JP2012022675A - 車両トラブル管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 レッカーサービスの提供業者と整備業者の連携した情報収集を可能とし、情報収集の効率や収集情報の正確性を高めることができるとともに、車両の使用者による整備業者の選択にも供する車両トラブル管理システムを提供する。
【解決手段】 車両トラブル管理システム1は、車両11の使用者12からの連絡を受けて車両整備を行う整備工場2に設置されるクライアント3と、車両11に対してレッカーサービスを手配するサービスセンター5に前記連絡を転送する電話転送機4と、サービスセンター5に設置されるサーバー6と、レッカーサービスの作業者8が用いる携帯電話9とを備え、サーバー6が、サーバー6又は携帯電話9から入力された車両トラブルに関するデータ及びクライアント3から入力された車両整備に関するデータに基づいて車両11についてのトラブル報告書のデータを生成し、クライアント3及びサーバー6にトラブル報告書を表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レッカーサービスの提供業者及び車両の整備業者における車両のトラブルに係る情報の管理に供する車両トラブル管理システムに関する。
衝突事故等により車両に自走困難なトラブルが生じてレッカーサービスが必要となった場合には、車両の運転者や同乗者等の使用者がいわゆるアシスタンス会社に電話連絡し、アシスタンス会社がレッカーサービスや修理等の整備を行う業者を手配することが一般に行われている。そのようなレッカーサービスに関しては、例えば特許文献1に記載があり、アシスタンス会社であるロードサービス会社と自動車修理・整備会社(以下、このような車両の整備を業として行う法人及び個人を「整備業者」という。)が共同事業体を構成することについては、例えば特許文献2に記載がある。
特開2004−145779号公報 特許第4369678号公報
ところで、使用者の電話連絡からレッカーサービス、車両の整備に至る手順が上記のような場合、アシスタンス会社、整備業者のそれぞれが連携することなく個別に使用者からトラブルの情報を聴取したり車両を見分したりするので、情報収集作業が重複してその効率が低下したり、同一事項について異なる複数の情報が集まり情報の正確性が低下したりするおそれがあり、ひいては車両の整備、保険金の算出、事故態様を巡る争い等に影響が及ぶ可能性もあった。
また、使用者からすれば、アシスタンス会社がどのように整備業者を選択しているのかわからず、たとえ既知の整備業者が近くにある場所で車両のトラブルが生じたとしても、その整備が未知の整備業者に委ねられることを甘受することになる。整備業者の整備技術や整備方針、整備費用が様々である実情からすると、使用者からみてブラックボックス化された整備業者の選択には問題があり、昨今、業界でもその旨が指摘されている。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、レッカーサービスの提供業者と整備業者の連携した情報収集を可能とし、情報収集の効率や収集情報の正確性を高めることができるとともに、車両の使用者による整備業者の選択にも供する車両トラブル管理システムを提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、自走困難な車両の使用者からの連絡を受けて前記車両の整備を行う整備工場に設置される第一の情報端末と、前記車両に対してレッカーサービスを手配するサービスセンターに前記連絡を転送する転送手段と、前記サービスセンターに設置される第二の情報端末と、前記レッカーサービスの作業にあたる作業者が用いる第三の情報端末とを備え、前記第一の情報端末、前記第二の情報端末及び前記第三の情報端末が通信回線に接続されるとともに、該通信回線に接続されるトラブル報告書生成手段及び表示手段が設けられ、前記トラブル報告書生成手段が、前記第二の情報端末又は前記第三の情報端末から入力された前記車両のトラブルに関するデータ、及び、前記第一の情報端末から入力された前記車両の整備に関するデータに基づいて、前記車両についてのトラブル報告書のデータを生成し、前記表示手段が、前記トラブル報告書生成手段が生成したデータに基づいて、前記第一の情報端末及び前記第二の情報端末に前記トラブル報告書を表示する車両トラブル管理システムを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、自走困難な車両の使用者からの連絡を受けて車両の整備を行う整備工場に設置される第一の情報端末、車両に対してレッカーサービスを手配するサービスセンターに設置される第二の情報端末、及び、レッカーサービスの作業にあたる作業者が用いる第三の情報端末が通信回線に接続されて設けられるとともに、この通信回線に接続されるトラブル報告書生成手段及び表示手段が設けられ、トラブル報告書生成手段が、第二の情報端末又は第三の情報端末から入力された車両のトラブルに関するデータ、及び、第一の情報端末から入力された車両の整備に関するデータに基づいて、車両についてのトラブル報告書のデータを生成し、表示手段が、トラブル報告書生成手段が生成したデータに基づいて、第一の情報端末及び前記第二の情報端末にトラブル報告書を表示するので、主にレッカーサービスの提供業者(サービスセンター又は作業者)が第二の情報端末又は第三の情報端末により車両のトラブルに関するデータを入力し、主に整備業者(整備工場)が第一の情報端末により車両の整備に関するデータを入力することによって、これらのデータが反映されたトラブル報告書を整備業者及びレッカーサービスの提供業者が第一の情報端末及び第二の情報端末を通じてみることができる。
すなわち、車両のトラブルに関するデータは主にレッカーサービスの提供業者が収集し、このデータを引き継いだ整備業者が車両の整備を行い当該整備に関するデータを整理するという情報収集に関する連携・役割分担を図ることができ、情報収集の効率や収集情報の正確性を高めることができる。
そして、車両のトラブルに関するデータや整備に関するデータはトラブル報告書としてまとめられるので、車両に生じたトラブルとそれに対する対処が一見してわかる、いわば車両のカルテが得られる。トラブル報告書は、レッカーサービスの提供業者と整備業者により共有されるので、一方の入力に係る内容に不自然・不合理な箇所があれば他方の目に留まることになってその信頼性が自ずと確保され、こうした点からも収集情報の正確性を高めることができる。
また、請求項1に係る発明によれば、車両の使用者から整備工場への連絡をサービスセンターに転送する転送手段が設けられているので、使用者は自身が整備を頼みたいと意図する整備業者に連絡すればよく、使用者による整備業者の選択にも供する。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の車両トラブル管理システムにおいて、前記通信回線に、前記使用者が用いる第四の情報端末が接続され、前記トラブル報告書生成手段が、前記第四の情報端末から入力されたデータに基づいて前記トラブル報告書のデータを生成することを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、前記使用者が用いる第四の情報端末が通信回線に接続され、トラブル報告書生成手段が第四の情報端末から入力されたデータに基づいてトラブル報告書のデータを生成するので、第二の情報端末又は第三の情報端末から入力される車両のトラブルに関するデータを第四の情報端末から入力されるデータにより補充することができ、トラブル報告書の内容を充実させることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の車両トラブル管理システムにおいて、前記車両のトラブルに関するデータを記憶して蓄積するデータ蓄積手段と、前記データ蓄積手段に蓄積されたデータを解析して所定のパラメーターごとに整理する解析手段とを備え、前記表示手段が前記解析手段による解析結果を前記第二の情報端末に表示することを特徴とする。
請求項3に係る発明によれば、車両のトラブルに関するデータを記憶して蓄積するデータ蓄積手段と、データ蓄積手段に蓄積されたデータを解析して所定のパラメーターごとに整理する解析手段とが設けられ、表示手段が解析手段による解析結果を第二の情報端末に表示するので、サービスセンターでは車両のトラブルがどのような条件下で生じやすいか等について知ることができ、トラブルを未然に防ぐための啓蒙やレッカー車等の特殊車両及び作業者の効率的配置を図ることができる。
本発明によれば、レッカーサービスの提供業者と整備業者の連携した情報収集を可能とし、情報収集の効率や収集情報の正確性を高めることができるとともに、車両の使用者による整備業者の選択にも供するという効果を奏する。
実施の形態1に係る車両トラブル管理システムを示す説明図である。 図1の車両トラブル管理システムを使用した場合のトラブル処理の手順を示す流れ図である。 図1の車両トラブル管理システムにより作成されるトラブル報告書の上部を示す説明図である。 図1の車両トラブル管理システムにより作成されるトラブル報告書の下部(図3のトラブル報告書の続葉)を示す説明図である。 実施の形態2に係る車両トラブル管理システムを示す説明図である。
本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本形態に係る車両トラブル管理システムを示す。この車両トラブル管理システム1は、複数の整備業者の整備工場2に設置されたクライアント3及び電話転送機4と、レッカーサービスを手配するサービスセンター5に設置されたサーバー6及び電話機7と、レッカーサービスの作業にあたる作業者8が携帯可能な携帯電話9とを有する。クライアント3及びサーバー6はインターネット回線10に接続され、携帯電話9は、図示を略す携帯電話網及びゲートウェイ装置等を介して、インターネット回線10に接続される。
この車両トラブル管理システム1によると、例えば衝突事故により車両11に自走困難な損傷が生じてレッカーサービスが必要となった場合に(ステップ1(図2において「S.1」と記載。以下同様。))、車両11の使用者12は自身が修理依頼を希望する整備業者(以下「特定整備業者」という。)の整備工場2に電話をかければよい(ステップ2)。
すると、この電話は電話転送機4によりサービスセンター5の電話機7に転送され(ステップ3)、サービスセンター5のオペレーターが電話を受けて車両11のトラブルに関するデータを使用者12から聴き取り、その聴取内容がサーバー6に入力される(ステップ4)。
詳細には、サーバー6には、クライアント3や携帯電話9と協働して車両トラブル管理システム1を構成するためのアプリケーションプログラムがインストールされている。サービスセンター5において、オペレーターがサーバー6でアプリケーションプログラムを起動するとログイン画面が表示され、このログイン画面で自己のIDとパスワードを入力するとトップ画面が表示される。トップ画面にはメニューボタンが表示され、メニューボタンでトラブル報告書作成画面に遷移すると、次に例示するような入力項目が表示される。
すなわち、「受付番号」には、所定の規則により自動的に付与された管理番号が自動入力され、「受付担当者」には、IDとパスワードでログインしているオペレーターの氏名が自動入力され、「受付日」には、オペレーターが電話を受けた年月日が自動入力され、「受付時間」には、オペレーターが電話を受けた時刻が入力され、「会員」には、クライアント3及び電話転送機4が設置された整備工場2を有する整備業者の中から特定整備業者が選択されて入力される。
また、「お客様名」には使用者12の氏名、「お客様住所」には使用者12の住所、「お客様電話番号」には使用者12の電話番号、「トラブル発生場所」には車両11のトラブルが発生した場所(望ましくは住所)、「トラブル概要」にはそのトラブルの概要(車両11の損傷状況等)、「作業依頼」には使用者12がサービスセンター5に依頼した作業内容(故障レッカー、事故レッカー、インロック、落車、バッテリー交換等)がそれぞれ入力される。「トラブル発生場所」については、使用者12がGPS付きの携帯電話を所持している場合には、その位置情報から把握してもよい。
続いて、サービスセンター5において、レッカーサービスが手配される(ステップ5)。レッカーサービスは、サービスセンター5の運営会社や関連会社が行っても、あるいは、特定整備業者が行ってもよく、例えばトラブル発生場所までの距離(サービスセンター5と特定整備業者の整備工場2のどちらが近いか)、使用者から連絡があった時刻(日中か夜間か)、必要なレッカー車の種類(レッカー車のサイズやレッキング能力等)によって、サービスセンター5の運営会社等と特定整備業者の分担がなされてもよい。
サーバー6は、レッカーサービスの手配に際し、作業者8の携帯電話9に出動要請のメールを送信する。このメールには、既入力の受付番号、受付担当者、受付日、受付時間、会員、お客様名、お客様住所及びお客様電話番号が記載され、作業者8は、これらの記載を確認した上で、作業に適したレッカー車13でトラブル発生場所に向かう。また、携帯電話9がナビゲーション機能を有する場合には、サーバー6が携帯電話9にトラブル発生場所の情報を含む出動要請のメールを送信し、携帯電話9がトラブル発生場所を目的地に設定して、ナビゲーション機能により作業者8をトラブル発生場所まで案内するようにしてもよい。
トラブル発生場所では、作業者8はレッカー作業や応急処置的な作業を進めるとともに、携帯電話9でサーバー6の上記アプリケーションプログラムが提供する携帯電話用ログイン画面にアクセスする。そして、IDとパスワードを入力してログインすると、携帯電話用トラブル報告書作成画面に車両のトラブルに関するデータとして次に例示するような入力項目が表示されるので、それらについての入力を行う(ステップ6)。
すなわち、「レッカー担当者」には、IDとパスワードでログインしている作業者8の氏名が自動入力され、「搬送先」には、レッカー車13による車両11の搬送先として、デフォルトで特定整備業者の整備工場2の住所が自動入力される。特定整備業者の整備工場2が直ちに車両11を受け容れることができない場合には、この「搬送先」に車両11の一時的な保管場所が入力される。
また、「天候」にはトラブル発生場所のトラブル発生時における天候、「車両種別」、「メーカー」、「車名」、「登録番号」、「車体番号」、「色」及び「車種」には車両11の情報、「ODO」には車両11のオドメーターが示す走行距離、「出発時間」には作業者8がレッカー車13で出動した時刻、「到着時間」には作業者8がトラブル発生場所に到着した時刻がそれぞれ入力される。
さらに、作業者8はレッカー車13で車両11を所定の搬送先まで搬送し終えると、再度携帯電話9で携帯電話用トラブル報告書作成画面にアクセスし、「完了時間」に搬送完了時刻、「出庫時メーター」にレッカー車13の出庫時の走行距離、「着庫時メーター」にレッカー車13の着庫時の走行距離をそれぞれ入力し、この入力がなされたときの時刻が「完了報告」に自動入力される。なお、携帯電話9が、サーバー6にアクセスすることにより、あるいは、所定のソフトウエアをダウンロードすることにより打刻機能を有し、作業者8が携帯電話9に対して所定の容易な操作(ボタン操作等)をするとその時刻がサーバー6に記録されるようにしておけば、例えば作業者8がトラブル発生場所に到着したり、搬送を完了したり、又は、現場での作業を開始したり完了したりする度にその操作を行えば、到着時刻や(搬送)完了時刻、作業開始時刻、作業完了時刻等についてサーバー6における打刻を簡単に行うことができる。
特定整備業者の整備工場2に搬送された車両11は、修理等の整備を経て、使用者12に返却される(ステップ7)。このときの整備に関するデータは、その整備工場2の従業員等がクライアント3でサーバー6のログイン画面にアクセスし、IDとパスワードを入力してログインし、トップ画面からトラブル報告書作成画面に遷移して入力する(ステップ8)。
サーバー6においては、上記アプリケーションプログラムにより、車両11のトラブルに関するデータ及び整備に関するデータからトラブル報告書のデータが生成され(ステップ9)、このデータに基づいてサーバー6及びクライアント3では図3及び4に例示するトラブル報告書14が表示され、携帯電話9では図示を略す携帯電話用トラブル報告書が表示される(ステップ10)。
なお、サーバー6は、上述したような入力項目のうち一つでも入力されれば、トラブル報告書のデータを生成し、トラブル報告書を表示する。したがって、図2においてはステップ4以降であれば、作成過程にあってもトラブル報告書をサーバー6、クライアント3及び携帯電話9でみることができる。
サーバー6は、車両11の整備に関するデータも入力されると、使用者12又は保険会社等に発行する請求書を作成する(ステップ11)。ここでは、サービスセンター5がレッカーサービス費用及び車両11の整備費用を含む請求書を発行して請求金額を受領し、レッカーサービス費用等を控除して特定整備業者に支払を行う。
また、サーバー6は、車両のトラブルに関するデータをハードディスク等の記憶手段に記憶して蓄積し、蓄積されたデータを解析して所定のパラメーターごとに整理し、この解析結果を表示することができる。例えばパラメーターを受付時間として、0〜1時、1〜2時、…、23時〜24時の時間帯ごとのトラブル発生件数をサーバー6に表示させれば、サービスセンター5においてどの時間帯にトラブルが発生しやすいかを知ることができる。また、パラメーターを受付日やその曜日としてトラブル発生件数を表示させれば、どの月、どの日又はどの曜日にトラブルが発生しやすいかを知ることができる。他にもパラメーターをトラブル発生場所、車名、トラブルの内容等、レッカー担当等に変更すれば、トラブルが発生しやすい地域や車名ごとに発生しやすいトラブルの内容やレッカー担当の労務状況等を把握することが可能になる。
この実施の形態に係る車両トラブル管理システム1では、自走困難な車両11の使用者12からの連絡を受けて車両11の整備を行う整備工場2に設置されるクライアント3、車両11に対してレッカーサービスを手配するサービスセンター5に設置されるサーバー6、及び、レッカーサービスの作業にあたる作業者8が携帯可能な携帯電話9がインターネット回線10に接続されて設けられ、サーバー6が、サーバー6又は携帯電話9から入力された車両11のトラブルに関するデータ、及び、クライアント3から入力された車両11の整備に関するデータに基づいて、車両11についてのトラブル報告書のデータを生成するとともに、このデータに基づいてクライアント3及びサーバー6にトラブル報告書14を表示するので、主にレッカーサービスの提供業者(サービスセンター5又は作業者8)がサーバー6又は携帯電話9により車両11のトラブルに関するデータを入力し、主に整備業者(整備工場2)がクライアント3により車両11の整備に関するデータを入力することによって、これらのデータが反映されたトラブル報告書14を整備業者及びレッカーサービスの提供業者がクライアント3及びサーバー6を通じてみることができる。
すなわち、車両11のトラブルに関するデータは主にレッカーサービスの提供業者が収集し、このデータを引き継いだ整備業者が車両11の整備を行い当該整備に関するデータを整理するという情報収集に関する連携・役割分担を図ることができ、情報収集の効率や収集情報の正確性を高めることができる。
そして、車両11のトラブルに関するデータや整備に関するデータはトラブル報告書14としてまとめられるので、車両11に生じたトラブルとそれに対する対処が一見してわかる、いわば車両11のカルテが得られる。トラブル報告書14は、レッカーサービスの提供業者と整備業者により共有されるので、一方の入力に係る内容に不自然・不合理な箇所があれば他方の目に留まることになってその信頼性が自ずと確保され、こうした点からも収集情報の正確性を高めることができる。
また、車両トラブル管理システム1によれば、車両11の使用者12から整備工場2への連絡をサービスセンター5に転送する電話転送機4が設けられているので、使用者12は自身が整備を頼みたいと意図する整備業者に連絡すればよく、使用者自身による整備業者の選択にも供する。
さらに、サーバー6が、車両のトラブルに関するデータを記憶して蓄積し、蓄積されたデータを解析して所定のパラメーターごとに整理し、この解析結果を表示するので、サービスセンター5では車両のトラブルがどのような条件下で生じやすいか等について知ることができ、トラブルを未然に防ぐための啓蒙やレッカー車等の特殊車両及び作業者の効率的配置を図ることができる。
(実施の形態2)
図5は、本形態に係る車両トラブル管理システムを示す。この車両トラブル管理システム15は、車両トラブル管理システム1と略同様の構成を有するが、インターネット回線10に接続される所定の情報端末が車両11に車載されているか、あるいは、使用者12に携帯されている場合に、サーバー6がその情報端末からの入力を受け付けてトラブル報告書のデータを生成する点で異なる。ここでは、その所定の情報端末として、サーバー6に対する情報入力用のアプリケーション(以下「入力アプリケーション」という。)がインストールされたスマートフォン16を使用者12が有し、このスマートフォン16は、カメラ、GPS及びドライブレコーダー機能(車両の走行履歴を記録する機能であり、例えば走行中に撮影した動画を記録するものであっても、あるいは、GPSに連動して位置情報の経時的変化を記録するものであってもよい。)を有する。また、作業者8も携帯電話9としてスマートフォンを有する。
この車両トラブル管理システム15では、車両11にレッカーサービスが必要となった場合に、使用者12はスマートフォン16で入力アプリケーションを起動し、サーバー6に送るデータを入力する。ここで入力されるデータとしては、例えば実施の形態1で説明した「トラブル発生場所」等が考えられるが、「トラブル発生場所」についてはドライブレコーダーの記録やGPSによる位置情報が自動入力され、「トラブル概要」についてはプルダウンメニュー方式で選択入力する等によって、トラブル対応に不慣れな使用者12の負担を軽減することができる。
また、スマートフォン16により車両の向きが入力されると、中央分離帯により上下車線が区画された高速道路のような場所でトラブルが発生した場合にも、レッカー車が誤って逆車線からアクセスするような事態が防止される。さらに、スマートフォン16により撮影された車両11やその周囲の画像が入力されると、トラブル報告書に事故直後の状況を記すことができる。
このようにスマートフォン16からのデータ入力を可能とすることにより、サービスセンター5や作業者8による入力データを補充してトラブル報告書の内容を充実させたり(例えばドライブレコーダーの記録が反映されたトラブル報告書は、事故態様の分析にも非常に有用であることはいうまでもない。)、サービスセンター5や作業者8の個々のトラブルに対する入力作業を減じてサービスセンター5や作業者8をより多くのトラブルに対応させたりすることが可能となる。
なお、作業者8の携帯電話(スマートフォン)9によっても車両11等の画像が入力可能であるから、作業者8は、トラブル報告書上でその画像をみた整備工場2やサービスセンター5の担当者から指示を受けながら、作業を行うこともできる。また、携帯電話9にクレジットカードのリーダーやプリンターを接続することによって、作業者8が必要に応じて作業現場でクレジット決済をしたり、伝票等を印刷したりすることも可能となる。
以上、本発明を実施するための形態について例示したが、本発明の実施形態は上述したものに限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更等してもよい。
例えば、使用者12から整備工場2への連絡は、メール送信やクライアント3等が提供するWebページにおける入力により行って、それがサーバー6に転送されてもよい。
また、作業者8や使用者12が用いる情報端末は、携帯電話(スマートフォン)に限られるものではなく、小型のコンピューティングデバイスや車両11又はレッカー車13に車載された通信機器等でもかまわない。作業者8の情報端末がレッカー車13に車載された通信機能付きのナビゲーションシステムである場合には、このシステムがサーバー6からトラブル発生場所の情報を含む出動要請のメールを受信してトラブル発生場所を目的地に自動設定し、作業者8をトラブル発生場所まで案内するようにしてもよい。あるいは、このシステムが上記打刻機能を有してそのタッチパネル式の画面上に打刻用のボタンを表示し、作業者がトラブル発生場所に到着等する度にそのボタンに触れることによって到着時刻等がサーバー6に打刻されるようにしてもよい。
さらに、サービスセンター5におけるオペレーターがトラブル報告書等を利用して保険会社とのやり取りを行ったり、使用者12が必要とする代車又はレンタカーの手配を行ったりしてもよく(整備工場2等から代車又はレンタカーの空車情報をサーバー6に集めておけば、オペレーターがそのような手配を迅速に行うことができる。)、トラブルを解析するためのパラメーターも適宜設定すればよい。
1 車両トラブル管理システム
2 整備工場
3 クライアント(第一の情報端末)
4 電話転送機(転送手段)
5 サービスセンター
6 サーバー(第二の情報端末、トラブル報告書生成手段、表示手段、データ蓄積手段、解析手段)
7 電話機
8 作業者
9 携帯電話
10 インターネット回線(通信回線)
11 車両
12 使用者
13 レッカー車
14 トラブル報告書
15 車両トラブル管理システム
16 スマートフォン(第四の情報端末)

Claims (3)

  1. 自走困難な車両の使用者からの連絡を受けて前記車両の整備を行う整備工場に設置される第一の情報端末と、
    前記車両に対してレッカーサービスを手配するサービスセンターに前記連絡を転送する転送手段と、
    前記サービスセンターに設置される第二の情報端末と、
    前記レッカーサービスの作業にあたる作業者が用いる第三の情報端末とを備え、
    前記第一の情報端末、前記第二の情報端末及び前記第三の情報端末が通信回線に接続されるとともに、該通信回線に接続されるトラブル報告書生成手段及び表示手段が設けられ、
    前記トラブル報告書生成手段が、前記第二の情報端末又は前記第三の情報端末から入力された前記車両のトラブルに関するデータ、及び、前記第一の情報端末から入力された前記車両の整備に関するデータに基づいて、前記車両についてのトラブル報告書のデータを生成し、
    前記表示手段が、前記トラブル報告書生成手段が生成したデータに基づいて、前記第一の情報端末及び前記第二の情報端末に前記トラブル報告書を表示することを特徴とする車両トラブル管理システム。
  2. 前記通信回線に、前記使用者が用いる第四の情報端末が接続され、
    前記トラブル報告書生成手段が、前記第四の情報端末から入力されたデータに基づいて前記トラブル報告書のデータを生成することを特徴とする請求項1に記載の車両トラブル管理システム。
  3. 前記車両のトラブルに関するデータを記憶して蓄積するデータ蓄積手段と、
    前記データ蓄積手段に蓄積されたデータを解析して所定のパラメーターごとに整理する解析手段とを備え、
    前記表示手段が前記解析手段による解析結果を前記第二の情報端末に表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両トラブル管理システム。
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