JP2012026529A - 回転機構及びベアリング移動方法 - Google Patents

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Takahiko Masuko
貴彦 増子
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Abstract

【課題】ベアリングが回転軸に対し軸方向へ移動される際にベアリング及び回転軸の損傷を抑制する。
【解決手段】駆動装置10では、ベアリング16を駆動軸34から取り外す際に、プーリ抜き工具50の移動ネジ54の嵌合部54Aを駆動軸34の嵌合孔34Aに嵌合させると共に、プーリ抜き工具50の引掛棒58の先端58Aをベアリング抜き金具44の引掛板44Bの引掛孔46に引っ掛ける。さらに、移動ネジ54を移動体52に対し回転させることで、移動体52、回動板56及び引掛棒58が移動ネジ54に対し駆動軸34とは反対側へ平行移動されて、ベアリング抜き金具44及びベアリング16が、駆動軸34の軸方向へ平行移動され、駆動軸34から取り外される。このため、ベアリング16が駆動軸34に対し傾動されることを防止でき、ベアリング16及び駆動軸34が損傷することを防止できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ベアリングが回転軸を回転可能に支持する回転機構及びベアリングを回転軸に対し移動させるベアリング移動方法に関する。
下記特許文献1に記載された回転機構では、フランジ形軸受ユニットに複数のボルトが貫通された状態で螺合されると共に、複数のボルトが固定台に固定されて、フランジ形軸受ユニットが固定台に支持されており、フランジ形軸受ユニットは、回転軸を回転自在に支持している。
また、複数のボルトの固定台への固定を解除すると共に、フランジ形軸受ユニットに螺合された1対のボルトの先端を固定台に当接させた状態で、1対のボルトを回転させて、1対のボルトに対してフランジ形軸受ユニットを移動させることで、フランジ形軸受ユニットが回転軸に対し軸方向へ移動されて、フランジ形軸受ユニットが回転軸から取り外される。
しかしながら、この回転機構では、フランジ形軸受ユニットが回転軸に対し軸方向へ移動される際に、1対のボルトに対するフランジ形軸受ユニットの移動位置が互いに異なって、フランジ形軸受ユニットが回転軸に対し傾動し易い。これにより、フランジ形軸受ユニットや回転軸が損傷し易い。
特開平11−198060号公報
本発明は、上記事実を考慮し、ベアリングが回転軸に対し軸方向へ移動される際にベアリング及び回転軸の損傷を抑制できる回転機構及びベアリング移動方法を得ることが目的である。
請求項1に記載の回転機構は、支持体に支持されたベアリングと、前記ベアリングに回転可能に支持された回転軸と、前記支持体と前記ベアリングとの間に配置されると共に、配置中心が前記回転軸の中心軸線上に配置される引掛部が設けられ、前記支持体への前記ベアリングの支持が解除された状態で前記回転軸に対し軸方向へ移動されることで前記ベアリングが前記回転軸に対し軸方向へ移動される引掛部材と、を備えている。
請求項2に記載のベアリング移動方法は、支持体に支持されたベアリングと、前記ベアリングに回転可能に支持された回転軸と、前記支持体と前記ベアリングとの間に配置された引掛部材と、を備えた回転機構におけるベアリング移動方法であって、前記支持体への前記ベアリングの支持を解除すると共に工具を前記引掛部材に引っ掛けた状態で前記工具によって前記引掛部材に前記回転軸の中心軸線に対して釣り合う移動力を作用させて前記引掛部材を前記回転軸に対し軸方向へ移動させることで前記ベアリングを前記回転軸に対し軸方向へ移動させる。
請求項3に記載のベアリング移動方法は、請求項2に記載のベアリング移動方法において、前記工具は、前記回転軸に係合された状態で、前記引掛部材を前記回転軸に対し軸方向へ移動させる。
請求項1に記載の回転機構では、支持体にベアリングが支持されており、ベアリングに回転軸が回転可能に支持されている。
さらに、支持体とベアリングとの間に引掛部材が配置されており、支持体へのベアリングの支持が解除された状態で、引掛部材が回転軸に対し軸方向へ移動されることで、ベアリングが回転軸に対し軸方向へ移動される。
ここで、引掛部材に引掛部が設けられており、引掛部の配置中心が回転軸の中心軸線上に配置されている。
このため、支持体へのベアリングの支持を解除した状態で、例えば、工具を引掛部に引っ掛けて、工具によって引掛部材を回転軸に対し軸方向へ移動させることで、ベアリングが回転軸に対し傾動することを抑制できる。これにより、ベアリング及び回転軸の損傷を抑制できる。
請求項2に記載の回転機構では、支持体にベアリングが支持されており、ベアリングに回転軸が回転可能に支持されている。さらに、支持体とベアリングとの間に引掛部材が配置されている。
ここで、請求項2に記載のベアリング移動方法では、支持体へのベアリングの支持を解除すると共に、工具を引掛部材に引っ掛けた状態で、工具によって、引掛部材に回転軸の中心軸線に対して釣り合う移動力を作用させて、引掛部材を回転軸に対し軸方向へ移動させることで、ベアリングを回転軸に対し軸方向へ移動させる。
これにより、ベアリングが回転軸に対し傾動することを抑制でき、ベアリング及び回転軸の損傷を抑制できる。
請求項3に記載のベアリング移動方法では、工具が、回転軸に係合された状態で、引掛部材を回転軸に対し軸方向へ移動させる。このため、引掛部材を回転軸に対し軸方向へ容易に移動させることができて、ベアリングを回転軸に対し軸方向へ容易に移動させることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る駆動装置においてプーリを駆動軸から取り外す状況を示す上方から見た断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る駆動装置においてベアリングを駆動軸から取り外す状況を示す上方から見た断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る駆動装置の主要部を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る駆動装置の主要部を示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るプーリ抜き工具を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る駆動装置においてベアリングを駆動軸から取り外す状況を示す上方から見た断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る駆動装置の主要部を示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態及び第2の実施の形態に係るプーリ抜き工具の別例を示す斜視図である。
[第1の実施の形態]
図1には、本発明の第1の実施の形態に係る回転機構としての駆動装置10の主要部が上方から見た断面図にて示されている。さらに、図3には、駆動装置10の主要部が斜視図にて示されており、図4には、駆動装置10の主要部が分解斜視図にて示されている。
本実施の形態に係る駆動装置10は、例えば、所謂石抜装置にされており、石抜装置は、供給された穀粒群(例えば玄米群)に含有される小石を選別して分離するものである。
駆動装置10は、支持体としての平板状の第1支持板12と平板状の第2支持板14とを備えており、第1支持板12と第2支持板14とは互いに対向されると共に、第1支持板12は第2支持板14より駆動装置10の外側に配置されている。
第1支持板12の外側(第2支持板14とは反対側)及び第2支持板14の内側(第1支持板12とは反対側)には、それぞれ略円柱状のベアリング16、18が配置されている。各ベアリング16、18は、外周部分において、それぞれ第1支持板12及び第2支持板14に所定数組(本実施の形態では4組)のボルト20及びナット22の締結によって固定(支持)されており、ボルト20は、ベアリング16と第1支持板12を、ベアリング18と第2支持板14をそれぞれ貫通している。
ベアリング16、18は、内輪24と外輪28とボール32とからなる転がり転動体26と、転がり転動体26を保持するフランジ30(軸受台)と、からなる。
第1支持板12及び第2支持板14には、回転軸としての円軸状の駆動軸34が回転自在に貫通されており、駆動軸34は、1対のベアリング16、18の内輪24内に貫通された状態で圧入されている。これにより、駆動軸34は、1対のベアリング16、18の内輪24と一体に回転可能にされた状態で、1対のベアリング16、18に回転自在に支持されている。
駆動軸34のベアリング16側の一端面には、被係合部としての円錐状の嵌合孔34Aが形成されており、嵌合孔34Aは、駆動軸34と同軸上に配置されている。
駆動軸34には、第1支持板12と第2支持板14との間において、駆動部材としてのパーツ36が固定されており、パーツ36は、駆動軸34と一体に回転可能にされている。
駆動軸34には、ベアリング16の外側において、伝達部材としてのプーリ38が配置されている。プーリ38の中心側部分には、円筒状のボス38Aが設けられると共に、プーリ38の外周部には、円環状のリム38Bが設けられており、ボス38Aとリム38Bとは、所定数(本実施の形態では4つ)の棒状のスポーク38Cによって一体に連結されている。ボス38Aの中心孔部分には、駆動軸34が貫通された状態で圧入されており、プーリ38は、駆動軸34と同軸上に配置されている。ボス38Aには、止ネジ48が螺合かつ貫通されており、止ネジ48の先端が駆動軸34に係止されることで、プーリ38が駆動軸34と一体に回転可能にされている。
プーリ38の外周面(リム38Bの外周面)には、周方向に沿って、断面矩形状(断面三角形状や断面半円状でもよい)の伝達溝40が形成されており、伝達溝40は、プーリ38の全周に亘って形成されている。
プーリ38の伝達溝40には、伝達体としての環状のベルト42が巻き掛けられており、ベルト42は、駆動手段としてのモータの出力軸に同軸的かつ一体回転可能に固定されたプーリ(図示省略)に巻き掛けられている。このため、モータが駆動されて、モータの出力軸と一体にプーリが回転されることで、ベルト42が回動されて、プーリ38、駆動軸34及びパーツ36が一体に回転される。これにより、モータの駆動力がモータの出力軸、プーリ、ベルト42、プーリ38及び駆動軸34を介してパーツ36に伝達される。
第1支持板12とベアリング16との間には、引掛部材としての断面U字形板状のベアリング抜き金具44が配置されている。ベアリング抜き金具44には、矩形板状の本体板44Aが設けられており、本体板44Aは、第1支持板12とベアリング16との間に挟持されている。本体板44Aの中心部分には、駆動軸34が回転自在に貫通されると共に、本体板44Aの外周部分には、ボルト20が貫通されている。本体板44Aの外周端には、1対の引掛板44Bが一体に形成されており、1対の引掛板44Bは、それぞれ第1支持板12から垂直に起立されて駆動軸34の軸方向に平行に配置されると共に、互いに駆動軸34の径方向において対向されている。
各引掛板44Bの長手方向中央かつ幅方向中央には、引掛部としての矩形状の引掛孔46が貫通形成されており、1対の引掛孔46は、互いに駆動軸34の径方向において対向されて、駆動軸34の中心軸線に対して点対称な位置に配置にされることで、配置中心が駆動軸34の中心軸線上に配置されている。
また、図5に示す工具としてのプーリ抜き工具50によって、ベルト42が取り外された状態のプーリ38を駆動軸34から取り外し可能にされている。
プーリ抜き工具50には、略矩形柱状の移動体52が設けられている。移動体52の中心軸部分には、移動ネジ54が貫通された状態で螺合されており、移動ネジ54が移動体52に対し回転されることで、移動体52が移動ネジ54に対し移動ネジ54の軸方向に沿って移動可能にされている。移動ネジ54の先端には、係合部としての円錐状(円錐台状でもよい)の嵌合部54Aが形成されており、嵌合部54Aは、移動ネジ54と同軸上に配置されている。
移動体52には、2対の長尺板状の回動板56の基端が回動可能に支持されており、各対の回動板56は、互いに移動ネジ54の軸方向に垂直な方向において対向されている。各対の回動板56の先端間には、長尺棒状の引掛棒58の長手方向中間部が回動可能に支持されており、引掛棒58は、1対の回動板56に対し、ボルト60の着脱により着脱可能にされている。引掛棒58の先端58Aは、屈曲されており、1対の回動板56に対する引掛棒58の装着状況により、引掛棒58の先端58Aが、移動ネジ54側又は移動ネジ54とは反対側へ突出可能にされている。
また、移動体52(移動ネジ54の螺合孔を除く)、2対の回動板56及び1対の引掛棒58は、移動ネジ54の中心軸線に対して線対称な構成にされている。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成の駆動装置10では、プーリ38を駆動軸34から取り外す際に、先ず、プーリ38からベルト42を取り外すと共に、プーリ38のボス38Aに螺合された止ネジ48を取り外す。
その後、図1に示す如く、プーリ抜き工具50の移動ネジ54を駆動軸34と同軸上に配置すると共に、移動ネジ54の嵌合部54Aを駆動軸34の嵌合孔34Aに嵌合(係合)させて、移動ネジ54を駆動軸34に対し同軸上で回転可能にし、かつ、プーリ抜き工具50の1対の引掛棒58の先端58Aをプーリ38のリム38Bに引っ掛ける。この状態では、1対の引掛棒58の先端58Aのプーリ38(リム38B)への引掛位置が、駆動軸34の中心軸線に対して点対称な配置にされる。
なお、図1では、全ての引掛棒58の先端58Aを移動ネジ54側へ突出させてリム38Bに径方向外側から引っ掛ける。しかしながら、全ての引掛棒58の先端58Aを移動ネジ54とは反対側へ突出させてリム38Bに径方向内側から引っ掛けてもよい。
さらに、この状態を維持しつつ、移動ネジ54を移動体52に対し回転させることで、移動体52が移動ネジ54に対し駆動軸34とは反対側へ平行移動されて、移動体52と一体に2対の回動板56及び1対の引掛棒58が平行移動される。これにより、移動体52、2対の回動板56及び1対の引掛棒58と一体にプーリ38が駆動軸34に対し駆動軸34の軸方向へ平行移動されて、プーリ38が駆動軸34から取り外される。
このように、プーリ38を駆動軸34から取り外す際には、1対の引掛棒58の先端58Aのプーリ38(リム38B)への引掛位置が駆動軸34の中心軸線に対して点対称な配置にされるため、プーリ38に1対の引掛棒58から作用される移動力のベクトルが駆動軸34の中心軸線に対して線対称にされて、プーリ38にプーリ抜き工具50から駆動軸34の中心軸線に対して釣り合う移動力が作用される。このため、プーリ38が駆動軸34に対し傾動されることを防止でき、プーリ38及び駆動軸34が損傷することを防止できる。
次に、ベアリング16を駆動軸34から取り外す際には、先ず、図2に示す如く、所定数組のボルト20及びナット22の締結によるベアリング16及びベアリング抜き金具44の第1支持板12への固定を解除する。
その後、プーリ抜き工具50の移動ネジ54を駆動軸34と同軸上に配置すると共に、移動ネジ54の嵌合部54Aを駆動軸34の嵌合孔34Aに嵌合させて、移動ネジ54を駆動軸34に対し同軸上で回転可能にし、かつ、プーリ抜き工具50の1対の引掛棒58の先端58Aをそれぞれベアリング抜き金具44の1対の引掛板44Bの引掛孔46に引っ掛ける。この状態では、1対の引掛棒58の先端58Aのベアリング抜き金具44(1対の引掛孔46)への引掛位置が、駆動軸34の中心軸線に対して点対称な配置にされる。
なお、図2では、全ての引掛棒58の先端58Aを移動ネジ54側へ突出させて引掛孔46にベアリング抜き金具44の外側から引っ掛ける。しかしながら、全ての引掛棒58の先端58Aを移動ネジ54とは反対側へ突出させて引掛孔46にベアリング抜き金具44の内側から引っ掛けてもよい。
さらに、この状態を維持しつつ、移動ネジ54を移動体52に対し回転させることで、移動体52が移動ネジ54に対し駆動軸34とは反対側へ平行移動されて、移動体52と一体に2対の回動板56及び1対の引掛棒58が平行移動される。これにより、移動体52、2対の回動板56及び1対の引掛棒58と一体にベアリング抜き金具44及びベアリング16が駆動軸34に対し駆動軸34の軸方向へ平行移動されて、ベアリング16がベアリング抜き金具44と共に駆動軸34から取り外される。
このように、ベアリング16を駆動軸34から取り外す際には、1対の引掛棒58の先端58Aのベアリング抜き金具44(1対の引掛孔46)への引掛位置が駆動軸34の中心軸線に対して点対称な配置にされるため、ベアリング抜き金具44に1対の引掛棒58から作用される移動力のベクトルが駆動軸34の中心軸線に対して線対称にされて、ベアリング抜き金具44及びベアリング16にプーリ抜き工具50から駆動軸34の中心軸線に対して釣り合う移動力が作用される。このため、ベアリング16が駆動軸34に対し傾動されることを防止でき、ベアリング16及び駆動軸34が損傷することを防止できる。
さらに、本実施の形態の如く、プーリ抜き工具50の1対の引掛棒58の先端58Aをベアリング16に引っ掛けられない構成において、プーリ抜き工具50によってプーリ38のみならずベアリング16も駆動軸34から取り外すことができる。しかも、プーリ抜き工具50において、1つの移動ネジ54の嵌合部54Aを駆動軸34の嵌合孔34Aに嵌合させた状態で、当該1つの移動ネジ54を移動体52に対し回転させることで、駆動軸34からプーリ38及びベアリング16を取り外すことができる。これにより、駆動軸34からプーリ38及びベアリング16を短時間で容易に取り外すことができ、駆動装置10のメンテナンスを簡単にできる。
また、第1支持板12とベアリング16との間にベアリング抜き金具44が挟持されており、第1支持板12のベアリング16取付部分をベアリング抜き金具44が補強している。このため、第1支持板12のベアリング16取付部分の肉厚を薄くできる。
[第2の実施の形態]
図6には、本発明の第2の実施の形態に係る回転機構としての駆動装置70の主要部が上方から見た断面図にて示されており、図7には、駆動装置70の主要部が分解斜視図にて示されている。
本実施の形態に係る駆動装置70は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
本実施の形態に係る駆動装置70では、ベアリング抜き金具44の本体板44Aが有底円筒状にされている。本体板44Aの底壁は、第1支持板12とベアリング16との間に挟持されており、本体板44Aの底壁の中心部分には、駆動軸34が回転自在に貫通されると共に、本体板44Aの底壁の外周部分には、ボルト20が貫通されている。
本体板44Aの外周全体には、プーリ38側端において、引掛部としての円環板状の引掛板44Bが一体に形成されており、引掛板44Bは、駆動軸34の軸方向に対し垂直に配置されると共に、配置中心が駆動軸34の中心軸線上に配置されている。
ここで、プーリ38を駆動軸34から取り外した後に、ベアリング16を駆動軸34から取り外す際には、先ず、図6に示す如く、所定数組のボルト20及びナット22の締結によるベアリング16及びベアリング抜き金具44の第1支持板12への固定を解除する。
その後、プーリ抜き工具50の移動ネジ54を駆動軸34と同軸上に配置すると共に、移動ネジ54の嵌合部54Aを駆動軸34の嵌合孔34Aに嵌合させて、移動ネジ54を駆動軸34に対し同軸上で回転可能にし、かつ、プーリ抜き工具50の1対の引掛棒58の先端58Aをそれぞれベアリング抜き金具44の引掛板44Bに引っ掛ける。この状態では、1対の引掛棒58の先端58Aのベアリング抜き金具44(引掛板44B)への引掛位置が、駆動軸34の中心軸線に対して点対称な配置にされる。
なお、全ての引掛棒58の先端58Aを、移動ネジ54側へ突出させて、引掛板44Bに径方向外側から引っ掛ける。
さらに、この状態を維持しつつ、移動ネジ54を移動体52に対し回転させることで、移動体52が移動ネジ54に対し駆動軸34とは反対側へ平行移動されて、移動体52と一体に2対の回動板56及び1対の引掛棒58が平行移動される。これにより、移動体52、2対の回動板56及び1対の引掛棒58と一体にベアリング抜き金具44及びベアリング16が駆動軸34に対し駆動軸34の軸方向へ平行移動されて、ベアリング16がベアリング抜き金具44と共に駆動軸34から取り外される。
このため、本実施の形態でも、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
なお、上記第1の実施の形態では、ベアリング抜き金具44の引掛孔46(引掛部)をベアリング16の周方向の2箇所に配置すると共に、上記第2の実施の形態では、ベアリング抜き金具44の引掛板44B(引掛部)をベアリング16の周方向全体に配置したが、ベアリング抜き金具44の引掛部をベアリング16の周方向の3箇所以上に配置してもよい。この場合、引掛部の配置中心を駆動軸34の中心軸線上に配置するのが好ましい。
また、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態に係るプーリ抜き工具50では、移動体52が回動板56を介して引掛棒58を回動可能に支持したが、移動体52が直接引掛棒58を回動可能に支持してもよい。
さらに、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態に係るプーリ抜き工具50では、移動体52の周囲に1対の引掛棒58(回動板56を含む)を設けたが、例えば図8に示すプーリ抜き工具80(工具)の如く、移動体52の周囲に3個以上の引掛棒58(回動板56を含んでもよい)を設けてもよい。この場合、例えば、移動ネジ54の周方向において引掛棒58が等間隔に配置されて、ベアリング抜き金具44及びベアリング16にプーリ抜き工具50から駆動軸34の中心軸線に対して釣り合う移動力が作用されればよい。
10 駆動装置(回転機構)
12 第1支持板(支持体)
16 ベアリング
34 駆動軸(回転軸)
44 ベアリング抜き金具(引掛部材)
44B 引掛板(引掛部)
46 引掛孔(引掛部)
50 プーリ抜き工具(工具)
70 駆動装置(回転機構)
80 プーリ抜き工具(工具)

Claims (3)

  1. 支持体に支持されたベアリングと、
    前記ベアリングに回転可能に支持された回転軸と、
    前記支持体と前記ベアリングとの間に配置されると共に、配置中心が前記回転軸の中心軸線上に配置される引掛部が設けられ、前記支持体への前記ベアリングの支持が解除された状態で前記回転軸に対し軸方向へ移動されることで前記ベアリングが前記回転軸に対し軸方向へ移動される引掛部材と、
    を備えた回転機構。
  2. 支持体に支持されたベアリングと、
    前記ベアリングに回転可能に支持された回転軸と、
    前記支持体と前記ベアリングとの間に配置された引掛部材と、
    を備えた回転機構におけるベアリング移動方法であって、
    前記支持体への前記ベアリングの支持を解除すると共に工具を前記引掛部材に引っ掛けた状態で前記工具によって前記引掛部材に前記回転軸の中心軸線に対して釣り合う移動力を作用させて前記引掛部材を前記回転軸に対し軸方向へ移動させることで前記ベアリングを前記回転軸に対し軸方向へ移動させるベアリング移動方法。
  3. 前記工具は、前記回転軸に係合された状態で、前記引掛部材を前記回転軸に対し軸方向へ移動させる請求項2記載のベアリング移動方法。
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