JP2006005501A - VoIPネットワーク、メディアプロキシサーバ及びそれらに用いる付加サービス提供方法 - Google Patents

VoIPネットワーク、メディアプロキシサーバ及びそれらに用いる付加サービス提供方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006005501A
JP2006005501A JP2004177697A JP2004177697A JP2006005501A JP 2006005501 A JP2006005501 A JP 2006005501A JP 2004177697 A JP2004177697 A JP 2004177697A JP 2004177697 A JP2004177697 A JP 2004177697A JP 2006005501 A JP2006005501 A JP 2006005501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
media
voip
call
service
proxy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004177697A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Fukui
啓治 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2004177697A priority Critical patent/JP2006005501A/ja
Priority to CA 2509856 priority patent/CA2509856A1/en
Priority to EP20050105168 priority patent/EP1608127A1/en
Priority to US11/152,072 priority patent/US20050281274A1/en
Priority to CNB2005100781789A priority patent/CN100469051C/zh
Priority to AU2005202617A priority patent/AU2005202617A1/en
Publication of JP2006005501A publication Critical patent/JP2006005501A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • H04L65/1066Session management
    • H04L65/1101Session protocols
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • H04L65/1066Session management
    • H04L65/1083In-session procedures
    • H04L65/1094Inter-user-equipment sessions transfer or sharing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • H04L65/1066Session management
    • H04L65/1096Supplementary features, e.g. call forwarding or call holding
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/14Session management
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L69/00Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass
    • H04L69/08Protocols for interworking; Protocol conversion
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L69/00Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass
    • H04L69/30Definitions, standards or architectural aspects of layered protocol stacks
    • H04L69/32Architecture of open systems interconnection [OSI] 7-layer type protocol stacks, e.g. the interfaces between the data link level and the physical level
    • H04L69/322Intralayer communication protocols among peer entities or protocol data unit [PDU] definitions
    • H04L69/329Intralayer communication protocols among peer entities or protocol data unit [PDU] definitions in the application layer [OSI layer 7]

Abstract

【課題】 接続相手を意識することなく、付加サービスを起動して実現可能なVoIPネットワークを提供する。
【解決手段】 VoIP付加サービスを提供する機能がある機器からなるネットワーク(A)1と、VoIP付加サービスを提供する機能がない機器からなるネットワーク(B)2との間のVoIPメディアパケットはVoIPメディアプロキシサーバ3経由で送受信される。ネットワーク(A)1における付加サービス起動時に、VoIPメディアプロキシサーバ3内でサービスメディアパケットを作成してネットワーク(B)2に送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明はVoIPネットワーク、メディアプロキシサーバ及びそれらに用いる付加サービス提供方法に関し、特にVoIP(Voice over Internet Protocol)ネットワークにおいて付加サービスを提供する方法に関する。
VoIPネットワークを構築する場合には、全て同じ仕様、同じ機能を持ったVoIP機器で統一すると、サービス手順やサービス提供能力が同一であるため、ネットワーク全体としてVoIP機器の持っているサービス能力を十分に発揮することができる。
しかしながら、VoIP機器と一言で言っても、IP(Internet Protocol)電話機、IPゲートウェイ装置等の多種多様なメーカ仕様の装置があり、付加サービスを提供する機能が必ずしも統一されていない。
通常、通話の保留や転送といった付加サービスを起動する場合、接続先のVoIP機器が持つ機能等を意識することができないため、接続先のVoIP機器が付加サービス提供能力を持っていない場合、サービスを制限したり、サービスが起動されないように接続自体に制約を付けるしか方法がない。
ネットワークで接続する全てのVoIP機器は、ネットワーク内で使用される全ての付加サービス手順を実装する必要がある。ネットワーク内で使用される付加サービス手順としては、例えばSIP(Session Initiation Protocol)による付加サービス手順がある(例えば、非特許文献1参照)。
上記の方式では、ネットワークの全てのVoIP機器が付加サービス手順を実装することによって、ネットワーク全体で付加サービスを提供することが可能であるが、サービスの追加やネットワークの更新を一斉に実施することが必要であり、コストや時間が非常にかかり、現実的ではない。
また、標準プロトコルで構成されているネットワークの場合には、サービス手順の仕様が標準化されるのに時間を要したり、標準化されない等の理由によって、仕様が異なるVoIP機器間において、付加サービスまで充分に提供することができない。
但し、付加サービスの提供方法としては、VoIP機器に対してネットワーク内で使用される全ての付加サービス手順[例えば、ITU−T(International Telecommunication Union−Telecommunication Standardization Sector)勧告のH.323における付加サービス手順]が実装されている場合に、各VoIP機器における付加サービス手順のバージョンの違いを解消する方法も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−228680号公報 "Session Initiation Protocol service Examples draft−ietf−sipping−service−examples−06 2.1 Call Hold"(A.Johnston,et al.,Expires August 15,2004,pp.4−16)
上述した従来のネットワークでは、異なる種類のVoIP機器によってVoIPのネットワークを構築する場合、製造メーカや機器の仕様が異なることで、基本的な2者通話については接続することができても、保留や転送といったVoIP上の付加サービスは、片方の装置にたとえ提供する機能があったとしても、接続相手のVoIP機器が同等の付加サービス提供能力を持っていなければ、ネットワークとしてそのサービスを提供することができないという問題がある。この問題は、上記の特許文献1では解決することができない。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、接続相手を意識することなく、付加サービスを起動して実現することができるVoIPネットワーク、メディアプロキシサーバ及びそれらに用いる付加サービス提供方法を提供することにある。
本発明によるVoIPネットワークは、VoIP(Voice over Internet Protocol)機器からなるVoIPネットワークであって、前記VoIP機器において付加サービス起動時に前記付加サービスに対応するサービスメディアパケットを作成して被起動側のVoIP機器に転送するメディアプロキシサーバを備えている。
本発明によるメディアプロキシサーバは、VoIP(Voice over Internet Protocol)機器からなるVoIPネットワークに用いられるメディアプロキシサーバであって、前記VoIP機器において付加サービス起動時に前記付加サービスに対応するサービスメディアパケットを作成して被起動側のVoIP機器に転送する手段を備えている。
本発明による付加サービス提供方法は、VoIP(Voice over Internet Protocol)機器からなるVoIPネットワークに用いられる付加サービス提供方法であって、メディアプロキシサーバ側に、前記VoIP機器において付加サービス起動時に前記付加サービスに対応するサービスメディアパケットを作成して被起動側のVoIP機器に転送する処理を備えている。
すなわち、本発明のVoIPネットワークは、VoIP(Voice over Internet Protocol)メディアパケットをメディアプロキシサーバ経由で行い、付加サービス起動時にメディアプロキシサーバ内でサービスメディアパケットを作成して被起動側装置へ流すことを特徴としている。
本発明のVoIPネットワークでは、サービスメディアパケットの伝送路にVoIPメディアプロキシサーバを挿入することによって、付加サービス手順信号を使用することなく、保留音やメディアパスの切替えを行うことが可能となるため、接続相手を意識することなく、付加サービスを起動して実現することが可能となる。
本発明は、以下に述べるような構成及び動作とすることで、接続相手を意識することなく、付加サービスを起動して実現することができるという効果が得られる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によるVoIP(Voice over Internet Protocol)ネットワークの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例によるVoIPネットワークはネットワーク(A)1と、ネットワーク(B)2と、VoIPメディアプロキシサーバ[以下、VMD−プロキシ(PROXY)とする]3とから構成され、VMD−プロキシ3はインタフェースコントローラ(I/F A)3aとインタフェースコントローラ(I/F B)3bとを備えている。尚、ネットワーク(A)1及びネットワーク(B)2もそれぞれVoIPネットワークを表している。
ネットワーク(A)1はIP(Internet Protocol)電話機11,12と、IPゲートウェイ装置13と、呼制御サーバ14とから構成されている。IP電話機11,12、IPゲートウェイ装置13、呼制御サーバ14はそれぞれネットワーク(A)1内でユニークなIPアドレスが1つ付与されており、呼制御サーバ14はIP電話機11,12及びIPゲートウェイ装置13を制御し、ネットワーク(A)1内におけるVoIPサービスを提供している。
IP電話機11,12は音声のIPパケット化及びIPパケットの音声再生変換を行うことが可能な電話機であり、IPゲートウェイ装置13は企業網や公衆網といった回線交換網100とネットワーク(A)1との相互接続が可能であり、IP電話機11,12と同様に、音声のIPパケット化とIPパケットの音声再生変換とを行う機能を有している。
呼制御サーバ14は各VoIP機器(IP電話機11,12、IPゲートウェイ装置13)の基本呼接続の制御以外にも、保留や転送といったネットワーク(A)1内でのVoIP付加サービスを制御する機能を持っており、各VoIP機器もVoIP付加サービスを提供する機能を実装している。
ネットワーク(B)2も、上記のネットワーク(A)1と同様に、IP電話機21,22と、回線交換網200に接続するIPゲートウェイ装置23と、呼制御サーバ24とから構成されているが、VoIP基本接続のみを提供し、VoIP付加サービスを提供する機能がないため、保留や転送サービスは実施することができない。
本実施例は、インタフェースコントローラ(I/F A)3aとインタフェースコントローラ(I/F B)3bとを用いて、ネットワーク(A)1とネットワーク(B)2との間にVMD−プロキシ3を接続することによって、付加サービス提供能力を持たないネットワーク(B)2との接続においても、ネットワーク(A)1内のIP電話機11,12から保留や転送といったVoIP付加サービスを起動することが可能となり、ネットワーク(A)1内の機器からは接続先によらずVoIP付加サービスを起動、提供することが可能となる。
図2は図1のVMD−プロキシ3の構成を示すブロック図である。図2において、VMD−プロキシ3はパケット送受信部(A)31と、メッセージ制御部(A)32と、メディア制御部(A)33と、呼制御部(A)34と、メディア処理部(A)35と、パケット送受信部(B)36と、メッセージ制御部(B)37と、メディア制御部(B)38と、呼制御部(B)39と、メディア処理部(B)40と、共通呼制御部41と、サービスパケット処理部42との装置内処理モジュールから構成されている。
パケット送受信処理部(A)31及びパケット送受信処理部(B)36はパケットの送受信を行い、メッセージ制御部(A)32及びメッセージ制御部(B)37は呼接続関連メッセージの制御を行い、メディア制御部(A)33及びメディア制御部(B)38はメディアパス関連のメッセージ制御を行い、それぞれの上位モジュールである呼制御部(A)34及び呼制御部(B)39によって制御される。
メディア処理部(A)35及びメディア処理部(B)40では、それぞれメディア制御部(A)33及びメディア制御部(B)38によって指示を受け、メディアパケットの受信処理及び送信処理と、メディアパケットのヘッダ情報の書換え処理とを行う。
共通呼制御部41は呼制御部(A)34及び呼制御部(B)39からの呼制御メッセージを相互に転送する。サービスパケット処理部42ではメディア制御部(A)33及びメディア制御部(B)38からの指示によって、PB(Push Button)音や保留音、及び各種トーン等のVoIP付加サービスで使用する付加サービスメディアパケットの作成を行い、メディア処理部(A)35及びメディア処理部(B)40へ付加サービスメディアパケットの送信を行う。
メディア処理部(A)35及びメディア処理部(B)40は相互にメディアパケットの転送が可能である。また、メディア処理部(A)35及びメディア処理部(B)40はサービスパケット処理部42からのメディアパケットをパケット送受信部(A)31及びパケット送受信処理部(B)36へ送信することが可能である。
メディア処理部(A)35及びメディア処理部(B)40において、対向のメディア処理部(A)35及びメディア処理部(B)40からのメディアパケットを送信するか、それともサービスパケット処理部42からの付加サービスメディアパケットを送信するかは、全てメディア制御部(A)33及びメディア制御部(B)38からの指示にしたがって処理を行う。
各装置内処理モジュール、つまりパケット送受信部(A)31及びパケット送受信部(B)36、メッセージ制御部(A)32及びメッセージ制御部(B)37、メディア制御部(A)33及びメディア制御部(B)38、呼制御部(A)34及び呼制御部(B)39、メディア処理部(A)35及びメディア処理部(B)40はそれぞれ独立して動作することができる。
呼制御サーバ14にはVMD−プロキシP3に接続されかつIP電話機21の電話番号が蓄積されたデータベース(図示せず)を登録してあるものとし、発呼メッセージ及び応答メッセージにはVoIP通信で必要なIP電話機のメディア情報(IPアドレス、メディア受信ポート番号、コーディック)が含まれているものとする。
IP電話機11からIP電話機21の電話番号をダイアルすると、呼制御サーバ14はデータベースから受信番号を分析し、発呼メッセージをVMD−プロキシ3へ送信する。発呼メッセージを受信したVMD−プロキシ3は呼制御サーバ24へ発呼メッセージを送信し、呼制御サーバ24によってIP電話機21へ着信する。
IP電話機21で応答動作が行われると、呼制御サーバ24は応答メッセージをVMD−プロキシ3へ返信し、VMD−プロキシ3は応答メッセージを呼制御サーバ14へ返信し、呼制御サーバ14はIP電話機11へ相手が応答したことを指示する。これによって、IP電話機11及びIP電話機21は通話の呼を確立することが可能となる。
本実施例では、呼制御サーバ14から受信した発呼メッセージ中のIP電話機11のメディア情報を、VMD−プロキシ3のメディア情報に書換え、呼制御サーバ24から受信する応答メッセージ中のIP電話機21のメディア情報を、VMD−プロキシ3のメディア情報に書換えることで、メディアパケットをVMD−プロキシ3経由で転送することが特徴であり、メディアパケットをVMD−プロキシ3で自由に制御することによって、VoIP付加サービスを実現するものである。
VMD−プロキシ3では、発呼メッセージ中のIP電話機11のメディア情報を保存し、ネットワーク(B)2へ送信する発呼メッセージ中に、ネットワーク(B)2側とのメディアパスで使用するVMD−プロキシ3の情報を設定し、呼制御サーバ24へ発呼メッセージを送信する。これによって、呼制御サーバ24はネットワーク(B)2内のVoIP装置であるVMD−プロキシ3からの発信と認識する。ここで、上記のVMD−プロキシ3の情報としては、インタフェースコントローラ(I/F B)3bのIPアドレス、メディア受信ポート番号、コーディック情報を挙げることができる。
IP電話機21から応答動作を行うと、呼制御サーバ24はVMD−プロキシ3へIP電話機21のメディア情報を設定した応答メッセージを返信し、IP電話機21へVMD−プロキシ3とのメディアパスの開設を指示し、IP電話機21とVMD−プロキシ3との間のメディアパスが確立される。ここで、IP電話機21のメディア情報としては、IP電話機21のIPアドレス、メディア受信ポート番号、コーディック情報を挙げることができる。
呼制御サーバ24から応答メッセージを受信したVMD−プロキシ3は、応答メッセージ中のIP電話機21のメディア情報を保存し、ネットワーク(A)1側のメディアパスで使用するVMD−プロキシ3の情報を設定した応答メッセージを、呼制御サーバ14へ返信する。ここで、VMD−プロキシ3の情報としてはインタフェースコントローラ(I/F A)3aのIPアドレス、メディア受信ポート番号、コーディック情報を挙げることができる。
呼制御サーバ14はIP電話機11へ、メディアパスの接続先がVMD−プロキシ3であることを指示することによって、IP電話機11とVMD−プロキシ3との間のメディアパスを確立させる。
VMD−プロキシ3はIP電話機11と接続しているメディアパスとIP電話機21と接続しているメディアパスとを内部で接続し、それぞれのネットワークから受信するメディアパケットを反対のネットワーク側のメディアパスへと転送する。この時点で、IP電話機11とVMD−プロキシ3とIP電話機21との接続におけるVoIP通信が可能となる。
VMD−プロキシ3内ではメディアパケットを、音声データ部分をそのままで、メディアパケットのヘッダ部分のみの書換えを実施し、高速パケット転送を実施することによって、音声品質を損なうことなく、VoIP通信を行うことができる。
次に、VoIP付加サービス手順のうち、保留、転送動作を実施した場合の処理概要について説明する。IP電話機11とVMD−プロキシ3とIP電話機21とがVoIPの2者通話接続の状態から、IP電話機11がIP電話機21との接続中の呼をIP電話機12へ転送し、最終的にIP電話機12とIP電話機21との2者通話接続の状態となる処理動作について説明を行う。
この場合、IP電話機11から転送ボタン(図示せず)を押すことによって、呼制御サーバ14は保留動作が起動されたと認識し、IP電話機11の接続相手であるVMD−プロキシ3へIP電話機11と開設中のメディアパスの切断を指示する。
IP電話機11とのメディアパス切断が指示されたVMD−プロキシ3は、ネットワーク(A)1側と接続中のメディアパスを切断し、ネットワーク(A)1側より受信していたメディアパケットの代わりに、VMD−プロキシ3内で保留音メディアパケットを作成し、ネットワーク(B)2に接続しているIP電話機21とのメディアパスへ作成した保留音メディアパケットの送信を行う。
この時、保留音メディアパケットのRTP(Realtime Transport Protocol)ヘッダには、ネットワーク(A)1側より受信していたメディアパケット内のデータに連続させるためのシーケンスナンバ等の情報を含んでいる。尚、ネットワーク(A)1側より受信していたメディアパケットの転送時にも、それらのメディアパケットにはシーケンスナンバ等の情報を含むRTPヘッダが付加されている。
IP電話機21はVMD−プロキシ3より受信した保留音メディアパケットを再生し、保留音を聴取する。IP電話機21は単に再生するメディアパケットの音声データを再生すると、保留音が流れてくるだけである。この場合、IP電話機21ではIP電話機11からの音声データに連続し、かつその音声データの代わりに保留音が流れることとなる。
次に、IP電話機11は転送先のIP電話機12の電話番号をダイアルし、転送処理を行う。呼制御サーバ14はIP電話機12へ着信指示を起動するとともに、VMD−プロキシ3に対して、メディアパスの接続先をIP電話機12へ変更するように指示を行う。
メディアパス切替えの指示を受けたVMD−プロキシ3はIP電話機12とメディアパスの開設を行うとともに、ネットワーク(B)2側のIP電話機21へ送信していた保留音メディアパケットの作成及び送信を停止し、IP電話機12との間に開設した新しいメディアパスと、IP電話機21との間に開設中のメディアパスとを装置内部で接続する。
これによって、転送処理後のメディアパスの接続は、IP電話機12とVMD−プロキシ3とIP電話機21との通話へと変更となり、VoIP通信を行うことができる。
上述した一連のネットワーク(A)1側で実施されたIP電話機11、IP電話機12、VMD−プロキシ3、及び呼制御サーバ14間で実施されたVoIP付加サービス手順は、サービス起動元であるネットワーク(A)1内でのみ実施され、接続先のネットワーク(B)2配下のVoIP装置(IP電話機21、及び呼制御サーバ24)は、全く付加サービス手順の動作が発生せず、通話相手はIP電話機11からIP電話機12へと変わったが、あくまでIP電話機21はVMD−プロキシ3に接続している状態のままとなる。
IP電話機21で受信するメディアパケットの中身のデータが、IP電話機11の音声データからVMD−プロキシ3の保留音データ、そしてIP電話機12の音声データに変わっているだけであり、VoIP付加サービス手順を実装していないネットワーク(B)2においては、単なる2者通話接続のまま、付加サービスが起動されたことに気づかないまま、エンド・エンドのメディアパスを切替えることができる。
図3は本発明の一実施例によるメディア変換テーブルの構成を示す図であり、図4〜図6は本発明の一実施例によるVoIPネットワークの動作を示すシーケンスチャートである。これら図1〜図6を参照して、VMD−プロキシ3内の内部処理動作を基本通話接続動作について説明し、その後にVoIP付加サービス手順として保留、転送動作処理についての説明を行う。以下の説明では、ネットワーク(A)1をNW−A1と表し、ネットワーク(B)2をNW−B2と表わすものとする。
NW−A1からVMD−プロキシ3へ送信された発呼メッセージは(図4のa1)、パケット送受信処理部(A)31によってメッセージ制御部(A)32へ渡される。
メッセージ制御部(A)32は受信した発呼メッセージを呼制御部(A)34へ渡すことによって、VMD−プロキシ3はNW−A1から着信を受けたことを認識し(図4のa2)、新規の呼情報として、呼IDを発行し(図4のa3)、以後、この呼接続においては呼IDによって制御及び管理を行う。
受信した発呼メッセージ中にはメディアパス接続先のIP電話機11のメディア情報(IPアドレス、メディア受信ポート番号、及びコーディック情報)が乗っており、呼制御部(A)34は呼ID情報とともに、IP電話機11の情報をメディア制御部(A)33へ情報転送を行い、メディア制御部(A)33では、図3に示すメディア変換テーブル5へ呼ID毎にデータベースを登録する(図4のa4)。
メディア変換テーブル5は4つのフィールドに分かれており、「NW−A」→「VMD−プロキシ」方向のフィールド50と、「VMD−プロキシ」→「NW−B」方向のフィールド51と、「NW−B」→「VMD−プロキシ」方向のフィールド52と、「VMD−プロキシ」→「NW−A」方向のフィールド53とからなる。
上記の各フィールドは「宛先のIPアドレス」、「メディア受信ポート番号」、「コーディック情報」をそれぞれ格納し、フィールド内のパラメータによって呼IDを検索することも可能となっている。
受信したIP電話機11のメディア情報は、メディア変換テーブル5中の「VMD−プロキシ」→「NW−A」方向のフィールド53に宛先情報として登録される。
呼制御部(A)34は発呼メッセージを呼ID情報とともに、共通呼制御部41へ転送し、共通呼制御部41ではNW−B2への発呼メッセージを作成し(図4のa5)、そのメッセージを呼ID情報とともに呼制御部(B)39へ転送する。
呼制御部(B)39ではNW−B2への発信と認識し、NW−B2とのメディアパスで使用する、VMD−プロキシ情報を発呼メッセージへ組込み、その発呼メッセージをメッセージ制御部(B)37へ転送するとともに、メディア制御部(B)38へ発呼メッセージに設定したメディアパスで使用するVMD−プロキシ3のメディア情報を呼IDとともに転送する。この場合、呼ID情報は呼制御(A)34で発行した呼IDと同一とする。ここで、VMD−プロキシ情報としては、インタフェースコントローラ(I/F B)3bのIPアドレス、メディア受信ポート番号、使用コーディック情報を挙げることができる。
メディアパス情報を受信したメディア制御部(B)38では、図3に示すメディア変換テーブル5中の「NW−B」→「VMD−プロキシ」方向のフィールド52に宛先情報として保存される(図4のa6)。発呼メッセージを受け取ったメッセージ制御部(B)37では、その発呼メッセージをパケット送受信部(B)36を介してNW−B2に送信する(図4のa7)。
NW−B2内では呼制御サーバ24によってIP電話機21へ着信指示を行う(図4のa8)。着信指示を受けたIP電話機21はVMD−プロキシ3からの着信を認識し、応答動作を行うことによって、応答メッセージが呼制御サーバ24経由でVMD−プロキシ3へと返信される(図4のa9,a10)。応答メッセージには、IP電話機21のIPアドレス、メディア受信ポート番号、及びコーディック情報が設定されているものとする。
VMD−プロキシ3においてNW−B2から受信した応答メッセージは、パケット送受信部(B)36、メッセージ制御部(B)37を介して呼制御部(B)39に渡され、応答メッセージを受信した呼制御部(B)39では応答メッセージから呼ID情報を導き、NW−B2のIP電話機21へ発信した呼に対する応答と認識する(図4のa11)。
呼制御部(B)39は応答メッセージ中のIP電話機21のIPアドレス、メディア受信ポート番号、及びコーディック情報を呼ID情報とともに、メディア制御部(B)38へ送信し、応答メッセージを呼ID情報とともに共通呼制御部41へ送信する。
情報を受信したメディア制御部(B)38では、呼IDを基に、図3に示すメディア変換テーブル5中の「VMD−プロキシ」→「NW−B」方向のフィールド51に宛先情報として保存する(図4のa12)。
共通呼制御部41では受信した応答メッセージからNW−A1側への応答メッセージを作成し(図4のa13)、その応答メッセージを呼ID情報とともに呼制御部(A)34へ送信する。
呼制御部(A)34では呼ID情報から発信処理を行った呼に対する応答と認識し、NW−A1側のメディアパスで使用するインタフェースコントローラ(I/F A)3aのIPアドレス、メディア受信ポート番号、及びコーディック情報を応答メッセージに組込み、メッセージ制御部(A)32へ転送するとともに、メディア情報を呼IDとともにメディア制御部(A)33へ送信する。
情報を受信したメディア制御部(A)33では、図3に示すメディア変換テーブル5中の「NW−A」→「VMD−プロキシ」方向のフィールド50へ宛先情報として登録を行う(図4のa14)。応答メッセージを受信したメッセージ制御部(A)32は、その応答メッセージをパケット送受信部(A)31を介してNW−A1へ送信する(図4のa15)。
応答メッセージを受信した呼制御サーバ14では、IP電話機11に対してVMD−プロキシ3へのメディア送信を指示する。IP電話機11は呼制御サーバ14から通知された接続先情報によってVMD−プロキシ3へメディアパケットの送信を開始する(図4のa16)。NW−B2側でも、上記のNW−A1側と同様に、IP電話機21が呼制御サーバ24からの接続先情報に基づき、VMD−プロキシ3へのメディアパケットの送信を開始する(図4のa17)。
IP電話機11が送信したメディアパケットは、NW−A1を介してVMD−プロキシ3のパケット送受信部(A)31で受信され、メディア処理部(A)35へと転送される(図5のb1)。
メディア処理部(A)35では受信したメディアパケットの宛先情報(IPアドレス、ポート番号)から、メディア変換テーブル5の「NW−A」→「VMD−プロキシ」方向のフィールド50を検索し、テーブル情報があれば、呼ID情報を発見し(図5のb2)、メディア変換テーブル5を使用して、「VMD−プロキシ」→「NW−B」方向のフィールド51の宛先情報で、受信したメディアパケットの宛先情報部分を書換える(図5のb3)。この時、受信したメディアパケットにはシーケンスナンバ等の情報を含むRTPヘッダが付加される。
メディア処理部(A)35は書換え完了後に、メディアパケットをパケット送受信部(B)36へ転送し、そのメディアパケットをパケット送受信部(B)36を介してNW−B2へ送信する(図5のb4)。
上記と同様に、NW−B2から受信したメディアパケットはメディア処理部(B)40によって、受信したパケットの宛先情報(IPアドレス、ポート番号)からメディア変換テーブル5中の「NW−B」→「VMD−プロキシ」方向のフィールド52を検索し、発見した呼ID情報から「VMD−プロキシ」→「NW−A」方向のフィールド53の宛先情報で、受信したメディアパケットの宛先情報部分を書換える(図5のb11〜b13)。
この時、受信したメディアパケットには、上記と同様に、シーケンスナンバ等の情報を含むRTPヘッダが付加される。書換えられたメディアパケットはパケット送受信部(A)31を介してNW−A1へ送信される(図5のb14)。
このメディアパケットの書換え、転送はメディア制御部(A)33及びメディア制御部(B)38から停止指示があるまで繰り返し実施される。IP電話機11、IP電話機21はそれぞれ受信したメディアパケットを再生することによって、VMD−プロキシ3を介してVoIP通信を行うことが可能となる。
次に、IP電話機11とIP電話機21とがVMD−プロキシ3を介してVoIP通信を行っている際に、IP電話機11から転送動作を開始し、IP電話機12へと転送する場合のVMD−プロキシ3内部の動作処理について説明する。IP電話機11から転送ボタンが押下されることによって、呼制御サーバ14は保留動作が起動したことを認識し、VMD−プロキシ3及びIP電話機11にメディアパスの切断を指示し、VMD−プロキシ3に保留音接続指示メッセージを送信する(図6のc1,c2)。
VMD−プロキシ3において、保留音接続指示メッセージは、パケット送受信部(A)31、メッセージ制御部(A)32を経由して呼制御部(A)34に送られる。呼制御部(A)34は保留音接続指示メッセージの呼IDによって、NW−A1側より通信中の呼に対して保留動作が起動されたことを認知し(図6のc3)、メディア制御部(A)33へ呼ID情報と保留音接続の指示とを転送する。
メディア制御部(A)33では、サービスパケット処理部42へ保留音メディアパケットの作成指示及び呼IDを転送するとともに、メディア変換テーブル5中のサービス起動フラグ54を設定する(図6のc4)。メディア処理部(A)35では受信メディアパケットの宛先情報よりメディア変換テーブル5中のサービス起動フラグ54が設定されていることを検出すると、受信したメディアパケットを廃棄するものとする。
保留音接続指示を受けたサービスパケット処理部42では、呼ID情報よりメディア変換テーブル5中のサービス起動フラグ54が設定されていることを確認すると、「VMD−プロキシ」→「NW−B」方向のフィールド51の宛先情報を保留音メディアパケットに付与し(図6のc5)、メディア処理部(B)40へと転送する。
サービスパケット処理部42ではコーディック情報に基づいた保留音データの作成及び周期によってパケットを作成する(図6のc6)。メディア処理部(B)40はパケット送受信部(B)36を経由して、NW−B2へ保留音メディアパケットを送信する(図6のc7)。
NW−B2においてIP電話機21では、受信したメディアパケット(保留音メディアパケット)を再生することによって、保留音を聴取する(図6のc9)。
IP電話機11より転送先のIP電話機12の電話番号をダイアルすることによって、呼制御サーバ14はIP電話機12を呼出し、IP電話機12が応答することによって、IP電話機11とIP電話機12とのVoIP通話が確立し、VMD−プロキシ3は保留状態となる(図6のc8)。
IP電話機11が復旧し(図6のc10)、転送動作を完了すると、呼制御サーバ14はIP電話機12にメディアの接続先をVMD−プロキシ3へと変更するように指示し、同様に、VMD−プロキシ3に、保留音の送信停止及びIP電話機12とのメディアパスの開設を指示するために、メディア接続指示メッセージを送信する(図6のc11)。メディアパス接続指示には、IP電話機12のIPアドレス、メディア受信ポート番号、及びコーディック情報が乗っているものとする。
VMD−プロキシ3においてメディア接続指示メッセージは、パケット送受信部(A)31、メッセージ制御部(A)32を経由して呼制御部(A)34へ転送される。呼制御部(A)34は保留中が解除され、あらたなメディアパスの開設要求と認識し(図6のc12)、メディア制御部(A)33へ呼IDとともに送信する。
メディア制御部(A)33ではサービスパケット処理部42へ保留音メディアパケットの作成の停止を要求し(図6のc13)、受信した新しいメディア接続パスの情報をメディア変換テーブル5の「VMD−プロキシ」→「NW−A」方向のフィールド53の宛先情報をIP電話機12の情報に書換え、サービス起動フラグ54をクリアする(図6のc14)。
以降、メディア処理部(A)35及びメディア処理部(B)40は変更後のメディア変換テーブル5を参照し、NW−B2から受信したパケットを、「VMD−プロキシ」→「NW−A」方向のフィールド53の宛先情報によって、IP電話機12へと宛先を変更して送信し、IP電話機12から受信したメディアパケットを、「VMD−プロキシ」→「NW−B」方向のフィールド51を使用して送信する。
したがって、本実施例では、上述した書換えと転送とを行うことによって、IP電話機12とVMD−プロキシ3とIP電話機21との間におけるVoIP通信を行うことができる。
本実施例では、保留、転送動作の処理について説明を行っているが、これら以外の各種VoIP付加サービス(例えば、3者通話、ピックアップ等のサービス)についても、サービス起動元のネットワーク内でのみ処理を実施するため、被サービス起動側では、VMD−プロキシ3との2者通話の状態から何も変わることがなく、付加サービスを受けることが可能となる。よって、サービス起動元では接続相手の付加サービス提供能力を意識することなく、付加サービスを起動することが可能となる。
本実施例では、VoIP付加サービス提供能力を持っていない機器との接続においても、付加サービス起動元のネットワーク仕様、手順に基づき、保留や転送、その他サービスを実現することが可能となる。
また、本実施例では、接続先のネットワーク及びVoIP機器の機能に依存しないため、ネットワーク内の新サービスの追加を容易に実現することが可能となり、接続先のネットワークやVoIP機器は新サービス手順の実装が不要となり、それらの間に挿入するVMD−プロキシ3に新サービス手順を実装するだけであるため、コスト的にも安価に、新しい付加サービスを早期に提供することが可能となる。
さらに、本実施例では、VoIP付加サービス提供能力を持つネットワーク(A)1と、VoIP付加サービス提供能力を持たないネットワーク(B)2との間にVMD−プロキシ3を挿入しているが、例えばネットワーク(A)1内にVoIP付加サービス提供能力を持つ機器とVoIP付加サービス提供能力を持たない機器とが混在する場合にも、ネットワーク(A)1の外部または内部にVMD−プロキシ3を挿入することで対応することができる。
図7は本発明の他の実施例によるVMD−プロキシの構成を示すブロック図である。図7において、本発明の他の実施例は共通呼制御部41及びサービスパケット処理部42の代わりに、呼制御プロトコル変換部61及びサービスパケット処理部62を設けた以外は図2に示す本発明の一実施例によるVMD−プロキシ3と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。
本発明の他の実施例では、そのシステム構成が図1に示す本発明の一実施例によるVoIPネットワークと同様の構成となっているが、ネットワーク(A)1及びネットワーク(B)2における呼制御プロトコルが異なり、ネットワークアドレス体系も全く異なっているものとする。
図8〜図10は本発明の他の実施例によるVoIPネットワークの動作を示すシーケンスチャートである。これら図1と図7〜図10とを参照して本発明の他の実施例によるVoIPネットワークの動作について説明する。尚、VMD−プロキシ6は図3に示すメディア変換テーブル5を使用するものとする。また、以下の説明では、ネットワーク(A)1をNW−A1と表し、ネットワーク(B)2をNW−B2と表わすものとする。
IP電話機11からIP電話機21の電話番号をダイアルすると、NW−A1の呼制御サーバ14はデータベース(図示せず)より受信番号を分析し、発呼メッセージをVMD−プロキシ6へと送信する(図8のd1)。
発呼メッセージを受信したVMD−プロキシ6はNW−B2の呼制御サーバ24へと発呼メッセージを送信し(図8のd2)、呼制御サーバ24からIP電話機21へと着信する(図8のd3)。
IP電話機21から応答動作を行うと(図8のd4)、呼制御サーバ24は応答メッセージをVMD−プロキシ6へと返信する(図8のd5)。VMD−プロキシ6は応答メッセージをNW−A1の呼制御サーバ14へと返信する(図8のd6)。
呼制御サーバ14はIP電話機11へ相手が応答したことを指示することによって、IP電話機11とIP電話機21とは通話の呼を確立することが可能となる(図8のd7)。
次に、上記の図1と図3と図7と図9と図10とを参照してVMD−プロキシ6の内部処理の動作について説明する。
NW−A1からVMD−プロキシ6へと送信された発呼メッセージは(図9のe1)、パケット送受信処理部(A)31によってメッセージ制御部(A)32へと渡される。
メッセージ制御部(A)32は受信した発呼メッセージを呼制御部(A)34へと渡すことによって、VMD−プロキシ6ではNW−A1から着信を受けたことを認識し(図9のe2)、新規の呼情報として、呼IDを発行し(図9のe3)、以後、この呼接続においては呼IDによって制御及び管理を行う。
受信した発呼メッセージ中にはメディアパス接続先のIP電話機11のメディア情報(IPアドレス、メディア受信ポート番号、及びコーディック情報)が乗っており、呼制御部(A)34は呼ID情報とともに、IP電話機11の情報をメディア制御部(A)33へと転送する。
メディア制御部(A)33では、図3に示すメディア変換テーブル5へ呼ID毎にデータベースを登録する(図9のe4)。メディア変換テーブル5は4つのフィールドに分かれており、「NW−A」→「VMD−プロキシ」方向のフィールド50と、「VMD−プロキシ」→「NW−B」方向のフィールド51と、「NW−B」→「VMD−プロキシ」方向のフィールド52と、「VMD−プロキシ」→「NW−A」方向のフィールド53とからなる。
上記の各フィールドは「宛先のIPアドレス」、「メディア受信ポート番号」、「コーディック情報」をそれぞれ格納し、フィールド内のパラメータによって、呼IDを検索することも可能となっている。
メディア制御部(A)33は、受信したIP電話機11のメディア情報を、メディア変換テーブル5中の「VMD−プロキシ」→「NW−A」方向のフィールド53に宛先情報として登録する(図9のe5)。
呼制御部(A)34は発呼メッセージを呼ID情報とともに呼制御プロトコル変換部61へ転送し、呼制御プロトコル変換部61ではNW−B2で使用されているプロトコル手順にのっとり、発呼メッセージを作成し(図9のe6)、そのメッセージを呼ID情報とともに呼制御部(B)39に転送する。
呼制御部(B)39ではNW−B2への発信と認識し、NW−B2とのメディアパスで使用するVMD−プロキシ情報を発呼メッセージへ組込み、その発呼メッセージをメッセージ制御部(B)37に転送するとともに、発呼メッセージに設定したメディアパスで使用するVMD−PROXYのメディア情報を呼IDとともにメディア制御部(B)38に転送する。この場合、呼ID情報は呼制御部(A)34で発行した呼IDと同一とする。ここで、VMD−プロキシ情報としては、インタフェースコントローラ(I/F B)3bのIPアドレス、メディア受信ポート番号、使用コーディック情報を挙げることができる。
メディアパス情報を受信したメディア制御部(B)38では、そのメディアパス情報を図3に示すメディア変換テーブル5中の「NW−B」→「VMD−プロキシ」方向のフィールド52に宛先情報として保存する(図9のe7)。発呼メッセージを受取ったメッセージ制御部(B)37では、その発呼メッセージをパケット送受信部(B)36を介してNW−B2に送信する(図9のe8)。
NW−B2内では呼制御サーバ24によってIP電話機21へ着信指示を行う(図9のe9)。着信指示を受けたIP電話機21はVMD−プロキシ6からの着信を認識し、応答動作を行うことによって(図9のe10)、応答メッセージが呼制御サーバ24経由でVMD−プロキシ6へと返信される(図9のe11)。応答メッセージにはIP電話機21のIPアドレス、メディア受信ポート番号、及びコーディック情報が設定されているものとする。
VMD−プロキシ6においてNW−B2から受信した応答メッセージは、パケット送受信部(B)36、メッセージ制御部(B)37を介して呼制御部(B)39に渡される。応答メッセージを受信した呼制御部(B)39ではその応答メッセージから呼ID情報を導き、NW−B2のIP電話機21へ発信した呼に対する応答と認識する(図9のe12)。
呼制御部(B)39は応答メッセージ中のIP電話機21のIPアドレス、メディア受信ポート番号、及びコーディック情報を呼ID情報とともに、メディア制御部(B)38に送信し、応答メッセージを呼ID情報とともに呼制御プロトコル変換部61に送信する。
情報を受信したメディア制御部(B)38では呼IDを基に、図3に示すメディア変換テーブル5中の「VMD−プロキシ」→「NW−B」方向のフィールド51に宛先情報として保存する(図9のe13)。
呼制御プロトコル変換部61では、受信した応答メッセージをネットワークA側で使用しているプロトコル手順にのっとった応答メッセージを作成し(図9のe14)、その応答メッセージを呼ID情報とともに呼制御部(A)34に送信する。
呼制御部(A)34では呼ID情報から発信処理を行った呼に対する応答と認識し、NW−A1側のメディアパスで使用するインタフェースコントローラ(I/F A)3aのIPアドレス、メディア受信ポート番号、及びコーディック情報を応答メッセージに組込み、その応答メッセージをメッセージ制御部(A)32に転送するとともに、メディア情報を呼IDとともにメディア制御部(A)33に送信する。
情報を受信したメディア制御部(A)33では、図3に示すメディア変換テーブル5中の「NW−A」→「VMD−プロキシ」方向のフィールド50に宛先情報として登録を行う(図9のe15)。応答メッセージを受信したメッセージ制御部(A)32はパケット送受信部(A)31を介してNW−A1へ応答メッセージを送信する(図9のe16)。
呼制御サーバ14は応答メッセージを受信すると、IP電話機11へVMD−プロキシ6へのメディアの送信を指示する。IP電話機11は呼制御サーバ14から通知された接続先情報によって、VMD−プロキシ6へのメディアパケットの送信を開始する(図9のe17)。NW−B2側も、上記のNW−A1側と同様に、IP電話機21が呼制御サーバ24からの接続先情報に基づき、VMD−プロキシ6へのメディアパケットの送信を開始する(図9のe18)。
IP電話機11が送信したメディアパケットはNW−A1からVMD−プロキシ6へと送信され(図10のf1)、VMD−プロキシ6のパケット送受信部(A)31で受信され、メディア処理部(A)35へと転送される。メディア処理部(A)35では受信したメディアパケットの宛先情報(IPアドレス、ポート番号)から、メディア変換テーブル5中の「NW−A」→「VMD−プロキシ」方向のフィールド50を検索し、テーブル情報があれば、呼ID情報を発見する(図10のf2)。
メディア処理部(A)35はメディア変換テーブル5を使用し、「VMD−プロキシ」→「NW−B」方向のフィールド51の宛先情報で、受信パケットの宛先情報部分を書換える(図10のf3)。この時、受信したメディアパケットにはシーケンスナンバ等の情報を含むRTPヘッダが付加される。
メディア処理部(A)35は書換え完了後に、メディアパケットをパケット送受信部(B)36へ転送し、パケット送受信部(B)36を介してNW−B2に送信する(図10のf4)。
上記と同様に、VMD−プロキシ6のパケット送受信部(B)36はNW−B2から受信したメディアパケットの宛先情報(IPアドレス、ポート番号)から、メディア変換テーブル5中の「NW−B」→「VMD−プロキシ」方向のフィールド52を検索し、発見した呼ID情報を基に、「VMD−プロキシ」→「NW−A」方向のフィールド53の宛先情報で、受信したメディアパケットの宛先情報部分を書換える(図10のf11〜f13)。
この場合にも、受信したメディアパケットには、上記と同様に、シーケンスナンバ等の情報を含むRTPヘッダが付加される。宛先情報部分が書換えられたメディアパケットは、パケット送受信部(A)31を介してNW−A1へと送信される。このメディアパケットの書換え、転送はメディア制御部(A)33及びメディア制御部(B)38から停止指示があるまで繰り返し実施される。
IP電話機11、IP電話機21はそれぞれ受信したメディアパケットを再生することによって、相互にVMD−プロキシ6を介してVoIP通信を行うことが可能となる。
本実施例では、VMD−プロキシ6によるプロトコル変換処理について説明を行っているが、保留、転送動作の処理、これら以外の各種VoIP付加サービス(例えば、3者通話、ピックアップ等のサービス)についても、サービス起動元のネットワーク内でのみ処理を実施するため、被サービス起動側では、VMD−プロキシ6との2者通話の状態から何も変わることがなく、付加サービスを受けることが可能となる。よって、サービス起動元では接続相手の付加サービス提供能力を意識することなく、付加サービスを起動することが可能となる。
また、本実施例では、接続先のネットワーク及びVoIP機器の機能に依存しないため、ネットワーク内の新サービスの追加を容易に実現することが可能となり、接続先のネットワークやVoIP機器は新サービス手順の実装が不要となり、それらの間に挿入するVMD−プロキシ6に新サービス手順を実装するだけであるため、コスト的にも安価に、新しい付加サービスを早期に提供することが可能となる。
さらに、本実施例では、VoIP付加サービス提供能力を持つネットワーク(A)1と、VoIP付加サービス提供能力を持たないネットワーク(B)2との間にVMD−プロキシ6を挿入しているが、例えばネットワーク(A)1内にVoIP付加サービス提供能力を持つ機器とVoIP付加サービス提供能力を持たない機器とが混在する場合にも、ネットワーク(A)1の外部または内部にVMD−プロキシ6を挿入することで対応することができる。
本発明の一実施例によるVoIPネットワークの構成を示すブロック図である。 図1のVMD−プロキシの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例によるメディア変換テーブルの構成を示す図である。 本発明の一実施例によるVoIPネットワークの動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の一実施例によるVoIPネットワークの動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の一実施例によるVoIPネットワークの動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の他の実施例によるVMD−プロキシの構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施例によるVoIPネットワークの動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の他の実施例によるVoIPネットワークの動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の他の実施例によるVoIPネットワークの動作を示すシーケンスチャートである。
符号の説明
1 ネットワーク(A)
2 ネットワーク(B)
3,6 VoIPメディアプロキシサーバ
3a インタフェースコントローラ(I/F A)
3b インタフェースコントローラ(I/F B)
5 メディア変換テーブル
21,22 IP電話機
13,23 IPゲートウェイ装置
14,24 呼制御サーバ
31 パケット送受信部(A)
32 メッセージ制御部(A)
33 メディア制御部(A)
34 呼制御部(A)
35 メディア処理部(A)
36 パケット送受信部(B)
37 メッセージ制御部(B)
38 メディア制御部(B)
39 呼制御部(B)
40 メディア処理部(B)
41 共通呼制御部
42 サービスパケット処理部
50 「NW−A」→「VMD−プロキシ」方向のフィールド
51 「VMD−プロキシ」→「NW−B」方向のフィールド
52 「NW−B」→「VMD−プロキシ」方向のフィールド
53 「VMD−プロキシ」→「NW−A」方向のフィールド
54 サービス起動フラグ
61 呼制御プロトコル変換部
62 サービスパケット処理部
100,200 回線交換網

Claims (18)

  1. VoIP(Voice over Internet Protocol)機器からなるVoIPネットワークであって、前記VoIP機器において付加サービス起動時に前記付加サービスに対応するサービスメディアパケットを作成して被起動側のVoIP機器に転送するメディアプロキシサーバを有することを特徴とするVoIPネットワーク。
  2. 前記メディアプロキシサーバは、前記サービスメディアパケットの伝送路上に配設されたことを特徴とする請求項1記載のVoIPネットワーク。
  3. 前記メディアプロキシサーバは、前記VoIP機器との間に個別にメディアパスを設定することを特徴とする請求項1または請求項2記載のVoIPネットワーク。
  4. 前記メディアパスの接続先情報を管理するためのメディア変換テーブルを含み、
    前記メディアプロキシサーバは、前記メディア変換テーブルを用いて前記サービスメディアパケットを含むメディアパケットの転送を行うことを特徴とする請求項3記載のVoIPネットワーク。
  5. 前記VoIP機器間の呼制御におけるプロトコルを変換する手段を前記メディアプロキシサーバに含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか記載のVoIPネットワーク。
  6. 前記付加サービスは、少なくともVoIP通信の保留及び転送を含むことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか記載のVoIPネットワーク。
  7. VoIP(Voice over Internet Protocol)機器からなるVoIPネットワークに用いられるメディアプロキシサーバであって、前記VoIP機器において付加サービス起動時に前記付加サービスに対応するサービスメディアパケットを作成して被起動側のVoIP機器に転送する手段を有することを特徴とするメディアプロキシサーバ。
  8. 前記サービスメディアパケットの伝送路上に配設されたことを特徴とする請求項7記載のメディアプロキシサーバ。
  9. 前記VoIP機器との間に個別にメディアパスを設定することを特徴とする請求項7または請求項8記載のメディアプロキシサーバ。
  10. 前記メディアパスの接続先情報を管理するためのメディア変換テーブルを用いて前記サービスメディアパケットを含むメディアパケットの転送を行うことを特徴とする請求項9記載のメディアプロキシサーバ。
  11. 前記VoIP機器間の呼制御におけるプロトコルを変換する手段を含むことを特徴とする請求項7から請求項10のいずれか記載のメディアプロキシサーバ。
  12. 前記付加サービスは、少なくともVoIP通信の保留及び転送を含むことを特徴とする請求項7から請求項11のいずれか記載のメディアプロキシサーバ。
  13. VoIP(Voice over Internet Protocol)機器からなるVoIPネットワークに用いられる付加サービス提供方法であって、メディアプロキシサーバ側に、前記VoIP機器において付加サービス起動時に前記付加サービスに対応するサービスメディアパケットを作成して被起動側のVoIP機器に転送する処理を有することを特徴とする付加サービス提供方法。
  14. 前記メディアプロキシサーバを前記サービスメディアパケットの伝送路上に配設したことを特徴とする請求項13記載の付加サービス提供方法。
  15. 前記メディアプロキシサーバが前記VoIP機器との間に個別にメディアパスを設定することを特徴とする請求項13または請求項14記載の付加サービス提供方法。
  16. 前記メディアプロキシサーバが、前記メディアパスの接続先情報を管理するためのメディア変換テーブルを用いて前記サービスメディアパケットを含むメディアパケットの転送を行うことを特徴とする請求項15記載の付加サービス提供方法。
  17. 前記メディアプロキシサーバ側に、前記VoIP機器間の呼制御におけるプロトコルを変換する処理を含むことを特徴とする請求項13から請求項16のいずれか記載の付加サービス提供方法。
  18. 前記付加サービスが、少なくともVoIP通信の保留及び転送を含むことを特徴とする請求項13から請求項17のいずれか記載の付加サービス提供方法。
JP2004177697A 2004-06-16 2004-06-16 VoIPネットワーク、メディアプロキシサーバ及びそれらに用いる付加サービス提供方法 Pending JP2006005501A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004177697A JP2006005501A (ja) 2004-06-16 2004-06-16 VoIPネットワーク、メディアプロキシサーバ及びそれらに用いる付加サービス提供方法
CA 2509856 CA2509856A1 (en) 2004-06-16 2005-06-13 Voip network, media proxy server, and method of providing additional services used in them
EP20050105168 EP1608127A1 (en) 2004-06-16 2005-06-13 VoIP network, media Proxy Server, and method of providing additional services used in them
US11/152,072 US20050281274A1 (en) 2004-06-16 2005-06-15 VoIP network, media proxy server, and method of providing additional services used in them
CNB2005100781789A CN100469051C (zh) 2004-06-16 2005-06-16 VoIP网络、媒体服务器及提供在其中使用的附加服务的方法
AU2005202617A AU2005202617A1 (en) 2004-06-16 2005-06-16 VoIP network, media proxy server, and method of providing additional services used in them

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004177697A JP2006005501A (ja) 2004-06-16 2004-06-16 VoIPネットワーク、メディアプロキシサーバ及びそれらに用いる付加サービス提供方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006005501A true JP2006005501A (ja) 2006-01-05

Family

ID=34940153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004177697A Pending JP2006005501A (ja) 2004-06-16 2004-06-16 VoIPネットワーク、メディアプロキシサーバ及びそれらに用いる付加サービス提供方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20050281274A1 (ja)
EP (1) EP1608127A1 (ja)
JP (1) JP2006005501A (ja)
CN (1) CN100469051C (ja)
AU (1) AU2005202617A1 (ja)
CA (1) CA2509856A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008294957A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Oki Electric Ind Co Ltd メディア変換システム、メディア変換方法、メディア変換プログラム、呼制御装置及びメディア変換装置
JP2009296261A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Hitachi Kokusai Electric Inc 通信システム

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8832280B2 (en) * 2007-06-29 2014-09-09 Microsoft Corporation Interactive connectivity establishment for non-enabled endpoints
US20120144013A1 (en) * 2010-12-01 2012-06-07 Cisco Technology, Inc. Discovery of on-path services for media flows

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0994616A2 (en) * 1998-10-16 2000-04-19 Siemens Information and Communication Networks Inc. Apparatus and method for providing enhanced supplementary services in telephony-over-lan-systems
US6987769B1 (en) * 1999-09-08 2006-01-17 Qwest Communications International Inc. System and method for dynamic distributed communication
WO2001076276A2 (en) * 2000-04-05 2001-10-11 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Telecommunications network integrating cellular, packet-switched, and voice-over-ip infrastructures
US7209473B1 (en) * 2000-08-18 2007-04-24 Juniper Networks, Inc. Method and apparatus for monitoring and processing voice over internet protocol packets
US20030043787A1 (en) * 2001-09-04 2003-03-06 Emerson Harry E. Interactive device control system for integrating the internet with the public switched telephone network
US7266591B1 (en) * 2001-12-17 2007-09-04 Verizon Business Global Llc Providing content delivery during a call hold condition
US7463620B2 (en) * 2002-09-10 2008-12-09 3Com Corporation Architecture and method for controlling features and services in packet-based networks

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008294957A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Oki Electric Ind Co Ltd メディア変換システム、メディア変換方法、メディア変換プログラム、呼制御装置及びメディア変換装置
JP2009296261A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Hitachi Kokusai Electric Inc 通信システム

Also Published As

Publication number Publication date
AU2005202617A1 (en) 2006-01-12
EP1608127A1 (en) 2005-12-21
CA2509856A1 (en) 2005-12-16
CN100469051C (zh) 2009-03-11
US20050281274A1 (en) 2005-12-22
CN1713619A (zh) 2005-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2012516B1 (en) Customised playback telephony services
US7123697B2 (en) Method and system for providing a call answering service between a source telephone and a target telephone
EP1483888B1 (en) Apparatus and method for computer telephone integration in packet switched telephone networks
US8184789B2 (en) Apparatus, system, and method for automated call initiation
US20090190507A1 (en) System, device and method for implementing special call service
US9398160B2 (en) Method and communication terminal for providing VoIP
JP2007006047A (ja) 音声ip電話方法と装置。
WO2005010712A2 (en) Method and system for suppressing early media in a communications network
JP2005129980A (ja) ネットワーク、構内交換機、無線lan端末及びそれに用いるマルチプロトコル通信端末制御方法
JP2007013726A (ja) サーバ装置
US20030206551A1 (en) System and method for providing hybrid voice and packet data services to a mobile telecommunications device
CN101459735A (zh) 一种彩铃、彩像业务的实现方法及系统
JP4227846B2 (ja) マルチメディアデータ転送システム、呼接続制御装置及びそれらに用いる端末連携方法並びにそのプログラム
US20050141674A1 (en) Monitoring a telephone call via conferencing
EP1608127A1 (en) VoIP network, media Proxy Server, and method of providing additional services used in them
EP1817682B1 (en) Providing a proxy server feature at an endpoint
JP4191183B2 (ja) Ip電話システム、パケット変換装置およびパケット変換方法
JP2001223747A (ja) 保留制御機能を備えた通信装置・中継装置及びその保留制御方法
US7539177B2 (en) Call hold/terminal portability in H.323/ISUP-BICC-SIP networks
JP2005020676A (ja) 電話通信方法及び装置
JP2007174003A (ja) 代理応答端末およびシステム
KR100941753B1 (ko) 수신자가 지정한 통화 연결음을 제공하는 인터넷 전화서비스 시스템 및 방법
JP2004222013A (ja) インターネットプロトコル電話システム
JP2012015568A (ja) サーバ装置及びそのdtmf通知方法
JP2005086243A (ja) ゲートウェイ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070308

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090414

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090818