JP2012030644A - 車両ステアリング用伸縮軸 - Google Patents

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Hiromichi Komori
宏道 小森
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Abstract

【課題】伸縮軸の雌軸から雄軸が抜け出すことを確実に防止すること。
【解決手段】雌軸6は、内周面にその端部を入口とする螺旋溝6cと、それと連続した円周溝6bを備え、略一周の螺旋状のC字形の止め輪30を前記螺旋溝6cから捩じりながら装入し、前記円周溝6bに装着することで、止め輪30が圧縮されて円周溝6bの内部で突っ張りながら固定される。止め輪30の内径が雄軸5の雄スプライン摺動部20の外径より小さいので、雄軸5が前記雌軸6から抜け出ることを防止することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、雄軸と雌軸を相互に嵌合して車両のステアリングシャフトに組込み、雄軸は、雌軸に対して相対回転不能に且つ摺動自在に嵌合する、例えば、車両ステアリング用中間シャフトである車両ステアリング用伸縮軸に関するものである。
自動車の操舵機構部の伸縮軸、例えば、中間シャフトには、自動車が走行する際に発生する軸方向の変位を吸収して、ステアリングホイール上にその変位や振動を伝えないといった性能が要求される。
このようなことから、伸縮軸(中間シャフト)では、雄軸と雌軸を相互に回転不能に且つ摺動自在に嵌合してあり、例えば、スプライン嵌合、セレーション嵌合してある。
この場合、伸縮軸(中間シャフト)は、ガタ音を低減することと、ステアリングホイール上のガタ感を低減することと、軸方向の摺動動作時における摺動抵抗を低減することとが要求されている。
また、特許文献1に開示してあるように、中間シャフト(伸縮軸)では、雌軸の端部に、抜止め用部材であるクリップを装着して、このクリップに、雄軸のスプライン摺動部の端部が係止するようにし、これにより、雄軸が雌軸から抜け出て脱落するといったことを防止している。
特開平11−230184号公報
特許文献1の開示例では、雌軸の端部外周面に外周溝があり、そこにクリップを装着し、クリップの内周の突起が雄軸大径に当接することで軸の抜け止めを行っている。しかし、雌軸外周溝の加工時に、外周からの加工負荷によりスプライン内周が縮径してしまい、摺動力が変動する場合があり、外周溝の加工条件の設定が難しい。また、止め輪が雌軸外周面に装着されるため、組み付け作業中の衝突によるクリップの脱落が頻繁に発生する。
本発明は、上述したような事情を鑑みてなされたものであって、スプライン摺動部の抜止めに用いる止め輪を雌軸内周面に装着させることで、摺動性を損なわず、組み付け搬送中に止め輪が脱落しにくいという特徴を備えた車両ステアリング用伸縮軸を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1に係る車両ステアリング用伸縮軸は、雄軸と雌軸を相互に嵌合して車両のステアリングシャフトに組込み、当該雄軸は、雌軸に対して相対回転不能に且つ摺動自在に嵌合する車両ステアリング用伸縮軸において、前記雌軸は、内周面にその端部を入口とする螺旋溝と、それと連接した円周溝を備え、略一周の螺旋状のC字形止め輪を前記螺旋溝から捩じりながら装入し、前記円周溝に装着することで、前記雄軸が前記雌軸から抜け出ることを防止することを特徴とする。
このように、本発明によれば、雌軸端部内周面の螺旋溝と円周溝の加工においては、内側から外側へ向けて加工負荷が発生するため、スプライン内径が縮径することはなく、摺動力が増加することが無く摺動性を損なわない。また、止め輪は雌軸内周面に装着されるため、組み付け作業中の衝突による脱落が発生しないという効果がある。
本発明の実施の形態に係る車両ステアリング用伸縮軸を適用した自動車の操舵機構部の側面図である。 図1のX部の中間シャフト(伸縮軸)を示す部分縦断面図である。 雌軸端部内周部を示す部分斜視図である。 各種止め輪を示す斜視図である。 雌軸への止め輪の組付け方法を記した全体斜視図である。 要部拡大図である。
以下、本発明の実施の形態に係る車両ステアリング用伸縮軸を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る車両ステアリング用伸縮軸を適用した自動車の操舵機構部の側面図である。
図1において、ステアリングコラム1に、ステアリングシャフト2が回転自在に支持してあり、このステアリングシャフト2の後端に、ステアリングホイール3が装着してある。
ステアリングシャフト3の前端には、自在継手4を介して、雄軸5と雌軸6を相対回転不能且つ摺動自在に嵌合した中間シャフト(伸縮軸)7が連結してある。
この中間シャフト(伸縮軸)7の前端には、自在継手8を介して、ステアリングギヤ9が連結してある。また、中間シャフト(伸縮軸)7の雌軸6は、ダッシュボード10にシール部材11等を介して取付けてある。
図2は、図1のX部の中間シャフト(伸縮軸)の縦断面図である。図3は、図2の中間シャフト(伸縮軸)の雌軸端部内周部を示す部分斜視図である。図4は、各種止め輪を示す斜視図である。
図5は、雌軸への止め輪の組付け方法を記した全体斜視図である。図6は、止め輪の装着状態を示す要部拡大図である。
図2、図3及び図5に示すように、雌軸6の内周面には、雌スプライン6aが形成してあると共に、雄軸5は、その外周面に雄スプラインを形成したスプライン摺動部20と、このスプライン摺動部20より小径の軸部21とを備えており、また、雄軸5のスプライン摺動部20は樹脂コーティングされ、さらに、スプライン形状の露出部20aを有している。この露出部20aに樹脂がコーティングされているので、ステアリングシャフト系の強度を確保しながら摺動力を軽くしつつ、ステアリングシャフト系の回転方向のガタの伝達を防止している。ここで、雄軸5は露出部20aが無くスプライン全体が樹脂コーティングされているものもある。
雌軸6は、雄軸5が抜け出ることを防止するための抜止め部材として、雌軸6の端部内周面に形成された円周溝6bに、止め輪30が装着されている。図4に示すように、止め輪30は略一周の螺旋状のC字形であって、その内径は雄軸5のスプライン摺動部20の外径よりも小さいため、雄軸5を雌軸6から引く抜く際には雄軸5スプライン外径がクリップ30の内径に当接して、軸抜けを防止することができる。
図3、図5に示すように、雌軸6の内周面には、その端部を入口とする螺旋溝6cとそれと連続した円周溝6bが設けてある。螺旋溝6cの溝外径は止め輪30が通過可能な高さであって、止め輪30が雌軸6端部より螺旋溝6cへ装入される。
図5に示すように、止め輪30が雌軸6端部より螺旋溝6cへ装入されてT方向に回転させると、止め輪30が円周溝6bに到達し、更にT方向に回転させると、止め輪30は円周溝6bの軸方向面6b’、6b’の間で自由長S(図4参照)が圧縮されて突っ張りながら固定される。これにより、振動による位置ズレ、組み付け作業中の衝突による脱落を防止することができる。
また図6に示すように、本実施例の止め輪30は板材をプレス打ち抜きした断面長方形の止め輪30bであるが、図4のように、線材を丸めた断面円形の止め輪30a、線材を上下に潰し加工した断面長丸の止め輪30cを用いても良い。これらの止め輪30と円周溝6bの軸方向面6b’、6b’の間隔とを適当に組み合わせることで、円周溝内での止め輪30の固定力を調整することが可能である。
本発明は、摺動可能な伸縮軸の抜け出しを防止するものであり、主に自動車の操舵機構部に適応することができる。
1 ステアリングコラム
2 ステアリングシャフト
3 ステアリングホイール
4 自在継手
5 雄軸
6 雌軸
6a 雌スプライン
6b 円周溝
6c 螺旋溝
7 中間シャフト(伸縮軸)
8 自在継手
9 ステアリングギヤ
10 ダッシュボード
11 シール部材
20 雄スプライン摺動部
20a 露出部(地肌部分)
21 軸部
30、30a、30b、30c 止め輪

Claims (1)

  1. 雄軸と雌軸を相互に嵌合して車両のステアリングシャフトに組込み、当該雄軸は、雌軸に対して相対回転不能に且つ摺動自在に嵌合する摺動部を有する車両ステアリング用伸縮軸において、前記雌軸は、内周面にその端部を入口とする螺旋溝と、それと連接した円周溝を備え、略一周の螺旋状のC字形止め輪を前記螺旋溝から捩じりながら装入し前記円周溝に装着することで、前記雄軸が前記雌軸から抜け出ることを防止することを特徴とする車両ステアリング用伸縮棒。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170080043A (ko) * 2015-12-31 2017-07-10 남양공업주식회사 차량 조향장치용 인텀샤프트
KR20170079712A (ko) * 2015-12-31 2017-07-10 남양공업주식회사 스티어링 장치의 인터미디에이트 샤프트
KR20190002892U (ko) * 2019-11-11 2019-11-22 남양넥스모 주식회사 차량 조향장치용 인텀샤프트

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KR20190002892U (ko) * 2019-11-11 2019-11-22 남양넥스모 주식회사 차량 조향장치용 인텀샤프트
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