装置は、改質反応によって原料から水素含有ガスを生成する改質器と、改質反応に要する熱を改質器に供給する加熱器とを有している。改質器には、改質触媒が設けられている。また、上記原料は、天然ガス、LPG、ナフサ、ガソリン、灯油等の炭化水素や、メタノール等のアルコールに例示されるような少なくとも炭素及び水素を構成元素とする有機化合物を含む原料が用いられる。
なお、上記改質反応では、一酸化炭素(以下、COと表記する)が副成分として生成され、改質器から送出された水素含有ガス中にはCOが約10〜15%含まれる。水素含有ガス中に含まれるCOは、燃料電池の電極触媒を被毒して発電能力を低下させるため、燃料電池システムに用いられる水素生成装置には、改質器で生成された水素含有ガスのCO濃度を低減させる手段が講じられている。
このCO濃度の低減方法の一つとして、COと水蒸気とを反応させて水素と二酸化炭素に変成するシフト反応が一般的に用いられている。具体的には、水素生成装置は、改質器の下流に水素含有ガス中のCOと水蒸気とをシフト反応させる変成器を有しており、この変成器には、シフト触媒が設けられている。多くの場合、この変成器によって、水素含有ガス中のCO濃度が約0.5%以下に低減される。
さらに、水素含有ガス中にCOを低減するために変成器の下流に酸化触媒またはメタン化触媒を設けたCO除去器が設けられており、酸化触媒を用いる場合、CO除去器内に空気を供給することにより、水素含有ガス中のCOを酸化させ、水素含有ガス中のCO濃度を100ppm、好ましくは10ppm以下に低減する。このCO除去器から排出された水素を主成分とする水素含有ガスを燃料電池へ供給して発電が行われる。
ところで、上記水素生成装置の起動時に、水素生成装置内部を流通した原料を用いて水素生成装置を暖機する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、上記水素生成装置の起動時に、水素生成装置内部を原料でパージする方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−302207号公報 特開2001−354401号公報
上記特許文献1及び2記載の発明では、起動時に原料を水素生成装置内部に流通させる際のシフト触媒の劣化については考慮されていない。
本発明は、従来の水素生成装置の課題を考慮し、起動時に原料を水素生成装置内部に流通させる際にシフト触媒の性能劣化を抑制することができる、水素生成装置、これを備える燃料電池システム、並びに水素生成装置の運転方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、シフト触媒が100℃よりも高温である時に原料が流通すると、シフト触媒が劣化することを見出した。そこで、本発明者らは、鋭意検討したところ、シフト触媒が高温のときでも、原料に水素を共存させて流通させると、シフト触媒の劣化が抑制されることを見出し、以下に記載する構成を採用することが、上記本発明の目的を達成する上で極めて有効であるということを見出し、本発明を想到した。
すなわち、上記課題を解決するため、第1の本発明の水素生成装置は、原料を改質反応させ水素含有ガスを生成する改質器、及び前記水素含有ガス中の一酸化炭素をシフト反応により低減させるシフト触媒を有する変成器を備える水素生成器と、前記改質器に前記原料を供給する原料供給器と、起動時に、前記原料供給器を動作させ、前記原料を前記水素生成器に流通させる際に、前記変成器に流入する前記原料に水素を供給する水素供給器とを備えることを特徴とする。
第2の本発明の水素生成装置は、前記水素供給器が、水の電気分解によって水素を発生する水素発生器から水素の供給が開始される際に開放される弁であることを特徴とする
第3の本発明の水素生成装置は、前記水素供給器が、水素を貯蔵する水素貯蔵器から水素の供給が開始される際に開放される弁であることを特徴とする。
第4の本発明の水素生成装置は、前記改質器に供給される原料中の硫黄化合物を除去する水添脱硫器と、前記水添脱硫器に流入する前記原料に前記水素生成器から送出される水素含有ガスを供給するためのリターンガス流路と、を備え、前記水素供給器は、前記リターンガス流路に設けられ、前記リターンガス流路を開放する弁であることを特徴とする。
第5の本発明の水素生成装置は、前記シフト触媒が、CuおよびZnを構成元素として含むことを特徴とする。
第6の本発明の水素生成装置は、水を蒸発させ、
水蒸気を生成する蒸発器と、前記蒸発器に水を供給する水供給器とを備え、前記蒸発器の温度が水の蒸発が可能な温度になると、前記水素供給器からの水素の供給を停止し、前記水供給器からの水の供給を開始することを特徴とする。
第7の本発明の水素生成装置は、起動時に、前記原料供給器により供給され、前記吸着脱硫器を通過した前記原料を前記水素生成器に流通させる際に、前記変成器の温度が第2の閾値以上であると、前記水素生成器は、前記変成器に流入する前記原料に水素を供給することを特徴とする。
第1の本発明の燃料電池システムは、上記水素生成装置と、前記水素生成装置より供給される水素含有ガスを用いて発電する燃料電池と、を備えることを特徴とする。
第1の本発明の水素生成装置の運転方法は、原料を改質反応させ水素含有ガスを生成する改質器、及び前記水素含有ガス中の一酸化炭素をシフト反応により低減させるシフト触媒を有する変成器を備える水素生成器と、前記改質器に前記原料を供給する原料供給器と、前記変成器に流入する原料に水素を供給する水素供給器と、を備える水素生成装置の運転方法であって、起動時に、前記原料供給器により前記原料を前記水素生成器に流通させる際に、前記水素供給器より前記変成器に流入する前記原料に水素を供給することを特徴とする。
本発明によれば、従来の水素生成装置及び燃料電池システムに比べ、起動時に原料を水素生成器に流通させる際に、シフト触媒が劣化することを抑制することが可能となる。
図1は、実施の形態1における水素生成装置の概略構成を示す模式図である。 図2は、シフト触媒に原料または原料と水素の混合ガスを流通させた場合のシフト触媒の温度特性を示すグラフである。 図3は、実施の形態1における水素生成装置の起動時の動作フローチャートである。 図4は、実施の形態1の変形例1の水素生成装置の概略構成を示す模式図である。 図5は、実施の形態1の変形例2の水素生成装置の概略構成を示す模式図である。 図6は、実施の形態2の水素生成装置の概略構成を示す模式図である。 図7は、設定温度の異なるシフト触媒に原料または原料と水素の混合ガスを流通させた場合のシフト触媒の温度特性を示すグラフである。 図8は、実施の形態2の水素生成装置の起動時の動作フローチャートである。
以下に、本発明の実施の形態の水素生成装置、これを備える燃料電池システム、及び水素生成装置の運転方法について説明する。
本実施の形態の水素生成装置は、原料を改質反応させ水素含有ガスを生成する改質器、及び水素含有ガス中の一酸化炭素をシフト反応により低減させるシフト触媒を有する変成器を備える水素生成器と、改質器に前記原料を供給する原料供給器と、起動時に、原料供給器により原料を水素生成器に流通させる際に、変成器に流入する原料に水素を供給する水素供給器と、を備えることを特徴とする。
本実施の形態の燃料電池システムは、上記形態の水素生成装置と、水素生成装置より供給される水素含有ガスを用いて発電する燃料電池と、を備える。
本実施の形態の水素生成装置の運転方法は、原料を改質反応させ水素含有ガスを生成する改質器、及び水素含有ガス中の一酸化炭素をシフト反応により低減させるシフト触媒を有する変成器を備える水素生成器と、改質器に原料を供給する原料供給器と、変成器に流入する原料に水素を供給する水素供給器とを備える水素生成装置の運転方法であって、起動時に、原料を水素生成器に流通させる際に、水素供給器より変成器に流入する原料に水素を供給することを特徴とする。
これにより、従来の水素生成装置または燃料電池システムに比べ、起動時に原料を水素生成器に流通させる際に、シフト触媒が劣化することを抑制することが可能となる。
上記水素供給器は、水素供給源から供給される水素が流れる水素供給経路に設けられた開閉弁である。
上記水素供給経路は、例えば、改質器に供給される原料が流れる原料供給路と水素供給源を接続するよう設けられる形態が挙げられるが、これに限定されるものではなく、起動時に原料を水素生成器に流通させる際に変成器に流入する原料に水素を供給可能であれば、その形態は任意であり、例えば、改質器を通過し、変成器に供給される原料が流れる流路と、水素供給源を接続する形態を採用しても構わない。
水素供給源は、例えば、水素貯蔵容器、水の電気分解で水素を発生する水素発生器、上記水素生成器等が例示されるが、本例に限定されるものではなく、水素供給源として機能するものであれば、その形態は任意である。
(実施の形態1)
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、全ての図面において、同一または相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。その他の構成要素については図示を省略している。さらに、本発明は以下の実施の形態に限定されない。
図1は、本発明の実施の形態1に係る水素生成装置の概略構成を示す模式図である。
図1に示されるように、本発明の実施の形態1に係る水素生成装置100は、原料を用いて水素含有ガスを生成する改質器6、及び改質器6で生成された水素含有ガス中の一酸化炭素をシフト反応により低減させるシフト触媒を有する変成器8を備える水素生成器100Aと、改質器6に原料を供給する原料供給器1と、起動時に、原料供給器により原料を水素生成器に流通させる際に、変成器に流入する原料に水素を供給する水素供給器としての第3開閉弁15とを備える。
上記原料は、少なくとも炭素及び水素を構成元素とする有機化合物を含み、天然ガス、LPG、ナフサ、ガソリン、灯油等の炭化水素及びメタノール等のアルコールに例示される原料が、好適に用いられる。
改質器6には、内部に改質触媒が配設されている。この改質触媒によって、改質反応が進行し、原料及び水から水素含有ガスを生成することができる。改質反応に要する熱は燃焼器11から供給される。改質触媒には、一般的に、Pt、Ru、Rh等の貴金属系触媒及びNiからなる群の中から選択される少なくとも1種が好適に用いられる。本実施の形態の水素生成装置では、Ruを含む改質触媒が用いられる。
変成器8には、内部にシフト触媒が配設されている。このシフト触媒によって、シフト反応が進行し、改質器6から排出される水素含有ガス中の一酸化炭素と水から水素と二酸化炭素を生成することができる。シフト触媒には、一般的に、Pt、Ru、Rh等の貴金属系触媒、Cu−Zn系触媒、及びFe−Cr系触媒からなる群の中から選択される少なくとも1種が好適に用いられる。
原料供給器1は、改質器6に供給される原料の流量を調整する機器であり、本実施の形態においては、昇圧器と流量調整弁とにより構成される。なお、原料供給器1は、本例に限定されるものではなく、昇圧器及び流量調整弁のいずれか一方を設ける形態を採用しても構わない。
なお、本実施の形態の水素生成装置では、上記水素生成器100Aに、改質器6及び変成器8のみを設けるよう構成されているが、本例に限定されるものではなく、変成器8の下流に変成器8から排出された水素含有ガス中の一酸化炭素を酸化反応及びメタン化反応の少なくともいずれか一方により低減するCO除去器を備える形態を採用しても構わない。なお、上記CO除去器は、内部に酸化触媒及びメタン化触媒の少なくともいずれか一方の触媒が配設されている。酸化触媒には、一般的に、Pt系触媒又はRu系触媒が好適に用いられる。メタン化触媒には、Ru系触媒が好適に用いられる。
本実施の形態の水素生成装置100は、上記構成に加えて、更に、改質器6に供給される原料が流れる原料供給路2と、改質器6に改質反応に利用される水を供給する水供給器3と、水供給器3より供給された水を蒸発する蒸発器22と、改質器6の温度を検知する第1温度検知器7と、水素生成器100Aから水素利用機器に供給される水素含有ガスが流れる第1の経路31に設けられた第1開閉弁12と、改質器6を加熱する燃焼器11と、水素生成器100Aから送出される水素含有ガスを水素利用機器10をバイパスして燃焼器11に供給するための第2の経路32に設けられた第2開閉弁13と、上記水素生成装置100の動作を制御するための制御器200と、を備える。
制御器200とは、マイクロプロセッサ、CPU等から構成され、単独の制御器だけでなく、複数の制御器が協働して制御を実行する制御器群をも含む。よって、制御器200は、単独の制御器から構成される必要はなく、複数の制御器が分散配置されていて、それらが協働して水素生成装置100の動作を制御するように構成されていてもよい。
原料に、ジメチルスルフィド(DMS)等の硫黄化合物を含む場合、原料供給路2に図示されない脱硫器が設けられる。なお、脱硫器は、原料供給路2上であればいずれの位置に設けられても構わない。
上記構成を有する水素生成装置100の他に、水素生成装置100により生成された水素含有ガスを利用する水素利用機器10及び改質器6に供給される原料に水素を供給する水素供給源となる水素発生器5が、図1に示される。
上記水素利用機器10としては、本実施の形態では、燃料電池が用いられる。そして、上記水素生成装置100と燃料電池とで燃料電池システムが構成される。なお、水素利用機器は、本例に限定されるものではなく、水素貯蔵容器等、水素を利用する機器であればその形態は任意である。
水素発生器5は、水を電気分解することで水素を発生させる機器である。一例としては、水タンクに正極及び負極を備え、外部電源より両極に電圧を印加して、水を電気分解する形態が挙げられる。他の例として、白金ブラック等を用いた電極、固体高分子膜を電解質膜として、電極に外部電源から電圧をかけるとともに、一方の水を通流させながら電気分解させる形態が挙げられる。また、燃料電池として固体高分子型燃料電池を用い、その正極及び負極に外部電源から電圧をかけて水素を発生させ、水素発生器と水素利用機器を兼用させる構成としても良い。
次に、上記構成を有する水素生成装置100の運転動作について説明する。
[水素生成運転]
水素生成装置100の水素生成運転の動作例について、以下説明する。これらの動作は制御器200によって制御されることにより遂行される。
制御器200により原料供給器1を動作させ、原料供給路2から原料が改質器6に供給される。
次に、水供給器3が制御され、水が改質器6に供給される。水の供給流量は、例えば、単位時間当たりの水供給量中のHO分子のモル量/単位時間当たり原料流量中のC原子のモル量比(S/C)を約3にする流量が好適である。
次に、燃焼器11によって、改質器6が水蒸気改質反応に適する温度(改質反応温度)を維持するよう加熱される。加熱温度の調整は、第1温度検知器7の検知温度に基づいて行われる。本実施の形態では、改質触媒にRu触媒を用い、第1温度検知器7で検知される温度が約650℃となるように燃焼器11によって加熱するのが好適である。
以上の制御によって、改質器6では、水蒸気改質反応により水素含有ガスが効率的に生成される。
改質器6で生成された水素含有ガスは、変成器8に供給され、シフト反応により水素含有ガスの一酸化炭素濃度が低減される。なお、水素生成運転中において、変成器8は、シフト反応に適する温度(シフト反応温度)になるよう構成されている。具体的には、変成器8の温度調整が、燃焼器11の燃焼排ガスからの伝熱を利用して行われるよう構成されていてもよいし、電気ヒーター等の加熱器を利用して行われるよう構成されていてもよい。
尚、本実施の形態では、シフト触媒としてCu−Zn系のシフト触媒が用いられ、シフト反応温度は、約250〜350℃になるように設計されている。
水素生成器100Aから送出される水素含有ガスは第1の経路31を経由して水素利用機器10に供給される。本実施の形態では、水素利用機器10は、燃料電池であるため、供給された水素含有ガス及び図示されない酸化剤ガス供給器より供給される酸化剤ガスを用いて発電運転が実行される。
[起動処理]
水素生成装置100の起動時の動作について、以下説明する。
本実施の形態の水素生成装置100は、起動時に、水素生成器100Aの内部を流通した原料を燃焼器11で燃焼させ、改質器6の昇温を実行するが、その際の、シフト触媒の特性への影響について、本発明者らは検討を行った。
まず、本発明者らはシフト触媒を以下に示す固定床流通反応装置に設置して、高温時での原料流通前後の特性の比較を行った。図2は、その結果を示すグラフである。すなわち、図2は、改質器を通過した後の改質ガスと同様の成分に調整した改質模擬ガスをシフト触媒に通過させて得られた水素含有ガス中の一酸化炭素濃度について、シフト触媒の温度に対する特性(温度特性)を検討した試験結果を示すグラフである。
シフト触媒には、市販のCu−Zn系触媒が用いられ、20ccの反応管に充填した。シフト触媒の温度特性の測定は、改質模擬ガス(水素:57%、一酸化炭素:9%、二酸化炭素:8%、水:26%)を300mL/minで流通させながら、シフト触媒を充填した反応管に熱を与える電気炉の設定温度を下げていき、反応管から排出されるガス中の一酸化炭素濃度を測定することによって行った。
反応管に充填されたシフト触媒に対して還元処理をすることで、シフト触媒を初期化した後、上記条件で一酸化炭素濃度を測定した。その結果(初期温度特性)を示すのが、図2の白丸でプロットしたグラフである。
上記温度特性への原料流通の影響について検証を行うために、シフト触媒の温度が300℃になるように、反応管を電気炉によって加熱し、その温度を保持した状態で、原料として脱硫した都市ガスを用いて、上記反応管に100mL/minの流速で、12時間流通させた。都市ガス流通後、初期温度特性を測定した時と同様に、改質模擬ガスをシフト触媒に流通させて温度特性を測定した。この結果を、図2の「13A」というプロット(黒三角)に示す。
この結果から、シフト触媒が初期状態である場合には、例えば、触媒温度が190℃のときCOを約0.2dry%まで低減できていたが、都市ガス流通後には、同じ触媒温度でも約1dry%までも低減できていないことが示された。つまり、シフト触媒に原料を流通させることで劣化することが示された。なお、実施の形態2において、詳述するが、シフト触媒の温度が100℃を超えると原料流通に伴うシフト触媒の劣化が発生することが確認された。
次に、シフト触媒を入れ替えて、還元処理を行い、温度特性試験を行って、入れ替えたシフト触媒の初期特性が前述の特性(図2の白丸で示す「初期温度特性」のプロット)と同等であることを確認した。
その後、シフト触媒の温度が300℃になるように、反応管を電気炉で加熱し、脱硫した都市ガス100mL/minに、水素を10mL/min加えた混合ガスを反応管に12時間流通させた。その後、改質模擬ガスをシフト触媒に流通させて温度特性を測定した。この結果が、図2の「13A+水素」というプロット(黒四角形)に示されている。図2に示すように、都市ガスに水素を添加させると、シフト触媒の温度特性の低下がほとんど見られないことがわかる。
以上のように、図2の結果から、本発明者らは、原料を流通するときには水素を添加することが、シフト触媒の触媒性能の劣化が抑制されるという点で、望ましいことを見出した。
次に、本実施の形態の水素生成装置の特徴である、水素生成装置100の起動時の動作の一例について説明する。
図3は、本実施の形態の水素生成装置の起動時の動作の一例を示すフローチャートである。
上述の通り、水素生成装置100の水素生成運転中には改質温度が650℃、変成温度は350℃になるように制御が行われている。
水素生成装置100の起動時には、まず、制御器200は、水素生成器100Aの原料供給を開始するととともに、変成器8に流入する原料への水素の供給を開始する(ステップS101)。ステップS101では、具体的には、第3開閉弁15を開放するとともに原料供給器1及び水素発生器5の動作を開始する。これにより、原料供給器1が動作し、原料供給路2の原料ガスが改質器6に供給されるとともに、水素発生器5で発生した水素が原料供給路2に導入され、改質器6に供給される。このため、水素が混合された原料が変成器8を通流することとなる。また、上記動作において、水素発生器5へ電圧を印加して水の電気分解を進行させ、水素を発生させたが、水素発生器5を動作させず、水素発生器5内に残留する水素を用いても構わない。
次に、上記原料供給動作を開始後、水素生成器100A内を流通した原料は、第2の経路32を経由した燃焼器11に供給され、燃焼される(ステップS102)。燃焼器11での燃焼によって燃焼器11から排出される燃焼排ガスにより、改質器6及び蒸発器22は、この順に加熱され、昇温する。そして、制御器200は、上記燃焼動作の開始後、改質器6の温度が所定の閾値Tth1(例えば、200℃)以上になったか否かを判定する(ステップS103)。改質器6の温度がTth1以上になると(ステップS103でYes)、変成器8に流入する原料への水素の供給が停止され、水供給器3より蒸発器22へ水の供給が開始され、蒸発器22において生成した水蒸気が改質器6に供給され、改質反応が開始される(ステップS104)。ここで、上記Tth1は、改質器6において改質反応が進行可能であるとともに、蒸発器22において水蒸発が可能な温度として定義されるが、少なくとも蒸発器22において水蒸発が可能な温度であれば、任意の温度で構わない。
本実施の形態の水素生成装置100は、上述のように起動時において、燃焼器11による水素生成器100Aの昇温処理を実行する際に、水素が混合された原料が変成器8に供給されるので、シフト触媒の温度が、原料のみをシフト触媒に流通すると劣化する温度であっても、従来の水素生成装置に比べて、シフト触媒の触媒性能の劣化を抑制することができる。また、本実施の形態の水素生成装置100を備える燃料電池システムについても、上記と同様の効果が得られることは明らかである。
[変形例1]
実施の形態1に係る水素生成装置の変形例1について、以下説明する。図4は、本変形例の水素生成装置の概略構成を示す図である。
図4に示すように、本変形例1の水素生成装置100は、上記実施の形態1に係る水素生成装置100と基本的構成は同じであるが、水素発生器5に代えて、水素貯蔵器16が水素供給源として用いられる点が異なる。上記水素貯蔵器16は、水素吸蔵合金を備えたタンク、水素を貯蔵するタンク等が用いられる。水素生成装置100の起動時において、原料を水素生成器100Aに流通させる際の動作フロー(水素供給動作)については、実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
上記動作により、実施の形態1と同様に、本変形例1の水素生成装置100であっても、従来の水素生成装置に比べて、シフト触媒の触媒性能の劣化を抑制することができる。本変形例1の水素生成装置100を備える燃料電池システムについても、上記と同様の効果が得られることは明らかである。
[変形例2]
実施の形態1の水素生成装置の変形例2について、以下説明する。図5は、本変形例2の水素生成装置の概略構成を示す図である。
図5に示すように、本変形例2の水素生成装置100は、実施の形態1に係る水素生成装置100と基本的構成は同じであるが、実施の形態1の水素発生器5に代えて、水素生成器100A内に残留する水素含有ガスを水素供給源として用いる点と、水添脱硫器18が設けられている点が異なる。具体的には、本変形例2の水素生成装置100では、第1の経路31と原料供給路2を接続するリサイクル経路17が設けられていて、該リサイクル経路17に水素供給器としての第3開閉弁15が設けられている。また、原料供給路2の原料供給器1の下流側に、水添脱硫器18が設けられている。水添脱硫器18は、水添脱硫触媒が充填され、原料中に含まれる硫黄化合物を水素と反応させ、硫化水素に変換し、この硫化水素を吸着することで硫黄化合物を除去することができるように構成されている。本変形例2の水素生成装置100は、起動時において、原料を水素生成器100Aに流通させる際の動作フローについては、基本的に同じであるが、水素生成器100Aの容量分しか水素含有ガスが供給できない。従って、水素生成器100Aに供給される原料に水素生成器100Aの容量分の水素含有ガスが供給された後は、ステップS104に移行して、改質器6で改質反応が開始されるまでの間、図示されない実施の形態1の水素発生器5や変形例1の水素貯蔵器から水素を供給するよう構成することがより好ましい。これは、水素生成器100A内の容量分の水素含有ガスが、水素生成器100Aに供給される原料に添加された後においても継続的に原料を供給すると、リサイクル経路17を介して水素生成器100Aに流入するガスが水素含有ガスから原料に変わり、変成器8に原料のみが供給され、シフト触媒の温度によっては、シフト触媒が劣化する懸念があるからである。なお、水素生成器100Aの容量分の水素含有ガスが原料に添加された後に、上記のように別の水素供給源を用いて引き続き原料に水素を供給するよう構成しなくても構わない。
上記のように構成された本変形例2の水素生成装置であっても、実施の形態1と同様に、従来の水素生成装置に比べて、シフト触媒の触媒性能の劣化を抑制することができる。本変形例2の水素生成装置100を備える燃料電池システムについても、上記と同様の効果が得られることは明らかである。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の水素生成装置100について、以下説明する。本実施の形態の水素生成装置100は、原料の流通によりシフト触媒の劣化が発生する変成器の温度であると、水素生成器は、変成器に流入する原料に水素を供給することを特徴とする。
図6は、本実施の形態2に係る水素生成装置の概略構成を示す模式図である。
図6に示されるように、本実施の形態の水素生成装置100は、変成器8の温度を検知する第2温度検知器21を備えている。なお、第2温度検知器21を備える以外の点については、実施の形態1の同様の構成であるため、その説明を省略する。
次に、原料の流通によるシフト触媒劣化の温度依存性について検討した結果について、図7に示す実験例を用いて説明する。
まず、本発明者らはシフト触媒を固定床流通反応装置に設置して、原料流通前後の特性の比較を行った。図7は、その結果を示すグラフである。
図7は、設定温度の異なるシフト触媒に、改質器を通過した後の改質ガスと同様の成分に調整した改質模擬ガスをシフト触媒に通過させて得られた水素含有ガス中の一酸化炭素濃度について、シフト触媒の温度に対する特性(温度特性)を検討した結果を示すグラフである。
シフト触媒には、市販のCu−Zn系触媒が用いられ、20ccの反応管に充填した。触媒の温度特性の測定は、改質模擬ガス(水素:57%、一酸化炭素:9%、二酸化炭素:8%、水:26%)を300mL/min流通させながら、シフト触媒を充填した反応管に熱を与える電気炉の設定温度を下げていき、反応管から排出されるガス中の一酸化炭素濃度を測定することによって行われた。
反応管に充填されたシフト触媒に対して還元処理をすることで、シフト触媒を初期化した後、上記条件で一酸化炭素濃度を測定した。その結果(初期温度特性)を示すのが、図7の白丸でプロットしたグラフである。
以下、原料パージの影響について検証を行うための原料流通の方法について説明する。
シフト触媒の温度が300℃になるように反応管を電気炉によって加熱し、その温度を保持した状態で、原料として脱硫した都市ガスを200mL/minの流速で、100時間流通させた。都市ガス流通後、初期温度特性測定時と同様に、改質模擬ガスをシフト触媒に流通させて温度特性を測定した。この結果が、図7の「300℃」というプロット(黒三角)に示されている。
図7より、触媒が初期状態である場合には、例えば、触媒温度が200℃のときCOを約0.5dry%まで低減できていたが、都市ガス流通後には、同じ触媒温度でも約8dry%までしか低減できていないことが分かる。つまり、シフト触媒が原料流通により劣化したことが示されている。
次に、シフト触媒を入れ替えて、還元処理を行い、温度特性試験を行って、入れ替えたシフト触媒の初期特性が前述の特性(図2に示す「初期」のプロット)と同等であることを確認した。その後、シフト触媒の温度が200℃になるように、反応管を電気炉で加熱し、脱硫した都市ガスを200mL/minの流速で、100時間流通させた。その後、改質模擬ガスをシフト触媒に流通させて温度特性を測定した。この結果が、図4の「200℃」というプロット(黒菱形)に示されている。この結果から、300℃で都市ガスを流通させたときよりは、シフト触媒の特性低下が抑制されているが、初期特性よりは触媒性能が低下していることがわかる。
次に、シフト触媒を入れ替えて、還元処理を行い、温度特性試験を行って、入れ替えたシフト触媒の初期特性が前述の特性(図2に示す「初期」のプロット)と同等であることを確認した。その後、シフト触媒の温度が100℃になるように電気炉で熱を与えて、脱硫した都市ガスを200mL/minの流速で、100時間流通させた。その後、温度特性を測定した。この結果が、図7の「100℃」というプロットに示されている。この結果から、100℃での都市ガス流通後では、シフト触媒の特性低下がほとんど見られないことがわかる。
図7の結果から、本発明者らは、脱硫した都市ガスを流通したときにも、シフト触媒の温度が100℃以下であるときにはシフト触媒の特性低下が抑制されることを見出した。つまり、シフト触媒温度が100℃を超えている状態でシフト触媒に原料を流通させるときに、シフト触媒に供給される原料に水素を供給すればよいことが分かる。
次に、本実施の形態の水素生成装置の特徴である、起動時の動作の一例について説明する。
図8は、本実施の形態の水素生成装置の起動時の動作の一例を示すフローチャートである。
水素生成装置100の起動処理において、制御器200は、原料供給器101より水素生成器100Aへ原料供給を開始する前に、第2温度検知器2より変成器8の温度を取得する。そして、第2温度検知器の温度が所定の閾値Tth2(例えば、100℃)よりも高いか否かを判定する(ステップS201)。ここで、Tth2は、原料の流通によりシフト触媒の劣化が発生する変成器の温度として定義される。
次に、第2温度検知器21で検出した変成器8の温度が、Tth2よりも高い場合(ステップS201でYes)、実施の形態1と同様に、第1温度検知器7で検出される改質器6の温度がTth1になるまで、水素供給源(水素発生器5、水素貯蔵器16等)が原料に水素を供給するよう制御されるが(ステップS202〜S205)、その詳細な説明は省略する。
次に、第2温度検知器21で検出した変成器8の温度が、Tth2以下の場合、原料供給器1の動作を開始して水素生成器100Aに原料を供給する(ステップS206)。次に、水素生成器100Aを流通し、第2の経路32を経由して燃焼器11に供給される原料を用いて、燃焼器11で燃焼動作を開始する(ステップS207)。次に、制御器200は、第2温度検知器21で検出される変成器8の温度を取得し、第2温度検知器21の温度が所定の閾値Tth2(例えば、100℃)以下であるか否かを判定する(ステップS208)。
次に、第2温度検知器21で検出した変成器8の温度が、Tth2よりも高い場合(ステップS208でNo)、制御器200の制御により第3開閉弁15を開放し、水素生成器100Aに水素供給源より水素の供給を開始する(ステップS211)。次に、第1温度検知器7で検出される改質器6の温度がTth1以上であるか否か判定し(ステップS212)、改質器6の温度がTth1以上であると判定されると(ステップS212でYes)、変成器8に供給される原料への水素含有ガスの供給を停止するとともに蒸発器22への水供給を開始し、水素生成器100Aでの水素含有ガスの生成を開始する(ステップS210)。
一方、第2温度検知器で検出した変成器8の温度がTth2以下である場合(ステップS208でYes)、第1温度検知器7で検出する改質器6の温度がTth1以上であるか否か判定し(ステップS209)、改質器6の温度がTth1以上であると判定されると(ステップS209でYes)、変成器8に供給される原料への水素含有ガスの供給を停止するとともに蒸発器22への水供給を開始し、水素生成器100Aでの水素含有ガスの生成を開始する(ステップS210)。
このように本実施の形態の水素生成装置は、変成器の温度が、シフト触媒の特性低下が進行するおそれのある場合にのみ、変成器に供給される原料に水素を供給する。これによって、変成器に供給される原料に対する水素の無駄な供給を低減することができる。本実施の形態の水素生成装置100を備える燃料電池システムについても、上記と同様の効果が得られることは明らかである。
本発明の水素生成装置、水素生成装置の運転方法及び燃料電池システムは、従来の水素生成装置及び燃料電池システムに比べ、起動時に、原料を水素生成器に流通させる際に、シフト触媒が劣化することを抑制することが可能となり、水素生成装置、水素生成装置の運転方法及び燃料電池システムとして有用である。
1 原料供給器
2 原料供給路
3 水供給器
5 水素発生器
6 改質器
7 第1温度検知器
8 変成器
10 水素利用機器
11 燃焼器
12 第1開閉弁
13 第2開閉弁
15 第3開閉弁
16 水素貯蔵器
17 リサイクル経路
18 水添脱硫器
21 第2温度検知器
22 蒸発器
31 第1の経路
32 第2の経路
100 水素生成装置
200 制御器

Claims (9)

  1. 原料を改質反応させ水素含有ガスを生成する改質器、及び前記水素含有ガス中の一酸化炭素をシフト反応により低減させるシフト触媒を有する変成器を備える水素生成器と、
    前記改質器に前記原料を供給する原料供給器と、
    起動時に、前記原料供給器により前記原料を前記水素生成器に流通させる際に、前記変成器に流入する前記原料に水素を供給する水素供給器と、を備える、水素生成装置。
  2. 前記水素供給器は、水の電気分解によって水素を発生する水素発生器から水素の供給が開始される際に開放される弁である、請求項1記載の水素生成装置。
  3. 前記水素供給器は、水素を貯蔵する水素貯蔵器から水素の供給が開始される際に開放される弁である、請求項1記載の水素生成装置。
  4. 前記改質器に供給される原料中の硫黄化合物を除去する水添脱硫器と、
    前記水添脱硫器に流入する前記原料に前記水素生成器から送出される水素含有ガスを供給するためのリターンガス流路と、を備え、
    前記水素供給器は、前記リターンガス流路に設けられ、前記リターンガス流路を開放する弁である、請求項1記載の水素生成装置。
  5. 前記シフト触媒が、CuおよびZnを構成元素として含む、請求項1〜4のいずれかに記載の水素生成装置。
  6. 水を蒸発させ、水蒸気を生成する蒸発器と、前記蒸発器に水を供給する水供給器とを備え、前記蒸発器の温度が水の蒸発が可能な温度になると、前記水素供給器からの水素の供給を停止し、前記水供給器からの水の供給を開始する、請求項1記載の水素生成装置。
  7. 起動時に、前記原料供給器により前記原料を前記水素生成器に流通させる際に、前記変成器の温度が前記原料の流通により前記シフト触媒の劣化が発生する温度であると、前記水素生成器は、前記変成器に流入する前記原料に水素を供給する、請求項1記載の水素生成装置。
  8. 請求項1〜7記載の水素生成装置と、前記水素生成装置より供給される水素含有ガスを用いて発電する燃料電池と、を備える燃料電池システム。
  9. 原料を改質反応させ水素含有ガスを生成する改質器、及び前記水素含有ガス中の一酸化炭素をシフト反応により低減させるシフト触媒を有する変成器を備える水素生成器と、前記改質器に前記原料を供給する原料供給器と、前記変成器に流入する原料に水素を供給する水素供給器と、を備える水素生成装置の運転方法であって、
    起動時に、前記原料供給器により前記原料を前記水素生成器に流通させる際に、前記水素供給器より前記変成器に流入する前記原料に水素を供給する、水素生成装置の運転方法。
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