JP2012027399A - 弦モジュール及び弦楽器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】両端部にそれぞれ弦支持部ナット12,13、ブリッジ14,15が上下に同じ高さで突出して設けられたベース部材10と、このベース部材の前記弦支持部の上端部間および前記弦支持部の下端部間にそれぞれ張り渡された弦Sとを備えた弦モジュール1とする。また、この弦モジュール1と、この弦モジュール1が取り付けられる楽器ケース2と、によって弦楽器を構成する。
【選択図】図2
Description
この発明が解決しようとする課題は、弦の張力による曲げ変形が部材の高剛性化を伴わずに防止された弦モジュール及び弦楽器を提供することである。
請求項1に記載の発明は、両端部にそれぞれ弦支持部が上下に突出して設けられたベース部材と、
このベース部材の前記弦支持部の上端部間および前記弦支持部の下端部間にそれぞれ張り渡された弦と
を備えていることを特徴とする弦モジュールである。
このベース部材の前記一端部に位置する弦支持部の上端部を経て前記ベース部材の他端部へ、また、前記ベース部材の前記一端部に位置する弦支持部の下端部を経て前記他端部へと、前記ベース部材の上下に張り渡された弦とを備え、
前記他端部側に位置する前記弦の端部は、前記ベース部材の前記一端部から前記他端部に向かう方向に沿う前記ベース部材の中心線の延長上において、前記ベース部材の前記他端部から離れる方向に向けて引っ張られていることを特徴とする弦モジュールである。
このベース部材の一端部に位置する弦支持部の上端部を経て前記ベース部材の他端部へ、また、前記ベース部材の前記一端部に位置する弦支持部の下端部を経て前記他端部へと、前記ベース部材の上下に張り渡された弦とを備え、
前記他端部側に位置する前記弦の端部は、前記ベース部材の前記一端部から前記他端部に向かう方向に沿う前記ベース部材の中心線の延長上において、前記ベース部材の前記他端部から離れる方向に向けて引っ張られていることを特徴とする弦モジュールである。
請求項5に記載の発明は、前記弦の両端部の一方が、前記ベース部材の前記中心線の前記延長上における前記ベース部材の前記他端部側において固定され、前記弦の両端部の他方が、前記ベース部材の前記中心線の前記延長上において、前記ベース部材の前記他端部から離れる方向に引っ張られていることを特徴とする請求項4に記載の弦モジュールである。
この弦引張調整部材は、前記ベース部材の前記中心線の延長上における前記ベース部材の前記他端部側に配置され、前記中心線に沿って前記ベース部材の前記他端部に対して接離する方向に移動可能とされていることを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれかに記載の弦モジュールである。
この弦モジュールが取り付けられる楽器ケースと
を備えていることを特徴とする弦楽器である。
本形態例の弦楽器は、図1,2に示すように、音域の異なる6本の弦S1〜S6が張られた弦モジュール1と、この弦モジュール1が着脱可能に取り付けられる楽器ケース2と、電磁ピックアップ3とを備える電気ギター(ボディ無しタイプ)である。なお各弦S1〜S6は、相互に区別しない場合は、単に弦Sと表記する。
ベース部材10は、全体として帯板状の部材であり、本例の場合、耐摩耗性の高い金属(例えば、ステンレス)或いはセラミックよりなる。このベース部材10は、図5のようにその長手方向が左右方向になり、弦が張られる面が上下面となるように配置された場合、左右方向の両端部にそれぞれ弦支持部が上下に同じ高さで突出して設けられ、上面側と下面側の両方に弦を張ることができ、上下面を反転させて楽器ケース2に付け替えることができる構成となっている。また本例では、各弦Sがベース部材10の一端部(図5では左端部)で折り返されることにより、各弦Sが連続してベース部材10の上下面に張られる構成となっている。
また図2に示すように、楽器ケース2の左端面と右端面とには、演奏者が肩にかけるストラップを取り付けるためのストラップピン32が、それぞれ端面から突出させて設けられている。
ここで、弦引張調整部材33は、図6(a)に示すように、全体として直方体状の部材であり、前述の調整装置支持部23の開口部23a内に配置され、弦Sの両端が固定される部材である。
ここで、弦Sの両端を弦引張調整部材33に上述したように固定した状態では、弦Sの一端側の固定位置であるポールエンドSEの位置と、弦Sの他端側の固定位置である弦固定凹部40の底面の位置とは、前述したように、ベース部材10の前述した中立面の延長上、いいかえると、図5に示す側断面図においてベース部材10の前述した中心線Mの延長上に配置されている。すなわち、弦Sの両端部は、ベース部材10の一端部から他端部に向かう方向に沿うベース部材10の中心線Mの延長上において、ベース部材10の他端部から離れる方向(図5では、右方)に向けて引っ張られている。
弦モジュール1は、ベース部材10に各弦引張調整装置11を組み付けた後、各弦引張調整装置11を利用して前述したように各弦Sを張り渡すことによって組み立てられる。そして、弦モジュール1の上下面いずれかを上側に向けて露出させた状態で弦モジュール1を楽器ケース2内にはめ込み、その後、楽器ケース2の下面側から取付ネジ30をボス29内に挿入し、ボス29上端部の前記貫通孔に挿通させて、ベース部材10の前記ネジ孔25にねじ込むことによって、ベース部材10を楽器ケース2に固定して、弦モジュール1を楽器ケース2に固定して取り付けることができる。次いで最後に、電磁ピックアップ3を、各弦Sの下側における、ベース部材10や楽器ケース2の上面所定位置に配置し、前述した取付ネジ4によって楽器ケース2に固定すれば、本ギターの組立が終了する。
弦モジュール1は、両端部にそれぞれ弦支持部(ナット12,13、ブリッジ14,15)が上下に同じ高さで突出して設けられたベース部材10と、このベース部材10の前記弦支持部の上端部間および前記弦支持部の下端部間にそれぞれ同じ張力で張り渡された弦Sとを備えている。このため、少なくとも前記弦支持部間に張られた弦Sにより前記弦支持部に加わる張力によってベース部材10に発生する曲げモーメントは、上下で打ち消し合ってゼロになる。
本例の弦楽器は、ボディ付きの電気ギターであり、図7や図8に示すように、第1実施形態と同じ弦モジュール1及び電磁ピックアップ3と、楽器ケース40とを備え、楽器ケース40に特徴を有する。楽器ケース40は、ベース部材10の上側に位置する弦Sを上面側に露出させた状態で弦モジュール1が着脱可能に取り付けられる第1ケース41と、この第1ケース41に取り付けられる第2ケース42,43とを備えている。
すなわち、第2ケース42,43を異なるものに付け替えることによって、ボディ表面の色や柄或いは材質を異なるものに替えることが容易に可能となる。
2,40 楽器ケース
10 ベース部材
11 弦引張調整装置
12,13 ナット(弦支持部材)
14,15 ブリッジ(弦支持部材)
33 弦引張調整部材
41 第1ケース
42,43 第2ケース
S,S1〜S6 弦
M 中心線
Claims (8)
- 両端部にそれぞれ弦支持部が上下に突出して設けられたベース部材と、
このベース部材の前記弦支持部の上端部間および前記弦支持部の下端部間にそれぞれ張り渡された弦と
を備えていることを特徴とする弦モジュール。 - 少なくとも一端部に弦支持部が上下に突出して設けられたベース部材と、
このベース部材の前記一端部に位置する弦支持部の上端部を経て前記ベース部材の他端部へ、また、前記ベース部材の前記一端部に位置する弦支持部の下端部を経て前記他端部へと、前記ベース部材の上下に張り渡された弦とを備え、
前記他端部側に位置する前記弦の端部は、前記ベース部材の前記一端部から前記他端部に向かう方向に沿う前記ベース部材の中心線の延長上において、前記ベース部材の前記他端部から離れる方向に向けて引っ張られていることを特徴とする弦モジュール。 - 両端部にそれぞれ弦支持部が上下に突出して設けられたベース部材と、
このベース部材の一端部に位置する弦支持部の上端部を経て前記ベース部材の他端部へ、また、前記ベース部材の前記一端部に位置する弦支持部の下端部を経て前記他端部へと、前記ベース部材の上下に張り渡された弦とを備え、
前記他端部側に位置する前記弦の端部は、前記ベース部材の前記一端部から前記他端部に向かう方向に沿う前記ベース部材の中心線の延長上において、前記ベース部材の前記他端部から離れる方向に向けて引っ張られていることを特徴とする弦モジュール。 - 前記弦は、前記ベース部材の前記一端部で折り返されることにより、前記ベース部材の前記他端部から前記一端部へ、さらに前記ベース部材の前記一端部から前記他端部へと、連続して前記ベース部材の上下に張り渡されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の弦モジュール。
- 前記弦の両端部の一方が、前記ベース部材の前記中心線の前記延長上における前記ベース部材の前記他端部側において固定され、前記弦の両端部の他方が、前記ベース部材の前記中心線の前記延長上において、前記ベース部材の前記他端部から離れる方向に引っ張られていることを特徴とする請求項4に記載の弦モジュール。
- 前記他端部側に位置する前記弦の端部が固定された弦引張調整部材を備え、
この弦引張調整部材は、前記ベース部材の前記中心線の延長上における前記ベース部材の前記他端部側に配置され、前記中心線に沿って前記ベース部材の前記他端部に対して接離する方向に移動可能とされていることを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれかに記載の弦モジュール。 - 請求項1〜請求項6のいずれかに記載された弦モジュールと、
この弦モジュールが取り付けられる楽器ケースと
を備えていることを特徴とする弦楽器。 - 前記楽器ケースは、前記ベース部材の上側に位置する前記弦を露出させた状態で前記弦モジュールが取り付けられる第1ケースと、この第1ケースに取り付けられる第2ケースとを備えていることを特徴とする請求項7に記載の弦楽器。
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JP2010168471A JP2012027399A (ja) | 2010-07-27 | 2010-07-27 | 弦モジュール及び弦楽器 |
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