JP2015145084A - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents

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【課題】インクを凝集させずに記録媒体に残存する凝集剤を記録媒体から除去することができる印刷装置および印刷方法を提供する。
【解決手段】記録媒体Sを送る送り部2と、記録媒体Sに対して、色材を凝集する凝集剤を含む反応液を付与する反応液付与部3と、記録媒体Sの送り経路において反応液付与部3よりも下流に設けられ、記録媒体Sに対して、色材を含むインクを吐出するインク吐出部5と、送り経路においてインク吐出部5よりも下流に設けられ、記録媒体Sから凝集剤を除去する除去部4と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録媒体にインクを吐出して記録を行う印刷装置および印刷方法に関するものである。
従来、記録媒体を搬送する給紙部、排紙部、渡し胴および排紙胴と、記録媒体に対して、色材を凝集する凝集剤を含む凝集処理液を付与する処理液付与部と、記録媒体の送り経路において処理液付与部よりも下流に設けられ、記録媒体に対して、色材を含むインクを打滴する印字部と、記録媒体の送り経路において印字部よりも下流に設けられ、記録媒体を乾燥させる溶媒乾燥ユニットと、を備えた印刷装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2009−226848号公報
従来の印刷装置は、インクを凝集させずに記録媒体に残存する凝集剤を記録媒体から除去するものではなかった。
本発明は、インクを凝集させずに記録媒体に残存する凝集剤を記録媒体から除去することができる印刷装置および印刷方法を提供することを課題としている。
本発明の印刷装置は、記録媒体を送る送り部と、記録媒体に対して、色材を凝集する凝集剤を含む反応液を付与する反応液付与部と、記録媒体の送り経路において反応液付与部よりも下流に設けられ、記録媒体に対して、色材を含むインクを吐出するインク吐出部と、送り経路においてインク吐出部よりも下流に設けられ、記録媒体から凝集剤を除去する除去部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、送り経路においてインク吐出部よりも下流に、記録媒体から凝集剤を除去する除去部を設けたことで、インクを凝集させずに記録媒体に残存する凝集剤を記録媒体から除去することができる。
この場合、除去部は、記録媒体に対して、凝集剤を溶解または分散させる液体を付与する液体付与部と、送り経路において液体付与部よりも下流に設けられ、記録媒体に対して気体を吹き付ける吹付部と、を有することが好ましい。
この構成によれば、液体付与部により記録媒体に付与された液体に、凝集剤が溶解または分散する。そして、吹付部から記録媒体に気体を吹き付けることにより、凝集剤が溶解または分散した液体を、記録媒体から吹き飛ばすことができる。
この場合、除去部は、吹付部により記録媒体から吹き飛ばされた液体を吸引する吸引部を、さらに有することが好ましい。
この構成によれば、吹付部から吹き付けられた気体により、記録媒体から吹き飛ばされた液体を、吸引部で吸引することができる。
この場合、除去部は、送り経路において吹付部よりも下流に設けられ、記録媒体を乾燥させる乾燥部を、さらに有することが好ましい。
この構成によれば、インクを凝集させずに記録媒体に残存する凝集剤を溶解または分散させる液体を、記録媒体から除去した後、記録媒体を乾燥させることができる。
本発明の印刷方法は、記録媒体に対して、色材を凝集する凝集剤を含む反応液を付与するステップと、反応液が付与された記録媒体に対して、色材を含むインクを吐出するステップと、インクが吐出された記録媒体から凝集剤を除去するステップと、を実行することを特徴とする。
この方法によれば、インクが吐出された記録媒体から凝集剤を除去するステップを実行することで、インクを凝集させずに記録媒体に残存する凝集剤を記録媒体から除去することができる。
本発明の一実施形態に係る印刷装置の構成図である。 印刷装置における回転ドラム周りの斜視図である。 記録媒体に残存する凝集剤の高デューティ画像および低デューティ画像における差異を表した図であり、(a)は、凝集剤を除去する前の記録媒体の様子であり、(b)は、凝集剤を除去した後の記録媒体の様子である。 印刷装置の除去部を表している図である。 印刷装置の除去部の変形例を表している図である。 印刷装置の除去部の他の変形例を表している図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態に係る印刷装置について説明する。本実施形態の印刷装置は、記録媒体に対して、色材を凝集する凝集剤を含む反応液を吐出し、その上に色材を含むインクを吐出して記録を行うものである。色材としては、例えば顔料や染料が用いられる。記録媒体としては、特に限定されるものではないが、ここでは、ラベル用紙を用いる。ラベル用紙は、画像が形成されるラベル基材と、ラベル基材の裏面に塗布された粘着剤を介してラベル基材に貼着された剥離紙と、で構成される。なお、ラベル基材の材質は、紙系でもフィルム系でもよい。
図1および図2に示すように、本実施形態の印刷装置1は、ラベル用紙Sを送る送り部2と、ラベル用紙Sに反応液を付与する反応液付与部3と、反応液が吐出されたラベル用紙Sに対して、インクD(図3参照)を吐出するインク吐出部5と、インクDが吐出されたラベル用紙Sを乾燥させる気化促進部6と、ラベル用紙Sが乾燥した後、インクDを凝集させずにラベル用紙Sに残存する凝集剤A(図3参照)を除去する除去部4とを備えている。ラベル用紙Sの送り経路において、上流側から順に、反応液付与部3と、インク吐出部5と、気化促進部6と、除去部4とが設けられている。
送り部2は、ロール・ツー・ロール方式でラベル用紙Sを送る。送り部2は、繰出しリール7および巻取りリール8と、送り経路の略中間に設けられた回転ドラム9と、送り経路に設けられた複数のローラーとを備えている。
複数のローラーとしては、送り経路の上流側から順に、上流側送りローラー11、上流側ガイドローラー12、下流側ガイドローラー13、下流側送りローラー14、第1折返しローラー15および第2折返しローラー16が設けられている。繰出しリール7、上流側送りローラー11、下流側送りローラー14および巻取りリール8を回転駆動することで、ラベル用紙Sが、繰出しリール7から繰り出され、回転ドラム9の周面に沿って送り方向に送られた後、巻取りリール8に巻き取られる。なお、第1折返しローラー15ーおよび第2折返しローラー16は、気化促進部6に設けられている。
回転ドラム9は、図示しない支持機構により回転可能に支持された円筒形状のドラムである。回転ドラム9は、ラベル用紙Sを、裏面側すなわち記録面Saとは反対側から外周面で支持している。回転ドラム9は、その外周面に沿ってラベル用紙Sが送られると、外周面とラベル用紙Sとの間の摩擦力により、従動回転する。
インク吐出部5は、送り経路の上流側から順に、第1ヘッドユニット17a、第2ヘッドユニット17b、第3ヘッドユニット17c、第4ヘッドユニット17d、第5ヘッドユニット17eおよび第6ヘッドユニット17fを備えている。各ヘッドユニット17a〜17fは、回転ドラム9の回転中心に対して放射状に配置されている。
各ヘッドユニット17は、ラベル用紙Sの記録面Saに対し、インクジェット方式でインクDを吐出するものである。各ヘッドユニット17は、回転ドラム9の幅に対応して配置された複数のインク吐出ノズル(図示省略)を有している。すなわち、各ヘッドユニット17は、ライン型である。なお、各ヘッドユニット17は、複数のインク吐出ヘッド(図示省略)を並べて構成してもよく、単一のインクジェットヘッド(図示省略)により構成してもよい。
第1ヘッドユニット17aはホワイトインクを吐出する。第2ヘッドユニット17bはブラックインクを吐出する。第3ヘッドユニット17cはイエローインクを吐出する。第4ヘッドユニット17dはシアンインクを吐出する。第5ヘッドユニット17eはマゼンタインクを吐出する。なお、以下では、イエローインク、シアンインクおよびマゼンタインクをまとめて「カラーインク」ともいう。第6ヘッドユニット17fはオーバーコート液を吐出する。ホワイトインク、ブラックインクおよび3色のカラーインクは、いずれも、色材である顔料が溶媒中に分散した顔料インクである。また、オーバーコート液は、顔料を含まず、樹脂が溶媒中に分散した透明なインクDである。なお、複数のヘッドユニット17が吐出するインクDの色は、特に限定されるものではなく、他の色のインクDを用いてもよく、インクDの色の数も任意である。
印刷装置1は、ラベル用紙Sに対し、印刷画像を直接形成する第1印刷モードと、ラベル用紙Sに対し、下地を形成した後、印刷画像を形成する第2印刷モードとを選択的に実行可能である。第1印刷モードでは、第1ヘッドユニット17aによりホワイトインクを吐出することなく、第2ヘッドユニット17bから第5ヘッドユニット17eによりブラックインクおよびカラーインクを吐出して、印刷画像を形成する。また、第2印刷モードでは、第1ヘッドユニット17aによりホワイトインクを全面に吐出して白色の下地を形成し、形成された下地の上に、第2ヘッドユニット17bから第5ヘッドユニット17eによりブラックインクおよびカラーインクを吐出して、印刷画像を形成する。第1印刷モードは、例えば、ラベル用紙Sが紙材で構成されている場合に実行され、第2印刷モードは、例えば、ラベル用紙Sが透明なフィルム材で構成されている場合に実行される。さらに、第1印刷モードおよび第2印刷モードのいずれにおいても、適宜、第6ヘッドユニット17fが、オーバーコート液を吐出する。これにより、耐久性を高めることができる。
気化促進部6は、回転ドラム9と巻取りリール8との間に設けられている。気化促進部6は、ファン21およびヒーター22を有し、反応液およびインクDが吐出されたラベル用紙Sに対して、記録面Saと略平行に熱風を送ることで、ラベル用紙Sを乾燥させる。気化促進部6では、上記の第1折返しローラー15および第2折返しローラー16により、ラベル用紙Sの送り経路が折り返されている。このため、気化促進部6のスペースを広く設けることなく、ラベル用紙Sに熱風を効率良く当てることができる。
なお、気化促進部6は、ファン21のみにより室温の風を送ることで、ラベル用紙Sを乾燥させてもよく、ヒーター22のみによりラベル用紙Sを加熱することで、ラベル用紙Sを乾燥させてもよい。
反応液付与部3は、ラベル用紙Sの記録面Saに対して反応液を吐出する反応液吐出部(図示省略)を備えている。反応液吐出部は、インクジェット方式で反応液を吐出するものであり、上記の各ヘッドユニットと同様に構成されている。
反応液としては、分散体を凝集させる凝集剤Aを溶媒に溶解させたもので、反応液が吐出されたラベル用紙Sに対してインクDが吐出されると、反応液中の凝集剤Aによって、インクD中の分散体相互のクーロン反発力が中和され、分散体同士が凝集する。これにより、ラベル用紙Sに吐出されたインクDが増粘し、ラベル用紙Sに対するインクDの定着性が高まる。
反応液の溶媒としては、水が好ましく、水に加えて、多価アルコール類、多価アルコール誘導体などの水溶性有機溶媒を添加してもよい。
凝集剤Aとしては、例えば金属塩が好ましく、なかでも、凝集力の点から、多価金属塩が好ましい。多価金属塩としては、例えば、硝酸カルシウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、酢酸カルシウム、酢酸マグネシウムおよびギ酸カルシウムのなかの1または複数を好適に用いることができる。これらの凝集剤Aのうち、硝酸カルシウム、塩化カルシウムおよび塩化マグネシウムは、潮解性を有する。一方、酢酸カルシウム、酢酸マグネシウムおよびギ酸カルシウムは、刺激臭を有する。
また、図3に示すように、ラベル用紙Sに記録する画像が高デューティの場合は、インクDと反応せずにラベル用紙Sに残存する凝集剤Aが少ないが、ラベル用紙Sに記録する画像が低デューティの場合は、ラベル用紙Sに残存する凝集剤Aが多くなる。
インクDと反応しない凝集剤Aが、ラベル用紙Sに残ると、凝集剤Aが潮解性を有する場合、空気中の水分を取り込むことで、ラベル用紙Sにべとつきが残ってしまう。また、凝集剤Aが刺激臭を有する場合、ラベル用紙Sが水分と接触した際に、刺激臭を発生させてしまう。
図4に示すように、除去部4は、ラベル用紙Sの送り経路における気化促進部6の下流に設けられたスリットコーター41と、ラベル用紙Sの送り経路におけるスリットコーター41の下流に設けられたエアーナイフ42と、エアーナイフ42の側方に設けられた液体バキューム43と、ラベル用紙Sの送り経路におけるエアーナイフ42の下流に設けられた乾燥部44と、を備えている。
スリットコーター41は、記録面Saを上に向けて略水平に送られてくるラベル用紙Sの記録面Saに液体を付与する。液体は、凝集剤Aを溶解または分散させるもので、例えば、水が好ましい。液体は、まず、外部から、液体の流路である液体供給路45を通り、スリットコーター41へ送られる。スリットコーター41へ送られた液体は、スリットコーター41の下面に設けられたスリットからラベル用紙Sに付与される。スリットコーター41は、スリットがラベル用紙Sの幅方向に対して略平行に延在するように設けられている。液体は、ラベル用紙Sが送られると共に、ラベル用紙Sの記録面Saに塗布される。
なお、スリットコーター41は、特許請求の範囲の「液体付与部」の一例である。
また、ラベル用紙Sのラベル基材S1の浸透性が高い場合、スリットコーター41により、液体が付与されることで、ラベル基材S1に定着したインクDが剥がれるなどの悪影響を及ぼす恐れがある。このため、浸透性が少ないフィルム系のラベル基材S1が好ましい。また、紙系のラベル基材S1を用いる場合には、表面に樹脂を塗布するなど、インクDの浸透性を低下させることが好ましい。
エアーナイフ42は、先端部に設けられた吹出口からラベル用紙Sの記録面Saにエアー(気体)を吹き付ける(図4(a)参照)。エアーナイフ42は、吹出口がラベル用紙Sの幅方向に対して斜めに延在するように設けられている(図4(b)参照)。エアーナイフ42は、ラベル用紙Sの送り方向に対して斜め上流側に向けてエアーを吹き出すように、ラベル用紙Sの記録面Saに対して斜めに傾けて設けられている。エアーナイフ42の吹出口からラベル用紙Sにエアーを吹き付けることにより、凝集剤Aが溶解または分散した液体を、ラベル用紙Sの側方に向けて、ラベル用紙Sから吹き飛ばすことができる。
なお、エアーナイフ42は、特許請求の範囲における「吹付部」の一例である。
液体バキューム43は、エアーナイフ42により液体が吹き寄せられてくる側のラベル用紙S側方に設けられている。液体バキューム43は、例えば、吸引ポンプ(図示省略)等を有し、エアーナイフ42により吹き寄せられてくる液体を吸引する。これにより、液体が、ラベル用紙Sの剥離紙S2側に回り込むことを抑制できる。したがって、剥離紙S2の材質が紙系である場合にも、剥離紙S2が液体を吸収してしまうことを抑制できる。
また、液体バキューム43は、特許請求の範囲における「吸引部」の一例である。
乾燥部44は、ファン46およびヒーター47を有し、反応液およびインクDが吐出されたラベル用紙Sに対して、熱風を送ることで、ラベル用紙Sを乾燥させる。なお、熱風の温度が高すぎることにより、ラベル用紙Sに悪影響を及ぼす恐れがあるため、熱風の温度は、60℃から80℃の間が好ましい。これにより、インクDを凝集させずにラベル用紙Sに残存する凝集剤Aを溶解または分散させる液体を、エアーナイフ42でラベル用紙Sから除去した後、ラベル用紙Sを乾燥させることができる。
以上、本実施形態の印刷装置1によれば、ラベル用紙Sの送り経路においてインク吐出部5よりも下流に、ラベル用紙Sから凝集剤Aを除去する除去部4を備えたことで、インクDを凝集させずにラベル用紙Sに残存する凝集剤Aをラベル用紙Sから除去、すなわち洗い流すことができる。したがって、ラベル用紙Sに凝集剤Aの残存することによる、ラベル用紙Sのべとつきや刺激臭の発生といった悪影響を抑制することができる。
続いて、本実施形態の印刷装置1における、除去部4の変形例について説明する。第1変形例の除去部4は、上方から送られてくるラベル用紙Sの記録面Saに対して液体を付与する点が、相違する。以下、異なる点を中心に説明する。
図5に示すように、第1変形例の除去部4は、ラベル用紙Sの送り経路における気化促進部6の下流に設けられたリードローラー48と、リードローラー48に沿って上方から湾曲して送られるラベル用紙Sの記録面Saに対して、およそ垂直になる角度で液体が付与されるように設けられたスリットコーター41と、ラベル用紙Sの送り経路におけるスリットコーター41の下流に設けられたエアーナイフ42と、ラベル用紙Sの送り経路におけるエアーナイフ42の下流に設けられた乾燥部44と、を備えている。
ラベル用紙Sは、リードローラー48に対して、ラベル用紙Sの記録面Saが外側を向いた状態で、リードローラー48に沿って送られる。すなわちラベル用紙Sは、記録面Saとは反対側の面でリードローラー48と接触する。
スリットコーター41は、リードローラー48により湾曲した部分のラベル用紙Sの記録面Saに対して液体を塗布する。
なお、第1変形例の除去部4における、スリットコーター41は、およそ水平方向に液体を付与するため、リードローラー48の回転速度が遅い場合、重力により、液体が、ラベル用紙Sの記録面Saに付与されず落下してしまう恐れがある。これにより、ラベル用紙Sは、一定以上の送り速度を保った状態で送られることが好ましい。
エアーナイフ42は、記録面Saを斜め下方に向けて斜め下方に送られるラベル用紙Sの記録面Saに対してエアーを吹き付ける。エアーナイフ42の吹出口から吹き付けられるエアーにより、吹き飛ばされた液体は、重力により落下する。落下した液体は、図外の容器に回収される。これにより、液体バキューム43(吸引部)が不要となる。
以上、本実施形態の印刷装置1において、第1変形例の除去部4を備えた場合にも、インクDを凝集させずにラベル用紙Sに残存する凝集剤Aをラベル用紙Sから除去することができる。
続いて、本実施形態の印刷装置1における、除去部4の他の変形例について説明する。第2変形例の除去部4は、記録面Saを下方に向けて略水平に送られるラベル用紙Sの記録面Saに対して液体を付与する点が、相違する。以下、異なる点を中心に説明する。
図6に示すように、第2変形例の除去部4は、ラベル用紙Sの送り経路における気化促進部6の下流に設けられ、記録面Saを下方に向けてラベル用紙Sが略水平に送られるラベル用紙Sをガイドする第1回転ローラー51、第2回転ローラー52および第3回転ローラー53と、ラベル用紙Sの送り経路における第2回転ローラー52の下流に設けられたスリットコーター41と、ラベル用紙Sの送り経路におけるスリットコーター41の下流に設けられたエアーナイフ42と、ラベル用紙Sの送り経路における第3回転ローラー53の下流に設けられた、乾燥部44と、を備えている。
第2回転ローラー52および第3回転ローラー53は、略水平位置に離れて設けられており、ラベル用紙Sは、第2回転ローラー52と第3回転ローラー53との間で、記録面Saを下方に向けて略水平に送られる。
スリットコーター41は、ラベル用紙Sの記録面Saに対して下方から液体を塗布する。
エアーナイフ42は、ラベル用紙Sの記録面Saに対して下方からエアーを吹き付ける。エアーナイフ42の吹出口から吹き付けられるエアーにより、吹き飛ばされた液体は、重力により落下する。落下した液体は、図外の容器に回収される。これにより、液体バキューム43(吸引部)が不要となる。
以上、本実施形態の印刷装置1において、第2変形例の除去部4を備えた場合にも、インクDを凝集させずにラベル用紙Sに残存する凝集剤Aをラベル用紙Sから除去することができる。
なお、本実施形態では、ドラム搬送タイプの印刷装置1に本発明を適用した例について説明したが、これに限定されるものではなく、フラット搬送タイプの印刷装置(図示省略)にも適用できる。
1…記録装置、2…送り部、7…繰出しリール、8…巻取りリール、9…回転ドラム、11…上流側送りローラー、12…上流側ガイドローラー、13…下流側ガイドローラー、14…下流側送りローラー、15…第1折返しローラー、16…第2折返しローラー、A…凝集剤、3…反応液付与部、D…インク、5…インク吐出部、17a…第1ヘッドユニット、17b…第2ヘッドユニット、17c…第3ヘッドユニット、17d…第4ヘッドユニット、17e…第5ヘッドユニット、17f…第6ヘッドユニット、4…除去部

Claims (6)

  1. 記録媒体を送る送り部と、
    前記記録媒体に対して、色材を凝集する凝集剤を含む反応液を付与する反応液付与部と、
    前記記録媒体の送り経路において前記反応液付与部よりも下流に設けられ、前記記録媒体に対して、前記色材を含むインクを吐出するインク吐出部と、
    前記送り経路において前記インク吐出部よりも下流に設けられ、前記記録媒体から前記凝集剤を除去する除去部と、
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記除去部は、
    前記記録媒体に対して、前記凝集剤を溶解または分散させる液体を付与する液体付与部と、
    前記送り経路において前記液体付与部よりも下流に設けられ、前記記録媒体に対して気体を吹き付ける吹付部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記除去部は、
    前記吹付部により前記記録媒体から吹き飛ばされた前記液体を吸引する吸引部を、
    さらに有することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記除去部は、
    前記送り経路において前記吹付部よりも下流に設けられ、前記記録媒体を乾燥させる乾燥部を、
    さらに有することを特徴とする請求項2または3に記載の印刷装置。
  5. 前記凝集剤は、金属塩であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 記録媒体に対して、色材を凝集する凝集剤を含む反応液を付与するステップと、
    前記反応液が付与された前記記録媒体に対して、前記色材を含むインクを吐出するステップと、
    前記インクが吐出された前記記録媒体から前記凝集剤を除去するステップと、
    を実行することを特徴とする印刷方法。
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