JP2011065835A - スイッチ - Google Patents

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Kunio Takahashi
邦夫 高橋
Hiromasa Nishiwaki
弘誠 西脇
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Abstract

【課題】可動接点体支持体と可動接点体間の電気的接続が確実に行えてアークの発生を確実に防止でき、十分な耐久性と小型化が図れるスイッチを提供する。
【解決手段】ケース10と、ケース10の接点収納部11の底面に設置される固定接点体40及び可動接点体支持体50と、可動接点体支持体50の立設部54の上辺55上に当接して揺動自在に軸支され固定接点体40の固定接点45に接離する可動接点61を有する可動接点体60と、可動接点体60の上面に当接しながら移動することで可動接点体60を揺動操作する操作部190を有する操作つまみ150とを具備するスイッチ1である。可動接点体支持体50の立設部54に短絡片200を取り付ける。短絡片200は、立設部54の一方の面に当接する当接部201と、当接部201の左右両側辺から突出して可動接点体60の側辺69に沿うように折り曲げられてこの側辺69に弾接する弾接部203とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、操作つまみの揺動によってスイッチ接点を切り換える揺動式(シーソー型)のスイッチに関し、特に電源のオンオフに用いて好適なスイッチに関するものである。
従来、揺動型の電源スイッチ(電源のオンオフに用いるスイッチ)は、たとえば特許文献1の図22に示すように、ケース(2)の底面に固定接点体(4)と可動接点体支持体(5)とを取り付け、可動接点体支持体(5)の立設部(521)(特許文献1の図18参照)の上辺(523)上に可動接点体(3)を揺動自在に設置し、さらに可動接点体(3)の上に操作つまみ(1)を揺動自在に設置し、操作つまみ(1)を揺動操作することで操作つまみ(1)の下面から突出する操作部(12)(特許文献1の図2参照)を左右に移動し、この操作部(12)にその一端が係止されている可動接点体(3)を揺動して固定接点体(4)の固定接点(41)と可動接点体(3)の可動接点(31)とをオンオフするように構成している。
一方この電源スイッチにおいては、スイッチオン時及びオフ時に可動接点体(3)が立設部(521)の上辺(523)上でバウンジングし、このため可動接点体(3)と可動接点体支持体(5)の間でアークが生じ、電源スイッチの寿命が短くなってしまう恐れがあった。
この問題を解決するため、特許文献1に記載の電源スイッチにおいては、本願の図13に示すように、可動接点体支持体(5)の立設部(521)の上辺(523)上に、短絡片(6)を挟んで可動接点体(3)を揺動自在に設置している。このとき立設部(521)の上辺(523)の両端には上方に突出する突出部(521a)が設けられ、この突出部(521a)に可動接点体(3)の両側辺中央に設けた凹状の係止部(3a)を係合して揺動自在に保持している。短絡片(6)は略矩形平板状の短絡片本体(60)の対向する両側辺から上方向に傾斜しながら突出する突起(61)を設けて構成されており、これら突起(61)が可動接点体(3)の下面に弾接することで立設部(521)の上辺(523)と可動接点体(3)間が短絡片(6)によって弾性を持って電気的に接続され、これによって可動接点体(3)が立設部(521)の上辺(523)上でバウンジングしても、常に可動接点体(3)と可動接点体支持体(5)間の電気的接続を確保し、アークの発生を防止している。
特開2004−303727号公報
そして短絡片(6)は可動接点体(3)とともに立設部(521)の上辺(523)を軸として揺動するが、可動接点体(3)が揺動するときは、可動接点体(3)の下降する側の下面がその下にある短絡片(6)の突起(61)を押圧してこれをより撓めながら可動接点体(3)とともに揺動し、可動接点体(3)が逆方向に揺動するときは、可動接点体(3)の下降するもう一方の側の下面がその下にある短絡片(6)の突起(61)を押圧してこれをより撓めながら可動接点体(3)とともに揺動する。
つまり可動接点体(3)が揺動するたびに短絡片(6)の突起(61)は繰り返し押圧・揺動され、このため経時的に突起(61)にいわゆるへたりが生じてそのバネ性が低下し、可動接点体(3)に対する接触圧が弱くなり、接触不良を生じる恐れがあった。
上記問題を解決する構造の電源スイッチとして図14に示すものも考えられる。すなわち図14は電源スイッチを構成するケース500の接点収納部501内に収納した可動接点体支持体510の立設部511と可動接点体530とチャタリング防止片550とを上側から見た要部概略平面図である。同図に示すようにこの例の場合は、立設部511の上辺513上に直接可動接点体530を載置し、その際立設部511の上辺513の両端から上方に突出する突出部515に可動接点体530の両側辺中央に設けた凹状の係止部531を係止して揺動自在とし、さらにその上に略矩形状のチャタリング防止片550を載置している。チャタリング防止片550はその左右両辺中央から幅方向外方に向けて略L字状の係止爪551を突出しており、この係止爪551の中央の凹部内に前記突出部515を挿入し、同時に係止爪551の外側部分551aをケース500の接点収納部501の内壁面に強く係止させることで前記突出部515をその両側から強く挟持し、これによってチャタリング防止片550を突出部515に固定して可動接点体530をその上側から押さえてそのバウンジングを防止し、同時にチャタリング防止片550が可動接点体530の上面と可動接点体支持体510の突出部513とに同時に接触していることで、両者間の電気的接続を確実にしている。
しかしながら図14に示す構造の電源スイッチの場合、係止爪551の外側部分551aを接点収納部501の内壁面に当接させるため、接点収納部501の内壁面と突出部515との間に所定寸法の隙間hを設けなければならず、その分ケース500の小型化が図れないという問題があった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、可動接点体支持体と可動接点体間の電気的接続が確実に行えてアークの発生を確実に防止でき、同時に十分な耐久性と小型化が図れるスイッチを提供することにある。
本願請求項1に記載の発明は、内部に接点収納部を有するケースと、前記ケースの接点収納部の底面に設置される少なくとも一対の固定接点体及び可動接点体支持体と、前記可動接点体支持体の前記接点収納部の底面から立設する立設部の上辺上に当接して揺動自在に軸支され、前記固定接点体に設けた固定接点に接離する可動接点を有する可動接点体と、前記ケースの接点収納部の上部に設置され、前記可動接点体の上面に当接しながら移動することで可動接点体を揺動操作する操作部を有する操作つまみと、を具備するスイッチにおいて、前記可動接点体支持体の立設部に、この立設部の一方の面に当接する当接部と、当接部の左右両側辺の内の少なくとも一方の側辺から突出して前記可動接点体の側辺に沿うように折り曲げられてこの側辺に弾接する弾接部とを有する短絡片を取り付けたことを特徴とするスイッチにある。
本願請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスイッチにおいて、前記短絡片の弾接部は、前記固定接点体の固定接点から離れる方向に向かって折り曲げられていることを特徴とするスイッチにある。
請求項1に記載の発明によれば、短絡片は、可動接点体支持体の立設部の一方の面に当接する当接部の側辺から突出する弾接部を可動接点体の側辺に沿うように折り曲げてこの側辺に弾接したので、可動接点体支持体と可動接点体間の電気的接続が確実に行えてアークの発生を確実に防止できる。また弾接部は可動接点体の側辺に弾接して摺接するだけで揺動などしないので十分な耐久性を確保できる。また弾接部は可動接点体の側辺に沿うように設置されるので、短絡片を取り付けることによるスイッチの幅方向寸法(可動接点体の揺動軸方向寸法)の拡大は、ほぼ弾接部の厚み程度の薄い寸法だけであり、小型化が阻害されない。
請求項2に記載の発明によれば、可動接点が固定接点から離れる際に発生するアークが、弾接部に入射するのを防止でき、スイッチの耐圧不良を確実に防止できる。
スイッチ1を上側から見た斜視図である。 スイッチ1を下側から見た斜視図である。 図1のA−A概略断面図である。 スイッチ1を上側から見た上側部品の分解斜視図である。 スイッチ1を上側から見た下側部品の分解斜視図である。 内側ケース10と固定接点体40と可動接点体支持体50と短絡片200とを上側から見た分解斜視図である。 内側ケース10と固定接点体40と可動接点体支持体50と短絡片200とを下側から見た分解斜視図である。 短絡片200を示す図である。 短絡片200を可動接点体支持体50の立設部54に取り付けた状態を示す斜視図である。 可動接点体60を可動接点体支持体50に装着した際の、可動接点体60と可動接点体支持体50と短絡片200の関係を示す斜視図である。 スイッチ1の動作説明図である。 短絡片200−2及び可動接点体支持体50−2の一例を示す拡大斜視図である。 従来技術の説明図である。 参考技術の説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の1実施形態にかかるスイッチ1を上側から見た斜視図、図2はスイッチ1を下側から見た斜視図、図3は図1のA−A概略断面図、図4はスイッチ1を上側から見た上側部品の分解斜視図、図5はスイッチ1を上側から見た下側部品の分解斜視図である。これらの図に示すようにスイッチ1は、2組の固定接点体40及び可動接点体支持体50と2組の可動接点体60とを収納したケース(以下「内側ケース」という)10と、内側ケース10の接点収納部11の上部開口を覆うカバー80と、内側ケース10とカバー80とを収納する外側ケース100と、内側ケース10とカバー80とを外側ケース100内に固定する一対の押え部材130と、カバー80の上に設置され外側ケース100に揺動自在に取り付けられる操作つまみ150とを具備して構成されている。なお以下の説明において、「上」とは内側ケース10から操作つまみ150を見る方向をいい、「下」とはその反対方向をいうものとする。
図6は内側ケース10と固定接点体40と可動接点体支持体50と短絡片200とを上側から見た分解斜視図、図7は内側ケース10と固定接点体40と可動接点体支持体50と短絡片200とを下側から見た分解斜視図である。これらの図に示すように内側ケース10は合成樹脂を上面が開口した略矩形箱型に一体成形して構成されている。内側ケース10を構成する合成樹脂としては、耐アーク性に優れたメラミン樹脂,不飽和ポリエステルなどの熱硬化性の樹脂などの絶縁材を用いる。内側ケース10の内部には上面が開口している凹状の接点収納部11が形成されている。接点収納部11の中央にはこれを2つに分割する分割壁13が形成されている。分割壁13で分割された2つの接点収納部11内の底面には、一対ずつスリット状の端子挿入孔15が設けられている。また2つの接点収納部11内の底面にはそれぞれ小突起状の位置決め係止部17が設けられている。位置決め係止部17の前方(固定接点体40を取り付ける側)には、突出部18が位置決め係止部17に対向するように設けられている。内側ケース10の長手方向を向く対向する両側壁19は短手方向を向く対向する両側壁21よりもその高さが低くなっており、これによって凹部23が形成されている。また内側ケース10の底面(下面)の各端子挿入孔15の周囲にはそれぞれの端子挿入孔15を囲むようにリング状の突堤25が形成され、その内部の凹部が樹脂充填部27となっている。
固定接点体40は、略帯形状の金属板の途中の部分を略直角に折り曲げ、その一方の部分(水平方向を向く部分)を固定接点部41、他方の部分(垂直方向を向く部分)を端子43としている。固定接点部41の上面中央には略円板形状の固定接点45が取り付けられている。各端子43の左右両側辺の根元側の部分には、幅方向に張り出す小突起状の固定部47が形成されている。
可動接点体支持体50は、略L字形状の金属板の屈曲している部分を略直角に折り曲げ、その一方の部分(水平方向を向く部分)を固定接点部51、他方の部分(垂直方向を向く部分)を端子53としている。固定接点部51はさらにその一端部を上方向に略直角に折り曲げてその立設する部分を立設部54としている。立設部54の上辺55の左右両側の凸部は可動接点体係止部56となっている。各端子53の左右両側辺の根元側の部分には、幅方向に張り出す小突起状の固定部57が形成されている。立設部54の固定接点体40側を向く面のほぼ中央には小突起からなる取付部58が設けられている。また固定接点部51の立設部54を上方向に折り曲げている根元部分には貫通孔からなる係止部59が設けられている。
図8は短絡片200を示す図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は平面図、同図(c)は左側面図である。これらの図に示すように短絡片200は、弾性を有する金属板製(この実施形態ではりん青銅板製)であり、前記可動接点体支持体50の立設部54の一方の面に当接する略矩形平板状の当接部201と、当接部201の左右両側辺(その上部の部分)から突出して略直角に折り曲げられる一対の弾接部203とを有して構成されている。当接部201は立設部54の一方の面の一部を覆う寸法形状に形成されており、そのほぼ中央には円形の貫通孔からなり前記立設部54に設けた取付部58をぴったり挿入する被取付部205が設けられている。弾接部203は、何れも略矩形平板状であって前記当接部201の上辺よりも高い位置まで上方向に突出しており、その面には上下方向に延びる弾接接点207が形成されている。弾接接点207は上下方向に略棒状に延び、両弾接部203が対向する面側(内側)に向けて突出するように弾接部203の面の一部を湾曲変形して形成されている。弾接部203は前述のように当接部201の左右両側辺から略直角に折り曲げられた後、その先端側の前記弾接接点207を形成した部分がさらに所定角度内側(両弾接部203が対向する面側)に折り曲げられている。
図9は短絡片200を可動接点体支持体50の立設部54に取り付けた状態を示す斜視図である。同図に示すように短絡片200は、立設部54の一方の面に当接され、その際、立設部54に設けた取付部58を短絡片200の被取付部205に挿入し、取付部58の先端を潰して固定する。これによって立設部54への短絡片200の取り付けが完了する。このとき、短絡片200の両弾接部203は、立設部54の左右両側辺の外側部分を介して後方(固定接点体40から離れる方向)に向いている。言い換えれば弾接部203は、前記固定接点体40の固定接点45から離れる方向に向かって折り曲げられている。
内側ケース10に短絡片200を取り付けた可動接点体支持体50(図9に示す状態のもの)と固定接点体40とを取り付けるには、まず内側ケース10の各接点収納部11内にそれぞれ1組ずつの短絡片200を取り付けた可動接点体支持体50と固定接点体40とを挿入し、固定接点体40の端子43と可動接点体支持体50の端子53とを、内側ケース10の各端子挿入孔15にそれぞれ挿入する。そして内側ケース10の底面から突出する各端子43,53の根元の固定部47,57を機械的に潰し、これによって各固定接点体40と可動接点体支持体50を内側ケース10内に固定する。そして内側ケース10の下面の各樹脂充填部27に、図2に示すようにエポキシ系接着剤などからなる封止樹脂30を充填し、端子43,53と端子挿入孔15との間にあるわずかな隙間を封止すると同時に、固定接点体40と可動接点体支持体50の内側ケース10への固定強度を増大させる。これによって内側ケース10への固定接点体40及び可動接点体支持体50の取り付けは完了する。
可動接点体60は図5に示すように略帯状で細長形状の金属板で構成され、その一端近傍の下面に略円板形状の可動接点61(図3参照)を取り付けている。また長手方向に向かう一対の両側辺のそれぞれの略中央に凹状に切り欠いてなる係止部63を形成し、一対の係止部63間を結ぶ可動接点体60の下面の部分を線状の当接線65としている。また可動接点体60の可動接点61を設けた反対側の端部は下方向に屈曲され下方向を向く先端辺は当接部67となっている。
カバー80は図4に示すように、合成樹脂を略矩形状であって前記内側ケース10の接点収納部11の上部開口を覆う寸法形状に成形して構成されており、前記内側ケース10の凹部23に対向する両辺には下方向に突出してこの凹部23を塞ぐ側壁部81が設けられている。カバー80を構成する合成樹脂としては、耐アーク性に優れたメラミン樹脂,不飽和ポリエステルなどの熱硬化性の樹脂などの絶縁材を用いる。カバー80の上面中央には並列に2つの上下に貫通する操作部挿通孔83が形成されている。各操作部挿通孔83は前記内側ケース10の各接点収納部11の中央に対向する位置に形成されている。カバー80の上面の操作部挿通孔83の両側には、下記する押え部材130を挿入・ガイドする一対のガイド溝85,85が形成されている。
外側ケース100は図5に示すように、合成樹脂を上面が開口した略矩形箱型に一体成形して構成されている。外側ケース100を構成する合成樹脂としては、前記内側ケース10を構成する樹脂よりも可撓性を有する熱可塑性の樹脂、たとえば難燃性のポリアミド,ポリアセタールなどの絶縁材を用いる。外側ケース100の内部には上面が開口している凹状の内側ケース収納部101が形成され、その底面には4つの略矩形状の貫通孔からなる端子挿通部103(図5では2か所のみ示す)が形成されている。各端子挿通部103は前記内側ケース10の各突堤25を挿入する寸法形状に形成されている。外側ケース100の対向する両側壁(下記する操作つまみ150の揺動軸にほぼ垂直な両側壁)の上部中央には円形に貫通する軸支孔105(図5では一方のみ示す)が形成され、また同じ側壁の軸支孔105の両側には、それぞれ略矩形状に貫通する取付部107a,107bが形成されている。両取付部107a,107bの水平方向の長さ寸法は異なっていて取付部107aは取付部107bよりもその長さが短い。外側ケース100の前記取付部107a,107bを設けていない対向する両側壁の外周面には、それぞれ一対ずつ弾発係止部109(図5では一方の側のもののみ示す)が形成されている。弾発係止部109は上下方向にのびて外方向に膨らむ略V字状の平板状のアームであり、弾性を有する。アームの上部の外側面には凹凸状の係止部109aが形成されている。
押え部材130は合成樹脂を略細長平板形状に成形して構成されており、前記外側ケース100の取付部107bにぴったり挿入できる寸法形状となっている。押え部材130を構成する合成樹脂としては、たとえば熱可塑性のPBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂などの絶縁材を用いる。押え部材130の一方の端部の先端には前記外側ケース100の取付部107aに挿入する挿入突起部131が設けられ、他方の端部近傍の両外側辺には外側ケース100の取付部107bに挿入した押え部材130の抜けを防止する一対の係止爪133が設けられ、さらに係止爪133を設けた側の押え部材130の先端部分にはこの先端部分を2つ割りにして係止爪133を設けた部分に弾性を持たせるスリット135が形成されている。
操作つまみ150は図4に示すように、つまみ外装体160とつまみ本体170と弾発部材180とを具備して構成されている。つまみ外装体160は合成樹脂(たとえばABS樹脂やポリカーボネート樹脂)の成型品であり、図3に示すように下面が解放された略矩形箱型に形成されている。つまみ外装体160の底面には4つ(図3では2つのみ示す)の小突起からなる本体取付部163が形成されている。つまみ外装体160の前記外側ケース100の軸支孔105に対向する一対の外周側面中央には、軸支孔105に回動自在に挿入される小突起からなる軸部165(図4では1つのみ示す)が形成されている。
つまみ本体170は略矩形状の合成樹脂(たとえば熱可塑性の難燃性のポリアミド樹脂)の成型品であり、前記つまみ外装体160の下面の凹部内にほぼぴったり収納できる寸法形状に形成されている。つまみ本体170には、前記つまみ外装体160の各本体取付部163を挿入・貫通させる小孔からなる4つの外装体取付部171が形成され、またその下面の略中央には一対の下方向に突出する円筒状の操作部本体部173(図4では1つのみ示す)が形成されている。両操作部本体部173は、つまみ本体170下面中央の幅方向(操作つまみ150の揺動軸線方向)に配置されている。操作部本体部173の下面には図3に示すように下記する弾発部材180を上下動自在に収納する略円形の凹部からなる弾発部材収納部175が形成されている。なお操作部本体部173と下記する弾発部材180とで、操作部190が構成される。
弾発部材180は合成樹脂製(たとえば熱可塑性のポリアミド樹脂やPBT樹脂または熱硬化性のメラミン樹脂など)で略円柱形状の弾発部181と、コイルばね187とによって構成されている。弾発部181はその下端面が略球面状に突出する弾接面183(図3参照)となっており、その上端面がコイルばね187を挿入する凹状のばね収納部185となっている。
次にこのスイッチ1を組み立てるには、まず前述のように短絡片200を取り付けた可動接点体支持体50と固定接点体40とを取り付けた内側ケース10を、外側ケース100の内側ケース収納部101内に収納する。このとき内側ケース10の底面の各突堤25を外側ケース100の各端子挿通部103内に挿入し、各端子43,53を外側ケース100の下面から突出させる。このとき内側ケース10の底面は外側ケース100の内底面に当接する。
次に内側ケース10の各接点収納部11内に一対の可動接点体60を収納し、その際可動接点体60の係止部63に可動接点体支持体50の可動接点体係止部56を係止し、同時に可動接点体60の当接線65を可動接点体支持体50の上辺55に線状に当接させる。図10は可動接点体60を可動接点体支持体50に装着した際の、これら可動接点体60と可動接点体支持体50と短絡片200との関係を示す斜視図である。同図及び図3からもわかるように、可動接点体60は当接線65を上辺55に当接した状態のままこの当接線65を中心に揺動自在となる。同時に短絡片200の左右両弾接部203の弾接接点207は、可動接点体60の左右両側辺69に弾接している。
次にカバー80を外側ケース100の内側ケース収納部101内に収納し、内側ケース10の上面の開口を塞ぐ。次に外側ケース100の対向する両側壁にそれぞれ設けた取付部107bにそれぞれ押え部材130の挿入突起部131を設けた端部側を挿入して差し込んでゆき、それぞれ反対側の側壁に設けている取付部107aに挿入突起部131を嵌合する。このとき押え部材130はカバー80のガイド溝85中にガイドされながら挿入される。このとき同時に押え部材130の係止爪133はスリット135の幅を縮めるように変形しながら取付部107bに挿入されてゆき、係止爪133全体が内側ケース収納部101内に挿入されて元の形状に戻り、押え部材130は抜けなくなる。これによって内側ケース10とカバー80と外側ケース100とが一体化する。
一方つまみ外装体160下面の凹部内に、つまみ本体170の上面側を収納し、その際つまみ外装体160の各本体取付部163をつまみ本体170の各外装体取付部171に挿入し、つまみ本体170の下面に突出する各本体取付部163の先端を熱かしめによって潰し、つまみ外装体160とつまみ本体170とを一体化しておく。そしてつまみ本体170の一対の弾発部材収納部175に弾発部材180を収納し、さらにこの操作つまみ150を、前記内側ケース10などを収納した外側ケース100の内側ケース収納部101内に収納し、その際、つまみ外装体160に設けた軸部165を外側ケース100に設けた軸支孔105に挿入し、これによって操作つまみ150を外側ケース100に対して揺動自在に軸支する。このとき操作つまみ150の操作部190はカバー80の操作部挿通孔83を貫通し、先端の一対の弾発部181の弾接面183はそれぞれ各可動接点体60の上面に弾接する。これによってスイッチ1の組み立てが完了する。なお上記組立手順はその一例であり、他の各種異なる組立手順を用いて組み立てても良いことはいうまでもない。
以上のようにして構成されたスイッチ1は、図3に示すように、内部に接点収納部11を有する内側ケース10と、内側ケース10の接点収納部11の底面に設置される少なくとも一対の固定接点体40及び可動接点体支持体50と、可動接点体支持体50の接点収納部11の底面から立設する立設部54の上辺55上に当接して揺動自在に軸支され、固定接点体40に設けた固定接点45に接離する可動接点61を有する可動接点体60と、内側ケース10の接点収納部11の上部に設置され、可動接点体60の上面に当接しながら移動することで可動接点体60を揺動操作する操作部190を有する操作つまみ150と、を具備し、さらに可動接点体支持体50の立設部54に、この立設部54の一方の面に当接する当接部201と、当接部201の左右両側辺から突出して可動接点体60の両側辺69に沿うように折り曲げられてこの両側辺69に弾接する弾接部203(その弾接接点207)とを有する短絡片200を取り付けて構成されている。
図3は操作つまみ150が一方の側に揺動しきって安定している状態を示している。同図に示す状態は、操作つまみ150の操作部190の弾発部181の弾発面183が可動接点体60の当接線65から見て可動接点61とは反対側の上面を弾接している状態を示しており、これによって可動接点体60はその当接部67が内側ケース10の内底面に当接し、従って可動接点61は固定接点体40の固定接点45から離れ、固定接点体40と可動接点体支持体50間、つまり両端子43,53間はオフ状態となっている。
次に前記操作つまみ150の上方向に持ち上がっている側の上面を押し込む方向に(図3に示す矢印B方向に)押圧すると、弾発部181の弾発面183が可動接点体60の上面を可動接点61側に向けて移動(摺動)を始め、可動接点体60の当接線65の部分に至るまではコイルばね187が押し縮められて弾発部181は弾発部材収納部175内に押し込められ、弾発面183が当接線65の部分を通過した際に可動接点体60は当接線65の部分を中心に可動接点61側が下降するように揺動を始め、押し縮められていたコイルばね187の弾発力によって可動接点体60は急激に揺動して図11に示すように瞬時に可動接点61が固定接点体40の固定接点45に当接し、固定接点体40と可動接点体支持体50間、つまり両端子43,53間がオンする。このとき操作つまみ150は他方の側に揺動しきって安定する。
そしてこのスイッチ1によれば、短絡片200を、可動接点体支持体50の立設部54の一方の面に当接する当接部201の側辺から突出する弾接部203(その弾接接点207)を可動接点体60の側辺69に沿うように折り曲げてこの側辺69に弾接させているので、たとえスイッチオン・オフ時に可動接点体60が立設部54の上辺55上でバウンジングしても、可動接点体支持体50と可動接点体60間の電気的接続が確実に確保できてアークの発生を確実に防止できる。なお当然弾接部203(その弾接接点207)は、可動接点体60が揺動する全ての範囲において常に側辺69に弾接する上下方向の長さに構成されている。
また弾接部203(その弾接接点207)は可動接点体60の側辺69に弾接してその上を側辺69が摺動するだけで揺動などしないので十分な耐久性を確保できる。
また弾接部203は可動接点体60の側辺69に沿うように設置されるので、短絡片200を取り付けることによるスイッチ1(内側ケース10)の幅方向寸法の拡大は、ほぼ弾接部203の厚み程度の薄い寸法だけであり、スイッチ1の幅寸法が拡大することはほとんどなく、小型化を維持できる。
またこのスイッチ1では、短絡片200の弾接部203を、固定接点体40の固定接点45から離れる方向に向けて折り曲げているが、これは可動接点61が固定接点45から離れる際に発生するアークが、弾接部203に入射するのを防止するためである。つまりもし弾接部203を固定接点45側に向けて折り曲げておくと、固定接点45と弾接部203間の離間距離が短くなるので可動接点61が固定接点45から離れる際に発生するアークが弾接部203に飛び込みやすくなってスイッチ1の耐圧不良を生じる恐れが生じるからである。このスイッチ1によればこのような現象を確実に防止できる。
図12は本発明の他の実施形態に係る短絡片200−2及び可動接点体支持体50−2の一例を示す拡大斜視図である。この短絡片200―2及び可動接点体支持体50−2において前記図6などに示す短絡片200及び可動接点体支持体50と同一又は相当部分には同一符号を付す。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図6などに示す短絡片200及び可動接点体支持体50と同じである。この短絡片200―2において前記短絡片200と相違する点は、その当接部201に被取付部205を設ける代わりに、先端が上向きで舌片状の係止部206を前方(固定接点体40側)に向かって傾斜するようにその根元部分を折り曲げて形成した点と、可動接点体支持体50の立設部54に設けていた取付部58を省略した点とである。
そしてこの短絡片200―2の場合、前記実施形態のように立設部54に短絡片200−2を直接固定するのではなく、可動接点体支持体50−2だけを内側ケース10の内底面に前記実施形態と同様に取り付けた後、立設部54と前記図6に示す突出部18の間の隙間に短絡片200―2の当接部201を挿入し、これによって係止部206の先端を突出部18の立設部54側を向く側面に係止し、これによって立設部54の一方の面に当接部201を当接してこの位置に固定する。このように構成しても、上記実施形態と同様の作用・効果を生じる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、上記実施形態では内側ケース10の外側に外側ケース100を設置したが、場合によっては内側ケース10のみでケースを構成しても良い。また上記実施形態では固定接点体40、可動接点体支持体50、可動接点体60、短絡片200、操作部190をそれぞれ2組設置したが、これらは1組だけ設置しても良いし、3組以上設置しても良い。また上記実施形態では、短絡片200の左右両側辺から一対の弾接部203を突出させたが、いずれか一方の側辺から1つの弾接部203のみを突出させても良い。また場合によっては、短絡片200の弾接部203を固定接点体40の固定接点45に近づく方向に向かって折り曲げてもよい。また左右の弾接部203を逆向きに折り曲げて、それぞれ可動接点体60の側辺69に弾接させても良い。
1 スイッチ
10 ケース(内側ケース)
11 接点収納部
40 固定接点体
45 固定接点
50 可動接点体支持体
54 立設部
55 上辺
60 可動接点体
61 可動接点
80 カバー
100 外側ケース
150 操作つまみ
200 短絡片
201 当接部
203 弾接部
207 弾接接点
190 操作部

Claims (2)

  1. 内部に接点収納部を有するケースと、
    前記ケースの接点収納部の底面に設置される少なくとも一対の固定接点体及び可動接点体支持体と、
    前記可動接点体支持体の前記接点収納部の底面から立設する立設部の上辺上に当接して揺動自在に軸支され、前記固定接点体に設けた固定接点に接離する可動接点を有する可動接点体と、
    前記ケースの接点収納部の上部に設置され、前記可動接点体の上面に当接しながら移動することで可動接点体を揺動操作する操作部を有する操作つまみと、を具備するスイッチにおいて、
    前記可動接点体支持体の立設部に、この立設部の一方の面に当接する当接部と、当接部の左右両側辺の内の少なくとも一方の側辺から突出して前記可動接点体の側辺に沿うように折り曲げられてこの側辺に弾接する弾接部とを有する短絡片を取り付けたことを特徴とするスイッチ。
  2. 請求項1に記載のスイッチにおいて、
    前記短絡片の弾接部は、前記固定接点体の固定接点から離れる方向に向かって折り曲げられていることを特徴とするスイッチ。
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