JP2012028232A - 半導体発光素子を光源とするランプ - Google Patents

半導体発光素子を光源とするランプ Download PDF

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Abstract

【課題】半導体発光素子を光源とするランプの効率向上、放射光の指向性改善及び製造コストの削減を課題とする。
【解決手段】管体のランプ本体10の内部に配設した半導体発光素子50を光源とするランプにおいて、ランプ本体10は透光部材20および素子搭載部材30を備え、素子搭載部材30は、ランプ本体10の管軸と直交する断面上において、ランプ本体10の内部空間10cに対し凸曲面を形成する素子配設面30bを有し、素子配設面30bには、素子搭載部材30の長尺方向に整列された1または2以上の発光素子搭載基板40が配設されて、これら発光素子搭載基板40に、それぞれ搭載された複数の半導体発光素子50が透光部材20に向けて光を放射する構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体発光素子を光源とするランプに関するものである。
近年、省エネルギーの観点から、蛍光灯ランプなどに替えて発光ダイオード(以下、「LED」と表記する。)を光源とした蛍光灯型LEDランプが使用されている(例えば点灯管(グローランプ)方式の蛍光灯照明器具で使用できる蛍光灯型LEDランプなどが実用化されている)。こうした蛍光灯型LEDランプは、例えば蛍光灯のガラス管体に相当する合成樹脂の管体の内部に、光源となるLEDを多数配設した基板を備えたものである(特許文献1)。
具体的には、図11にその管体の管軸と直交する断面における概略構造を示す蛍光灯型LEDランプ1は、合成樹脂などで形成された透光性を有する管体2、基板3、および基板3の表面3a上に配設された多数のLED4を有して、管体2に向けて光を放射するとともに、従来の蛍光灯照明器具に実装できる形状、および電気的接続を有している。
しかし、蛍光灯型LEDランプ1では、LED4の放射光の指向性によって、基板3と直交する方向において光の強度Rmが最大となる一方、基板3と斜めに交わる方向では、光の強度が弱まり(強度Rs)、さらに基板3の裏面3b側は基板3で遮られてしまう。かくして蛍光灯型LEDランプ1では、その放射光に指向性(図11において曲線Rで示す指向性)が生じてしまう(以下、放射光の指向性を単に「指向性」と表記することがある。)。
そこで、基板3の表面3aおよび裏面3bの双方にLED4を配設することで、指向性を改善する技術、および管体2の内部に配設される基板を円筒形状にして、この円筒形状基板の外周面上にLED4を多数配設することで、指向性を改善する技術が提案された。これらの蛍光灯型LEDランプは、管体の全周方向での光の放射強度の均一性を改善できる(特許文献2)。
特開2002−141555号公報 特開2004−335426号公報
しかし、室内などで使用される蛍光灯型LEDランプは、一般に天井に取り付け又は吊下げられた照明器具に実装されて使用される。このような照明器具においては、多数のLEDを基板の表面および裏面に多数配設したタイプの蛍光灯型LEDランプは、直下の床面方向および上方への光の放射強度が最強となるよう照明器具に実装されることになる。
そうすると、蛍光灯型LEDランプから上方へ放射された光は、床面の照明にあまり寄与しない(エネルギー効率に改善の余地がある)。またその指向性から、照明器具の直下から離れた場所ほど照度が低下する。要するにさらなる効率向上、および指向性の改善という課題がある。
その一方で、例えば直管型の蛍光灯型LEDランプを垂直に位置づけて、水平方向360度(管体の全周方向)をほぼ均一に照明する行灯型のような照明器具も考えられる。このように指向性について種々の要望があるのである。
かかる用途では、多数のLEDを基板の表面および裏面に多数配設したタイプよりも、円筒形状基板の外周面上にLEDを多数配設したタイプの蛍光灯型LEDランプの方が好ましい。しかし、円筒形状基板の外周面上にLEDを多数配設するためには、円筒形状の外周面および内周面に、電気回路を形成するための導電パターンを形成するとともに、さらに外周面と内周面を電気的に接続するスルーホールを形成しなければならない。こうした円筒形状基板の製造は容易ではない(仮にこうした円筒形状基板を製造するとすれば、コスト上昇が否めない)。さらに、いわゆるサークライン型蛍光灯と互換性のある蛍光灯型LEDランプを製造しようとすれば、円筒形状基板ではなく円環形状基板を使用しなければならないから、その実現はさらに困難となる。
すなわち、種々の指向性を有した蛍光灯型LEDランプを低コストで製造できる技術の確立も課題となる。
上記各課題を解決するため、本発明に係る半導体発光素子を光源とするランプ(請求項1)は、管体のランプ本体内部に配設された半導体発光素子を光源とするランプにおいて、ランプ本体は透光部材および素子搭載部材を備え、素子搭載部材は、ランプ本体の管軸と直交する断面上において、ランプ本体の内部空間に対し凸曲面を形成する素子配設面を有し、素子配設面には、素子搭載部材の長尺方向に整列された1または2以上の発光素子搭載基板が配設されて、これらの発光素子搭載基板に、それぞれ搭載された複数の半導体発光素子が透光部材に向けて光を放射するようになっている。
当該ランプにおいて、例えば、素子配設面の長尺方向の中心線上に発光素子搭載基板が1列配設されるとともに、その両側に2つの発光素子搭載基板が等距離かつ平行に配設されて、これら3列の発光素子搭載基板に搭載された半導体発光素子からの放射光がもっとも強くなる方向が45度の角度をなしているとする(以下、発光素子搭載基板に搭載された半導体発光素子の放射光がもっとも強くなる方向を「主軸」と表記することがある)。
当該ランプを、天井に取り付けた蛍光灯照明器具に実装した場合において、中央の列の発光素子搭載基板から放射された光の主軸が直下の床面方向になるときには、他の2列の発光素子搭載基板から放射された光の主軸は、それぞれ床面と略45度の角度をなすことになる。すなわち当該ランプによれば、蛍光灯照明器具の直下およびその両側に放射光の主軸を向けることができて指向性を改善でき、少ないエネルギーで効率の良い照明を実現できる。もちろん天井方向に向かう主軸がない点からも効率的である。
ところで、素子配設面が凸曲面だから、発光素子搭載基板の配設位置の制約が少なく、例えば発光素子搭載基板の配設位置をかえることによって、発光素子が放射する光の主軸の方向を連続的に設定できる。さらに、発光素子搭載基板の幅の合計が素子配設面の幅よりも小さい範囲において、発光素子搭載基板の数を適宜選択できるのである。ここで凸曲面の断面が略円弧形状であれば、凸曲面の表面の広い範囲において、発光素子搭載基板の固着の条件が同一となるから最も好ましいのである(なお特に記載がない限り、断面はランプ本体の管軸と直交する断面である。)。
すなわち当該ランプは、照明の用途に合わせた種々の光の指向性を、ランプ本体(透光部材および素子搭載部材)の形状を替えることなく製造できるからコストを削減できる。例えば仮に素子配設面が2つの平面で構成されているときには、選択できる放射光の主軸の方向は2方向だけとなってしまう。もちろん2つの平面が交差する領域は略直線だから、該領域に発光素子搭載基板を固着することはできない。
半導体発光素子としては、LED(発光ダイオード)や表面実装型のLED(以下、「SMD」と表記することがある。)を使用することができる。特にSMDは、いわゆる砲弾型LEDに比べ、高輝度で放射光の指向性もブロードだから、当該ランプの輝度向上とランプ本体の全周方向における放射光の均一性向上に資するものである。
なお、透光部材が光の透過性に優れる場合には(透明の場合には)、半導体発光素子から放射された光が殆どそのまま照明光となる。一方、透光部材が例えばすりガラスのように光の拡散を生じる場合には(半透明の場合には)、透光部材における光の拡散で、半導体発光素子の指向性のシャープさが緩和されて、ランプ本体の全周方向における光の均一性が改善される。
また本発明に係る半導体発光素子を光源とするランプ(請求項2)は、管体のランプ本体内部に配設された半導体発光素子を光源とするランプにおいて、ランプ本体は、透光部材と、この透光部材の内部空間に同軸に配設された素子搭載管体を備え、素子搭載管体の外周面には、その管軸方向に整列した1または2以上の発光素子搭載基板が配設されており、これらの発光素子搭載基板に、それぞれ搭載された複数の半導体発光素子が透光部材に向けて光を放射するようになっている。
従って、例えば素子搭載管体の外周面(外面)に、略等間隔かつ略平行に複数の発光素子搭載基板を配設することで、ランプ本体の全周方向における光の均一性を向上できる。あるいは発光素子搭載基板を素子搭載管体の外周面の特定領域に偏在させることで、ランプ本体(透光部材および素子搭載管体)の形状を替えることなく、種々の光の指向性を有する当該ランプを製造できる。
さらに本発明に係る半導体発光素子を光源とするランプ(請求項3)は、管体のランプ本体内部に配設された半導体発光素子を光源とするランプにおいて、ランプ本体は、透光部材と、この透光部材の内部空間に同軸に配設された素子搭載管体を備え、素子搭載管体の外周面には、螺旋状に配設された可撓性を有する1または2以上の発光素子搭載基板が配設されており、これらの発光素子搭載基板に、それぞれ搭載された複数の半導体発光素子が透光部材に向けて光を放射するようになっている。
従って、当該ランプにおいては、ランプ本体の全周方向における光の均一性が向上する。さらに、発光素子搭載基板配設の螺旋のピッチを狭めることで、管軸方向における光の均一性が向上する。また発光素子搭載基板上での半導体発光素子の取り付けピッチを狭めることで、ランプ本体の全周方向における光の均一性が向上する。すなわち、ランプ本体(透光部材および素子搭載管体)の形状を替えることなく、種々の光の指向性を有した半導体発光素子を光源とする当該ランプを実現できる。
ところで当該ランプのランプ本体は、直管型ばかりでなく、いわゆるサークライン型蛍光ランプと同様な略円環型であってもよい。
以上述べたとおり、本発明によれば、従来の蛍光灯型LEDランプに比べ、放射光の指向性の改善ができて、ランプ本体の全周方向における光の均一性の改善はもとより、種々の放射光の指向性を実現できるから、さらに効率が向上する半導体発光素子を光源とするランプを実現できる。また本発明によれば、素子搭載部材や素子搭載管体などに対する発光素子搭載基板の位置関係を選択することで、種々の光の指向性を実現できるから、半導体発光素子を光源とするランプの低コスト化に貢献できる。
本発明に係る半導体発光素子を光源とするランプの一実施例(実施例1)における断面概略構造を示す図である。 図1に示す半導体発光素子を光源とするランプの組み立ての概略を説明するための図である。 図1に示す半導体発光素子を光源とするランプにおいて使用される半導体発光素子を搭載した発光素子搭載基板の一例(平面概略構成と断面概略構成)を示す図である。 図1に示す半導体発光素子を光源とするランプの外観の一例を示す図である 図1に示す半導体発光素子を光源とするランプの指向性の例を説明するための図である。 図1に示す半導体発光素子を光源とするランプ(実施例1)の変形例における断面概略構造を示す図である。 本発明に係る半導体発光素子を光源とするランプ他の実施例(実施例2)における断面概略構造を示す図である。 図7に示す半導体発光素子を光源とするランプ(実施例2)の変形例における断面概略構造を示す図である。 本発明に係る半導体発光素子を光源とするランプ他の実施例(実施例3)における断面概略構造を示す図である。 円環型のランプ本体を有した本発明に係る半導体発光素子を光源とするランプの外観の一例を示す図である。 LEDを光源とする従来の蛍光灯型LEDランプにおける断面概略構造の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明に係る半導体発光素子を光源とするランプについて、蛍光灯型SMDランプを例に説明する。
図1〜図6を参照して、本発明にかかる一実施例(実施例1)に係る蛍光灯型SMDランプ1Aについて説明する。
(ランプ本体)
図1および図2に示すように、蛍光灯型SMDランプ1Aは、直管型のランプ本体10を有しており、ランプ本体10は、長さがそれぞれL1である透光部材20と素子搭載部材30を有している。図1に示すように、透光部材20は断面が略馬蹄形状をなし、この略馬蹄形状の開口部は素子搭載部材30で塞がれている。ランプ本体10の外面10aは、透光部材20の外面20aと素子搭載部材30の外面30aで形成されて、断面略円形となっている。
また透光部材20と素子搭載部材30で画されてランプ本体10の内部空間10cが形成されている。素子搭載部材30の内部空間10c側は素子配設面30bとなっており、素子配設面30bは、断面上において円弧形状をなして、内部空間10c側に凸曲面を形成しており、その幅はW1である(素子配設面30bの幅とは、その断面形状である円弧形状の長さをいうものとする)。
素子搭載部材30の断面は略楕円形状をなしており、その長軸方向両端部分には嵌合部30dが形成されている。そして図1および図2に示すように、嵌合部30dに透光部材20の周面方向端部20tを嵌合することで、ランプ本体10が構成されるようになっている。なお素子搭載部材30は、その内部に空間30cを形成することで軽量化を図ってもよい。
(SMD基板)
発光素子搭載基板であるSMD基板40は、図3に示すように、帯状(長さL2、幅W2)をなした可撓性を有する印刷基板(フレキシブル・プリント基板)41の表面41aに、長尺方向に等間隔に配列された複数のSMD50を搭載しており、その裏面41bには図示しない導体箔で回路が形成されている。SMD基板40の表面41aのほぼ全面はSMD50とともに可撓性のある透明な樹脂42で覆われている。
かからSMD基板40は、図1に示すように素子搭載部材30の素子配設面30b上に3列固着されている(SMD基板40の裏面41bが素子配設面30bに接着剤等で固着されている)。これらSMD基板40の、素子配設面30bに対する位置関係は、中央の列のSMD搭載基板40が素子配設面30bの幅方向の中央に位置づけられ、他の2つのSMD基板40がその両側に平行かつ等距離に配設されている。
3つのSMD基板40に搭載されたSMD50の放射光の主軸は、互いに隣接する主軸と例えば45度の角度をなしている(もちろんSMD基板40の幅W2は、素子配設面30bの幅W1の三分の一以下である。)。また、SMD基板40の幅W2のN倍が、素子配設面30bの幅W1よりも小さくなる範囲で、素子配設面30b上にSMD基板40をN列配設することができる。
SMD基板40の長さL2は、素子搭載部材30の長さL1よりも若干短くなっており、(長さL1)−(長さL2)のスペースが素子配設面30bの両端部分に割り振られて、SMD基板40への電気的接続端子などを配設できるようになっている。
(組み立て)
素子搭載部材30にSMD基板40を固着したのち、図2(a)および(b)に示すように透光部材20に素子搭載部材30を嵌合して、ランプ本体10とする。さらに、SMD基板40へ電力を供給するための電気回路と口金11の接続電極12との電気的接続を行うとともに、口金11をランプ本体10の両端部に取り付ける(図2(c))。
かくして組み立てられた蛍光灯型SMDランプ1Aの外観を図4に示す。蛍光灯型SMDランプ1Aは、従来の蛍光灯ランプと形状の互換性を実現でき、例えば従来の蛍光灯照明器具に実装できる。
(放射光の指向性)
上記構成を有する蛍光灯型SMDランプ1Aを、天井60に取り付けられた蛍光灯照明器具に実装した場合の放射光の指向性を、図5を用いて説明する。
図5(a)は、図1に示す3列のSMD基板40を有する蛍光灯型SMDランプ1Aを実装した照明器具61Aの指向性の概略を示すものである。ここでは、3列の内で中央に位置するSMD基板40のSMD50が放射する光の主軸Ax1がほぼ床面と直交するときには、他の2つのSMD基板40のSMD50が放射する光の主軸Ax2およびAx3は、ほぼ床面62と45度の角度をなす。すなわち照明器具61Aに蛍光灯型SMDランプ1Aを用いることで、床面62の広い範囲にわたって、ほぼ均一的に光を放射することができ、しかも蛍光灯よりもエネルギー損失を少なくできる。
図5(b)は、図1に示す蛍光灯型SMDランプ1Aにおいて、中央の列にSMD基板40を取り付けない構成(SMD基板40を2列構成)とした場合における指向性の概略を示すものである(照明器具61Bの指向性)。
このときには、2列のSMD基板40のSMD50の放射光の主軸Ax2およびAx3は、それぞれほぼ床面と45度の角度をなす。ここでは床面62と直交する主軸を有する光は放射されないが、照明器具61Bの直下の床面62は、照明器具61Bと最短距離であり、かつ2列のSMD基板40の放射光で照明されるから、床面の広い範囲にわたって照度の均一化を図ることができる。
このように、蛍光灯型SMDランプ1Aにおいては、素子配設面30bの幅Wを替えることなく(すなわちランプ本体10(透光部材20と素子搭載部材30)を替えることなく)、SMD基板40の配列を変更したランプ本体10を製造できるから、種々の指向性を有する蛍光灯型SMDランプ1Aを低コストで製造することが可能となるのである。
また、各SMD基板40の長さL2を、素子搭載部材30の長さL1の二分の一以下、あるいは三分の一以下として、ランプ本体10の管軸方向における各SMD基板40の配列をかえることもできる。例えばランプ本体10の両端側においてSMD基板40を3列とし、中央部分において2列とすることもできるのである。
(実施例1の変形例)
また、図6に示すように、円筒形状の透光部材20だけでランプ本体10の外周部分の全てを形成するようにして(透光部材20の内面20bが内周面となって)、内面20bに素子搭載部材30の外面30aを接するようにしてもよい。この構成においては、例えば、SMD基板40を固着した素子搭載部材30を透光部材20に挿入して接着剤で固着するなどしたのち、口金11を取り付けるなどすれば、蛍光灯型SMDランプ1A’を組み立てることができる。
次に、図7を参照して、他の実施例(実施例2)に係る蛍光灯型SMDランプ1Bについて説明する。なお実施例1と同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図7に示すように、蛍光灯型SMDランプ1Bは、円筒形状をなす透光部材21の内部に、同じく円筒形状をなす素子搭載部材である素子搭載管体31を同軸に位置づけたものである。従ってランプ本体10は、透光部材21だけでその外周部が形成される。素子搭載管体31の外面31aには、素子搭載管体31の管軸方向に整列した4列のSMD基板40が配設されている。そしてこれらSMD基板40は、ランプ本体10の断面において90度の角度をなすように配設されている。
蛍光灯型SMDランプ1Bを、例えば床面に垂直に位置づける照明器具にあっては、水平方向360度(管体の全周方向)をほぼ均一に照明することができる。もちろん、SMD基板40を素子搭載管体31の外面31aの特定領域に偏在させることで、ランプ本体10の構成(透光部材21および素子搭載管体31)を替えることなく、種々の指向性を有する蛍光灯型SMDランプ1Bを製造できる。
かかる蛍光灯型SMDランプ1Bは、例えば以下のようにして組み立てることができる。まずSMD基板40を素子搭載管体31の外面31aに固着したのち、素子搭載管体31を透光部材21の内部に挿入する。次に素子搭載管体31の両端部を支持部材(図示せず)で、透光部材21の内部に位置づける。そして、口金11などの電気的接続を行なうとともに、口金11をランプ本体10の両端部に取り付ける。
ところで透光部材21と素子搭載管体31が厳密に同軸である必要はない。本発明において、透光部材21の内部空間に素子搭載管体31を同軸に配設するとは、SMD基板40がランプ本体10の内部空間10cに位置づけられる程度の同軸で足りるのである。
(実施例2の変形例)
また、図8に示すように、SMD基板40を透光部材21の内面(内周面)21bに接するようにしていてもよい。かかる蛍光灯型SMDランプ1B’においては、SMD50の発する熱が透光部材21に伝わりやすくなるから、SMD50の寿命を長くすることができる。
かかる蛍光灯型SMDランプ1Bにおける透光部材21は、例えば管軸方向において略2等分されており、断面においてそれぞれ略半円弧形状をなした第1透光部21vおよび第2透光部21wを有している。さらに第1透光部21vの円弧両端部には係合部21xが形成されており、第1透光部21vおよび第2透光部21wを一体化して管体である透光部材21とするときに、係合部21xが第2透光部21wにおける透光部材21の内面21b側に位置づけられるようになっている。そして係合部21xの先端部に形成された係合爪21yが第2透光部21w側の内面21bに形成された係合溝21zに係合するようになっている。
従って、SMD基板40を固着した素子搭載管体31を第2透光部21wに載置等したのち、第1透光部21vを第2透光部21wに係合することで、ランプ本体10を組み立てることができる。
次に、図9を参照して、本発明にかかる他の実施例(実施例3)に係る蛍光灯型SMDランプ1Cについて説明する。なお実施例1および2と同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
蛍光灯型SMDランプ1Cは、蛍光灯型SMDランプ1Bと同様な透光部材21と素子搭載管体31を有している。
そして素子搭載管体31の外面31aには、図9(a)に示すようにSMD基板40が螺旋状に配設されている。図9(b)は、蛍光灯型SMDランプ1Cの透光部材21と素子搭載管体31を、それらの一端側から見た側面概略構造を示すものである。かかる構造を有する蛍光灯型SMDランプ1Cを、例えば床面に垂直に位置づけることで、水平方向360度(管体の全周方向)をほぼ均一に照明する照明器具に使用することができる。なお図9(b)中の40tは、SMD基板40における長尺方向の一端面である。
ここで、螺旋のピッチPs(図9(a)参照)を狭めれば、ランプ本体10の長尺方向における放射光の均一性が向上する。また図3(a)に示したSMD基板40上におけるSMD50の間隔Pdを狭めれば、ランプ本体10の全周方向における放射光の均一性が向上する。
なお蛍光灯型SMDランプ1Cでは、螺旋状に配設したSMD基板40が1列であるが、2列以上のSMD基板40を螺旋状に配設することもできる。
(実施例3の変形例)
図10に示すよう、ランプ本体10’を円環状(透光部材および素子搭載管体を円環状)にした蛍光灯型SMDランプ1C’は、円環状の透光部材が例えば第1透光部および第2透光部で構成され、これらの間に円環状の素子搭載管体が配設される。そして素子搭載管体の表面には、SMD基板40が螺旋状に配設されている。かかる構成を有する蛍光灯型SMDランプ1C’は、その断面構造が例えば図8と同様のものとなって、断面の全周方向をほぼ均一に照明することができる。
なお本発明は、上述した各実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することができる。
本発明に係る半導体発光素子を光源とするランプは、省エネルギーの観点から、蛍光灯ランプの代替品として使用できることはもとより、ランプ本体の構成を変えることなく、種々の指向性のランプを低コストで製造できるから、蛍光灯ランプの代替品にとどまらず、照明光源として有用であって、産業上の利用可能性がある。
1A〜1C、1A’〜1C’ 半導体発光素子を光源とするランプ
10、10’ ランプ本体
20、21 透光部材
30 素子搭載部材
30b 素子配設面
31 素子搭載管体
31a 素子搭載管体の外周面
40 発光素子搭載基板(SMD基板)
50 半導体発光素子(SMD)

Claims (4)

  1. 管体のランプ本体内部に配設された半導体発光素子を光源とするランプにおいて、
    前記ランプ本体は透光部材および素子搭載部材を備え、
    前記素子搭載部材は、前記ランプ本体の管軸と直交する断面上において、前記ランプ本体の内部空間に対し凸曲面を形成する素子配設面を有しており、
    前記素子配設面には、前記素子搭載部材の長尺方向に整列した1または2以上の発光素子搭載基板が配設されて、
    これら各発光素子搭載基板にそれぞれ搭載された複数の半導体発光素子が透光部材に向けて光を放射することを特徴とする半導体発光素子を光源とするランプ。
  2. 管体のランプ本体内部に配設された半導体発光素子を光源とするランプにおいて、
    前記ランプ本体は透光部材と、この透光部材の内部空間に同軸に配設された素子搭載管体を備え、
    前記素子搭載管体の外周面には、その管軸方向に整列した1または2以上の発光素子搭載基板が配設されて、
    これら各発光素子搭載基板にそれぞれ搭載された複数の半導体発光素子が透光部材に向けて光を放射することを特徴とする半導体発光素子を光源とするランプ。
  3. 管体のランプ本体内部に配設された半導体発光素子を光源とするランプにおいて、
    前記ランプ本体は透光部材と、この透光部材の内部空間に同軸に配設された素子搭載管体を備え、
    前記素子搭載管体の外周面には、螺旋状に1または2以上の可撓性を有する発光素子搭載基板が配設されて、
    これら各発光素子搭載基板にそれぞれ搭載された複数の半導体発光素子が透光部材に向けて光を放射することを特徴とする半導体発光素子を光源とするランプ。
  4. 前記ランプ本体が直管型または円環型であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の半導体発光素子を光源とするランプ。
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