JP2012019292A - 3dカメラモジュールの撮像検査装置およびその撮像検査方法、3dカメラモジュールの撮像検査制御プログラム、3dカメラモジュールの撮像補正方法、3dカメラモジュールの撮像補正制御プログラム、可読記録媒体、3dカメラモジュール、電子情報機器 - Google Patents

3dカメラモジュールの撮像検査装置およびその撮像検査方法、3dカメラモジュールの撮像検査制御プログラム、3dカメラモジュールの撮像補正方法、3dカメラモジュールの撮像補正制御プログラム、可読記録媒体、3dカメラモジュール、電子情報機器 Download PDF

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Abstract

【課題】製造バラツキによって光軸がずれた場合に、従来のように画像撮像毎に二つの画像の類似性を検出するなどの複雑な信号処理を行うことなく、製造工程内で製造上の光軸ずれを補正して左右2視点の二つの画像の3D画像合成を確実かつ良好に行う。
【解決手段】認識マーク検出手段11が、認識マークの中心位置を検出する認識マーク検出ステップと、スタートポイント算出手段12が、認識マークの中心位置から前記信号読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくともスタートポイントの画素アドレスを算出するスタートポイント算出ステップと、スタートポイント記憶手段13が、算出したスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくともスタートポイントの画素アドレスを所定の記憶部に記憶させるスタートポイント記憶ステップとを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、立体視用の3Dカメラモジュール、この3Dカメラモジュールの撮像検査装置およびその撮像検査方法、この3Dカメラモジュールの撮像検査方法の各工程をコンピュータに実行させるための処理手順が記述された3Dカメラモジュールの撮像検査制御プログラム、3Dカメラモジュールの撮像補正方法、3Dカメラモジュールの撮像補正制御プログラム、この撮像検査制御プログラムが格納されたコンピュータ読み取り可能な可読記憶媒体、この3Dカメラモジュールを画像入力デバイスとして撮像部に用いた例えばデジタルビデオカメラおよびデジタルスチルカメラなどのデジタルカメラや、監視カメラなどの画像入力カメラ、スキャナ装置、ファクシミリ装置、テレビジョン電話装置、カメラ付き携帯電話装置などの電子情報機器に関する。
この種の従来の3Dカメラモジュールは、二つのカメラで一つの視写体を異なった角度で撮像した各画像を合成することにより立体視画像を得るものである。立体視は、右目視点での映像と、左目視点での映像それぞれを、右目と左目とに個別に提示することにより、人間にその映像を現実的な立体として感じさせる仕組みである。これらの右目視点および左目視点の映像は、実写の場合、例えば右目と左目の間隔に相当する一定の距離を置いた二つの視点から、同時に被写体対象を撮影することにより作成することができる。
この種の従来の3Dカメラモジュールについて、図12および図13を参照しながら説明する。
図12は、特許文献1に開示されている従来のカメラモジュールにおける画像再生装置の画像再生の際の画像補正処理について示すフローチャートである。
図12に示すように、まず、ステップS21で、ユーザによって3D画像再生の指示が為されると、制御部において3D画像ファイル中の同質性タグがチェックされる。
次に、ステップS22で、制御部により同質性タグが「2」に設定されているか否かが判断される。
その後、ステップS22の判断において、同質性タグが「2」に設定されている場合には、2つのモノキュラ画像の相互の同質性が低く、このまま画像再生を行っても正しく再生されない虞があるので、ステップS22からステップS23の補正処理に移行して、ステップS23で、補正部においてステレオ画像データの補正が行われる。
ここで、補正処理の一例について図13を参照して詳細に説明する。
この補正処理において、図13の事例では、まず、左側のモノキュラ画像401と右側のモノキュラ画像402との間で相関検出(相似検出)を行って、基準となる左側のモノキュラ画像401の所定の画枠領域401a(位置補正のずれ余裕を見込んで401全体より多少小さい領域を像領域として設定したもの)の画像データに対して最も相関が高い領域の画像データを検出して切り出してすことによって位置ずれの補正が行われる。その際、領域内の画像データは領域401a内の画像データに対して傾きを持っているので、この傾きも含めて補正するようにする。また、傾きを含めた位置ずれ補正を施した後、モノキュラ画像401とモノキュラ画像402との間で明るさ(露出)などが異なっている場合には、これも補正する。また、両モノキュラ画像の解像度(画素密度)が異なっており、例えばモノキュラ画像401の方が高解像度の場合には、相関検出の結果から画素(微小領域)の対応を求め、モノキュラ画像402の画素データを微小領域毎にモノキュラ画像401の画素データに置き換えるようにすればよい。
このステップS23の補正処理の後に、ステップS24で、補正処理が適正に行われたか否かが判断される。例えば上記位置ずれが極めて大きかったときなど、補正処理を適正に行うことが不可能となる(補正しても救えない)場合があり得る。
このステップS24の判断において、補正処理が適正に行われなかった場合には、ステップS24からステップS25の警告処理に移行して、ステップS25で画像は非表示(再生中止)状態のままにて、正しく立体画像が再生されない旨がユーザに警告(表示または音発生)される。この警告処理は、画像再生部がLCDの場合などは表示処理によって行われる。ユーザは、この警告処理を受けて、モノキュラ画像の相互の同質性が低いことを知ることができ、この3D画像の再生を敢えて行うか中止するかを判断することができる。
このステップS25の警告処理の後に、ステップS26で、ユーザによって画像再生の指示が為されたか否かが判断される。このステップS26の判断において、ユーザによって画像再生の指示が為されていない場合には、ステップS26からステップS27の次の指示待ちに移行して、ステップS27で、次の処理を行う指示が為されたか否かが判断される。ステップS27の判断において、次の処理を行う指示が為されていない場合(NO)には、ステップS26の処理に戻り、ユーザの指示が為されるまで待機する。
一方、ステップS27の判断において、次の処理を行う指示が為された場合(YES)には、3D画像の再生が中止され、次の処理に移行する。
また、ステップS22の判断において、同質性タグが「1」である場合(NO)、ステップS24の判断において、補正処理が適正に行われた場合(YES)、または、ステップS26の判断において、画像再生の指示が為された場合(YES)には、ステップS28の画像再生処理に移行して、ステップS28で、画像再生部において3D画像の再生が行われる。このとき、ステップS24から分岐して来た場合に限り、補正処理後の画像データが同質性タグが「2」から「1」に書き換えられた3D画像ファイルとして再生成されてこれが記録部に記録される。
その後、ステップS29で、次の処理を行う指示が為されたか否かが判断される。ステップS29の判断において、次の処理を行う指示が為されていない場合(NO)には、3D画像の再生が継続される。
一方、ステップS29の判断において、次の処理を行う指示がなされた場合(YES)には、3D画像の再生が中止されて、次の処理に移行する。
以上説明したように、3D画像ファイルの生成時に、左右2視点のモノキュラ画像の相互の同質性に関する情報を同質性タグとして記録するようにしたので、簡単な構成でモノキュラ画像の同質性の情報を管理することができる。
特開2007−28295号公報
上記特許文献1に開示されている従来の3Dカメラモジュールでは、画像撮像時に、左右2視点のモノキュラ画像の画像相似を検出し、この画像相似から画像のずれを検出し、そのずれを補正して左右2視点の二つの画像を合成していた。製造工程のバラツキで光軸がずれている場合であっても、二つの画像の類似性から画像撮像毎に画像ずれを検出してそのずれを補正して画像合成する必要があり、信号処理が複雑であるだけではなく、撮像素子内に調整外周領域が少なく、製造工程のバラツキで光軸が大きくずれた場合には3D画像合成が行えない場合が生じる。
本発明は、上記従来の問題を解決するもので、製造バラツキによって光軸がずれた場合に、従来のように画像撮像毎に二つの画像の類似性を検出するなどの複雑な信号処理を行うことなく、製造工程内で製造上の光軸ずれを補正して左右2視点の二つの画像の3D画像合成を確実かつ良好に行うことができる3Dカメラモジュール、この3Dカメラモジュールの撮像検査装置、撮像検査装置に用いる撮像検査方法、この3Dカメラモジュールの撮像検査方法の各工程をコンピュータに実行させるための処理手順が記述された3Dカメラモジュールの撮像検査制御プログラム、3Dカメラモジュールの撮像補正方法、3Dカメラモジュールの撮像補正制御プログラム、この撮像検査制御プログラムまたは撮像補正制御プログラムが格納されたコンピュータ読み取り可能な可読記憶媒体、この3Dカメラモジュールを画像入力デバイスとして撮像部に用いた例えばカメラ付き携帯電話装置などの電子情報機器を提供することを目的とする。
本発明の3Dカメラモジュールの撮像検査装置は、調整撮像領域を持つ立体視撮像可能な3Dカメラモジュールに対して所定画面位置に認識マークを設けたチャートを撮像させ、撮像した認識マークの所定位置からのずれ量を補正するための3Dカメラモジュールの撮像検査装置であって、該撮像した認識マークの所定位置からデータ読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントを求めてそのデータを該3Dカメラモジュール内の所定の記憶部に記憶するように制御する制御部を有するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
また、好ましくは、本発明の3Dカメラモジュールの撮像検査装置における制御部は、前記認識マークの中心位置を検出する認識マーク検出手段と、該認識マークの中心位置から前記信号読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントの画素アドレスを算出するスタートポイント算出手段と、算出したスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントの画素アドレスを所定の記憶部に記憶させるスタートポイント記憶手段とを有する。
さらに、好ましくは、本発明の3Dカメラモジュールの撮像検査装置におけるチャートは、前記認識マークとして所定形状が所定画面位置に少なくとも一つ設けられている。また、好ましくは、チャートは、前記認識マークとして所定形状が画面中心部に一つ設けられているかまたは、該認識マークとして所定形状が画面中心部およびその所定周辺位置に合計二つ設けられている。
さらに、好ましくは、本発明の3Dカメラモジュールの撮像検査装置における調整撮像領域は、画像撮像領域の外周側に設けられ、前記ずれ量を補正する際に該画像撮像領域を画面移動させるための付加領域である。
さらに、好ましくは、本発明の3Dカメラモジュールの撮像検査装置におけるスタートポイントは、画像撮像領域の外周側に設けられた調整撮像領域を含む撮像領域内で該画像撮像領域を画面移動させるための座標アドレスである。
さらに、好ましくは、本発明の3Dカメラモジュールの撮像検査装置におけるスタートポイント算出手段は、前記認識マークの各所定位置から前記信号読み出しのスタートポイントの画素アドレスを算出すると共に、信号読み出し方向の回転角度を算出する。
さらに、好ましくは、本発明の3Dカメラモジュールの撮像検査装置における3Dカメラモジュールは、視写体を異なった角度で撮像する調整撮像領域を持つ二つの左イメージセンサおよび右イメージセンサと、該左イメージセンサの撮像領域のデータをスタートポイントから順次読み出す第1データ読み出し回路と、該右イメージセンサの撮像領域のデータをスタートポイントから順次読み出す第2データ読み出し回路とを有している。
さらに、好ましくは、本発明の3Dカメラモジュールの撮像検査装置における3Dカメラモジュールは、前記第1データ読み出し回路および前記第2データ読み出し回路からの各出力信号を3D画像合成する信号合成回路をさらに有している。
さらに、好ましくは、本発明の3Dカメラモジュールの撮像検査装置における3Dカメラモジュールの所定の記憶部は、前記左イメージセンサおよび前記右イメージセンサの各撮像領域におけるスタートポイントの各画素アドレスおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該各画素アドレスをそれぞれ記憶する。
本発明の3Dカメラモジュールの撮像検査方法は、調整撮像領域を持つ立体視撮像可能な3Dカメラモジュールに対して所定画面位置に認識マークを設けたチャートを撮像させ、撮像した認識マークの所定位置からのずれ量を補正するための3Dカメラモジュールの撮像検査方法であって、制御部が、該撮像した認識マークの所定位置からデータ読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントを求めてそのデータを該3Dカメラモジュール内の所定の記憶部に記憶するように制御する制御ステップを有するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
また、好ましくは、本発明の3Dカメラモジュールの撮像検査方法における制御ステップは、認識マーク検出手段が、前記認識マークの中心位置を検出する認識マーク検出ステップと、スタートポイント算出手段が、該認識マークの中心位置から前記信号読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントの画素アドレスを算出するスタートポイント算出ステップと、スタートポイント記憶手段が、算出したスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントの画素アドレスを所定の記憶部に記憶させるスタートポイント記憶ステップとを有する。
さらに、好ましくは、本発明の3Dカメラモジュールの撮像検査方法におけるチャートは、前記認識マークとして所定形状が所定画面位置に少なくとも一つ設けられている。また、好ましくは、チャートは、前記認識マークとして所定形状が画面中心部に一つ設けられているかまたは、該認識マークとして所定形状が画面中心およびその所定周辺位置に合計二つ設けられている。
さらに、好ましくは、本発明の3Dカメラモジュールの撮像検査方法における調整撮像領域は、画像撮像領域の外周側に設けられ、前記ずれ量を補正する際に該画像撮像領域を画面移動させるための付加領域である。
さらに、好ましくは、本発明の3Dカメラモジュールの撮像検査方法におけるスタートポイントは、画像撮像領域の外周側に設けられた調整撮像領域を含む撮像領域内で該画像撮像領域を画面移動させるための座標アドレスである。
さらに、好ましくは、本発明の3Dカメラモジュールの撮像検査方法におけるスタートポイント算出ステップは、前記二つの認識マークの各所定位置から前記信号読み出しのスタートポイントの画素アドレスを算出すると共に、信号読み出し方向の回転角度を算出する。
さらに、好ましくは、本発明の3Dカメラモジュールの撮像検査方法における3Dカメラモジュールは、視写体を異なった角度で撮像する調整撮像領域を持つ二つの左イメージセンサおよび右イメージセンサと、該左イメージセンサの撮像領域をスタートポイントからデータを順次読み出す第1データ読み出し回路と、該右イメージセンサの撮像領域をスタートポイントからデータを読み出す第2データ読み出し回路とを有している。
さらに、好ましくは、本発明の3Dカメラモジュールの撮像検査方法における3Dカメラモジュールは、前記第1データ読み出し回路および前記第2データ読み出し回路からの各出力信号を3D画像合成する信号合成回路をさらに有している。
さらに、好ましくは、本発明の3Dカメラモジュールの撮像検査方法における3Dカメラモジュールの所定の記憶部は、前記左イメージセンサおよび前記右イメージセンサの各撮像領域におけるスタートポイントの各画素アドレスおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントの各画素アドレスをそれぞれ記憶する。
本発明の3Dカメラモジュールの撮像検査制御プログラムは、本発明の上記3Dカメラモジュールの撮像検査方法の各ステップをコンピュータに実行させるための処理手順が記述されたものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明の可読記憶媒体は、本発明の上記3Dカメラモジュールの撮像検査制御プログラムが格納されたコンピュータ読み取り可能なものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明の3Dカメラモジュールは、視写体を異なった角度で撮像する調整撮像領域を持つ二つの左イメージセンサおよび右イメージセンサと、該左イメージセンサの撮像領域のデータをスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントから順次読み出す第1データ読み出し回路と、該右イメージセンサの撮像領域のデータをスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントから順次読み出す第2データ読み出し回路と、該左イメージセンサおよび該右イメージセンサの各撮像領域におけるスタートポイントの各画素アドレスおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントの各画素アドレスをそれぞれ記憶する記憶部と、該第1データ読み出し回路および該第2データ読み出し回路からの各出力信号を3D画像合成する信号合成回路とを有するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
また、好ましくは、本発明の3Dカメラモジュールにおいて、所定画面位置に認識マークを設けたチャートを撮像させ、撮像した認識マークの所定位置からデータ読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントを求めてそのデータを前記記憶部に記憶するように制御する制御部を更に有する。
さらに、好ましくは、本発明の3Dカメラモジュールにおける制御部は、前記認識マークの中心位置を検出する認識マーク検出手段と、該認識マークの中心位置から前記信号読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントの画素アドレスを算出するスタートポイント算出手段と、算出したスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントの画素アドレスを所定の記憶部に記憶させるスタートポイント記憶手段とを有する。
本発明の電子情報機器は、本発明の上記3Dカメラモジュールを画像入力デバイスとして撮像部に用いたものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明の3Dカメラモジュールの撮像補正方法は、調整撮像領域を持つ立体視撮像可能な3Dカメラモジュールに対して所定画面位置に認識マークを設けたチャートを撮像させ、撮像した認識マークの所定位置からのずれ量を補正するための3Dカメラモジュールの撮像補正方法であって、制御部が、該撮像した認識マークの所定位置からデータ読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントを求めてそのデータを該3Dカメラモジュール内の所定の記憶部に記憶するように制御する制御ステップを有するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
また、好ましくは、本発明の3Dカメラモジュールの撮像補正方法における制御ステップは、認識マーク検出手段が、前記認識マークの中心位置を検出する認識マーク検出ステップと、スタートポイント算出手段が、該認識マークの中心位置から前記信号読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントの画素アドレスを算出するスタートポイント算出ステップと、スタートポイント記憶手段が、算出したスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントの画素アドレスを所定の記憶部に記憶させるスタートポイント記憶ステップとを有する。
さらに、好ましくは、本発明の3Dカメラモジュールの撮像補正方法におけるチャートは、前記認識マークとして所定形状が所定画面位置に少なくとも一つ設けられている。また、好ましくは、チャートは、前記認識マークとして所定形状が画面中心に一つ設けられているかまたは、該認識マークとして所定形状が画面中心およびその所定周辺位置に合計二つ設けられている。
本発明の3Dカメラモジュールの撮像検査制御プログラムは、本発明の上記3Dカメラモジュールの撮像補正方法の各ステップをコンピュータに実行させるための処理手順が記述されたものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明の可読記憶媒体は、本発明の上記3Dカメラモジュールの撮像補正制御プログラムが格納されたコンピュータ読み取り可能なものであり、そのことにより上記目的が達成される。
上記構成により、以下、本発明の作用を説明する。
本発明の3Dカメラモジュールの撮像検査装置は、調整撮像領域を持つ立体視撮像可能な3Dカメラモジュールに対して所定画面位置に認識マークを設けたチャートを撮像させ、撮像した認識マークの所定位置からのずれ量を補正するための3Dカメラモジュールの撮像検査装置であって、撮像した認識マークの所定位置からデータ読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくともスタートポイントを求めてそのデータを3Dカメラモジュール内の所定の記憶部に記憶するように制御する制御部を有している。
これによって、製造バラツキによって光軸がずれた場合に、従来のように画像撮像毎に二つの画像の類似性を検出するなどの複雑な信号処理を行うことなく、製造工程内で製造上の光軸ずれを補正して左右2視点の二つの画像の3D画像合成を確実かつ良好に行うことが可能となる。
以上により、本発明によれば、製造バラツキによって光軸がずれた場合に、従来のように画像撮像毎に二つの画像の類似性を検出するなどの複雑な信号処理を行うことなく、製造工程内で製造上の光軸ずれを補正して左右2視点の二つの画像の3D画像合成を確実かつ良好に行うことができる。
本発明の実施形態1における3Dカメラモジュールの撮像検査装置の要部ハード構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態1における3Dカメラモジュールの要部構成例を示すブロック図である。 (a)および(b)は、図1の認識マーク検出手段により認識マークを検出するためのチャートを示す画面図である。 製造バラツキによる光軸ずれが回転ずれのみの場合を説明するための図である。 製造バラツキによる光軸ずれがXYずれと回転ずれの場合を説明するための図である。 本発明の動作原理を説明するための模式図である。 図2の3Dカメラモジュールを製造する各製造工程を示す工程図である。 (a)〜(d)は、図7の3Dカメラモジュールの各製造工程にそれぞれ対応した組立図である。 (a)は本発明の携帯電話装置の表面側を示す斜視図であり、(b)は本発明の携帯電話装置の裏面側を示す斜視図である。 図9(b)の携帯電話装置の裏面側内部に3Dカメラモジュールが組み込まれた様子を示す一部破断斜視図である。 本発明の実施形態2として、本発明の実施形態1の3Dカメラモジュールからの撮像信号に基づいてカラー画像信号を得る固体撮像装置を撮像部に用いた電子情報機器の概略構成例を示すブロック図である。 特許文献1に開示されている従来のカメラモジュールにおける画像再生装置の画像再生の際の画像補正処理について示すフローチャートである。 図12のカメラモジュールで撮像した左右2視点の二つの画像のずれを示す図である。
以下に、本発明の3Dカメラモジュール、この3Dカメラモジュールの撮像検査装置およびその撮像検査方法の実施形態1および、この3Dカメラモジュールの実施形態1を画像入力デバイスとして撮像部に用いた例えばカメラ付き携帯電話装置などの電子情報機器の実施形態2について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図における構成部材のそれぞれの厚みや長さなどは図面作成上の観点から、図示する構成に限定されるものではない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1における3Dカメラモジュールの撮像検査装置の要部ハード構成例を示すブロック図である。
図1において、本実施形態1の3Dカメラモジュールの撮像検査装置10は、全体の制御を行う制御部としてのCPU(中央演算処理装置)1と、CPU1に対して入力指令を行うためのキーボード、マウス、タッチパネルおよびペン入力装置、さらには通信ネットワーク(例えばインターネットやイントラネット)を介して受信入力する入力装置などの操作部2と、表示画面上に、初期画面、選択場面、CPU1による制御結果画面および操作入力画面などを表示する表示部3と、3Dカメラモジュールの撮像検査制御プログラムおよびそのデータなどが記憶されたコンピュータ読み出し可能な可読記録媒体としてのROM4と、起動時に撮像検査制御プログラムおよびそのデータなどが読み出されて、CPU1による制御毎にデータを読み出し・記憶するワークメモリとして働く記憶部としてのRAM5とを有している。
制御部1は、撮像検査制御プログラムおよびそのデータに基づいて、ドッドまたは十字形状などの認識マークの中心位置を検出する認識マーク検出手段11と、ドッドまたは十字形状などの認識マークの中心位置から信号読み出しのスタートポイント(画素アドレス)およびデータ読み出し方向のうちの少なくともスタートポイントを算出するスタートポイント算出手段12と、スタートポイント算出手段12で算出したスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくともスタートポイントの画素アドレスをRAM5に記憶すると共に、後述する3Dカメラモジュール20の所定の記憶部25にスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくともスタートポイントの画素アドレスを記憶させるスタートポイント記憶手段13との各機能を実行する。
可読記録媒体としてのROM4としては、ハードディスクの他、形態自在な光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクおよびICメモリなどで構成されていてもよい。この撮像検査制御プログラムおよびそのデータなどがROM4に記憶されているが、この撮像検査制御プログラムおよびそのデータは、他の可読記録媒体から、または、無線、有線またはインターネットなどを介してROM4にダウンロードされてもよい。
即ち、本実施形態1の3Dカメラモジュールの撮像検査装置10は、調整撮像領域を持つ立体視撮像可能な3Dカメラモジュールに対して少なくとも画面中心部に認識マークを設けたチャートを撮像させ、撮像した認識マークの画面中心位置からのずれ量を補正するための3Dカメラモジュールの撮像検査装置10であって、撮像した認識マークの画面中心位置からデータ読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくともスタートポイントを求めてそのデータを3Dカメラモジュール内の所定の記憶部(後述する記憶部25)に記憶するように制御する制御部1を有している。この調整撮像領域は、画像撮像領域の外周側に設けられ、ずれ量を補正する際に画像撮像領域を画面移動させるための付加領域である。
図2は、本発明の実施形態1における3Dカメラモジュールの要部構成例を示すブロック図である。
図2において、本実施形態1の3Dカメラモジュール20は、視写体を異なった角度で複数の画素(複数の受光部)で光電変換して撮像する二つの左イメージセンサ21および右イメージセンサ22と、左イメージセンサ21の撮像領域における所定画面のスタートポイントからデータを順次読み出すデータ読み出し回路23と、右イメージセンサ22の撮像領域における所定画面のスタートポイントからデータを読み出すデータ読み出し回路24と、その左右の各所定画面のスタートポイントの各画素アドレスをそれぞれ記憶する記憶部25と、データ読み出し回路23およびデータ読み出し回路24からの各出力信号をノイズ抑制などの信号処理した後にA/D変換する信号処理部26と、データ読み出し回路23からの信号処理後のデータとデータ読み出し回路24からの信号処理後のデータを3D画像合成する信号合成回路27とを有している。
なお、撮像検査装置10と3Dカメラモジュール20との関係であるが、3Dカメラモジュール20におけるデータ読み出し回路23および24をそれぞれ介した信号処理回路26の出力端が、後述する例えばコネクタ36を通して撮像検査装置10の制御部1に接続されるように配線していてもよい。この場合、信号処理回路26の画素信号出力を受け、この信号処理回路26からの画素信号に基づいて、認識マーク検出手段11が認識マークの中心位置座標(x、y)を検出する。これに限らず、制御部1自体が、3Dカメラモジュール20内にあってもよく、または、3Dカメラモジュール20の信号処理回路26内にあってもよい。図1と図2の場合は、撮像検査装置10と3Dカメラモジュール20とが別々の場合を示しており、撮像検査時に、撮像検査装置10と3Dカメラモジュール20とが接続される。
図3(a)および図3(b)は、図1の認識マーク検出手段により認識マークを検出するためのチャートを示す画面図である。
図3(a)では、画面7は、認識マークとして十字形状7aが画面中心にあるチャートを示している。このチャートを、チャートの十字形状7aが左右の各画面中心にくるように左イメージセンサ21と右イメージセンサ22によりそれぞれ撮像する。左イメージセンサ21と右イメージセンサ22により撮像したチャート中心の十字形状7aの中心画素座標(x、y)を認識マーク検出手段11で検出する。このとき、撮像画面の中心位置に十字形状7aが、製造バラツキによる光軸ずれにより撮像されていなくても、十字形状7aが撮像画面の中心位置に来るように、スタートポイント算出手段12により、その十字形状7aの中心画素座標(x、y)から、スタートポイントである読み出し画素位置(矩形画面の左上角位置)7Cの画素アドレスを演算にて求める。実際の撮像時に、この求めたスタートポイントの画素アドレスを矩形画面の左上角としてそこからデータを読み出すようにしている。
図3(a)の画面7に代えて、二つの十字形状を設けた図3(b)の画面8であってもよい。図3(b)の画面8では、中心画素座標(x、y)に十字形状8aが設けられ、画面8の対角線上の位置に別の十字形状8bが設けられている。十字形状8a、8bの2点位置からのスタートポイントである読み出し画素位置(矩形画面の左上角位置)8Cの画素アドレスを求めることができて、回転を含む光軸ずれの場合にも適用することができる。
チャートが、認識マークとして所定の十字形状8a,8bが画面中心およびその所定周辺位置に合計二つ設けられており、スタートポイント算出手段12が、認識マークの各中心位置から信号読み出しのスタートポイントの画素アドレスを算出すると共に、信号読み出し方向の回転角度θを算出する。
この場合、回転ずれ(信号読み出し方向の回転角度θ)のみの場合、図4に示すように、所定の十字形状8a,8bに対応したA,Bに対して、回転ずれがB’の場合に、信号読み出し方向の回転角度θを図4の式から計算することができる。
XYずれと回転ずれ(信号読み出し方向の回転角度θ)のみの場合、図5に示すように、所定の十字形状8a,8bに対応したA,Bに対して、XYずれがA’で、回転ずれがB’の場合に、信号読み出し方向の回転角度θを図5の式から計算することができる。
ここで、本発明の動作原理について図6を用いて説明する。
図6に示すように、左イメージセンサ21と右イメージセンサ22により一つの被写体Pを撮像した場合、左イメージセンサ21によって撮像された被写体Paは、その撮像画面7の中心に撮像されて問題がないが、右イメージセンサ22によって撮像された被写体Pbは、その撮像画面7の中心位置から大きく左側に偏って撮像されている。この場合、このまま、左右2視点の二つの画像(被写体Paと被写体Pb)を3D画像合成すると、各画像の位置(被写体Paと被写体Pbの位置)が一致しないために画像が互いにずれて良好に画像合成することができない。
ここでは、例えば5Mピクセル分の多数の画素がマトリクス状に配列された画面領域(撮像画面7)に対して、その外周側を含めて、8Mピクセル分の多数の画素がマトリクス状に配列された大きい画面領域(撮像画面71)を用意する。5Mピクセル分の画面領域(撮像画面7)と、8Mピクセル分の大きい画面領域(撮像画面71)との中心位置(図6で破線による交叉部)を共通にすると、実際に表示する5Mピクセルの画面(撮像画面7)を左右または上下、斜め方向に、8Mピクセル分の大きい画面領域(撮像画面71)内で移動させることができる。図6では、撮像画面7の中心位置から大きく左側に偏って撮像された被写体Pbの位置を、画面中心位置に移動させた撮像画面7Aとし、撮像画面7Aの被写体Pbと撮像画面7の被写体Paとを3D画像合成して、撮像画面7Bの中心位置に被写体Pcを合成画像として位置させることができる。
なお、前述した図3(b)の撮像画面8の外側の十字形状8bは、3D画像合成時に、5Mピクセル分の画素領域を、8Mピクセル分の画素領域の範囲内で最大限画面移動させた場合にも消えない位置に設定する必要がある。
ここで、3Dカメラモジュール20の製造方法について図7〜図10を用いて詳細に説明する。
図7は、図2の3Dカメラモジュール20を製造する各製造工程を示す工程図である。図8(a)〜図8(d)は、図7の3Dカメラモジュール20の各製造工程に対応した組立図である。
まず、図7のセンサチップ基板搭載工程S1において、図8(a)に示すようにガラエポ基板などの基板31上に樹脂で左センサチップ21を固定すると共に、これと同様に、基板31上に樹脂で右センサチップ22を固定することにより、左右二つのセンサチップをそれぞれ基板31にそれぞれ実装する。
次に、図7のワイヤボンディング工程S2において、図8(b)に示すように基板31上の各端子と左センサチップ21上の各端子とを金線32でワイヤボンディングにより電気的に接続すると共に、これと同様に、別の基板31上の各端子と右センサチップ22上の各端子とを金線32でワイヤボンディングにより電気的に接続する。
続いて、図7のレンズユニット搭載工程S3において、図8(c)に示すように基板31上に搭載された左センサチップ21上に、レンズ34を内蔵したレンズユニット33を搭載して左目用のコアモジュール20Aが完成する。また同様に、基板31上に搭載された右センサチップ22上に、レンズ34を内蔵したレンズユニット33を搭載して右目用のコアモジュール20Bが完成する。各レンズユニット33は、ホルダ内に、レンズ34および、レンズ34を焦点駆動するためのオートフォーカス用のモータ(図示せず)を内蔵している。
その後、図7のカメラコアFPC基板搭載工程S4において、図8(d)に示すように左右2視点の二つのコアモジュール20A、20Bをそれぞれ、平面視外形T字状のFPC基板35の両端部上に所定間隔を空けて搭載して固定する。これによって、二つのコアモジュール20A、20Bが搭載された3Dカメラモジュール20を完成させる。外形T字状のFPC基板35の残る一端部35aに、ここでは図示していないが、コネクタを取り付けて、二つのコアモジュール20A、20BとそれぞれFPC基板35を介して撮像検査ができるように、外部の撮像検査装置10などとも電気的に接続が可能である。
さらに、図7の撮像検査工程S5において、3Dカメラモジュール20に対して撮像検査および外観検査を実施する。撮像検査において、解像度、色合い検査を行うが、このときに、製造バラツキによる光軸ずれの位置調整(補正)を、前述したように電気的に行う。光軸ずれの主原因は、コアモジュール作成工程における部品搭載ずれや傾きである。
このように、撮像検査は3Dカメラモジュール20の状態で行ってもよいが、3Dカメラモジュール20を、後述する携帯電話装置40などの電子機器への組み付け後に上記撮像検査を行ってもよい。
光軸ずれを補正するためのデータとして、データ読み出しスタート位置(スタートポイント)を記憶部25内に記憶させた3Dカメラモジュール20を、図9(a)および図9(b)、図10に示すように、携帯電話装置40の筐体41内に組み付けると共に、コネクタ36を通して携帯電話装置40の各種回路と電気的に接続することができる。携帯電話装置40の筐体41の表面側に液晶表示画面42が設けられ、その筐体41の裏面側に、左右2視点の各レンズ34が外側を向くように3Dカメラモジュール20が固定されている。このようにして、3Dカメラモジュール20が搭載された携帯電話装置40を製造することができる。
上記構成により、撮像検査において、製造バラツキによる光軸ずれの位置調整(補正)について更に詳細に説明する。
まず、画面7の中心に十字形状7aの認識マークが描かれた一つのチャートを、左右2視点の二つの左センサチップ21および右センサチップ22で撮像する。即ち、3Dカメラモジュール20は、撮像検査時に所定の被写体としてのチャートを撮像して解像度、色合い検査を行うが、これに加えて、製造バラツキによる光軸ずれの位置調整(補正)を行うために、3Dカメラモジュール20の左センサチップ21および右センサチップ22により、前述した画面中心に十字形状7aの認識マークが描かれたチャートを撮像する。
次に、左右2視点の二つの画像に撮像された十字形状7aを撮像画面中心として認識する。即ち、この3Dカメラモジュール20に接続された撮像検査装置10の認識マーク検出手段11により、画面中心と、実際に撮像された十字形状7aの中心とのずれ量により、左右2視点の二つの画像それぞれの製造バラツキによる光軸ずれをそれぞれ検出することができる。
さらに、撮像検査装置10のスタートポイント算出手段12により、中心部分に十字形状7aの認識マークの位置(中心位置)から信号読み出しのスタートポイント(画素アドレス)を算出する。この算出は、水平方向の傾きはないものとして、図3(a)に示すように十字形状7aの中心位置(画素アドレス)から、所定矩形形状の左上角の画素アドレスを演算により求めることができる。なお、図3(b)に示すチャートを用いて、十字形状7aおよび7bの二つの中心位置(画素アドレス)から、演算によりスタートポイントである読み出し画素位置(矩形画面の左上角位置)の画素アドレスを求めて、回転方向ずれも含んだ補正(スタートポイントおよび読み出し方向の補正)をすることができる。このときの読み出し方向は、十字形状7a,7bの認識マークの横線に平行で縦線に垂直な方向である。
5Mピクセルの画面に対して8Mピクセルの画素を用意する。実際に表示する5Mピクセルの画像撮像画面を決定するスタートポイントである読み出し画素位置(矩形画面の左上角位置および読み出し方向のうちの少なくとも左上角位置)が決まれば、実際に表示する5Mピクセルの画面中心も決定する。
続いて、撮像検査装置10のスタートポイント記憶手段13により、スタートポイント(画素アドレス)を3Dカメラモジュール20内の記憶部25に記憶させる。これによって、十字形状7aの中心位置(または十字形状7a、7bの各中心位置)から、画面左上のスタート位置を割り出した記憶部25内のスタートポイント(画素アドレス)を基点として撮像画面を構成するように、画面中心位置をずらして、製造工程で生じた光軸ズレを補正して画像同士が重ならないように3D画像の合成を行うことができる。
実際の撮像時に、記憶部25内のスタートポイントの画素アドレスおよび読み出し方向のうちの少なくともスタートポイントを用いて、スタートポイント(画素アドレス)が基点となってデータが読み出せるように、用意された8Mピクセルの画素領域内で、実際に表示する5Mピクセルの画面位置を移動させることにより、製造工程で生じた光軸ズレを補正して3D画像の合成を行うことができる。
以上により、3Dカメラモジュール20の撮像検査方法は、調整撮像領域を持つ立体視撮像可能な3Dカメラモジュール20に対して少なくとも画面中心部に認識マークを設けたチャートを撮像させ、撮像した認識マークの画面中心位置からのずれ量を補正するための3Dカメラモジュール20の撮像検査方法であって、制御部1が、撮像した認識マークの画面中心位置からデータ読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくともスタートポイントを求めてそのデータを3Dカメラモジュール20内の所定の記憶部25に記憶するように制御する制御ステップを有している。この制御ステップは、認識マーク検出手段11が、認識マークの中心位置を検出する認識マーク検出ステップと、スタートポイント算出手段12が、認識マークの中心位置から前記信号読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくともスタートポイントの画素アドレスを算出するスタートポイント算出ステップと、スタートポイント記憶手段13が、算出したスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくともスタートポイントの画素アドレスを所定の記憶部に記憶させるスタートポイント記憶ステップとを有している。
以上により、本実施形態1によれば、撮像領域内に予め調整領域を設け、画像出力有効領域を、実際に撮像した十字形状7aの中心位置を画像中心とするように変更するため、製造工程で生じた光軸ズレを補正して3D画像の合成を製造バラツキによって光軸がずれた場合に、従来のように画像撮像毎に二つの画像の類似性を検出するなどの複雑な信号処理を行うことなく、製造工程内で製造上の光軸ずれを補正して左右2視点の二つの画像の3D画像合成を確実かつ良好に行うことができる。
なお、本実施形態1では、制御部1自体が、3Dカメラモジュール20内にあってもよく、または、3Dカメラモジュール20の信号処理回路26内にあってもよい。
この場合の3Dカメラモジュール20は、少なくとも画面中心部に認識マークを設けたチャートを撮像させ、撮像した認識マークの画面中心位置からデータ読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくともスタートポイントを求めてそのデータを記憶部25に記憶するように制御する制御部1を更に有していればよい。
3Dカメラモジュールの撮像補正方法として、調整撮像領域を持つ立体視撮像可能な3Dカメラモジュール20に対して少なくとも画面中心部に認識マークを設けたチャートを撮像させ、撮像した認識マークの画面中心位置からのずれ量を補正するための3Dカメラモジュール20の撮像補正方法であって、制御部1が、撮像した認識マークの画面中心位置からデータ読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくともスタートポイントを求めてそのデータを3Dカメラモジュール内の所定の記憶部25に記憶するように制御する制御ステップを有している。
この制御ステップは、認識マーク検出手段11が、認識マークの中心位置を検出する認識マーク検出ステップと、スタートポイント算出手段12が、認識マークの中心位置から信号読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくともスタートポイントの画素アドレスを算出するスタートポイント算出ステップと、スタートポイント記憶手段13が、算出したスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくともスタートポイントの画素アドレスを所定の記憶部25に記憶させるスタートポイント記憶ステップとを有している。
この3Dカメラモジュール20の撮像補正方法の各ステップをコンピュータに実行させるための処理手順が記述された3Dカメラモジュール20の撮像補正制御プログラムが可読記憶媒体としての別の記憶部(図示せず)に格納されている。
なお、上記実施形態1では、上記チャートにおいて、十字状の認識マークが画面中心に一つ設けられているかまたは、十字状の認識マークが画面中心およびその所定周辺位置に合計二つ設けられている場合について説明したが、これに限らず、そのチャートにおいて、認識マークとして所定形状(例えば十字状など)が画面中心以外であってもよく所定画面位置に少なくとも一つ(三つでも四つでもよい)設けられていればよい。もちろん、認識マークとして所定形状(例えば十字状)が画面中心付近の画面中心部に設けられていてもよいのは当然のことである。要するに、撮像チャートの認識マークは、画面中心または画面中心部に限らず、画面内のどの位置であってもよく、認識マーク位置が画面内で予め決まっていることが必要で、必要なのは撮像時の認識マークのずれ量(補正量)である。
なお、上記実施形態1では、認識マーク検出手段11が認識マークの中心位置を検出し、スタートポイント算出手段12が、認識マークの中心位置から信号読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくともスタートポイントの画素アドレスを算出するように構成したが、これに限らず、認識マーク検出手段11が認識マークの十字状の所定先端部を検出し、スタートポイント算出手段12が、認識マークの十字状の所定先端部から信号読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくともスタートポイントの画素アドレスを算出するように構成することもできる。要するに、十字状の中心位置や所定先端部に限らず、認識マーク検出手段11が認識マークの所定位置を検出し、スタートポイント算出手段12が、認識マークの所定位置から信号読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくともスタートポイントの画素アドレスを算出するように構成することができる。
なお、回転ずれ(信号読み出し方向の回転角度θ)のみ、信号処理による演算により、画素位置を補正するようにしてもよい。
(実施形態2)
図11は、本発明の実施形態2として、本発明の実施形態1の3Dカメラモジュール20からの撮像信号に基づいてカラー画像信号を得る固体撮像装置を撮像部に用いた電子情報機器の概略構成例を示すブロック図である。
図11において、本実施形態2の電子情報機器90は、上記実施形態1の3Dカメラモジュール20からの撮像信号に基づいてカラー画像信号を得る固体撮像装置91と、この固体撮像装置91からのカラー画像信号を記録用に所定の信号処理した後にデータ記録可能とする記録メディアなどのメモリ部92と、この固体撮像装置91からのカラー画像信号を表示用に所定の信号処理した後に液晶表示画面などの表示画面上に表示可能とする液晶表示装置などの表示部93と、この固体撮像装置91からのカラー画像信号を通信用に所定の信号処理をした後に通信処理可能とする送受信装置などの通信部94と、この固体撮像装置91からのカラー画像信号を印刷用に所定の印刷信号処理をした後に印刷処理可能とするプリンタなどの画像出力部95とを有している。なお、この電子情報機器90として、これに限らず、固体撮像装置91の他に、メモリ部92と、表示部93と、通信部94と、プリンタなどの画像出力部95とのうちの少なくともいずれかを有していてもよい。
この電子情報機器90としては、前述したように例えばデジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラなどのデジタルカメラや、監視カメラ、ドアホンカメラ、車載用後方監視カメラなどの車載用カメラおよびテレビジョン電話用カメラなどの画像入力カメラ、スキャナ装置、ファクシミリ装置、カメラ付き携帯電話装置および携帯端末装置(PDA)などの画像入力デバイスを有した電子機器が考えられる。
したがって、本実施形態2によれば、この固体撮像装置91からのカラー画像信号に基づいて、これを表示画面上に良好に表示したり、これを紙面にて画像出力部95により良好にプリントアウト(印刷)したり、これを通信データとして有線または無線にて良好に通信したり、これをメモリ部92に所定のデータ圧縮処理を行って良好に記憶したり、各種データ処理を良好に行うことができる。
以上のように、本発明の好ましい実施形態1、2を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態1、2に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態1、2の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、立体視用の3Dカメラモジュールおよび、この3Dカメラモジュールを、画像入力デバイスとして撮像部に用いた例えばデジタルビデオカメラおよびデジタルスチルカメラなどのデジタルカメラや、監視カメラなどの画像入力カメラ、スキャナ装置、ファクシミリ装置、テレビジョン電話装置、カメラ付き携帯電話装置などの電子情報機器の分野において、製造バラツキによって光軸がずれた場合に、従来のように画像撮像毎に二つの画像の類似性を検出するなどの複雑な信号処理を行うことなく、製造工程内で製造上の光軸ずれを補正して左右2視点の二つの画像の3D画像合成を確実かつ良好に行うことができる。
1 制御部(CPU)
2 操作部
3 表示部
4 ROM(可読記録媒体)
5 RAM
7,8 画面(撮像画面)
7a,8a,8b 十字形状
7C,8C スタートポイント(読み出し画素位置)
71 撮像画面
10 3Dカメラモジュールの撮像検査装置
P,Pa,Pb,Pc 被写体
11 認識マーク検出手段
12 スタートポイント算出手段
13 スタートポイント記憶手段
20 3Dカメラモジュール
20A 左目用のコアモジュール
20B 右目用のコアモジュール
21 左イメージセンサ
22 右イメージセンサ
23 データ読み出し回路
24 データ読み出し回路
25 記憶部
26 信号処理部
27 信号合成回路
31 基板
32 金線
33 レンズユニット
34 レンズ
35 FPC基板
35a FPC基板の残る一端部
36 コネクタ
40 携帯電話装置
41 筐体
42 液晶表示画面
90 電子情報機器
91 固体撮像装置
92 メモリ部
93 表示部
94 通信部
95 画像出力部

Claims (32)

  1. 調整撮像領域を持つ立体視撮像可能な3Dカメラモジュールに対して所定画面位置に認識マークを設けたチャートを撮像させ、撮像した認識マークの所定位置からのずれ量を補正するための3Dカメラモジュールの撮像検査装置であって、
    該撮像した認識マークの所定位置からデータ読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントを求めてそのデータを該3Dカメラモジュール内の所定の記憶部に記憶するように制御する制御部を有する3Dカメラモジュールの撮像検査装置。
  2. 前記制御部は、前記認識マークの所定位置を検出する認識マーク検出手段と、該認識マークの所定位置から前記信号読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントの画素アドレスを算出するスタートポイント算出手段と、算出したスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントの画素アドレスを所定の記憶部に記憶させるスタートポイント記憶手段とを有する請求項1に記載の3Dカメラモジュールの撮像検査装置。
  3. 前記チャートは、前記認識マークとして所定形状が所定画面位置に少なくとも一つ設けられている請求項1または2に記載の3Dカメラモジュールの撮像検査装置。
  4. 前記チャートは、前記認識マークとして所定形状が画面中心部に一つ設けられているかまたは、該認識マークとして所定形状が画面中心部およびその所定周辺位置に合計二つ設けられている請求項1または2に記載の3Dカメラモジュールの撮像検査装置。
  5. 前記調整撮像領域は、画像撮像領域の外周側に設けられ、前記ずれ量を補正する際に該画像撮像領域を画面移動させるための付加領域である請求項1に記載の3Dカメラモジュールの撮像検査装置。
  6. 前記スタートポイントは、画像撮像領域の外周側に設けられた調整撮像領域を含む撮像領域内で該画像撮像領域を画面移動させるための座標アドレスである請求項1または5に記載の3Dカメラモジュールの撮像検査装置。
  7. 前記スタートポイント算出手段は、前記認識マークの各所定位置から、前記信号読み出しのスタートポイントの画素アドレスを算出すると共に、信号読み出し方向の回転角度を算出する請求項3に記載の3Dカメラモジュールの撮像検査装置。
  8. 前記3Dカメラモジュールは、視写体を異なった角度で撮像する調整撮像領域を持つ二つの左イメージセンサおよび右イメージセンサと、該左イメージセンサの撮像領域のデータをスタートポイントから順次読み出す第1データ読み出し回路と、該右イメージセンサの撮像領域のデータをスタートポイントから順次読み出す第2データ読み出し回路とを有した請求項1に記載の3Dカメラモジュールの撮像検査装置。
  9. 前記3Dカメラモジュールは、前記第1データ読み出し回路および前記第2データ読み出し回路からの各出力信号を3D画像合成する信号合成回路をさらに有した請求項8に記載の3Dカメラモジュールの撮像検査装置。
  10. 前記3Dカメラモジュールの所定の記憶部は、前記左イメージセンサおよび前記右イメージセンサの各撮像領域におけるスタートポイントの各画素アドレスおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該各画素アドレスをそれぞれ記憶する請求項1に記載の3Dカメラモジュールの撮像検査装置。
  11. 調整撮像領域を持つ立体視撮像可能な3Dカメラモジュールに対して所定画面位置に認識マークを設けたチャートを撮像させ、撮像した認識マークの所定位置からのずれ量を補正するための3Dカメラモジュールの撮像検査方法であって、
    制御部が、該撮像した認識マークの所定位置からデータ読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントを求めてそのデータを該3Dカメラモジュール内の所定の記憶部に記憶するように制御する制御ステップを有する3Dカメラモジュールの撮像検査方法。
  12. 前記制御ステップは、認識マーク検出手段が、前記認識マークの所定位置を検出する認識マーク検出ステップと、スタートポイント算出手段が、該認識マークの所定位置から前記信号読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントの画素アドレスを算出するスタートポイント算出ステップと、スタートポイント記憶手段が、算出したスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントの画素アドレスを所定の記憶部に記憶させるスタートポイント記憶ステップとを有する請求項11に記載の3Dカメラモジュールの撮像検査方法。
  13. 前記チャートは、前記認識マークとして所定形状が所定画面位置に少なくとも一つ設けられている請求項11または12に記載の3Dカメラモジュールの撮像検査方法。
  14. 前記チャートは、前記認識マークとして所定形状が画面中心部に一つ設けられているかまたは、該認識マークとして所定形状が画面中心部およびその所定周辺位置に合計二つ設けられている請求項11または12に記載の3Dカメラモジュールの撮像検査方法。
  15. 前記調整撮像領域は、画像撮像領域の外周側に設けられ、前記ずれ量を補正する際に該画像撮像領域を画面移動させるための付加領域である請求項11に記載の3Dカメラモジュールの撮像検査方法。
  16. 前記スタートポイントは、画像撮像領域の外周側に設けられた調整撮像領域を含む撮像領域内で該画像撮像領域を画面移動させるための座標アドレスである請求項11または15に記載の3Dカメラモジュールの撮像検査方法。
  17. 前記スタートポイント算出ステップは、前記二つの認識マークの各所定位置から前記信号読み出しのスタートポイントの画素アドレスを算出すると共に、信号読み出し方向の回転角度を算出する請求項13に記載の3Dカメラモジュールの撮像検査方法。
  18. 前記3Dカメラモジュールは、視写体を異なった角度で撮像する調整撮像領域を持つ二つの左イメージセンサおよび右イメージセンサと、該左イメージセンサの撮像領域をスタートポイントからデータを順次読み出す第1データ読み出し回路と、該右イメージセンサの撮像領域をスタートポイントからデータを読み出す第2データ読み出し回路とを有した請求項11に記載の3Dカメラモジュールの撮像検査方法。
  19. 前記3Dカメラモジュールは、前記第1データ読み出し回路および前記第2データ読み出し回路からの各出力信号を3D画像合成する信号合成回路をさらに有した請求項18に記載の3Dカメラモジュールの撮像検査方法。
  20. 前記3Dカメラモジュールの所定の記憶部は、前記左イメージセンサおよび前記右イメージセンサの各撮像領域におけるスタートポイントの各画素アドレスおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントの各画素アドレスをそれぞれ記憶する請求項11に記載の3Dカメラモジュールの撮像検査方法。
  21. 請求項11〜20のいずれかに記載の3Dカメラモジュールの撮像検査方法の各ステップをコンピュータに実行させるための処理手順が記述された3Dカメラモジュールの撮像検査制御プログラム。
  22. 請求項21に記載の3Dカメラモジュールの撮像検査制御プログラムが格納されたコンピュータ読み取り可能な可読記憶媒体。
  23. 視写体を異なった角度で撮像する調整撮像領域を持つ二つの左イメージセンサおよび右イメージセンサと、該左イメージセンサの撮像領域のデータをスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントから順次読み出す第1データ読み出し回路と、該右イメージセンサの撮像領域のデータをスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントから順次読み出す第2データ読み出し回路と、該左イメージセンサおよび該右イメージセンサの各撮像領域におけるスタートポイントの各画素アドレスおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントの各画素アドレスをそれぞれ記憶する記憶部と、該第1データ読み出し回路および該第2データ読み出し回路からの各出力信号を3D画像合成する信号合成回路とを有する3Dカメラモジュール。
  24. 所定画面位置に認識マークを設けたチャートを撮像させ、撮像した認識マークの所定位置からデータ読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントを求めてそのデータを前記記憶部に記憶するように制御する制御部を更に有する請求項23に記載の3Dカメラモジュール。
  25. 前記制御部は、前記認識マークの所定位置を検出する認識マーク検出手段と、該認識マークの所定位置から前記信号読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントの画素アドレスを算出するスタートポイント算出手段と、算出したスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントの画素アドレスを所定の記憶部に記憶させるスタートポイント記憶手段とを有する請求項24に記載の3Dカメラモジュール。
  26. 請求項23〜25のいずれかに記載の3Dカメラモジュールを画像入力デバイスとして撮像部に用いた電子情報機器。
  27. 調整撮像領域を持つ立体視撮像可能な3Dカメラモジュールに対して所定画面位置に認識マークを設けたチャートを撮像させ、撮像した認識マークの所定位置からのずれ量を補正するための3Dカメラモジュールの撮像補正方法であって、
    制御部が、該撮像した認識マークの所定位置からデータ読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントを求めてそのデータを該3Dカメラモジュール内の所定の記憶部に記憶するように制御する制御ステップを有する3Dカメラモジュールの撮像補正方法。
  28. 前記制御ステップは、認識マーク検出手段が、前記認識マークの所定位置を検出する認識マーク検出ステップと、スタートポイント算出手段が、該認識マークの所定位置から前記信号読み出しのスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントの画素アドレスを算出するスタートポイント算出ステップと、スタートポイント記憶手段が、算出したスタートポイントおよびデータ読み出し方向のうちの少なくとも該スタートポイントの画素アドレスを所定の記憶部に記憶させるスタートポイント記憶ステップとを有する請求項27に記載の3Dカメラモジュールの撮像補正方法。
  29. 前記チャートは、前記認識マークとして所定形状が所定画面位置に少なくとも一つ設けられている請求項27または28に記載の3Dカメラモジュールの撮像補正方法。
  30. 前記チャートは、前記認識マークとして所定形状が画面中心部に一つ設けられているかまたは、該認識マークとして所定形状が画面中心部およびその所定周辺位置に合計二つ設けられている請求項27または28に記載の3Dカメラモジュールの撮像補正方法。
  31. 請求項27〜30のいずれかに記載の3Dカメラモジュールの撮像補正方法の各ステップをコンピュータに実行させるための処理手順が記述された3Dカメラモジュールの撮像補正制御プログラム。
  32. 請求項31に記載の3Dカメラモジュールの撮像補正制御プログラムが格納されたコンピュータ読み取り可能な可読記憶媒体。
JP2010154252A 2010-07-06 2010-07-06 3dカメラモジュールの撮像検査装置およびその撮像検査方法、3dカメラモジュールの撮像検査制御プログラム、3dカメラモジュールの撮像補正方法、3dカメラモジュールの撮像補正制御プログラム、可読記録媒体、3dカメラモジュール、電子情報機器 Pending JP2012019292A (ja)

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