JP2012020552A - 記録装置、及び、記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】送風機による適切な送風を実現しつつ、カバーのハンドリング性を向上させることにある。
【解決手段】記録媒体を搬送するための搬送経路と、閉じた状態において前記搬送経路を覆う開閉可能なカバーと、前記カバーに設けられ、該カバーが閉じた状態において前記搬送経路上の前記記録媒体に送風可能な複数の送風機と、を有する記録装置において、前記複数の送風機は千鳥状に配置されていることを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、記録装置、及び、記録方法に関する。
インクジェット式プリンター等の記録装置は既によく知られている。
かかる記録装置の中には、記録媒体を搬送するための搬送経路と、閉じた状態において前記搬送経路を覆う開閉可能なカバーと、前記カバーに設けられ、該カバーが閉じた状態において前記搬送経路上の前記記録媒体に送風可能な複数の送風機と、を有するものがある。
特開2009−34931号公報
ところで、上記記録装置において、多くの送風機をカバーに設ければ、送風機により風を記録媒体上に満遍なく送ることができる。しかしながら、このようにすると、カバーに多くの送風機が設けられることに起因して、カバーのハンドリング性(例えば、カバーが重くてカバーの開閉に苦労する等)が悪くなる。かといって、カバーのハンドリング性を向上させるために送風機の数を減らすと、風を記録媒体上に満遍なく送れなくなる恐れがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、送風機による適切な送風を実現しつつ、カバーのハンドリング性を向上させることにある。
主たる本発明は、記録媒体を搬送するための搬送経路と、閉じた状態において前記搬送経路を覆う開閉可能なカバーと、前記カバーに設けられ、該カバーが閉じた状態において前記搬送経路上の前記記録媒体に送風可能な複数の送風機と、を有する記録装置において、前記複数の送風機は千鳥状に配置されていることを特徴とする記録装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
プリンター11の正面模式図である。 カバー33が閉じた状態のプリンター11の外観を示す斜視図である。 カバー33が開いた状態のプリンター11の外観を示す斜視図である。 プリンター11の全体構成ブロック図である。 プラテン17、連続紙S、軸流ファン300、吸気口310(フィルター320)の、プリンター11を真横から見たときの位置関係を示す模式図である。 プラテン17、連続紙S、軸流ファン300、吸気口310(フィルター320)の、プリンター11を真上から見たときの位置関係を示す模式図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
記録媒体を搬送するための搬送経路と、
閉じた状態において前記搬送経路を覆う開閉可能なカバーと、
前記カバーに設けられ、該カバーが閉じた状態において前記搬送経路上の前記記録媒体に送風可能な複数の送風機と、
を有する記録装置において、
前記複数の送風機は千鳥状に配置されていることを特徴とする記録装置。
かかる記録装置によれば、送風機による適切な送風を実現しつつ、カバーのハンドリング性を向上させることが可能となる。
また、前記千鳥状の配置の、前記送風機が位置する第一部分と当該第一部分と隣り合う前記送風機が位置しない第二部分の双方の部分に対応する位置に、
吸気口が設けられていることとしてもよい。
かかる場合には、送風機による、より適切な送風が実現されることとなる。
また、前記カバーは、記録装置本体に回動可能に連結されており、
前記複数の送風機の一部が前記カバーの回動軸方向に沿う方向に並んだ第一送風機列と、前記第一送風機列よりも前記回動軸から遠い位置に位置し、前記複数の送風機の一部が前記回動軸方向に沿う方向に並んだ第二送風機列と、を有し、
前記第一送風機列に属する送風機の数は、前記第二送風機列に属する送風機の数よりも多いこととしてもよい。
かかる場合には、カバーのハンドリング性がより一層向上することとなる。
次に、搬送経路上の記録媒体に画像を記録する記録方法であって、
閉じた状態において前記搬送経路を覆う開閉可能なカバーと、前記カバーに設けられ、該カバーが閉じた状態において前記搬送経路上の前記記録媒体に送風可能な複数の送風機と、を有し、前記複数の送風機が千鳥状に配置されている記録装置を用いて前記画像を記録することを特徴とする記録方法。
かかる記録方法によれば、送風機による適切な送風を実現しつつ、カバーのハンドリング性を向上させることが可能となる。
===プリンター11の構成例について===
以下、本発明の記録装置をラテラル方式のインクジェット式プリンターに具体化した実施形態を図1乃至図6に基づいて説明する。図1は、プリンター11の正面模式図である。図2は、カバー33が閉じた状態のプリンター11の外観を示す斜視図である。図3は、カバー33が開いた状態のプリンター11の外観を示す斜視図である。図4は、プリンター11の全体構成ブロック図である。図5は、プラテン17、連続紙S、軸流ファン300、吸気口310(フィルター320)の、プリンター11を真横から見たときの位置関係を示す模式図である。図6は、プラテン17、連続紙S、軸流ファン300、吸気口310(フィルター320)の、プリンター11を真上から見たときの位置関係を示す模式図である。なお、以下の説明において、「前後方向」、「左右方向」、「上下方向」をいう場合は、図1乃至図3、図5、図6に矢印で示した方向を基準として示すものとする。
図1に示すように、記録装置としてのプリンター11は、直方体状の本体ケース12を備えている。本体ケース12は、左右方向に沿って大きく3つに区分され、左側から右側に向かって繰り出し部13、印刷部14、巻き取り部15となっている。また、本体ケース12内における上下方向の中央部よりもやや上寄りの位置には、本体ケース12内を上下に区画する平板状の基台16が設けられている。
基台16上の印刷部14と対応する位置には、矩形板状剛体の支持部であるプラテン17が配置されている。また、本体ケース12内には、長尺状の記録媒体の一例としての連続紙Sを搬送するための搬送ユニット18が収容されている。
搬送ユニット18は、前後方向に延びる巻き軸20、ローラー21〜25及び巻き取り軸26と、巻き取り軸26を回転させるための搬送モーター27とを備えている。巻き軸20及びローラー21は繰り出し部13内に、ローラー22〜25及び搬送モーター27は印刷部14内に、巻き取り軸26は巻き取り部15内に収容されている。
連続紙Sは、左端側が巻き軸20に右端側が巻き取り軸26にそれぞれ巻かれた状態で、ローラー21〜25に巻き掛けられている。そして、搬送モーター27の回転駆動に伴って、連続紙Sを搬送するための搬送経路の一例としてのプラテン17の上面からなる支持面17a上を摺動しつつ、繰り出し部13側から巻き取り部15側に向かって搬送されるようになっている。
印刷部14内において、プラテン17の前後両側には、左右方向に延びるガイドレール28(図1では2点鎖線で示す)が対をなすように設けられている。ガイドレール28の上面はプラテン17の上面よりも高くなっており、両ガイドレール28の上面には、矩形状のキャリッジユニット29が不図示の駆動機構の駆動に基づき両ガイドレール28に沿って左右方向への往復移動可能な状態で支持されている。そして、このキャリッジユニット29の下面側にはヘッドユニット30が支持されている。
プラテン17の左端から右端までの一定範囲は記録領域とされており、この記録領域単位で連続紙Sは間欠的に搬送されるようになっている。そして、この記録領域単位での間欠搬送によってプラテン17上に停止した状態にある連続紙Sに対してキャリッジユニット29の往復移動に伴いヘッドユニット30の下面側に設けられたノズル(図示略)からインクが噴射されることで、連続紙Sに対して記録処理が施されるようになっている。
プラテン17の支持面17aの下方には、支持面17aを加熱するためのヒーターユニット31が内蔵されている。そして、ヒーターユニット31によって加熱された支持面17aを介して連続紙Sに熱を伝えることにより、連続紙Sに付着したインクの乾燥を促進するようになっている。また、プラテン17及びキャリッジユニット29の上方には、送風ユニット32が配置されている。
本体ケース12において、印刷部14に対応する上側部分には、開閉可能なカバー33が設けられており、当該カバー33に送風ユニット32が設けられている。カバー33は、閉じた状態において、連続紙Sを搬送するための搬送経路の一例としてのプラテン17を覆うようになっている。なお、送風ユニット32については、後に詳述する。
図2及び図3に示すように、カバー33は自重に抗した持ち上げ動作によって開くように構成されており、閉状態において前面側となる部分に持ち手38が取り付けられているとともに、後端側には本体ケース12に対してカバー33を回動可能に連結するヒンジ部39が設けられている。つまり、カバー33は、プリンター本体に回動可能に連結されている。ヒンジ部39には、カバー33を開方向に向かって付勢することで、カバー33の自重を軽減して持ち上げ動作を補助する動作補助手段としてのばね(図示略)が内蔵されている。
また、本体ケース12の閉状態にあるカバー33の前端と当接する部分には係止部41(図3参照)が設けられている一方、カバー33の前端には係止部41に先端が入脱する係止片(図示略)が設けられている。そして、カバー33がばねの付勢力に抗して閉状態とされた場合には、係止片が係止部41に係止されることで、カバー33が閉状態に保持されるようになっている。
次に、本実施の形態に係るプリンター11の制御構成について、図4を用いて説明する。外部装置60から印刷指令(印刷データ)を受信したプリンター11は、コントローラー110により、各ユニット(搬送ユニット18、キャリッジユニット29、ヘッドユニット30、ヒーターユニット31、送風ユニット32)を制御し、連続紙Sに画像を記録する。また、プリンター11内の状況を検出器群150が監視し、その検出結果に基づいて、コントローラー110は各ユニットを制御する。
コントローラー110は、プリンター11の制御を行うための制御ユニットである。インターフェース部111は、外部装置60とプリンター11との間でデータの送受信を行うためのものである。CPU112は、プリンター11全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー113は、CPU112のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものである。CPU112は、メモリー113に格納されているプログラムに従ったユニット制御回路114により各ユニットを制御する。
<<<送風ユニット32について>>>
次に、送風ユニット32について、図2、図3、図5、図6を用いて詳しく説明する。
送風ユニット32は、送風機の一例としての軸流ファン300と、吸気口310と、フィルター320とを備えている。
軸流ファン300は、回転することにより、プラテン17上の連続紙Sに風を送って(送風して)、連続紙Sに着弾されたインクを乾燥させるためのものである。この軸流ファン300は、図3に示すように、前述したカバー33に(より具体的には、カバー33の内面側に)、支持フレーム36に支持される態様で、複数設けられている。
そして、この各々の軸流ファン300は、カバー33が閉じた際に、プラテン17の上方に位置して、当該プラテン17の支持面17a(換言すれば、当該プラテン17上の連続紙S)と対向し(図5参照)、一方で、カバー33が開いた際に、プラテン17の上方から退避した位置に位置するようになっている(図3参照)。また、軸流ファン300は、図5に示すように、カバー33が閉じた際に、支持面17aに対する送風方向が支持面17aに対して垂直方向となるように軸方向が当該垂直方向に沿う状態で、カバー33に取り付けられている。そのため、軸流ファン300は、カバー33が閉じた状態において、プラテン17の支持面17a(換言すれば、当該プラテン17上の連続紙S)に送風可能となっている。
本実施の形態においては、軸流ファン300が5つ設けられている。そして、この5つの軸流ファン300(第一軸流ファン300a、第二軸流ファン300b、第三軸流ファン300c、第四軸流ファン300d、第五軸流ファン300e)は、図3及び図6に示すように、千鳥状に配置されている。すなわち、図6に示すように、軸流ファン300(例えば、第一軸流ファン300a)が位置する第一部分400と、隣り合う第二部分410には、軸流ファン300は位置していない。逆に、軸流ファン300が位置しない当該第二部分410(例えば、図6において、符号410aで示される部分)と隣り合う部分には、軸流ファン300(例えば、第一軸流ファン300a、第二軸流ファン300b、第三軸流ファン300c)が位置している。
また、前述したとおり、軸流ファン300が設けられているカバー33はプリンター本体に回動可能に連結されているが、当該カバー33の回動軸40(換言すれば、ヒンジ部39)に近い側により多くの軸流ファン300が配置されている。すなわち、本実施の形態に係る送風ユニット32は、図6に示すように、複数の軸流ファン300の一部がカバー33の回動軸方向(本実施の形態においては、左右方向)に沿う方向に並んだ第一送風機列の一例としての第一ファン列302と、当該第一ファン列302よりも前記回動軸40から遠い位置に位置し、前記複数の軸流ファン300の一部がカバー33の回動軸方向(本実施の形態においては、左右方向)に沿う方向に並んだ第二送風機列の一例としての第二ファン列304と、を有し、第一ファン列302に属する軸流ファン300の数(本実施の形態においては、第一軸流ファン300a、第四軸流ファン300d、第五軸流ファン300eの3個)は、第二ファン列304に属する軸流ファン300の数(本実施の形態においては、第二軸流ファン300b、第三軸流ファン300cの2個)よりも多くなっている。
吸気口310は、軸流ファン300が連続紙Sに送風する際の空気をプリンター11の外部から取り入れるための取り入れ口である。この吸気口310は、図2に示すように、前述したカバー33に(より具体的には、カバー33の外面側に)、複数設けられている。
吸気口310は、千鳥状の配置の前記第一部分400(軸流ファン300が位置する第一部分400)に対応する位置に、換言すれば、カバー33が閉じた状態において第一部分400(軸流ファン300)の上方位置に、設けられているが、ここだけではなく、千鳥状の配置の前記第二部分410(軸流ファン300が位置しない第二部分410)に対応する位置にも、換言すれば、カバー33が閉じた状態において第二部分410の上方位置にも、設けられている。本実施の形態においては、図6に示すように、5つの吸気口310が左右方向に並ぶように設けられており、第一吸気口310aが、第一軸流ファン300a及び当該第一軸流ファン300aと前後方向において隣り合う第二部分410に対応する位置に、第二吸気口310bが、第二軸流ファン300b及び当該第二軸流ファン300bと前後方向において隣り合う第二部分410に対応する位置に、第三吸気口310cが、第三軸流ファン300c及び当該第三軸流ファン300cと前後方向において隣り合う第二部分410に対応する位置に、第四吸気口310dが、第四軸流ファン300d及び当該第四軸流ファン300dと前後方向において隣り合う第二部分410に対応する位置に、第五吸気口310eが、第五軸流ファン300e及び当該第五軸流ファン300eと前後方向において隣り合う第二部分410に対応する位置に、それぞれ設けられている。このように、本実施の形態に係る吸気口310は、軸流ファン2個分(軸流ファンの2倍分)に対応した面積を有している。
フィルター320は、吸気口310を通過する空気中のゴミ等を除去して、乾燥する前のインクに当該ゴミ等が付着しないようにするためのものである。このフィルター320は、カバー33の外側に露出する態様で、吸気口310に(具体的には、第一吸気口310a、第二吸気口310b、第三吸気口310c、第四吸気口310d、第五吸気口310eの各々に)着脱可能に設けられている。
そして、本実施の形態において、かかる送風ユニット32は、以下のように動作する。すなわち、当該送風ユニット32の軸流ファン300は、プリンター11が作動している状態で、インクが噴射されることによる前記記録処理が実行されているか否かに関わらず、連続的に(非間欠的に)回転する。そして、このことにより、プリンター11の外部から吸気口310を介して空気が取り入れられつつ(また、空気中のゴミ等はフィルターで除去されつつ)、プラテン17上の連続紙Sに風が送られる。そして、記録処理中や記録処理後には、プラテン17上の連続紙Sに送風されて、連続紙Sに着弾されたインクが適切に乾燥することとなる。なお、図5に示すように、軸流ファン300はキャリッジユニット29よりも上方に配置されており、一方、ヘッドユニット30は当該キャリッジユニット29よりも下方に配置されている。そのため、ヘッドユニット30から噴射されるインクは、キャリッジユニット29が風除けとなり、飛行曲がり等を起こさずに適切に連続紙Sへ向かうようになっている。
===本実施の形態に係るプリンター11の有効性について===
上述したとおり、本実施の形態に係るプリンター11は、連続紙Sを搬送するための搬送経路の一例としてのプラテン17と、閉じた状態においてプラテン17を覆う開閉可能なカバー33と、カバー33に設けられ、当該カバー33が閉じた状態においてプラテン17上の連続紙Sに送風可能な複数の軸流ファン300と、を有しており、当該複数の軸流ファン300は千鳥状に配置されている。そして、このことにより、軸流ファン300による適切な送風を実現しつつ、カバー33のハンドリング性を向上させることが可能となる。
上記につき、本実施の形態に係るプリンター11と比較例に係るプリンター11とを比較しながら説明する。比較例に係るプリンター11は、前記第一部分400だけでなく前記第二部分410にも軸流ファン300が設けられている(すなわち、図6において、5箇所の第二部分410にも軸流ファン300が設けられ、合計10個の軸流ファン300が備えられている)プリンターである。
比較例に係るプリンター11においては、多くの(10個もの)軸流ファン300がカバー33に設けられているため、軸流ファン300により風を連続紙S上に満遍なく送ることができる。しかしながら、カバー33に多くの軸流ファン300が設けられることに起因して、カバー33のハンドリング性(例えば、カバー33が重くてカバー33の開閉に苦労する等)が悪くなっていた。
これに対し、本実施の形態に係るプリンター11では、カバー33のハンドリング性を向上させるために、比較例に係るプリンター11と比べて、軸流ファン300の数を少なくすることとしたが、減らし方に工夫を施した。すなわち、軸流ファン300の数を少なくしても、風が連続紙S上に満遍なく送られるように、複数の軸流ファン300が千鳥状に配置されるように軸流ファン300を減らすこととした。
このように、本実施の形態に係るプリンター11においては、複数の軸流ファン300が千鳥状に配置されるようにしたため、風が連続紙S上に満遍なく送られ、軸流ファン300による適切な送風が実現されることとなる。そして、このことに加えて、千鳥状の配置の、軸流ファン300が位置しない前記第二部分410が、形成されることとなり、カバー33のハンドリング性が向上する。また、軸流ファン300による騒音が軽減されるという効果も生ずる。
また、本実施の形態に係るプリンター11においては、前記千鳥状の配置の、軸流ファン300が位置する第一部分400と当該第一部分400と隣り合う軸流ファン300が位置しない第二部分410の双方の部分に対応する位置に、吸気口310が設けられていることとした。具体的には、軸流ファン300と吸気口310の完全な一対一対応(軸流ファン300のあるところには吸気口310があり、ないところにはない)を崩すことにより、本実施の形態に係る吸気口310が、軸流ファン2個分(軸流ファンの2倍分)に対応した面積を有するようにした。そして、かかる工夫により、吸気口310から多くの空気が吸い込まれることとなり、十分な風速を得ることが可能となる(前述した比較例と比較した場合には、かかる工夫により、当該比較例とほぼ同等の風速を得ることができる)。したがって、軸流ファン300による、より適切な送風が実現されることとなる。
また、本実施の形態に係るプリンター11は、複数の軸流ファン300の一部がカバー33の回動軸方向に沿う方向に並んだ第一ファン列302と、第一ファン列302よりも回動軸から遠い位置に位置し、複数の軸流ファン300の一部がカバー33の回動軸方向に沿う方向に並んだ第二ファン列304と、を有し、第一ファン列302に属する軸流ファン300の数は、第二ファン列304に属する軸流ファン300の数よりも多いこととした。具体的には、第一ファン列302に属する軸流ファン300の数、第二ファン列304に属する軸流ファン300の数を、それぞれ、2個、3個(図6において、逆W型)とするのでなく、第一ファン列302に属する軸流ファン300の数、第二ファン列304に属する軸流ファン300の数を、それぞれ、3個、2個(図6において、W型)とした。そのため、カバー33の重心をより回転軸に近い側へ位置させることができ、カバー33のハンドリング性がより一層向上することとなる(例えば、カバー33が勢いよく閉まってしまうことを抑止することが可能となる)。
===その他の実施の形態===
上記の実施の形態は、主として記録装置について記載されているが、記録方法等の開示も含まれている。また、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
上記実施の形態においては、記録装置をインクジェット式プリンターに具体化したが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置を採用してもよく、微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状態、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサ等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。そして、これらのうち何れか一種の噴射装置に本発明を適用することができる。
また、上記実施の形態においては、送風機として軸流ファン300を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、他のファンでもよい。また、ファンに限定されるものではなく、例えば、ブロワーであってもよい。
また、上記実施の形態においては、記録媒体として連続紙Sを例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、長尺状のプラスチックフィルムや布であってもよい。
また、上記実施の形態においては、ファン列は全部で第一ファン列302と第二ファン列304の二列のみしかないこととしたが、これに限定されるものではない。例えば、ファン列が3列以上あってもよい。そして、そのうちの二列が、前述した第一ファン列302と第二ファン列304に係るファン数についての要件を満たしていてもよい。
11 プリンター、12 本体ケース、13 繰り出し部、14 印刷部、15 巻き取り部、16 基台、17 プラテン、17a 支持面、18 搬送ユニット、20 巻き軸、21 ローラー、22 ローラー、23 ローラー、24 ローラー、25 ローラー、26 巻き取り軸、27 搬送モーター、28 ガイドレール、29 キャリッジユニット、30 ヘッドユニット、31 ヒーターユニット、32 送風ユニット、33 カバー、36 支持フレーム、38 持ち手、39 ヒンジ部、40 回動軸、41 係止部、60 外部装置、110 コントローラー、111 インターフェース部、112 CPU、113 メモリー、114 ユニット制御回路、150 検出器群、300 軸流ファン、300a 第一軸流ファン、300b 第二軸流ファン、300c 第三軸流ファン、300d 第四軸流ファン、300e 第五軸流ファン、302 第一ファン列、304 第二ファン列、310 吸気口、310a 第一吸気口、310b 第二吸気口、310c 第三吸気口、310d 第四吸気口、310e 第五吸気口、320 フィルター、400 第一部分、410 第二部分、410a 第二部分、S 連続紙

Claims (4)

  1. 記録媒体を搬送するための搬送経路と、
    閉じた状態において前記搬送経路を覆う開閉可能なカバーと、
    前記カバーに設けられ、該カバーが閉じた状態において前記搬送経路上の前記記録媒体に送風可能な複数の送風機と、
    を有する記録装置において、
    前記複数の送風機は千鳥状に配置されていることを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、
    前記千鳥状の配置の、前記送風機が位置する第一部分と当該第一部分と隣り合う前記送風機が位置しない第二部分の双方の部分に対応する位置に、
    吸気口が設けられていることを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の記録装置において、
    前記カバーは、記録装置本体に回動可能に連結されており、
    前記複数の送風機の一部が前記カバーの回動軸方向に沿う方向に並んだ第一送風機列と、前記第一送風機列よりも前記回動軸から遠い位置に位置し、前記複数の送風機の一部が前記回動軸方向に沿う方向に並んだ第二送風機列と、を有し、
    前記第一送風機列に属する送風機の数は、前記第二送風機列に属する送風機の数よりも多いことを特徴とする記録装置。
  4. 搬送経路上の記録媒体に画像を記録する記録方法であって、
    閉じた状態において前記搬送経路を覆う開閉可能なカバーと、前記カバーに設けられ、該カバーが閉じた状態において前記搬送経路上の前記記録媒体に送風可能な複数の送風機と、を有し、前記複数の送風機が千鳥状に配置されている記録装置を用いて前記画像を記録することを特徴とする記録方法。
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