JPH0278995U

JPH0278995U -

Info

Publication number: JPH0278995U
Application number: JP15846188U
Authority: JP
Priority date: 1988-12-07
Filing date: 1988-12-07
Publication date: 1990-06-18

Description

【図面の簡単な説明】

図面はそれぞれこの考案の実施例を示し、第１
図は第１実施例による弦楽器用トレモロ装置を備
えた弦楽器全体の平面図、第２図は同弦楽器にお
けるネツク部要部とボデイ部要部の拡大断面図、
第３図は同トレモロ装置の一部を示した拡大斜視
図、第４図は第２実施例によるトレモロ装置の断
面図である。２，２′……ボデイ部（弦楽器本体）、４，４
′……ネツク補強部材、９，９′……弦、９ａ…
…上側部分、９ｂ……下側部分（バランス手段）
、１３，１３′……回動支軸（係合支点）、１６
，１６′……トレモロ装置、２１，２１′……分
割トレモロ基板、２２……基板連結部材、２３，
２３′……トレモロ基板、２４，２４′……ブリ
ツジ部材、２５……トレモロアーム、２９……連
結用孔、３４……固定ボルト、３５……滑り止め
模様、８２……バランスばね。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】 (1) 弦楽器本体に対し、該弦楽器本体との係合
支点を中心に上下方向に揺動可能に取り付けられ
たトレモロ基板と、該トレモロ基板上に取り付けられ前記弦楽器本
体に張設された複数の弦の一端を支持し固定する
ブリツジ部材と、前記トレモロ基板を前記弦楽器本体の所定位置
において前記各弦の張力に抗してバランスさせる
弾性体よりなるバランス手段と、前記トレモロ基板に取り付けられ該トレモロ基
板を前記弦楽器本体に対し揺動させる一本のトレ
モロアームと、を備え、前記一本のトレモロアームを回動操作して前記
トレモロ基板を前記弦楽器本体に対し揺動させる
ことにより、前記弦楽器本体上に張設された各弦
の張設状態を全弦同時に変化させ、その変化量に
応じたトレモロ効果を得るようにした弦楽器用ト
レモロ装置において、前記トレモロ基板を、前記弦楽器本体上に張設
された各弦毎に独立するように分割された複数の
分割トレモロ基板と、これらの各独立した分割ト
レモロ基板同士を一体的に連結するための基板連
結部材とにより構成し、前記各分割トレモロ基板毎に前記各弦の張力に
抗して前記各分割トレモロ基板をバランスさせる
前記バランス手段を取り付け、前記各分割トレモロ基板上に、前記弦楽器本体
上に張設された各弦の一端をそれぞれ独立して支
持し固定する前記ブリツジ部材を取り付け、前記各分割トレモロ基板が互いに独立状態にあ
るとき、前記各分割トレモロ基板を前記各分割ト
レモロ基板毎に設けられた前記各バランス手段に
より前記各弦の張力に抗してバランスさせた状態
のもとで、一端が前記各ブリツジ部材により支持
固定される前記各弦を順次適正にチユーニングし
、全ての弦のチユーニング後、互いに独立状態に
ある前記各分割トレモロ基板同士を前記基板連結
部材により一体的に連結するようにした、ことを特徴とする弦楽器用トレモロ装置。 (2) 前記各分割トレモロ基板は、前記弦楽器本
体内に埋設一体化されているネツク補強部材の後
端部に設けられた回動支軸を支点として揺動可能
となるように前記弦楽器本体に取り付けられたこ
とを特徴とする請求項第(1)項に記載の弦楽器用
トレモロ装置。 (3) 前記各弦は、前記弦楽器本体上に配置され
る上側部分とこの上側部分の張力に対向するべく
前記弦楽器本体内に配置される下側部分とを一体
的に有している無端状の弦であることを特徴とす
る請求項第(1)項に記載の弦楽器用トレモロ装置
。 (4) 前記各分割トレモロ基板、およびそれらの
各分割トレモロ基板上に取り付けられた前記各ブ
リツジ部材は、前記無端状の各弦を張設すること
のできる構造とされたことを特徴とする請求項第
(3)項に記載の弦楽器用トレモロ装置。 (5) 前記無端状の各弦の下側部分は前記バラン
ス手段とされたことを特徴とする請求項第(3)項
に記載の弦楽器用トレモロ装置。 (6) 前記各分割トレモロ基板上に取り付けられ
た前記各ブリツジ部材は、前記各弦の弦高、弦長
および弦張力の少なくとも一つを調整する機能を
有していることを特徴とする請求項第(1)項に記
載の弦楽器用トレモロ装置。 (7) 前記基板連結部材は、前記各分割トレモロ
基板に形成された連結用孔に挿入され且つ前記各
トレモロ基板に螺着された複数のボルトで前記各
分割トレモロ基板に圧接固定されて前記各分割ト
レモロ基板同士を一体的に連結することを特徴と
する請求項第(1)項に記載の弦楽器用トレモロ装
置。 (8) 前記基板連結部材はその長手方向に直交す
る方向の断面が略円弧状をなしており、同じく略
円弧状をなしている前記各分割トレモロ基板の連
結用孔に挿入されることを特徴とする請求項第(7
)項に記載の弦楽器用トレモロ装置。 (9) 前記基板連結部材の接触面または前記連結
用孔の接触面の少なくとも一方には滑り止め用模
様が形成されたことを特徴とする請求項(8)項に
記載の弦楽器用トレモロ装置。 (10) 前記トレモロアームは、前記いずれかの分
割トレモロ基板または前記基板連結部材に取り付
けられたことを特徴とする請求項第(1)項に記載
の弦楽器用トレモロ装置。 (11) 前記バランス手段はコイルスプリングから
なるバランスばねであることを特徴とする請求項
第(1)項に記載の弦楽器用トレモロ装置。