JP2012024378A - サイコロ遊器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】サイコロを使用した遊器具または占い具で有っても、信憑性の向上を図ると共に、騒音を抑制して周囲に迷惑を掛けないようにすること、及び簡単な構成でありながら正確性を向上させること。
【解決手段】上面に凹部6を形成した所要厚さの台座2と、透明な材料で円筒状に形成された所要長さの胴体部3と、賽の目が表示された複数のサイコロ4と、下面に凹部10を有する擬宝珠状の把持部5とからなり、前記台座2の凹部6内に軟質材料8を敷設すると共に、前記胴体部3の内部に前記サイコロ4を収納し胴体部3下端の外周面に接着部材9を介して前記台座2の凹部6内に嵌合させて取り付け、前記胴体部3の上端に、接着部材11を介して前記把持部5の凹部10を嵌合させて一体的に取り付けた構成により、不正ができないのであり、また防音効果があり、周囲に迷惑を掛けないで楽しむことができる。
【選択図】図2
【解決手段】上面に凹部6を形成した所要厚さの台座2と、透明な材料で円筒状に形成された所要長さの胴体部3と、賽の目が表示された複数のサイコロ4と、下面に凹部10を有する擬宝珠状の把持部5とからなり、前記台座2の凹部6内に軟質材料8を敷設すると共に、前記胴体部3の内部に前記サイコロ4を収納し胴体部3下端の外周面に接着部材9を介して前記台座2の凹部6内に嵌合させて取り付け、前記胴体部3の上端に、接着部材11を介して前記把持部5の凹部10を嵌合させて一体的に取り付けた構成により、不正ができないのであり、また防音効果があり、周囲に迷惑を掛けないで楽しむことができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、サイコロを使用した遊器具に関するものである。
この種のサイコロ(ダイス)を使用した遊器具または占い具として、複数のものが公知になっている。例えば、第1の公知例として、サイコロの出目に応じた答えの番号を示す早見表を付した枚葉と、この早見表の答えの番号に応じた占いの答えを表示を付した複数枚の枚葉を有し、又重合された多数枚の枚葉ブロックを貫いて欠き込み部を設け、この欠き込み部に手帳と一体のホルダーを介してサイコロを保有させた構成のサイコロ付き占い手帳がある(特許文献1参照)。
このサイコロ付き占い手帳は、占い手帳を開き、該手帳に保有させたホルダーからサイコロを取り出し、サイコロを振って出目を確認し、同じ手帳をめくって早見表と答えの表示を参照することにより、太鼓路の出目に応じた答えの番号と、この答えの番号に応じた占いの答え(運勢)を容易に知ることができ、個人が日常携帯し活用する手帳によってその人固有の日々の占いが簡便に行え、サイコロ易占いを随時手軽に楽しめ、サイコロ易占いの普及を促進する。又手帳の枚葉ブロックに欠き込みを形成し、これにサイコロホルダーを保有させる構成により、サイコロを違和感なく手帳に保有させつつ携帯することができ、手帳携行時にサイコロを紛失するような問題等も惹起されず、サイコロを常に手帳と一体に所持して所望するときに簡便に占いを行うことが可能であるというものである。
また、第2の公知例として、全体として掌中に握って適当な大きさで、透明若しくは半透明な材質にて成る中空な容器を形成し、その中に各面にそれぞれ異なる数又は標識を有した正多面体ダイスを内在させて成る正多面体ダイスを内在させた室内用ゲーム具というものである(特許文献2参照)。
この室内用ゲーム具によれば、所謂「さいころ」を直接掌で持って扱うことができないから「いかさま」を完全に防止することができる。また、転がすことなしに手に持った侭で上下又は左右に振るだけでも「さいころ」として扱うことが可能であるから、転がす場所が不要となるし、球状体自体がその侭「さいころ」の保管容器ともなり得るというものである。
さらに、第3の公知例として、正六面体からなるサイコロ部材を使用するダイスカップ遊具であって、筒状の密閉容器本体の平面部一端側には、少なくとも1箇所の透明部を有し、またこの一端側の中央にはバネ部材を介して摺動可能な棒状体が貫通して設けられ、この一端側の内側には、正六面体からなる固定部材が固着されると共に、前記棒状体が挿通自在に貫通し、且つ固定部材の他の四面の少なくとも1面の中央には磁石部材が挿入されており、この磁石部材に対向してサイコロ部材を保持するサイコロ保持部材が前記棒状体と接続して摺動可能に配設され、少なくとも1個のサイコロ部材を受け入れ可能とすると共に、該サイコロ部材の六面に配設された金属片と、前記固定部材の磁石部材とがサイコロ保持部材を介して磁気接続し、前記透明部を介してサイコロ部材の標記を視認可能とすることの構成を有する密閉型ダイスカップ遊具である(特許文献3参照)。
この密閉型ダイスカップ遊具は、密閉された容器内に投入したサイコロ部材を、磁石部材によって引き付けて保持することで、確実にサイコロ部材の標記を視認できる。しかも、サイコロ数字を使用する遊具として利用できるだけでなく、占い標記による占いにも利用できるというものである。
ところで、前記公知例1においては、手帳の一部を切り欠いてホルダーを取り付け、該ホルダーにサイコロを収納して何時でも何処でも使用できるように手帳と一緒に持ち運ぶものであって、使用時にサイコロはホルダーから出して手で振って、その出目の数と答えを書いた早見表を見て占いをするというものであるが、手で振ってサイコロを転がしたときに、狭い場所だと転がりが足りなかったり周囲の物にぶつかって転がりが抑制されたりするので、或る程度の広さが要求されるし、サイコロを手で持って振るというのはサイコロの転がり方が見えているので、振り方のテクニックにより或る程度の出目をコントロールできる場合もあるので、占い具としての信憑性が薄くなるという問題点を有する。
また、前記公知例2においては、掌中に握れる大きさで、透明若しくは半透明な材質で形成した中空な容器の中に正多面体ダイスを内在させて、ダイスを直接掌で持って扱うことができないようにして「いかさま」を完全に防止できるというものであって、容器は球面体であって、その球面体の半分が透明で後の半分が半透明に形成したものであり、内部のダイスが透視できるようにしたものであるが、容器が球面体であるため、ダイスが転がり易いので掌で持っている限り出目が変わる虞があり、単なる遊び程度ならば使用できるが、占い具として使用するには信憑性に欠けるという問題点を有している。また、容器が透明ということであれば、その材料がガラスかプラスチックに限られるのであり、ダイスも硬質な材料で形成されているのであるから、掌で持って振ったときに容器とダイスのぶつかり音が大きく騒音になって、周囲に迷惑を掛けるという問題点も有する。
さらに、前記公知例3においては、要するに、平面部に透明部を有する筒状の密閉容器本体と、この平面部の内側に固着された正六面体の固定部材と、平面部の中央に固定部材を貫通しバネ部材を介して摺動可能に設けられた棒状体と、固定部材の1つの面の中央に設けられた磁石部材と、磁石部材に対向して設け前記棒状体と接続して摺動可能に配設されたサイコロ保持部材と、サイコロ部材の六面に配設された金属片と、からなるとしているが、実際にはサイコロ保持部材を支持する支持体と、該支持体及びサイコロ保持部材とが下方に移動してサイコロ部材を自由に転がせる空間を底部側に形成するための仕切板とが不可欠なものであって、全体が嵩張ると共に構造が複雑であり、また、容器を振ってサイコロを転がした後に必ず容器を逆さにしてサイコロ保持部材内にサイコロを落とし込まなければならないのであるが、落とし込んだ瞬間にサイコロは磁石部材による吸着保持が優先するから、サイコロの表示面が必ず水平に吸着保持されるとは限らないのであり、その操作を誤ると失敗するしその取り扱いも厄介であり、遊ぶにしても占いにしても出目で判断するのであるから正確性に欠けるという問題点を有している。
従って、前記公知技術においては、サイコロを使用した遊器具または占い具で有っても、信憑性の向上を図ると共に、騒音を抑制して周囲に迷惑を掛けないようにすること、及び簡単な構成でありながら正確性を向上させることに解決しなければならない課題を有する。
本発明は、前記課題を解決する具体的手段として、上面に凹部を形成した所要厚さの台座と、透明な材料で円筒状に形成された所要長さの胴体部と、賽の目が表示された複数のサイコロと、下面に凹部を有する擬宝珠状の把持部とからなり、前記台座の凹部内に軟質材料を敷設すると共に、前記胴体部の内部に前記サイコロを収納し胴体部下端の外周面に接着部材を介して前記台座の凹部内に嵌合させて取り付け、前記胴体部の上端に、接着部材を介して前記把持部の凹部を嵌合させて一体的に取り付けたことを特徴とするサイコロ遊器具を提供するものである。
本発明において、前記台座と、サイコロと、把持部は、木製であること;前記サイコロは、球面体を六面に均等にカットし、各カット面の隣接部には転動し易いように円弧状部が均等に残存していること;及び前記胴体部は、ガラス製のコップであること;を付加的な要件として含むものである。
本発明に係るサイコロ遊戯具によれば、透明な胴体部内に収納されたサイコロには、外部から手で触れることは一切できない構成になっているので、どのような場所であっても不正ができないのであり、常に自然な状態でサイコロが転動して正しい出目が期待でき、ゲームにしても占いにしても信憑性のある結果が期待できると共に、胴体部を除く全ての構成部材が木製であり、しかも、台座の凹部には軟質材料が敷設してあるため強く振っても防音効果があり、周囲に迷惑を掛けないで楽しむことができるという優れた効果を奏する。さらに、台座と膨らみのある胴体部と擬宝珠状の把持部とからなる特有な形状であり意匠的に室内の装飾品などの置物としても利用できるという優れた効果も奏する。
本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。図1と図2において、好ましい形態のサイコロ遊器具1は、所要厚さの台座2と、該台座2の上面に取り付けられたガラス等の透明な材料で円筒状に形成された所要長さの胴体部3と、該胴体部3内に収容される複数のサイコロ4と、該胴体部3の上部に取り付けられた好ましくは擬宝珠状の把持部5とから構成されるものである。
前記台座2は、木製であって全体として所要厚さの円盤状を呈するもので、上面に浅い凹部6を刳り抜いて形成し、該凹部6の内径は前記胴体部3の下端外径よりも僅かに大きく形成すると共に、内壁面7は僅かに内側に傾斜するように形成されている。
前記胴体部3は、図示したように、円筒状であるが全体として、下方部分が緩やかな膨らみをもって形成されたものが使用される。この場合に、例えば、厚みのある既製品のガラスコップ等がそのまま使用でき、それによって製造コストを低減することができる。つまり、ガラス製のコップを逆さにして使用するのであり、コップの内部に予め前記サイコロ4を複数個収納して開口部側にスポンジ等の軟質材料8を装着してから前記台座2の凹部6に嵌め込んで取り付けるのである。その時に、コップの開口部外周面に接着剤を含浸させたリング状のスポンジ材等からなる接着部材9を配設させて凹部6の内側に嵌め込むのである。
このようにして台座2に胴体部3を取り付けることによって、軟質材料8が台座2の凹部6に敷設された状態になり、サイコロ4が台座2と激しくぶつからないでソフトに着底するので騒音発生を防止できるのである。また、台座2に形成した凹部6の内壁面7が内側に僅かに傾斜していることで、接着部材9が固化した後には強固な取り付けが望め、胴体部3が抜け出すまたは離脱する心配は全くないのである。
サイコロ4は、要するに、サイコロゲームとして使用する場合には、通常市販されている所要の賽の目が表示されたサイコロを使用しても良いが、好ましくは、図3に示したように、木製のサイコロ4を使用する。この木製のサイコロ4は、転がり易くするために、木材を球状に形成し、サイコロとして上・下、左・右、正面・背面の六面を均等な大きさでカットし、しかも、各カット面の隣接部には転動し易いように球面の円弧状部4aが均等に残存するようにカットしたものであり、各面には所要の賽の目が表示されている。
擬宝珠状の把持部5は木製であって、前記胴体部3の上端に取り付けられるものであり、その取付位置、即ち、把持部5の下面には、胴体部3の上端部が嵌まり込む所要深さの凹部10が形成されている。この凹部10の内径は、胴体部3における上端部の外径よりも僅かに大きく形成してあり、胴体部3の上端部との間に生ずる隙間には、接着剤を含浸させたスポンジ材等からなる接着部材11を介在させて隙間を埋めるようにして、凹部10の内側に胴体部3の上端部を嵌め込んで、両者を接着固定するのである。
このように形成されたサイコロ遊器具1は、透明な胴体部3の内部に収納されているサイコロ4の状態を、遊戯者間で透視しながら相互に異常のないことを確認し、次に出目を予測して、例えば、偶数か奇数かを決めてから、把持部5を持ってサイコロ遊器具1振ったり逆さにしたりして内部のサイコロ4を転動させ、台座2側を平坦な位置に着座させて静置し、サイコロ4の出た目を読んで楽しむ事ができるのである。
胴体部3内に収納してあるサイコロ4は、把持部5を握ってサイコロ遊器具1を振ることによって自由に転動できるし、内部のサイコロ4には一切手で触れることができないのであるから、故意に出目を操作することはできないのであり、所謂、不正な操作ができないのである。また、サイコロ4が転がり易いように形成されているので操作に失敗することもなく、常に自然な状態でサイコロ4の出目に基づいてゲームをしたり運勢占いの判断がなされるので、信憑性が著しく向上するのである。
本発明に係るサイコロ遊器具は、胴体部3内に収納したサイコロ4は手で触れることが一切できないので、常に自然な状態でのサイコロ4の転動に任せた正確な出目が期待でき、要するに、ゲームにしても占いにしても、八百長ができない構成にしたので、信憑性のある結果が期待できると共に、胴体部3のガラスを除く構成部材が木製であり、また、台座2の凹部6には軟質材料8が敷設してあるため、強く振っても防音効果があり、周囲に迷惑を掛けないで楽しむことができ、さらに、台座2から胴体部3及び擬宝珠状の把持部5からなるサイコロ遊器具1は、特有な形状であり意匠的に室内の装飾品などの置物としても広く利用できるのである。
1 サイコロ遊器具
2 台座
3 透明な胴体部
4 サイコロ
4a 球面の円弧状部
5 擬宝珠状の把持部
6、10 凹部
7 内壁面
8 軟質材料
9、11 接着部材
2 台座
3 透明な胴体部
4 サイコロ
4a 球面の円弧状部
5 擬宝珠状の把持部
6、10 凹部
7 内壁面
8 軟質材料
9、11 接着部材
Claims (4)
- 上面に凹部を形成した所要厚さの台座と、透明な材料で円筒状に形成された所要長さの胴体部と、賽の目が表示された複数のサイコロと、下面に凹部を有する擬宝珠状の把持部とからなり、
前記台座の凹部内に軟質材料を敷設すると共に、前記胴体部の内部に前記サイコロを収納し胴体部下端の外周面に接着部材を介して前記台座の凹部内に嵌合させて取り付け、
前記胴体部の上端に、接着部材を介して前記把持部の凹部を嵌合させて一体的に取り付けたこと
を特徴とするサイコロ遊器具。 - 前記台座と、サイコロと、把持部は、木製であること
を特徴とする請求項1に記載のサイコロ遊器具。 - 前記サイコロは、球面体を六面に均等にカットし、各カット面の隣接部には転動し易いように円弧状部が均等に残存していること
を特徴とする請求項1または2に記載のサイコロ遊器具。 - 前記胴体部は、ガラス製のコップであること
を特徴とする請求項1に記載のサイコロ遊器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010166871A JP2012024378A (ja) | 2010-07-26 | 2010-07-26 | サイコロ遊器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010166871A JP2012024378A (ja) | 2010-07-26 | 2010-07-26 | サイコロ遊器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012024378A true JP2012024378A (ja) | 2012-02-09 |
Family
ID=45778058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010166871A Pending JP2012024378A (ja) | 2010-07-26 | 2010-07-26 | サイコロ遊器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012024378A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106232729A (zh) * | 2014-05-08 | 2016-12-14 | 旭化成株式会社 | 沥青组合物 |
-
2010
- 2010-07-26 JP JP2010166871A patent/JP2012024378A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106232729A (zh) * | 2014-05-08 | 2016-12-14 | 旭化成株式会社 | 沥青组合物 |
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