JP2012027374A - フォトスペーサ用フォトマスク、フォトスペーサ及びカラーフィルタ基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】フォトスペーサとして微小な長方形状のレジストパターンを形成することができるフォトマスク開口部の形状を提供すること。
【解決手段】遮光膜9が形成されたマスクブランクスに対し、45度回転させた正方形の開口部8を角部が連接するか若しくは一部が重なるように連接したパターンを開口部として形成したことを特徴とするフォトスペーサ用フォトマスクであって、前記正方形の開口部を連接した開口部の全体が、(8〜14)μm×(16〜26)μmの範囲にあることを特徴とするフォトマスクである。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示装置に用いるカラーフィルタ基板に係わり、特には、カラーフィルタ上に微小な縦長のフォトスペーサを形成するために使用するフォトマスクのパターン形状に関する。
液晶ディスプレイに用いられるカラーフィルタ基板は、基板上に顔料、染料などで着色したポジ型またはネガ型の感光性樹脂を塗布し、フォトリソグラフィー技術によって所望の着色パターンを形成する方法、あるいは着色顔料をインクジェット装置により基板上に直接堆積するなどの方法により製造されている。また、着色層の上には、図2に示すように着色層ごとの厚さの違いを補償して表面平坦性を向上させるために、オーバーコート層6が形成されることもある。
液晶は、カラーフィルタ基板とTFT素子が形成された基板を、所定の距離だけ隔てて対向させることで形成される空間に保持される。したがって、間隙部が液晶層の厚みそのものであり、液晶表示装置に必要な高速応答性、高コントラスト比、高視野角等の良好な表示性能を可能とするためには、液晶層の厚み、すなわち、カラーフィルタ基板とTFT基板の離間距離は厳密に一定に保持する必要がある。
ところで、かっては液晶層の厚みを規定する方法は、ガラスやアルミナ、プラスチック等からなるスペーサと称される粒子あるいは棒状体を多数液晶中に混合し、液晶を基板間隙に保持する方法であった。スペーサの大きさをもって両基板の離間距離が、つまり、液晶層の厚みが規定されてきた。しかしながら、液晶中に数ミクロンオーダのスペーサを均一に分散するのは容易ではないし、表示特性的にも好ましいものではない。
そこで最近では、液晶表示装置が大面積化するのに対応して、スペーサを、カラーフィルタを形成するのと同じように、レジストを使用してフォトリソ法で形成するようになってきた(フォトスペーサ、例えば、特許文献1参照)。カラーフィルタとほぼ同一の工程が利用可能で、所望の位置、例えばブラックストライプ上に、所定の形状、大きさ、高さで形成できるので、微粒子を散布する方法より利点が多いからである。
ところが、フォトスペーサの設置位置の制約とフォトスペーサに対する弾性特性上の要求から、フォトスペーサの形状を円盤状や正方形状に比べて対称性の低い長方形状、例えば25μm×15μm程度以下に設定せざるを得ない場合がある。このような場合、フォトマスクの開口部の形状を、所望のレジストパターンと直対応するような長方形としたフォトマスクを用いてネガ型レジストを露光して、定法のフォトリソ処理を行うと、菱形のレジストパターンが形成されてしまい、長方形に近い所望のレジストパターンを得ることができないという問題がある(図1(b)のBを参照のこと)。その菱形パターンは、長方形の各辺が突出する(膨張した)傾向が見られ、フォトマスクの長方形開口部を45度回転させても所望の長方形は得られないという問題があった。
特開2005−114853号公報 特開平8−298351号公報
そこで本発明は、カラーフィルタ基板上に、フォトスペーサとして微小な長方形状のレジストパターンを形成するためのフォトマスク開口部の形状を特定することを目的とした。
上記の課題を達成するための請求項1に記載の発明は、遮光膜が形成されたマスクブランクスに対し、45度回転させた正方形の開口部を角部が連接するか若しくは一部が重なるように連接したパターンを開口部として形成したことを特徴とするフォトスペーサ用フォトマスクとしたものである。
また、請求項2に記載の発明は、遮光膜が形成されたマスクブランクスに対し、長方形の長辺部分を凹凸状に窪ませ、且つ短辺部分を凸状にした開口部を形成したことを特徴とするフォトスペーサ用フォトマスクとしたものである。
また、請求項3に記載の発明は、前記正方形の開口部を連接した開口部の全体が、(8〜14)μm×(16〜26)μmの範囲にあることを特徴とする請求項1に記載のフォトスペーサ用フォトマスクとしたものである。
また、請求項4に記載の発明は、ネガ型感光性レジストを請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフォトスペーサ用フォトマスクを介して、プロキシミティ露光を行い、現像して形成したことを特徴とするフォトスペーサとしたものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のフォトスペーサをカラーフィルタ上に備えることを特徴とするカラーフィルタ基板としたものである。
本発明によれば、若干エッジが丸みを帯びるが、縦長長方形状のレジストパターンを形成することができる。したがって、レジストスペーサを敷設する部位として細長い部位しかない場合でも、スペーサ形状を長方形形状に長くすることによって所望の弾性的特性を有するフォトスペーサを得ることができる。
(a)の(A)〜(E)はフォトマスクに形成したフォトスペーサ形成用の開口部のパターンである。(b)の(A)〜(E)は開口部に対応する露光現像後に得られたレジストパターンである。 (a)〜(f)フォトスペーサ付きカラーフィルタ基板の製造工程を説明する工程図である。 45度回転した3個の正方形を3連結した時の形状、及びその規定値と現像後のレジストパターンの良否を示す表である。○:良好、△:並、×:不良。 45度回転した3個の正方形を3連接触した時の形状、及びその規定値と現像後のレジストパターンの良否を示す表である。○:良好、△:並、×:不良。
ネガ型感光性レジストを、フォトマスクに形成したサイズが(10〜13)μm×(10〜6)μm程度の正方形や長方形形状の開口部を通じて、波長が365nmのi線でプロキシミティ露光すると、現像後に得られるレジスト形状は、開口部の形状に比例するようには直対応しない。45度回転させた正方形開口部と長方形開口部の場合のレジスト形状を図1(b)の(A)、(B)に示した。
45度回転させた正方形の開口部では、現像後のレジスト形状は、図1(b)の(A)に示すように、角が若干丸みを帯びた正方形であって、長方形の場合には、図1(b)の(B)に示すように、心持ち扁平な菱形である。後者については、長方形の長さを長くしても、扁平な菱形に近づくだけでそれなりの角がある所望の長方形状にはならない。概ね、マスクパターンの角部を断裁して、辺部を突出させたような仕上がりのレジストパターンとなる。辺を挟む角部からの回折光が辺上で強めあうようになって、辺上のネガ型レジストが角に対応する部位より相対的に硬化が進むものと推定される。
本発明は、この知見に基づいて、長方形形状のレジストパターンが得られるようにマスクパターンに補正を加えたものである。
すなわち、45度回転させた正方形の開口部を介して感光性レジストを露光すれば、硬化後のレジストパターンが正方形に近くなるということである。そこで、45度回転させた正方形の開口部を直線的に複数連接した開口部を有するフォトマスクを製造し、露光・現像後のレジスト形状を調べたところ、図1(b)の(C)〜(E)に示すようなレジストパターンが得られた。連接の仕方としては、正方形が頂点でつながるようにした接触型でも構わないし、一部で重なるようにしても構わない。尚、図1は、(a)のフォトマスクの開口部形状A,B、・・・に対応するレジストパターンが(b)のA,B、・・・ということである。
また、図示はしないが正方形ではなく長方形の長辺部分を凹凸状に窪ませ、且つ短辺部分を凸状にした開口部を形成したフォトマスクとすることもできる。
これらの形状で重要なことは、角部又は凹凸の周期dであった(図1参照のこと)。距離dを露光解像限界以下、概ね8.5μm以下、好ましくは6μm以下に設定する必要があるということである。dがこの距離よりも長いとマスクパターンの凹部に対応する硬化性樹脂部分が突出して硬化され菱形化する傾向であった。
また、dがレジスト形状に影響があるのは、目的とする長方形形状が(15〜27)μm×(6〜15)μmと微細な場合で、この値よりも大きなサイズでは得られるレジスト形状が、マスクのパターン形状と乖離するということがそもそもない。
以下、本発明を、図1及び図2を参照しつつ、基板上に、カラーフィルタとフォトスペーサを形成してゆく工程に沿って具体的に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲においてこれに限定されるものではない。
<ガラス基板の準備>
本実施例で使用する透明基板1としては、ソーダ石灰ガラス、低アルカリ硼珪酸ガラス、無アルカリアルミノ硼珪酸ガラスなどのガラス板や、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂基板が用いられる。透明性、強度、耐熱性、耐候性において優れた200cm×150cmサイズで厚み0.7mmのガラス基板を用いた。
<スペーサ用フォトマスク>
本実施例では、フォトスペーサ2を線幅が15μmのブラックマトリックス(BM)上に形成した。フォトスペーサ(以下、PSとも記す。)の線幅に制限があることから、PSの現像後のサイズは34μm×15μmの範囲内になるように種々設定した。
フォトマスク用ブランクスとして、上記のガラス基板より一回り大きなガラス基板に金属クロムを膜付けしたものを使用した。
金属クロム膜に、定法により設けた開口部のパターン形状は、図1(a)の(A)〜(E)に示したもの及び(E)に同型である図3(3連結)、図4(3連接触)に記載したものである。図1に記載の基本となる正方形開口部8の一辺の長さは4〜5μmにした。dは5〜6μm程度以下である。(C)のパターンについては、角部の距離dを長くするために一辺が6μmのものを形成した。dは約8μmである。図3、図4については添付の表に記載した。
以下、フォトスペーサを備えるカラーフィルタ基板の製造工程を工程順に説明する。
<ブラックマトリックス用感光性組成物の調製>
下記の比率で混合攪拌し、カーボンブラック分散体を調製した
・カーボンブラック分散液:TPBK−2016(御国色素社製) 28.5重量部
・樹脂:V259−ME(新日鐵化学社製) 10.3重量部
・モノマー:DPHA(日本化薬社製) 2.58重量部
・開始剤:OXE−02(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)0.86重量部
・溶剤:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 92.0重量部
エチル−3−エトキシプロピオネート 4.3重量部
・レベリング剤:BYK−330(ビックケミー社製) 1.3重量部
<ブラックマトリックスの形成>
ガラス基板1に、上記ブラックマトリックス形成用感光性組成物をスピンコートにより塗膜を形成し、100℃で3分間乾燥の後、膜厚1.6μmの黒色感光層を作製した。得られた黒色感光層に所定パターンのフォトマスクを通して高圧水銀灯の光を200mJ/cm2 照射し、2.5%炭酸ナトリウム水溶液にて30秒間現像、現像後水洗、乾燥させた後、パターンを定着させるため230℃60分焼成することで、ガラス基板1の所定位置に線幅15μmのブラックマトリックス2を形成した(図2(a))。
<赤色感光性組成物の調整>
下記組成の混合物を均一に攪拌混合した後、直径1mmのガラスビースを用いて、サンドミルで5時間分散した後、5μmのフィルタで濾過して赤色顔料の分散体を作製した。
・赤色顔料:C.I.Pigment Red 254 18重量部
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製「イルガーフォーレッド B-CF」)
・赤色顔料:C.I.Pigment Red 177 2重量部
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製「クロモフタールレッド A2B」)
・分散剤(味の素ファインテクノ社製「アジスパーPB821」) 2重量部
・アクリルワニス(固形分20%) 50重量部
その後、下記組成の混合物を均一になるように攪拌混合した後、5μmのフィルタで濾過して赤色感光性組成物を得た。
・上記分散体 72重量部
・樹脂:熱可塑性アクリル系樹脂 28重量部
・モノマー:DPHA(日本化薬社製) 12重量部
・開始剤:Irgacure907 3重量部
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)
・増感剤:EAB−F(保土ヶ谷化学社製) 1重量部
・溶剤:シクロヘキサノン 253重量部
<赤色層形成>
ブラックマトリックス2が形成されたガラス基板1に、上記赤色感光性組成物をスピンコートにより塗膜を形成し、90℃で5分間乾燥の後、膜厚3.2μmの赤色感光層を作製した。 得られた赤色感光層に赤層形成用のストライプ状フォトマスクを通して高圧水銀灯の光を300mJ/cm2 照射し、アルカリ現像液にて60秒間現像、現像後水洗、乾燥させた後、パターンを定着させるため230℃30分焼成することで、ストライプ形状の赤色層3を形成した(図2(b))。
アルカリ現像液は、下記の組成のものを使用した。
・炭酸ナトリウム 1.5重量部
・炭酸水素ナトリウム 0.5重量部
・陰イオン系界面活性剤(花王・ペリレックスNBL) 8.0重量部
・水 90重量部
<緑色感光性組成物の調整>
下記組成の混合物を均一に攪拌混合した後、直径1mmのガラスビースを用いて、サンドミルで5時間分散した後、5μmのフィルタで濾過して緑色顔料の分散体を作製した。
・緑色顔料:C.I.Pigment Green 36
(東洋インキ製造(株)製「リオノールグリーン 6YK」) 16重量部
・黄色顔料:C.I.Pigment Yellow 150
(バイエル社製「ファンチョンファーストイエロー Y-5688」) 8重量部
・分散剤(ビックケミー社製「Disperbyk-163」) 2重量部
・アクリルワニス(固形分20%) 102重量部
その後、下記組成の混合物を均一になるように攪拌混合した後、5μmのフィルタで濾過して緑色感光性組成物1を得た。
・上記分散体 29重量部
・モノマー:DPHA(日本化薬社製) 14重量部
・開始剤:Irgacure907 4重量部
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)
・増感剤:EAB−F(保土ヶ谷化学社製) 2重量部
・溶剤:シクロヘキサノン 257重量部
<緑色層形成>
ブラックマトリックス2および赤色層3が形成されたガラス基板1に、上記緑色感光性組成物をスピンコートにより塗膜を形成し、90℃で5分間乾燥の後、膜厚3.2μmの緑色感光層を作製した(特に図示せず)。得られた緑色感光層に緑層形成用のストライプ状フォトマスクを通して高圧水銀灯の光を300mJ/cm2 照射し、アルカリ現像液にて60秒間現像、現像後水洗、乾燥させた後、パターンを定着させるため230℃30分焼成することで、ストライプ形状の緑色層4を形成した。アルカリ現像液は、上記赤色層と同じ組成のものを使用した(図2(c))。
<青色感光性組成物の調整>
下記組成の混合物を均一に攪拌混合した後、直径1mmのガラスビースを用いて、サンドミルで5時間分散した後、5μmのフィルタで濾過して青色顔料の分散体を作製した。
・青色顔料:C.I.Pigment Blue 15:6
(東洋インキ製造(株)製「リオノールブルーES」) 3.6重量部
・分散剤(ゼネカ社製「ソルスバーズ20000」) 0.6重量部
・アクリルワニス(固形分20%) 22.1重量部
その後、下記組成の混合物を均一になるように攪拌混合した後、5μmのフィルタで濾過して青色感光性組成物1を得た。
・上記分散体 28.3重量部
・樹脂:熱可塑性アクリル系樹脂 9.4重量部
・モノマー:DPHA(日本化薬社製) 4.7重量部
・開始剤:Irgacure907(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)
1.4重量部
・増感剤:EAB−F(保土ヶ谷化学社製) 0.2重量部
・溶剤:シクロヘキサノン 26重量部
2−アセトキシ−1−メトキシプロパン 11重量部
酢酸イソペンチル 20重量部
<青色層形成>
ブラックマトリックス2、赤色層3、および緑色層4が形成されたガラス基板1に、上記青色感光性組成物をスピンコートにより塗膜を形成し、90℃で5分間乾燥の後、膜厚3.2μmの青色感光層を作製した(特に図示せず)。 得られた青色感光層に青層形成用のストライプ状フォトマスクを通して高圧水銀灯の光を300mJ/cm2 照射し、アルカリ現像液にて60秒間現像、現像後水洗、乾燥させた後、パターンを定着させるため230℃30分焼成することで、ストライプ形状の青色層5を形成した(図2(d))。
アルカリ現像液は、上記赤色層と同じ組成のものを使用した。
以上の工程で、ガラス基板1上にブラックマトリックス2、赤色層3、緑色層4および青色層5からなる着色層とが形成された。
次に、ネガ型の感光性樹脂(JSR(株)製NN550)を上記着色層の上にスリットコータにて1.8μm塗布・乾燥し、オーバーコート層6とした(図2(e))。
<フォトスペーサ用ネガ型感光性組成物>
PS用樹脂組成物の一例を以下に示す。
サンプル瓶(2000ml)に回転子を入れ、マグネチックスターラーに設置した。シクロヘキサノン370g、ジエチレングリコールジメチルエーテル520gをサンプル瓶に入れた。攪拌しながら、エポキシ樹脂;ESF−300(新日鐡化学(株)製:ビスフェノールフルオレン型エポキシ樹脂でエポキシ当量231g/eq)60g、エポキシ樹脂;EHPE3150(ダイセル化学工業(株)製:脂環式固形エポキシ樹脂で、分子中のエポキシ基数9個、エポキシ当量170g/eq)20g、エポキシ樹脂;EOCN−1020(日本化薬(株)製オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、エポキシ当量200g/eq)140gを加え、完全に溶解させた。引き続き、硬化剤として無水トリメリット酸を20g加え、十分に攪拌溶解した後、硬化促進剤としてジメチルシクロヘキシルアミンを0.10g加えた。更に、シランカップリング剤(チッソ社製S−150)3.0g、界面活性剤(住友スリーエム社製;フロラードFC−430)0.12gを加えて十分に攪拌、溶解後、これをろ過してPS用樹脂組成物を得た。
オーバーコート層6を形成したカラーフィルタ基板に上記PS形成用樹脂組成物を塗布し、90℃で10分間乾燥した。その後、BM上にPSを形成するように予め準備したフォトマスクを介して高圧水銀灯から365nmの光を300mJ/cm2 照射し硬化させてから、アルカリ現像液にて60秒間現像した。その水洗・乾燥させた後、パターンを定着させるため230℃30分焼成することで、BM上の所定箇所に高さが5μmのフォトスペーサ7を形成した(図2(f))。
顕微鏡にて所定の箇所を観察して、異なる開口部形状に対応するPSがどうなっているかを調べたところ、概ね図1(b)に示した形状であった。(C)で一辺を6μmにしたものは図示してはいないが、図1に比べると上辺と下辺がくびれ、マスクの開口部形状に近い形状を示していた。距離dが長いと角部からの回折の効果が弱くなって、通常の露光
に近くなるものと推察された。
(C),(E)については角部が丸みを帯びているが、(B)に比べると扁平であって、本発明の有効性が確認された。
(E)に同型のフォトマスク開口部形状と得られたレジストパターンについては図3と図4に記載した。図3の3連結の開口部の場合には、長辺と短辺の比が2:1狙いであったが、辺が短い場合には正方形または円形の形状が得られ長方形形状が得られなかった。逆に長い場合には、パターン表面に凹凸が生じた。長方形形状で平らなレジストパターンが得られたのは、dが4〜6μmで、(8〜14)μm×(16〜24)μmの開口部形状の場合であった。
図4の3連接触の場合には、好ましい範囲は限られたもので、dが8〜9μmの範囲、開口部は(8〜9)μm×(25〜26)μm程度であった。
1、透明基板、
2、ブラックマトリックス
3、赤色着色層
4、緑色着色層
5、青着色画層
6、オーバーコート層
7、フォトスペーサ
8、フォトマスク開口部
9、遮光部

Claims (5)

  1. 遮光膜が形成されたマスクブランクスに対し、45度回転させた正方形の開口部を角部が連接するか若しくは一部が重なるように連接したパターンを開口部として形成したことを特徴とするフォトスペーサ用フォトマスク
  2. 遮光膜が形成されたマスクブランクスに対し、長方形の長辺部分を凹凸状に窪ませ、且つ短辺部分を凸状にした開口部を形成したことを特徴とするフォトスペーサ用フォトマスク。
  3. 前記正方形の開口部を連接した開口部の全体が、(8〜14)μm×(16〜26)μmの範囲にあることを特徴とする請求項1に記載のフォトスペーサ用フォトマスク。
  4. ネガ型感光性レジストを請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフォトスペーサ用フォトマスクを介して、プロキシミティ露光を行い、現像して形成したことを特徴とするフォトスペーサ。
  5. 請求項4に記載のフォトスペーサをカラーフィルタ上に備えることを特徴とするカラーフィルタ基板。
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