JP2012020759A - パレット形成部材 - Google Patents
パレット形成部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012020759A JP2012020759A JP2010159205A JP2010159205A JP2012020759A JP 2012020759 A JP2012020759 A JP 2012020759A JP 2010159205 A JP2010159205 A JP 2010159205A JP 2010159205 A JP2010159205 A JP 2010159205A JP 2012020759 A JP2012020759 A JP 2012020759A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- thickness
- rib
- long side
- short side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Pallets (AREA)
Abstract
【解決手段】デッキボードは、互いに交わる第一の辺と第二の辺とを有し、上部中央桁21Cは、デッキボードに突設される平板状の長辺側平面壁4Xと、デッキボードに突設される平板状の短辺側平面壁4Yと、長辺側平面壁4Xと短辺側平面壁4Yとを連結する角壁4Rとを有し、長辺側平面壁4Xは、第一の辺と平行な互いに向い合う内側面4Xiと外側面4Xeとを有し、短辺側平面壁4Yは、第二の辺と平行な互いに向い合う内側面4Yiと外側面4Yeとを有し、角壁4Rは、長辺側平面壁4X、及び短辺側平面壁4Yよりも厚く、リブは、長辺側平面壁4Xと交わるように長辺側平面壁4Xの外側面4Xeに連結され、角壁4Rに連結されない。
【選択図】図6
Description
この発明によれば、中空部を有した桁における局所的な剛性の低下を抑え、かつ、ボードの強度をリブによって確保することもできる。
まず、合成樹脂製パレット1の全体構造について図1及び図2を参照して説明する。図1及び図2に示されるように、合成樹脂製パレット1は、互いに対向する上部パレット形成部材2と下部パレット形成部材3とが溶着された直方体形状に形成されている。上部パレット形成部材2は、矩形板状のデッキボード20と、デッキボード20から下部パレット形成部材3に向けて延びる筒状の上部桁21とを有している。一方、下部パレット形成部材3は、矩形板状の接地ボード30と、接地ボード30から上部パレット形成部材2に向けて延びる筒状の下部桁31とを有している。そして互いに対向する上部桁21の突端と下部桁31の突端とが溶着されることによって、合成樹脂製パレット1が形成されている。これら上部パレット形成部材2と下部パレット形成部材3とは、ポリプロピレンや高密度ポリエチレンを用いたガスアシスト成型法によって成型されている。
中央に形成された桁を、上部中央桁21Cとする。またデッキボード20の四隅に形成された桁を、上部隅桁21Eとする。
と平行な互いに向い合う外側面4Xeと内側面4Xiとを有する。この長辺側平面壁4Xにおける短辺方向の幅(厚さWx)は、該長辺側平面壁4Xの長辺方向における全幅にわたり略一定である。
[条件B]角壁4Rの厚さWrは、長辺側平面壁4Xを長辺方向に延長した領域と短辺側平面壁4Yを短辺方向に延長した領域とが重なる部分で最も大きい。
、角壁4Rの厚さWrが上記[条件A]、[条件B]を満たすかたちに形成されていることに何ら変わりはない。
[条件D]短辺連結部1REyの厚さWREyは、長辺側平面壁4Xの厚さWx、及び短辺側平面壁4Yの厚さWyより大きい(WREy>Wx=Wy)。
[条件F]長辺方向において、短辺側平面壁4Yの外側面4Yeと短辺連結部1REyとの距離Lyが、短辺連結部1REyの厚さWREy以上である(Ly≧WREy)。
[条件H]長辺連結部1RExの厚さWRExは、長辺側平面壁4Xの厚さWx、及び短辺側平面壁4Yの厚さWyより大きい(WREx>Wx=Wy)。
[条件J]短辺方向において、長辺側平面壁4Xの外側面4Xeと長辺連結部1RExとの距離Lxが、長辺連結部1RExの厚さWREx以上である(Lx≧WREx)。
壁中空部Hcとが互いに連通し難くなるため、長辺連結部1RExの近傍や角壁4Rの近傍における剛性が低くなることを、より確実に抑えることができる。
・長辺側平面壁4Xの厚さWx:3.0mm〜10.0mm
・短辺側平面壁4Yの厚さWy:3.0mm〜10.0mm
・上部長辺リブ1RXの厚さWRx:3.0mm〜10.0mm
・上部短辺リブ1RYの厚さWRy:3.0mm〜10.0mm
・長辺連結部1RExの厚さWREx:5.0mm〜14.0mm
・短辺連結部1REyの厚さWREy:5.0mm〜14.0mm
なお、例えば上部長辺リブ1RXの厚さWRxの称呼寸法が5.5mmである場合、上部長辺リブ1RXの製品寸法が±0.5mmの幅で変動して5.0mm〜6.0mmの範囲内となることはいうまでもない。このことは、各桁壁の厚さ(製品寸法)にもいえることである。
(1)樹脂の硬化が相対的に早い部分である長辺側平面壁4Xに、上部短辺リブ1RYが連結され、同じく、樹脂の硬化が相対的に早い部分である短辺側平面壁4Yに上部長辺リブ1RXが連結される。そのため、角壁4Rと上部長辺リブ1RXとが連結される構成、及び角壁4Rと上部短辺リブ1RYとが連結される構成と比較して、リブ中空部Ha,Hbを小さくすることができる。ひいては、長辺連結部1REx、短辺連結部1REy、及び角壁4Rの肉厚が極端に薄くなること、それらを抑えることができるため、上部中央桁21Cでの局所的な剛性の低下を抑えることができる。
とができる。
・角壁4Rの形状は、多角柱状であってもよい。図7は、変形例において、先の図6に対応する図であり、角壁4Rの平面形状を示す平面図である。図7に示されるように、角壁4Rは、長辺側平面壁4Xの一端と短辺側平面壁4Yの一端とを連結する六角柱状に形成され、載荷側内表面20Sから垂直に突設されている。角壁4Rは、長辺方向と平行な仮想面によって短辺側平面壁4Yと区分され、また短辺方向と平行な仮想面によって長辺側平面壁4Xと区分される。また、角壁4Rは、長辺側平面壁4Xの外側面4Xeと短辺側平面壁4Yの外側面4Yeとに連続する外側面4Reを有している。そして、角壁4Rは、長辺側平面壁4Xの内側面4Xiと短辺側平面壁4Yの内側面4Yiとに連続する内側面4Riを有している。
・長辺側平面壁4Xの厚さWxと短辺側平面壁4Yの厚さWyとが、互いに異なる構成であってもよい。また、上部長辺リブ1RXの厚さWRxと上部短辺リブ1RYの厚さWRyとが、互いに異なる構成であってもよい。また、桁壁の厚さと桁間リブの厚さとが、互いに異なる構成であってもよい。このような構成であれ、角壁が各平面壁よりも厚く、かつ、桁間リブが、平面壁と交わるように該平面壁の外側面に連結され、角壁に連結されない構成であれば、上記(1),(2)に準じた効果を得ることができる。また、デッキボード20に形成される各部の厚さを適宜変更できるため、上部パレット形成部材2で満たされる仕様の範囲を拡大できることにおいて優れている。
・上部パレット形成部材2を構成する樹脂材料には、ポリプロピレンや高密度ポリエチレンの他、エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィンが用いられる。なお、高密度ポリエチレンを用いて形成される上部パレット形成部材2の場合には、上述した他の樹脂材料と比較して、桁の肉厚が薄くなることによって桁の剛性が著しく低下する。それゆえに、上述した連結構造が適用されることによって、上記(1)〜(5)に記載の効果がより顕著になる。
Claims (6)
- 矩形板状のボードと、
前記ボードに突設されて中空部を有する筒状の桁と、
前記ボードに突設されて前記桁の外周面と連結されるリブと
を備えるパレット形成部材であって、
前記ボードは、互いに交わる第一の辺と第二の辺とを有し、
前記桁は、前記ボードに突設される平板状の第一の平面壁と、前記ボードに突設される平板状の第二の平面壁と、前記第一の平面壁と前記第二の平面壁とを連結する角壁とを有し、
前記第一の平面壁は、前記第一の辺と平行な互いに向い合う内側面と外側面とを有し、
前記第二の平面壁は、前記第二の辺と平行な互いに向い合う内側面と外側面とを有し、
前記角壁は、前記第一の平面壁及び前記第二の平面壁よりも厚く、
前記リブは、前記第一の平面壁と交わるように前記第一の平面壁の外側面に連結され、前記角壁に連結されない
ことを特徴とするパレット形成部材。 - 前記角壁は、前記第一の平面壁を延長した領域と前記第二の平面壁を延長した領域とが重なる部分で最も厚くなるように屈曲し、
前記リブは、前記第一の平面壁と連結する連結端部を有し、
前記連結端部は、前記第一の平面壁に向けて拡がるように形成され、
前記第一の辺と平行な方向では、
前記連結端部が前記第二の平面壁よりも厚く、
前記連結端部と前記第二の平面壁の外側面との距離が、前記連結端部の厚さ以上である
請求項1に記載のパレット形成部材。 - 前記第一の平面壁の厚さと前記第二の平面壁の厚さとが等しい
請求項1又は2に記載のパレット形成部材。 - 前記リブの厚さが、前記第一の平面壁の厚さ及び前記第二の平面壁の厚さと等しい
請求項3に記載のパレット形成部材。 - 前記パレット形成部材は、四方差しのパレット形成部材であって、
前記桁は、前記ボードの中央に形成される中央桁である
請求項1〜4のいずれか一項に記載のパレット形成部材。 - 前記ボードにおける前記第一の辺の中間に中間桁を有し、
前記リブは、前記中央桁と前記中間桁とを連結する
請求項5に記載のパレット形成部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010159205A JP2012020759A (ja) | 2010-07-13 | 2010-07-13 | パレット形成部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010159205A JP2012020759A (ja) | 2010-07-13 | 2010-07-13 | パレット形成部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012020759A true JP2012020759A (ja) | 2012-02-02 |
Family
ID=45775367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010159205A Pending JP2012020759A (ja) | 2010-07-13 | 2010-07-13 | パレット形成部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012020759A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09175534A (ja) * | 1995-12-22 | 1997-07-08 | Nippon Palletec Kk | 合成樹脂製パレット |
JPH11124136A (ja) * | 1997-10-17 | 1999-05-11 | Nippon Pla Pallet Kk | 合成樹脂製パレット |
JP2003026167A (ja) * | 2001-07-16 | 2003-01-29 | Meiji Rubber & Chem Co Ltd | 合成樹脂製パレット |
-
2010
- 2010-07-13 JP JP2010159205A patent/JP2012020759A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09175534A (ja) * | 1995-12-22 | 1997-07-08 | Nippon Palletec Kk | 合成樹脂製パレット |
JPH11124136A (ja) * | 1997-10-17 | 1999-05-11 | Nippon Pla Pallet Kk | 合成樹脂製パレット |
JP2003026167A (ja) * | 2001-07-16 | 2003-01-29 | Meiji Rubber & Chem Co Ltd | 合成樹脂製パレット |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9896832B2 (en) | Percolation block element, percolation block, and transport unit | |
MX2013000709A (es) | Plataforma metalica con bastidor y superficie de soporte de panel. | |
KR100969235B1 (ko) | 층고 절감형 철골보 및 그 제조 방법 | |
US20100326334A1 (en) | Reinforced plastic pallet | |
WO2014034660A1 (ja) | 樹脂製パレット | |
JP2012020759A (ja) | パレット形成部材 | |
EP2965901B1 (en) | Sandwich panel | |
JP5303512B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
MX2013000710A (es) | Plataforma metalica con construccion de esquina mejorada. | |
JP2922838B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP4866657B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JPH08268430A (ja) | プラスチック製パレット | |
JP4421496B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
KR101234560B1 (ko) | 건축물 가새 구조 | |
JP4931140B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP5563797B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
KR20060081495A (ko) | 화물적재용 팔레트 | |
JPH1111479A (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP4326354B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP5456606B2 (ja) | パレット形成部材 | |
KR101372866B1 (ko) | 선박의 래싱 브릿지 | |
JP5627327B2 (ja) | パレット形成部材 | |
KR101916343B1 (ko) | 지게차의 포크의 보조장치가 사용되는 파렛트를 이용한 콘크리트 구조물 제조방법 | |
JP2019019615A (ja) | トラックバースの拡張プラットホームおよびその構築方法 | |
KR101365154B1 (ko) | 화물적재용 팔레트 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120404 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130520 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130625 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130826 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131217 |