JP2012027245A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】稼動効率に影響を与えずに、ユーザの使用状況に応じた交換時期を通知することを可能とする技術を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、装置の使用履歴に基づいて消耗品のライフエンド時期を予測する(ステップ450)。さらに画像形成装置は、使用履歴及びライフエンド時期に基づいて、ライフエンド時期になるべく近く、かつ、ユーザの都合に適している日程が交換時期となるように設定する(ステップ700)。設定された交換時期を装置がユーザへ通知することで、ユーザは、業務になるべく影響を及ぼさずに装置の消耗品を交換できる日程を知ることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、ユーザの使用状況に応じた消耗品交換時期を設定することを可能とする画像形成装置に関する。
複合機に代表される一般的な画像形成装置は、定期的に消耗品の交換が必要である。従来の画像形成装置は、消耗品の日々の使用状況を検出し、残量が所定量に達した時点で消耗品の交換を警告したり、装置の使用を禁止したりしている。
だが画像形成装置の使用頻度はユーザによって異なる。例えば残量が1500枚程度の画像形成しか出来ない量になったときに、交換の警告をする場合を考える。画像形成装置の使用頻度が100枚/日以内と少ないユーザは、警告表示から使用不可に至るまで15日以上かかる。装置の使用頻度が1000枚/日を超えるユーザは、警告表示から使用不可に至るまで1日程度しかかからない。そのため消耗品の在庫状況によっては交換に時間がかかり、長時間画像形成装置が使えなくなる可能性がある。画像形成装置が利用される場所は多くの場合事業所であることが多いので、画像形成装置の長時間ダウンは業務に支障をきたす。
そこで特許文献1は、ユーザの使用状況に応じた交換時期を通知する技術を開示している。この技術は、まず画像形成装置の稼動予定を時間、日、月、年単位で入力および記録する。この稼動予定時間及び実際の使用時間に基づいて、1日あたりの平均使用頻度を算出する。平均使用頻度に基づいて、ユーザの使用状況に応じた消耗品の交換時期を算出し、ユーザに通知する。
特開2002−132102号公報
しかし、装置の稼動予定時間を時間、日、月、年単位で細かく入力する手段は一定の時間及び手間を要し、作業効率がよいとは言えない。また、稼動予定時間の入力を誤ると、消耗品の交換時期を適切に通知できない可能性がある。その場合、装置のスムーズな利用に支障をきたす恐れがある。
それゆえに、本発明の目的は、装置の稼動効率に影響を与えずに、ユーザの使用状況に応じた交換時期を通知することが可能な画像形成装置を提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、画像形成のために使用された用紙の枚数を測定するための測定手段と、測定手段の出力に基づいて画像形成装置の使用履歴を記録するための記録手段と、記録手段により記録された使用履歴に基づいて画像形成装置の使用頻度パターンを導出するための導出手段と、導出手段により導出された使用頻度パターンに基づいて消耗品の交換時期を決定するための決定手段と、決定手段により決定された交換時期をユーザへ通知するための通知手段と、を含む。
この画像形成装置によると、画像形成装置が使用されると、記録手段がその使用履歴を記録する。導出手段が、記録手段により記録された使用履歴に基づいて画像形成装置の使用頻度パターンを導出する。決定手段は、導出された使用頻度パターンに基づいて、消耗品の交換時期を決定し、その時期が通知手段によりユーザに通知される。ユーザは、装置の稼動予定時間を細かく入力せずとも消耗品の交換時期を知ることができる。入力作業の必要がないために、入力ミスによる交換時期の誤通知を防ぐことができる。
好ましくは、記録手段は、ユーザが画像形成装置を利用した時間を月、週、曜日、または時間単位で、使用履歴として記録するための手段を含む。
この記録手段は、ユーザの使用履歴を詳細に記録することができる。そのため、使用履歴に基づいて使用頻度パターンを導出する際に、使用頻度パターンを、月、週、曜日、または時間単位まで導出することができる。
好ましくは、決定手段は、使用頻度パターン及び消耗品のトータルライフに基づき消耗品のライフエンド時期を予測するためのライフエンド時期予測手段と、使用頻度パターン及びライフエンド時期予測手段により予測された消耗品のライフエンド時期に基づいて交換時期を決定するための手段と、を含む。
この決定手段は、交換時期の決定の際に、使用頻度パターン及び消耗品のライフエンド時期に基づいて交換時期を決定することで、交換時期までに消耗品をなるべく残量の少ない状態まで利用することができる。
より好ましくは、決定するための手段は、交換時期を、交換時期までに予測される消耗品使用量がライフエンド時期までの使用量予測を超えない範囲で使用頻度パターンに基づいて決定するための手段と、交換時期を、前記範囲内であり、ユーザの都合に適したなるべく遅い日程である日程となるよう決定するための手段とを含む。
この決定するための手段は、消耗品をなるべく残量の少ない状態まで利用し、さらに、ユーザの都合の良い日程に交換作業を行なうよう、交換時期を決定することができる。
好ましくは、決定手段は、使用頻度パターンに基づいて、ユーザの使用頻度が低いと推測される時期に消耗品を交換するよう交換時期を決定するための手段を含む。
この決定手段は、使用頻度パターンに基づいて交換時期を算出することで、交換時期を、装置の稼動効率に影響の少ない時期にすることができる。
本発明によると、ユーザは、画像形成装置の稼動予定をいちいち入力することなく、消耗品の交換時期を知ることができる。また、ユーザの使用頻度パターンに基づき、使用頻度の低い時間帯に交換作業を行なうことで、画像形成装置のダウンによる影響を従来よりも少なくすることができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。 図1に示す画像形成装置の上部の構成を拡大して示す図である。 図1に示す画像形成装置の画像形成部における用紙検知機能に係る要部の構成を簡略化して示す図である。 図1に示す画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置の画像形成部の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の1実施の形態に係る画像形成装置において、画像形成装置の使用履歴から消耗品の交換時期を予測するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の1実施の形態に係る画像形成装置において、画像形成装置の使用履歴に基づいて使用頻度パターンを算出するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の1実施の形態に係る画像形成装置において、画像形成装置の使用頻度パターンに基づいて消耗品のライフエンド時期を算出するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の1実施の形態に係る画像形成装置において、画像形成装置の使用履歴とライフエンド時期に基づいて交換時期を予測するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の1実施の形態に係る画像形成装置において、画像形成装置の1ヶ月間の稼働をシミュレーションした一例を表す表である。 図10に示されたデータをグラフ化したものである。 本発明の1実施の形態に係る画像形成装置において、画像形成装置の1年間の稼働をシミュレーションした一例を表す表である。 図12に示されたデータをグラフ化したものである。 本発明の1実施の形態に係る画像形成装置において、画像形成装置内に設置される消耗品の1つである感光体ドラムのライフエンド時期をシミュレーションしたデータの一例であり、4月15日から5月12日までのデータを示す表である。 本発明の1実施の形態に係る画像形成装置において、画像形成装置内に設置される消耗品の1つである感光体ドラムのライフエンド時期をシミュレーションしたデータの一例であり、5月13日から6月9日までのデータを示す表である。 図14及び図15に示されたデータの使用枚数予測の数値をグラフ化したものである。 図14及び図15に示されたデータの累積カウントの数値をグラフ化したものである。 本発明の1実施の形態に係る画像形成装置において、画像形成装置の時間単位での用紙使用枚数をシミュレーションした一例を表す表である。 図18に示されたデータをグラフ化したものである。
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの機能および名称も同一である。従って、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[全体構成]
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置20の全体構成を示す図、図2は同画像形成装置20の上部の構成を拡大して示す図である。
図1及び図2を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置20は、例えば、複写機、プリンタ装置及びファクシミリ装置等の複合機であって、スキャナ等に読み込まれた画像データ、又は図4に示すクライアントパーソナルコンピュータ(以下、「クライアントPC」という)320等の外部装置から伝送された画像データを電子写真方式によって出力する。すなわち、回転駆動される感光体ドラム22上に静電潜像を形成して、この静電潜像を帯電性のトナーと磁性キャリアの2成分を混合して帯電された現像剤によってトナー像として可視像化した後、用紙24に転写してモノクロ(単色)画像として出力する。そのために、この画像形成装置20は、感光体ドラム22を有する画像形成部26と、感光体ドラム22上に形成されたトナー像を用紙に直接的又は間接的に転写する転写機構28と、用紙上に転写されたトナー像の未定着トナーを溶融させて用紙に定着させる定着ユニット30とを含む。
さらに、本画像形成装置20は、用紙収容部32として機能すると共に用紙24を複数枚積載可能な多段給紙カセット34,36,38と、この多段給紙カセット34,36,38から供給される用紙24を画像形成部26に搬送する用紙搬送部40と、画像形成部26で印字された用紙24を定着ユニット30へ搬送する用紙搬送装置42とを含む。
画像形成装置20は、図1に示すように、主として、露光ユニット44、現像装置46、トナー供給装置48、感光体ドラム22、帯電器50、除電装置52、感光体ドラムクリーニングユニット54、定着ユニット30、用紙搬送装置42、多段給紙カセット34,36,38、排紙トレイ56及び転写機構28等を備える装置本体58と、原稿自動搬送装置60とを含む。
装置本体58の上面部には、原稿が載置される透明ガラスからなる原稿載置台62が設けられ、この原稿載置台62に対して原稿自動搬送装置60が開閉可能に装置本体58に取り付けられている。
原稿載置台62の下方には、原稿の画像情報を読取るスキャナ部64が配置されており、このスキャナ部64の下方には、露光ユニット44、現像装置46、感光体ドラム22、帯電器50、除電装置52、感光体ドラムクリーニングユニット54、定着ユニット30、用紙搬送装置42、排紙トレイ56及び転写機構28が配設されている。
露光ユニット44は、図4に示す画像処理ASIC312から出力された画像データに応じて、レーザ光を帯電器50によって均一に帯電された感光体ドラム22の表面に照射して露光し、それによって感光体ドラム22の表面に画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有する。この露光ユニット44は、スキャナ部64の直下で且つ感光体ドラム22上方に配置されている。露光ユニット44としては、レーザ照射部66,66及び反射ミラー70,70を備えたレーザスキャニングユニット(以下、「LSU」という)72,74が採用されている。本実施の形態では、高速印字処理を行なうために、複数のレーザ光を利用し、照射タイミングの高速化を低減する手法を用いた2ビーム手法を採用しているものとする。なお、本実施の形態では、露光ユニット44にLSU72,74を用いているが、これに代えて、例えば、EL(Electro Luminescence)又はLED(Light Emitting Diode)書込ヘッド等の発光素子をアレイ状に並べたものを用いる構成としてもよい。
感光体ドラム22は、露光ユニット44の下方に配設され、図示しない駆動手段と図4に示す制御装置300とにより所定方向(図中の矢印76方向)に回転するように制御される。
この感光体ドラム22の周囲には、図2に示すように、画像転写終了後の位置を基準として、感光体ドラム22の回転方向に沿って、用紙剥離爪78、感光体ドラムクリーニングユニット54、電界発生部としての帯電器50、現像装置46及び除電装置52がこの順で配置されている。
用紙剥離爪78は、ソレノイド80により感光体ドラム22の外周面に接離可能に配置されている。この用紙剥離爪78は、感光体ドラム22の外周面に当接した状態で、感光体ドラム22上の未定着トナー像を用紙24に転写する際にその感光体ドラム22の表面に張り付いた用紙24を剥離するものである。なお、用紙剥離爪78の駆動手段としては、ソレノイド80に代えて駆動用モータ等を採用してもよい。また、その他の駆動手段の選択も可能である。
現像装置46は、感光体ドラム22上に形成された静電潜像を黒トナーで顕像化するものである。現像装置46の下方には、用紙搬送方向上流側にレジストローラ82が配置されている。
トナー供給装置48は、現像装置46に隣接して配置されており、トナーが充填されたトナー容器84から排出されるトナーを一時的にホッパ86に貯留してから現像装置46に供給する。
帯電器50は、感光体ドラム22の上方においてその外周面に近接して配置されており、感光体ドラム22の表面を所定の電位に均一に帯電させる。本実施の形態では、チャージャー型の帯電器50を使用しているが、接触型のローラ方式及びブラシ方式等によるものに代用してもよい。
除電装置52は、感光体ドラム22の表面に形成されたトナー像を用紙24に転写し易くするために、この感光体ドラム22の表面電位を低下させる。本実施の形態では、除電装置52は、除電電極を用いて構成されているが、代替的に除電ランプ及びその他の方式により除電するようにしてもよい。
感光体ドラムクリーニングユニット54は、現像・画像転写後における感光体ドラム22上の表面に残留したトナーを除去・回収する。
上述したように、感光体ドラム22上で顕像化された静電像は、静電像が有する電荷の逆極性の電界が用紙24上に転写機構28から印加されることで用紙24上に転写される。例えば、静電像が(−)極性の電荷を有しているときは、転写機構28の印加極性は(+)極性となる。
転写機構28は、駆動ローラ88と、従動ローラ90と、駆動ローラ88、従動ローラ90及び他のローラに巻き掛けられた転写ベルト92とを含み、これらをユニット化した転写ベルト式ユニットとして構成されている。この転写ベルト92は、所定の抵抗値(本実施の形態では、1×10〜1×1013Ω・cmの範囲)を有し、感光体ドラム22の下方において転写ベルト92の表面が感光体ドラム22の外周の一部と接触するように配置されている。この転写機構28では、転写ベルト92により用紙24が感光体ドラム22に押圧されながら搬送される。
感光体ドラム22と転写ベルト92との接触部94には、駆動ローラ88及び従動ローラ90とは異なる導電性で転写電界を印加可能な弾性導電性ローラ96が配置されている。
弾性導電性ローラ96は、弾性ゴム及び発泡性樹脂等の軟質材料により構成されている。この弾性導電性ローラ96が弾性を有することで、感光体ドラム22と転写ベルト92とが線接触でなく、転写ニップと呼ばれる所定の幅を有する面接触となる。この結果、搬送される用紙24への転写効率の向上を図ることができる。
さらに、転写ベルト92の転写領域の用紙搬送方向下流側には、搬送される用紙24が転写領域で印加された電界を除電し、次工程への搬送をスムーズに行なうための除電ローラ98が転写ベルト92の背面側に配置されている。
また、転写機構28には、図2に良く示されているように、転写ベルト92の残留トナーによる汚れを取る転写ベルトクリーニングユニット100と、転写ベルト92の除電を行なう複数の除電機構102とが配置されている。この除電機構102に適用される除電手法としては、装置を介して接地する手法、又は積極的に転写電界の極性と逆極性を印加する手法がある。
転写機構28で用紙上に転写された静電像は、定着ユニット30に搬送されて加圧・加熱されることで未定着トナーが溶融されて用紙24上に定着される。
定着ユニット30は、いわゆる定着ニップ部と呼ばれる、加熱ローラ104と加圧ローラ106との圧接部108において、搬送される用紙24上の未定着トナーを加熱ローラ104により加熱して溶融し、加熱ローラ104と加圧ローラ106との圧接力による用紙24上への投鋲作用で、未定着トナーを用紙上に定着するようになっている。
加熱ローラ104の外周部には、用紙剥離爪110、サーミスタ112、及び加熱ローラ104の外周部をクリーニングする定着ローラクリーニングユニット114が配置され、内周部には、加熱ローラ104の表面を所定温度(定着設定温度:概ね160〜200℃)とする熱源116が設けられている。
加圧ローラ106は、当該ローラ106を加熱ローラ104に対し所定圧量で圧接させるための加圧部材118が配置され、さらに加圧ローラ106の外周には、加熱ローラ104の外周と同様に、用紙剥離爪120及びローラ表面クリーニング部材122が配置されている。
定着ユニット30の近傍には、用紙24を定着ユニット30の内外に向かって搬送するための搬送ローラ124が備えられている。この搬送ローラ124の用紙搬送方向下流側には、用紙24を排紙トレイ56に排紙するための排紙ローラ126が設けられている。
多段給紙カセット34,36,38は、図1に示すように、互いにサイズの異なる用紙24を複数枚蓄積しておくためのカセットであり、露光ユニット44、現像装置46、感光体ドラム22、帯電器50、除電装置52、感光体ドラムクリーニングユニット54及び定着ユニット30等で構成される画像形成部26の下側に配置されている。
用紙搬送部40は、多段給紙カセット34,36,38から用紙24を画像形成部26に至る用紙搬送路に給紙するための3つの給紙系と、これらの各給紙系から用紙搬送路を介して画像形成部26に用紙24を搬送するための3つの用紙搬送系とを備えている。
第1の給紙系は、最上段の第1の給紙カセット34内の用紙24を用紙搬送路に1枚ずつ給紙するために、ピックアップローラ128と、上下に対をなし捌きローラとして機能する給紙ローラ130及び分離ローラ132とを含み、これらローラ128,130,132の回転により第1の給紙カセット34内に積載収容された用紙24を最上層から1枚ずつピックアップして用紙搬送路上の第1の用紙搬送系に給紙する。ピックアップローラ128、給紙ローラ130及び分離ローラ132は、第1の給紙カセット34の用紙排出側端部に配置されている。これらローラ128,130,132の動作によって第1の給紙カセット34内から第1の用紙搬送系に給紙された用紙24は、当該第1の用紙搬送系の対をなす2組の搬送ローラ134,136の回転によって用紙搬送路の終端部に位置するレジストローラ82に向かって搬送される。
第2の給紙系は、中段の第2の給紙カセット36内の用紙24を用紙搬送路に1枚ずつ給紙するために、ピックアップローラ138と、上下に対をなし捌きローラとして機能する給紙ローラ140及び分離ローラ142とを含み、これらローラ138,140,142の回転により第2の給紙カセット36内に積載収容された用紙24を最上層から1枚ずつピックアップして用紙搬送路上の第2の用紙搬送系に給紙する。ピックアップローラ138、給紙ローラ140及び分離ローラ142は、第2の給紙カセット36の用紙排出側端部に配置されている。これらローラ138,140,142の動作によって第2の給紙カセット36内から第2の用紙搬送系に給紙された用紙24は、当該第2の用紙搬送系の5組の搬送ローラ144,146,148,134,136の回転によって用紙搬送路の終端部に位置するレジストローラ82に向かって搬送される。
第3の給紙系は、最下段の第3の給紙カセット38内の用紙24を用紙搬送路に1枚ずつ給紙するために、ピックアップローラ150と、上下に対をなし捌きローラとして機能する給紙ローラ152及び分離ローラ154とを含み、これらローラ150,152,154の回転により第3の給紙カセット38内に積載収容された用紙24を最上層から1枚ずつピックアップして用紙搬送路上の第3の用紙搬送系に給紙する。ピックアップローラ150、給紙ローラ152及び分離ローラ154は、第3の給紙カセット38の用紙排出側端部に配置されている。これらローラ150,152,154の動作によって第3の給紙カセット38内から第3の用紙搬送系に給紙された用紙24は、当該第3の用紙搬送系の6組の搬送ローラ156,158,146,148,134,136の回転によって用紙搬送路の終端部に位置するレジストローラ82に向かって搬送される。
用紙搬送経路は、第1、第2、第3のいずれの給紙系であっても、最終的にはレジストローラ82へと到達する。図3を参照して、用紙搬送経路上には、レジストローラ82と感光体ドラム22に挟まれる位置に用紙レジストセンサ200が配置されている。また、加熱ローラ104及び加圧ローラ106と、排紙ローラ126との間には、用紙定着センサ210、及び、用紙排紙センサ220が、用紙搬送方向上流側から下流側に向かってこの順で配置されている。これらセンサ200、210、220としては、光学式センサ及び超音波式センサ等の用紙24の通過を無接点で検出するセンサが採用されている。
再び、図1及び図2を参照して、レジストローラ82は、多段給紙カセット34,36,38各々から供給された用紙24の先端と感光体ドラム22上のトナー像とを整合して感光体ドラム22と転写ベルト92との間に搬送するように、図示しない駆動手段及び図4に示す制御装置300によりその動作が制御される。
また、装置本体58の一側面(図1において右側の側面)には、複数の用紙種類を大量に収納可能な自動給紙カセット160が接続されていると共に、この自動給紙カセット160の上方には、主に不定型サイズの印字等に対応する手差しトレイ162が設けられている。これら自動給紙カセット160及び手差しトレイ162からも、画像形成部26に対して用紙搬送路を介して用紙が供給される。
排紙トレイ56は、手差しトレイ162とは反対側に配置されている。なお、本画像形成装置20は、排紙トレイ56に代えて、排紙用紙のステープル処理及びパンチ処理等を行なう後処理装置、並びに複数段排紙トレイ等をオプションとして配置することも可能である。
用紙搬送装置42は、上述した感光体ドラム22と多段給紙カセット34,36,38との間に配置されている。この用紙搬送装置42には、用紙搬送路及び分岐爪等が備えられており、多段給紙カセット34,36,38から供給される用紙24を1枚ずつ転写機構28に搬送する機能、転写機構28で感光体ドラム22からトナー像が転写された用紙24を定着ユニット30に搬送する機能、及び定着ユニット30で未定着トナー像を用紙24に定着した後に指定された排紙処理モードに応じて当該用紙24を搬送する機能が付与されている。
[ハードウェア構成]
図4を参照して、本画像形成装置20は、当該画像形成装置20全体を統括して制御する制御装置300を含む。
制御装置300は、実質的にコンピュータであって、メインCPU302、フラッシュROM304、DRAM306、HDD308、画像メモリ310及び画像処理ASIC312を備えている。
メインCPU302には、共通BUSライン314が接続されており、このBUSライン314にフラッシュROM304、DRAM306、HDD308、画像メモリ310及び画像処理ASIC312が接続されている。
メインCPU302は、本実施の形態の用紙搬送処理を実現するためのコンピュータプログラムを実行することにより、図5に示す用紙搬送部40の機能を実現する。このメインCPU302が実行するプログラムは、フラッシュROM304又はHDD308に記憶されている。
フラッシュROM304又はHDD308に記憶されたプログラムは、実行時にはフラッシュROM304又はHDD308から読出されてDRAM306に格納される。プログラム内の各命令は、メインCPU302内のプログラムカウンタとして機能するレジスタにより示されるDRAM306内でのアドレスから読出され、メインCPU302により解釈・実行される。実行に必要なデータは、メインCPU302内の上記のレジスタ、DRAM306又はHDD308の、命令によって指定されるアドレスから読出される。実行の結果も、これと同様に、メインCPU302内の上記のレジスタ、DRAM306、HDD308の命令により指定されるアドレスに記憶される。
共通BUSライン314には、画像形成部26、転写機構28、定着ユニット30、用紙搬送部40、用紙搬送装置42、原稿自動搬送装置60、スキャナ部64及び自動給紙カセット160、本画像形成装置20の操作部316、及びLAN(Local Area Network)回線318とのインターフェースをとるNIC(Network Interface Card)322が接続されている。メインCPU302は、画像形成部26、転写機構28、定着ユニット30、用紙搬送部40、用紙搬送装置42、原稿自動搬送装置60、スキャナ部64及び自動給紙カセット160並びにNIC322を制御して、原稿読取、原稿出力、用紙の給紙及び排紙、並びにLAN回線318に接続されたクライアントPC320等の外部装置との通信等の所望の動作を実行させ、DRAM306、HDD308及び画像メモリ310にデータを格納したり、そこから読出したりする。
操作部316は、装置本体58の前面に設けられており、この操作部316には、スタートキー324及び表示パネル326等が備えられている。
本実施の形態に係る給紙プログラムは、LAN回線318及びNIC322を介して他の装置から実質的にコンピュータとして機能する制御装置300に送信され、FLASH ROM304又はHDD308に記憶される。
[画像形成部26の電気的構成]
図5を参照して、画像形成部26は、当該画像形成部26の制御中枢を司るサブCPU400を含む。
サブCPU400は、共通BUSライン314に接続されており、このBUSライン314を通じて各種のデータ等を図4に示すメインCPU302との間で相互に送受する。このサブCPU400には、用紙レジストセンサ200、用紙定着センサ210、用紙排紙センサ220に加えて、第1のタイマ230、第2のタイマ240が接続されている。
サブCPU400には、用紙レジストセンサ200、用紙定着センサ210、用紙排紙センサ220の各センシング出力、及びタイマ230、240の各計時出力(タイムカウント値)が与えられる。これらセンサ200、210、220及びタイマ230、240は、用紙1枚あたりへ画像を形成するのに要する時間を測定する。各給紙系からレジストローラ82へと用紙が搬送される。当該用紙の先端が用紙レジストセンサ200を通過すると、第1のタイマが作動する。そして画像形成を終えた用紙が加熱ローラ104及び加圧ローラ106の直後に設置された用紙定着センサ210を通過すると、第2のタイマ240が作動する。これら第1及び第2のタイマが記録した時間の差を求めると、用紙1枚に画像を形成するのに要する時間が測定される。この時間データは共通BUSライン314を通じて、メインCPU302へ伝送される。得られた時間データに基づいて、メインCPU302は、使用枚数の使用履歴をHDD308に記憶させる。
[ソフトウェア構成]
図6―9を参照して、画像形成装置20のメインCPU302で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、画像形成装置20のメインCPU302は、このようなプログラムと平行して、画像形成装置としての一般的機能を実現するプログラムを実行する。しかし、そのプログラムは本発明の本質的部分とは直接関係するものではないので、その詳細についてはここでは説明しない。
図6を参照して、メインCPU302は、HDD308から画像形成装置20の使用履歴を読み出す(ステップ450)。この使用履歴は1時間ごとの用紙使用枚数及び1日の使用量合計を示す。使用量のデータは日々検出されるので、データを記録したままにしておくと記憶容量が膨大になる。そのため1か月より前のデータは1か月平均として集約してもよい。読み出した使用履歴に基づいて、メインCPU302は画像形成装置20の使用頻度パターンを導出する(ステップ500)。さらに導出した使用頻度パターンに基づいて、メインCPU302は画像形成装置20に含まれる消耗品のライフエンド時期を予測する(ステップ600)。そしてメインCPU302は、読み出した使用履歴及び予測したライフエンド時期に基づいて、画像形成装置20の交換時期を決定する。ここで後述する方法により、使用頻度が少ない時期を交換時期と決定する(ステップ700)。これらステップ500、600、及び700の詳細については、後述する。
―使用頻度パターンの導出―
図7を参照して、メインCPU302は、読み出した使用履歴に基づいて、(1)各曜日、(2)各週、(3)各月、の使用頻度パターンを算出する。
(1)各曜日の使用平均の算出
メインCPU302は、各曜日の使用平均を算出する(ステップ502)。算出された使用平均に基づいて、1週間のうちどの曜日が事業所の営業日に該当し、どの曜日が事業所の非営業日に該当するかを判別する(ステップ504)。判別方法は、ユーザが任意に設定できる。方法の1つとして、対象とする曜日の使用枚数と当該曜日前日との使用枚数とを比較するという方法がある。この方法は、まず各曜日の1時間あたりの使用枚数の平均を多い順に並べる。そして並べた曜日間での差を算出し、その差が1番少ないもの、又は、所定数以下のものを、非営業日と判断する。また別の方法として、使用枚数そのもので判断するという方法がある。各曜日の使用枚数が所定数以下か、又は、全曜日の平均と比べて10%以下の場合は、非営業日と判別する。これらの方法以外でも、ユーザは任意の方法を設定できる。得られた結果に基づきステップ504での判別結果が得られれば、制御はステップ506に進み、メインCPU302は営業日及び非営業日を設定する。ステップ504での判別結果が得られなければ、制御はステップ508へ進む。
(2)各週の使用量の算出
メインCPU302は、各週の使用量合計を算出する(ステップ508)。メインCPU302は、算出した各週の使用量合計に基づいて、使用量合計に傾向性を含んだばらつきがあるか否かを判別する(ステップ510)。この判別方法は、ユーザが任意に設定できる。方法の1つとして、半数以上の月において、ある週の使用量合計が他の週の使用量合計と比べて10%以上多い場合は、その週の使用量合計が多い傾向があると判別できる。この方法以外でも、ユーザは任意の方法を設定できる。ステップ510の判別結果が傾向性を含んだばらつきがあるものであれば、制御はステップ512に進み、メインCPU302は各週の使用パターンを設定する。ステップ510の判別結果が傾向性を含んだばらつきがあるものでなければ、制御はステップ514へ進む。
(3)各月の使用量の算出
メインCPU302は、各月の使用枚数を算出する(ステップ514)。メインCPU302は、算出した各月の使用枚数に基づいて、各月の使用量にばらつきがあるか否かを判別する(ステップ516)。この判別方法は、ユーザが任意に設定できる。方法の1つとして、各月の使用枚数と、月単位の使用枚数の平均値とを、比較するという方法がある。この方法によると、例えば、当該平均値と当該使用枚数が所定の割合を超えていれば、傾向性があると判断できる。ステップ516での判別結果がばらつきのあるものであれば、制御はステップ518に進み、メインCPU302は各月の使用パターンを設定する。ステップ516での判別結果がばらつきのあるものでなければ、制御は終了する。
なお、使用頻度パターンの導出に関する時間の区分は、曜日・週・月単位に限らない。ユーザの使用状況に応じて、上期/下期による区分、四半期単位の区分、又は全く別の区分を用いても構わない。
―消耗品のライフエンド時期の予測―
当該日からN日経過した時点で消耗品のライフエンド時期が到達すると仮定すると、Nの値は、下記数式より求めることができる。
(トータルライフ−累積カウント)−(当該日からN日目までの使用量予測の総量)=0
トータルライフは、画像形成装置20において、用紙を何枚印刷すると、各消耗品の交換が必要な状態になるかを表す数値である。トータルライフは、制御により定まる定数である。累積カウントは、消耗品を交換した時期を起点に算出した、画像形成に使用された用紙の枚数を表す。使用量予測の総量は、使用頻度パターンに基づいて予測される用紙使用枚数の総量を表す。上記数式を満たすNの値が、当該日から数えたライフエンド時期である。以下図8を参照して、このNを算出するためのプログラムの制御構造を説明する。初めに、メインCPU302は、変数Nの値を1に設定する(ステップ602)。そのうえで、メインCPU302は、算出操作を実行する日からN日目までの使用量の総量を、使用頻度パターンに基づいて予測する(ステップ604)。さらにメインCPU302は、トータルライフから、累積カウント及びN日目までの使用量予測の総量を差し引いたものが、0以下になるか否かを判別する(ステップ606)。ステップ606における判別が0以下と算出されれば、制御はステップ608へと進み、Nの値から1差し引いた値をライフエンド時期と設定する。ステップ606における判別が0以下と算出されなければ、制御はステップ610に進み、メインCPU302はNに1を加算する。その後、制御はステップ604へ戻る。
―交換時期の設定―
図9を参照して、メインCPU302は、使用頻度パターンに基づいて、ユーザの使用頻度が少ない(1)日程、(2)時間、になるよう、交換時期を設定する。
(1)消耗品を交換する日程の設定
メインCPU302は、Mの値を0に設定し(ステップ702)、ライフエンド時期からMの値の日数分だけ過去に遡った日に該当する日の使用量予測が、所定数以下であるか否かを判別する(ステップ704)。この所定数は、例えば、当該日の用紙使用枚数が1ヶ月平均の70%以下とする、というように、ユーザが任意に設定することができる。ステップ704における判別が肯定ならば制御はステップ706に進み、否定ならば制御はステップ708に進む。ステップ708において、メインCPU302はMの値を1増加させ、制御はステップ704へ戻る。ステップ706において、メインCPU302は、ライフエンド時期からMの値を差し引いて表される日程が、消耗品を交換するうえでユーザ及び交換作業を行なうサービスマンにとって、都合のよい日程であるか否かを判別する。この判別が肯定であれば制御はステップ710へ進み、否定であれば制御はステップ708へ進む。ステップ710において、メインCPU302は、ライフエンド時期からMの値を差し引いて表される日程を、消耗品を交換する日程と決定する。その後、制御はステップ712に進む。
(2)消耗品を交換する時間の設定
メインCPU302は、消耗品を交換する時間(Kの値)を、多くの事業所で業務が開始する時間である9時に設定する(ステップ712)。そして交換時期におけるK時の時間帯での使用量予測は、所定数以下であるか否かを判定する(ステップ714)。この所定数は、例えば、時間単位での使用枚数平均の半分以下とする、というように、ユーザが任意に設定できる。ステップ714の判定が肯定ならば制御はステップ716に進み、否定ならば制御はステップ718へ進む。ステップ718において、メインCPU302はKの値に加算し、制御はステップ714に戻る。ステップ716において、メインCPU302は、交換時期におけるK時の時間が消耗品を交換するうえでユーザ及びサービスマンにとって都合のよい時間であるか否かを判定する。この判定が肯定ならばメインCPU302はステップ720においてK時を交換可能な時間帯と決定し、否定ならば制御はステップ718へ戻る。
メインCPU302は、予測した交換時期を、任意の方法でユーザに通知する。この方法は、画像形成装置20に表示機器を設け、警告画面を表示することで通知してもよいし、アラート音を発するような音声装置で通知してもよい。
[動作]
画像形成装置20は、以下のように動作する。なお以下の説明では、主として図6―9を参照し、主に、使用履歴の読み出しから消耗品の交換時期の決定に至るまでを説明する。
画像形成装置20は、画像形成装置の使用履歴を、時間、日、月単位で、HDD308に記録している。使用履歴に基づいて、メインCPU302は、1週間のうちどの曜日が営業日でありどの曜日が非営業日であるか、各週及び各月の使用パターンに傾向性を含んだばらつきがあるか、といった使用頻度パターンを判別する(ステップ504、510、516)。
メインCPU302は、消耗品の交換時期を予測する日程からN日目までの使用量の総量を、使用頻度パターンに基づいて予測する(ステップ604)。そしてN日目までの使用量の総量に基づき、各消耗品のライフエンド時期を設定する(ステップ608)。
メインCPU302は、用紙の使用量予測がいつの日時で所定数以下になるかで、消耗品の交換時期を判別する(ステップ704、714)。その際、メインCPU302は、当該日時での交換が可能か否かを考慮することで、ユーザの使用状況に応じた交換時期の提案を可能とする(ステップ706、716)。
得られた交換時期を、CPU302は任意の手段でユーザへ通知する。ユーザはこの交換時期に応じて消耗品の交換作業を行なうと、画像形成装置のダウンによる事業所への影響を従来よりも少なくすることができる。
[シミュレーション例]
図10−19を参照して、本発明に係るシミュレーション例を示す。
―各曜日の使用パターンの設定―
図10及び図11を参照して、各曜日の用紙使用枚数が図10に表されている。この使用枚数の値は曜日によって大きく異なる。図10のデータをグラフ化した図11を参照すると、画像形成装置20の使用頻度は水曜と日曜に極端に減っており、これらの曜日が非営業日であると判別できる(ステップ504、506)。
―各月の使用パターンの設定―
図12及び図13を参照して、各月の用紙使用枚数が図12に表されている。図12のデータをグラフ化した図13を参照すると、画像形成装置20の使用頻度は1月、5月、8月、12月に極端に減っている。これらの月は一般に長期休暇をとる事業所が多く、他の月に比べ画像形成装置の稼働時間が減少する。そのため各月の画像形成装置の使用量に、傾向性を含んだばらつきがあると判別することができる(ステップ516、518)。
―ライフエンド時期の予測―
図14及び図15を参照して、累積カウントは当該日までにどれだけ用紙が使用されたかの累積枚数を表す。使用枚数予測は事業所が営業日か非営業日かといった、ユーザの使用頻度パターンに応じて予測されている。画像形成装置20に設置される感光体ドラムは、用紙使用枚数が45000枚に達した時点で交換が必要となる。そのため累積カウント値が45000を超える直前の日である6月4日がライフエンド時期だと算出できる(ステップ606、608)。図16は使用枚数予測のデータをグラフに表したものであり、図17は累積カウントの値をデータ化したものである。
―交換時間の決定―
図18及び図19を参照して、図18のデータをグラフにしたものが図19である。図19を参照して、8−9時、19−20時、20−21時の時間帯は、他の時間帯に比べて用紙使用枚数が少ない。そのためこれらの時間帯は消耗品の交換のために画像形成装置20をダウンさせても業務へ及ぼす影響は少ないと考えられ、交換時間に設定することができる(ステップ716)。
上記実施の形態によると、ユーザは、画像形成装置の稼動予定を入力しなくとも、消耗品の交換時期を事前に知ることができる(ステップ450、500、600、700)。また、交換時期を日程及び時間ともユーザの都合の良い時期に設定することで、画像形成装置の稼動効率に影響を及ぼすことなく、消耗品を交換することができる(ステップ710、720)。
なお、本明細書で開示した実施の形態は単に例示であって、本発明が上述した実施の形態のみに限定されるわけではない。本発明の範囲は、本明細書の記載内容を参酌した上で、別紙の特許請求の範囲における請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。
20 画像形成装置
26 画像形成部
200 用紙レジストセンサ
210 用紙定着センサ
220 用紙排紙センサ
230 第1のタイマ
240 第2のタイマ
300 制御装置
302 メインCPU
304 FLASH ROM
306 DRAM
308 HDD
310 画像メモリ
400 サブCPU

Claims (5)

  1. 画像形成のために使用された用紙の枚数を測定するための測定手段を含む画像形成装置であって、さらに、
    前記測定手段の出力に基づいて前記画像形成装置の使用履歴を記録するための記録手段と、
    前記記録手段により記録された前記使用履歴に基づいて前記画像形成装置の使用頻度パターンを導出するための導出手段と、
    前記導出手段により導出された前記使用頻度パターンに基づいて消耗品の交換時期を決定するための決定手段と、
    前記決定手段により決定された前記交換時期をユーザへ通知するための通知手段と、を含む画像形成装置。
  2. 前記記録手段は、ユーザが前記画像形成装置を利用した時間を月、週、曜日、または時間単位で、前記使用履歴として記録するための手段を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記決定手段は、
    前記使用頻度パターン及び前記消耗品のトータルライフに基づき前記消耗品のライフエンド時期を予測するためのライフエンド時期予測手段と、
    前記使用頻度パターン及び前記ライフエンド時期予測手段により予測された前記消耗品のライフエンド時期に基づいて、前記交換時期を決定するための手段と、を含む請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記決定するための手段は、
    前記交換時期を、前記交換時期までに予測される消耗品使用量が前記ライフエンド時期までの使用量予測を超えない範囲で前記使用頻度パターンに基づいて決定するための手段と、
    前記交換時期を、前記範囲内であり、ユーザの都合に適したなるべく遅い日程である日程となるよう決定するための手段とを含む、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記決定手段は、前記使用頻度パターンに基づいて、ユーザの使用頻度が低いと推測される時期に消耗品を交換するよう前記交換時期を決定するための手段を含む、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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