JP2012024851A - 工作機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】 工作機械の設置場所とは異なる別の場所を必要とすることなくワークを洗浄することができ、且つ、洗浄の作業効率を高めることができる工作機械を提供する。
【解決手段】 この工作機械1は、ワークWを支持する主軸2と、この主軸2により支持されたワークWを加工する刃物台3と、これらによる加工領域12を覆うカバー4と、加工領域12の下部に設けられて、ワークWを刃物台3で加工するときにワークWから排出される加工屑を収集する収集部5とを備える。カバー4内の収集部5の上方にワーク洗浄部6を設け、ワーク洗浄部6は、上面および周囲が加工領域12に対して仕切られてワーク洗浄領域22aを含む内部空間22を有し、下部が加工領域12に通じるワーク洗浄部カバー17と、ワーク洗浄領域22aに設けられてワークWを支持するワーク支持台と、支持されたワークWを洗浄するワーク洗浄具とを有する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、例えば、2軸旋盤や、多軸のマシニングセンタ等の工作機械に関し、工程間におけるワーク洗浄に適用される技術に関する。
従来、2軸旋盤に代表される2つの加工部を有する工作機械においては、一方の加工部でワークの表側を加工し(第1工程)、反転装置又は手動によりワークを反転させた後、他方の加工部でワークの裏側を加工する(第2工程)。第1工程でワークを把持していた部分の一部又は全部が、第2工程での加工部分となり、第1工程での加工部分を第2工程で把持することになる。第1工程の加工部分には、切削加工により生じた切粉が通常付着しているので、切粉が付着した状態のまま、第2工程でワークを把持すると、切粉を噛み込んでしまい、ワークに傷を付けてしまう。特に、アルミピストンのような柔らかいワークを加工する場合は、圧痕が顕著に残り、ワークとしてはNGとなる。これを防ぐために、第2工程の前に、エアブロー装置などの洗浄機により、切粉を洗い落としていた。
特許第4400008号公報 特許第4400011号公報 実開平6−85750号公報 特許第2606511号公報
例えば、2軸旋盤の場合(特許文献1〜4)、工程間に従来の洗浄機を設置することはスペース的に困難であった。このため、機械の横に洗浄機をレイアウトしていたが、機械と洗浄機とにわたってワークを往復移動させなければならず、したがって機械の稼動率が下がり作業性が悪くなるという問題があった。また、洗浄機を機械と別に設置するための設置場所を必要とするため、設備コストが高くなっていた。
ワーク洗浄をローダーにて自動化して行う場合、ローダーフレーム、反転チャック等を必要とし、工作機械全体の構造が複雑化し、製造コストが高くなる。
この発明の目的は、工作機械の設置場所とは異なる別の場所を必要とすることなくワークを洗浄することができ、且つ、洗浄の作業効率を高めることができる工作機械を提供することである。
この発明の他の目的は、それぞれが加工を行う2つの加工機器を有する1個体の工作機械において、構造を複雑化することなくワークを洗浄することができる工作機械を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、ワークを工程間で移送することができる工作機械を提供することである。
この発明の工作機械は、ワークを支持するワーク支持手段と、このワーク支持手段により支持されたワークを加工する加工手段と、これらワーク支持手段および加工手段による加工領域を覆うカバーと、この加工領域の下部に設けられて、前記ワークを加工手段で加工するときにワークから排出される加工屑を収集する収集部とを備えた工作機械において、前記カバー内の前記収集部の上方の領域にワーク洗浄部を設け、このワーク洗浄部は、上面および周囲が前記加工領域に対して仕切られてワーク洗浄領域を含む内部空間を有し、下部が前記加工領域に通じるワーク洗浄部カバーと、前記ワーク洗浄領域に設けられてワークを支持するワーク支持台と、このワーク支持台に支持されたワークを洗浄するワーク洗浄具とを有することを特徴とする。
この構成によると、ワークは、ワーク支持手段により支持され、加工手段により加工される。ワークから排出される加工屑は収集部に収集される。加工後のワークは、ワーク洗浄部カバーの内部空間におけるワーク洗浄領域にて、ワーク支持台に支持させる。ワーク洗浄具は、支持されたワークを洗浄する。このときワーク洗浄部カバーの下部が前記加工領域に通じるため、ワーク洗浄具でワークから除去された切粉等は、下部から落下し、加工領域を通って収集部に収集される。このように、工作機械の設置場所とは異なる別の場所を必要とすることなくワークを洗浄することができる。また、従来のように、ワークを機械と洗浄機とにわたって往復移動させる手間を省けるため、洗浄の作業効率を高めることができる。
この発明において、前記加工領域は、互いに独立した第1の加工領域部と第2の加工領域部からなり、前記ワーク洗浄部は、前記内部空間が第1の加工領域部から第2の加工領域部に連通するように、ワーク洗浄部カバーが第1の加工領域部と第2の加工領域部とにわたって配置され、ワーク支持台に支持されたワークを、第1の加工領域部から第2の加工領域部に移送するワーク移送部材を設けたものであっても良い。
この構成によると、第1の加工領域部で加工されたワークを、前記内部空間におけるワーク洗浄領域に設けられたワーク支持台に支持する。次に、例えば、別の未加工のワークを第1の加工領域部においてワーク支持手段により支持しておく。その後、前記ワークを加工すると共に、既に第1の加工領域部で加工されたワークを洗浄する。これによりワークに付着された切粉等が除去される。この洗浄されたワークは、ワーク移送部材により第1の加工領域部から第2の加工領域部に移送される。移送されたワークは、第2の加工領域部において、ワーク支持手段により支持されて加工手段により加工に供される。
ワーク洗浄部から洗浄済みのワークを手作業で取り出すときに、その取出口のある加工領域での加工は、安全のために停止させる必要がある。しかし、ワーク洗浄部は、前記内部空間が第1の加工領域部から第2の加工領域部に連通するように、ワーク洗浄部カバーが第1の加工領域部と第2の加工領域部とにわたって配置されるため、第1の加工領域部の加工手段等を停止することなく、前記ワークを第2の加工領域部で取り出すことができる。したがって、2つの加工機器を有する1個体の工作機械において、構造を複雑化することなくワークを洗浄し移送することができる。
この発明において、前記加工領域から機外へワークを移送するワーク移送部材を設けたものであっても良い。この構成によると、加工領域においてワークを加工手段で加工し、ワークを洗浄した後、ワーク移送部材によりワークを機外の後工程に移送することができる。
この発明の工作機械は、ワークを支持するワーク支持手段と、このワーク支持手段により支持されたワークを加工する加工手段と、これらワーク支持手段および加工手段による加工領域を覆うカバーと、この加工領域の下部に設けられて、前記ワークを加工手段で加工するときにワークから排出される加工屑を収集する収集部とを備えた工作機械において、前記カバー内の前記収集部の上方の領域にワーク洗浄部を設け、このワーク洗浄部は、上面および周囲が前記加工領域に対して仕切られてワーク洗浄領域を含む内部空間を有し、下部が前記加工領域に通じるワーク洗浄部カバーと、前記ワーク洗浄領域に設けられてワークを支持するワーク支持台と、このワーク支持台に支持されたワークを洗浄するワーク洗浄具とを有するため、工作機械の設置場所とは異なる別の場所を必要とすることなくワークを洗浄することができ、且つ、洗浄の作業効率を高めることができる。
この発明の第1の実施形態に係る工作機械の斜視図である。 同工作機械の水平断面図である。 図2の工作機械の要部の拡大図である。 図3のIV-IV線断面図である。 図4のV-V線端面図である。 同工作機械のワーク洗浄部の斜視図である。 同ワーク洗浄部の平面図である。 図7のVIII-VIII線断面図である。
この発明の第1の実施形態を図1ないし図8と共に説明する。
この実施形態に係る工作機械を、タレット旋盤である平行2軸旋盤に適用した例について説明する。
図1、図2に示すように、この工作機械1は、ワーク支持手段である2本の主軸2,2と、これらの主軸2,2に対応する加工手段である2個のタレット型の刃物台3,3と、2本の主軸2,2および2個の刃物台3,3等を覆うカバー4と、ワークWを各刃物台3で加工するときにワークWから排出される加工屑を収集する収集部5と、ワークWを洗浄するワーク洗浄部6とを有する。
前記2個の刃物台3は、左右に振り分けてベッド7上に設けられている。主軸2は、ベッド7に設置したヘッドストック8に支持され、チャック2aが装着してある。刃物台3は、送り台9に搭載され、送り台9は、ベッド7のレール10上を、主軸2の軸方向(Z軸方向)に直交する横方向(X軸方向)に移動自在である。刃物台3は、送り台9にZ軸方向に進退自在にされ、且つ割出し回転が可能とされている。
図2に示すように、この工作機械1の上部は、カバー4によって覆われている。カバー4で覆われた機内空間は、内カバー板11によって、チャック2aおよび刃物台3が配置されている前方の加工領域12と、ヘッドストック8や送り台9等が配置されている後方の駆動機構室13とに仕切られている。図3および図4に示すように、カバー4の前方には開口4aが形成され、左右のスライド扉14,14により開閉される。各スライド扉14は、それぞれ独立して扉レール15上をX軸方向に移動可能に構成されている。左右のスライド扉14,14は、それぞれ前記開口4aにおける第1および第2の加工領域部12A,12Bの部分を開閉する。
図3に示すように、加工領域12は、その中央に配置した仕切板16によって左右に仕切られ、互いに独立した第1の加工領域部12Aと、第2の加工領域部12Bとからなる。第1の加工領域部12Aに左側のチャック2aおよび刃物台3が配置され、第2の加工領域部12Bに右側のチャック2aおよび刃物台3が配置されている。インタロック手段(図示せず)により第1の加工領域部12Aにおいて、左側のスライド扉14を閉じこの第1の加工領域部12Aを外部から閉鎖した状態で、左側のチャック2aに把持されたワークWを加工可能になっている。同様に第2の加工領域部12Bにおいても、右側のスライド扉14を閉じこの第2の加工領域部12Bを外部から閉鎖した状態で、右側のチャック2aに把持されたワークWを加工可能になっている。
前記収集部5は、図4に示すように、カバー4内の第1および第2の加工領域部12A,12Bにわたって下部に設けられている。収集部5は、ベッド7の一部またはベッド7とは別に設けられた部材により、下面に排出口5aを有し、周囲の側壁が傾斜面または垂直面となった上面開放の箱状部で構成されている。これにより、ワークWを加工するときこのワークWから排出される加工屑つまり切粉を、収集部5に収集し得る。収集部5には、例えば、図示外のコンベア等の搬出手段が設けられ、この搬出手段により収集された切粉を機外に搬出する。
カバー4内の前記収集部5の上方の領域で同カバー4の開口4a付近に、ワーク洗浄部6を設けている。ベッド7の前端部には、X軸方向一定間隔おきに複数のブラケット7aが設けられ、これらブラケット7aに連結部材7bを介してワーク洗浄部6が連結されている。
図6に示すように、ワーク洗浄部6は、ワーク洗浄部カバー17と、ワーク支持台18と、ワーク移送部材19と、ワーク洗浄具20と、ワーク支持解除機構21とを有する。図4、図5に示すように、ワーク洗浄部カバー17は、上面および周囲が加工領域に対して仕切られてワーク洗浄領域22aとワーク移送領域22bとを含む内部空間22を有し、下部が加工領域12に通じている。ワーク洗浄部カバー17は、底面の無い直方体の箱状に形成され、周囲を矩形状に囲むカバー本体17aと、このカバー本体17aの上部の開口部を開閉可能に塞ぐ2個の開閉蓋17b,17bとを有する。
図5に示すように、このワーク洗浄部6は、前記内部空間22が第1の加工領域部12Aから第2の加工領域部12Bに連通するように、前記ワーク洗浄部カバー17が第1の加工領域部12Aと第2の加工領域部12Bとにわたって配置される。カバー本体17aの上面に設けられた2個の開閉蓋17b,17bのうち、左側の開閉蓋17aは、第1の加工領域部12Aにおいて開閉可能に構成され、右側の開閉蓋17bは第2の加工領域部12Bにおいて開閉可能に構成されている。
図6に示すように、ワーク支持台18は、ワーク洗浄領域22aに設けられてワークWを支持する。ワーク移送部材19は、ワーク支持台18に支持されたワークWを第1の加工領域部12A(図5)から第2の加工領域部12Bに移送するものであって、例えば、ローラコンベア23から成る。このローラコンベア23は、多数のローラ24を回転自在に且つ所定間隔で並べて枠25に取り付けた重力式のものである。図7および図8に示すように、枠25は、カバー本体17aに取付けられて、ローラ24による搬送面24aが、第1の加工領域部12Aから第2の加工領域部12Bに向かうに従って下り勾配で傾斜するように設けられる。ローラ24上に設けられる円形状のワークWは、ワーク支持台18に支持されている状態を除き、第1の加工領域部12Aから第2の加工領域部12Bまで、前記ワークWの自重で移動するようになっている。前述のローラ24による搬送面24aは、いわゆる水平面に対し、ワークWの自重で同ワークWが第1の加工領域部12Aから第2の加工領域部12Bまで円滑に移動できる程度の傾斜角度αを持って設置されている。
ワーク支持台18は、ローラコンベア23の一部によって構成される。つまりローラコンベア23のうちの搬送方向上流側の2個のローラ間隔(ローラピッチともいう)δ1は、その他のローラ間隔δ2よりも広く配置されている。このローラ間隔δ1が広く配置された2個のローラ24,24を、ワーク支持台18として用いている。前記2個のローラ24,24のうちの一方のローラ24に、ワークWの外周面における円周方向の一部を支持し、他方のローラ24に、同ワークWの外周面における円周方向の他の一部を支持している。このようにローラコンベア23の搬送方向上流側の2個のローラ24,24間で、ワークWの搬送を規制するようになっている。なお、ワークWの外周面の外径寸法に応じて、前記2個のローラ24,24のローラ間隔δ1が定められる。
図8に示すように、ワーク支持解除機構21は、ワーク支持台18にあるワークWの支持状態を解除する機構であって、揺動レバー26と、揺動軸27と、押圧部材28とを有する。カバー本体17aの左側面に貫通孔17aaが形成され、この貫通孔17aaから揺動レバー26の操作部26aを操作可能にカバー本体17aから露出させている。カバー本体17aの貫通孔17aaまたはその付近に、揺動軸27がZ軸方向に沿って支持されて設けられ、この揺動軸27に、揺動レバー27がZ軸まわりに揺動自在に取付けられている。この揺動レバー27の先端部には、ローラから成る押圧部材28が水平軸心回りに回転自在に取付けられ、この押圧部材28は、第1の加工領域部12Aにおいて前記搬送方向上流側の2個のローラ24,24間の直ぐ下方に配置されている。ワーク支持解除機構21は、操作者が操作しない自然状態では、図8実線で示すように、揺動レバー26および押圧部材28の重量バランスにより、ワーク支持台18よりも下方位置に保持されている。このときワークWはワーク支持台18に支持された状態を維持する。操作者が揺動レバー26の操作部26aを下方向きに操作することで、図8一点鎖線で示すように押圧部材28が押し上げられ、この押圧部材28の外周面が前記2個のローラ24,24間にあるワークWの外周面を押圧する。これにより、ワークWのワーク支持台18による支持が解除され、ワークWは、第1の加工領域部12Aから第2の加工領域部12Bまで自重で移動するようになっている。
図7および図8に示すように、ワーク洗浄具20は、ワーク支持台18に支持されたワークWを洗浄するものであって、カバー本体17aにおける上部側壁に取り付けられ、前記ワークWに向けてエアブローを行うノズル20aと、このノズル20aに配管接続される図示外の空気圧供給源とを有する。ワークWをワーク支持台18に支持して開閉蓋17bを閉じた状態でワークWをエアブローし、ワークWに付着されている切粉等を除去するようになっている。除去された切粉等は収集部5に収集される。
以上説明した工作機械1の作用効果について説明する。
第1の加工領域部12Aにおいて、ワークWはチャック2aに把持され、刃物台3により加工される。ワークWから排出される加工屑は収集部5に収集される。第1の加工領域部12AでのワークWの加工後、左側のスライド扉14によりカバー4の開口4aを手作業で開き、ワーク洗浄部6の左側の開閉蓋17bを開く。チャック2aから取り外したワークWをワーク支持台18に手作業にて支持し、前記開閉蓋17bを閉じる。ワーク洗浄具20は、支持されたワークWをエアブローする。このワークWのエアブローは、例えば、操作者が操作盤29を操作することで開始され、タイマ等による一定時間経過後、自動的に終了させる。ワークWの洗浄時、ワーク洗浄部カバー17の下部が加工領域12に通じているため、ワーク洗浄具20でワークWから除去された切粉等は、下部から落下し、加工領域を通って収集部5に収集される。このように、工作機械1の設置場所とは異なる別の場所を必要とすることなくワークWを洗浄することができる。また、従来のように、ワークを機械と洗浄機とにわたって往復移動させる手間を省けるため、洗浄の作業効率を高めることができる。
ワーク洗浄具20で洗浄されたワークWは、ワーク支持解除機構21により、ワーク支持台18による支持が解除される。これにより、ワークWは、ローラコンベア23により第1の加工領域部12Aから第2の加工領域部12Bまで自重で移動する。移動したワークWは、右側の開閉蓋17bから取り出されて第2の加工領域部12Bにおいて、チャック2aに把持され、刃物台3により加工に供される。
ワーク洗浄部から洗浄済みのワークを手作業で取り出すときに、その取出口のある加工領域での加工は、安全のために停止させる必要がある。しかし、ワーク洗浄部6は、前記内部空間22aが第1の加工領域部12Aから第2の加工領域部12Bに連通するように、ワーク洗浄部カバー17が第1の加工領域部12Aと第2の加工領域部12Bとにわたって配置されるため、第1の加工領域部12Aの主軸2および刃物台3を停止することなく、ワークWを第2の加工領域部12Bで取り出すことができる。したがって、平行2軸旋盤において、構造を複雑化することなくワークWを洗浄し移送することができる。
ワーク支持台18は、ローラコンベア23の一部によって構成されるため、部品点数の低減を図り、構造を簡単化できる。これにより工作機械の製造コストの低減を図れる。
ワーク支持解除機構21は、動力源等を必要とせずにワーク支持台18にあるワークWの支持状態を解除することができる。ローラコンベア23は、ワークWを自重により第1の加工領域部12Aから第2の加工領域部12Bまで移送するので、複数のワークWを加工し移送する際の作業者の負荷を軽減することができる。
第1の加工領域部12Aで加工されたワークWを、この第1の加工領域部12Aにおけるワーク支持台18に支持した後、左側の開閉蓋17bを閉じて、洗浄および移送後、第2の加工領域部12Bにて取り出すことができるため、遅滞なく別の未加工のワークWを、第1の加工領域部12Aにおいて加工することができる。また、この別のワークWの加工途中に、前記ワーク支持台18に支持したワークWを洗浄することができる。したがって、工作機械の加工停止時間を低減でき、機械の稼動率を上げることができる。
この実施形態に係る工作機械を、多軸のマシニングセンタに適用しても良い。
この実施形態に係る工作機械を、1軸旋盤に適用しても良い。この場合、加工領域においてワークを加工手段で加工し、ワーク洗浄部カバー内でワークを洗浄した後、ワーク移送部材によりワークを後工程に移送することができる。
この例では、ワーク洗浄部をベッドに支持しているが、カバーにワーク洗浄部を支持することも可能である。
ワーク洗浄具として、クーラント液をワークに吐出するノズル、および、クーラント液の供給源を適用しても良いし、前述のエアブロー用のノズルおよび空気圧供給源を併用することも可能である。また、ワーク洗浄具としてブラシを用いて、ワークに付着した切粉を除去するようにしても良い。
ワーク支持解除機構として、流体圧シリンダと、この流体圧シリンダのロッドの先端部に取付けた押圧部材とを設けても良い。この場合、流体圧シリンダの駆動によりロッドを進出させて押圧部材によりワークを押し上げ、ワークのワーク支持台による支持を解除することができる。
1…工作機械
2…主軸(ワーク支持手段)
3…刃物台(加工手段)
4…カバー
5…収集部
6…ワーク洗浄部
12…加工領域
12A…第1の加工領域部
12B…第2の加工領域部
17…ワーク洗浄部カバー
18…ワーク支持台
19…ワーク移送部材
20…ワーク洗浄具
22…内部空間
22a…ワーク洗浄領域
W…ワーク

Claims (3)

  1. ワークを支持するワーク支持手段と、このワーク支持手段により支持されたワークを加工する加工手段と、これらワーク支持手段および加工手段による加工領域を覆うカバーと、この加工領域の下部に設けられて、前記ワークを加工手段で加工するときにワークから排出される加工屑を収集する収集部とを備えた工作機械において、
    前記カバー内の前記収集部の上方の領域にワーク洗浄部を設け、
    このワーク洗浄部は、
    上面および周囲が前記加工領域に対して仕切られてワーク洗浄領域を含む内部空間を有し、下部が前記加工領域に通じるワーク洗浄部カバーと、
    前記ワーク洗浄領域に設けられてワークを支持するワーク支持台と、
    このワーク支持台に支持されたワークを洗浄するワーク洗浄具と、
    を有することを特徴とする工作機械。
  2. 前記加工領域は、互いに独立した第1の加工領域部と第2の加工領域部からなり、
    前記ワーク洗浄部は、前記内部空間が第1の加工領域部から第2の加工領域部に連通するように、ワーク洗浄部カバーが第1の加工領域部と第2の加工領域部とにわたって配置され、ワーク支持台に支持されたワークを、第1の加工領域部から第2の加工領域部に移送するワーク移送部材を設けた請求項1記載の工作機械。
  3. 前記加工領域から機外へワークを移送するワーク移送部材を設けた請求項1記載の工作機械。
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