JP2012030682A - カウルルーバ - Google Patents

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Kimihiro Nagase
公宏 長瀬
Tadafumi Kato
格史 加藤
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Kojima Industries Corp
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Kojima Press Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】シール材等の付加部材を使用することなく、カウルルーバの排水路に対し、雨水がオーバーフローしないような排水性能をもたせ、カウルルーバの製造に要する人員ならびに製品コストの削減を図る。
【解決手段】自動車のカウルルーバであって、カウルルーバ本体10の排水路12に設けられている複数の排水孔14の総面積が、想定される最大降雨量に伴って排水路12を流れる雨水の最大流量を排水可能な値に設定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車のボンネットとフロントガラスの下部との境に設けられるカウルルーバに関し、特に降雨時の雨水を受けて排水する機能を備えたカウルルーバに関する。
この種のカウルルーバの構造は、例えば特許文献1に開示された技術が既に知られている。この技術では、カウルルーバ本体が降雨時の雨水を受けて排水するための排水路を備えている。この排水路の縁には、ボンネットとの間で止水機能を果たすシール材が設けられ、排水路を流れる雨水がオーバーフローによってエンジンルーム側に流入するのを防止している。
特開2006−205966号公報
特許文献に開示された技術では、排水路を流れる雨水のオーバーフローを防ぐ手段としてシール材を用いているため、シール材を成形する工程および該シール材をカウルルーバ本体に接着等によって取付ける工程が余分に必要となる。したがって、カウルルーバの製造に要する人員数ならびに製品コストが増えることになる。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、シール材等の付加部材を使用することなく、カウルルーバの排水路に対し、雨水がオーバーフローしないような排水性能をもたせ、カウルルーバの製造に要する人員ならびに製品コストの削減を図ることである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
第1の発明は、カウルルーバ本体の排水路に設けられている複数の排水孔の総面積が、想定される最大降雨量に伴って排水路を流れる雨水の最大流量を排水可能な値に設定されている。
これにより、カウルルーバ本体における排水路の排水量が該排水路を流れる雨水の最大流量以上に保たれ、排水路から雨水がエンジンルーム側にオーバーフローしないような排水性能を維持することができる。この結果、雨水のオーバーフローを防止するためのシール材の成形工程、該シール材をカウルルーバ本体に取付ける工程が不要となり、カウルルーバの製造に要する人員ならびに製品コストを削減することができる。
第2の発明は、第1の発明において、カウルルーバ本体の排水路に設けられている排水孔の個数が、排水路を流れる雨水の最大流量を排水可能な総面積を確保し、かつ一つの排水孔について予め規定されている許容面積以下に設定されている。
この構成においては、カウルルーバ本体の排水路が充分な排水性能を有しつつ、個々の排水孔については許容面積以下であることから、例えば排水に目詰まりが生じるような大きさの異物が排水孔に入り込むのを防止することができる。
カウルルーバ本体をフロントガラスと共に表した平面図。 カウルルーバ本体の一部をメンテナンス用開口のカバーと共に表した斜視図。 排水路を模式的に表した断面図。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を用いて説明する。
図面で示す自動車のカウルルーバ本体10は、樹脂材料による一体成形品である。このカウルルーバ本体10は、フロントガラス30(図1)の下部と、エンジンルームの上面を被うボンネット(図示省略)との境に配置され、車体側およびフロントガラス30の下部に結合される。カウルルーバ本体10の全体形状は、自動車の前後方向(図1の上下方向)所定の幅を有し、かつ、フロントガラス30の下縁に倣って車幅方向(図1の左右方向)へ延びている。
なお、カウルルーバ本体10は、格子状に並んだ多数の小孔からなる通気口17やメンテナンス用の開口18を備えている。
カウルルーバ本体10は、降雨時において主にフロントガラス30を伝って流れ落ちる雨水がエンジンルームに入らないように雨水を受けて排水するための排水路12を備えている。この排水路12には、その底板あるいは底板と後方側板との双方にわたって開けられた複数個の排水孔14が設けられている。これらの排水孔14は、排水路12に流入した雨水を車体側の排水樋(図示省略)に排水し、この排水樋は車体の側方において雨水を外部に排水するようになっている。
カウルルーバ本体10におけるメンテナンス用の開口18は、図2で示すカバー26で塞ぐことが可能になっている。このカバー26には複数個(3個)の係止爪28があり、開口18の後側に位置する排水路12には各係止爪28を個別に係止させることができる複数個の係止孔22が開けられている。また、開口18の左右両側にはロック孔24がそれぞれ開けられている。メンテナンス用の開口18をカバー26で塞ぐには、カバー26の各係止爪28をカウルルーバ本体10の各係止孔22にそれぞれ係止させた状態で、両ロック孔24にカバー26のロック爪(図示省略)をロックさせる。
なお、排水路12に開けられている各係止孔22は、雨水の排水孔としても機能する。
つづいて、排水路12に流入した雨水をオーバーフローさせない排水性能を確保するための対策について説明する。すなわち、この対策とは、排水路12の排水量を該排水路12に流れ込む雨水の最大流量以上に保つことである。そこで、想定される最大降雨時に排水路12に流入する雨水を排水可能な各排水孔14の総面積を求めるのであるが、以下にその手順を説明する。
まず、図1で示すようにフロントガラス30における縦方向の長さをL(mm)とし、カウルルーバ本体10の車幅方向の単位寸法W(mm)を決める。この単位寸法Wは、例えば排水路12の底板部に成形されている複数の補強用ビード16の一つと、メンテナンス用の開口18を縁取っているリブ20とを計測点として測定すればよい。
次の数式1に「流量保存則」を示し、数式2に「ベルヌーイの定理」を示す。
Q=AV:一定 …数式1
1/2ρV2+ρgh+P:一定 …数式2

Q:流量
A:断面積
V:流速
ρ:密度
g:重力加速度
h:高さ
P;圧力
想定される1秒間の最大降雨量をa(mm/s)とし、カウルルーバ本体10の単位寸法Wにおいて長さLのフロントガラス30から流れ込む雨水の流量Qaを数式1によって求める。
a=aLW …数式3
また、数式2に基づいて図3で示す排水路12の断面における雨水の流入側と排水側との関係を次の数式4で表す。ただし、流入側の流速をV1とし、排水側の流速をV2とする。
1/2ρV2 2+ρgh+P=1/2ρV1 2+ρgh+P …数式4
ここで、流入側の初期流速V1=0とする。なお、P=大気圧(一定)であり、かつ 左辺(排水側)のh=0であるから、数式4は次の数式5で表すことができる。
1/2V2 2=gh …数式5
数式5から排水側の流速V2を求める。
2=√(2gh) …数式6
数式1,3,6から排水のために必要な各排水孔14の総面積A2を求める。
2=Qa/V2=aLW/√(2gh) …数式7
各排水孔14は、予め規定されている許容面積以下に設定する必要がある。そこで、排水孔14(矩形)の規定サイズをb×c(mm)として、数式7で求められた各排水孔14の総面積A2から排水孔14の個数Nを求める。
N=A2/bc …数式8
数式8で求められた単位寸法Wあたりの個数Nの排水孔14を、排水路12の全長にわたって開けることにより、この排水路12は想定される最大降雨時に流れ込む雨水の最大量以上の排水量が確保される。したがって、排水路12を流れる雨水のオーバーフローを防止することができる。
なお、各排水孔14に規定されている許容面積は、個々の排水に目詰まりが生じるような大きさの異物が入り込むのを防止する値に設定されている。
10 カウルルーバ本体
12 排水路
14 排水孔

Claims (2)

  1. カウルルーバ本体の排水路に設けられている複数の排水孔の総面積が、想定される最大降雨量に伴って排水路を流れる雨水の最大流量を排水可能な値に設定されているカウルルーバ。
  2. 請求項1に記載されたカウルルーバであって、カウルルーバ本体の排水路に設けられている排水孔の個数が、排水路を流れる雨水の最大流量を排水可能な総面積を確保し、かつ一つの排水孔について予め規定されている許容面積以下に設定されているカウルルーバ。
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