JP2012015568A - サーバ装置及びそのdtmf通知方法 - Google Patents

サーバ装置及びそのdtmf通知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信パケットとDTMF信号とをミキシングするための信号処理器を使用することなく、通信品質を悪化させることなくDTMF信号を端末に送信し得るサーバ装置を提供する。
【解決手段】呼制御サーバSV1において、通信相手側の呼制御サーバSV2からRTPパケットと別にINFOメッセージにより送られるDTMF通知イベントを検出した場合に、RTPパケットのペイロードに入れるDTMFデータを生成し、呼制御サーバSV2から受信したRTPパケットのペイロードのデータをDTMFデータに入れ替え、さらにRTPパケットのペイロードタイプをIP電話端末T11で使用されるペイロードタイプ[102]に書き替えてIP電話端末T11に送信する。
【選択図】 図5

Description

本発明の実施形態は、電話端末間における通話中にDTMF(Dual Tone Multi Frequency)音を通知するサーバ装置及びこのサーバ装置で用いられるDTMF通知方法に関する。
近年、IP(Internet Protocol)網を介して双方向に画像や音声をRTP(Real-time Transport Protocol)パケットとして、リアルタイムに送受信するIP電話システムが普及し始めている。このIP電話システムでは、IP網に接続される各通信サーバごとに内線間通信や外線発着信を行なえることは勿論のこと、IP網を経由した通信サーバ間での内線通信や外線発着信を行なうことができる。
ところで、上記IP電話システムにおいても、オートアテンダントやボイスメール装置を使用することが考えられる。オートアテンダントを使用したシステムでは、例えば外線着信が到来した場合に、この外線をオートアテンダントに接続して、このオートアテンダントから外線に対し例えば再配達を希望する日時に対応する番号の入力を促すガイダンスメッセージを送出する。そして、発呼者がダイヤル操作によりDTMF信号からなる電話番号を送出すると、オートアテンダントにてこのDTMF信号を検出して再配達の受付を可能とするものである。
また、ボイスメール装置を使用したシステムでは、メールボックスに録音された音声メッセージを聴取したい場合に、通信サーバに収容される電話端末のユーザがダイヤル操作によりDTMF信号からなる再生要求を送出し、ボイスメール装置にてこのDTMF信号を検出してメールボックス中の音声メッセージを再生可能とするものである。
特開2006−186962号公報
ところで、上記IP電話システムでは、DTMF信号をオートアテンダントやボイスメール装置といった端末に出力する場合、通信サーバにて生成したDTMF信号を受信したRTPパケットにミキシングして端末に送信しているため、DSPが必要となり、DSPリソースの制約で同時使用数が制限されてしまう。また、RFC2833(RFC4733)等のDTMFイベントパケットをRTPパケットに挿入する場合、パケットロス、パケット到着タイミングの遅延等が発生し、QOSデータが悪くなる。さらに、通信サーバ間で、ペイロードが異なる場合、RFC2833(RFC4733)によるパケット通信ができない。
そこで、本発明の目的は、通信パケットとDTMF信号とをミキシングするための信号処理器を使用することなく、通信品質を悪化させることなくDTMF信号を端末に送信し得るサーバ装置及びそのDTMF通知方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、実施形態のサーバ装置は、ヘッダ及びペイロードを備える通信パケットを伝送する通信ネットワークに接続され、電話端末を収容するサーバ装置において、電話端末間で複数のサーバ装置間を経由して音声通信を行なっている状態で、通信相手側のサーバ装置から通知されるDTMF(Dual Tone Multi Frequency)通知イベントを検出する検出手段と、この検出手段による検出結果に基づいて、受信する通信パケットのヘッダに含まれるペイロードタイプの変更、通信パケットのペイロードのデータをDTMFデータに入れ替えの少なくとも1つを実行する制御手段とを備えるようにした。
この構成によれば、電話端末間で複数のサーバ装置間を経由して音声通信を行なっている状態で、通信相手側の電話端末にてDTMFデータを発生する要求操作がなされた場合に、通信相手側のサーバ装置からDTMF通知イベントが到来することになるので、このDTMF通知イベントを検出することで、受信する通信パケットのヘッダに含まれるペイロードタイプの変更、通信パケットのペイロードのデータをDTMFデータに入れ替えの少なくとも1つが実行されることになる。
従って、通信パケットのヘッダに含まれるペイロードタイプ、通信パケットのペイロードを利用することで、通信パケットとDTMFデータとをミキシングするためのDSPを必要とすることなく、DTMFイベントパケットを電話端末に送信することができ、これによりDSPリソースによる同時使用数の制限がなくなる。また、通信パケットのペイロードタイプの変更、ペイロードのデータの差し替えであるため、シーケンス番号、タイムスタンプ等がずれず、パケットロス、パケット遅延が発生しないため、通信品質を悪化させなくて済む。
本第1の実施形態に係わるIP電話システムを示す概略構成図。 上記図1に示した呼制御サーバの機能を示すブロック図。 上記図2に示したDTMF能力テーブルの記憶内容の一例を示す図。 同第1の実施形態におけるDTMF信号を通知する場合のシーケンス図。 同第1の実施形態で取り扱うRTPパケットの構造を示す図。 同第1の実施形態における複数の呼制御サーバを経由したIP電話端末間の通信接続を行なうためのシーケンス図。 本第2の実施形態におけるDTMF信号を通知する場合のシーケンス図。 同第2の実施形態で取り扱うRTPパケットの構造を示す図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態で取り扱うDTMF信号をIP網上で送信する方式として、RFC2833方式がある。RFC2833方式はDTMF信号をG.722,G.723、G.728及びG.729といったコーデックに従って符号化し、この符号化したDTMFデータをRTPパケットのペイロードに挿入する方式である。ところで、IP電話システムには、RFC2833方式をサポートしていないIP電話端末やサーバ装置が存在する。この場合、例えばRFC2833方式をサポートしていないIP電話端末からRFC2833方式をサポートしているIP電話端末へ符号化DTMF情報が送信されるとする。そうすると、受信側のIP電話端末では自分宛の符号化DTMF情報がRTPパケット形式でないため、DTMFを認識できない。
そこで、本第1の実施形態は、RFC2833サポートのサーバ装置に接続されるIP電話端末とRFC2833未サポートのサーバ装置に接続されるIP電話端末との間で音声通信を行なっている状態で、未サポートのIP電話端末からDTMF信号を送信した場合に、RFC2833サポートのサーバ装置で受信した符号化DTMF情報をRTPパケット形式に生成して、宛先のIP電話端末に送信し、宛先のIP電話端末にてDTMFを再生できるようにしたものである。
図1は、本第1の実施形態に係わるIP電話システムを示す概略構成図である。
このシステムは、通信ネットワークとしてパケット通信用のIP網1を有する。IP網1には、複数の呼制御サーバSV1〜SVn(nは自然数)が接続されている。また、呼制御サーバSV1〜SVnには、IP電話端末T11〜T1i(iは自然数),T21〜T2m(mは自然数),T31〜T3p(pは自然数),Tn1〜Tnk(kは自然数)が接続されている。なお、IP電話端末T11〜T1i,T21〜T2m,T31〜T3p,Tn1〜Tnkは、通話処理機能と映像等のメディア情報処理機能とを備えている。
また、呼制御サーバSV1は、ファイアウォールFW1を介してIP網1に接続される。呼制御サーバSV2は、ファイアウォールFW2を介してIP網1に接続される。さらに、呼制御サーバSV3〜SVnもそれぞれファイアウォールFW3〜FWnを介してIP網1に接続される。
また、呼制御サーバSV1には、ゲートウェイGW1が接続される。ゲートウェイGW1は、公衆網NW1とIP網1との間を接続するもので、公衆網NW1とIP網1との間における通信プロトコル及び信号フォーマットの変換機能を備えている。
また、呼制御サーバSVnには、ゲートウェイGW2が接続される。ゲートウェイGW2は、公衆網NW2とIP網1との間を接続するもので、公衆網NW2とIP網1との間における通信プロトコル及び信号フォーマットの変換機能を備えている。
呼制御サーバSV1〜SVnは、複数のIP電話端末T11〜T1i,T21〜T2m,T31〜T3p,Tn1〜Tnk間または呼制御サーバSV1〜SVn間またはIP電話端末T11〜T1i,T21〜T2m,T31〜T3p,Tn1〜Tnkと公衆網NW1,NW2との間で、例えばIP−QSIGに従ってセッションを確立する交換制御機能を備える。そして、セッション確立後は、発信側と着信側の電話端末間でピアツーピア接続でRTPパケットを送受信することで、音声通信を行なう。
ところで、上記呼制御サーバSV1〜SVnは、本第1の実施形態に係わる機能として次のような機能を有している。図2はその構成を示すブロック図である。ここでは、呼制御サーバSV1を代表して説明する。
すなわち、呼制御サーバSV1は、IP制御部11と、中継処理部12と、呼制御部13と、記憶部14とを備えている。これらIP制御部11と、中継処理部12と、呼制御部13と、記憶部14は、データハイウェイ15を介して互いに接続されている。
IP制御部11には、IP網1が必要に応じて接続される。IP制御部11は、接続されたIP網1との間でインタフェース処理を行う。また、IP制御部11は、上記インタフェース処理に係わる種々の制御情報の授受を、データハイウェイ15を介して呼制御部13との間で行う。
中継処理部12は、IP制御部11で受信した制御メッセージ及びRTPパケットを処理する。
呼制御部13は、CPU、ROM、RAMなどを有して構成され、ソフトウェア処理により呼制御サーバSV1の各部の制御を行う。
記憶部14は、呼制御部13の接続制御に必要なルーティング情報等を格納している。ルーティング情報は、IP電話端末T11〜T1i及びゲートウェイGW1に予め割り当てられている識別情報としての電話番号と、固定ネットワークアドレスとしてのMAC(Media Access Control)アドレスと、可変ネットワークアドレスとしてのIPアドレスとを対応付けた情報である。
ところで、記憶部14には、DTMF能力テーブル141が設けられている。DTMF能力テーブル141は、図3に示すように、IP電話端末T11〜T1i及びゲートウェイGW1のDTMF信号の送受信能力を管理するためのテーブルで、呼制御サーバSV1に接続されるIP電話端末T11〜T1i及びゲートウェイGW1に予め割り当ててある端末IDとしての端末番号と、DTMF能力と、DTMFデータを含めたRTPパケットのヘッダに位置するペイロードタイプとの対応関係を表すテーブルが記憶されている。DTMF能力を示す情報は、RFC2833方式であるかInband方式であるかを示す情報である。Inband方式は例えばG.711といったコーデックに従って符号化されたDTMFデータをRTPパケットのペイロードに挿入する方式である。
なお、呼制御サーバSV1に所属するIP電話端末T11〜T1i及びゲートウェイGW1については、予めDTMF能力テーブル141にRFC2833であるかInbandであるかを示すDTMF能力情報と、そのペイロードタイプとを登録しているものとする。
一方、呼制御部13は、DTMF通知イベント検出部131と、DTMFデータ生成部132と、ペイロード入替部133と、ペイロードタイプ更新部134とを備えている。DTMF通知イベント検出部131は、例えばIP電話端末T11と呼制御サーバSV2に収容されるIP電話端末T21との間でセッションが確立し、RTPパケットを送受信している状態で、呼制御サーバSV2から送られてくるDTMF通知イベントを検出する。
DTMFデータ生成部132は、上記DTMF通知イベント検出部131にてIP−QSIGで規定されるINFOメッセージにより送られたDTMF通知イベントを検出した場合に、INFOメッセージに含まれダイヤル番号からなるDTMFデータを生成する。
ペイロード入替部133は、上記DTMFデータ生成部132により生成されたDTMFデータを例えば呼制御サーバSV2から受信したRTPパケットのペイロードのデータと入れ替える。
ペイロードタイプ更新部134は、RTPパケットのヘッダに位置するペイロードタイプを上記ペイロード入替部133により入れ替えたDTMFデータのペイロードタイプに書き替える。また、ペイロードタイプ更新部134は、上記DTMF通知イベント検出部131にてRTPパケットのペイロードに含まれるDTMFデータを検出した場合に、そのRTPパケットのペイロードタイプの書き換えを行なう。
次に、上記構成による動作について説明する。
図4は、IP電話端末T21からIP電話端末T11へDTMF信号を通知する場合のシーケンスを示すものである。
いま、IP電話端末T11,T21間で通信リンクが確立しているものとする。ここでは、例えばIP電話端末T11がオートアテンダントで、IP電話端末T21に対しアナウンスメッセージをRTPパケットとして送出するものとする。
なお、アナウンスメッセージの内容は、例えば「はい。こちら○○会社です。再配達を希望の場合はダイヤル[1]を押してください。」が使用される。
この状態で、IP電話端末T21においてユーザがダイヤル[1]を押下したとする(図4(1))。そうするとIP電話端末T21はダイヤル[1]に対応するDTMF信号をRTPパケットに乗せて呼制御サーバSV2に送信する(図4(2))。
呼制御サーバSV2では、DSP等により、DTMF信号を検出し(図4(3))、IP−QsigのINFOメッセージにより、DTMF信号をIP電話端末T11に出力するよう呼制御サーバSV1に通知する(図4(4))。
呼制御サーバSV1は、INFOメッセージに従い、RFC2833で規定されるDTMFデータを生成する(図4(5))。
呼制御サーバSV1は、呼制御サーバSV2から受信したRTPパケットに対し、図5に示す変換ルールに従い、ペイロードのデータをDTMFデータに入れ替え、RTPパケットのヘッダに位置するペイロードタイプをDTMFデータのペイロードタイプに書き替える(図4(6))。
書き替えられたパケットは、IP電話端末T11に転送される(図4(7))。これにより、IP電話端末T11は、RFC2833で規定されるRTPパケットを検出し、DTMF信号が通知されたことを認識する。ここでは、例えばIP電話端末T21のユーザによる再配達希望の受付を行う。
図5は、RTPパケットの構造を示すものである。RTPパケットはヘッダとペイロードとからなる。ヘッダにはパケットの種類を示すバージョン情報、パディングデータの有無を示す情報(P)、拡張ヘッダの有無を示す情報(X)、2者通話、3者通話といった通話形態を示す情報(CC)、マーカの有無を示す情報、ペイロードタイプが含まれる。さらに、ヘッダには、RTPパケットの送信順位を表すシーケンス番号、RTPパケットの送信時刻を表すタイムスタンプ、送信元であるIP電話端末T21を識別する送信元識別子(SSRC)が備えられる。
ペイロードには、例えばG.722,G.723、G.729及びG.729といったコーデックに従って符号化されたデジタル音声データが存在する。
ここで、上記IP電話端末T11,T21間で通信リンクを形成する動作について説明する。図6は、上記IP電話端末T11,T21間で通信リンクを形成する動作を示すシーケンス図である。
図6に示すように、呼制御サーバSV2に収容されたIP電話端末T21にて呼制御サーバSV1に収容されるIP電話端末T11への発信操作が行われたとする(図6(1))。そうすると、IP電話端末T21は、呼制御サーバSV2へ発信要求を送信する(図6(2))。呼制御サーバSV2は、上記発信要求を受信すると、IP−QSIGで規定されるSETUPメッセージを生成する。このSETUPメッセージには、発信元識別情報や着信先識別情報、IP電話端末T21で使用される例えばG.711/G.729を示すコーデックや、DTMF信号の送受信能力としてのRFC2833を示す情報が含まれる。このSETUPメッセージは、呼制御サーバSV2からIP網1を介して呼制御サーバSV1へ送信される(図6(3))。
呼制御サーバSV1は、SETUPメッセージを受信すると、このSETUPメッセージから発信側の能力としてRFC2833に対応しているか否かを判定し、続いてDTMF能力テーブル141を参照して、着信先のIP電話端末T11の能力としてRFC2833に対応しているか否かを判定する。同時に、呼制御サーバSV1は、IP電話端末T11に対し呼び出しを行ない(図6(4))、呼制御サーバSV2に対しSETUPメッセージを正しく受信した旨を示すメッセージ(CALL PROC,ALERT)を送信する(図6(5))。
呼び出しに応答したIP電話端末T11は応答信号を呼制御サーバSV1へ送信する(図6(6))。
応答信号を受信した呼制御サーバSV1は、上記判定結果から発信側のDTMF能力がRFC2833に対応せず、着信先のIP電話端末T11のみRFC2833に対応すると認識する。すなわち、呼制御サーバSV2に接続されるIP電話端末T21はRFC2833をサポートしていないため、SETUPメッセージ中にRFC2833を示す情報を含めずに呼制御サーバSV1に送信することになる。そうすると、呼制御サーバSV1では、受信したSETUPメッセージ中にRFC2833を示す情報が含まれていないことを認識し、呼制御サーバSV2をRFC2833未サポートのサーバと認識する。
そして、呼制御サーバSV1は、着信先のIP電話端末T11との間に通信リンクを確立し、さらにIP電話端末T11を呼制御サーバSV1に接続した旨を示す情報を応答メッセージ(CONN)に乗せて呼制御サーバSV2に通知する(図6(7))。
そして、応答メッセージを受信した呼制御サーバSV2は、CONN ACKを呼制御サーバSV1へ返送する(図6(8))。そして、呼制御サーバSV2は、IP電話端末T21との間に通信リンクを形成する。かくして、発信元のIP電話T21と着信先のIP電話端末T11との間には呼制御サーバSV1,SV2を経由した通信リンクが形成され、以後通話が可能となる。
以上の説明では、発信元のIP電話T21と着信先のIP電話端末T11との間を呼制御サーバSV1,SV2を経由させて接続する例について説明したが、その他に、呼制御サーバSV1,SVを経由させず、発信元のIP電話端末T21と着信先のIP電話端末T11との間をダイレクトに接続するピアツーピア接続がある。
ピアツーピア接続を行なうためには、発信元のIP電話端末T21で使用するコーデックと着信先のIP電話端末T11で使用するコーデックが一致しなければならない。しかし、両者のコーデックが一致していたとしても、途中のファイアウォールFW1,FW2を経由する場合には、IP電話端末T11,T12間でピアツーピアにより接続されない。
以上のように上記第1の実施形態では、呼制御サーバSV1において、通信相手側の呼制御サーバSV2からRTPパケットと別にINFOメッセージにより送られるDTMF通知イベントを検出した場合に、RTPパケットのペイロードに入れるDTMFデータを生成し、呼制御サーバSV2から受信したRTPパケットのペイロードのデータをDTMFデータに入れ替え、さらにRTPパケットのペイロードタイプをIP電話端末T11で使用されるペイロードタイプ[102]に書き替えてIP電話端末T11に送信するようにしている。
従って、RFC2833未サポートの呼制御サーバSV2とRFC2833サポートの呼制御サーバSV1とを経由してIP電話端末T11,T21間で通話が行なわれていても、IP電話端末T21にてDTMFデータを発生する操作がなされた場合に、通知先のIP電話端末T11に対し確実にDTMFデータパケットを送信することができる。
また、上記第1の実施形態によれば、RTPパケットのヘッダに含まれるペイロードタイプ、RTPパケットのペイロードを利用して通知先のIP電話端末T11にDTMFイベントパケットを通知することで、RTPパケットとDTMFデータとをミキシングするためのDSPを必要とすることなく、DTMFイベントパケットをIP電話端末T11に送信することができ、これによりDSPリソースによる同時使用数の制限がなくなる。さらに、RTPパケットのペイロードタイプの変更、ペイロードのデータの差し替えであるため、シーケンス番号、タイムスタンプ等がずれず、パケットロス、パケット遅延が発生しないため、QOSを悪化させなくて済む。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、RFC2833サポートのサーバ装置に接続されるIP電話端末とRFC2833未サポートのサーバ装置に接続されるIP電話端末との間で音声通信を行なう第1の実施形態とは異なり、RFC2833サポートのサーバ装置に接続されるIP電話端末とRFC2833サポートのサーバ装置に接続されるIP電話端末との間で音声通信を行なう場合の実施形態である。
例えばIP電話端末において、通信相手側からRFC2833で規定されるRTPパケットを受信したとする。この場合、自端末で認識可能なヘッダーのペイロードタイプに従って受信したRTPパケットのペイロードに挿入されるDTMFデータを抽出し、DTMF再生を行う。ところで、IP電話端末において、受信したRTPパケットのペイロードタイプが自端末で認識可能なペイロードタイプと異なると、RTPパケットのペイロードを認識できず、これによりDTMFを認識できない。
そこで、本第2の実施形態は、RFC2833サポートのサーバ装置において、通信相手側からRFC2833で規定されるRTPパケットを受信した場合に、受信したRTPパケットのペイロードタイプを宛先のIP電話端末で認識可能なペイロードタイプに書き替えて宛先に送信するようにしたものである。
図7は、本第2の実施形態として、IP電話端末T31からIP電話端末T13へDTMF信号を通知する場合のシーケンスを示すものである。ここでは、RFC2833で使用するペイロードタイプが以下のように異なる場合を示す。
「呼制御サーバSV3」と「IP電話端末T31」間のペイロードタイプ=100
「呼制御サーバSV3」と「呼制御サーバSV1」間のペイロードタイプ=101
「呼制御サーバSV1」と「IP電話端末T13」間のペイロードタイプ=102
ペイロードタイプが異なる場合、そのままでは、IP電話端末T31からIP電話端末T13へDTMF信号を通知することができないため、以下の処理を行うことにより、DTMF信号の通知を実現する。
いま、IP電話端末T13,T31間で通信リンクが確立しているものとする。ここでは、例えばIP電話端末T13がオートアテンダントで、IP電話端末T31に対しアナウンスメッセージをRTPパケットとして送出するものとする。
なお、アナウンスメッセージの内容は、例えば「はい。こちら○○会社です。△△商品の購入予約を希望の場合はダイヤル[2]を押してください。」が使用される。
この状態で、IP電話端末T31においてユーザがダイヤル[2]を押下したとする(図7(1))。そうするとIP電話端末T31はダイヤル[2]に対応するDTMF信号を「ペイロードタイプ=100」のRFC2833パケットにより、呼制御サーバSV3に通知する(図7(2))。
呼制御サーバSV3は、中継処理部12で、RFC2833規定のRTPパケットを検出すると(図7(3))、図8に示すRTPパケットのペイロードタイプを参照する。ここで、呼制御サーバSV3は、宛先となる呼制御サーバSV1へ送信するRTPパケットのペイロードタイプを示す情報「101」を予め記憶しており、受信したRTPパケットのペイロードタイプ「100」と予め記憶しているペイロードタイプ「101」とが一致するか否かを判定する。
ここでは、ペイロードタイプが異なるので、呼制御サーバSV3は受信したRTPパケットのペイロードタイプを「100」から「101」に書き替え、その他のシーケンス番号、タイムスタンプ、SSRC等を含むヘッダーの情報及びペイロードのデータはそのまま残すものとする(図7(4))。
このペイロードタイプが書き替えられたRTPパケットは、呼制御サーバSV1へ送信される。
呼制御サーバSV1は、DTMF通知イベント検出部131で、RFC2833規定のRTPパケットを検出すると(図7(5))、ペイロードタイプの変換処理を行う。呼制御サーバSV1とIP電話端末T13間のペイロードタイプは102であるため、ペイロードタイプは、101から102に変換される(図7(6))。
変換されたRFC2833規定のRTPパケットは、IP電話端末T13へ送信される(図7(7))。これにより、IP電話端末T13は、ペイロードタイプ=102のRFC2833パケットを検出し、DTMF信号が通知されたことを認識する。
以上のように上記第2の実施形態では、呼制御サーバSV1において、通信相手側の呼制御サーバSV3からRFC2833規定のRTPパケットが送られた場合に、RTPパケットのペイロードタイプが通知先のIP電話端末T13で処理可能なペイロードタイプと同一か否かを判定し、異なる場合に、ペイロードタイプの書き換えを行なうようにしている。
従って、ペイロードタイプの変更のみといった簡単な手順により、DTMFイベントパケットを通知先のIP電話端末T13に送信することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記各実施形態に限定されるものではない。例えば、IP−QSIGに従って、通信接続やDTMF信号の通知を行なう例について説明したが、例えばSIP等を用いるものであってもよい。
また、上記第1の実施形態では、ダイヤル番号に相当するDTMFデータをペイロードに挿入するものについて説明したが、例えば無音または予め決められた音声データを生成して、受信したRTPパケットのペイロードのデータを無音または予め決められた音声データに差し替えるものであってもよい。
その他の実施形態であっても、電話端末間で複数のサーバ装置間を経由して通話を行なっている状態で、通話相手側の電話端末にてDTMFデータを発生する要求操作がなされた場合に、通信相手側のサーバ装置からDTMF通知イベントが到来することになるので、このDTMF通知イベントを検出することで、受信するRTPパケットのヘッダに含まれるペイロードタイプの変更、通信パケットのペイロードのデータをDTMFデータに入れ替えの少なくとも1つが実行されることになる。
従って、RTPパケットとDTMFデータとをミキシングするためのDSPを必要とすることなく、DTMFイベントパケットをIP電話端末に送信することができ、これによりDSPリソースによる同時使用数の制限がなくなる。さらに、RTPパケットのペイロードタイプの変更、ペイロードのデータの差し替えであるため、シーケンス番号、タイムスタンプ等がずれず、パケットロス、パケット遅延が発生しないため、QOSを悪化させなくて済む。
その他、システム構成、呼制御サーバの機能構成、電話端末の種類、DTMF信号の通知方法等についてもこの発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
1…IP網、11…IP制御部、12…中継処理部、13…呼制御部、14…記憶部、15…データハイウェイ、131…DTMF通知イベント検出部、132…DTMFデータ生成部、133…ペイロード入替部、134…ペイロードタイプ更新部、141…DTMF能力テーブル、SV1〜SVn…呼制御サーバ、T11〜T1i,T21〜T2m,T31〜T3p,Tn1〜Tnk…IP電話端末、GW1ゲートウェイ、NW1,NW2…公衆網、FW1〜FWn…ファイアウォール。

Claims (5)

  1. ヘッダ及びペイロードを備える通信パケットを伝送する通信ネットワークに接続され、電話端末を収容するサーバ装置において、
    電話端末間で前記複数のサーバ装置間を経由して音声通信を行なっている状態で、通信相手側のサーバ装置から通知されるDTMF(Dual Tone Multi Frequency)通知イベントを検出する検出手段と、
    この検出手段による検出結果に基づいて、受信する通信パケットのヘッダに含まれるペイロードタイプの変更、前記通信パケットのペイロードのデータをDTMFデータに入れ替えの少なくとも1つを実行する制御手段とを備えたことを特徴とするサーバ装置。
  2. 前記検出手段は、通信相手側の電話端末を収容するサーバ装置から前記通信パケットと別に送られる前記DTMF通知イベントを検出し、
    前記制御手段は、
    前記検出手段により前記DTMF通知イベントを検出した場合に、前記DTMFデータを生成する生成手段と、
    この生成手段により生成したDTMFデータを通信中の通信パケットのペイロードのデータと入れ替える入れ替え手段と、
    この入れ替え手段により入れ替えられたDTMFデータのペイロードタイプに従って、前記通信パケットのヘッダに位置するペイロードタイプを変更する変更手段とを備えるようにしたことを特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
  3. 前記検出手段は、前記通信相手側の電話端末を収容するサーバ装置から送られペイロードにDTMFデータを含めた前記通信パケットを検出し、
    前記制御手段は、前記検出手段により検出したDTMFデータを含む通信パケットのペイロードタイプが収容した電話端末へ送信する通信パケットのペイロードタイプと異なる場合に、受信した通信パケットのペイロードタイプを前記電話端末用のペイロードタイプに書き替えて前記電話端末に送信することを特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
  4. 前記生成手段は、前記DTMFデータとして、無音データまたは予め決められた音データを生成し、
    前記入れ替え手段は、前記生成手段により生成した無音データまたは予め決められた音データを通信中の通信パケットのペイロードのデータと入れ替えることを特徴とする請求項2記載のサーバ装置。
  5. ヘッダ及びペイロードを備える通信パケットを伝送する通信ネットワークに接続され、電話端末を収容するサーバ装置で使用されるDTMF通知方法において、
    電話端末間で前記複数のサーバ装置間を経由して音声通信を行なっている状態で、通信相手側のサーバ装置から通知されるDTMF通知イベントを検出し、
    この検出結果に基づいて、受信する通信パケットのヘッダに含まれるペイロードタイプの変更、前記通信パケットのペイロードのデータをDTMFデータに入れ替えの少なくとも1つを実行するようにしたことを特徴とするDTMF通知方法。
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