JP2012028966A - 無線検針システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ゲートウェイ端末3は、予め定められた日時になると、多段中継無線ネットワーク6に含まれる第1無線機4に対して、検針値収集指令を送信する。第1無線機4が、検針値収集指令を受信すると、自らに接続されているメータ5と通信を行い、メータ識別情報と検針値とをゲートウェイ端末3に送信する。ゲートウェイ端末3が、メータ識別情報と検針値とを受信すると、メータ識別情報と検針値とを対応付けて記憶する。
【選択図】図3
Description
一方、検針システムとしては、特許文献1および特許文献2の仕組みが知られている。
尚、多段中継無線ネットワークとしては、特許文献2に記載の仕組みの他、特許文献3に記載の仕組みなどが知られている。
そこで、センタによる一括検針に代えてHHT端末による一括検針とし、特許文献1の仕組みが導入された顧客宅や、特許文献2の仕組みが導入された顧客宅に対しても、検針員による現地検針を効率良く行うことができる仕組みが望まれる。
特に、特許文献2乃至3のような多段中継無線ネットワークを利用する場合、検針値のデータの取得に長時間かかるという問題がある。例えば、50件の顧客宅に対して、平均ホップ数が5、間欠駆動が5秒でデータの取得を行った場合、通信エラーがなかったとしても、2回(往復分)×2.5秒×5(ホップ)×50件≒21分かかってしまう。この場合、検針員はデータの取得が終了するまで、長時間現地で待機する必要がある。
これによって、検針員は、多段中継無線ネットワークに含まれるメータに対して、検針作業を効率良く行うことができる。
これによって、検針員は、多段中継無線ネットワークに含まれるメータおよびその他のメータが混在する場合であっても、検針作業を効率良く行うことができる。
これによって、HHT端末とゲートウェイ端末および第2無線機との間の通信が輻輳することがない。
以下図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
最初に、図1から図4を参照しながら、第1の実施の形態について説明する。第1の実施の形態における無線検針システム1は、多段中継無線ネットワークを含むものである。
HHT端末2は、HHT端末本体2aとHHT無線機2bとによって構成される。HHT端末本体2aは、CPU、メモリ、入力装置、表示装置等を備える。HHT無線機2bは、無線送受信部、アンテナ等を備え、ゲートウェイ端末3との通信を行う。
HHT端末2は、HHT端末本体2aとHHT無線機2bとが別体であってケーブル等で接続されても良いし、HHT端末本体2aとHHT無線機2bとが一体であっても良いし、HHT端末本体2aに対してHHT無線機2bが着脱可能に接続されても良い。
ゲートウェイ端末3は、ゲートウェイ端末本体3aとゲートウェイ無線機3bとが別体であってケーブル等で接続されても良いし、ゲートウェイ端末本体3aとゲートウェイ無線機3bとが一体であっても良いし、ゲートウェイ端末本体3aに対してゲートウェイ無線機3bが着脱可能に接続されても良い。
ゲートウェイ端末3が直接通信できない場所に設置された第1無線機4と通信を行う場合、ゲートウェイ端末3は、他の1または複数の第1無線機4を介して通信を行う。例えば、図1に示す例において、ゲートウェイ端末3と第1無線機4fとが通信を行う場合、第1無線機4b、第1無線機4dを介して通信を行う。また、第1無線機4は、受信待ち受け時の消費電力を抑えるため、間欠的に駆動する。ゲートウェイ端末3と第1無線機4との通信は、多くの第1無線機4を介して行う場合がある為、通信を完了するまでに長時間かかる場合がある。
また、図1において、ブロック同士を結ぶ点線は、多段中継無線ネットワーク6による無線接続を示している。例えば、ゲートウェイ無線機3b、第1無線機4a〜4fは、多段中継無線ネットワーク6による無線接続によって通信可能になっている。
また、図1において、ブロック同士を結ぶ逆Z字状の両方向矢印は、多段中継無線ネットワーク6とは異なる無線接続を示している。例えば、HHT無線機2aとゲートウェイ端末本体3aは、多段中継無線ネットワーク6とは異なる無線接続によって通信可能になっている。
メモリ32は、プログラムやデータ等を記憶する。メモリ32によって記憶されるデータは、(1)HHT無線機2bとの無線通信に使用される周波数など通信に必要な設定情報、(2)第1無線機4との無線通信に使用される周波数など通信に必要な設定情報、(3)後述する図3の検針値事前収集処理を実行する日時、(4)多段中継無線ネットワーク6に含まれるメータ5のメータ識別情報または第1無線機4の無線機識別情報(第1無線機4を一意に識別する情報)などである。
一方、多段中継無線ネットワーク6に含まれる第1無線機4の無線機識別情報がメモリ32に記憶される場合、各第1無線機4は、自らに接続されているメータ5のメータ識別情報を記憶しておく必要はない。但し、ゲートウェイ端末3は、メータ識別情報と無線機識別情報とを対応付ける変換テーブルをメモリ32に記憶する必要がある。
以下では、説明を簡単にする為、多段中継無線ネットワーク6に含まれるメータ5のメータ識別情報がメモリ32に記憶され、各第1無線機4は、自らに接続されているメータ5のメータ識別情報を記憶しているものとする。
多段中継無線ネットワークI/F35は、第1無線機4との間の信号の送受信を制御する。
バッテリ36は、ゲートウェイ端末3を駆動するための電力を供給する。
更に、第1無線機4a、4bは、自らに接続されていないメータ5(図1
ではメータ5c〜5f)のメータ識別情報が、検針値収集指令に含まれているか否か確認する。含まれている場合、第1無線機4a、4bは、検針値収集指令の転送処理を行う。このとき、自らに接続されているメータ5(図1ではメータ5a、5b)のメータ識別情報については、検針値収集指令から削除する。
第1無線機4c〜4fは、第1無線機4a、4b等を介して検針値収集指令を受信する。そして、前述の第1無線機4a、4bと同様の処理を行う。
送信順序は特に限定されないが、例えば、ゲートウェイ端末3のCPU31は、メータ識別情報と対応付けて、それぞれ異なる送信タイミング(ゲートウェイ端末3による検針値収集指令の送信時からの経過時間など)を検針値収集指令に含めるようにしても良い。この場合、第1無線機4a〜4fおよびメータ5gは、指示された送信タイミングに応じて、検針値a〜gをゲートウェイ端末3に送信する。
ゲートウェイ端末3のCPU31は、メータ識別情報とともに検針値a〜gを受信すると、メータ識別情報と対応付けて各検針値a〜gをメモリ32に記憶する。
これによって、検針員が現地に到着したときには、多段中継無線ネットワーク6に含まれるメータ5の検針値が、ゲートウェイ端末3のメモリ32に記憶されている。従って、検針員による現場での検針作業において、HHT端末2は、多段中継無線ネットワーク6に含まれるメータ5の検針値をゲートウェイ端末3から直接受信することが可能となる。
このように、HHT端末2は、多段中継無線ネットワーク6に含まれるメータ5の検針値をゲートウェイ端末3から直接受信するので、検針値の取得のための待ち時間を大幅に削減することができ、検針員は、効率良く検針作業を行うことができる。
更に、応答順序情報を事前に決めなければ、ゲートウェイ端末3とHHT端末2との通信が輻輳し、通信エラーが頻発することになり、結果として待ち時間が増える。
第1の実施の形態では、ゲートウェイ端末3が、事前に検針値を収集しておくので、第1無線機5に検針値収集指令が届くまでの時間を考慮する必要がなく、適切な応答順序情報を事前に決めておくことができる。そして、ゲートウェイ端末3は、適切な応答順序情報に従って検針値を返信するので、ゲートウェイ端末3とHHT端末2との間の通信が輻輳することもない。
次に、図5、図6を参照しながら、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態における無線検針システム11は、多段中継無線ネットワーク6を含み、かつHHT端末2と直接無線通信を行う第2無線機7を含むものである。
尚、第1の実施の形態と同様の構成要素は、同じ符号を付して説明を省略することとする。
また、第2無線機7aは、T8=8×A秒後にメータ5hのIDとメータ5hの指針値をHHT端末2に送信する。
また、第2無線機7bは、T9=9×A秒後にメータ5iのIDとメータ5iの指針値をHHT端末2に送信する。
これによって、HHT端末2は、多段中継無線ネットワーク6に含まれるメータ5の検針値に加えて、第2無線機7に接続されているメータ5の検針値も同様の処理で直接受信するので、多段中継無線ネットワーク6に含まれるメータ5の検針値およびその他のメータ5(第2無線機7に接続されているメータ5)が混在する場合であっても、検針値の取得のための待ち時間を大幅に削減することができ、検針員は、効率良く検針作業を行うことができる。
従って、例えば、一部の顧客宅に対して第2無線機7が導入されているマンション等において、その他の顧客宅に多段中継無線ネットワーク6を新たに導入した場合であっても、検針員は、導入前と同じように検針作業を行うことができる。このように、従来の設備と並存できるようにすることで、導入コストを抑えながら、多段中継無線ネットワーク6を新たに導入することができる。
但し、第2無線機7は、HHT端末2と直接通信を行うので、多段中継無線ネットワーク6を構成する第1無線機7と異なり、全ての第2無線機7に対して、HHT端末2からの指示が届くまでの時間は一定である。従って、第2無線機7に接続されているメータ5が先の順位であっても、待ち時間が大幅に増加することはない。
2………HHT端末
3………ゲートウェイ端末
4………第1無線機
5………メータ
6………多段中継無線ネットワーク
7………第2無線機
31………CPU
32………メモリ
33………タイマ
34………HHT無線機I/F
35………多段中継無線ネットワークI/F
36………バッテリ
Claims (3)
- HHT端末と、前記HHT端末と通信可能に接続されるゲートウェイ端末と、メータと通信可能に接続される第1無線機とを具備し、複数の前記第1無線機によって構成される多段中継無線ネットワークを含む無線検針システムであって、
前記ゲートウェイ端末が、予め定められた日時になると、前記多段中継無線ネットワークに含まれる前記第1無線機に対して、検針値収集指令を送信する第1送信手段と、
前記第1無線機が、前記検針値収集指令を受信すると、自らに接続されているメータと通信を行い、当該メータを一意に識別するメータ識別情報と検針値とを前記ゲートウェイ端末に送信する第2送信手段と、
前記ゲートウェイ端末が、前記メータ識別情報と検針値とを受信すると、前記メータ識別情報と検針値とを対応付けて記憶する記憶手段と、
前記HHT端末が、自らが検針値収集を担当するメータを識別する収集メータ識別情報を予め記憶しておき、前記収集メータ識別情報と、応答順序を示す応答順序情報とを前記ゲートウェイ端末に送信する第3送信手段と、
前記ゲートウェイ端末が、前記収集メータ識別情報と前記応答順序情報とを受信すると、前記収集メータ識別情報と一致する前記メータ識別情報を抽出し、対応付けて記憶している検針値を前記応答順序情報に従って前記HHT端末に送信する第4送信手段と、
を具備することを特徴とする無線検針システム。 - 更に、前記HHT端末と通信可能に接続され、かつメータと通信可能に接続される第2無線機を含み、
前記HHT端末が、前記収集メータ識別情報と前記応答順序情報とを前記第2無線機に送信する第5送信手段と、
前記第2無線機が、前記収集メータ識別情報と前記応答順序情報とを受信すると、自らに接続されているメータに係る前記メータ識別情報が前記収集メータ識別情報の中に含まれている場合には、自らに接続されているメータと通信を行い、前記メータ識別情報と検針値とを前記応答順序情報に従って前記HHT端末に送信する第6送信手段と、
を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の無線検針システム。 - 前記応答順序情報は、前記収集メータ識別情報と対応付けられた応答順位であり、
前記第4送信手段および前記第6送信手段は、前記第3送信手段による前記収集メータ識別情報と前記応答順序情報との送信時から前記応答順位に所定時間間隔を乗じた時間が経過した後、前記メータ識別情報と検針値とを前記HHT端末に送信するものであることを特徴とする請求項2に記載の無線検針システム。
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