JP2012017910A - 貯湯式給湯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯湯式給湯機において、不適正な給湯圧に伴う使い勝手の悪化や湯水切れを抑制する。
【解決手段】貯湯式給湯機1は、給湯端末に供給する湯水を貯める貯湯タンク4と、貯湯タンク4に湯水を補充する給水管5と、給水管5の圧力を減圧する減圧弁6と、貯湯タンク4の圧力を逃す圧力逃し弁7を備える。減圧弁6及び圧力逃し弁7は、設定圧を調整可能であり、減圧弁6及び圧力逃し弁7の設定圧を調整することにより、給湯圧を適正化する。
【選択図】図2

Description

本発明は、湯水を貯湯タンクに貯め、該貯湯タンクに接続された給湯端末に湯水を供給する貯湯式給湯機に関する。
従来からヒートポンプによって温められた湯水を貯湯タンクに貯め、貯湯タンクから給湯端末に湯水を供給するヒートポンプ式給湯機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−221673号公報
特許文献1に示される給湯機において、消費された湯水は、水道管から補充され、貯湯タンク内に蓄えられる。給湯機の貯湯タンクには、食器洗浄機などの種々の給湯端末が接続されている。各給湯端末には、用途に応じた給湯圧がそれぞれ設定されている。また、各給湯端末にて消費される単位時間当たりの湯量は、給湯端末の仕様やユーザの操作具合等によって様々である。
図10に示すように、従来の給湯機100においては、水道管から貯湯タンク4に至る経路には、水道水圧を一定の圧力に減圧する減圧弁106が設けられ、貯湯タンク4には、貯湯タンク4の内圧が過度に上昇しないように圧力逃し弁107が設けられている。圧力逃し弁107の圧力は、減圧弁106の圧力よりも若干高く設定されている。例えば、減圧弁106の設定圧が170kPaに対して圧力逃し弁107の設定圧は190kPa程度である。このように従来の給湯機においては、設定圧が固定の減圧弁106及び圧力逃し弁107が適用されている。
減圧弁106及び圧力逃し弁107の設定圧は、貯湯タンク4の仕様等によって決定される。ところが、上述した設定圧が固定の減圧弁106及び圧力逃し弁107を給湯機に用いる場合においては、用途に応じた減圧弁106及び圧力逃し弁107の設定圧を適合させることが困難となる。例えば、減圧弁106の設定圧が低すぎる場合は、水道水圧が過度に減圧される。その結果、給湯端末側の給湯圧が低くなり、蛇口等の給湯端末で利用する湯水の勢いが弱まり、使い勝手が悪くなる。一方、給湯端末への給湯圧を高めるために、貯湯タンク4の強度が許す範囲内で設定圧の高い減圧弁106を用いると、減圧量が不足することがある。その結果、給湯圧が高くなりすぎて、湯水が勢いよく出るため、貯湯タンク4内の湯水が短時間で消費され、湯水切れを起こす虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、用途に対して不適正な給湯圧に伴う使い勝手の悪化や湯水切れを抑制することができる貯湯式給湯機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、給湯端末に供給する湯水を貯めるタンクと、前記タンクに湯水を補充する給水管と、前記給水管の圧力を減圧する減圧手段と、前記タンクの圧力を逃す圧力逃し手段を備えた貯湯式給湯機において、前記減圧手段及び圧力逃し手段は、設定圧を調整可能であることを特徴とする。
上記貯湯式給湯機において、前記タンクから前記給湯端末に至る経路には、給湯圧を検出する圧力検出手段をさらに備えることが望ましい。
また、上記貯湯式給湯機において、設定圧が異なる複数の減圧手段と、設定圧が異なる複数の圧力逃し手段とを有し、一方の設定圧の減圧手段と一方の設定圧の圧力逃し手段とが対応し、他方の設定圧の減圧手段と他方の設定圧の圧力逃し手段とが対応して用いられるように、給水経路及び圧力逃し経路を切り替える経路切替手段を設けることが望ましい。
また、上記貯湯式給湯機において、前記減圧手段の設定圧及び前記圧力逃し手段の設定圧は、モータを駆動源として調整されることが望ましい。
また、上記貯湯式給湯機において、前記タンクから前記給湯端末に至る経路に、流量を検知する流量検知手段をさらに備えることが望ましい。
また、上記貯湯式給湯機において、前記流量検知手段の出力値に応じて、前記減圧手段及び前記圧力逃し手段の設定圧の調整を制御する制御手段をさらに備えることが望ましい。
また、上記貯湯式給湯機において、前記制御手段は、湯水の使用量が所定の閾値を超えた場合に、前記減圧手段及び前記圧力逃し手段の設定圧を低減することが望ましい。
また、上記貯湯式給湯機において、前記タンクは、湯水の残量を検出する残量検出手段を有し、前記制御手段は、前記残量検出手段の出力値に応じて、前記減圧手段及び前記圧力逃し手段の設定圧を低減することが望ましい。
また、上記貯湯式給湯機において、前記給湯端末は、給湯圧が低いときに流速を高める流速向上手段を有することが望ましい。
また、上記貯湯式給湯機において、給湯圧が低いときは前記流速向上手段を有する給湯経路から出湯し、給湯圧が高いときは前記流速向上手段をバイパスし、又は同手段を有していない給湯端末から出湯するように制御することが望ましい。
本発明の貯湯式給湯機によれば、減圧手段及び圧力逃し手段が設定圧を調整可能であるので、その調整範囲内で用途に応じて柔軟に給水圧力を変更できるようになる。これにより、給湯機の効率的な制御が可能となり、給湯圧の低下やタンクの湯水切れ等の不具合を抑制できる。また、水勢が必要な用途では減圧手段及び圧力逃し手段の設定圧を高圧に、それ以外の用途では低圧に設定することにより、必要以上の給湯を抑制でき、給湯コストを低減することができる。
本発明の第1実施形態による給湯機を示す図。 同給湯機の主要構成を示す図。 上記実施形態の変形例による給湯機の主要構成を示す図。 上記実施形態のさらに他の変形例による給湯機の主要構成を示す図。 本発明の第2実施形態による給湯機の主要構成を示す図。 同給湯機の電気的構成を示すブロック図。 同給湯機の動作を示すフローチャート。 同給湯機の別の動作を示すフローチャート。 上記第2実施形態の変形例による給湯機の主要構成を示す図。 従来の給湯機の主要構成を示す図。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による給湯機について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態による給湯機の全体構成を示している。給湯機1は、ヒートポンプユニット3によって熱された湯水を貯湯タンク4に貯め、給湯端末T1〜T4に適宜供給する。給湯機1は、ヒートポンプユニット3と、貯湯タンク4と、給湯端末T1〜T4等によって構成されている。
ヒートポンプユニット3は、第1熱交換器31と、圧縮器32と、第2熱交換器33と、膨張器34と循環ポンプ35を備えている。第1熱交換器31は、空気と冷媒との間で熱を交換する。圧縮器32は、冷媒を断熱圧縮して高温にする。第2熱交換器33は、冷媒と湯水との間で熱を交換する。膨張器34は、冷媒を断熱膨張させて低温にする。循環ポンプ35は、貯湯タンク2とヒートポンプユニット3との間で湯水を循環させる。
ヒートポンプユニット3は、以下のサイクルを繰り返して湯水を加熱する。(1)膨張器34によって冷媒を断熱膨張させて低温にする。(2)第1熱交換器31によって空気と低温の冷媒との間で熱交換させる(冷媒が空気から熱を得る)。(3)圧縮器32によって冷媒を断熱圧縮して高温にする。(4)第2交換器33によって高温の冷媒と湯水との間で熱交換させる(湯水が冷媒から熱を得る)。つまり、ヒートポンプユニット3は、第1熱交換器31により冷媒が空気から得た熱を用いて、第2熱交換器33を介して、貯湯タンク4の湯水を加熱する。
貯湯タンク4は、水道管(吸水管)5から水が給水(補充)され、ヒートポンプユニット3によって加熱された湯水を貯蔵し、給湯端末T1〜T4に適宜供給する。貯湯タンク4と給湯端末T1〜T4とは、主経路P0及び分岐経路P1〜P4からなる配管によって接続されている。主経路P0は貯湯タンク4に接続される。分岐経路P1〜P4は、主経路P0から分岐されて給湯端末T1〜T4にそれぞれ接続される。
図2は、給湯機1の主要部、特に貯湯タンク4から給湯端末T1〜T4に至る給湯経路を示している。給湯機1は、給水管に設けた減圧弁(減圧手段)6と、貯湯タンク4の圧力を逃す圧力逃し弁(圧力逃し手段)7を有している。給湯端末T1〜T4によって消費された湯水は、減圧弁6を介して給水管5から補充され、ヒートポンプユニット3によって適温に加熱される。減圧弁6は、給水管5にかけられている水圧を貯湯タンク4の仕様に応じて減圧する。また、ヒートポンプユニット3によって湯水が加熱される際に貯湯タンク4の内圧が過度に高められないように、貯湯タンク4には圧力逃し弁7が設けられている。なお、貯湯タンク4に湯水を補充する構成は、水道管に限られず、他の給水管であってもよい。
減圧弁6は、設定圧が調整可能なものが適用される。減圧弁6の設定圧は、例えば、170kPa〜300kPaの範囲で調整可能とされている。同様に、圧力逃し弁7は、設定圧が調整可能なものが適用される。圧力逃し弁7の設定圧は、例えば、190kPa〜320kPaの範囲で調整可能とされている。通常の減圧弁及び圧力逃し弁は、ダイアフラムと圧力調整ばねを有し、これらによって設定圧が調整可能に構成されている。これに対して本願発明に適用される減圧弁6及び圧力逃し弁7は、圧力調整ばねの付勢力を調整するための調整ねじをさらに有し、調整ねじの締緩によって設定圧が調整される。減圧弁6と圧力逃し弁7は、相互に独立して設定圧を調整可能であるが、減圧弁6の設定圧が圧力逃し弁7の設定圧を超えないように留意する。
本実施形態の給湯機によれば、減圧弁6及び圧力逃し弁7が設定圧を調整可能であるので、その調整範囲内で用途に応じて柔軟に給水圧力を変更できるようになる。これにより、給湯機の効率的な制御が可能となり、給湯圧の低下や貯湯タンク4の湯水切れ等の不具合を抑制できる。また、水勢が必要な用途では減圧弁6及び圧力逃し弁7の設定圧を高圧に、それ以外の用途では低圧に設定することにより必要以上の給湯を抑制でき、給湯コストの低減を図ることができる。
(変形例)
図3は、第1実施形態の変形例による給湯機を示す。給湯機1Bは、貯湯タンク4の下流側の主経路P0に圧力センサ(圧力検出手段)8を有している。圧力センサ8は、主経路P0の給湯圧、すなわち給湯端末T1〜T4に至る経路の給湯圧を検出する。
圧力センサ8によって検出された給湯圧を参照すれば、減圧弁6及び圧力逃し弁7の設定圧を容易に調整できる。例えば、圧力逃し弁7を最大圧に機械的に調整し、次に減圧弁6の設定圧を圧力センサ8の設定値に基づいて調整する。その後、一定のマージンをもって圧力逃し弁7の設定圧を調整する。圧力逃し弁7の設定圧を調整するにあたっては、減圧弁6の各値に対する設定位置をプリセットしておけばよい。
この給湯機によれば、貯湯タンク4から給湯端末T1〜T4に至る経路には、圧力センサ8が設けられている。これにより、減圧弁6及び圧力逃し弁7の設定圧を調整する際に、貯湯タンク4から給湯端末T1〜T4に至る経路の給湯圧を正確に把握できるので、正しい圧力に調整可能となる。
(変形例)
図4は、第1実施形態のさらに他の変形例による給湯機を示す。給湯機1Cは、貯湯タンク4と、減圧弁6A,6B及び圧力逃し弁7A,7Bと、第1切替弁(経路切替手段)11と、第2切替弁(経路切替手段)12等によって構成されている。減圧弁6A,6Bは、設定圧が固定の減圧弁である。例えば、減圧弁6Aの設定圧は170kPaであり、減圧弁6Bの設定圧は300kPaである。同様に、圧力逃し弁7A,7Bは、設定圧が固定の圧力逃し弁である。例えば、圧力逃し弁7Aの設定圧は190kPaであり、圧力逃し弁7Bの設定圧は320kPaである。第1切替弁11は、水道管から貯湯タンク4に至る経路を、減圧弁6Aを経由する経路又は減圧弁6Bを経由する経路のうち、いずれか一方に択一的に切り替える。第2切替弁12は、貯湯タンク4及び主経路P0に接続されている圧力逃し弁を、圧力逃し弁7A又は圧力逃し弁7Bのうち、いずれか一方に択一的に切り替える。なお、減圧弁及び圧力逃し弁の組み合わせは、3組以上であってもよい。
この給湯機によれば、調整ねじ等の圧力調整機構を有さない安価な減圧弁6A,6B及び圧力逃し弁7A,7Bを用いつつ、給湯に適した圧力仕様の減圧弁6A,6B及び圧力逃し弁7A,7Bの組み合わせを選択でき、効率的な給湯制御ができる。例えば、水勢が必要な用途では高圧に設定された減圧弁6B及び圧力逃し弁7Bに切り替え、それ以外の用途では低圧に設定された減圧弁6A及び圧力逃し弁7Aに切り替えることにより必要以上の給湯を抑制でき、給湯コストの低減を図ることができる。
(第2実施形態)
図5は、第2実施形態による給湯機を示す。図6は、同給湯機の電気的構成を示す。給湯機1Dは、貯湯タンク4と、減圧弁6C及び圧力逃し弁7Cと、圧力センサ8と、制御部(制御手段)10と、残量センサ(残量検知手段)13と、流量センサ(流量検知手段)S1〜S4等によって構成されている。
減圧弁6Cは、設定圧を調整するための駆動源としてのモータ6dを有している。モータ6dの回転軸は、設定圧を調整するための調整ねじに連結されており、調整ねじを回転駆動する。制御部10がモータ6dに印加される駆動電圧を制御することにより、減圧弁6Cの設定圧を遠隔的に操作できる。同様に、圧力逃し弁7Cは、設定圧を調整するための駆動源としてのモータ7dを有している。モータ7dの回転軸は、設定圧を調整するための調整ねじに連結されており、調整ねじを回転駆動する。制御部10がモータ7dに印加される駆動電圧を制御することにより、圧力逃し弁7Cの設定圧を遠隔的に操作できる。
残量センサ13は、貯湯タンク4に設けられ、タンク内の湯水の残量を検知する。流量センサS1〜S4は、分岐経路P1〜P4にそれぞれ設けられ、各分岐経路P1〜P4を流れる湯水の流量を検知する。流量センサS1〜S4によって検知された流量を足し合わせると、給湯使用量を算出することができる。
制御部10は、モータ6d,7d、圧力センサ8、残量センサ13及び流量センサS1〜S4と接続されている。制御部10は、圧力センサ8、残量センサ13及び流量センサS1〜S4から出力される信号に基づいて、モータ6d,7dに印加される駆動電圧を制御する。これにより、減圧弁6C及び圧力逃し弁7Cの設定圧の調整が自動制御される。
各分岐経路P1〜P4には、用途(接続されている給湯端末T1〜T4)に応じた給湯圧が予め設定されている。そして、例えば分岐経路P1が通水され、流量センサS1にて通水を検知すると、減圧弁6Cは、170kPaに調圧され、圧力逃し弁7Cもそれに応じた圧力に調整される。同様に、分岐経路P3に通水され、流量センサS3が通水を検知すると、減圧弁6Cは300kPaに調圧され、圧力逃し弁7Cもそれに応じた圧力に調整される。また、流量センサS1と流量センサS3が同時に通水を検知した場合は、例えば、いずれかの分岐経路を優先するか、についての優先順位を使用目的に応じて予め設定しておき、それに基づいて制御を行えばよい。
図7は、流量センサS1〜S4から出力される信号に基づいて減圧弁6C及び圧力逃し弁7Cの設定圧を調整する制御部10によるフローチャートを示す。まず、設定圧の調整により給湯圧の制限を開始する使用量の閾値がユーザ又は管理者等によって設定される(#1)。閾値は経路毎に複数設定されていてもよい。給湯の利用が開始されると、制御部10は、流量センサS1〜S4から出力される信号に基づいて給湯の使用量をカウント(累積)することにより、給湯使用量を算出する(#2)。制御部10は、使用量と閾値を常に比較する(#3)。使用量が閾値以上になり(#3においてYES)、優先順位が予め設定されている場合は(#4においてYES)、優先順位に従い給湯圧すなわち減圧弁6C及び圧力逃し弁7Cの設定圧を下げる(#5)。優先順位が設定されていない場合は、(#4においてNO)、一律に給湯圧を下げる(#6)。
図8は、残量センサ13から出力される信号に基づいて、減圧弁6C及び圧力逃し弁7Cの設定圧を調整する制御部10によるフローチャートを示す。まず、設定圧の調整により給湯圧の制限を開始する残湯量の閾値がユーザ又は管理者等によって設定される(#11)。閾値は経路毎に複数設定されていてもよい。給湯の利用が開始されると(#12)、制御部10は、残量センサ13から出力される残湯量に関する信号と閾値を常に比較する(#13)。使用量が閾値以上になり(#13においてYES)、優先順位が予め設定されている場合は(#14においてYES)、優先順位に従い給湯圧すなわち減圧弁6C及び圧力逃し弁7Cの設定圧を下げる(#15)。優先順位が設定されていない場合は、(#14においてNO)、一律に給湯圧を下げる(#16)。図7に示す制御のみでは、放熱ロス等による影響がわからないため、場合によっては貯湯タンク4内の湯が冷めてしまっていて想定通り残っていないことも考えられる。しかし図8に示す制御によれば、貯湯タンク4内の残湯量そのものを検知しているので、より精度よく給湯制限をかけることができる。
本実施形態の給湯機によれば、減圧弁6Cの設定圧及び圧力逃し弁7Cの設定圧は、モータ6d,7dを駆動源として調整されるので、それぞれの設定圧を遠隔操作によって調整できる。これにより、設定圧の変更を頻繁に行うことが容易となり、給湯機のより効率的な制御が可能となる。
また、貯湯タンク4から給湯端末T1〜T4に至る経路に流量センサS1〜S4が設けられているので、減圧弁6C及び圧力逃し弁7Cの設定圧を給湯端末T1〜T4の使用状況に応じて調整できる。これにより、給湯機のより効率的な制御が可能となる。また、各給湯端末T1〜T4毎に流量センサS1〜S4を設けることにより、どの給湯端末でどの程度の湯水が消費されているかを知得できる。これにより、水はねを防止すると共に、過剰な吐湯水等に起因する給湯光熱費の無駄を抑制し、給湯機のより一層効率的な制御が可能となる。
また、制御部10によって減圧弁6C及び圧力逃し弁7Cの設定圧の調整を制御できるので、設定圧の調整が自動的にかつもれなく確実に行えるようになる。また、湯水の使用量が所定の閾値を超えた場合に、制御部10が減圧弁6C及び圧力逃し弁7Cの設定圧を低減する。例えば、一日の使用上限の目標等に達したとき、給水圧及び貯湯タンク4の内圧を下げることにより、同じ蛇口の開度でも使用量を低減させることができる。これにより、強制的に湯水の使用量を抑制でき、給湯使用量の削減を計画的に行えるようになる。また、制御部10が湯水の残量に応じて減圧弁6C及び圧力逃し弁7Cの設定圧を低減するので、強制的に湯水の使用量を抑制でき、貯湯タンク4内の湯水切れを防止することができる。
(変形例)
図9は、第2実施形態の変形例による給湯機を示す。給湯機1Eは、第2実施形態の給湯機1Dにおいて、流量センサS1〜S4の下流に流速向上機構(流速向上手段)14を適宜設けたものである。上記各種実施形態及びそれらの変形例においては、減圧弁6C及び圧力逃し弁7Cの設定圧の調整により給湯圧が低下するため、水勢も同時に低下し、ユーザの使用感や作業性に影響を及ぼす虞がある。そこで、この変形例においては、給湯端末の出湯口に例えばシャワーヘッド等の流速向上機構14を設けて、水勢の向上を図っている。流速向上機構14を経由する経路に並行させて、流速向上機構14を経由しない経路を設け、制御部10によって制御される経路切替弁を用いて、給湯圧に応じて経路を切り替えさせるように構成してもよい。この場合、給湯圧が低い場合に流速向上機構14を通過させて水勢の向上させる。一方、給湯圧が高い場合は、流速向上機構14をバイパスさせて、又は流速向上機構14を有していない給湯端末から出湯することにより、過剰な水勢による水はねの発生等を防止して不快感を減ずる。
この給湯機によれば、減圧弁6C及び圧力逃し弁7Cの設定圧の調整によって給湯圧の低下が生じても、流速向上機構14によって流速を高めることにより水勢を維持することができるので使用者の快適性が損なわれない。また、制御部10が減圧弁6C及び圧力逃し弁7Cの設定圧に応じて経路切替弁を自動的に制御する。例えば、洗い用途など水勢のみを必要とする場合にあっては、経路切替弁によって流速向上機構14を有する出湯経路に切り替えることにより、低い給湯圧であっても十分な給湯が得られる。これにより、ユーザの使い勝手を損なうことなく、常に快適な給湯を得ることができる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られることなく、少なくとも減圧弁6及び圧力逃し弁7が設定圧を調整可能に構成されていればよい。また、本発明は種々の変形が可能であり、例えば、給湯端末T1〜T4の種類・数は特に限定されず、食器洗浄機や浴室用のシャワーヘッドなど各種の給湯端末を任意に適用して構成されていてもよい。また、貯湯タンク4内の湯水を加熱する構成は、ヒートポンプユニット3に限られることなく、太陽熱温水ユニットやガス給湯器などを適用してもよい。
1 給湯機
4 貯湯タンクめ
5 給水管
6 減圧弁
6d モータ
7 圧力逃し弁
7d モータ
8 圧力センサ(圧力検知手段)
11 第1切替弁(経路切替手段)
12 第2切替弁(経路切替手段)
13 残量センサ(残量検知手段)
14 流速向上機構(流速向上手段)
S1〜S4 流量センサ(流量検出手段)
T1〜T4 給湯端末

Claims (10)

  1. 給湯端末に供給する湯水を貯めるタンクと、前記タンクに湯水を補充する給水管と、前記給水管の圧力を減圧する減圧手段と、前記タンクの圧力を逃す圧力逃し手段を備えた貯湯式給湯機において、
    前記減圧手段及び圧力逃し手段は、設定圧を調整可能であることを特徴とする貯湯式給湯機。
  2. 前記タンクから前記給湯端末に至る経路には、給湯圧を検出する圧力検出手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の貯湯式給湯機。
  3. 設定圧が異なる複数の減圧手段と、設定圧が異なる複数の圧力逃し手段とを有し、
    一方の設定圧の減圧手段と一方の設定圧の圧力逃し手段とが対応し、他方の設定圧の減圧手段と他方の設定圧の圧力逃し手段とが対応して用いられるように、給水経路及び圧力逃し経路を切り替える経路切替手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の貯湯式給湯機。
  4. 前記減圧手段の設定圧及び前記圧力逃し手段の設定圧は、モータを駆動源として調整されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の貯湯式給湯機。
  5. 前記タンクから前記給湯端末に至る経路に、流量を検知する流量検知手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の貯湯式給湯機。
  6. 前記流量検知手段の出力値に応じて、前記減圧手段及び前記圧力逃し手段の設定圧の調整を制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の貯湯式給湯機。
  7. 前記制御手段は、湯水の使用量が所定の閾値を超えた場合に、前記減圧手段及び前記圧力逃し手段の設定圧を低減することを特徴とする請求項6に記載の貯湯式給湯機。
  8. 前記タンクは、湯水の残量を検出する残量検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記残量検出手段の出力値に応じて、前記減圧手段及び前記圧力逃し手段の設定圧を低減することを特徴とする請求項6に記載の貯湯式給湯機。
  9. 前記給湯端末は、給湯圧が低いときに流速を高める流速向上手段を有したことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の貯湯式給湯機。
  10. 給湯圧が低いときは前記流速向上手段を有する給湯経路から出湯し、給湯圧が高いときは前記流速向上手段をバイパスし、又は同手段を有していない給湯端末から出湯するように制御することを特徴とする請求項9に記載の貯湯式給湯機。
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