JP2012029490A - 電力変換装置及び電力変換方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】損失を抑制することができる電力制御装置及び電力変換方法を提供する。
【解決手段】双方向に通電可能なスイッチング素子Q1〜Q6とスイッチング素子Q1〜Q6に並列に接続されたダイオードD1〜D6とを有する変換回路と、スイッチング素子Q1〜Q6のオン及びオフを制御し、直流電力を交流電力に変換する制御手段とを備え、制御手段は、変換回路に流れる電流が閾値電流より小さい場合には、スイッチング素子Q1〜Q6をオンにし、ダイオードD1〜D6の順方向及びスイッチング素子Q1〜Q6の逆方向に通電させ、変換回路に流れる電流が閾値電流より大きい場合には、スイッチング素子Q1〜Q6をオフにし、ダイオードD1〜D6の順方向に通電させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電力変換装置及び電力変換方法に関するものである。
双方向に通電可能なスイッチング素子及び当該スイッチング素子と並列に接続されたダイオードからなる電力変換回路を備え、ダイオードの通電期間中に当該スイッチング素子を当該ダイオードと同一の方向に通電させるようにする電力変換制御装置が知られている。
特開2003−336953号公報
しかしながら、従来の電力変換制御装置では、大電流領域において、ダイオードを流れていた電流がスイッチング素子側に十分に流れないにもかからず、当該スイッチング素子をオン状態にしてしまうため、損失が大きくなってしまうという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、損失を抑制することができる電力制御装置及び電力変換方法を提供することである。
本発明は、変換回路に流れる電流が閾値電流より小さい場合にはスイッチング素子をオンにし、変換回路に流れる電流が閾値電流より大きい場合にはスイッチング素子をオフにすることによって上記課題を解決する。
本発明によれば、ダイオードに流れていた電流を十分にスイッチング素子の逆方向に流すことができない、高電流領域において、スイッチング素子をオフの状態にするため、当該高電流領域におけるスイッチング素子の損失を抑制することができる、という効果を奏する。
本発明の実施形態に係る三相インバータ装置のブロック図である。 図1のパワー半導体モジュールの回路図である。 図1のスイッチング素子における、ドレイン電圧(プラス)に対するドレイン電流(プラス)の特性を示すグラフである。 図1のスイッチング素子における、ドレイン電圧(マイナス)に対するドレイン電流(マイナス)の特性を示すグラフである。 図1の三相インバータ装置の各相に流れる、各相の電流の時間特性を示すグラフである。 図5の期間t1における、図1のスイッチング素子Q1に流れる電流の向きを説明する回路図である。 図5の期間t2における、図1のスイッチング素子Q1に流れる電流の向きを説明する回路図である。 図1のスイッチング素子及びダイオードにおける、電圧に対する電流特性を示すグラフである。 図1のスイッチング素子及びダイオードにおける、電圧に対する電流特性を示すグラフである。 図1のスイッチング素子及びダイオードに流れる電流の時間特性を示すグラフである。 図1のスイッチング素子及びダイオードに流れる電流の時間特性を示すグラフである。 本発明の他の実施形態に係る電力変換装置において、スイッチング素子及びダイオードの損失に対する電流特性をそれぞれ示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
《第1実施形態》
図1は、本発明の実施形態に係る電力変換装置を含む電気自動車用の三相インバータ装置を示すブロック図である。詳細な図示は省略するが、本例の電気自動車は、三相交流電力の永久磁石モータ103を走行駆動源として走行する車両であり、モータ103は電気自動車の車軸に結合されている。以下、電気自動車を例に説明するが、ハイブリッド自動車(HEV)にも本発明を適用可能である。
本例の三相インバータ装置は、上述した三相交流モータ103と、モータ103の電源である、バッテリ101と、当該バッテリ101の直流電力を交流電力に変換するインバータ111と、電子制御ユニット(ECU)107を備える。
バッテリ101は、直流電源であって、インバータ111に接続されている。バッテリ101には、例えばリチウムイオン電池などの二次電池が搭載されている。バッテリ101とインバータ111との間には、図示しないリレーが接続されており、当該リレーは車両のキースイッチ(図示しない)のON/OFF操作に連動して、ECU107より開閉駆動される。なお、モータ103は発電機としても作用し、モータ103により発電された交流電力は、インバータ111により直流に変換され、バッテリ101を充電する。
インバータ111は、複数のスイッチング素子Q1〜Q6と、各スイッチング素子Q1〜Q6に並列に接続され、スイッチング素子Q1〜Q6の順方向の電流方向とは逆方向に電流が流れる整流素子(ダイオード)D1〜D6を有し、バッテリ101の直流電力を交流電力に変換して、モータ103に供給する。各スイッチング素子Q1〜Q6は、双方向に通電可能なスイッチング素子である。本例では、2つのスイッチング素子Q1〜Q6を直列に接続した3対の回路が、電源線P及び電源線Nとの間に接続されることにより、バッテリ101に並列に接続され、各対のスイッチング素子間とモータ4の三相入力部とがそれぞれ電気的に接続されている。各スイッチング素子Q1〜Q6には、例えば、絶縁ゲートパイポーラトランジスタ(IGBT)、または、MOSFETが用いられる。各ダイオードD1〜D6には、例えばFRD(Fast Recovery Diode)が用いられる。
またスイッチング素子Q1〜Q6及びダイオードD1〜D6は、それぞれパワー半導体モジュール104に搭載されており、例えばスイッチング素子Q1及びダイオードD1がパワー半導体モジュール1041に搭載され、スイッチング素子Q2及びダイオードD2がパワー半導体モジュール1042に搭載されている。
図1に示す例でいえば、スイッチング素子Q1とQ2、スイッチング素子Q3とQ4、スイッチング素子Q5とQ6がそれぞれ直列に接続され、スイッチング素子Q1とQ2の間とモータ4のU相、スイッチング素子Q3とQ4の間とモータ4のV相、スイッチング素子Q5とQ6の間とモータ4のW相がそれぞれ接続されている。各スイッチング素子Q1〜Q6は、制御回路108により制御され、高周波でスイッチングされる。
次に、図2を用いて、パワー半導体モジュール1041の詳細な構成を説明する。図2は、パワー半導体モジュール1041の回路図を示す。なお、パワー半導体モジュール1042〜1046の回路図は、パワー半導体モジュール1041と同様であるため、説明を省略する。
スイッチング素子Q1としてミラー端子付きのMOSFET201が、スイッチング素子Q1の温度を検出するダイオード202と共に、同一のチップに搭載されている。MOSFET201のドレイン端子DはダイオードD1のカソード端子Kに接続され、MOSFET201のソース端子SはダイオードD1のアノード端子Aに接続されている。MOSFET201のゲート端子には、駆動回路109から送信されるゲート信号が入力され、当該信号に基づき、MOSFET201のスイッチング動作が行われる。
MOSFET201には、製造工程上、寄生ダイオードが形成される。当該寄生ダイオードの向き、すなわち当該寄生ダイオードにおいて、電流が導通する向きは、MOSFET201のソース端子Sからドレイン端子Dへ流れる逆方向電流と同じ向きであり、ダイオードD1の順方向と同じ向きである。
MOSFET201のセルのソース端子の一部は、ソース端子Sとは別のソースセンス端子SSとして取り出されている。ソースセンス端子SSに流れる電流と、ソース端子Sに流れる電流との間には、相対的な関係があり、ソースセンス端子SSの電流をモニタリングすることで、ソース端子Sに流れる電流が推定される。ソースセンス端子SSは、駆動回路109に接続されている。
駆動回路109は、ダイオード202のアノード端子Amとカソード端子Kmとの間に定電流を流す。そして、アノード端子Amとカソード端子Kmとの間の端子間電圧と温度から、チップ温度が推定される。MOSFET201とダイオード202は、同一のチップに組み込まれるため、ダイオード202により推定されたチップ温度が、MOSFET201の温度に相当する。
また、ダイオードD1としてダイオード203が、ダイオードD1の温度を検出するダイオード204と共に、同一のチップに搭載されている。駆動回路109は、ダイオード204のアノード端子Adとカソード端子Kdとの間に定電流を流す。そして、アノード端子Adとカソード端子Kdとの間の端子間電圧と温度から、チップ温度が推定される。ダイオード203とダイオード204は、同一のチップに組み込まれるため、ダイオード204により推定されたチップ温度が、ダイオード203の温度に相当する。
次に、図3及び図4を用いて、MOSFET201のドレイン電圧に対するドレイン電流の特性について説明する。図3はプラスのドレイン電圧に対するプラスのドレイン電流の特性を、図4はマイナスのドレイン電圧に対するマイナスのドレイン電流の特性を示す。なお、プラスのドレイン電圧とはドレイン端子Dの電圧がソース端子Sの電圧より高い場合の電圧を示し、マイナスのドレイン電圧はソース端子Sの電圧がドレイン端子Dの電圧より高い場合の電圧を示す。プラスのドレイン電流はドレイン端子Dからソース端子Sに流れる順方向電流を示し、マイナスのドレイン電流はソース端子Sからドレイン端子Dへ流れる逆方向電流を示す。
本例において、MOSFET201はNチャネルパワーMOSFETを用いているため、MOSFET201は図3及び図4に示すような特性をもっている。ゲートがオンされている場合には、ドレイン端子Dとソース端子Sとの間に加わる電圧に応じて順方向電流及び逆方向電流がそれぞれ流れる。一方、ゲートがオフされている場合には、順方向電流については、ドレイン耐圧以上のドレイン電圧が加わるとドレイン電流が流れ出し、逆方向電流については、MOSFET201の寄生ダイオードにより電流が流れ出す。すなわち、MOSFET201は双方向に通電可能なスイッチング素子である。
図1に戻り、インバータ111は、各スイッチング素子Q1〜Q6及び各ダイオードD1〜D6の他に、整流用の平滑コンデンサ102と、制御回路108と、駆動回路109と、電流センサ110とを有する。平滑コンデンサ102は、電源線Pと電源線Nに接続され、バッテリ101と各スイッチング素子Q1〜Q6との間に接続される。
各駆動回路109は、スイッチング素子Q1〜Q6をそれぞれ制御し、制御回路108からの制御信号により動作する。制御回路108は、各駆動回路109を介して、例えばPWM(Pulse Width Modulation)変調のための制御信号を、各スイッチング素子D1〜D6に入力する。制御回路108は、ECU107からのトルク指令値に基づき、各スイッチング素子Q1〜Q6のスイッチングの信号を生成し、制御信号として各駆動回路109に送信する。
また制御回路108には、転流期間において、スイッチング素子Q1〜Q6をオン及びオフを動作させるための基準となる閾値を記憶したメモリ112が設けられている。メモリ112は不揮発性の記憶媒体である。なお、当該閾値については後述する。
ECU107は、本例の電気自動車を全体的に制御する部分であり、例えばモータ4の回転トルクや、変速機(図示しない)の変速比などを制御する。ECU107は、図示しないアクセルの開度等に基づき、モータ103の出力を算出する。そしてEECU107は、算出されたモータ103の出力値を出力させるための指令値を制御回路108に送信する。
電流センサ110は、各スイッチング素子Q1〜Q6とモータ103との間の各相の電流を検出するセンサであって、スイッチング素子Q1とQ2との中間点、スイッチング素子Q3とQ4との中間点及びスイッチング素子Q5とQ6との中間点と、モータ103の各相との間に接続される。電流センサ110は、インバータ111により交流に変換された電流、及びモータ103からインバータ111への転流電流を検出する。
次に、U、V、W相に流れる交流電流と各スイッチング素子Q1〜Q6に流れる電流について、図5〜図7を用いて説明する。図5は時間に対する各相に流れる交流電流の特性を示す。ただし、電流がインバータ111からモータ103へ流れる方向を正とする。図6は、期間t1における、スイッチング素子Q1及びQ2に流れる電流の向きを説明するための回路図である。図7は、期間t2における、スイッチング素子Q1及びQ2に流れる電流の向きを説明するための回路図である。
各スイッチング素子Q1〜Q6が、対応する駆動回路109に基づいてオン及びオフ制御され、スイッチング動作することにより図5に示す、三相交流波形の電流が形成される。三相交流は、U相、V相及びW相のそれぞれに流れる電流波形の位相を120度ずらした波形の状態で、各相を流れている。
図6に示すように、図5の期間t1において、電源線Pからスイッチング素子Q1を含む上アームを通りU相に向かって流れる電流(I)と、電源線Nからスイッチング素子Q2を含む下アームを通りU相に向かって流れる電流(I)とが、交互に繰り返して、インバータ111の内部を流れる。また、図5の期間t2において、U相からスイッチング素子Q1を含む上アームを通り電源線Pに向かって流れる電流(I)と、U相からスイッチング素子Q2を含む下アームを通り電源線Nに向かって流れる電流(I)とが、交互に繰り返して、インバータ111の内部を流れる。なお、スイッチング素子Q1及びスイッチング素子Q2とU相との間の電流を説明したが、他のスイッチング素子Q3〜Q6とV相及びW相と間の電流も、同様に流れるため、説明を省略する。
ここで、各スイッチング素子Q1〜Q6のオン及びオフの制御を行い、インバータ111の内部に三相交流電流を流す場合に、各スイッチング素子Q1〜Q6の逆方向又はダイオードD1〜D6の順方向に向かって流れる電流を転流電流と称し、当該転流電流が流れる期間を転流期間と称す。図6及び図7において、転流電流は電流電流(I)及び電流(I)に相当し、電流(I)及び電流(I)が流れる期間が、転流期間に相当する。
次に、図8を用いて、オン状態のスイッチング素子Q1〜Q6の逆方向電流特性及びダイオードD1〜D6の順方向電流特性を説明する。図8は、電圧に対するスイッチング素子Q1〜Q6の逆方向の電流特性及び電圧に対するダイオードD1〜D6の順方向の電流特性を示す。マイナスのドレイン電圧は、カソード端子に対してプラスのアノード端子と等価であるため、図8の横軸の電圧表示は、マイナスのドレイン電圧とプラスのアノード電圧を共通させて示している。
図8に示すように、スイッチング素子Q1〜Q6の逆方向に流れる電流の大きさと、ダイオードD1〜D6の順方向に流れる電流の大きさとの大小関係が、スイッチング素子Q1〜Q6の電流特性とダイオードD1〜D6の電流特性との交点の電流(Ia)を境に逆転している。すなわち、パワー半導体モジュール104の回路に流れる転流電流が閾値となる電流(Ia)(以下、閾値電流(Ia)と称す。)より小さい場合には、スイッチング素子Q1〜Q6をオンにすることで、ダイオードD1〜D6の順方向より当該スイッチング素子Q1〜Q6の逆方向の方に、多くの転流電流が流れる。一方、パワー半導体モジュール104の回路に流れる転流電流が閾値電流(Ia)より大きい場合には、スイッチング素子Q1〜Q6をオンにしたとしても、多くの転流電流がダイオードD1〜D6の順方向側に流れる。そのため、パワー半導体モジュール104の回路に流れる転流電流が閾値電流(Ia)より大きい場合に、転流電流を流すために、スイッチング素子Q1〜Q6をオンにしたとしても、オンすることで流れる転流電流は少なく、スイッチング動作をする分、スイッチング損失が発生してしまう。
本例は、以下に詳述するように、パワー半導体モジュール104の回路に流れる転流電流の大きさに応じて、スイッチング素子Q1〜Q6のオン及びオフを制御し、転流電流をダイオードD1〜D6の順方向及びスイッチング素子Q1〜Q6の逆方向に流すこと、又は、転流電流をダイオードD1〜D6の順方向に流すことを、切り換えるよう制御する。
なお、電流特性の交点を示す閾値電流(Ia)は、スイッチング素子Q1〜Q6及びダイオードD1〜D6の物性上、定まる電流値である。例えば、スイッチング素子Q1〜Q6及びダイオードD1〜D6にワイドハンドギャップ半導体を用いた場合には、他の半導体を用いた場合に比べて、閾値電流(Ia)を大きくとることができるため、大きな転流電流をスイッチング素子Q1〜Q6に流すことができ、ダイオードD1〜D6側の損失を抑制することができる。
また、図8に示す、電圧に対するスイッチング素子Q1〜Q6の逆方向電流特性及び電圧に対するダイオードD1〜D6の順方向電流特性は、温度依存性を有している。ここで、図8の双方の特性の交点が閾値電流(Ia)となる時の温度を基準温度とする。そして、パワー半導体モジュール104の温度が、基準温度より高い場合の、スイッチング素子Q1〜Q6の特性及びダイオードD1〜D6の特性を図9に示す。図9は、電圧に対するスイッチング素子Q1〜Q6の逆方向の電流特性及び電圧に対するダイオードD1〜D6の順方向の電流特性を示す。
図9に示すように、それぞれの電流特性は、パワー半導体モジュール104の温度が基準温度より高くなることにより変化し、双方の特性の交点に相当する閾値電流(Ib)は、閾値電流(Ia)より小さくなる。
本例は、以下に詳述するように、ダイオード202及びダイオード204により検出される、スイッチング素子Q1〜Q6及びダイオードD1〜D6の検出温度に応じて、転流期間における、スイッチング素子Q1〜Q6のオン及びオフを切り換えるための基準値となる閾値電流を設定する。
以下、本例において、制御回路108による制御の内容を説明する。図10a及び図10bは、転流期間における、時間に対するダイオードD1〜D6の順方向電流の特性及び時間に対するスイッチング素子Q1〜Q6の逆方向電流特性を示す。
まず、制御回路108は、ECU107からの指令値に基づいて、駆動回路109を介して、各スイッチング素子Q1〜Q6を周期的にオン及びオフさせて、バッテリ101の直流電力を交流電力に変換し、インバータ111からモータ103に対して、図5に示す三相交流を流す。図10a及び図10bに示すように、制御回路108からスイッチング素子Q1〜Q6へのゲート信号には、電源線Pと電源線Nとの間の短絡を防ぐために、ハイサイドのスイッチング素子Q1、Q3、Q5とローサイドのスイッチング素子Q2、Q4、Q6とを共にオフにするデッドタイムが設けられている。デッドタイムの間には、ダイオードD1〜D6又はスイッチング素子Q1〜Q6の寄生ダイオードに電流が流れる。
制御回路108は、ダイオード202及びダイオード204から、各スイッチング素子Q1〜Q6の温度及びダイオードD1〜D6の温度を検出し、各パワー半導体モジュール104の温度を検出する。なお、スイッチング素子Q1〜Q6の検出温度とダイオードD1〜D6の検出温度が異なる場合は、平均温度をパワー半導体モジュールの検出温度としてもよい。
次に、制御回路108は、メモリ112のデータを参照し、パワー半導体モジュール104の検出温度に対する閾値電流を設定する。メモリ112には、スイッチング素子Q1〜Q6の逆方向電流特性及びダイオードD1〜D6の順方向電流特性の交点に相当する閾値電流(Ib)と、パワー半導体モジュール104の検出温度とを対応づけて記憶している。
制御回路108には、パワー半導体モジュール104の基準温度と対応づけて閾値電流(Ia)が予め設定されている。そして、パワー半導体モジュール104の検出温度と基準温度と温度差に応じて、制御回路108は、メモリ112のデータを参照しつつ、閾値電流(Ia)を閾値電流(Ib)に補正する。基準温度は予め決められた温度であり、例えば本例のインバータ111が搭載される車両の環境温度と対応させて設定される。閾値電流(Ia)は、パワー半導体モジュール104に搭載されるスイッチング素子Q1〜Q6及びダイオードD1〜D6の特性と基準温度とに応じて予め設定される。
図9に示すように、パワー半導体モジュール104の検出温度が高くなる場合には、閾値電流は小さくなるため、検出温度が基準電圧より高い場合には、制御回路108は、閾値電流(Ia)を小さくする補正を行う。一方、検出温度が基準電圧より低い場合には、制御回路108は、閾値電流(Ia)を大きくする補正を行う。
そして、制御回路108は、電流センサ110により、各相の転送電流を検出して、検出された転送電流と閾値電流(Ia又はIb)とを比較し、比較結果に応じてスイッチング素子Q1〜Q6のオン及びオフを制御する。検出された転送電流が閾値電流(Ia又はIb)より小さい場合には、制御回路108は、スイッチング素子Q1〜Q6をオンにして、転流電流をスイッチング素子Q1〜Q6の逆方向及びダイオードD1〜D6の順方向に流す。一方、検出された転送電流が閾値電流(Ia又はIb)より大きい場合には、制御回路108は、スイッチング素子Q1〜Q6をオフにして、転流電流をダイオードD1〜D6の順方向に流す。
図10aに示すように、デットタイムにおいて、ダイオードの順方向に流れる電流、言い換えると、パワー半導体モジュール104の回路内を流れる転流電流が、閾値電流(Ia又はIb)より小さい場合には、デットタイムの後に、スイッチング素子Q1〜Q6をオンにすることで、ダイオードD1〜D6の順方向に流れていた転流電流がスイッチング素子Q1〜Q6の逆方向にも流れる。そして、ダイオードD1〜D6の順方向の電流が小さくなり、ダイオードD1〜D6の損失が小さくなる。
一方、図10bに示すように、デットタイムにおいて、ダイオードの順方向に流れる転流電流が閾値電流(Ia又はIb)より大きい場合には、スイッチング素子Q1〜Q6をオンにしたとしても、転流電流の大半がダイオードの順方向に流れる。そのため、デットタイムの後、スイッチング素子Q1〜Q6のオフ状態を維持して、ダイオードD1〜D6の順方向に流れていた転流電流は、そのままダイオードD1〜D6の順方向に流す。そのため、デットタイムの後に、スイッチング素子Q1〜Q6を無駄にオンに制御せず、スイッチング損失を抑制することができる。
上記のように、本例は、パワー半導体モジュール104に流れる電流と閾値電流(Ia又はIb)とを比較する。そして、パワー半導体モジュール104に流れる電流が閾値電流(Ia又はIb)より小さい場合には、スイッチング素子Q1〜Q6をオンにして、ダイオードD1〜D6の順方向及びスイッチング素子Q1〜Q6の逆方向を通電させ、転流電流を流す。また、パワー半導体モジュール104に流れる電流が閾値電流(Ia又はIb)より大きい場合には、スイッチング素子Q1〜Q6をオフにして、ダイオードの順方向D1〜D6を通電させ、転流電流を流す。
これにより、スイッチング素子Q1〜Q6をオンにしても転流電流がスイッチング素子Q1〜Q6の逆方向に流れ難くなる大電流領域において、スイッチング素子Q1〜Q6をオフにするため、スイッチング素子Q1〜Q6の損失を抑制することができる。
また本例は、ダイオード202及びダイオード204により、パワー半導体モジュール104の温度を検出し、制御部108により検出温度に応じて、閾値電流(Ib)を設定する。これにより、スイッチング素子Q1〜Q6及びダイオードD1〜D6の温度変化により、電流特性が変化した場合でも、変化に追随して最適な閾値電流(Ib)を設定することができるため、スイッチング素子Q1〜Q6の損失をより効率的に抑制することができる。
また本例は、複数のパワー半導体モジュール104のうち、一のパワー半導体モジュール104に流れる電流が閾値電流(Ia又はIb)より小さい場合には、当該一のパワー半導体モジュール104のスイッチング素子Q1〜Q6をオンにし、一のパワー半導体モジュール104に流れる電流が閾値電流(Ia又はIb)より大きい場合には、当該一のパワー半導体モジュール104のスイッチング素子Q1〜Q6をオフにする。これにより、転流期間において、一のパワー半導体モジュール104に含まれるスイッチング素子Q1〜Q6のオン及びオフの制御は、他のパワー半導体モジュール104に流れる転流電流に応じて行われないため、スイッチング素子Q1〜Q6の損失をより効率的に抑制することができる。
また本例は、スイッチング素子Q1〜Q6又はダイオードD1〜D6をワイドギャップ半導体により形成する。これにより、より多くの転流電流を通電することができる。
また本例は、インバータ111を車両に搭載する。これにより、車両の効率に影響する低電流領域では、スイッチング素子Q1〜Q6をオンにして、スイッチング素子Q1〜Q6の逆方向に転流電流を導通させ、車両の使用環境において、頻度の少ない高電流領域では、スイッチング素子Q1〜Q6をオフにする制御をすることができるため、インバータ111の効率を向上させることができる。
なお本例は、電流センサ110により転流電流を検出するが、ECU107から制御部108への指令値に基づき、転流電流を算出してもよい。各スイッチング素子Q1〜Q6のスイッチング動作は、ECU107からの指令値に基づいて行われ、転流電流は、各スイッチング素子Q1〜Q6のスイッチング周期及びオン及びオフのデューティー比等により予め決まる。そのため、制御部108は、電流センサ110を用いずに、当該指令値に基づいて転流電流を算出すればよい。
なお本例において、パワー半導体モジュール104にMOSFET201及びダイオード203をそれぞれ1つずつ搭載するが、それぞれ複数であってもよい。
また本例において、ダイオード202及びダイオード204を用いて、パワー半導体モジュール104の温度を検出し、検出温度に応じて閾値電流(Ia又はIb)を補正するが、必ずしも検出温度に応じて閾値電流(Ia又はIb)を補正する必要はない。
なお本例において、制御回路108は、パワー半導体モジュール104の検出温度が高くなるにつれて閾値電流(Ia)を小さく、パワー半導体モジュール104の検出温度が低くなるにつれて閾値電流(Ia)を大きくするよう、閾値電流(Ia)を補正してもよい。
上記パワー半導体モジュール104は本発明に係る「変換回路」に相当し、上記ダイオード202及びダイオード204は本発明に係る「温度検出手段」に相当し、上記制御回路108は本発明に係る「制御手段」に相当し、上記メモリ112は本発明に係る「記憶手段」に相当し、上記電流センサ110は本発明に係る「電流検出手段」に相当する。
《第2実施形態》
図11は、発明の他の実施形態に係る電力変換装置に含まれるスイッチング素子及びダイオードの特性を示すグラフである。本例では上述した第1実施形態に対して、設定される閾値電流が異なる。これ以外の構成は上述した第1実施形態と同じであるため、その記載を適宜、援用する。
図11において、実線は損失に対するスイッチング素子及びダイオードの電流特性をそれぞれ示し、破線は電圧に対するスイッチング素子及びダイオードの電流特性をそれぞれ示す。
図11に示すように、スイッチング素子Q1〜Q6の逆方向とダイオードD1〜D6の順方向にそれぞれ同じ大きさの電流を流す場合において、スイッチング素子Q1〜Q6の損失の大きさと、ダイオードD1〜D6の損失の大きさとの大小関係が、それぞれの特性の交点に相当する電流(Ic)(以下、閾値電流(Ic)と称す。)を境に逆転している。また閾値電流(Ic)の大きさは、閾値電流(Ia)の大きさより小さくなる。
一般的に半導体スイッチで発生する損失には、電流通電状態で発生する損失に加えて、オン及びオフのスイッチングにより発生するスイッチング損失が加わる。そして、当該スイッチング損失とは、スイッチング素子Q1〜Q6を逆方向に導通及び非導通させるためにゲートをオン及びオフさせる際の損失である。
そのため、電圧に対するスイッチング素子Q1〜Q6の逆方向電流特性とダイオードD1〜D6の順方向電流特性との交点に相当する電流(Ia)より小さい電流で、スイッチング素子Q1〜Q6の損失特性がダイオードD1〜D6の損失特性を逆転する。
パワー半導体モジュール104に流れる転流電流が閾値電流(Ic)より高く閾値電流(Ia)より低い時に、第1実施形態と同様に、スイッチング素子Q1〜Q6をオンにした場合について、説明する。かかる場合に、第1実施形態で説明した通り、転流電流はダイオードD1〜D6の順方向よりもスイッチング素子Q1〜Q6の逆方向に多く流れる。一方で、図11に示すように、閾値電流(Ia)から閾値電流(Ic)の間の転流電流においては、スイッチング素子Q1〜Q6の損失がダイオードD1〜D6の損失より大きくなる。すなわち、損失が大きい方であるスイッチング素子Q1〜Q6に転流電流を流していることになるため、インバータ111の効率が低下する。
本例は、閾値電流(Ia)の代わりに閾値電流(Ic)を用いて、転流期間において、転流電流と閾値電流(Ic)との比較結果に応じて、スイッチング素子Q1〜Q6のオン及びオフの制御を行う。
すなわち、制御回路108は、電流センサ110により、各相の転送電流を検出して、検出された転送電流と閾値電流(Ic)とを比較する。検出された転送電流が閾値電流(Ic)より小さい場合には、制御回路108は、スイッチング素子Q1〜Q6をオンにして、転流電流をスイッチング素子Q1〜Q6の逆方向及びダイオードD1〜D6の順方向に流す。一方、検出された転送電流が閾値電流(Ic)より大きい場合には、制御回路108は、スイッチング素子Q1〜Q6をオフにして、転流電流をダイオードD1〜D6の順方向に流す。
これにより、転流電流が閾値電流(Ic)から閾値電流(Ia)の間の値である場合に、デットタイムの後に、スイッチング素子Q1〜Q6をオフの状態のままにするため、スイッチング損失を抑制することができ、インバータ111の効率を向上させることができる。
101…バッテリ
102…コンデンサ
103…モータ
104…パワー半導体モジュール
1041…パワー半導体モジュール
1042…パワー半導体モジュール
1043…パワー半導体モジュール
1044…パワー半導体モジュール
1045…パワー半導体モジュール
1046…パワー半導体モジュール
107…電子制御ユニット(ECU)
108…制御回路
109…駆動回路
110…電流センサ
111…インバータ
112…メモリ
201…MOSFET
202…ダイオード
203…ダイオード
204…ダイオード
Q1、Q2、Q3、Q4、Q5、Q6…スイッチング素子
D1、D2、D3、D4、D5、D6…ダイオード

Claims (11)

  1. 双方向に通電可能なスイッチング素子と前記スイッチング素子に並列に接続されたダイオードとを有する変換回路と、
    前記スイッチング素子のオン及びオフを制御し、直流電力を交流電力に変換する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記変換回路に流れる電流が閾値電流より小さい場合には、前記スイッチング素子をオンにし、前記ダイオードの順方向及び前記スイッチング素子の逆方向に通電させ、
    前記変換回路に流れる電流が前記閾値電流より大きい場合には、前記スイッチング素子をオフにし、前記ダイオードの順方向に通電させる
    ことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記変換回路の温度を検出する温度検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記温度検出手段の検出温度に応じて、前記閾値電流を設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記制御手段は、前記スイッチング素子における電圧に対する逆方向電流の特性と、前記ダイオードにおける電圧に対する順方向電流の特性との交点に相当する電流を前記閾値電流に設定する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の電力変換装置。
  4. 前記制御手段は、前記スイッチング素子における損失に対する逆方向電流の特性と、前記ダイオードにおける損失に対する順方向電流の特定との交点に相当する電流を前記閾値電流に設定する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の電力変換装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記検出温度が所定の基準温度より高い場合には、前記閾値電流を所定の基準電流より小さくすることを特徴とする
    請求項2記載の電力変換装置。
  6. 前記検出温度と前記閾値電流とを対応づけて記憶する記憶手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項2または5記載の電力変換装置。
  7. 複数の前記変換回路を備え、
    前記制御手段は、
    前記複数の変換回路のうち、一の変換回路に流れる電流が前記閾値電流より小さい場合には、前記一の変換回路のスイッチング素子をオンにし、前記一の変換回路のダイオードの順方向及び前記一の変換回路のスイッチング素子の逆方向に通電させ、
    前記一の変換回路に流れる電流が前記閾値電流より大きい場合には、前記一の変換回路のスイッチング素子をオフにし、前記一の変換回路のダイオードの順方向に通電させる
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  8. 前記変換回路に流れる電流を検出する電流検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記電流検出手段により検出された電流と前記閾値電流とを比較し、比較結果に応じて前記スイッチング素子のオン及びオフを制御する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  9. 前記制御手段は、
    前記変換回路の出力指令値に基づいて前記スイッチング素子を制御し、
    前記出力指令値に基づいて前記変換回路に流れる電流を算出し、
    算出された前記変換回路に流れる電流と前記閾値電流とを比較し、比較結果に応じて前記スイッチング素子のオン及びオフを制御する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれ一項に記載の電力変換装置。
  10. 少なくとも前記スイッチング素子又は前記ダイオードは、ワイドバンドギャップ半導体で形成される
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  11. 双方向に通電可能なスイッチング素子と前記スイッチング素子に並列に接続されたダイオードとを有する変換回路を制御することにより、直流電力を交流電力に変換する電力変換方法において、
    前記変換回路に流れる電流が閾値電流より小さい場合には、前記スイッチング素子をオンにし、前記ダイオードの順方向及び前記スイッチング素子の逆方向に通電させる工程と、
    前記変換回路に流れる電流が前記閾値電流より大きい場合には、前記スイッチング素子をオフにし、前記ダイオードの順方向に通電させる工程とを含む
    ことを特徴とする電力変換方法。
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