JP2012024392A - 使い捨ておむつ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
股間部より前側に延在する腹側部及び股間部より後側に延在する背側部を有し、腹側部と背側部とが環状の胴回り部をなすように予めまたは使用時に一体化されて、胴回り開口および左右一対の脚周り開口が形成される使い捨ておむつにおいて、前記腹側部及び背側部の少なくとも一方の胴回り部構成部分は、幅方向中央部に位置する第1の部分がその両側の第2の部分に対して分離せずに縦方向にスライド可能とする。
【選択図】図8
Description
吸収パッドの交換の際に、テープタイプ使い捨ておむつにおいては、テープをはがしておむつを展開させる必要があり、また、パンツタイプ使い捨ておむつにおいても、少なくともおむつを膝あたりまで下ろす必要があり、その作業は煩雑である。特にパンツタイプ使い捨ておむつは、介護者ではなく着用者自身が吸収パッドの交換をする場合が多いところ、おむつをずりおろして吸収パッドの交換を行う操作は、着用者が腰をかがめる等の無理な姿勢を取らなければならない、という問題があった。
一方、予めパンツタイプ使い捨ておむつのように形成されているもののテープタイプ使い捨ておむつのように展開可能なおむつも知られており、このおむつは、テープタイプ使い捨ておむつのように展開できるため介護者が吸収パッド及びおむつ本体の交換をしやすい、という利点を有するが、着用者自身が吸収パッドの交換をする場合には、前述のパンツタイプ使い捨ておむつと同様に理由により吸収パッドが交換しづらい、という問題を依然として有するものである。
<請求項1記載の発明>
股間部より前側に延在する腹側部及び股間部より後側に延在する背側部を有し、
腹側部と背側部とが環状の胴回り部をなすように予めまたは使用時に一体化されて、胴回り開口および左右一対の脚周り開口が形成される、使い捨ておむつにおいて、
前記腹側部及び背側部の少なくとも一方の胴回り部構成部分は、幅方向中央部に位置する第1の部分がその両側の第2の部分に対して分離せずに縦方向にスライド可能なように構成された、
ことを特徴とする使い捨ておむつ。
本発明に係る使い捨ておむつは、着用状態で腹側部の中央部分とそれに連なる内装体を備えた股間部を下方にスライドすることが可能な構成となっている。腹側中央部をスライド下降させることで、脚周り開口が広がるため、脚周りに隙間が生じ、当該隙間を介して、吸収パッドの交換を行うことが可能となる。
前記第1の部分の幅方向両側部に、前記胴回り開口から前記脚周り開口まで縦断するレール部材が設けられ、
前記第2の部分の幅方向中央部の側部に、前記レール部材に咬み合い且つ前記レール部材の延在方向に移動可能な咬合部が設けられており、
前記第1の部分の幅方向両側部と前記第2の部分の幅方向中央側の側部とが重なり、前記レール部に前記咬合部が咬み合わさることにより、前記第1の部分がその両側の第2の部分に対して分離せずに縦方向にスライド可能なように構成されている、請求項1記載の使い捨ておむつ。
スライド部分をレール部材及びそれと咬み合う部材とすることで、腹側中央部を上下両方向にスライド移動させることが可能であり、またスライド移動を複数回繰り返すことが可能となる。
前記第1の部分における前記第2の部分との重なり部、及び前記第2の部分における前記第1の部分との重なり部とが着脱可能に固定される固定手段が設けられた、請求項2記載の使い捨ておむつ。
着用時の予期せぬずり落ちや、腹側中央部と側部の完全な分離を避けるため、レール部材上下端の近傍に着脱可能な固定手段を設け、スライド移動を要しない時にはレール部材を固定できる構成とした。
前記第1の部分の外側に第2の部分が重なるように構成されるとともに、前記固定手段が、前記レール部材及び咬合部よりも幅方向外側に設けられている、請求項3記載の使い捨ておむつ。
腹側両側部(第2の部分)を腹側中央部(第1の部分)の外側に配することで、腹側中央部を腹側両側部が外側から押さえ、より安定した形態となる。また、レール部材の固定手段をレール部材より幅方向外側に配することにより、腹側両側部の中央側端部のめくれ等により外れにくく、より安定した固定が可能である。
前記レール部材は前記第1の部分に着脱可能な係止手段により固定されており、前記係止手段の剥離により、前記レール部材と前記第2の部分とが前記第1の部分から分離されるように構成された、請求項4記載の使い捨ておむつ。
レール部、咬合部とは別に、腹側の両側部と中央部とを着脱可能に固定する係止手段を有し、当該係止部分を剥離することによって、おむつを展開状態とすることができるようにした。
図1〜図8は実施形態の一例としてパンツ式使い捨ておむつ1を示している。パンツ式の使い捨ておむつ1(以下、単におむつともいう。)は、背側Bから腹側Fの中央部にまで達する外装シート20Aと腹側両側部の一対の外装シート20Bとを有し、この外装シート20A,20Bの内面に固定され一体化された内装体10を有しており、内装体10は液透過性表面シート11と液不透過性裏面側シート12との間に吸収体13が介在されてなるものである。製造に際しては、外装シート20A,20Bが一体化された状態で外装シート20Aの内面(上面)に対して内装体10の裏面がホットメルト接着剤Gなどの接合手段によって固定された後に、内装体10および外装シート20が腹側部F及び背側部Bの境界である縦方向(前後方向)中央で折り畳まれ、その両側部が相互に熱溶着またはホットメルト接着剤などによって接合されることによって、ウエスト開口部及び左右一対のレッグ開口部が形成されたパンツタイプ使い捨ておむつとなる。なお、本発明におけるおむつの製造方法は上記記載の方法に限定されるものではない。
吸収性本体10は、図5及び図6に示すように、不織布などからなる液透過性表面シート11と、ポリエチレン等からなる液不透過性裏面側シート12との間に、吸収体13を介在させた構造を有しており、表面シート11を透過した排泄液を吸収保持するものである。
外装シートは、背側部Bから腹側中央部Fにかけて配される外装シート20Aと、腹側両側部の外装シート20Bより成り、腹側中央部の両側端部と腹側両側部の中央側端部とが、好適にはシート20Bが外側に来るように一部オーバーラップして(図中OL)、スライド部30におけるスライド構造(後述)により一体化されている。外装シート20A,20Bは、いずれも上層不織布20a及び下層不織布20bからなる2層構造の不織布シートとされ、上層不織布20aと下層不織布20bとの間、及び下層不織布20bをウエスト開口縁で内面側に折り返してなる折り返し部分20cの不織布間に各種弾性部材が配設され、伸縮性が付与されている。
外装シート20Aと20Bのオーバーラップ部分OLは、外装シート20Aの外側及び外装シート20Bの内側に、オーバーラップ部分を上下方向に縦断するようにスライド部30A、30Bを有する。スライド部の構造を図9〜11に示す。スライド部30は、図9〜11に示すような凹状(図10(A))及び凸状(図10(B))のレール構造を有し、図11に示すように、凹状のレール31Aと凸状のレール31Bは互いに咬み合う構造となっている。図示例の凸状レール31Bは、略円形の断面となっているが、断面形状は、フック状、多角形状等、凹状レール31Aと咬み合う構造であれば特に限定されない。また、図示例では凹状レール31A、凸状レール31Bはともにスライド部の長さ方向全域にわたって配されているが、どちらか一方のみは間欠的であってもよい。また、図示例ではスライド部30Aに凹状のレール、スライド部30Bに凸状のレールが配されているが、それぞれ逆としてもよい。また、スライド部のレール構造は一組には限られず、互いに咬み合う二組以上のレール構造を平行に配してもよい。
本発明は、パンツ型おむつに限らず、図12のようにテープ式のおむつ40にも使用できる。テープ式おむつにスライド部30を配する場合は、図示例のようにテープ止着部41より側端側の、外側部材に配することが好ましい。止着部41を剥離することで、スライド部30は腹側の側端側部材と共に中央部の部材より分離され、おむつを展開状態とすることができる。
Claims (5)
- 股間部より前側に延在する腹側部及び股間部より後側に延在する背側部を有し、
腹側部と背側部とが環状の胴回り部をなすように予めまたは使用時に一体化されて、胴回り開口および左右一対の脚周り開口が形成される、使い捨ておむつにおいて、
前記腹側部及び背側部の少なくとも一方の胴回り部構成部分は、幅方向中央部に位置する第1の部分がその両側の第2の部分に対して分離せずに縦方向にスライド可能なように構成された、
ことを特徴とする使い捨ておむつ。 - 前記第1の部分の幅方向両側部に、前記胴回り開口から前記脚周り開口まで縦断するレール部材が設けられ、
前記第2の部分の幅方向中央部の側部に、前記レール部材に咬み合い且つ前記レール部材の延在方向に移動可能な咬合部が設けられており、
前記第1の部分の幅方向両側部と前記第2の部分の幅方向中央側の側部とが重なり、前記レール部に前記咬合部が咬み合わさることにより、前記第1の部分がその両側の第2の部分に対して分離せずに縦方向にスライド可能なように構成されている、請求項1記載の使い捨ておむつ。 - 前記第1の部分における前記第2の部分との重なり部、及び前記第2の部分における前記第1の部分との重なり部とが着脱可能に固定される固定手段が設けられた、請求項2記載の使い捨ておむつ。
- 前記第1の部分の外側に第2の部分が重なるように構成されるとともに、前記固定手段が、前記レール部材及び咬合部よりも幅方向外側に設けられている、請求項3記載の使い捨ておむつ。
- 前記レール部材は前記第1の部分に着脱可能な係止手段により固定されており、前記係止手段の剥離により、前記レール部材と前記第2の部分とが前記第1の部分から分離されるように構成された、請求項4記載の使い捨ておむつ。
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