JP2012028179A - スイッチ - Google Patents

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Hiromasa Nishiwaki
弘誠 西脇
Fumiyuki Kaminaka
史之 上仲
Naohiro Kamatani
直宏 釜谷
Kunio Takahashi
邦夫 高橋
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Abstract

【課題】コネクタの接続作業が容易に行えるばかりか、各端子に対してコネクタを正規の接続位置に確実に接続することができるスイッチを提供すること。
【解決手段】電源スイッチ1のケース10,100とコネクタ300のコネクタ本体301にそれぞれ係合部17(17A,17B,17C)と被係合部309(309A,309B)を設ける。係合部17と被係合部309は、ケース10,100の4本の端子43,53をコネクタ本体301の4つの挿入孔303に挿入する際に、両者が正規の向きの際は係合し、両者が正規の向きから180°逆向きの際は係合しない形状に形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、操作つまみの揺動によってスイッチ機構のオンオフ状態を切り換える揺動式(シーソー型)のスイッチに関し、特に電源のオンオフに用いて好適なスイッチに関するものである。
従来、揺動式の電源スイッチ(電源のオンオフに用いるスイッチ)は、例えば特許文献1や特許文献2に示すように、有底箱型のケース内に2組のスイッチ機構を収納し、前記ケースの上部に揺動自在に操作つまみを設置して構成されている。ケース内には前記2組のスイッチ機構をそれぞれ構成する一対ずつの可動接点と固定接点とが収納設置され、前記操作つまみを揺動することで前記2組の可動接点と固定接点間を同時にオンオフする。
ケースの底面からは、前記2組のスイッチ機構のそれぞれ1対ずつの端子が全部で4本突出している。そして前記4本の各端子には、特許文献1,2には図示していないコネクタ(メス型コネクタ)が取り付けられ、コネクタから引き出されているリード線の他端がこの電源スイッチを装着する電気機器の主回路基板などに接続される。
実開平3−92331号公報 特開2004−303727号公報
しかしながら従来の電源スイッチにおいては、各端子に1つずつコネクタが接続されていたので、コネクタの数が端子の数(4本)だけ必要になり、部品点数が多くてコストの低減化は図れないばかりか、各端子に1つずつコネクタを接続するので接続作業に時間がかかっていた。
またこの電源スイッチは、双極単投型のスイッチ(2本の回路の各々にスイッチ素子(例えば可動接点と固定接点)を組み込み、同時にそれらのスイッチ素子をON,OFFさせるスイッチ)であるが、この電源スイッチを取り付ける回路によっては極性を求められるものがあり、スイッチの各端子に対して接続すべきコネクタがそれぞれ決まっている場合がある。このような場合、各端子への各コネクタの接続には極性の注意が必要で、誤って規定外の端子にそのコネクタを接続すると回路上不都合が生じる恐れがある。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、コネクタの接続作業が容易に行えるばかりか、各端子に対してコネクタを正規の接続位置に確実に接続することができるスイッチを提供することにある。
本願請求項1に記載の発明は、有底箱形であって内部に2組のスイッチ機構を収納し且つ底面から前記2組のスイッチ機構のそれぞれ1対ずつの端子を4本突出し、且つこれら4本の端子を底面側から見て点対称となる位置から突出させるケースと、前記ケースの上部に揺動自在に取り付けられ前記2組のスイッチ機構を同時に操作して前記1対ずつの端子間を同時にオンオフさせる操作つまみと、前記ケースの4本の端子にそれぞれ挿入される挿入孔を有するコネクタと、を具備し、前記ケースとコネクタ本体にそれぞれ係合部と被係合部を設け、これら係合部と被係合部は、前記ケースの各端子を前記コネクタ本体の各挿入孔に挿入する際に、両者が正規の向きの際は係合し、両者が正規の向きから180°逆向きの際は係合しない形状に形成されていることを特徴とするスイッチにある。
本願請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスイッチにおいて、前記ケースの前記端子を突出している底面側部分の外形寸法は、このスイッチを装着する主ケースに設けた装着孔に挿入される外形寸法に形成され、且つ前記コネクタは、前記ケースの底面側部分の外形寸法と略同一又はそれよりも小さい外形寸法に形成されていることを特徴とするスイッチにある。
本願請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のスイッチにおいて、前記ケースの底面にはこの底面から突出する端子間を仕切る少なくとも1本以上の仕切り壁が設けられており、この仕切り壁が前記係合部を兼用し、この仕切り壁の形状を前記4本の端子の対称中心から見て非点対称な形状に形成し、一方前記コネクタの被係合部は前記係合部に係合する凹部によって構成されていることを特徴とするスイッチにある。
本願請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のスイッチにおいて、前記仕切り壁は、2組の端子間を仕切る第1仕切り壁と、各組の一対の端子間を仕切る第2仕切り壁とを交差するように設けて構成され、前記第2仕切り壁の位置は、前記一対の端子の内の一方の端子から前記第2仕切り壁までの距離ともう一方の端子から前記第2仕切り壁までの距離を異ならせることで、仕切り壁の形状を前記4本の端子の対称中心から見て非点対称な形状に形成したことを特徴とするスイッチにある。
請求項1に記載の発明によれば、1つのコネクタに対してケースの4本の端子を同時に着脱できるので、スイッチに対するコネクタの接続作業が容易に行える。またケースとコネクタ本体にそれぞれ係合部と被係合部を設けることで、各端子に対して180°逆向きにはコネクタが接続できないように構成したので、各端子に対してコネクタを正規の接続位置に確実に接続することができる。
請求項2に記載の発明によれば、スイッチにコネクタを接続したものを、主ケースの装着孔に、その上方(外方)から挿入して装着することができる。これによって、主ケースに装着したスイッチに主ケースの下側(内部)からコネクタを取り付けるという煩雑な作業が不要となり、主ケースへのコネクタを含むスイッチの装着作業が容易になる。
請求項3に記載の発明によれば、端子間を仕切る仕切り壁は、接近している端子間においては両者間の沿面及び空間距離を長くさせてその耐電圧特性を向上させるという作用効果を有するが、そのような目的等のために形成された仕切り壁を、前記コネクタの被係合部に係合する係合部として兼用することで、別途係合部を形成しなくてもよくなり、ケースの構造の複雑化を防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、第2仕切り壁の位置を、一対の端子の内の一方の端子から第2仕切り壁までの距離ともう一方の端子から第2仕切り壁までの距離を異ならせることで(すなわち第2仕切り壁の位置を一対の端子間の中央位置からずらすだけで)、仕切り壁の機能を全く阻害することなく、容易に仕切り壁(係合部)の形状を非点対称な形状に形成することができる。
電源スイッチ1及びこれに取り付けるコネクタ300を示す斜視図である。 電源スイッチ1とコネクタ300を下側から見た斜視図である。 電源スイッチ1(スイッチオフの状態)の図1におけるA−A線上断面図である。 電源スイッチ1(スイッチオンの状態)の図3におけるB−B線上概略断面図である。 電源スイッチ1の底面図である。 電源スイッチ1とコネクタ300の正面図である。 電源スイッチ1とコネクタ300の右側面図である。 コネクタ300を取り付けた電源スイッチ1を電子機器の主ケース500に取り付ける方法の説明図であり、図8(a)は正面図、図8(b)は右側面図である。 端子受け具400と端子43の先端部分を示す斜視図である。 電源スイッチ1にコネクタ300を正規の向きから180°逆向きに連結しようとした状態を示す図である。 電源スイッチ1を用いて構成した回路図である。 電源スイッチ1−2の底面図である。 電源スイッチ1−3の底面図である。 電源スイッチ1−4の底面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の1実施形態に係る電源スイッチ1及びこれに取り付けるコネクタ300を示す斜視図、図2は電源スイッチ1とコネクタ300を下側から見た斜視図、図3は電源スイッチ1(スイッチオフの状態)の図1におけるA−A線上断面図、図4は電源スイッチ1(スイッチオンの状態)の図3におけるB−B線上概略断面図、図5は電源スイッチ1の底面図、図6は電源スイッチ1とコネクタ300の正面図、図7は電源スイッチ1とコネクタ300の右側面図である。
これらの図に示すように電源スイッチ1は、有底箱型のケース(内側ケース10及び外側ケース100)内に2組のスイッチ機構30A,30B(図4参照)を収納すると共に、ケースの上部にその開口を塞ぐように揺動自在に操作つまみ150を設置して構成されている。またケースの底面からは、2組のスイッチ機構30A,30Bのそれぞれ1対ずつの端子43,53(全部で4本)が突出しており、これら4本の各端子43,53は、1つのコネクタ(メス型コネクタ)300に設けた4つの挿入孔303,303にそれぞれ挿入される。以下各構成部品について説明する。なお以下の説明において、「上」とはコネクタ300から電源スイッチ1側を見る方向をいい、「下」とはその反対方向をいうものとする。
電源スイッチ1は、図3に示すように、有底箱型の内側ケース10と、内側ケース10内に収納される2組のスイッチ機構30A,30B(図3では1組のスイッチ機構30Aのみ示す)と、内側ケース10の上部開口を覆うカバー80と、カバー80を介して内側ケース10の上部に覆い被さるように設置される外側ケース100と、外側ケース100の上部に挿入されて外側ケース100に揺動自在に取り付けられる操作つまみ150とを具備して構成されている。内側ケース10と外側ケース100によってケースが構成される。
ここで内側ケース10は合成樹脂を上面が開口した略矩形箱型に一体成形して構成されている。内側ケース10を構成する合成樹脂としては、耐トラッキング性又は耐アーク性に優れたメラミン樹脂,不飽和ポリエステルなどの熱硬化性の樹脂などの絶縁材を用いる。なお前記特性を有している材料であれば熱可塑性樹脂でも良い。内側ケース10の内部には上面が開口している凹状の接点収納部11が形成されている。接点収納部11の中央にはこれを2つに分割する分割壁13(図4参照)が形成されている。そして分割壁13によって2つに仕切られた各接点収納部11内に、それぞれスイッチ機構30A,30Bが設置されている。
両スイッチ機構30A,30Bは同一構成なので、図3を用いて一方のスイッチ機構30Aについて説明する。すなわちスイッチ機構30Aは、固定接点体40と可動接点体支持体50と可動接点体70とを具備して構成されている。固定接点体40は、金属板を折り曲げることで、その一方の部分(水平方向を向く部分)を固定接点部41、他方の部分(垂直方向を向く部分)を端子43としている。端子43は内側ケース10の底面から下方向に向けて突出している。固定接点部41には略円板形状の固定接点45が取り付けられている。
可動接点体支持体50は、金属板を折り曲げることで、その一方の部分(水平方向を向く部分)を支持体本体部51、他方の部分(垂直方向を向く部分)を端子53としている。端子53は内側ケース10の底面から下方向に向けて突出している。支持体本体部51はさらにその一端部を上方向に略直角に折り曲げてその立設する部分を立設部54としている。
可動接点体70は略帯状で細長形状の金属板で構成され、その一端近傍の下面に略円板形状の可動接点71を取り付けており、その略中央部分の下面が前記立設部54上に揺動自在に載置されている。
前述のように内側ケース10の底面からは、2組のスイッチ機構30A,30Bのそれぞれ1対ずつの端子43,53(全部で4本)が突出している。そして図5に示すように、これら4本の端子43,53は、これらを内側ケース10の底面側の対称中心O1から見て点対称となる位置から突出している。ここで点対称とは、一つの点(対称中心)を中心にして、ある図形が180度回転したとき完全に重なり合うことをいう。
また図5に示すように、内側ケース10の底面には、前記4本の端子43,53間を1本ずつ仕切る仕切り壁17(17A,17B,17C)が内側ケース10と一体成形にて設けられている。この仕切り壁17は、2組一対ずつの端子43,53間を仕切る第1仕切り壁17Aと、各組の一対の端子43,53間を仕切る2つの第2仕切り壁17B,17Cとを交差するように設けて構成されている。両第2仕切り壁17B,17Cは平行で一対の端子43,53間を仕切る位置に設けられている。さらに両第2仕切り壁17B,17Cの位置は、4本の端子43,53の対称中心O1から見て第2仕切り壁17Bまでの距離を第2仕切り壁17Cまでの距離と異ならせることで(L1<L2)、言い換えれば一方の端子43から第2仕切り壁17Bまでの距離ともう一方の端子53から第2仕切り壁17Cまでの距離を異ならせることで、第2仕切り壁17B,17Cの形状を4本の端子43,53の対称中心O1から見て非点対称な形状に形成している。つまり仕切り壁17全体は、4本の端子43,53の対称中心O1から見て非点対称な形状に形成されている。これら仕切り壁17は、コネクタ300を取り付ける際の係合部17でもある。つまり、仕切り壁17は係合部を兼用しており、以下、場合に応じて17を「仕切り壁」又は「係合部」という。
カバー80は合成樹脂(耐トラッキング性又は耐アーク性に優れたメラミン樹脂,不飽和ポリエステルなどの熱硬化性の樹脂などの絶縁材)を略矩形状に成形して構成されており、前記内側ケース10の接点収納部11の上部開口を覆うように取り付けられている。カバー80の中央には上下に貫通する操作体挿通孔83が形成されている。なお前記特性を有している材料であれば熱可塑性樹脂でも良い。
外側ケース100は合成樹脂製であり、略矩形箱型で前記内側ケース10の上部を覆うように取り付けられる。外側ケース100を構成する合成樹脂としては、前記内側ケース10を構成する樹脂よりも可撓性を有する熱可塑性の樹脂、たとえば難燃性のポリアミド,ポリアセタールなどの絶縁材を用いる。外側ケース100の対向する両側壁(下記する操作つまみ150の揺動軸K1にほぼ垂直な両側壁)の中央には円形に貫通する軸支孔(図1,図2では一方のみ示す)105が形成され、また軸支孔105を設けていない対向する両側壁の外周面には、それぞれ一対ずつ弾発係止部109が形成されている。弾発係止部109は上下方向に延びて外方向に膨らむ略V字形状のアームであり、弾性を有する。アームの上部の外側面には凹凸状の係止部109aが形成されている。外側ケース100の上部外周には、外方に向けて張り出すつば部107が形成されている。
操作つまみ150はつまみ外装体160とつまみ本体170と弾発部材180とを具備して構成されている。つまみ外装体160は合成樹脂(たとえばABS樹脂やポリカーボネート樹脂)の成形品であり、下面が解放された略矩形箱型に形成されている。つまみ本体170は略矩形状の合成樹脂(たとえば熱可塑性の難燃性のポリアミド樹脂)の成形品であり、前記つまみ外装体160の下面の凹部内にほぼぴったり収納・固定される。つまみ本体170の下面中央には下方向に突出する操作体本体部173が形成されている。操作体本体部173は先端側が2つに分かれ、分かれた両操作体本体部173は、つまみ本体170の幅方向(操作つまみ150の揺動軸K1方向、図3の紙面手前奥方向)に併設され(図3では一方のみ示す)、それぞれ分割壁13によって2つに仕切られた各接点収納部11内に挿入されている。両操作体本体部173の下面にはそれぞれ弾発部材180を収納する略矩形状の凹部からなる弾発部材収納部175が形成されており、この弾発部材収納部175には弾発バネ187と弾発体181とからなる弾発部材180が収納されている。ここで弾発部材180と前記弾発部材収納部175とで操作体190が構成される。またつまみ本体170の前記外側ケース100の一対の軸支孔105に対向する位置にはこれら軸支孔105に回動自在に挿入される小突起からなる軸部177が形成されており、操作つまみ150は軸部177を揺動軸K1として外側ケース100に対して揺動自在に取り付けられている。またこのとき図3に示すように、操作つまみ150の弾発体181が可動接点体70の上面を弾接している。
図3は操作つまみ150が一方の側に揺動しきってスイッチがオフして安定している状態を示している。同図に示す状態は、可動接点体70が可動接点体支持体50の立設部54によって支持されている部分よりも可動接点71から離れている部分の上面を弾発体181が弾発している状態を示しており、これによって可動接点71は固定接点45から離れ、固定接点体40と可動接点体支持体50間、つまり両端子43,53間はオフ状態となっている。
次に操作つまみ150の上方向に持ち上がっている側の上面を押し込む方向に(図3に示す矢印C方向に)押圧すると、弾発体181が可動接点体70の上面を可動接点71側に向けて移動(摺動)し、弾発体181が立設部54の上を通過した際に可動接点体70は立設部54の部分を揺動軸として揺動し、可動接点71が固定接点45に当接し、固定接点体40と可動接点体支持体50間、つまり両端子43,53間がオンする。
次にコネクタ300は、合成樹脂を略矩形状に一体成形してなるコネクタ本体301と、コネクタ本体301の上面に4つ設けた挿入孔303内にそれぞれ内蔵される金属板製の端子受け具400(図9参照)と、各端子受け具400に電気的に接続されてコネクタ本体301の下面から引き出される4本のリード線307とを具備して構成されている。各挿入孔303は前記内側ケース10の4本の端子43,53がそれぞれ同時に挿入される寸法形状に形成されている。コネクタ本体301の上面には、内側ケース10の係合部である仕切り壁17(17A,17B,17C)にぴったり係合(嵌合)する寸法形状の凹状の被係合部309が形成されている。即ち仕切り壁17Aをぴったり嵌合する第1被係合部309Aと、2枚の仕切り壁17B,17Cの対向する外側の壁面にぴったり嵌合する第2被係合部309Bとによって被係合部309が構成されていて、これらによって各挿入孔303間が仕切られている。前述のように内側ケース10の係合部(仕切り壁)17は、4本の端子43,53の対称中心O1から見て非点対称な形状に形成されているので、これに嵌合する被係合部309も、4つの挿入孔303の対称中心から見て非点対称な形状に形成されている。
またコネクタ300を真上又は真下から見た外形寸法は、前記内側ケース10の底面側部分を真上又は真下から見た外形寸法と略同一の外形寸法となっている。即ち、図6に示すようにコネクタ300の長手方向の幅寸法F1は、外側ケース100の弾発係止部109とつば部107を除く部分の同一方向の幅寸法E1よりも少し小さい寸法であり、図7に示すようにコネクタ300の短手方向の幅寸法F2は、内側ケース10及び外側ケース100(つば部107を除く)の同一方向の幅寸法E2とほぼ同一寸法である。
図9は端子受け具400と端子43(53)の先端部分を示す斜視図である。同図に示すように端子受け具400は金属板製であり、略矩形平板状の基部401の左右両辺を上面内側に略筒状に折り曲げて端子係止部403,403を形成し、また基部401の一端にリード線307を電気的・機械的に接続するリード線接続部407を設けて構成されている。
以上のように構成されている電源スイッチ1にコネクタ300を電気的・機械的に接続するには、電源スイッチ1の底面にその下側からコネクタ300の上部を接近させ、コネクタ300の各挿入孔303に電源スイッチ1の各端子43,53を挿入し、同時に電源スイッチ1の係合部(仕切り壁)17をコネクタ300の被係合部309に係合させる。これによって各端子43,53は各挿入孔303内の端子受け具400の基部401と両端子係止部403,403間に挿入・挟持される。これによって4本の各端子43,53が各リード線307に電気的に接続される。
一方、図10に示すように、電源スイッチ1に対してコネクタ300を正規の向きから180°逆向きに連結しようとした場合、電源スイッチ1の係合部17とコネクタ300の被係合部309は係合しない。つまり電源スイッチ1とコネクタ300が逆向きに接続されることはない。
図8はコネクタ300を取り付けた電源スイッチ1を電子機器の主ケース500に取り付ける方法の説明図であり、図8(a)は正面図、図8(b)は右側面図である。この取付方法の場合、主ケース500の外部において予め電源スイッチ1にコネクタ300を取り付けておき、主ケース500に設けた装着孔501内に電源スイッチ1をコネクタ300側から挿入する。ここで装着孔501の内形寸法形状は、電源スイッチ1のつば部107の外形寸法形状よりも小さく、弾発係止部109を除く外側ケース100の外形寸法形状よりも若干大きく形成されている。またコネクタ300は前述のように内側ケース10の底面側部分の外形寸法と略同一の外形寸法に形成されている。従ってコネクタ300の部分はそのまま装着孔501内に挿入され、さらに電源スイッチ1の下部の部分もそのまま装着孔501内に挿入され、さらに電源スイッチ1の弾発係止部109が装着孔501の内周辺によって弾性変形しながら主ケース500の上面は図8に点線で示すようにつば部107の下面に当接し、この位置に固定される。なお各リード線307の他端は、予め主ケース500の下面側に設置される主回路基板などに装着孔501を通して接続されているか、或いはコネクタ300とともに電源スイッチ1を主ケース500に装着した後に前記主回路基板などに接続される。
この実施形態によれば上述のように、コネクタ300をケース10,100の底面側部分の外形寸法と略同一又はそれよりも小さい外形寸法に形成したので、電源スイッチ1にコネクタ300を接続した状態のまま、主ケース500に設けた装着孔501に、その上方(外方)から挿入してこれを主ケース500に装着することができる。これによって、主ケース500に装着した電源スイッチ1に対して主ケース500の下側(内部)からコネクタ300を取り付けるというような煩雑な作業が不要となり、主ケース500へのコネクタ300を含む電源スイッチ1の装着作業が容易になる。
図11はこの電源スイッチ1を用いて構成した回路図である。同図に示すように電源スイッチ1は電源Gと各種回路Sとの間をオンオフするように接続される。そしてこの電源スイッチ1は、スイッチ機構30A,30Bが2つの2回路で、且つ2つの端子43,53間の接続がオンオフするだけの1接点の、いわゆる双極単投型のスイッチである。そしてこの電源スイッチ1を取り付ける回路によっては、一対の端子43,53間に極性(つまり例えば端子43は回路の電源側、端子53は回路の負荷側に接続しなければならない等)を必要とする場合があり、各端子43,53を接続すべきコネクタ300の挿入孔303がそれぞれ決まっている場合がある。つまり各端子43,53へのコネクタ300の接続方向が一義的に決まっている場合があるが、このような場合でも、上述のように各端子43,53はコネクタ300に対して一定の方向からしか接続できないので、極性による接続間違いは生じない。
以上説明したように電源スイッチ1は、有底箱形であって内部に2組のスイッチ機構30A,30Bを収納し且つ底面から2組のスイッチ機構30A,30Bのそれぞれ1対ずつの端子43,53を4本突出し、且つこれら4本の端子43,53を底面側から見て点対称となる位置から突出させるケース(内側ケースと外側ケース)10,100と、ケース10,100の上部に揺動自在に取り付けられ2組のスイッチ機構30A,30Bを同時に操作して前記1対ずつの端子43,53間を同時にオンオフさせる操作つまみ150と、ケース10,100の4本の端子43,53にそれぞれ挿入される挿入孔303を有するコネクタ本体301の各挿入孔303内に端子受け具400を内蔵してなるコネクタ300と、を具備し、ケース10,100とコネクタ本体301にそれぞれ係合部17と被係合部309を設け、これら係合部17と被係合部309は、ケース10,100の各端子43,53をコネクタ本体301の各挿入孔303に挿入する際に、両者が正規の向きの際は係合し、両者が正規の向きから180°逆向きの際は係合しない形状に形成されている。
そしてこの電源スイッチ1によれば、1つのコネクタ300に対して内側ケース10の4本の端子43,53を同時に着脱できるので、電源スイッチ1に対するコネクタ300の接続作業が容易に行える。また内側ケース10とコネクタ本体301にそれぞれ係合部(仕切り壁)17と被係合部309を設けることで、各端子43,53に対して180°逆向きにはコネクタ300が接続できないように構成したので、極性が求められる場合でも、端子43,53に対してコネクタ300の接続位置を間違う恐れがなくなり、このためさらに電源スイッチ1に対するコネクタ300の接続作業が容易になる。
またこの電源スイッチ1は、ケース10,100の底面にこの底面から突出する4本の端子43,53間を1本ずつ仕切る仕切り壁17を設け、この仕切り壁17が係合部を兼用し、この仕切り壁17の形状を4本の端子43,53の対称中心O1から見て非点対称な形状に形成し、一方コネクタ300の被係合部309を係合部17に係合する凹部によって構成している。このように4本の端子43,53間を1本ずつ仕切る仕切り壁17(特に第1仕切り壁17A)は、接近している端子43,43(53,53)間において両者間の沿面及び空間距離を長くさせてその耐電圧特性を向上させるという作用効果を有するが、そのような目的等のために形成された仕切り壁17を、コネクタ300の被係合部309に係合する係合部として用いることで、別途係合部を形成しなくてもよくなり、内側ケース10の構造の複雑化を防止することができる。
またこの電源スイッチ1は、仕切り壁17を、2組の端子43,53間を仕切る第1仕切り壁17Aと、各組の一対の端子43,53間を仕切る第2仕切り壁17B,17Cとを交差するように設けて構成し、4本の端子43,53の対称中心O1から第2仕切り壁17Bまでの距離を第2仕切り壁17Cまでの距離と異ならせることで、仕切り壁17全体の形状を4本の端子43,53の対称中心O1から見て非点対称な形状に形成している。このようにこの実施形態の係合部(仕切り壁)17は、一対の端子43,53間の中央位置から第2仕切り壁17Bまでの距離を第2仕切り壁17Cまでの距離と異ならせることで構成されるので、仕切り壁17の機能を全く阻害することなく、容易に係合部(仕切り壁)17の形状を非点対称な形状に形成することができる。
ところで係合部17と被係合部309の形状・構造は、上記実施形態の形状・構造に限定されず、種々の変形が可能であり、要はケース10,100の各端子43,53をコネクタ本体301の各挿入孔303,303に挿入する際に、両者が正規の向きの際は係合し、両者が正規の向きから180°逆向きの際は係合しない形状であればよい。以下に各種具体例を説明する。
図12は第2実施形態に係る電源スイッチ1−2の底面図である。この電源スイッチ1−2においても、内側ケース10の底面に、4本の端子43,53間を1本ずつ仕切る仕切り壁(係合部)17(17A,17B)を内側ケース10と一体成形にて設けている。上記電源スイッチ1と相違する点は、各組の一対の端子43,53間を仕切る第2仕切り壁17Bを1本のみ設け、第2仕切り壁17Cを省略した点のみである。第2仕切り壁17Bは、端子43側からの距離と端子53側からの距離が異なるようにしている。つまり仕切り壁17全体は、4本の端子43,53の対称中心O1から見て非点対称な形状に形成されている。なおこの電源スイッチ1−2の仕切り壁17の形状に合わせて、これに接続するコネクタの被係合部の形状を変更することは言うまでもない(以下の電源スイッチ1−3,1−4においても同様)。
図13は第3実施形態に係る電源スイッチ1−3の底面図である。この電源スイッチ1−3においても、内側ケース10の底面に、4本の端子43,53間を1本ずつ仕切る仕切り壁(係合部)17(17A,17B)を内側ケース10と一体成形にて設けている。上記電源スイッチ1と相違する点は、各組の一対の端子43,53間を仕切る第2仕切り壁17Bを1本のみ設け、第2仕切り壁17Cを省略し、同時に第2仕切り壁17Bを4本の端子43,53の対称中心O1上に形成し、一方第1仕切り壁17Aを一方の組の端子43,53側からの距離と、もう一方の組の端子43,53側からの距離が異なるようにしている。つまり仕切り壁17全体は、4本の端子43,53の対称中心O1から見て非点対称な形状に形成されている。
図14は第4実施形態に係る電源スイッチ1−4の底面図である。この電源スイッチ1−4においては、内側ケース10の底面に、4本の端子43,53の1組(2本)ずつを仕切る1本の仕切り壁(係合部)17(17A)を内側ケース10と一体成形にて設けている。上記電源スイッチ1と相違する点は、2組一対ずつの端子43,53間を仕切る第1仕切り壁17Aのみを1本設け、第2仕切り壁17B,17Cを全て省略し、同時に第1仕切り壁17Aを一方の組の端子43,53側からの距離と、もう一方の組の端子43,53側からの距離が異なるようにしている。つまり仕切り壁17全体は、4本の端子43,53の対称中心O1から見て非点対称な形状に形成されている。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば上記実施形態では、内側ケース10と外側ケース100によってケースを構成しているが、1部品または3部品以上によってケースを構成しても良い。またスイッチ30A,30Bや端子43,53やケース10,100や操作つまみ150やコネクタ300の形状・構造にも種々の変形が可能である。
また上記実施形態ではスイッチとして双極単投型のスイッチを用いたが、本発明は双極双投型のスイッチ等、他の各種構成のスイッチに適用しても良い。また電源スイッチ以外の各種スイッチに適用しても良い。
1 電源スイッチ(スイッチ)
10 内側ケース(ケース)
17 係合部(仕切り壁)
17A 第1仕切り壁
17B,17C 第2仕切り壁
30A,30B スイッチ機構
43,53 端子
100 外側ケース(ケース)
150 操作つまみ
300 コネクタ
301 コネクタ本体
303 挿入孔
309 被係合部
400 端子受け具
O1 対称中心
500 主ケース
501 装着孔

Claims (4)

  1. 有底箱形であって内部に2組のスイッチ機構を収納し且つ底面から前記2組のスイッチ機構のそれぞれ1対ずつの端子を4本突出し、且つこれら4本の端子を底面側から見て点対称となる位置から突出させるケースと、
    前記ケースの上部に揺動自在に取り付けられ前記2組のスイッチ機構を同時に操作して前記1対ずつの端子間を同時にオンオフさせる操作つまみと、
    前記ケースの4本の端子にそれぞれ挿入される挿入孔を有するコネクタと、を具備し、
    前記ケースとコネクタ本体にそれぞれ係合部と被係合部を設け、これら係合部と被係合部は、前記ケースの各端子を前記コネクタ本体の各挿入孔に挿入する際に、両者が正規の向きの際は係合し、両者が正規の向きから180°逆向きの際は係合しない形状に形成されていることを特徴とするスイッチ。
  2. 請求項1に記載のスイッチにおいて、
    前記ケースの前記端子を突出している底面側部分の外形寸法は、このスイッチを装着する主ケースに設けた装着孔に挿入される外形寸法に形成され、
    且つ前記コネクタは、前記ケースの底面側部分の外形寸法と略同一又はそれよりも小さい外形寸法に形成されていることを特徴とするスイッチ。
  3. 請求項2に記載のスイッチにおいて、
    前記ケースの底面にはこの底面から突出する端子間を仕切る少なくとも1本以上の仕切り壁が設けられており、この仕切り壁が前記係合部を兼用し、この仕切り壁の形状を前記4本の端子の対称中心から見て非点対称な形状に形成し、一方前記コネクタの被係合部は前記係合部に係合する凹部によって構成されていることを特徴とするスイッチ。
  4. 請求項3に記載のスイッチにおいて、
    前記仕切り壁は、2組の端子間を仕切る第1仕切り壁と、各組の一対の端子間を仕切る第2仕切り壁とを交差するように設けて構成され、前記第2仕切り壁の位置は、前記一対の端子の内の一方の端子から前記第2仕切り壁までの距離ともう一方の端子から前記第2仕切り壁までの距離を異ならせることで、仕切り壁の形状を前記4本の端子の対称中心から見て非点対称な形状に形成したことを特徴とするスイッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015153557A (ja) * 2014-02-13 2015-08-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 スイッチモジュール、スイッチおよびスイッチ装置

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