JP2012024943A - 画像記録装置および画像記録装置の制御方法 - Google Patents

画像記録装置および画像記録装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】撮像機器等を使用することなく簡便に、画像記録位置と切断位置を高精度にあわせ、連続記録媒体を高精度に切断する。
【解決手段】記録媒体供給部3から搬送部5によって引き出される長尺の記録媒体2を、記録部4の第1画像記録部7、第1ドラム8および第2画像記録部10、第2ドラム11を通過させて画像を記録した後、切断部6で切断記録媒体2aに切断する画像記録装置1において、第1ドラム8に設けられた搬送情報生成部9から得られる搬送速度および搬送距離の情報と、切断部6のカッター刃16を備えたカットローラ14の切断検出部19から得られる切断検出信号とに基づいて、切断タイミングの誤差を検出し、カットローラ14を駆動する切断駆動部17に出力される駆動信号を補正して、画像記録位置と切断位置を高精度にあわせた切断記録媒体2aを得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば用紙やフィルム等の記録媒体にインクを定着させて画像を記録する画像記録装置、および画像記録装置の制御方法に関し、特に記録媒体の切断部を備えた画像記録装置、および画像記録装置の制御方法に関する。
用紙やフィルム等をロール状に巻装した記録媒体(連続記録媒体)にインクを吐出することでカラー画像を記録する画像記録装置が知られている。このような画像記録装置では、画像が記録された記録媒体は、ページ毎に切断されて排出される、切断部を有するものがある。この切断部には回転タイプの刃物を有するものが提案されている。
上記連続記録媒体を使用する画像記録装置においては、記録媒体を搬送するための駆動源と記録媒体を切断する切断部の駆動源は独立して有する場合が多い。画像記録動作は記録媒体の搬送に同期して行なわれるため、双方の同期が取られていない場合には画像記録位置と切断位置あるいは記録媒体の切断長が乱れる、などの不具合が生じる。
このような技術的課題を解決するため、切断長を一定にするように制御する技術が特許文献1に開示されている。すなわち、この特許文献1では、切断されたシートをカメラで撮像し、シートの先端部に配置された検出用マークとシート端縁との距離を計測することで、切断長の精度を判断し、計測結果に基づいて切断部の駆動補正を行なうものである。
また、特許文献2では、用紙上のマークをマークセンサで検出し、この検出結果に基づいて切断部の駆動開始タイミングを補正する技術が開示されている。
特開平7−267479号公報 特開平7−266645号公報
しかしながら、上述の特許文献1および特許文献2においては、カメラ等の撮像機器が必要であり、装置の大型化、またコスト高を招く結果となる。
また、特許文献2においては、用紙上のマークに応じて切断部の駆動タイミングを制御しているが、連続記録媒体を搬送させながら切断する場合、停止、起動を繰り返す間欠駆動タイプの切断部でなければ切断基準マーク毎に起動タイミングを一定にすることができない。
このため、所望する記録媒体の切断サイズが小さい場合など、急激な加減速制御を行なう必要があり、回転刃の駆動部に要求されるトルクが増大し、装置の大型化につながるという技術的課題がある。
そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、撮像機器等を使用することなく簡便に、画像記録位置と切断位置を高精度にあわせ、連続記録媒体を高精度に切断することが可能な技術を提供することにある。
本発明の第1の観点は、連続記録媒体を搬送する搬送手段と、
前記連続記録媒体に画像を記録する画像記録部と、
螺旋状に刃が設けられた切断ローラを回転させることにより前記連続記録媒体を切断する切断手段と、
を含む画像記録装置において、
少なくとも前記連続記録媒体の搬送速度および搬送距離を含む搬送情報を検出する搬送情報検出手段と、
前記搬送情報に基づき前記画像記録部の画像記録のタイミングを示す画像記録タイミング信号を生成するタイミング生成部と、
前記切断手段の前記切断ローラの駆動を制御する切断制御手段と、
前記切断手段による前記連続記録媒体の切断タイミングを検出して切断検出信号として出力する切断タイミング検出手段と、
前記画像記録タイミング信号と前記切断検出信号に基づき、前記切断タイミングを補正する切断制御補正演算部と、
を具備する画像記録装置を提供する。
本発明の第2の観点は、連続記録媒体を搬送する搬送手段と、前記連続記録媒体に画像を記録する画像記録部と、螺旋状に刃が設けられた切断ローラを回転させることにより前記連続記録媒体を切断する切断手段と、を含む画像記録装置の制御方法において、
前記画像記録部における前記連続記録媒体に対する前記画像の記録タイミングに同期した切断基準情報と、前記切断手段から検出される前記連続記録媒体の切断タイミング情報とに基づいて、前記切断手段による前記連続記録媒体の切断タイミングを制御する画像記録装置の制御方法を提供する。
本発明の第3の観点は、連続記録媒体を搬送する搬送手段と、前記連続記録媒体に画像を記録する画像記録部と、螺旋状に刃が設けられた切断ローラを回転させることにより前記連続記録媒体を切断する切断手段と、を含む画像記録装置の制御方法において、
少なくとも前記連続記録媒体の搬送速度および搬送距離を含む搬送情報を検出するステップと、
前記搬送情報に基づき前記画像記録部の画像記録のタイミングを示す画像記録タイミング信号を生成するステップと、
前記切断手段による前記連続記録媒体の切断タイミングを検出して切断検出信号として出力するステップと、
前記画像記録タイミング信号と前記切断検出信号に基づき、前記切断タイミングを補正するステップと、
を含む画像記録装置の制御方法を提供する。
本発明によれば、撮像機器等を使用することなく簡便に、画像記録位置と切断位置を高精度にあわせ、連続記録媒体を高精度に切断することができる。
本発明の一実施の形態である画像記録装置の全体構成を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である画像記録装置の制御系の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態である画像記録装置における切断駆動部および搬送駆動部の動作と切断基準信号および切断検出信号との関連を示すタイミング図である。 本発明の一実施の形態である画像記録装置における誤差発生時の切断駆動部および搬送駆動部の動作と切断基準信号および切断検出信号との関連を示すタイミング図である。 本発明の一実施の形態である画像記録装置の制御における切断タイミングの累積誤差を解消する補正の一例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である画像記録装置および画像記録装置の制御方法の作用例を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態の画像記録装置の全体構成の一例を示す概念図である。 本発明の他の実施の形態の画像記録装置の制御系の構成例を示すブロック図である。 本発明の他の実施の形態の画像記録装置における切断タイミングの補正方法を説明する概念図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、本実施の形態の画像記録装置の一例として、インクジェット方式のフルライン型プリンタ装置の例を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における画像記録装置の全体構成を示す概念図である。図1に例示されるように、画像記録装置1は連続したロール状の連続記録媒体(以下、単に記録媒体と記す)2を巻装する記録媒体供給部3と、記録媒体2(連続記録媒体)に画像記録を行う記録部4(画像記録部)と、記録部4によって画像記録が行われた記録媒体2を所定の速度で搬送する搬送部5と、記録媒体2を所定長に切断する切断部6(切断手段)とで構成されている。
記録媒体供給部3はロール状の記録媒体2を回転可能に保持し、記録媒体2の一端を繰り出して供給する。この記録媒体供給部3には不図示の用紙交換機構や用紙接続機構など記録媒体2の交換を行なうための機構を有する。
記録部4は、記録媒体2の表面に画像記録を行う第1画像記録部7と、記録媒体2の裏面に画像記録を行う第2画像記録部10を有する。第1画像記録部7および第2画像記録部10の各々は、例えば、記録色数に応じて記録媒体2の搬送方向に配列された、一つまたは複数のフルライン型のインクジェットヘッドからなる。
第1画像記録部7および第2画像記録部10の各々には、プラテンとして上記の各画像記録部に対向して第1ドラム8(搬送手段)および第2ドラム11(搬送手段)が配設され、記録媒体2は上記各ドラムにより保持される。
第1ドラム8には搬送情報生成部9(搬送情報検出手段)がさらに配設され、この搬送情報生成部9により記録媒体2の搬送速度や搬送距離(搬送量)の搬送情報kHが生成される。この搬送情報生成部9は、例えば、ロータリーエンコーダなど、ドラムの回動角に応じた位置情報をパルス信号などで出力する機器により構成される。
なお、本実施の形態では、画像記録部およびプラテンを、記録媒体2の表面と裏面に画像を記録するために、表面と裏面の画像記録の各々に対応して2つ設けているが、これに限らず、画像記録部とプラテンを1組のみとし片面のみ画像記録する構成でもよい。
また、本実施の形態ではプラテンを前記2つの第1ドラム8および第2ドラム11で構成しているが、これに限らず、無端ベルトを複数の回転自在なベルトローラで張力を保ち保持するベルトタイプのプラテンを表面と裏面の画像記録用に2つ設け、前記ベルトタイプのプラテンで前記記録媒体2を搬送するとともに、搬送情報生成部9は、前記ベルトローラに設ける構成でもよい。
また、本実施の形態では前記搬送情報生成部9を第1ドラム8に設けているが、これに限らず、例えば前記記録媒体2に当接し回転する情報取得ローラを前記記録媒体供給部3から後述する切断部6までの前記記録媒体2の搬送経路に設けるとともに、前記情報取得ローラと同調し回転するロータリーエンコーダを設け、前記ロータリーエンコーダから位置情報を出力してもよい。
搬送部5は記録媒体2を挟持し、記録媒体2を下流側(図1の右方向)に向けて搬送するニップローラ対12(搬送手段)を有している。ニップローラ対12は、搬送駆動部13としての搬送駆動モータによって駆動される。
切断部6は記録媒体2を切断可能に対向配置された、カット側回転体としてのカットローラ14(切断ローラ)と、受け側回転体としてのアンビルローラ15を備えている。
カットローラ14とアンビルローラ15はギアで連結されており、双方が同時に回転するように構成されている。カットローラ14の外周面にはカッター刃16が設けられており、このカッター刃16によって記録媒体2の切断が行われる。また、カッター刃16は、記録媒体2の搬送方向に対して角度θをもって配置されている。このようにカッター刃16に角度θを設けることで記録媒体2の切断時のカットローラ14とアンビルローラ15にかかる負荷を軽減させている。
カットローラ14、およびアンビルローラ15は、切断駆動部17としてのカットローラ駆動モータを駆動源として駆動される。カットローラ駆動モータは、ステッピングモータにて構成されるが、これに限定されるものではなく、例えばサーボモータなどでもよい。
切断部6は、カッター刃16の位置を検出し、検出した切断検出信号kC(切断タイミング情報)を生成するための切断検出部19(切断タイミング検出手段)を有する。この切断検出部19は、例えば、カットローラ14の駆動軸上に設けられ、切り欠き18aを有した検出板18と、この切り欠き18aを検出する切断検出センサ21からなる。この切断検出センサ21は、例えばフォトインタラプタで構成される。この切断検出センサ21はカッター刃16が記録媒体2を切断した瞬間を検出するように検出板18との位置関係が設定されている。
なお、本実施の形態では切断検出部19を検出板18と切断検出センサ21とで構成しているが、これに限らず、前記カットローラ14の側面にマークを設け、このマークを反射型センサで検出する構成や、カットローラ14の回転に同期して回転するロータリーエンコーダを設け、このロータリーエンコーダにより前記カッター刃16の位置を検出する構成であってもよい。
図2は、本実施の形態における画像記録装置の制御系の構成例を示すブロック図である。
本実施の形態の画像記録装置1は、上位装置37に接続される制御部31を備えている。
制御部31は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等の上位装置37からの画像記録指令および記録画像データを含むジョブ情報を受信し、これに基づいて各部の制御を行う。制御部31は、前述した記録媒体供給部3、記録部4、搬送部5、切断部6にそれぞれ接続され、各部の情報を収集するとともに、前述の画像記録指令に基づき各部に駆動指示を与える。
制御部31は画像記録タイミング生成部32(タイミング生成部)を有し、搬送情報生成部9からの記録媒体2の搬送速度や搬送距離の情報を含む搬送情報kHを基に、前記第1画像記録部7および第2画像記録部10における画像記録制御の基準となる画像記録タイミング信号kiを生成する。
前記第1画像記録部7および第2画像記録部10は、画像記録タイミング生成部32から出力される前記画像記録タイミング信号kiを基に、記録媒体2に画像を記録する。
また、上述のように、制御部31は駆動指令生成部33、搬送制御部34、切断制御部35(切断制御手段)を有する。
搬送制御部34は、前記駆動指令生成部33からの駆動指令信号kD1を受け、駆動信号kD3によって搬送駆動部13の制御を行う。
切断制御部35は、前記駆動指令生成部33からの駆動指令信号kD2を受け、駆動信号kD4によって切断駆動部17の制御を行なう。
本実施の形態の画像記録装置1の場合、制御部31はさらに補正演算部36(切断制御補正演算部)を有し、後述のようにして、記録媒体2の切断制御の補正演算を行なう。
なお、本実施の形態の画像記録装置1は記録媒体2の切断の基準位置を示す、いわゆるカットマークは使用しないものとする。
記録媒体2に対する画像記録のタイミングは前記画像記録タイミング生成部32での画像記録タイミング信号kiを基に、記録媒体2の切断のタイミングは前記駆動指令生成部33からの駆動指令信号を基に各々制御され、画像記録のタイミングに対する記録媒体2の切断のタイミングのずれを、補正演算部36からの信号により補正制御する。
補正演算部36は画像記録タイミング生成部32から画像記録タイミング信号kiに同期して出力される後述の切断基準信号kR(切断基準情報)、および切断検出部19から出力される後述の切断検出信号kCの各情報から、切断駆動部17の切断駆動補正情報kAを切断制御部35に対して送出し、切断制御部35は、前記切断駆動補正情報kAを元に切断駆動部17の補正制御を行なう。
以上の構成を有する画像記録装置1における処理動作の一例を説明する。
記録媒体2は、前述のようにロール状に巻回された状態で記録媒体供給部3に取り付けられている。記録媒体供給部3は不図示の制動機構を有し、ロール状の記録媒体2に対してバックテンションを付与する。この制動機構により、記録媒体供給部3とニップローラ対12との間で適切な張力が生成される。この張力により、記録媒体2は第1ドラム8および第2ドラム11上ですべることなく搬送される。
ニップローラ対12は、記録媒体2の搬送速度を一定に保ちながら記録媒体2を第1画像記録部7に搬送する。そして、第1画像記録部7において記録媒体2の表面に対し、画像記録処理を行なう。さらに、記録媒体2が搬送され、必要に応じて、第2画像記録部10において記録媒体2の裏面に画像の記録処理を行う。
記録処理が終了すると、記録済みの記録媒体2は切断部へと給送される。本実施の形態では、所定の印字単位毎に連続媒体をカットする方法として、上述のようにロータリ式の切断部6を用いている。この切断部6のカットローラ14の回転周期が記録媒体2の搬送速度と記録媒体2の所望の切断長とで決定される時間になるように、切断制御部35が切断駆動部17を制御することにより、記録媒体2は所定のサイズの切断記録媒体2aにカットされる。
切断記録媒体2aは、不図示の排出部へと給送され、機外へと排出される。
次に、本実施の形態の画像記録装置1における切断部6の補正動作について説明する。
記録媒体2は、搬送駆動部13によりニップローラ対12が駆動され、切断部6の方向に搬送される。記録媒体2の搬送に伴い、第1ドラム8が回転し、回転角に応じた記録媒体2の搬送速度および搬送距離の情報からなる搬送情報kHが搬送情報生成部9より制御部31の画像記録タイミング生成部32に入力される。
ここで、記録部4における画像記録のタイミングは前記画像記録タイミング生成部32での画像記録タイミング信号kiを基に制御され、切断部6における記録媒体2の切断のタイミングは前記駆動指令生成部33からの駆動指令信号を基に制御されるが、ニップローラ対12、あるいは第1ドラム8の直径の加工誤差、もしくは搬送駆動部13の速度変動などにより、実際の記録媒体2の搬送速度と、設定された搬送速度との間に誤差が生じ、搬送情報生成部9の搬送速度の情報が設定された搬送速度の理論値に対して誤差が生じる。このような誤差により、記録部4による画像記録位置と、切断部6による記録媒体2の切断位置のずれが生じる。
図3Aおよび図3Bは、切断駆動部17および搬送駆動部13の動作と切断基準信号kR、切断検出信号kCとの関連を示すタイミング図である。
本実施の形態では記録媒体2の切断サイズが、カッター刃16の刃先の軌跡が描く周長(以降、刃先周長と記す)よりも長いものとして説明するが、この逆のケースがあることは言うまでもない。前述したように、カッター刃16は記録媒体2の搬送方向に対して角度θをもって配置されている。
記録媒体2の切断面を略直角にするためには、記録媒体2の切断時には、記録媒体2の搬送速度と、カッター刃16の刃先の軌跡の走行速度すなわち刃先の移動線速度(以降、刃先速度と記す)とが略一致していることが好ましい。
この場合、記録媒体2の所望する切断長とカッター刃16の刃先周長を合わせるとともに、カッター刃16の刃先速度を前記記録媒体2の搬送速度と一致させ、常にカッター刃を駆動させ切断する方法が考えられる。
しかし、カットローラ14の大きさに自由度がなくなるとともに、例えばA3サイズとA4サイズ等の複数の切断サイズに対応することには適さない。
このため、本実施の形態の画像記録装置1では、記録媒体2の切断時以外の箇所でカッター刃16の刃先速度、すなわちカットローラ14の速度を一時的に低下させる制御を行う。このようにすることにより、所望する切断サイズに対応しつつ、カットローラ14の大きさに自由度ができ連続して同一サイズの切断が可能となる。
カットローラ14の駆動を一時的に停止させることも可能ではあるが、切断すべき記録媒体2のサイズが小さい場合など、急激な加減速制御を行なう必要があり、切断駆動部17に要求されるトルクが増大し、装置の大型化につながる。
なお、記録媒体2の切断サイズよりもカッター刃16の刃先周長が長い場合は、記録媒体2の切断時以外の箇所でカットローラ14の速度を増加させればよいということは言うまでもない。
図3A,図3Bに示す退避区間bはカットローラ14の速度を低下させている区間を示す。この退避区間bのカッター刃16の刃先速度は退避区間速度vbで示す。
同様に同期区間aは、記録媒体2の搬送速度とカッター刃16の刃先速度を合致させる必要のある区間を示し、この同期区間aのカッター刃16の刃先速度は同期区間速度vaで示す。
搬送速度vcは搬送情報生成部9で生成される記録媒体2の搬送情報kHに基づく記録媒体2の搬送速度を示す。va、vbの速度は、カットローラ14の回転に伴うカッター刃16の刃先速度を示す。
なお、本実施の形態の場合、図3Aおよび図3Bにおいて、搬送速度vcは便宜的に一定速度として例示しているが、搬送速度vcが変動した場合も後述するような制御を行うことにより、記録媒体2における画像記録位置と切断位置との関係を一定に保つことができる。
切断基準信号kRは、画像記録タイミング信号kiに同期して画像記録タイミング生成部32が生成する信号である。画像記録タイミング信号kiの周期はTcutである。
切断基準信号kRは、画像記録タイミング信号kiに対して、第1画像記録部7からカット位置を示す図1の矢印20で示されるカット位置までの経路長Lに相当する遅れを有した信号であり、画像記録タイミング信号kiによる画像記録位置に対し、理想的な切断位置を示す信号である。この経路長Lは、設計値もしくは実測値などの装置固有の値となり、搬送情報生成部9のパルス数として管理される。
この切断基準信号kRで示されるタイミングが、記録媒体2を画像記録位置に対してずれなく切断される基準のタイミングとなり、このタイミングで記録媒体2が切断されれば、理想的には画像記録位置と切断位置のずれがなくなる。切断基準信号kRの立ち上がりが切断したい理想的な瞬間を示す。
一方、切断検出信号kCは、切断検出部19が検出した、カッター刃16が記録媒体2を実際に切断したタイミングを示し、同様に信号の立ち上がりが実際の切断の瞬間を示す。
図3Aは、搬送情報生成部9の生成する搬送情報kHが理論どおりであり、誤差が無い場合を示す。カッター刃16の同期区間速度vaと記録媒体2の搬送速度vcは等しく、切断基準信号kRと切断検出信号kCの立ち上がりが合致しているので、記録媒体2に記録された画像位置に対し切断位置がずれていない。
一方、図3Bは、カッター刃16の同期区間速度vaと記録媒体2の搬送速度vcには誤差によりΔvの速度差が生じている場合が例示されている。すなわち、図3Bの例は、記録媒体2の搬送速度が理論値よりもΔv速いことを示している。
この場合、切断基準信号kRは記録媒体2の実際の搬送に伴う第1ドラム8の回動により、搬送情報生成部9が生成するパルス信号により生成されるので、画像記録タイミング信号kiの周期と同期する切断基準信号kRのパルスの間隔(Tcut)は、理論値とΔvの比率で短くなる。
これに対し、実際の切断は駆動指令生成部33からの駆動指令信号kD2を基に切断されるため、この結果、切断基準信号kRと切断検出信号kCとの間に差分Δtn(添え字nは正の整数)の誤差が生じる。この差分Δtnは累積する。
記録部4による画像記録動作は前述のように搬送情報生成部9の生成する画像記録タイミング信号kiのパルスに同期して制御するため、連続的に切断を繰り返すと、記録部4による画像記録位置と切断部6による記録媒体2の切断位置のずれが徐々に大きくなる。
図4は、本実施の形態の画像記録装置1の制御における切断タイミングの累積誤差を解消するための補正の概念図である。
切断基準信号kRと切断検出信号kCとの間には、差分Δtnの差が生じている。切断基準信号kRが先行しているため、切断検出信号kCが早くなる方向に補正が必要であり、この差分Δtnを0にするためには、カッター刃16が1周する時間を差分Δtnだけ短くするように補正することになる。
本実施の形態の画像記録装置1では、この差分Δtnの補正を、退避区間bと同期区間aにおけるカットローラ14の駆動量をそれぞれ変更することで実現する。
τ1は退避区間bの補正時間であり、退避区間bの時間をτ1だけ短くすることにより、退避区間bでのカッター刃16の移動量を減少させる。この補正時間τ1におけるカッター刃16の移動量はs1になる。
同様にτ2は同期区間aの補正時間であり、同期区間aの時間を補正時間τ2だけ延ばすことにより、同期区間aでのカッター刃16移動量を増加させる。この補正時間τ2におけるカッター刃16の移動量はs2になる。
上述のτ1、τ2およびs1、s2の間には以下の式(1)および(2)の関係がある。
τ2−τ1=Δtn ……(1)
s1=s2 ……(2)
s1=vb×τ1、s2=va×τ2であるから、次の式(3)を得る。
va×τ2=vb×τ1 ……(3)
上式(1)〜(3)より、次の式(4)、(5)を得る。
τ1=Δtn/((vb/va)−1) ……(4)
τ2=Δtn/(1−(va/vb)) ……(5)
よって、s1、s2は、
s1=(vb×Δtn)/((vb/va)−1) ……(6)
s2=(va×Δtn)/(1−(va/vb)) ……(7)
となる。
補正演算部36は、前述のように画像記録タイミング生成部32で生成される切断基準信号kRと切断検出部19で生成される切断検出信号kCの差分Δtnを計測し、上記の式(1)〜(7)に例示される補正演算を実施する。
補正演算部36はこの演算結果を切断駆動補正情報kAとして切断制御部35に通知し、切断制御部35はこの切断駆動補正情報kAに基づいて退避区間bおよび同期区間aの駆動信号kD4を制御する。
本実施の形態の場合、前述のように切断駆動部17はステッピングモータで構成されるので駆動信号kD4はパルス信号であり、切断駆動補正情報kAに基づいて、このパルス数を増減させることを行なう。
これにより、補正の前後で、切断後の切断記録媒体2aの長さは所定長で変化することなく、しかも、切断記録媒体2aにおける画像記録位置に対する切断位置の合わせ精度が高い、切断記録媒体2aを得ることができる。
以下、フローチャートに従って、本実施の形態の画像記録装置1における補正処理の制御の一例を説明する。
図5は、本発明の一実施の形態である画像記録装置および画像記録装置の制御方法の作用例を示すフローチャートである。
なお、以下の作用の説明においては、記録部4における画像記録の動作については割愛し、切断部6における切断タイミングの補正に関して説明するものとする。
画像記録装置1の制御部31は、上位装置37からの画像記録要求を待つ(ステップ101)。
上位装置37から画像記録の要求がなされると、画像記録装置1の制御部31は、記録媒体2の搬送を開始し、画像記録タイミング信号ki等を記録部4に出力することにより、記録部4を通過する記録媒体2に対して上位装置37から受信した画像を記録する動作を開始する(ステップ102)。
同時に制御部31の切断制御部35は、切断駆動部17の駆動を開始する(ステップ103)。
補正演算部36は切断基準信号kRと切断検出信号kCの差分を計測するためのレジスタ、C0、C1を0にクリアし、基準カウンタをスタートする(ステップ104)。
画像記録タイミング生成部32は、記録媒体2の搬送に伴い入力される搬送情報生成部9からの搬送情報kHに基づき、切断基準信号kRの生成を開始する(ステップ105)。
次のステップ106およびステップ107と、ステップ108およびステップ109は並行処理となる。
すなわち、補正演算部36は、画像記録タイミング生成部32からの切断基準信号kRを待ち(ステップ106)、切断基準信号kRが入力されたら、そのときの基準カウンタの値をレジスタC0にセットする(ステップ107)。
同時に、補正演算部36は、切断検出部19からの切断検出信号kCを待ち(ステップ108)、切断検出信号kCが入力されたら、そのときの基準カウンタの値をレジスタC1にセットする(ステップ109)。
C0、C1の双方のレジスタにカウンタ値がセットされた後、補正演算部36は、基準カウンタのリスタート、すなわち0クリア後の再スタートを行なう(ステップ110)。
補正演算部36は、前述のレジスタC0、C1から、切断基準信号kRと切断検出信号kCの差分を演算し、補正量を求める(ステップ111)。
さらに補正演算部36は、退避区間bと同期区間aにおける切断駆動部17の駆動補正量S1および駆動補正量S2(いずれもパルス数)を演算する(ステップ112)。
次に、補正演算部36は、切断制御部35に対して、求めた駆動補正量S1および駆動補正量S2を切断駆動補正情報kAとしてセットし、切断駆動部17に対する駆動指令(駆動信号kD4)に反映させ、記録媒体2の切断動作を実行させる(ステップ113)。
その後、制御部31は、記録媒体2のページ数が最終ページに到達したかどうかを判断し(ステップ114)、最終ページに到達していなければ(ステップ114の“N”の場合)、処理をステップ106(およびステップ108)に戻す。
ステップ114において、最終ページに到達したと判断された場合は、制御部31が記録媒体2の搬送を停止し、一連の処理を終了する(ステップ115)。
以上、説明したように、本実施の形態の画像記録装置1では、記録媒体2における画像記録位置に対してずれが生じない理想的な切断タイミングである切断基準信号kRと、実際の切断タイミングを示す切断検出信号kCを比較し、その差分Δtnを打ち消すように、切断部6の退避区間bの補正時間τ1と同期区間aの補正時間τ2で駆動量を変更するように補正演算部36にて補正し、切断制御部35にて補正結果(駆動補正量S1、駆動補正量S2)を反映させた切断駆動部17の制御を行なう。
これにより、例えば、撮像機器等の複雑で高コストの部品を使用することなく簡便な方法で、低コストにて、連続記録媒体である記録媒体2における画像記録位置と切断位置を高精度にあわせ、高品位かつ高精度な所定長の印字媒体としての切断記録媒体2aを生成する画像記録装置1、および画像記録装置1の制御方法を提供することができる。
また、切断駆動部17の駆動および停止を反復する必要がないので、切断駆動部17を構成するモータの定格を小さくでき、切断部6の駆動系の軽量化および省エネルギ化、低コスト化を実現できる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の他の実施の形態の画像記録装置の全体構成を示す概念図、図7は、本発明の他の実施の形態の画像記録装置の制御系の構成例を示すブロック図、図8は、本発明の他の実施の形態の画像記録装置における切断タイミングの補正方法を説明する概念図である。
なお、上述の実施の形態1と共通する構成要素については、同一の符号付して、重複した説明は割愛する。
この実施の形態2の画像記録装置51では、切断部6におけるカットローラ14およびアンビルローラ15の駆動にサーボモータを用い、搬送情報kHに同期した閉ループ制御を行うように構成し、サーボモータの回転制御のためのフィードバック信号を切断検出信号kCとして用いる例を示す。
すなわち、図6に例示されるように、本実施の形態2の画像記録装置51は、切断部6では、サーボモータからなる切断駆動部52を有する。また、切断検出部53として、サーボモータ軸に配置したエンコーダを有する。
このエンコーダからなる切断検出部53は、サーボモータのフィードバック信号を生成するものであり、本実施の形態2の画像記録装置51では、その原点信号であるZ相信号を切断検出信号kCとして使用する。このため、Z相信号は切断部6の切断位置(矢印20の位置)に調整するのが好ましいが、切断位置とZ相信号とのずれ量をあらかじめ記憶しておくことでも問題はない。また、切断検出部53としては、アブソリュートエンコーダなどサーボモータからなる切断駆動部52の回転軸の絶対位置を検出できるエンコーダも使用できることは言うまでもない。
本実施の形態2の画像記録装置51の場合、図7に例示されるように、制御部31の画像記録タイミング生成部32Aは、搬送制御部34および切断制御部35に対する駆動指令信号を生成する駆動指令生成部54を有する。
この駆動指令生成部54は、搬送情報生成部9の搬送情報kHの信号を元に、搬送制御部34および切断制御部35に対する駆動指令を行う。このため、搬送駆動部13による記録媒体2の搬送、および切断駆動部17によるカットローラ14の駆動は、搬送情報kHに同期したフィードバックループ制御で行なわれる。
従って、記録媒体2の搬送速度および切断駆動部17による記録媒体2の切断に関しては、より高精度に制御されるが、画像記録タイミング生成部32では、当該フィードバックループ制御に適した制御論理を実装することで実現される。
図8等を参照して、本実施の形態2の画像記録装置51における記録媒体2の切断位置の補正方法の一例について説明する。
本実施の形態2の画像記録装置51では、上述のように、切断駆動部17はサーボモータで構成され、さらに搬送情報生成部9の搬送情報kHに基づいた切断制御がなされるため、上述の図3Bに示したΔvのずれは発生しない。
しかしながら、切断駆動部17がサーボモータで構成されるため、サーボの整定時間による遅延やカットローラ14のアンバランス負荷などの負荷トルク変動から発生する速度変動など、切断駆動部17に対する駆動指令に対しての偏差が発生する。この偏差を小さくするにはサーボモータの整定時間を確保するのが好ましく、上述の実施の形態1で示した同期区間aもしくは退避区間bの時間が短くなるのは好ましくない。
このため、本実施の形態2では、切断駆動部52の同期区間aと退避区間bの間の移行期間の加速度を制御し、加速度を変化させることで、同期区間aもしくは退避区間bの時間が短くならないようにする。
図8におけるカット位置のずれ量は差分Δtnで示される。このときの補正前におけるカッター刃16の減速〜定速(退避区間速度vb)〜加速の区間時間および移動量は、
区間時間(補正前)=2×τ3+τ4 ……(8)
移動量(補正前) =2×s3+s4 ……(9)
で示される。
同様に補正後は、
区間時間(補正後)=2×τ5+τ6 ……(10)
移動量(補正後) =2×s5+s6 ……(11)
で示される。
本実施の形態2の場合、補正を行なうことで以下の式(12)、(13)の関係になるように演算を行い、補正演算部36は、実施の形態1と同様に補正する。
(2×τ3+τ4)−(2×τ5+τ6)=Δtn ……(12)
(2×s3+s4)=(2×s5+s6) ……(13)
この結果、カットローラ14の加速度は、補正の前後でαからβに変化するように制御される。
すなわち、加速度は、補正前のα=(va−vb)/τ3、から、補正後のβ=(va−vb)/τ5、に変化するように制御される。
なお、図8および上述の式(12)、(13)の関係を踏まえると、補正後の加速度βは、補正前の加速度α等の制御時に既知の値を用いて、以下のように得られる。
すなわち、図8の面積の関係から、
s4=vb×τ4 ……(14)
2×s3=(va+vb)×τ3 ……(15)
s6=vb×τ6 ……(16)
2×s5=(va+vb)×τ5 ……(17)
が得られる。
これら式(14)〜(17)と、式(13)から、
(va+vb)×τ3+vb×τ4=(va+vb)×τ5+vb×τ6 ……(18)
が得られ、この式(18)をτ5で解くと、
τ5={(va+vb)×τ3+vb×τ4-vb×τ6}/(va+vb) ……(19)
が得られる。
一方、上述の式(12)をτ6で解くと、
(2×τ3+τ4)-Δτn-2×τ5=τ6 ……(20)
が得られ、この式(20)のτ6を式(19)に代入して整理すると、
τ5={τ3(va-vb)+vb×Δtn}/(va-vb) ……(21)
となる。
上述の、β=(va−vb)/τ5に、式(21)のτ5を代入して整理すると、補正後の加速度βは、 β=(va-vb)2/{τ3(va-vb)+vb×Δtn} ……(22)
で算出される。
なお、前記補正演算部36の補正は、記録媒体2の1回の切断のたびに実施してもよいし、複数回の切断を実施したときの、理想的な切断位置と実際の切断位置のずれの平均を基に、補正を実施してもよい。
このように、本実施の形態2の画像記録装置51によれば、切断駆動部52をサーボモータで構成し、長尺な記録媒体2の搬送情報kHに基づくフィードバック制御によって、切断部6の切断駆動部52を制御することで、実質的に記録媒体2の切断誤差を排除でき、画像形成位置に対して高い切断精度を有する記録媒体2の切断を実現できる。
また、切断駆動部52の制御系におけるサーボ整定時間やアンバランス負荷などのトルク変動等に起因する差分Δtnの切断誤差については、同期区間aと退避区間bの間の移行期間の加速度を変化させることで、差分Δtnをキャンセルでき、切断駆動部52の制御系の性能に影響することなく、差分Δtnによる誤差を排除したより高精度な記録媒体2の切断を実現できる。
さらに、切断検出信号kCを生成するための検出板18および切断検出センサ21の構成を省略でき、画像記録装置51の構成を簡略化できる。
以上、説明したように、本実施の形態2の画像記録装置51によれば、記録媒体2における画像記録位置に対してずれが生じない理想的な切断タイミングである切断基準信号kRと、実際の切断タイミングを示す切断検出信号kCを比較し、その差分Δtnを切断部6の退避区間b〜同期区間aの間の移行時の加速度βと、退避区間bもしくは同期区間aの駆動量を変更するように補正演算部36にて補正し、切断制御部35にて補正結果を反映させた制御を行なうことができる。
これにより、撮像機器等を使用することなく簡便な方法で、連続記録媒体における画像記録位置と切断位置を高精度にあわせ、高品位な印字媒体を生成する画像記録装置、および画像記録装置の制御方法を提供することができる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
1 画像記録装置
2 記録媒体
2a 切断記録媒体
3 記録媒体供給部
4 記録部
5 搬送部
6 切断部
7 第1画像記録部
8 第1ドラム
9 搬送情報生成部
10 第2画像記録部
11 第2ドラム
12 ニップローラ対
13 搬送駆動部
14 カットローラ
15 アンビルローラ
16 カッター刃
17 切断駆動部
18 検出板
18a 切り欠き
19 切断検出部
20 矢印
21 切断検出センサ
31 制御部
32 画像記録タイミング生成部
32A 画像記録タイミング生成部
33 駆動指令生成部
34 搬送制御部
35 切断制御部
36 補正演算部
37 上位装置
51 画像記録装置
52 切断駆動部
53 切断検出部
54 駆動指令生成部
a 同期区間
b 退避区間
kA 切断駆動補正情報
kC 切断検出信号
kD1 駆動指令信号
kD2 駆動指令信号
kD3 駆動信号
kD4 駆動信号
kH 搬送情報
kR 切断基準信号
ki 画像記録タイミング信号
va 同期区間速度
vb 退避区間速度
vc 搬送速度
Δtn 差分
α 加速度
β 加速度

Claims (9)

  1. 連続記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記連続記録媒体に画像を記録する画像記録部と、
    螺旋状に刃が設けられた切断ローラを回転させることにより前記連続記録媒体を切断する切断手段と、
    を含む画像記録装置において、
    少なくとも前記連続記録媒体の搬送速度および搬送距離を含む搬送情報を検出する搬送情報検出手段と、
    前記搬送情報に基づき前記画像記録部の画像記録のタイミングを示す画像記録タイミング信号を生成するタイミング生成部と、
    前記切断手段の前記切断ローラの駆動を制御する切断制御手段と、
    前記切断手段による前記連続記録媒体の切断タイミングを検出して切断検出信号として出力する切断タイミング検出手段と、
    前記画像記録タイミング信号と前記切断検出信号に基づき、前記切断タイミングを補正する切断制御補正演算部と、
    を具備することを特徴とする画像記録装置。
  2. 請求項1に記載の画像記録装置において、
    前記切断ローラの1回転中に、前記刃の刃先速度と前記連続記録媒体の前記搬送速度とが合致する同期区間と、前記同期区間よりも前記刃先速度が減少または増加する退避区間と、が含まれ、
    前記切断制御補正演算部は、前記同期区間および前記退避区間と、前記同期区間と前記退避区間の間の加減速区間の、少なくとも一つの区間の所要時間を調整することで、前記切断タイミングの補正を行うことを特徴とする画像記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像記録装置において、
    前記搬送情報検出手段は、前記連続記録媒体の搬送に同調して回転する搬送同調ローラ部と、前記搬送同調ローラ部の回転変位を検出する搬送同調ローラ回転位置検出手段からなることを特徴とする画像記録装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像記録装置において、
    前記切断タイミング検出手段は、前記切断ローラの回転変位を検出する切断ローラ回転位置検出手段からなることを特徴とする画像記録装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像記録装置において、
    前記切断制御補正演算部は、切断のたびに前記切断タイミングの補正を行うことを特徴とする画像記録装置。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像記録装置において、
    前記切断制御補正演算部は、複数の切断での前記切断検出信号のずれの平均により、前記切断タイミングを補正することを特徴とする画像記録装置。
  7. 連続記録媒体を搬送する搬送手段と、前記連続記録媒体に画像を記録する画像記録部と、螺旋状に刃が設けられた切断ローラを回転させることにより前記連続記録媒体を切断する切断手段と、を含む画像記録装置の制御方法において、
    前記画像記録部における前記連続記録媒体に対する前記画像の記録タイミングに同期した切断基準情報と、前記切断手段から検出される前記連続記録媒体の切断タイミング情報とに基づいて、前記切断手段による前記連続記録媒体の切断タイミングを制御することを特徴とする画像記録装置の制御方法。
  8. 連続記録媒体を搬送する搬送手段と、前記連続記録媒体に画像を記録する画像記録部と、螺旋状に刃が設けられた切断ローラを回転させることにより前記連続記録媒体を切断する切断手段と、を含む画像記録装置の制御方法において、
    少なくとも前記連続記録媒体の搬送速度および搬送距離を含む搬送情報を検出するステップと、
    前記搬送情報に基づき前記画像記録部の画像記録のタイミングを示す画像記録タイミング信号を生成するステップと、
    前記切断手段による前記連続記録媒体の切断タイミングを検出して切断検出信号として出力するステップと、
    前記画像記録タイミング信号と前記切断検出信号に基づき、前記切断タイミングを補正するステップと、
    を含むことを特徴とする画像記録装置の制御方法。
  9. 請求項7または請求項8記載の画像記録装置の制御方法において、
    前記切断ローラの1回転中に、前記刃の刃先速度と前記連続記録媒体の前記搬送速度とが合致する同期区間と、前記同期区間よりも前記刃先速度が減少または増加する退避区間と、が含まれ、
    前記連続記録媒体の切断長さを変化させることなく、前記同期区間および前記退避区間と、前記同期区間と前記退避区間の間の加減速区間の、少なくとも一つの時間を調整することで、前記切断タイミングを補正することを特徴とする画像記録装置の制御方法。
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