JP2012026421A - 減圧弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】コモンレールに装着される減圧弁に関し、スプリング力を強化することなくP/L(プレッシャリミッタ)としてのリフトに係わる問題を解消する。
【解決手段】弁座面27を溝66により1次、2次弁座面67、68に分割するとともに、開閉面26を1次、2次弁座面67、68の両方に跨って面接触させて高圧流路と低圧流路18との間を閉鎖する。これにより、スプリング力を強化することなく、P/Lとしての弁体19のリフト前のリーク量を抑制することができる。また、リフト中の弁体19に関し、開閉面26に作用する面圧分布を溝66の存在により部分的に嵩上げすることができるので、弁体19のリフトを確保してコモンレール内から燃料を確実に逃すことができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、サプライポンプ、コモンレール、およびインジェクタ等とともに内燃機関に燃料を噴射供給する燃料噴射装置を構成し、コモンレールに装着されてコモンレールから燃料を逃す減圧弁に関する。
従来から、コモンレール用の減圧弁では図6〜図8に示すものが公知となっている。
この公知の減圧弁100は、コモンレール101の蓄圧室102に連通する高圧流路103と大気に通じる低圧流路104との間を開閉する開閉面105を有する弁体106と、高圧流路103が開口するとともに開閉面105が面接触する弁座面108を有して弁体106が離着座する弁座形成部109と、高圧流路103と低圧流路104との間を開放する方向に弁体106を駆動するための磁気力を発生する電磁ソレノイド装置110と、高圧流路103と低圧流路104との間を閉鎖する方向に弁体106を、常時、付勢するスプリング111とを備える。
なお、スプリング111は、例えば、電磁ソレノイド装置110のアーマチャ112を磁気吸引される方向と逆の方向に付勢するものであり、電磁ソレノイド装置110に含まれている。
また、開閉面105および弁座面108は、両方とも平坦な平面状に設けられ、低圧流路104は、弁座面108の外周側に広がっている(図8参照)。そして、弁体106が弁座形成部109に対して離着座することで、弁座面108から開閉面105が離れたり、弁座面108に開閉面105が面接触したりして高圧流路103と低圧流路104との間が開閉される。
なお、電磁ソレノイド装置110は、図示しない電子制御装置(以下、ECUと呼ぶ。)からの指令に応じて、コイル113への通電がオンオフされて磁気力を発生させたり、消滅させたりすることで、アーマチャ112を移動させて弁体106を駆動するものである。
ところで、コモンレール101には、減圧弁100以外にも、蓄圧室102の燃料圧(以下、コモンレール圧と呼ぶ。)を検出するレール圧センサ115、および、ECUによる制御とは係わりなく機械的に開弁して蓄圧室102の燃料を逃すことができるプレッシャリミッタ(以下、P/Lと略して呼ぶ。)116を装着する必要がある。ここで、コモンレール101は、一方向に長い筒状の容器として設けられるので(以下、コモンレール101において筒状に伸びる長い方向を「長手方向」と呼ぶ。)、機器の装着に適する部位は長手方向両端の2箇所である。
このため、減圧弁100、レール圧センサ115およびP/L116の3個の機器の内、1個の機器は、長手方向両端に装着することができず、側面に装着しなければならない(例えば、コモンレール101では、P/L116が長手方向一端寄りの側面に装着されている(図7(a)参照)。)。
この結果、機器装着後のコモンレール101の体格が径方向に大きくなってしまい、エンジンルーム等への搭載制約が厳しくなってしまう。
そこで、減圧弁100にP/L116の機能を持たせてコモンレール101に装着すべき機器数を2個に減らす要望が存在する。
ここで、減圧弁100をP/L116として機能させる場合、電磁ソレノイド装置110が磁気力を発生していなくても、弁体106が高圧流路103の燃料圧を受けて弁座形成部109から離座し、開閉面105と弁座面108との間に高圧流路103から低圧流路104に向かう燃料の逃し流を形成する必要がある。この場合、弁体106に作用する力に関し、電磁ソレノイド装置110の磁気力とは無関係に、高圧流路103の燃料圧による付勢力がスプリング111の付勢力(以下、スプリング力と呼ぶ。)よりも強くなることで、弁体106が弁座形成部109から離座しなければならない。
このため、高圧流路103の燃料圧(つまり、蓄圧室102の燃料圧)が上昇して高圧流路103の燃料圧による付勢力がスプリング力に接近してくると、弁体106が弁座形成部109に着座しているにもかかわらず、高圧流路103から低圧流路104への燃料のリークが生じてしまう。この結果、弁体106のリフトを確保することができず、蓄圧室102から燃料を確実に逃すことができない虞がある。
このような減圧弁100をP/L116として作用させる場合のリフトに関する問題を解消する対策として、スプリング力を強化して燃料のリークを抑制する方法が考えられる。しかし、減圧弁100本来の作用、つまり、電磁ソレノイド装置110の磁気力をスプリング力に対抗させて弁体106を弁座形成部109から速やかに離座させる作用を考慮すると、スプリング力が強いほど磁気力も強化する必要があり、より大型の電磁ソレノイド装置110が必要となってしまう。
なお、特許文献1には、球状の弁体をテーパ状のシート面に対して離着座させることで高圧流路と低圧流路との間を開閉する減圧弁が開示されている。しかし、特許文献1の減圧弁によれば、弁体のシート面に対する着座部位は線状の円となり、着座部位における面圧が大きくなるので、離着座の頻度が高い減圧弁としての使用を考慮すると、弁体やシート面の磨耗が懸念される。
特表2005−521830号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、コモンレールに装着される減圧弁に関し、スプリング力を強化することなくP/Lとしてのリフトに係わる問題を解消することにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載の減圧弁は、燃料を高圧化して吐出するサプライポンプ、サプライポンプから吐出された高圧の燃料を高圧状態で蓄圧するコモンレール、およびコモンレールから分配された高圧の燃料を内燃機関に噴射するインジェクタとともに燃料噴射装置を構成し、コモンレールに装着されてコモンレールから燃料を逃す。
また、減圧弁は、コモンレール内に連通する高圧流路と大気に通じる低圧流路との間を開閉する平面状の開閉面を有する弁体と、高圧流路が開口するとともに開閉面が面接触する平面状の弁座面を有し、弁体が離着座する弁座形成部と、高圧流路と低圧流路との間を開放する方向に弁体を駆動するための磁気力を発生する電磁ソレノイド装置と、高圧流路と低圧流路との間を閉鎖する方向に弁体を、常時、付勢する付勢手段とを備える。
また、低圧流路は、開閉面または弁座面の外周側に形成され、弁体が弁座形成部に対して離着座することで、弁座面から開閉面が離れたり、弁座面に開閉面が面接触したりして高圧流路と低圧流路との間が開閉される。
そして、弁座面には、高圧流路の開口部と同心状であって開口部を包囲する溝が設けられ、溝には低圧流路が連通しており、弁体は、開閉面が溝を跨いで溝の内周側および外周側の両側で弁座面に面接触することで、高圧流路と低圧流路との間を閉鎖する。
さらに、弁体は、コモンレール圧が所定の規制値に達すると、電磁ソレノイド装置が磁気力を発生していなくても、コモンレール圧を受けて弁座形成部から離座し、開閉面または弁座面の外周側、および溝の両方を介して高圧流路から低圧流路に向かう燃料の逃し流を形成する。そして、燃料の逃し流は、弁座面から開閉面が離れることで溝の内周側および外周側に形成される絞りにより絞られる。
これにより、付勢手段による付勢力(スプリング力)を強化しなくても、コモンレール圧上昇に伴うP/Lとしてのリフト開始前のリーク量を、例えば、溝のみを通ってリークする微小量に抑えることができる。このため、スプリング力を強化することなくリーク量を抑えることができる。
また、P/Lとしての弁体のリフトが始まると、燃料は、溝の内周側および外周側に形成された絞りにより絞られながら、開閉面または弁座面の外周側および溝の両方を介して高圧流路から低圧流路に逃される。
つまり、高圧流路から流出した燃料は、溝内周側の絞りを通過することで減圧されて溝に到達する。ここで、溝に到達した燃料は大気圧よりも高圧に保たれており、溝に到達した燃料の一部は、溝外周側の絞りに向かうことなく溝から低圧流路に逃されて大気圧まで減圧される。また、残りの燃料は、溝外周側の絞りを通過することで大気圧まで減圧され、開閉面または弁座面の外周側から低圧流路に逃される。このため、弁体のリフト中において、開閉面に作用する面圧分布を溝の存在により部分的に嵩上げすることができるので、弁体のリフトを確保してコモンレール内から燃料を確実に逃すことができる。
以上により、コモンレールに装着される減圧弁に関し、スプリング力を強化することなくP/Lとしてのリフトに係わる問題を解消することができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載の減圧弁によれば、規制値は、電磁ソレノイド装置が磁気力を発生していなくても弁体が弁座形成部から離座して高圧流路から低圧流路に向かう燃料の逃し流が形成されている場合に、コモンレール内の燃料が開口部に到達するまでの間の圧力損失ΔP1と、開口部に到達した燃料が大気圧相当に減圧されるまでの間の圧力損失ΔP2との和であり、燃料噴射装置における燃料圧の許容値を超えないように設定される。
燃料噴射装置の構成図である(実施例)。 減圧弁の断面図である(実施例)。 (a)は機器が装着された状態のコモンレールを示す部分断面図であり、(b)はコモンレールに装着された減圧弁の断面図である(実施例)。 (a)は弁座面を示す平面図であり、(b)は(a)のA−A断面図であり、かつ、弁体が弁座形成部に対して離着座している様子を示す説明図である(実施例)。 (a)は溝により弁座面が分割されている場合と溝がなく弁座面が分割されていない場合とで、コモンレール圧の規制値を同等に保った場合の開閉面における面圧分布の比較を示す分布図であり、(b)は溝により弁座面が分割されている場合と溝がなく弁座面が分割されていない場合とで、弁体のリフト速度を同等にした場合の開閉面における面圧分布の比較を示す分布図である(実施例)。 減圧弁の断面図である(従来例)。 (a)は機器が装着された状態のコモンレールを示す部分断面図であり、(b)はコモンレールに装着された減圧弁の断面図である(従来例)。 弁体が弁座形成部に着座している状態を示す説明図である(従来例)。
実施形態の減圧弁は、燃料を高圧化して吐出するサプライポンプ、サプライポンプから吐出された高圧の燃料を高圧状態で蓄圧するコモンレール、およびコモンレールから分配された高圧の燃料を内燃機関に噴射するインジェクタとともに燃料噴射装置を構成し、コモンレールに装着されてコモンレールから燃料を逃す。
また、減圧弁は、コモンレール内に連通する高圧流路と大気に通じる低圧流路との間を開閉する平面状の開閉面を有する弁体と、高圧流路が開口するとともに開閉面が面接触する平面状の弁座面を有し、弁体が離着座する弁座形成部と、高圧流路と低圧流路との間を開放する方向に弁体を駆動するための磁気力を発生する電磁ソレノイド装置と、高圧流路と低圧流路との間を閉鎖する方向に弁体を、常時、付勢する付勢手段とを備える。
また、低圧流路は、開閉面または弁座面の外周側に形成され、弁体が弁座形成部に対して離着座することで、弁座面から開閉面が離れたり、弁座面に開閉面が面接触したりして高圧流路と低圧流路との間が開閉される。
そして、弁座面には、高圧流路の開口部と同心状であって開口部を包囲する溝が設けられ、溝には低圧流路が連通しており、弁体は、開閉面が溝を跨いで溝の内周側および外周側の両側で弁座面に面接触することで、高圧流路と低圧流路との間を閉鎖する。
さらに、弁体は、コモンレール圧が所定の規制値に達すると、電磁ソレノイド装置が磁気力を発生していなくても、コモンレール圧を受けて弁座形成部から離座し、開閉面または弁座面の外周側、および溝の両方を介して高圧流路から低圧流路に向かう燃料の逃し流を形成する。そして、燃料の逃し流は、弁座面から開閉面が離れることで溝の内周側および外周側に形成される絞りにより絞られる。
また、規制値は、電磁ソレノイド装置が磁気力を発生していなくても弁体が弁座形成部から離座して高圧流路から低圧流路に向かう燃料の逃し流が形成されている場合に、コモンレール内の燃料が開口部に到達するまでの間の圧力損失ΔP1と、開口部に到達した燃料が大気圧相当に減圧されるまでの間の圧力損失ΔP2との和であり、燃料噴射装置における燃料圧の許容値を超えないように設定される。
〔実施例の構成〕
実施例の減圧弁1の構成を、図1〜図4に基づいて説明する。
減圧弁1は、例えば、100MPaを超えるような高圧の燃料を内燃機関2の燃焼室3に直接噴射供給する蓄圧式の燃料噴射装置4を構成し、コモンレール5に装着されてコモンレール5から燃料を逃してコモンレール圧を減圧するものである。
ここで、燃料噴射装置4は、減圧弁1以外に以下のような機器等を備える。すなわち、燃料噴射装置4は、燃料タンク7から燃料を吸引するとともに高圧化して吐出するサプライポンプ8、サプライポンプ8から吐出された高圧の燃料を高圧状態で蓄圧するコモンレール5、コモンレール5から分配された高圧の燃料を燃焼室3に噴射するインジェクタ9、コモンレール5に装着されてコモンレール圧を検出するレール圧センサ10、レール圧センサ10等の各種センサから得られる検出値に基づき減圧弁1、サプライポンプ8やインジェクタ9等の動作を制御する電子制御装置(ECU)11を備える。
そして、減圧弁1から逃された燃料は、インジェクタ9から逃された燃料とともに逃し流路13を介して、大気に開放された燃料タンク7に戻される。また、減圧弁1、およびレール圧センサ10は、それぞれ、コモンレール5の長手方向一端、他端に装着されている。また、コモンレール5は、高圧の燃料を高圧状態で蓄圧するための蓄圧室14を有しており、レール圧センサ10は、蓄圧室14に蓄えられた燃料の燃料圧をコモンレール圧として検出する。
減圧弁1は、蓄圧室14に連通する高圧流路17と逃し流路13に通じる低圧流路18とを形成し、弁体19により高圧流路17と低圧流路18との間を開閉することで、コモンレール5から逃し流路13に燃料を逃すものである(なお、以下の説明では、減圧弁1内において弁体19等が移動する方向に関し、高圧流路17と低圧流路18との間を開放する方向を開弁方向、高圧流路17と低圧流路18との間を閉鎖する方向を閉弁方向と呼ぶことがある。)。
すなわち、減圧弁1は、高圧流路17と低圧流路18との間を開閉する弁体19と、高圧流路17が開口するとともに弁体19が離着座する弁座形成部20と、弁体19を開弁方向に駆動するための磁気力を発生する電磁ソレノイド装置21と、弁体19を、常時、閉弁方向に付勢するスプリング22とを備える。
なお、本実施例のスプリング22は、電磁ソレノイド装置21のアーマチャ23を磁気吸引される方向と逆の方向に付勢するものであり、電磁ソレノイド装置21に含まれている。
弁体19は、高圧流路17と低圧流路18との間を開閉する平面状の開閉面26を有する。ここで、弁体19は、球体の一部を平面状にカットすることで設けられた形状を呈しており、弁体19の最大径はカット前の球体直径に等しい。また、開閉面26は、球体の平面状カットにより形成された平坦面であって円形である。そして、弁体19は、開閉面26が弁座形成部20の弁座面27と対向するように、後記するプッシュロッド28の先端に設けられた支持孔29に収容されて支持されている。
弁座形成部20は、減圧弁1の先端側ボディ31の後端部分であり、弁座面27は、先端側ボディ31の後端面に設けられている。ここで、先端側ボディ31は、先端側の大径部32と、大径部32よりも後端側でありかつ径小であって大径部32と同軸の小径部33とを有し、小径部33が弁座形成部20をなし、小径部33の後端面に弁座面27が設けられている。
また、先端側ボディ31にはコモンレール5内と連通する高圧流路17が、大、小径部32、33と同軸に設けられ、高圧流路17の下流端は絞り34をなして弁座面27の中心に開口している。なお、絞り34の上流側の高圧流路17にはフィルタ35が装着されている。
電磁ソレノイド装置21は、円筒状のコイルボビン38に巻線されたコイル39と、コイルボビン38の内周側に固定されてコイル39への通電により励磁されるステータコア40と、ステータコア40の先端側で軸方向に移動自在に配されてコイル39への通電により励磁されてステータコア40の方に磁気吸引されるアーマチャ23と、ステータコア40の内周側に配されてアーマチャ23を、常時、先端側に向けて付勢するスプリング22と、ステータコア40の内周側に配されてスプリング22の後端を支持するとともに、磁気吸引されたアーマチャ23の後端側への移動を規制するストッパ41と、コイル39へ通電するためのコネクタ42とを備える。
また、アーマチャ23の中央部には、先端側に向かってアーマチャ23と同軸状に突出するプッシュロッド28が圧入固定されており、プッシュロッド28は、外周側のガイド43により軸方向に摺動自在に支持されている。そして、プッシュロッド28は、先端部がガイド43から突出して露出しており、露出している先端部が先端に向かってテーパ状に縮径しており、最先端において、弁体19を支持するための支持孔29が設けられている。
また、ステータコア40は、先端側が開口するように袋状かつ筒状に設けられている。そして、袋状かつ筒状に囲われた内周側の空間に、スプリング22およびストッパ41が収容されている。
また、コイル39、アーマチャ23およびガイド43等の外周側には、磁性材からなる減圧弁1の後端側ボディ46が配され、コイル39およびステータコア40の後端側には、磁性材からなるプレート47が配されている。そして、袋ナット48によるネジ締結により後端側ボディ46とプレート47とが一体化されている。
すなわち、後端側ボディ46は、先端側の小径部49と、小径部49よりも後端側でありかつ径大であって小径部49と同軸の大径部50とを有し、小径部49には小径空間51が設けられ、大径部50には、小径空間51よりも径大であって小径空間51と同軸の大径空間52が設けられている。そして、大径空間52にコイル39、ステータコア40、スプリング22およびストッパ41等が収容され、小径空間51にアーマチャ23、プッシュロッド28、弁体19およびガイド43等が収容されて、プレート47により大径空間52の後端が封鎖されている。
なお、ステータコア40の先端は、非磁性材からなる接合部53を介して、小径、大径空間51、52の境をなす段部において後端側ボディ46に接合されている。
また、後端側ボディ46の最先端部は、後端側ボディ46を先端側ボディ31にかしめ固定するためのかしめ部54をなし、かしめ部54が先端側ボディ31の大径部32にかしめられて先端側、後端側ボディ31、46が一体化している。
そして、先端側、後端側ボディ31、46の一体化により、小径空間51の先端領域に先端側ボディ31が突出して配され、弁体19の開閉面26と弁座形成部20の弁座面27とが軸方向に対向したり、面接触したりすることが可能になる。また、小径部33の外周と小径部49の内周との間、および、小径部33の後端とガイド43の先端およびプッシュロッド28の先端との間等に低圧流路18が形成される。また、低圧流路18は、開閉面26の外周側に広がるように形成される。
また、小径部49の先端寄りでかしめ部54の近傍には、小径空間51を外周側の外部と連通させる貫通穴55が設けられている。そして、小径部33の外周と小径部49の内周との間に形成された低圧流路18に貫通穴55が開口するように、先端側ボディ31が小径空間51に突出している。
また、小径部49と大径部32との間、およびステータコア40とストッパ41との間には、弁体19のリフト量を調節するためのシム56、57が軸方向に介挿されている。
以上のような構成を有する減圧弁1が、ネジ締結によりコモンレール5の長手方向一端に装着される(図3参照)。ここで、コモンレール5の長手方向一端には、減圧弁1を受け入れるための受入穴61が設けられ、受入穴61の最奥面に蓄圧室14が開口しており、受入穴61の側面に逃し流路13と連通する貫通穴62が開口している。
そして、減圧弁1は、高圧流路17と蓄圧室14とが軸方向に連通するように、かつ、貫通穴55、62が径方向に連通するように、コモンレール5に装着されている。
なお、後端側ボディ46の小径部49にOリング63が装着されており、貫通穴55、62を通る燃料に対する液密性が保たれている。
このような減圧弁1において、ECU11からコモンレール圧を減圧するように指令が出されるとコイル39に通電が行われ、ステータコア40とアーマチャ23との間に磁束が通って軸方向に磁気力が発生する。そして、この磁気力により、アーマチャ23およびプッシュロッド28がスプリング22の付勢力(スプリング力)に抗して後端側に移動し、さらに弁体19が弁座形成部20から速やかにかつ大きく離座する(図4(b)の「コイル通電時のリフト位置」および「コイル通電時のリフト量」参照)。
これにより、開閉面26と弁座面27との間が軸方向に大きく離間し、開閉面26と弁座面27との間は速やかに低圧流路18と同等の燃料圧(大気圧相当)となる。このため、蓄圧室14の燃料は、高圧流路17および絞り34を経由して弁座面27における開口部64に到達すると、ただちに大気圧相当に減圧されて低圧流路18、および貫通穴55、62を経て逃し流路13に逃される。
〔実施例の特徴〕
実施例の減圧弁1の特徴を図2〜図4に基づき説明する。
まず、弁座面27には、高圧流路17の絞り34の開口部64と同心状であって開口部64を円環状に包囲する溝66が設けられている。また、弁座面27は、溝66により内周側の1次弁座面67と、外周側の2次弁座面68とに分割されている。そして、弁体19は、開閉面26が溝66を跨いで1次、2次弁座面67、68の両方に面接触することで、高圧流路17と低圧流路18との間を閉鎖する。
また、溝66の底面から、先端側かつ外周側に向かって小径部33を斜めに貫通する絞り69が設けられ、絞り69は、溝66と低圧流路18との間を連通する。このため、溝66に流れ込んだ燃料は、絞り69を経由して、小径部33の外周側の低圧流路18に流れることができる。
また、弁体19は、コモンレール圧が所定の規制値に達すると、電磁ソレノイド装置21が磁気力を発生していなくても、絞り34により減圧されたコモンレール圧を受けて弁座形成部20から離座し、開閉面26の外周側および溝66の両方を介して高圧流路17から低圧流路18に向かう燃料の逃し流を形成する。つまり、減圧弁1は、ECU11による制御とは係わりなく機械的に開弁して蓄圧室14の燃料を逃すことができるP/Lとしての機能を具備する。
この場合、弁体19に軸方向に作用する力に関し、電磁ソレノイド装置21の磁気力とは無関係に、絞り34により減圧されたコモンレール圧による付勢力がスプリング力よりも強くなることで、弁体19が弁座形成部20から離座する。このため、ECU11からの指令に応じる減圧弁1の本来の作用、つまり、電磁ソレノイド装置21の磁気力をスプリング力に対抗させて弁体19を弁座形成部20から大きく離座させる場合に比べ、弁体19のリフト速度が小さくなってリフト量も小さくなる(図4(b)の「P/Lとしてのリフト位置」および「P/Lとしてのリフト量」参照)。
このため、P/Lの機能として弁体19が弁座形成部20から離座した場合、1次、2次弁座面67、68からの開閉面26の離間幅は小さく、1次、2次弁座面67、68と開閉面26との間は、それぞれ、高圧流路17から低圧流路18に向かう燃料の逃し流に対する1次、2次絞り71、72として機能する。つまり、P/Lの機能として弁体19が弁座形成部20から離座した場合、1次、2次弁座面67、68から開閉面26が離れることで溝66の内周側および外周側にそれぞれ1次、2次絞り71、72が形成される。
なお、減圧弁1がP/Lとして機能する際のコモンレール圧の規制値をPcで表記し、蓄圧室14の燃料が絞り34を経て開口部64に到達するまでの間の圧力損失をΔP1で表記し、開口部64に到達した燃料が1次、2次絞り71、72を経て大気圧相当に減圧されるまでの間の圧力損失をΔP2で表記すると、Pc、ΔP1およびΔP2の間には次の関係式が成り立つ。
〔数式1〕Pc=ΔP1+ΔP2
また、コモンレール圧の規制値は、燃料噴射装置4の全体における燃料圧の許容値を超えないように設定されるので、この許容値をPmaxで表記すると、PcとPmaxとの間には次の関係式が成り立つ。
〔数式2〕Pc≦Pmax
〔実施例の作用〕
実施例1の減圧弁1のP/Lとしての作用を図面に基づいて説明する。
コモンレール圧が上昇して規制値に接近すると、弁体19が弁座形成部20に着座しているにもかかわらず、1次弁座面67と開閉面26との隙間を通って絞り34から溝66に向かう燃料のリークが発生し、リークした燃料は溝66から絞り69を通って低圧流路18に流れる。
やがて、コモンレール圧が規制値に到達すると、弁体19がリフトを開始し、開閉面26が1次、2次弁座面67、68から離間して溝66の内周側および外周側にそれぞれ1次、2次絞り71、72が形成される。
これにより、絞り34から流出した燃料は1次絞り71を通過し減圧されて溝66に達し、溝66に達した燃料の一部は絞り69を通過して低圧流路18に逃される。また、溝66に達した残りの燃料は、2次絞り72を通過して開閉面26の外周側から低圧流路18に逃される。このため、リフトを開始した後の弁体19の開閉面26には径方向に面圧の分布が生じており、開閉面26には、全面に渡って大気圧よりも高圧の燃料圧が作用する(図5の分布線A参照)。
すなわち、リフト開始後の開閉面26における面圧分布は、例えば分布線Aに示すように、開口部64と対向する領域A1の面圧はPc−ΔP1に略一致しており径方向の位置にかかわらず等しい。また、1次弁座面67と対向して1次絞り71を形成する領域A2の面圧は外周側に向かって低下し、溝66と対向する領域A3の面圧は径方向の位置にかかわらず大気圧よりも高い値で略一定に保たれる。そして、2次弁座面68と対向して2次絞り72を形成する領域A4の面圧は外周側に向かって低下し、開閉面26の外周縁で大気圧まで低下する。
そして、弁体19は、分布線Aの面圧分布に従って開閉面26全面に大気圧より高圧の燃料圧を開弁方向に受けながら、1次、2次弁座面67、68と開閉面26との間の離間幅を拡大しながらリフトする。
〔実施例の効果〕
実施例の減圧弁1によれば、弁座面27は、高圧流路17の絞り34の開口部64と同心状であって開口部64を包囲する溝66により、溝66の内、外周側の1次、2次弁座面67、68に分割されている。そして、溝66は、絞り69を介して低圧流路18と連通しており、弁体19の開閉面26は、溝66を跨いで1次、2次弁座面67、68の両方に面接触することで、高圧流路17と低圧流路18との間を閉鎖する。
また、弁体19は、コモンレール圧が規制値に達すると、電磁ソレノイド装置21が磁気力を発生していなくても、絞り34により減圧されたコモンレール圧を受けて弁座形成部20から離座し、開閉面26の外周側、および溝66の両方を介して高圧流路17から低圧流路18に向かう燃料の逃し流を形成する。そして、燃料の逃し流は、溝66の内、外周側に形成される1次、2次絞り71、72により絞られる。
これにより、スプリング力を強化しなくても、コモンレール圧上昇に伴うP/Lとしての弁体19のリフト前のリーク量を、溝66および絞り69のみを通ってリークする微小量に抑えることができる。このため、スプリング力を強化することなく、P/Lとしての弁体19のリフト前のリーク量を抑制することができる。
また、P/Lとしての弁体19のリフトが始まると、燃料は、1次絞り71を通過して溝66に達した後、2次絞り72ならびに溝66および絞り69の両方を介して高圧流路17から低圧流路18に逃される。
つまり、高圧流路17から流出した燃料は、1次絞り71を通過することで減圧されて溝66に到達する。そして、溝66に到達した燃料は大気圧よりも高圧に保たれており、溝66に到達した燃料の一部は、大気圧よりも高圧のまま溝66から絞り69に流入して絞り69を通過することで大気圧まで減圧されて低圧流路18に逃される。また、残りの燃料は、2次絞り72を通過することで大気圧まで減圧され、開閉面26の外周側から低圧流路18に逃される。
このため、リフト中の弁体19に関し、開閉面26に作用する面圧分布を溝66の存在により部分的に嵩上げすることができるので(図5(a)の分布線A、Bを参照)、弁体19のリフトを確保して蓄圧室14から燃料を確実に逃すことができる。
すなわち、弁座面27に溝66がなく弁座面27が1次、2次弁座面67、68に分割されていない場合に、規制値を分布線Aにおける場合と同等に保とうとすれば、分布線Bに示すように、領域A2〜A4において面圧が単調かつ滑らかにPc−ΔP1から大気圧まで低下してしまう。このため、分布線Bによれば、開閉面26に作用する面圧が領域A2〜A4において全て分布線Aよりも低くなってしまうので、弁体19のリフトを確保できない虞がある。
また、分布線Aと同等のリフト速度を得ようとすれば、図5(b)に示す分布線Cのように、少なくとも領域A1において面圧を高める必要があるので、そもそも、規制値自体が、例えばPcからPc´まで高くなってしまう。また、より高い燃料圧に対抗して弁体19を弁座形成部20に着座させておくために、より強力なスプリング力が必要となってしまう。
以上により、弁座面27を溝66により1次、2次弁座面67、68に分割するとともに、開閉面26を1次、2次弁座面67、68の両方に跨って面接触させて高圧流路17と低圧流路18との間を閉鎖することで、減圧弁1がP/Lとして機能する際の弁体19のリフトに係わる問題を、スプリング力を強化することなく解消することができる。
また、スプリング力を強化することなく、減圧弁1にP/Lとしての機能を具備させることができるので、コモンレール5に装着すべき機器数を減圧弁1およびレール圧センサ10の2つの減らすことができる。このため、コモンレール5の径方向に大きく突出するようにP/Lを装着する必要がなくなるので、機器装着後のコモンレール5の体格を径方向に縮小することができる(図3(a)および図7(a)参照)。
〔変形例〕
減圧弁1の態様は、実施例に限定されず種々の変形例を考えることができる。例えば、実施例の減圧弁1によれば、2次弁座面68は、開閉面26の外周縁よりも外周側に大きく広がるように設けられていたが、例えば、2次弁座面68に外周縁を設定して開閉面26の外周縁が2次弁座面68の外周縁よりも外周側に配されるようにしてもよい。
1 減圧弁
2 内燃機関
4 燃料噴射装置
5 コモンレール
8 サプライポンプ
9 インジェクタ
17 高圧流路
18 低圧流路
19 弁体
20 弁座形成部
21 電磁ソレノイド装置
22 スプリング(付勢手段)
26 開閉面
27 弁座面
64 開口部
66 溝
71 1次絞り(絞り)
72 2次絞り(絞り)

Claims (2)

  1. 燃料を高圧化して吐出するサプライポンプ、このサプライポンプから吐出された高圧の燃料を高圧状態で蓄圧するコモンレール、およびこのコモンレールから分配された高圧の燃料を内燃機関に噴射するインジェクタとともに燃料噴射装置を構成し、前記コモンレールに装着されて前記コモンレールから燃料を逃す減圧弁において、
    前記コモンレール内に連通する高圧流路と大気に通じる低圧流路との間を開閉する平面状の開閉面を有する弁体と、
    前記高圧流路が開口するとともに前記開閉面が面接触する平面状の弁座面を有し、前記弁体が離着座する弁座形成部と、
    前記高圧流路と前記低圧流路との間を開放する方向に前記弁体を駆動するための磁気力を発生する電磁ソレノイド装置と、
    前記高圧流路と前記低圧流路との間を閉鎖する方向に前記弁体を、常時、付勢する付勢手段とを備え、
    前記低圧流路は、前記開閉面または前記弁座面の外周側に形成され、
    前記弁体が前記弁座形成部に対して離着座することで、前記弁座面から前記開閉面が離れたり、前記弁座面に前記開閉面が面接触したりして前記高圧流路と前記低圧流路との間が開閉され、
    前記弁座面には、前記高圧流路の開口部と同心状であって前記開口部を包囲する溝が設けられ、この溝には前記低圧流路が連通しており、
    前記弁体は、前記開閉面が前記溝を跨いで前記溝の内周側および外周側の両側で前記弁座面に面接触することで、前記高圧流路と前記低圧流路との間を閉鎖し、
    さらに、前記弁体は、前記コモンレール内の燃料圧が所定の規制値に達すると、前記電磁ソレノイド装置が磁気力を発生していなくても、前記コモンレール内の燃料圧を受けて前記弁座形成部から離座し、前記開閉面または前記弁座面の外周側、および前記溝の両方を介して前記高圧流路から前記低圧流路に向かう燃料の逃し流を形成し、
    この燃料の逃し流は、前記弁座面から前記開閉面が離れることで前記溝の内周側および外周側に形成される絞りにより絞られることを特徴とする減圧弁。
  2. 請求項1に記載の減圧弁において、
    前記規制値は、
    前記電磁ソレノイド装置が磁気力を発生していなくても前記弁体が前記弁座形成部から離座して前記高圧流路から前記低圧流路に向かう燃料の逃し流が形成されている場合に、前記コモンレール内の燃料が前記開口部に到達するまでの間の圧力損失ΔP1と、前記開口部に到達した燃料が大気圧相当に減圧されるまでの間の圧力損失ΔP2との和であり、
    前記燃料噴射装置における燃料圧の許容値を超えないように設定されることを特徴とする減圧弁。
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