JP2011065836A - スイッチ - Google Patents

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Kunio Takahashi
邦夫 高橋
Hiromasa Nishiwaki
弘誠 西脇
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Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】操作つまみの揺動動作及び可動接点体の反転動作がスムーズに行えるスイッチを提供する。
【解決手段】内部に接点収納部11を有する内側ケース10と、接点収納部11の底面に設置される固定接点体40及び可動接点体支持体50と、可動接点体支持体50の立設部54の上辺55上に当接して揺動自在に軸支され固定接点45に接離する可動接点61を有する可動接点体60と、可動接点体60の上面に当接しながら移動することで可動接点体60を揺動操作する操作部190を有する操作つまみ150とを具備する。操作部190は、操作つまみ150に設けた弾発部材収納部175に、帯板が長手方向に向かって波状に折り曲げられてなる板バネ186を収納し、さらに板バネ186の先端に回転自在に回転体181を取り付け、回転体181の外周面を可動接点体60の上面に板バネ186の弾発力によって弾接して構成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、操作つまみの揺動によってスイッチ接点を切り換える揺動型(シーソー型)のスイッチに関し、特に電源のオンオフに用いて好適なスイッチに関するものである。
従来、揺動型の電源スイッチ(電源のオンオフに用いるスイッチ)の中には、たとえば特許文献1の第4図,第5図に示すスイッチのように、下ケース(8)内に固定端子(10)及び支持端子(9)を設置し、支持端子(9)の上辺上に接点板(11)を揺動自在に軸支し、下ケース(8)の上部に設置されたレバー部(4)及び旋動体(5)を揺動することで旋動体(5)内部の圧縮バネ(6)によって弾発されているロッド(7)の先端を接点板(11)の上面に当接しながら摺動させ、これによって接点板(11)を揺動操作する構造のスイッチがある。
実開平3−92331号公報
しかしながら上記従来のスイッチにおいては、ロッド(7)の先端が接点板(11)上を摺動する構造なので、摺動抵抗が大きく、たとえばロッド(7)が削れてさらに前記摺動抵抗が増大し、レバー部(4)の動きがスムーズでなくなったり、接点板(11)の反転動作不良が生じたりし、これらのことから接点間の熔着、動作不良、チャタリング(接点間が当接する際にバウンドすることによる)などの問題を生じる恐れがあった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、操作つまみの揺動動作及び可動接点体の反転動作をスムーズに行わせることができ、これによって接点間の熔着、動作不良、チャタリングなどの問題を防止できるスイッチを提供することにある。
本願請求項1に記載の発明は、内部に接点収納部を有するケースと、前記ケースの接点収納部の底面に設置される少なくとも一対の固定接点体及び可動接点体支持体と、前記可動接点体支持体の前記接点収納部の底面から立設する立設部の上辺上に当接して揺動自在に軸支され、前記固定接点体に設けた固定接点に接離する可動接点を有する可動接点体と、前記ケースの接点収納部の上部に設置され、前記可動接点体の上面に当接しながら移動することで可動接点体を揺動操作する操作部を有する操作つまみと、を具備するスイッチにおいて、前記操作部は、前記操作つまみに設けた弾発部材収納部に、帯板が長手方向に向かって波状に折り曲げられてなる板バネを収納し、更に前記板バネの先端に回転自在に回転体を取り付け、この回転体の外周面を前記可動接点体の上面に前記板バネの弾発力によって弾接させることで構成されていることを特徴とするスイッチにある。
本願請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスイッチにおいて、前記板バネの先端には、前記回転体の両側から突出する回転軸を前記可動接点体側に向けて弾発する弾発部が設けられ、一方前記操作つまみには、前記回転体の回転軸の前記可動接点体に向かう方向への移動をガイドするガイド溝が設けられていることを特徴とするスイッチにある。
本願請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のスイッチにおいて、前記板バネの先端に前記回転体を挿入するスリットを設け、スリットの両側に形成されるアーム部に前記弾発部を設けたことを特徴とするスイッチにある。
請求項1に記載の発明によれば、可動接点体の上面に回転体の外周面を回転しながら弾接・移動させるので、可動接点体と操作部間の摺動抵抗は小さく、操作つまみの動きをスムーズにさせることができる。さらに両者間に削れによる摺動抵抗増大の問題は生じず、常に良好な可動接点体の反転動作を維持させることができ、これらのことから接点間に生じる恐れがある熔着、動作不良、チャタリングなどを防止できる。
また回転体を弾発する弾発部材として、帯板を波状に折り曲げてなる板バネを用いたので、回転体を回転自在のまま弾発することが容易に行える。
請求項2に記載の発明によれば、板バネによって回転体を容易に回転自在に弾発でき、同時に回転体の移動方向を一定の方向(ガイド溝の方向)に向けることができる。
請求項3に記載の発明によれば、回転体を回転自在に弾発する板バネの弾発部を容易に形成することができる。
スイッチ1を上側から見た斜視図である。 スイッチ1を下側から見た斜視図である。 図1のA−A概略断面図である。 スイッチ1を上側から見た上側部品の分解斜視図である。 スイッチ1を上側から見た下側部品の分解斜視図である。 スイッチ1を下側から見た上側部品の分解斜視図である。 スイッチ1を下側から見た下側部品の分解斜視図である。 内側ケース10と固定接点体40と可動接点体支持体50と短絡片200とを上側から見た分解斜視図である。 内側ケース10と固定接点体40と可動接点体支持体50と短絡片200とを下側から見た分解斜視図である。 スイッチ1の動作説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の1実施形態にかかるスイッチ1を上側から見た斜視図、図2はスイッチ1を下側から見た斜視図、図3は図1のA−A概略断面図、図4はスイッチ1を上側から見た上側部品の分解斜視図、図5はスイッチ1を上側から見た下側部品の分解斜視図、図6はスイッチ1を下側から見た上側部品の分解斜視図、図7はスイッチ1を下側から見た下側部品の分解斜視図である。これらの図に示すようにスイッチ1は、2組の固定接点体40及び可動接点体支持体50と2組の可動接点体60とを収納したケース(以下「内側ケース」という)10と、内側ケース10の接点収納部11の上部開口を覆うカバー80と、内側ケース10とカバー80とを収納する外側ケース100と、内側ケース10とカバー80とを外側ケース100内に固定する一対の押え部材130と、カバー80の上に設置され外側ケース100に揺動自在に取り付けられる操作つまみ150とを具備して構成されている。なお以下の説明において、「上」とは内側ケース10から操作つまみ150を見る方向をいい、「下」とはその反対方向をいうものとする。
図8は内側ケース10と固定接点体40と可動接点体支持体50と短絡片200とを上側から見た分解斜視図、図9は内側ケース10と固定接点体40と可動接点体支持体50と短絡片200とを下側から見た分解斜視図である。これらの図に示すように内側ケース10は合成樹脂を上面が開口した略矩形箱型に一体成形して構成されている。内側ケース10を構成する合成樹脂としては、耐アーク性に優れたメラミン樹脂,不飽和ポリエステルなどの熱硬化性の樹脂などの絶縁材を用いる。内側ケース10の内部には上面が開口している凹状の接点収納部11が形成されている。接点収納部11の中央にはこれを2つに分割する分割壁13が形成されている。分割壁13で分割された2つの接点収納部11内の底面には、一対ずつスリット状の端子挿入孔15が設けられている。また2つの接点収納部11内の底面にはそれぞれ小突起状の位置決め係止部17が設けられている。位置決め係止部17の前方(固定接点体40を取り付ける側)には、突出部18が位置決め係止部17に対向するように設けられている。内側ケース10の長手方向を向く対向する両側壁19は短手方向を向く対向する両側壁21よりもその高さが低くなっており、これによって凹部23が形成されている。また内側ケース10の底面(下面)の各端子挿入孔15の周囲にはそれぞれの端子挿入孔15を囲むようにリング状の突堤25が形成され、その内部の凹部が樹脂充填部27となっている。
固定接点体40は、略帯形状の金属板の途中の部分を略直角に折り曲げ、その一方の部分(水平方向を向く部分)を固定接点部41、他方の部分(垂直方向を向く部分)を端子43としている。固定接点部41の上面中央には略円板形状の固定接点45が取り付けられている。各端子43の左右両側辺の根元側の部分には、幅方向に張り出す小突起状の固定部47が形成されている。
可動接点体支持体50は、略L字形状の金属板の屈曲している部分を略直角に折り曲げ、その一方の部分(水平方向を向く部分)を固定接点部51、他方の部分(垂直方向を向く部分)を端子53としている。固定接点部51はさらにその一端部を上方向に略直角に折り曲げてその立設する部分を立設部54としている。立設部54の上辺55の左右両側の凸部は可動接点体係止部56となっている。各端子53の左右両側辺の根元側の部分には、幅方向に張り出す小突起状の固定部57が形成されている。立設部54の固定接点体40側を向く面のほぼ中央には小突起からなる取付部58が設けられている。また固定接点部51の立設部54を上方向に折り曲げている根元部分には貫通孔からなる係止部59が設けられている。
短絡片200は、弾性を有する金属板製(この実施形態ではりん青銅板製)であり、前記可動接点体支持体50の立設部54の一方の面に当接する略矩形平板状の当接部201と、当接部201の左右両側辺(その上部の部分)から突出して略直角に折り曲げられる一対の弾接部203とを有して構成されている。当接部201は立設部54の一方の面の一部を覆う寸法形状に形成されており、そのほぼ中央には円形の貫通孔からなり前記立設部54に設けた取付部58をぴったり挿入する被取付部205が設けられている。弾接部203は、何れも略矩形平板状であって前記当接部201の上辺よりも高い位置まで上方向に突出しており、その面には上下方向に延びる弾接接点207が形成されている。弾接接点207は上下方向に略棒状に延び、両弾接部203が対向する面側(内側)に向けて突出するように弾接部203の面の一部を湾曲変形して形成されている。弾接部203は前述のように当接部201の左右両側辺から略直角に折り曲げられた後、その先端側の前記弾接接点207を形成した部分がさらに所定角度内側(両弾接部203が対向する面側)に折り曲げられている。短絡片200は、立設部54の一方の面に当接され、その際、立設部54に設けた取付部58を短絡片200の被取付部205に挿入し、取付部58の先端を潰して固定する。これによって立設部54への短絡片200の取り付けが完了する。
内側ケース10に短絡片200を取り付けた可動接点体支持体50と固定接点体40とを取り付けるには、まず内側ケース10の各接点収納部11内にそれぞれ1組ずつの短絡片200を取り付けた可動接点体支持体50と固定接点体40とを挿入し、固定接点体40の端子43と可動接点体支持体50の端子53とを、内側ケース10の各端子挿入孔15にそれぞれ挿入する。そして内側ケース10の底面から突出する各端子43,53の根元の固定部47,57を機械的に潰し、これによって各固定接点体40と可動接点体支持体50を内側ケース10内に固定する。そして内側ケース10の下面の各樹脂充填部27に、図2,図7に示すようにエポキシ系接着剤などからなる封止樹脂30を充填し、端子43,53と端子挿入孔15との間にあるわずかな隙間を封止すると同時に、固定接点体40と可動接点体支持体50の内側ケース10への固定強度を増大させる。これによって内側ケース10への固定接点体40及び可動接点体支持体50の取り付けは完了する。
可動接点体60は図5,図7に示すように略帯状で細長形状の金属板で構成され、その一端近傍の下面に略円板形状の可動接点61を取り付けている。また長手方向に向かう一対の両側辺のそれぞれの略中央に凹状に切り欠いてなる係止部63を形成し、一対の係止部63間を結ぶ可動接点体60の下面の部分を線状の当接線65としている。また可動接点体60の可動接点61を設けた反対側の端部は下方向に屈曲され下方向を向く先端辺は当接部67となっている。
カバー80は図4,図6に示すように、合成樹脂を略矩形状であって前記内側ケース10の接点収納部11の上部開口を覆う寸法形状に成形して構成されており、前記内側ケース10の凹部23(図8参照)に対向する両辺には下方向に突出してこの凹部23を塞ぐ側壁部81が設けられている。カバー80を構成する合成樹脂としては、耐アーク性に優れたメラミン樹脂,不飽和ポリエステルなどの熱硬化性の樹脂などの絶縁材を用いる。カバー80の上面中央には並列に2つの上下に貫通する操作部挿通孔83が形成されている。各操作部挿通孔83は前記内側ケース10の各接点収納部11の中央に対向する位置に形成されている。カバー80の上面の操作部挿通孔83の両側には、下記する押え部材130を挿入・ガイドする一対のガイド溝85,85が形成されている。
外側ケース100は図5,図7に示すように、合成樹脂を上面が開口した略矩形箱型に一体成形して構成されている。外側ケース100を構成する合成樹脂としては、前記内側ケース10を構成する樹脂よりも可撓性を有する熱可塑性の樹脂、たとえば難燃性のポリアミド,ポリアセタールなどの絶縁材を用いる。外側ケース100の内部には上面が開口している凹状の内側ケース収納部101が形成され、その底面には4つの略矩形状の貫通孔からなる端子挿通部103が形成されている。各端子挿通部103は前記内側ケース10の各突堤25を挿入する寸法形状に形成されている。外側ケース100の対向する両側壁(下記する操作つまみ150の揺動軸にほぼ垂直な両側壁)の上部中央には円形に貫通する軸支孔105が形成され、また同じ側壁の軸支孔105の両側には、それぞれ略矩形状に貫通する取付部107a,107bが形成されている。両取付部107a,107bの水平方向の長さ寸法は異なっていて取付部107aは取付部107bよりもその長さが短い。外側ケース100の前記取付部107a,107bを設けていない対向する両側壁の外周面には、それぞれ一対ずつ弾発係止部109が形成されている。弾発係止部109は上下方向にのびて外方向に膨らむ略V字状の平板状のアームであり、弾性を有する。アームの上部の外側面には凹凸状の係止部109aが形成されている。
押え部材130は合成樹脂を略細長平板形状に成形して構成されており、前記外側ケース100の取付部107bにぴったり挿入できる寸法形状となっている。押え部材130を構成する合成樹脂としては、たとえば熱可塑性のPBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂などの絶縁材を用いる。押え部材130の一方の端部の先端には前記外側ケース100の取付部107aに挿入する挿入突起部131が設けられ、他方の端部近傍の両外側辺には外側ケース100の取付部107bに挿入した押え部材130の抜けを防止する一対の係止爪133が設けられ、さらに係止爪133を設けた側の押え部材130の先端部分にはこの先端部分を2つ割りにして係止爪133を設けた部分に弾性を持たせるスリット135が形成されている。
操作つまみ150は図4,図6に示すように、つまみ外装体160とつまみ本体170と2組の弾発部材180とを具備して構成されている。つまみ外装体160は合成樹脂(たとえばABS樹脂やポリカーボネート樹脂)の成型品であり、下面が解放された略矩形箱型に形成され、下面側の凹部が本体収納部161となっている。本体収納部161の底面には4つの小突起からなる本体取付部163が形成されている。つまみ外装体160の前記外側ケース100の軸支孔105に対向する一対の外周側面中央には、軸支孔105に回動自在に挿入される小突起からなる軸部165が形成されている。
つまみ本体170は略矩形状の合成樹脂(たとえば熱可塑性の難燃性のポリアミド樹脂)の成型品であり、前記つまみ外装体160の本体収納部161にほぼぴったり収納できる寸法形状に形成されている。つまみ本体170には、前記つまみ外装体160の各本体取付部163を挿入・貫通させる小孔からなる4つの外装体取付部171が形成され、またその下面の略中央には一対の下方向に突出する四角筒状の操作部本体部173が形成されている。両操作部本体部173は、つまみ本体170下面中央の幅方向(操作つまみ150の揺動軸線方向)に配置されている。操作部本体部173の内部には下端面が解放され弾発部材180を上下動自在に略ぴったり収納する略四角形の凹部からなる弾発部材収納部175が形成されている。操作部本体部173の下端辺の対向する両辺(操作つまみ150の揺動軸線に直交する側の両辺)からは下方向に向かって一対の平板状の突出部177が平行に突出しており、その先端辺中央にはガイド溝179が形成されている。ガイド溝179は上下方向に直線状であって、下記する回転体181の回転軸183(ガイド支持部185の部分)を回動自在で且つ上下動自在に(可動接点体60に向かう方向への移動をガイドするように)支持する寸法に形成されている。ガイド溝179の先端の内側辺の部分には内側に向かって突出する小突起からなる係止片178が形成され、このガイド溝179にスナップイン方式で回転軸183(ガイド支持部185の部分)が挿入・保持できるようにしている。なお操作部本体部173と下記する弾発部材180とで、操作部190が構成される。
弾発部材180は、回転体181と板バネ186とによって構成されている。回転体181は金属製(たとえばアルミニウム製)であり、円板状の本体部182の両側面の中心位置から一対の回転軸183を突出している。各回転軸183の根元側の部分は先端側の部分よりもその内径を大きくしており、根元側をバネ受け部184、先端側をガイド支持部185としている。回転体181の材質は合成樹脂などの他の材質でも良い。
板バネ186は、弾性金属板製(たとえばベリリウム鋼などのバネ材)の帯板を、その長手方向に向かって波状に、即ち折り返しの方向を1回ずつ逆側に変更することで波板状に、折り曲げて構成されている。板バネ186の先端(下端)には、その先端辺中央から長手方向に向かうスリット187が設けられ、このスリット187の両側部分がアーム部188となっている。スリット187の幅は前記回転体181の本体部182の幅よりも若干大きく形成されており、本体部182を挿入可能としている。またアーム部188の先端部分の面は板バネ186の伸縮方向に対して略直交する方向を向いており、その部分に上方向(板バネ186が縮む方向)に向かって円弧状に湾曲する湾曲面からなる弾発部189を設けている。弾発部189は回転軸183(そのバネ受け部184)を支える軸受でもある。
次にこのスイッチ1を組み立てるには、まず前述のように短絡片200を取り付けた可動接点体支持体50と固定接点体40とを取り付けた内側ケース10を、外側ケース100の内側ケース収納部101内に収納する。このとき内側ケース10の底面の各突堤25を外側ケース100の各端子挿通部103内に挿入し、各端子43,53を外側ケース100の下面から突出させる。このとき内側ケース10の底面は外側ケース100の内底面に当接する。
次に内側ケース10の各接点収納部11内に一対の可動接点体60を収納し、その際可動接点体60の係止部63に可動接点体支持体50の可動接点体係止部56を係止し、同時に可動接点体60の当接線65を可動接点体支持体50の上辺55に線状に当接させる。このとき図3からもわかるように、可動接点体60は当接線65を上辺55に当接した状態のままこの当接線65を中心に揺動自在となる。同時に短絡片200の左右両弾接部203の弾接接点207は、可動接点体60の左右両側辺に弾接している。
次にカバー80を外側ケース100の内側ケース収納部101内に収納し、内側ケース10の上面の開口を塞ぐ。次に外側ケース100の対向する両側壁にそれぞれ設けた取付部107bにそれぞれ押え部材130の挿入突起部131を設けた端部側を挿入して差し込んでゆき、それぞれ反対側の側壁に設けている取付部107aに挿入突起部131を嵌合する。このとき押え部材130はカバー80のガイド溝85中にガイドされながら挿入される。このとき同時に押え部材130の係止爪133はスリット137の幅を縮めるように変形しながら取付部107bに挿入されてゆき、係止爪133全体が内側ケース収納部101内に挿入されて元の形状に戻り、押え部材130は抜けなくなる。これによって内側ケース10とカバー80と外側ケース100とが一体化する。
一方つまみ外装体160の本体収納部161内に、つまみ本体170の上面側を収納し、その際つまみ外装体160の各本体取付部163をつまみ本体170の各外装体取付部171に挿入し、つまみ本体170の下面に突出する各本体取付部163の先端を熱かしめによって潰し、つまみ外装体160とつまみ本体170とを一体化しておく。そしてつまみ本体170の一対の弾発部材収納部175にそれぞれ板バネ186を収納し、さらに板バネ186の先端に回転体181を設置し、その際回転体181のガイド支持部185をガイド溝179内にスナップイン方式で(一旦係止片178の部分を押し広げることで)挿入する。このとき回転体181の両側から突出する回転軸183(そのバネ受け部184)は板バネ186の弾発部189に係合・押圧し、その反作用として回転体181は可動接点体60側(下側)に向けて板バネ186の弾発力によって弾発されるが、係止片178に係止されることで回転軸183がガイド溝179から外部に飛び出すことはない。
そしてさらにこの操作つまみ150を、前記内側ケース10などを収納した外側ケース100の内側ケース収納部101内に収納し、その際、つまみ外装体160に設けた軸部165を外側ケース100に設けた軸支孔105に挿入し、これによって操作つまみ150を外側ケース100に対して揺動自在に軸支する。このとき操作つまみ150の操作部190はカバー80の操作部挿通孔83を貫通し、先端の一対の回転体181の本体部182の外周面はそれぞれ各可動接点体60の上面に弾接する。これによってスイッチ1の組み立てが完了する。なお上記組立手順はその一例であり、他の各種異なる組立手順を用いて組み立てても良いことはいうまでもない。
以上のようにして構成されたスイッチ1は、図3に示すように、内部に接点収納部11を有する内側ケース10と、内側ケース10の接点収納部11の底面に設置される少なくとも一対の固定接点体40及び可動接点体支持体50と、可動接点体支持体50の接点収納部11の底面から立設する立設部54の上辺55上に当接して揺動自在に軸支され、固定接点体40に設けた固定接点45に接離する可動接点61を有する可動接点体60と、内側ケース10の接点収納部11の上部に設置され、可動接点体60の上面に当接しながら移動することで可動接点体60を揺動操作する操作部190を有する操作つまみ150と、を具備し、さらに操作部190は、操作つまみ150に設けた弾発部材収納部175に、帯板が長手方向に向かって波状に折り曲げられてなる板バネ186を収納し、さらに板バネ186の先端に回転自在に回転体181を取り付け、回転体181の外周面を可動接点体60の上面に板バネ186の弾発力によって弾接して構成されている。
図3は操作つまみ150が一方の側に揺動しきって安定している状態を示している。同図に示す状態は、操作つまみ150の操作部190の回転体181の外周面が可動接点体60の当接線65から見て可動接点61とは反対側の上面を弾接している状態を示しており、これによって可動接点体60はその当接部67が内側ケース10の内底面に当接し、従って可動接点61は固定接点体40の固定接点45から離れ、固定接点体40と可動接点体支持体50間、つまり両端子43,53間はオフ状態となっている。
次に前記操作つまみ150の上方向に持ち上がっている側の上面を押し込む方向に(図3に示す矢印B方向に)押圧すると、回転体181の外周面が可動接点体60の上面を回転しながら可動接点61側に向けて移動(転がり移動)を始め、可動接点体60の当接線65の部分に至るまでは板バネ186が押し縮められて回転体181は上昇し、外周面が当接線65の部分を通過した際に可動接点体60は当接線65の部分を中心に可動接点61側が下降するように揺動を始め、押し縮められていた板バネ186の弾発力によって可動接点体60は急激に揺動して図10に示すように瞬時に可動接点61が固定接点45に当接し、固定接点体40と可動接点体支持体50間、つまり両端子43,53間がオンする。このとき操作つまみ150は他方の側に揺動しきって安定する。
なおこのスイッチ1によれば、短絡片200の弾接接点207が可動接点体60の側辺に常に弾接しているので、たとえスイッチオン・オフ時に可動接点体60が立設部54の上辺55上でバウンジングしても、可動接点体支持体50と可動接点体60間の電気的接続が確実に確保できてアークの発生を確実に防止できる。
そしてこのスイッチ1によれば上述のように、可動接点体60の上面に回転体181の外周面を回転しながら弾接・移動させるので、可動接点体60と操作部190間の摺動抵抗は小さく、操作つまみ150の動きをスムーズにさせることができる。さらに両者間に削れによる摺動抵抗増大の問題は生じず、常に良好な可動接点体60の反転動作を維持させることができ、これらのことから接点45,61間に生じる恐れがある熔着、動作不良、チャタリングなどを防止できる。また回転体181を弾発する弾発部材として、帯板を波状に折り曲げてなる板バネ186を用いたので、回転体181を回転自在のまま弾発することが容易に行える。また板バネ186の先端に回転体181の回転軸183を可動接点体60側に向けて弾発する弾発部189を設けたので、板バネ186によって回転体181を容易に回転自在に弾発できる。さらに板バネ186の先端に回転体181を挿入するスリット187を設け、スリット187の両側に形成されるアーム部188に弾発部189を設けたので、弾発部189を容易に形成できる。一方操作つまみ150に回転体181の回転軸183の可動接点体60に向かう方向への移動をガイドするガイド溝179を設けたので、回転体181の移動方向を容易に一定の方向(ガイド溝179の方向)に向けることができる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、上記実施形態では内側ケース10の外側に外側ケース100を設置したが、場合によっては内側ケース10のみでケースを構成しても良い。また上記実施形態では固定接点体40、可動接点体支持体50、可動接点体60、操作部190をそれぞれ2組設置したが、これらは1組だけ設置しても良いし、3組以上設置しても良い。また上記実施形態では、板バネ186の先端に回転体181を挿入するスリット187を設け、スリット187の両側に形成されるアーム部188に弾発部189を設け、この弾発部189によって回転体181の両側から突出する回転軸183を弾発したが、本発明はこの構造に限定されず、要は板バネの先端に回転自在に回転体を取り付け、この回転体の外周面を可動接点体の上面に板バネの弾発力によって弾接させることができる構成であればどのような構成であっても良い。
1 スイッチ
10 内側ケース(ケース)
11 接点収納部
40 固定接点体
45 固定接点
50 可動接点体支持体
54 立設部
55 上辺
60 可動接点体
61 可動接点
80 カバー
100 外側ケース
130 押え部材
150 操作つまみ
160 つまみ外装体(操作つまみ)
170 つまみ本体(操作つまみ)
175 弾発部材収納部
179 ガイド溝
180 弾発部材(操作つまみ)
181 回転体
182 本体部
183 回転軸
186 板バネ
187 スリット
188 アーム部
189 弾発部
190 操作部
200 短絡片

Claims (3)

  1. 内部に接点収納部を有するケースと、
    前記ケースの接点収納部の底面に設置される少なくとも一対の固定接点体及び可動接点体支持体と、
    前記可動接点体支持体の前記接点収納部の底面から立設する立設部の上辺上に当接して揺動自在に軸支され、前記固定接点体に設けた固定接点に接離する可動接点を有する可動接点体と、
    前記ケースの接点収納部の上部に設置され、前記可動接点体の上面に当接しながら移動することで可動接点体を揺動操作する操作部を有する操作つまみと、を具備するスイッチにおいて、
    前記操作部は、前記操作つまみに設けた弾発部材収納部に、帯板が長手方向に向かって波状に折り曲げられてなる板バネを収納し、更に前記板バネの先端に回転自在に回転体を取り付け、この回転体の外周面を前記可動接点体の上面に前記板バネの弾発力によって弾接させることで構成されていることを特徴とするスイッチ。
  2. 請求項1に記載のスイッチにおいて、
    前記板バネの先端には、前記回転体の両側から突出する回転軸を前記可動接点体側に向けて弾発する弾発部が設けられ、
    一方前記操作つまみには、前記回転体の回転軸の前記可動接点体に向かう方向への移動をガイドするガイド溝が設けられていることを特徴とするスイッチ。
  3. 請求項2に記載のスイッチにおいて、
    前記板バネの先端に前記回転体を挿入するスリットを設け、スリットの両側に形成されるアーム部に前記弾発部を設けたことを特徴とするスイッチ。
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