JP2006018769A - 無線検針装置 - Google Patents

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哲也 原
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Abstract

【課題】複数の親機から同時に電波が送出されて無線通信が競合するような場合であっても、正常な無線通信を行うことができる無線検針装置を提供する。
【解決手段】親機1と子機2との間で定期的に無線通信を行うことにより該親機1は該子機2に接続された通信機能付メータ3からデータを取得する無線検針装置であって、親機1は、子機2に対してデータ要求を送信してから該子機2から正常な応答が受信されるまでの許容時間であるリトライ間隔時間を計測する通信リトライ間隔計測手段14と、ランダムな時間を発生するランダム時間発生手段16と、通信リトライ間隔計測手段14で計測されたリトライ間隔時間が経過しても子機から正常な応答が受信されない場合に、ランダム時間発生手段16で発生された時間が更に経過した後に子機2に対するデータ要求を再度送信してリトライ通信を開始する制御手段18とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信を用いてメータからデータを収集する無線検針装置に関し、特に、無線通信の競合による無線通信エラー発生時に自動的にリカバリーし、また、無線通信の競合を回避する技術に関する。
従来、各家庭に設けられた電気、ガス、水道等のメータの指針値等をセンタ装置で収集して検針を行う無線自動検針システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。図7はこの種の従来の無線自動検針システムの構成を示すブロック図である。この無線自動検針システムは、各家庭に配置される無線検針装置50、センタに配置されるセンタ装置60およびこれらを接続する通信ネットワーク70を有して構成されている。通信ネットワーク70としては、例えば電話回線網が使用される。
無線検針装置50は、通信端末51、親機52、通信機能付メータ53および子機54を有して構成されている。通信端末51は、通信ネットワーク70に接続する必要があるので、屋内に設置される場合が多い。一方、通信機能付メータ53は、配管や配線の都合上、屋外に設置される場合が多い。そこで、通信端末51に親機52を接続するとともに通信機能付メータ53に子機54を接続し、親機52と子機54との間で特定小電力無線などを利用して通信を行うことにより、通信機能付メータ53の指針値を通信端末51に送信することが行われている。通信端末51は、通信機能付メータ53から受信した指針値を、通信ネットワーク70を介してセンタ装置60に送る。これにより、センタ装置60において、課金処理などが行われる。
一方、近年は、センタ装置でデータを一元的に収集する大規模な無線自動検針システムではなく、この無線自動検針システムで使用されている無線技術を応用し、例えば、水道メータなどの埋設されたメータの指針値を検針員が地上で確認できるようにした無線隔測検針システムが開発されている。
図8は従来のこの種の無線隔測検針システムの構成を示す図である。この無線隔測検針システムでは、埋設された通信機能付メータ3と同じ場所に子機2が設置される。また、表示機能を有する親機(無線隔測表示器)1が需要家宅の壁などに取り付けられる。この親機1は、一旦起動された後は、内蔵されたタイマに従って定期的に子機2との間で無線通信を行い、通信機能付メータ3の指針値を収集する。そして、親機1は、通信機能付メータ3から収集した指針値を表示器に表示する。
特開平10−198881号公報
上述した図7に示す従来の無線自動検針システムでは、センタ装置60は、各家庭に設置された無線検針装置50を1台ずつ順次起動して指針値を取得する。従って、1つの無線検針装置の親機から送出された電波の到達範囲に他の無線検針装置の親機が設置されていても、これら複数の親機が同時に電波を送出するという状態は起こりえなかった。
これに対し、上述した図8に示す無線隔測検針システムでは、親機1が需要家宅の壁などに取り付けられて起動された後は、親機1に内蔵されたタイマに従って定期的に子機2との間で無線通信が行われる。このため、1つの親機から送出された電波の到達範囲に他の親機が設置されていると、複数の親機が同時に電波を送出するという状態が発生する。例えば、アパートやマンションといった集合住宅では、検針作業を容易にするために、複数の親機が同一の場所に設置される場合が多く、複数の親機が設置された後に一斉に起動された場合に、上述した状態が発生する。
このような複数の親機が同時に電波を送出するという状態が発生すると、無線通信が競合し、正常な無線通信ができなくなるという問題が生じる。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、複数の親機から同時に電波が送出されて無線通信が競合するような場合であっても、正常な無線通信を行うことができる無線検針装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、第1の発明は、親機と子機との間で定期的に無線通信を行うことにより該親機は該子機に接続された通信機能付メータからデータを取得する無線検針装置であって、親機は、子機に対してデータ要求を送信してから該子機から正常な応答が受信されるまでの許容時間であるリトライ間隔時間を計測する通信リトライ間隔計測手段と、ランダムな時間を発生するランダム時間発生手段と、通信リトライ間隔計測手段で計測されたリトライ間隔時間が経過しても子機から正常な応答が受信されない場合に、ランダム時間発生手段で発生された時間が更に経過した後に子機に対するデータ要求を再度送信してリトライ通信を開始する制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、親機の制御手段は、リトライ通信を開始してから通信リトライ間隔計測手段で計測されたリトライ間隔時間が経過しても子機から正常な応答が受信されない場合に、ランダム時間発生手段で発生された時間が更に経過した後に子機に対するデータ要求を再度送信してリトライ通信を開始することを特徴とする。
また、第3の発明は、第1の発明において、親機は、該親機を起動するための無線起動手段を更に備え、親機の制御手段は、無線起動手段で起動された直後に子機に対して送信したデータ要求に対し、通信リトライ間隔計測手段で計測されたリトライ間隔時間が経過する前に子機から正常な応答を受信した時に、ランダム時間発生手段で発生された時間が更に経過した後に、子機に対するデータ要求を送信して定期的な無線通信を開始することを特徴とする。
第1の発明によれば、子機から正常な応答が受信されなかった場合に、通信リトライ間隔計測手段で計測されるリトライ間隔時間にランダム時間発生手段で発生されたランダム時間が加算された時点でリトライ通信が開始されるので、親機毎にリトライ通信の開始タイミングが区々になり、その後に定期的な無線通信が行われるタイミングも区々になる。その結果、電波の到達範囲内に複数の親機が存在し、且つ、親機が同時に起動された場合であっても、各親機から送信された電波が交錯する確率が小さくなるので、子機側では正常にデータ要求を受信できる状況になり、無線通信エラーが発生する確率を減少させることができる。
また、第2の発明によれば、リトライ通信が開始されてからリトライ間隔時間が経過しても子機から正常な応答が受信されない場合に、ランダム時間発生手段で発生された時間が更に経過した後に子機に対するデータ要求を再度送信してリトライ通信を開始するので、電波の到達範囲内に複数の親機が存在し、且つ、親機が同時に起動され、更にランダム時間発生手段で発生させた乱数が複数の親機で偶然に同一値となった場合であっても、リトライ通信を繰り返すことにより、無線通信の競合に起因する無線通信エラーを更に減少させることができる。
また、第3の発明によれば、起動された直後に子機に対して送信したデータ要求に対し、リトライ間隔時間が経過する前に子機から正常な応答を受信した時に、ランダム時間発生手段で発生された時間が更に経過した後に、子機に対するデータ要求を送信して定期的な無線通信を開始するように構成したので、僅かな時間差で親機が起動された場合でも、定期的な無線通信の開始タイミングを親機毎に大きく変化させることができ、電波の到達範囲内に複数の親機が存在し、且つ、親機が同時に起動される場合でも無線通信の競合を回避できる。
以下、本発明に係る無線検針装置の実施例を図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の実施例1に係る無線検針装置は、背景技術の欄で図8を参照して説明した無線隔測検針システムと同様に、親機1、子機2および通信機能付メータ3から構成されている。
親機1は、無線隔測表示器とも呼ばれ、需要家宅の壁などに取り付けられる。この親機1は、子機2との間で無線通信を行って通信機能付メータ3の指針値等を取得し、指針値表示手段17(詳細は後述する)に表示する。
子機2は、通信機能付メータ3に接続され、この通信機能付メータ3の埋設場所と同じ場所に設置されている。子機2は、親機1からの要求に応答して、通信機能付メータ3から指針値を取得して親機1に返信する。
なお、埋設された通信機能付メータ3と同様の環境に設置される子機2は、商用電源(AC100V)の確保が難しいので、電池で駆動されるようになっている。そこで、子機2は、電池の消耗を抑えるために、上述した特許文献1に記載されているような、間欠的な受信動作を行うように構成されている。
上記のように構成される無線検針装置において、親機1は、一旦起動された後は、定期的に子機2との間で無線通信を行って通信機能付メータ3の指針値を収集し、指針値表示手段17に表示する。
図1は本発明の実施例1に係る無線検針装置で使用される親機1の構成を示すブロック図である。
この親機1は、無線通信手段10、アンテナ11、無線起動手段12、定期通信間隔計測手段13、通信リトライ間隔計測手段14、識別符号設定手段15、ランダム時間発生手段16、指針値表示手段17および制御手段18を有して構成されている。
無線通信手段10は、無線送信回路および無線受信回路(何れも図示を省略する)を含み、制御手段18から送られてくるデータを無線送信回路およびアンテナ11を介して子機2に無線で送信する。また、無線通信手段10は、子機2から無線で送られてくるデータをアンテナ11で受信し、無線受信回路を介して制御手段18に送る。
無線起動手段12は、例えば開閉スイッチから構成されており、親機1の設置が完了した時点で該親機1を起動して動作を開始させるために使用される。この無線起動手段12によって起動された親機1は、子機2との間での無線通信を開始する。なお、子機2は、間欠的な受信動作を行っているため、親機1からの最初の子機呼び出し通信(リンク確立通信)時は、他の電文通信時より長時間の送信が必要になる。
定期通信間隔計測手段13は、無線起動手段12によって起動された後に、子機2との間で定期的(例えば24時間毎)な無線通信(以下、「定期通信」という)を行うために、前回に定期通信を行った時刻から次に定期通信を行うまでの通信間隔時間を計測する。そして、この通信間隔時間を計測する毎に、その旨を表す定期通信開始信号を制御手段18に送る。制御手段18は、この定期通信開始信号に応答して、通信機能付メータ3から指針値を収集する。これにより、通信機能付メータ3に保持されている指針値が定期的に親機1に収集される。
通信リトライ間隔計測手段14は、子機2との間の無線通信において、子機から正常な応答が受信されるまでの許容時間、つまり子機2との間で無線通信を再試行するまでの時間(リトライ間隔時間)を計測する。そして、このリトライ間隔時間を計測する毎に、その旨を表すリトライ通信開始信号を制御手段18に送る。
なお、定期通信間隔計測手段13で計測される通信間隔時間および通信リトライ間隔計測手段14で計測されるリトライ間隔時間は、全ての親機で共通になるように設定されている。
識別符号設定手段15は、混信を防止するために、無線機(親機1)の個々に振られた番号(「無線機ID」という)を記憶する。親機1および子機2は、無線電文中に無線機IDを付加して送受信することにより、通信相手を特定する。
ランダム時間発生手段16は、乱数を発生させ、その発生した乱数を例えば分単位に変換した時間を計測する。そして、この乱数に対応する時間を計測すると、その旨を表すランダム時間経過信号を制御手段18に送る。このランダム時間発生手段16は、乱数を発生させる代わりに、識別符号設定手段15に設定された無線機IDから下1桁を抽出し、または、無線機IDを所定値で割った時の剰余を算出し、それを分単位に変換し時間を計測するように構成することもできる。一般的に言えば、ランダム時間発生手段16は、無作為に親機1を抽出した場合に、親機1毎に異なる時間を計測する種々の手段から構成できる。
指針値表示手段17は、制御手段18からの指示に応答して、通信機能付メータ3から子機2を介して収集された指針値を表示する。
制御手段18は、上述した無線通信手段10、無線起動手段12、定期通信間隔計測手段13、通信リトライ間隔計測手段14、識別符号設定手段15、ランダム時間発生手段16および指針値表示手段17を制御し、親機または無線隔測表示器としての機能を実現する。
次に、このように構成される本発明の実施例1に係る無線検針装置の動作を説明する。まず、無線通信が正常に行われる場合の動作を、図2に示すシーケンスチャートを参照しながら説明する。親機1の設置が完了すると、ユーザは、無線起動手段12を操作して親機1を起動する。これにより、親機1は、子機2を呼び出すリンク確立通信を実行する。
具体的には、無線起動手段12が操作されて開閉スイッチがオンされると、その旨を表す起動信号が制御手段18に送られる。制御手段18は、この起動信号に応答して指針値要求電文を生成し、無線通信手段10およびアンテナ11を介して子機2に無線で送信する(ステップS1)。指針値要求電文の送信は、本発明のデータ要求に対応する。
また、制御手段18は、無線起動手段12からの起動信号に応答して、定期通信間隔計測手段13を起動する。これにより、定期通信間隔計測手段13は、通信間隔時間の計測を開始する。更に、制御手段18は、無線起動手段12からの起動信号に応答して、通信リトライ間隔計測手段14を起動する。これにより、通信リトライ間隔計測手段14は、リトライ間隔時間の計測を開始する。その後、制御手段18は、定期通信間隔計測手段13からの定期通信開始信号または通信リトライ間隔計測手段14からのリトライ通信開始信号の到来を待つ待機状態に入る。
一方、親機1から指針値要求電文を受信した子機2は、その指針値要求電文を通信機能付メータ3に送る(ステップS2)。子機2から指針値要求電文を受信した通信機能付メータ3は、その時点の指針値を指針値応答電文に組み込んで子機2に送る(ステップS3)。通信機能付メータ3から指針値応答電文を受け取った子機2は、その指針値応答電文を親機1に無線で送信する(ステップS4)。親機1では、子機2から送られてくる指針値応答電文がアンテナ11で受信され、無線通信手段10を介して制御手段18に送られる。
制御手段18は、リトライ間隔時間内、つまりリトライ通信開始信号が到来する前に、無線通信手段10から指針値応答電文を受け取ると、終了電文を生成して無線通信手段10およびアンテナ11を介して子機2に無線で送信する(ステップS5)。親機1から終了電文を受信した子機2は、その終了電文を通信機能付メータ3に送る(ステップS6)。以上により子機2の動作は終了する。また、子機2から終了電文を受け取った通信機能付メータ3は、通信が正常に終了したことを認識し、その動作を終了する。
また、無線通信手段10から指針値応答電文を受け取った制御手段18は、該指針値応答電文に含まれる指針値を抽出して指針値表示手段17に送る。これにより、指針値表示手段17に、現在の通信機能付メータ3の指針値が表示される。
その後、定期通信間隔計測手段13から定期通信開始信号が制御手段18に送られると、制御手段18は、この定期通信開始信号に応答して、指針値要求電文を生成し、無線通信手段10およびアンテナ11を介して子機2に無線で送信する(ステップS1)。以下、上述したステップS2〜S6の動作が繰り返し実行される。
なお、無線通信が正常に行われた場合は、リトライ間隔時間内に子機2からの指針値応答電文が返信されてくるので、リトライは行われず、通信リトライ間隔計測手段14の動作は停止されるとともにその計測値はリセットされる。
次に、無線通信エラーが発生した場合の動作を説明する。ここで、本発明の理解を容易にするために、まず、従来の無線検針装置において無線通信エラーが発生した場合の動作を、図3に示すシーケンスチャートを参照しながら説明する。親機1の設置が完了すると、ユーザは、無線起動手段12を操作して親機1を起動する。これにより、親機1は、子機2を呼び出すリンク確立通信を実行する。
具体的には、無線起動手段12が操作されて開閉スイッチがオンにされると、その旨を表す起動信号が制御手段18に送られる。制御手段18は、この起動信号に応答して指針値要求電文を生成し、無線通信手段10およびアンテナ11を介して子機2に無線で送信する(ステップS1)。
また、制御手段18は、無線起動手段12からの起動信号に応答して、定期通信間隔計測手段13を起動する。これにより、定期通信間隔計測手段13は、通信間隔時間の計測を開始する。更に、制御手段18は、無線起動手段12からの起動信号に応答して、通信リトライ間隔計測手段14を起動する。これにより、通信リトライ間隔計測手段14は、リトライ間隔時間の計測を開始する。その後、制御手段18は、定期通信間隔計測手段13からの定期通信開始信号または通信リトライ間隔計測手段14からのリトライ通信開始信号の到来を待つ待機状態に入る。
今、2台の親機が近傍、つまり1つの親機から送出された電波の到達範囲に他の親機が設置されているものとする。この場合、各々の親機から、指針値要求電文の送信(リンク確立通信)が開始されても、各親機から送信された電波が交錯して子機側では正常に指針値要求電文を受信できない状況になり、無線通信エラーが発生する。
具体的には、制御手段18は、上記待機状態において、リトライ間隔時間が経過しても子機2から指針値応答電文を受信できない場合、つまり無線通信手段10から指針値応答電文を受信する前に通信リトライ間隔計測手段14からリトライ通信開始信号を受け取った場合は、再度、指針値要求電文を生成して無線通信手段10およびアンテナ11を介して子機2に無線で送信し(ステップS1)、リトライ通信を開始する。
しかしながら、リトライ間隔時間は、各親機の通信リトライ間隔計測手段14で共通に設定されているため、リトライ通信においても無線通信エラーが発生する。以降、リトライ通信を繰り返しても、リトライの時間間隔が一定であれば、通信できない状況が継続されることになる。
次に、本発明の実施例1に係る無線検針装置で無線通信エラーが発生した場合の動作を、図4に示すシーケンスチャートを参照しながら説明する。親機1の設置が完了すると、ユーザは、無線起動手段12を操作して親機1を起動する。これにより、親機1は、子機2を呼び出すリンク確立通信を実行する。
具体的には、無線起動手段12が操作されて開閉スイッチがオンされると、その旨を表す起動信号が制御手段18に送られる。制御手段18は、この起動信号に応答して指針値要求電文を生成し、無線通信手段10およびアンテナ11を介して子機2に無線で送信する(ステップS1)。
また、制御手段18は、無線起動手段12からの起動信号に応答して、定期通信間隔計測手段13を起動する。これにより、定期通信間隔計測手段13は、通信間隔時間の計測を開始する。また、制御手段18は、無線起動手段12からの起動信号に応答して、通信リトライ間隔計測手段14を起動する。これにより、通信リトライ間隔計測手段14は、リトライ間隔時間の計測を開始する。更に、制御手段18は、無線起動手段12からの起動信号に応答して、ランダム時間発生手段16を起動する。これにより、ランダム時間発生手段16は、自己が発生した乱数に対応する時間の計測を開始する。その後、制御手段18は、定期通信間隔計測手段13からの定期通信開始信号または通信リトライ間隔計測手段14からのリトライ通信開始信号の到来を待つ待機状態に入る。
今、2台の親機が近傍に配置され、無線通信エラーが発生する状況にあるものとする。上記待機状態において、制御手段18は、リトライ間隔時間が経過しても子機2から指針値応答電文を受信できない場合、つまり無線通信手段10から指針値応答電文を受信する前に通信リトライ間隔計測手段14からリトライ通信開始信号を受け取った場合は、ランダム時間発生手段16からランダム時間経過信号が到来するのを待つ。
そして、ランダム時間経過信号を受け取った後に、再度、指針値要求電文を生成して無線通信手段10およびアンテナ11を介して子機2に無線で送信し(ステップS1)、リトライ通信を実行する。そして、リトライ通信で無線通信エラーが発生しなければ、引き続いて、上述したステップS2〜S6の手順が実行され、通信機能付メータ3から取得された指針値が指針値表示手段17に表示される。
以上説明したように、本発明の実施例1に係る無線検針装置によれば、無線通信エラーが発生した場合には、通信リトライ間隔計測手段14で計測されるリトライ間隔時間にランダム時間発生手段16で発生されたランダム時間が加算された時点でリトライ通信が開始されることになるので、親機毎にリトライ通信の開始タイミングが区々になる。その結果、各親機から送信された電波が交錯する確率が小さくなるので、子機側では正常に指針値要求電文を受信できる状況になり、無線通信エラーが発生する確率が減少する。
次に、本発明の実施例2に係る無線検針装置を説明する。この無線検針装置の構成は、実施例1のそれと同じであるので、説明を省略する。
次に、本発明の実施例2に係る無線検針装置の動作を説明する。この無線検針装置において、無線通信が正常に行われる場合の動作は、図2に示すシーケンスチャートを参照して説明した実施例1の動作と同じである。
本発明の実施例2に係る無線検針装置で無線通信エラーが発生した場合の動作を、図5に示すシーケンスチャートを参照しながら説明する。親機1の設置が完了すると、ユーザは、無線起動手段12を操作して親機1を起動する。これにより、親機1は、子機2を呼び出すリンク確立通信を実行する。
具体的には、無線起動手段12が操作されて開閉スイッチがオンにされると、その旨を表す起動信号が制御手段18に送られる。制御手段18は、この起動信号に応答して指針値要求電文を生成し、無線通信手段10およびアンテナ11を介して子機2に無線で送信する(ステップS1)。
また、制御手段18は、無線起動手段12からの起動信号に応答して、定期通信間隔計測手段13を起動する。これにより、定期通信間隔計測手段13は、通信間隔時間の計測を開始する。また、制御手段18は、無線起動手段12からの起動信号に応答して、通信リトライ間隔計測手段14を起動する。これにより、通信リトライ間隔計測手段14は、リトライ間隔時間の計測を開始する。更に、制御手段18は、無線起動手段12からの起動信号に応答して、ランダム時間発生手段16を起動する。これにより、ランダム時間発生手段16は、自己が発生した乱数に対応する時間の計測を開始する。その後、制御手段18は、定期通信間隔計測手段13からの定期通信開始信号または通信リトライ間隔計測手段14からのリトライ通信開始信号の到来を待つ待機状態に入る。
今、2台の親機が近傍に設置され、無線通信エラーが発生する状況にあるものとする。上記待機状態において、制御手段18は、リトライ間隔時間が経過しても子機2から指針値応答電文を受信できない場合、つまり無線通信手段10から指針値応答電文を受信する前に通信リトライ間隔計測手段14からリトライ通信開始信号を受け取った場合は、ランダム時間発生手段16から最初のランダム時間経過信号(ランダム時間T1が経過したことを表す信号)が到来するのを待つ。
そして、ランダム時間経過信号を受け取った後に、制御手段18は、再度、指針値要求電文を生成して無線通信手段10およびアンテナ11を介して子機2に無線で送信し(ステップS1)、1回目のリトライ通信を実行する。従って、通信リトライ間隔計測手段14で計測されたリトライ間隔時間に、ランダム時間発生手段16で発生されたランダム時間T1が加算された時点でリトライ通信が開始される。
また、制御手段18は、無線起動手段12からの起動信号に応答して動作する場合と同様に、定期通信間隔計測手段13、通信リトライ間隔計測手段14およびランダム時間発生手段16を起動する。その後、制御手段18は、定期通信間隔計測手段13からの定期通信開始信号または通信リトライ間隔計測手段14からのリトライ通信開始信号の到来を待つ待機状態に入る。
この待機状態において、制御手段18は、リトライ間隔時間が経過しても子機2から指針値応答電文を受信できない場合、つまり無線通信手段10から指針値応答電文を受信する前に通信リトライ間隔計測手段14からリトライ通信開始信号を受け取った場合は、ランダム時間発生手段16から2回目のランダム時間経過信号(ランダム時間T2が経過したことを表す信号)が到来するのを待つ。
そして、ランダム時間経過信号を受け取った後に、制御手段18は、再度、指針値要求電文を生成して無線通信手段10およびアンテナ11を介して子機2に無線で送信し(ステップS1)、2回目のリトライ通信を実行する。従って、通信リトライ間隔計測手段14で計測されたリトライ間隔時間に、ランダム時間発生手段16で発生されたランダム時間T2が加算された時点でリトライ通信が開始される。以下、同様の処理が、無線通信エラーが発生しなくなるまで繰り返される。
そして、この複数回のリトライ通信で無線通信エラーが発生しなくなった時点で、上述したステップS2〜S6の手順が実行され、通信機能付メータ3から取得された指針値が指針値表示手段17に表示される。
以上説明したように、本発明の実施例2に係る無線検針装置によれば、1回目のリトライ通信で無線通信エラーが発生しても、ランダム時間発生手段16で発生された乱数に対応する時間が経過した後にリトライ通信を開始することにより1回目とは異なるタイミングで2回目のリトライ通信を行い、以下同様の処理を繰り返すように構成したので、ランダム時間発生手段16で発生させた乱数が、複数の親機で偶然に同一値となった場合であっても、リトライ通信を繰り返すことにより、無線通信の競合に起因する無線通信エラーの発生を回避できる。
次に、本発明の実施例3に係る無線検針装置を説明する。今、例えば2台の親機が僅かな時間差をおいて起動されたとすると、2台の親機では、起動直後は正常な無線通信を行って定期通信間隔計測手段13に従った定期通信を行うモードに移行するが、時間を計測するタイマには僅かな個体差があるため、経年変化により定期通信が重なる可能性がある。本発明の実施例3に係る無線検針装置は、この定期通信の重なりを軽減するものである。この無線検針装置の構成は、実施例1のそれと同じであるので、説明を省略する。
、本発明の実施例3に係る無線検針装置の動作を図6に示すシーケンスチャートを参照しながら説明する。親機1の設置が完了すると、ユーザは、無線起動手段12を操作して親機1を起動する。これにより、親機1は、子機2を呼び出すリンク確立通信を実行する。
具体的には、無線起動手段12が操作されて開閉スイッチがオンにされると、その旨を表す起動信号が制御手段18に送られる。制御手段18は、この起動信号に応答して指針値要求電文を生成し、無線通信手段10およびアンテナ11を介して子機2に無線で送信する(ステップS1)。
また、制御手段18は、起動信号に応答して、定期通信間隔計測手段13を起動する。これにより、定期通信間隔計測手段13は、通信間隔時間の計測を開始する。更に、制御手段18は、起動信号に応答して、通信リトライ間隔計測手段14を起動する。これにより、通信リトライ間隔計測手段14は、リトライ間隔時間の計測を開始する。
また、制御手段18は、無線起動手段12からの起動信号に応答して、定期通信間隔計測手段13を起動する。これにより、定期通信間隔計測手段13は、通信間隔時間の計測を開始する。また、制御手段18は、無線起動手段12からの起動信号に応答して、通信リトライ間隔計測手段14を起動する。これにより、通信リトライ間隔計測手段14は、リトライ間隔時間の計測を開始する。更に、制御手段18は、無線起動手段12からの起動信号に応答して、ランダム時間発生手段16を起動する。これにより、ランダム時間発生手段16は、自己が発生した乱数に対応する時間の計測を開始する。その後、制御手段18は、定期通信間隔計測手段13からの定期通信開始信号または通信リトライ間隔計測手段14からのリトライ通信開始信号の到来を待つ待機状態に入る。
制御手段18は、上記待機状態において、通信リトライ間隔時間が経過する前に子機2から指針値応答電文を受信し、つまり無線通信エラーが発生せず、且つ通信間隔時間が経過した場合は、ランダム時間発生手段16からランダム時間経過信号が到来するのを待つ。そして、このランダム時間経過信号を受け取った後に、制御手段18は、次の指針値要求電文を生成して無線通信手段10およびアンテナ11を介して子機2に無線で送信する(ステップS1)。以下、上述したステップS2〜S6の手順が実行される。
以上説明したように、本発明の実施例3に係る無線検針装置によれば、1回目の定期通信を、定期通信間隔計測手段13で計測した通信間隔時間にランダム時間発生手段16で計測されたランダム時間を加算したタイミングで行うように構成したので、各親機の定期通信を実行するタイミングを区々にすることができる。その結果、僅かな時間差で親機が起動された場合でも、定期通信の重なりを軽減できる。
以上は本発明を、電気、ガス、水道などのメータの無線隔測検針システムに適用した場合について説明したが、本発明は、これらに限定されず、親機に内蔵されたタイマにより定期的に無線通信を行うシステムであって、電波の到達範囲内に複数の親機が設置されるような無線システム、例えば、電圧、電流、周波数、有効電力、無効電力、圧力、温度などを計測するエネルギー監視システムや、各種設備のメンテナンス用システム、防犯用のセキュリティシステムなどに広く適用することが可能である。
本発明の実施例1に係る無線検針装置で使用される親機1の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る無線検針装置において、通信が正常に行われる時の動作を示すシーケンスチャートである。 従来の無線検針装置において、無線通信エラー発生時の動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の実施例1に係る無線検針装置において、無線通信エラー発生時の動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の実施例2に係る無線検針装置において、無線通信エラー発生時の動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の実施例3に係る無線検針装置において、無線通信エラー発生時の動作を示すシーケンスチャートである。 従来の無線自動検針システムの構成を示すブロック図である。 従来の無線隔測検針システムの構成を示す図である。
符号の説明
1 親機(無線隔測表示器)
2 子機
3 通信機能付メータ
10 無線通信手段
11 アンテナ
12 無線起動手段
13 定期通信間隔計測手段
14 通信リトライ間隔計測手段
15 ランダム時間発生手段
16 識別符号設定手段
17 指針値表示手段
18 制御手段

Claims (3)

  1. 親機と子機との間で定期的に無線通信を行うことにより該親機は該子機に接続された通信機能付メータからデータを取得する無線検針装置であって、
    前記親機は、
    前記子機に対してデータ要求を送信してから該子機から正常な応答が受信されるまでの許容時間であるリトライ間隔時間を計測する通信リトライ間隔計測手段と、
    ランダムな時間を発生するランダム時間発生手段と、
    前記通信リトライ間隔計測手段で計測されたリトライ間隔時間が経過しても前記子機から正常な応答が受信されない場合に、前記ランダム時間発生手段で発生された時間が更に経過した後に前記子機に対するデータ要求を再度送信してリトライ通信を開始する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする無線検針装置。
  2. 前記親機の制御手段は、
    前記リトライ通信を開始してから前記通信リトライ間隔計測手段で計測されたリトライ間隔時間が経過しても前記子機から正常な応答が受信されない場合に、前記ランダム時間発生手段で発生された時間が更に経過した後に前記子機に対するデータ要求を再度送信してリトライ通信を開始することを特徴とする請求項1記載の無線検針装置。
  3. 前記親機は、該親機を起動するための無線起動手段を更に備え、
    前記親機の制御手段は、
    前記無線起動手段で起動された直後に前記子機に対して送信したデータ要求に対し、前記通信リトライ間隔計測手段で計測されたリトライ間隔時間が経過する前に前記子機から正常な応答を受信した時に、前記ランダム時間発生手段で発生された時間が更に経過した後に、前記子機に対するデータ要求を送信して定期的な無線通信を開始することを特徴とする請求項1記載の無線検針装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100397431C (zh) * 2006-01-25 2008-06-25 王耀 一种无线分体式计量表装置
CN104361731A (zh) * 2014-11-13 2015-02-18 国网河南省电力公司南阳供电公司 一种电力远程抄表系统

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