JP2012015417A - 固体撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】感度低下の抑制に加え、空乏化の抑制、暗時出力のバラつき抑制、及び画素信号の変動による素子変化の抑制が可能な固体撮像装置を提供すること。
【解決手段】第1半導体層24内で生成された電子を蓄積する第1蓄積部21と、電気的に浮遊状態の第2拡散層23と、第1読出電極22と、を含む第1受光層と、第2半導体層71を備え、前記第2半導体層上に設けられ、回路を含む回路層70と、前記第2半導体層を貫通しつつ、前記第1読出電極または前記第2拡散層と前記回路とを接続する第1電極CP2とを具備し、前記第1電極は、前記第2半導体層内において順に内部絶縁膜100、外部導電膜101、及び外部絶縁膜102によって被膜され、且つこの外部導電膜の電位は一定である。
【選択図】図5
【解決手段】第1半導体層24内で生成された電子を蓄積する第1蓄積部21と、電気的に浮遊状態の第2拡散層23と、第1読出電極22と、を含む第1受光層と、第2半導体層71を備え、前記第2半導体層上に設けられ、回路を含む回路層70と、前記第2半導体層を貫通しつつ、前記第1読出電極または前記第2拡散層と前記回路とを接続する第1電極CP2とを具備し、前記第1電極は、前記第2半導体層内において順に内部絶縁膜100、外部導電膜101、及び外部絶縁膜102によって被膜され、且つこの外部導電膜の電位は一定である。
【選択図】図5
Description
本発明の実施形態は、受光層と信号走査回路とを別層に形成した固体撮像装置に関する。
近年の固体撮像装置は、画素が微細化されている。これに伴い、ロジック回路、アナログ回路、及び画素走査回路等の信号処理回路がシリコン層の表面側に配置され、光電変換領域と色フィルターやマイクロレンズなどがシリコン層の裏面側に形成された裏面照射型(BSI:Back side illumination)固体撮像装置の開発が進められている。
しかし、今後更に画素の微細化が進むと、裏面照射型固体撮像装置によっても感度低下が問題となる。
感度低下の抑制に加え、空乏化の抑制、暗時出力のバラつき抑制、及び信号の変動による素子特性変化の抑制が可能な固体撮像装置を提供する。
実施形態によれば固体撮像装置は、第1半導体層表面内に形成され、前記第1半導体層の裏面側から表面側に向かって照射された光により前記第1半導体層内で生成された電子を蓄積する第1電荷蓄積部と、前記第1半導体層表面内において、前記第1電荷蓄積部と離隔して形成され、電気的に浮遊状態の第1拡散層と、前記第1半導体層の表面側に設けられた第1絶縁層内であって、且つ前記第1電荷蓄積部と前記第1拡散層との間に形成され、前記第1電荷蓄積部で蓄積された前記電子を読み出す第1読出電極と、を含む第1受光層と、前記第1絶縁層の表面側に第2絶縁層を介在して形成された第2半導体層を備え、前記第1読出電極が読み出した前記電子に応じた信号を処理する回路が前記第2半導体層上に設けられた回路層と、前記第2半導体層を貫通しつつ、前記第1読出電極または前記第1拡散層と前記回路とを接続する第1電極と、を具備し、前記第1電極は、貫通する前記第2半導体層内においてこの第1電極表面から順に内部絶縁膜、外部導電膜、及び外部絶縁膜によって被膜され、且つこの外部導電膜の電位は一定である。
以下、実施形態につき図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。尚、この説明においては、全図にわたり共通の部分には共通の参照符号を付す。
[第1の実施形態]
本実施形態に係る固体撮像装置は、光照射面(受光面)が、信号走査回路部が形成される半導体層表面と反対側(半導体層上の裏面側)に設けられた裏面照射型である。本実施形態に係る固体撮像装置は、半導体層が、光の照射軸に沿って複数積層された構成である。具体的には、光照射面が3層積層され、各々の光照射面で、光電変換によって異なる色の光に対応する信号電子を得る。
本実施形態に係る固体撮像装置は、光照射面(受光面)が、信号走査回路部が形成される半導体層表面と反対側(半導体層上の裏面側)に設けられた裏面照射型である。本実施形態に係る固体撮像装置は、半導体層が、光の照射軸に沿って複数積層された構成である。具体的には、光照射面が3層積層され、各々の光照射面で、光電変換によって異なる色の光に対応する信号電子を得る。
<1.構成例>
図1〜図5は、第1の実施形態に係る固体撮像装置を示している。
1−1.全体構成例
まず、図1を用いて、本実施形態に係る固体撮像装置の全体構成例について説明する。図1は、本実施形態に係る固体撮像装置の全体構成例を示すブロック図である。固体撮像装置10は、撮像領域12と駆動回路領域14とを備える。駆動回路領域14は、垂直シフトレジスタ13とAD変換回路15(以下、ADC回路15と呼ぶ)とを備える。
図1〜図5は、第1の実施形態に係る固体撮像装置を示している。
1−1.全体構成例
まず、図1を用いて、本実施形態に係る固体撮像装置の全体構成例について説明する。図1は、本実施形態に係る固体撮像装置の全体構成例を示すブロック図である。固体撮像装置10は、撮像領域12と駆動回路領域14とを備える。駆動回路領域14は、垂直シフトレジスタ13とAD変換回路15(以下、ADC回路15と呼ぶ)とを備える。
撮像領域12には、半導体層(シリコン層)上に形成された単位画素(Pixel)1が、列及び行毎に配置される。すなわち、単位画素1は、垂直シフトレジスタ13からの読み出し信号線と垂直信号線VSLとの交差位置にマトリクス状に配置される。後述するが、この単位画素1は光電変換部及び信号走査回路部を含む。
光電変換部は、入射光を光電変換し、これによって得られた電子を蓄積するフォトダイオードを備える。つまり、光電変換部は、撮像部として機能する。
光電変換部は、入射光を光電変換し、これによって得られた電子を蓄積するフォトダイオードを備える。つまり、光電変換部は、撮像部として機能する。
信号走査回路部は、各種トランジスタを備え、光電変換部に蓄積された電子量に応じた信号を読み出す回路である。信号走査回路部は、光電変換部から読み出した信号を増幅した後、対応する信号線VSLに出力する。
垂直シフトレジスタ(Vertical Shift register)13は、信号LS1〜LSk(行選択パルス、リセットパルス、及びリードパルス)を撮像領域12に供給し、単位画素1を行毎に選択する選択部として機能する。選択された行の単位画素1は垂直信号線VSLを介して、入射された光の量に応じたアナログ信号Vsig1〜Vsigmを出力する。なお、信号LS1〜LSkを区別しない場合には、単に信号LSと呼ぶ。
ADC回路15は、単位画素1から垂直信号線VSLを介して転送されたアナログ信号Vsig1〜Vsigmを、デジタル信号に変換する。
尚、ここでは、固体撮像装置の全体構成の一部として、図示及びその説明を省略したが、これに限られるものではない。即ち、例えば、撮像領域12等の動作を制御する制御回路等を更に備えていても良い。
また、カラム方向にADC回路15が配置されず、チップレベルにADC回路15が配置される構成、或いはセンサーチップ上にADC回路15が配置されない構成等であっても良い。
1−2.撮像領域の構成例
図2は、図1に示す単位画素1の一例を示している。
単位画素1は、フォトダイオードPD、アドレストランジスタTa、増幅トランジスタTb、リセットトランジスタTc、及び読み出しトランジスタTdを備える。
図2は、図1に示す単位画素1の一例を示している。
単位画素1は、フォトダイオードPD、アドレストランジスタTa、増幅トランジスタTb、リセットトランジスタTc、及び読み出しトランジスタTdを備える。
上記単位画素1の構成において、フォトダイオードPDは、例えばn型の拡散層を含む光電変換部を含む。前述した信号走査回路部は、増幅トランジスタTb、読み出しトランジスタTd、リセットトランジスタTc、及びアドレストランジスタTaを含む。
フォトダイオードPDのアノードには、基準電位Vssが与えられる。
アドレストランジスタTaのゲートは、行選択パルスが供給されるアドレス信号線ADRに接続され、ドレイン端は電源端子に接続され、内部電圧VDDが供給される。このアドレストランジスタTaのソース端は、増幅トランジスタTbのドレイン端に接続されている。
アドレストランジスタTaのゲートは、行選択パルスが供給されるアドレス信号線ADRに接続され、ドレイン端は電源端子に接続され、内部電圧VDDが供給される。このアドレストランジスタTaのソース端は、増幅トランジスタTbのドレイン端に接続されている。
増幅トランジスタTbのゲートは浮遊拡散層(フローティングディフュージョン:検出部)FDに接続され、ソース端は垂直信号線VSLに接続される。
リセットトランジスタTcは、増幅トランジスタTbのゲート電位をリセットする。リセットトランジスタTcのゲートは、リセットパルスが供給されるリセット信号線RSTに接続され、ソース端は浮遊拡散層FDに接続され、ドレイン端は電源端子に接続され、内部電圧VDDが供給される。
読み出しトランジスタTdは、フォトダイオードPDにおける信号電荷の蓄積を制御する。読み出しトランジスタTdのゲートはリードパルスが供給される読み出し信号線TRFに接続され、ソース端はフォトダイオードPDのカソードに接続され、ドレイン端は浮遊拡散層FDに接続される。フォトダイオードPDからトランジスタTdを介して浮遊拡散層FDに読み出された信号電荷に応じた電圧は、増幅トランジスタTbのゲートに印加される。つまり、増幅トランジスタTbは、浮遊拡散層FDに読み出された信号を増幅して、垂直信号線VSLに出力する。その後、単位画素1から出力された信号は、垂直信号線VSLに接続されるCDS雑音除去回路(図示せぬ)により雑音が除去される。
1−3.読み出し駆動動作
次に、上記説明した撮像領域12の単位画素1における読み出し駆動動作について説明する。まず、読み出し行のアドレストランジスタTaが、アドレス信号線ADRを介して垂直シフトレジスタ13から送られる信号LS(行選択パルス)によりオン(ON)状態になる。
次に、上記説明した撮像領域12の単位画素1における読み出し駆動動作について説明する。まず、読み出し行のアドレストランジスタTaが、アドレス信号線ADRを介して垂直シフトレジスタ13から送られる信号LS(行選択パルス)によりオン(ON)状態になる。
続いて、垂直シフトレジスタ13からリセット信号線RSTを介して送られた信号LS(リセットパルス)によりリセットトランジスタTcがオン(ON)状態になり、浮遊拡散層FDの電位に近い電圧にリセットされる。この電圧(リセット電圧)は、後述するフォトダイオードPDに蓄積された信号電荷に応じた画素電圧の基準レベルとされる。その後、リセットトランジスタTcは、オフ(OFF)状態になる。
続いて、読み出しトランジスタTdが、垂直シフトレジスタ13から送られてきた信号LS(リードパルス)によりオン(ON)状態となる。これにより、フォトダイオードPDに蓄積された信号電荷が浮遊拡散層FDに読み出される。その後、浮遊拡散層FDの電位が読み出された信号電荷数に応じて変調される。
続いて、変調された信号が、ソースフォロワを構成するMOSトランジスタTbと図示せぬMOSトランジスタによって垂直信号線VSLに読み出される。以上の動作を以って読み出し動作が完了する。
1−4.上面図
次に、図3を用いて、本実施形態の固体撮像装置が有する単位画素1の平面構成例について説明する。ここでは、上記説明した増幅トランジスタTb等により構成される信号走査回路部の回路が形成される半導体層の表面(表面側)とは反対側の半導体層表面(裏面側)に、受光面が形成される裏面照射型の固体撮像装置を一例に挙げて説明する。なお前述したように、本実施形態に係る固体撮像装置は、この光照射面が、光の照射軸に沿って複数積層された構成である。ここでは、積層された一番上の光照射面(Si層44の裏面)のみを示す。
次に、図3を用いて、本実施形態の固体撮像装置が有する単位画素1の平面構成例について説明する。ここでは、上記説明した増幅トランジスタTb等により構成される信号走査回路部の回路が形成される半導体層の表面(表面側)とは反対側の半導体層表面(裏面側)に、受光面が形成される裏面照射型の固体撮像装置を一例に挙げて説明する。なお前述したように、本実施形態に係る固体撮像装置は、この光照射面が、光の照射軸に沿って複数積層された構成である。ここでは、積層された一番上の光照射面(Si層44の裏面)のみを示す。
図3に示すように、ロウ方向及びカラム方向、すなわちマトリクス状に単位画素(Pixel)1が配置されている。さらに、隣接する単位画素1との境界部分を囲むように画素分離絶縁膜(絶縁膜)20−1が設けられている。そのため、画素分離絶縁膜20−1は、単位画素1を、ロウ方向およびカラム方向において囲むように格子状に配置されている。
ここで、画素分離絶縁膜20−1は、Siの屈折率より低い屈折率を持つ絶縁膜から形成されている。例えば、画素分離絶縁膜20−1は、入射される波長400nm〜700nm程度の光に対する屈折率が、3.9程度以下である絶縁材料により形成されることが望ましい。より具体的には、例えば、画素分離絶縁膜20−1は、シリコン酸化膜(SiO2膜)、シリコン窒化膜(Si3N4膜)、チタンオキサイド(TiO)膜等の絶縁材料により形成される。
また、図示するように、本実施形態に係る単位画素1のロウ方向およびカラム方向における画素ピッチP1は、いずれも共通となるように配置されている。
1−5.断面構成例(その1)
次に、図4を用いて上記図3の平面構成例における断面図を示す。図4は、図3の4−4線に沿った断面図である。図4に示すように、本実施形態に係る固体撮像装置は、3層の受光面が光の照射軸(図中A方向)に沿って積層される。つまり、積層された受光面の両側には、図3における画素分離絶縁膜20−1(図示せぬ)が形成される。
次に、図4を用いて上記図3の平面構成例における断面図を示す。図4は、図3の4−4線に沿った断面図である。図4に示すように、本実施形態に係る固体撮像装置は、3層の受光面が光の照射軸(図中A方向)に沿って積層される。つまり、積層された受光面の両側には、図3における画素分離絶縁膜20−1(図示せぬ)が形成される。
本実施形態に係る固体撮像装置は、信号走査回路部60及びこの信号走査回路部60上に設けられた複数の受光面20を備える。
<信号走査回路部60について>
図4に示すように、信号走査回路部60は、回路層70、配線層80、及び絶縁層90を備える。絶縁層90上に配線層80が形成される。配線層80は、絶縁層82と、この絶縁層82上に形成された絶縁層81を備える。配線層80内には、複数のコンタクトプラグCP1及びこれらコンタクトプラグCP1によって電気的に接続される配線が形成される。具体的には、絶縁層81の表面内には、金属配線層83、84、及び85がそれぞれ離隔して形成される。金属配線層83は、金属配線層83−1、83−2を含む。金属配線層84は、金属配線層84−1、84−2を含む。更に、金属配線層85は、金属配線層85−1、85−2を含む。
図4に示すように、信号走査回路部60は、回路層70、配線層80、及び絶縁層90を備える。絶縁層90上に配線層80が形成される。配線層80は、絶縁層82と、この絶縁層82上に形成された絶縁層81を備える。配線層80内には、複数のコンタクトプラグCP1及びこれらコンタクトプラグCP1によって電気的に接続される配線が形成される。具体的には、絶縁層81の表面内には、金属配線層83、84、及び85がそれぞれ離隔して形成される。金属配線層83は、金属配線層83−1、83−2を含む。金属配線層84は、金属配線層84−1、84−2を含む。更に、金属配線層85は、金属配線層85−1、85−2を含む。
上記配線層80上には、回路層70が形成される。この回路層70は、絶縁層72とこの絶縁層72上に形成されたシリコン層71を備える。すなわち、シリコン層71は、例えばエピタキシャル層である。なお図4では回路層70内に形成されたトランジスタのうち、増幅トランジスタTbのみ記載する。
例えばp型シリコン層71表面内に、例えばn型拡散層28及び29が各々離隔して形成される。絶縁層72内であってこのn型拡散層28、29の間に位置してゲート電極30が形成される。このゲート電極30、並びにn型拡散層28及び29で前述した増幅トランジスタTbとして機能する。絶縁層72内には、増幅トランジスタTbのゲート電極30と配線層83−2とを接続するコンタクトプラグCP2−1が形成される。
同様に、シリコン層71表面内に、n型拡散層38及び39が互いに離隔して形成される。そして、絶縁層72内であってこのn型拡散層38、39の間に位置してゲート電極40が形成される。このゲート電極40、並びにn型拡散層38及び39で増幅トランジスタTbとして機能する。絶縁層72内には、増幅トランジスタTbのゲート電極40と配線層84−2とを接続するコンタクトプラグCP3−1が形成される。
更に、シリコン層71表面内に、n型拡散層48及び49が互いに離隔して形成される。そして、絶縁層72内であってこのn型拡散層48、49の間に位置してゲート電極50が形成される。このゲート電極50、並びにn型拡散層48及び49で増幅トランジスタTbとして機能する。絶縁層72内には、増幅トランジスタTbのゲート電極50と配線層85−2とを接続するコンタクトプラグCP4−1が形成される。
上記回路層70上には、受光層20が形成される。次に、受光層20について説明する。
<受光層20について>
受光層20は、第1受光層(例えばp型シリコン層24、絶縁層25)、第2受光層(例えばp型シリコン層34、絶縁層35)、及び第3受光層(例えばp型シリコン層44、絶縁層45)を備える。
第1受光層は、シリコン層24で赤色光を主とした信号を光電変換により生成する。この第1受光層は、絶縁層25とこの絶縁層25上に形成されたシリコン層24とを備える。
<受光層20について>
受光層20は、第1受光層(例えばp型シリコン層24、絶縁層25)、第2受光層(例えばp型シリコン層34、絶縁層35)、及び第3受光層(例えばp型シリコン層44、絶縁層45)を備える。
第1受光層は、シリコン層24で赤色光を主とした信号を光電変換により生成する。この第1受光層は、絶縁層25とこの絶縁層25上に形成されたシリコン層24とを備える。
シリコン層24の表面内に、例えばn型拡散層21、23が互いに離隔して形成される。なお、このn型拡散層23は浮遊拡散層FDとして機能する。絶縁層25内であって、n型拡散層21、23の間に位置してゲート電極22が形成される。拡散層21、23、及びゲート電極22は、読み出しトランジスタTdとして機能する。ゲート電極22と前述した配線層83−1との間に位置する絶縁層25と上述したシリコン層71及び絶縁層72中には、コンタクトプラグCP2−3が形成されている。このコンタクトプラグCP2−3は、ゲート電極22と配線層83とを電気的に接続する。
また、n型拡散層23と前述した配線層83−2との間に位置する絶縁層25と上述したシリコン層71、及び絶縁層72中にはコンタクトプラグCP2−2が形成されている。
コンタクトプラグCP2−3は、読み出しトランジスタTdのゲート電極22に所定の電圧(リードパルス)を転送する。また、コンタクトプラグCP2−2は読み出しトランジスタTdによってフォトダイオードPD(n型拡散層21)から、n型拡散層23に読み出された信号電荷を、配線層83−2を介してゲート電極30に転送する。
シリコン層71中において、これらコンタクトプラグCP2−2、CP2−3の周囲には、シリコン層71とコンタクトプラグCP2−2及びCP2−3とを電気的に絶縁する構造が形成される。この構造の詳細については、後述する図5を用いて説明する。なお、コンタクトプラグCP2−2とCP2−3とを区別しない場合には、単にコンタクトプラグCP2と呼ぶ。
次に第2受光層について説明する。第2受光層は、シリコン層34で緑色光を主とした信号を光電変換により生成する。この第2受光層は、絶縁層35とこの絶縁層35上に形成されたシリコン層34とを備える。シリコン層34の表面内に、例えばn型拡散層31、33が互いに離隔して形成される。なお、このn型拡散層33は浮遊拡散層FDとして機能する。絶縁層35内であって、n型拡散層31、33の間に位置してゲート電極32が形成される。拡散層31、33とゲート電極32とは、読み出しトランジスタTdとして機能する。
ゲート電極32と前述した配線層84−1との間に位置する絶縁層35と上述したシリコン層24及び71、並びに絶縁層25及び72中には、コンタクトプラグCP3−3が形成されている。このコンタクトプラグCP3−3はゲート電極32と配線層84−1とを電気的に接続する。また、n型拡散層33と前述した配線層84−2との間に位置する絶縁層35と上述したシリコン層24及び71、並びに絶縁層25及び72中には、コンタクトプラグCP3−2が形成されている。このコンタクトプラグCP3−2は、拡散層33と配線層84−2とを電気的に接続する。
コンタクトプラグCP3−3は、読み出しトランジスタTdのゲート電極32に所定の電圧(リードパルス)を転送する。また、コンタクトプラグCP3−2は読み出しトランジスタTdによってフォトダイオードPDから、n型拡散層33に読み出された信号電荷を、配線層84−2を介してゲート電極40に転送する。
シリコン層24、71中において、これらコンタクトプラグCP3−2、CP3−3の周囲は、シリコン層24、71とこれらコンタクトプラグCP3−2、CP3−3とを電気的に絶縁する構造が形成される。詳細については、後述する図5を用いて説明する。なお、コンタクトプラグCP3−2とCP3−3とを区別しない場合には、単にコンタクトプラグCP3と呼ぶ。
次いで第3受光層について説明する。第3受光層は、シリコン層44で青色光を主とした信号を光電変換により生成する。この第3受光層は、絶縁層45とこの絶縁層45上に形成されたシリコン層44とを備える。シリコン層44の表面内に、例えばn型拡散層41、43が互いに離隔して形成される。n型拡散層43は浮遊拡散層FDとして機能する。絶縁層45内であって、n型拡散層41、43の間に位置してゲート電極42が形成される。拡散層41、43、及びゲート電極42は、読み出しトランジスタTdとして機能する。ゲート電極42と前述した配線層85−1との間に位置する絶縁層45と上述したシリコン層24、34及び71、並びに絶縁層25、35、及び72中には、コンタクトプラグCP4−3が形成されている。このコンタクトプラグCP4−3はゲート電極42と配線層85−1とを電気的に接続する。
また、n型拡散層43と前述した配線層85−2との間に位置する、絶縁層45と上述したシリコン層24、34及び71、並びに絶縁層25、35、及び72中には、コンタクトプラグCP4−2が形成されている。このコンタクトプラグCP4−2は拡散層43と配線層85−2とを接続する。
コンタクトプラグCP4−3は、読み出しトランジスタTdのゲート電極42に所定の電圧(リードパルス)を転送する。また、コンタクトプラグCP4−2は読み出しトランジスタTdによってフォトダイオードPDから、n型拡散層43に読み出された信号電荷を、配線層85−2を介してゲート電極50に転送する。
シリコン層24、34、及び71中において、これらコンタクトプラグCP4−2、CP4−3の周囲は、それぞれシリコン層24、34、71とこれらコンタクトプラグCP4−2、CP4−3とを電気的に絶縁する構造が形成される。詳細については、後述する図5を用いて説明する。なお、コンタクトプラグCP4−2とCP4−3とを区別しない場合には、単にコンタクトプラグCP4と呼ぶ。
また絶縁層25、35、45、及び72の間に形成された各々のシリコン層の上面及び底面には後述する絶縁層が形成される。つまり、シリコン層24と絶縁層25及び35との界面、シリコン層34と絶縁層35及び45との界面、並びにシリコン層71と絶縁層72と25との界面において、絶縁層が形成される。
<領域aの拡大図について>
図5は図4の領域aを拡大した図である。図5は、シリコン層24内のコンタクトプラグCP3の周囲に形成された絶縁構造について示しているがシリコン層34、及び71内におけるコンタクトプラグCP2〜CP4を覆う絶縁構造も同一であるため説明を省略する。
図5は図4の領域aを拡大した図である。図5は、シリコン層24内のコンタクトプラグCP3の周囲に形成された絶縁構造について示しているがシリコン層34、及び71内におけるコンタクトプラグCP2〜CP4を覆う絶縁構造も同一であるため説明を省略する。
図5に示すように、コンタクトプラグCP3−3が、絶縁膜103内に形成された導電プラグ105を介して絶縁膜35及びシリコン層24内にそれぞれ形成される。また、コンタクトプラグCP3−2が、絶縁膜103内に形成された導電プラグ105を介して絶縁膜35及びシリコン層24内に形成される。換言すれば、これらコンタクトプラグCP3−2、CP3−3は、絶縁膜103を介在して絶縁層35とシリコン層24内にそれぞれ形成される。
これらコンタクトプラグCP3−2、CP3−3の底面は絶縁膜103の上面に接する。コンタクトプラグCP3−3の上面は、絶縁層35中のゲート電極32にまで達する。コンタクトプラグCP3−2の上面は、シリコン層34中のn型拡散層33にまで達する。またシリコン層24内においてコンタクトプラグCP3−2、CP3−3の上面は絶縁膜103に接しつつ、底面は絶縁膜104に接する。なお、この絶縁膜104内にも導電プラグ106が形成される。
シリコン層24中において、これらコンタクトプラグCP3−2、CP3−3を被覆するように、絶縁膜100、導電膜101、及び絶縁膜102が、コンタクトプラグCP3−2、CP3−3の表面から順に形成される。つまり、これら絶縁膜100、導電膜101、及び絶縁膜102は、それぞれコンタクトプラグCP3−2、CP3−3を同心円状に被覆する。なお、絶縁膜100、導電膜101、及び絶縁膜102を纏めて被覆膜と呼ぶことがある。
これら絶縁膜100、導電膜101、及び絶縁膜102の上面は絶縁膜103に接し、また、これら絶縁膜100、導電膜101、及び絶縁膜102の底面は絶縁膜104に接する。
つまり、シリコン層24内においてコンタクトプラグCP3−2、及びCP3−3、並びに絶縁膜100、導電膜101、及び絶縁膜102の上面及び底面は同一面とされる。換言すれば、絶縁膜103の底面とシリコン層24内においてコンタクトプラグCP3−2、及びCP3−3、並びに絶縁膜100、導電膜101、及び絶縁膜102の上面とは同一面である。また、シリコン層24内において絶縁膜104の上面とコンタクトプラグCP3−2、及びCP3−3、並びに絶縁膜100、導電膜101、及び絶縁膜102の底面とは同一面である。
なお、図4から明らかなように絶縁膜104の直下には絶縁膜25が形成される。
また、上述したように絶縁膜103内には、導体プラグ105が形成される。つまり、絶縁層35中に形成されたコンタクトプラグCP3−3及びCP3−2、並びにシリコン層24内に形成されたコンタクトプラグCP3−3及びCP3−2は、それぞれ絶縁膜103内に形成された導体プラグ105で電気的に接続される。
また上述したように絶縁膜104内に、導体プラグ106が形成される。つまり、図4における絶縁層25中に形成されたコンタクトプラグCP3−3及びCP3−2、並びにシリコン層24内に形成されたコンタクトプラグCP3−3及びCP3−2は、絶縁膜104内に形成された導体プラグ106を介して電気的に接続される。
導電膜101には絶縁膜103内に形成された導体プラグ108を介して固定電圧が印加される。ここで固定電圧とは、例えば接地電位(0V)である。
以上より信号の読み出し動作時においてコンタクトプラグCP3−2、CP3−3の電位が上昇した場合であっても、導電膜101が固定電圧とされることから、シリコン層24の電圧が変動しなくなる。
また更に、被覆膜とシリコン層との界面には高濃度のp型不純物層201が形成される。具体的には、被覆膜の上面から底面に沿って、シリコン層24内にシリコン層24よりも高濃度のp型不純物拡散層201が形成される。なお、図5の構造は、各々のシリコン層とこの各々のシリコン層に積層された各々の絶縁層との界面において同一の構造をとるため、説明を省略する。
<本実施形態に係る効果>
本実施形態に係る固体撮像装置であると(1)〜(4)の効果を奏することが出来る。
(1)暗時における信号出力のバラつき抑制、及び画素信号の変動による素子特性変化の抑制を実現することが出来る。
本実施形態に係る固体撮像装置によれば、シリコン層24、34、及び71内におけるコンタクトプラグCP2〜CP4に被覆膜が形成される。この被覆膜における外部導体101に導体プラグ108を介して固定電圧(例えば0V)が印加される。このため、暗時出力のバラつき抑制、及び画素信号の変動による素子特性変化の抑制を実現することが出来る。
本実施形態に係る固体撮像装置であると(1)〜(4)の効果を奏することが出来る。
(1)暗時における信号出力のバラつき抑制、及び画素信号の変動による素子特性変化の抑制を実現することが出来る。
本実施形態に係る固体撮像装置によれば、シリコン層24、34、及び71内におけるコンタクトプラグCP2〜CP4に被覆膜が形成される。この被覆膜における外部導体101に導体プラグ108を介して固定電圧(例えば0V)が印加される。このため、暗時出力のバラつき抑制、及び画素信号の変動による素子特性変化の抑制を実現することが出来る。
仮にシリコン層24、34、及び71中において、コンタクトプラグCP2〜CP4を絶縁膜のみで被覆している固体撮像装置を考える。この構造において例えば信号の読み出し時にンタクトプラグCP2〜CP4に交互に低電圧と高電圧とが転送される。この際、シリコン層24、34、及び71とコンタクトプラグCPとの間に接合容量が発生する。つまり、シリコン層24、34、及び71の電位がコンタクトプラグCP2〜CP4の電圧に引き寄せられる。このため、基準電位が変動してしまう。すると暗時における、単位画素1からの信号出力の値にバラつきが生じ、大小異なる信号出力が発生する。
同様に、明時においても画素信号の読み出し時、コンタクトプラグCP2〜CP4に交互に低電圧と高電圧とが転送される。この際、シリコン層24、34、及び71とコンタクトプラグCPとの間に接合容量が発生し、基準電位が変動してしまう。つまり、暗時の場合と同様に単位画素1から出力される画素信号の値(レベル)にバラつきが生じてしまう。
しかし本実施形態であると、コンタクトプラグCP2〜CP4表面を被覆する外部導体101が接地電位(0V)とされる。よって、コンタクトプラグCP2〜CP4が単に絶縁膜に覆われている場合に比して、このコンタクトプラグCP2〜CP4の電位が変動してもシリコン層24、34、及び71の電位変動を抑制することが出来る。つまり基準電位の変動を抑制させることが出来る。このため、暗時出力のバラつき、及び画素信号レベルのバラつきを抑制出来る。
(2)空乏層の発生を抑制出来、暗電流を抑制することができる。
一般的に非連続的な構造の違いが原因で空乏層が生じることが知られている。本実施形態の場合、例えば図5に示す絶縁膜102とシリコン層24との界面(SiO2/Si)で空乏層が生じる。
一般的に非連続的な構造の違いが原因で空乏層が生じることが知られている。本実施形態の場合、例えば図5に示す絶縁膜102とシリコン層24との界面(SiO2/Si)で空乏層が生じる。
つまり、界面を挟んで一方の領域は構造が安定したシリコン、他方の領域はシリコンと酸素との結合である。つまりこの境界では、規則的な結合状態が維持できず、シリコン層24領域におけるシリコン原子の結合子において結合する相手がいない不安定な状態、つまりダングリングボンドがSiのバンドギャップ中央に準位を形成する。このため、シリコン結晶中において、ダングリングボンド(相手の見つからない結合子)が発生・再結合中心となる。この発生・再結合中心が、価電子帯に存在する電子の、例えば熱的励起を手助けする。これにより該価電子帯から励起した電子が、発生・再結合中心を介して伝導帯へと励起する。つまり、価電子帯には電子が抜けた正孔が出来、伝導帯には電子が存在する。そして発生・再結合中心を担い手として界面で発生した電子は、例えば図4に示す拡散層21に蓄積される。このようにシリコン層24内で発生する電子以外に空乏層から暗電流が発生する(これを問題1とする)。
なお、暗電流とは、フォトダイオードPDが受光していない期間(以下、暗時と呼ぶ)においても、例えばシリコン層24内で電子と正孔とが発生し、これにより流れる電流である。つまり、電子の流れによって暗時においても電流が流れ、これが雑音の原因となる。
更に以下のような問題もある(これを問題2とする)。仮に外部導体101の電位が接地電位とされていない場合を考える。この場合、コンタクトプラグCP2〜CP4に所定の電圧が転送され、これに伴い外部導体101の電位も容量結合によりある電圧値とされる。すると、外部導体101(Metal)/絶縁膜102(Oxicide)/シリコン層24(Si)の構造において、絶縁膜102とシリコン層24との界面に電子が誘起される。上記問題1、2は、上記暗電流を引き起こしやすくする。
これに対し、本実施形態に係る固体撮像装置によると、外部導体101の電位は導体プラグ105を介して接地電位(0V)とされる。このため、コンタクトプラグCP2〜CP4に電圧を印加しても、外部導体101の電位は常に0Vとされる。つまり、外部導体101の電位により、絶縁膜102とシリコン層24との界面に電子が誘起されることを防止することが出来る。更に、本実施形態に係る固体撮像装置であると、例えば被覆膜の絶縁膜102とシリコン層24との界面一面にp層がドープされている。つまり、本実施形態に係る固体撮像装置によると、コンタクトプラグCP2〜CP4の周囲に設けられた被覆膜を覆うようにp型不純物層(正孔)を形成させる。この被覆膜周辺に形成されるp型不純物層の濃度は、シリコン層24の不純物濃度より高く、絶縁膜102とシリコン層24との界面における暗電流抑制条件を満たす値である。これにより、上記発生・再結合中心を担い手として発生した電子を、この被覆膜を覆う正孔でキャンセルさせる。この結果、界面における電子の発生が抑制され、暗電流を抑制させることが出来る。
(3)単位画素1当たり3倍の色情報を取得できる。
仮に、単位画素でR、G、B各色信号を取得する単版式撮像素子であると、単位画素当たり、R、G、Bいずれかの色信号しか取得できない。
仮に、単位画素でR、G、B各色信号を取得する単版式撮像素子であると、単位画素当たり、R、G、Bいずれかの色信号しか取得できない。
これに対し本実施形態に係る固体撮像装置によれば、R、G、Bの各色信号を取得するシリコン層24、34、及び44を撮像光学系の光軸方向(図4におけるA方向)に積層させる。つまり、単位画素1当たり3倍の色信号(R、G、Bの各色信号)を取得することが出来る。
更には、各色信号を取得するシリコン層24、34、及び44はそれぞれ絶縁層で離隔される。すなわちシリコン層24、34、及び44間に絶縁層25、35、及び45をそれぞれ介在させることで、これらシリコン層24、34、及び44を電気的に離隔させる。従って、これらシリコン層24、34、及び44間で電気的なクロストークは発生しないため、混色を低減した色信号を取得することが出来る。
(4)感度低下を抑制することが出来る。
第1〜第3受光層が光軸方向に沿って形成されることから、単位画素でR、G、B各色信号を取得する単版式撮像構造に比べ、受光層の面積を広くすることが出来る。更にこれら第1〜第3受光層上には信号走査回路部がないことから、高い量子効率を実現することが出来る。つまり、飽和電荷量を大きくすることが出来、すなわち、高い量子効率を実現出来、これによって感度低下を抑制することが出来る。
第1〜第3受光層が光軸方向に沿って形成されることから、単位画素でR、G、B各色信号を取得する単版式撮像構造に比べ、受光層の面積を広くすることが出来る。更にこれら第1〜第3受光層上には信号走査回路部がないことから、高い量子効率を実現することが出来る。つまり、飽和電荷量を大きくすることが出来、すなわち、高い量子効率を実現出来、これによって感度低下を抑制することが出来る。
また、フォトダイオードPDに蓄積される飽和電荷量を大きくすることが出来、またkTC雑音(熱雑音)、残像のない低雑音を実現することが出来る。
[第2の実施形態]
次に第2の実施形態に係る固体撮像装置について説明する。上記第1の実施形態では、受光層が3層積層された固体撮像装置において、受光層と信号走査回路部とを接続するコンタクトプラグCP2〜CP4を被覆膜で被覆した。
次に第2の実施形態に係る固体撮像装置について説明する。上記第1の実施形態では、受光層が3層積層された固体撮像装置において、受光層と信号走査回路部とを接続するコンタクトプラグCP2〜CP4を被覆膜で被覆した。
これに対し、本実施形態は、裏面照射型であって、且つ複数の受光層が同一シリコン層面に形成された固体撮像装置(単位画素でR、G、B各色信号を取得する単版式撮像素子を採用した固体撮像装置)に第1の実施形態の被覆膜を適用したものである。すなわち、本実施形態に係る固体撮像装置は、青色光、緑色光、及び赤色光の受光層と信号層化回路部とを接続するコンタクトプラグを被覆膜で被覆した構成とされている。
また、複数の受光層が同一シリコン層面に形成されていることから、光電変換部間を電気的に絶縁する、例えばn型不純物で形成された画素分離絶縁膜121が、このシリコン層内に形成される。
<1.構成例>
図6、図7を用いて本実施形態に係る構成例について説明する。
1−1.上面図
図6は、図2における単位画素1の上面図である。このため、受光層として機能するシリコン(Si)層125−1〜125−8がロウ方向及びカラム方向、すなわちマトリクス状に配置されている。このシリコン層125−1〜125−8上面には、カラーフィルタ123(R、G、B)が設けられる。つまり、シリコン層125−1上面には、例えばR光のカラーフィルタ123−1、シリコン層125−2上面には、例えばG光のカラーフィルタ123−2、そしてシリコン層125−3上面には、例えばB光のカラーフィルタ123−3がそれぞれ形成される。
図6、図7を用いて本実施形態に係る構成例について説明する。
1−1.上面図
図6は、図2における単位画素1の上面図である。このため、受光層として機能するシリコン(Si)層125−1〜125−8がロウ方向及びカラム方向、すなわちマトリクス状に配置されている。このシリコン層125−1〜125−8上面には、カラーフィルタ123(R、G、B)が設けられる。つまり、シリコン層125−1上面には、例えばR光のカラーフィルタ123−1、シリコン層125−2上面には、例えばG光のカラーフィルタ123−2、そしてシリコン層125−3上面には、例えばB光のカラーフィルタ123−3がそれぞれ形成される。
また、シリコン層125−4〜125−8についても同様に、いずれかのカラーフィルタが上面に設けられている。なお、カラーフィルタ123の配列はこれに限られない。
さらに、隣接する単位画素1の境界部分を囲むように画素分離絶縁膜(絶縁膜)121が設けられている。そのため、画素分離絶縁膜121は、単位画素1を、ロウ方向およびカラム方向において囲むように格子状に配置されている。
ここで、画素分離絶縁膜121は、上記第1の実施形態と同様に、Siの屈折率より低い屈折率を持つ絶縁膜から形成されている。また、図示するように、本実施形態に係る単位画素1のロウ方向およびカラム方向における画素ピッチP2(<P1)は、いずれも共通となるように配置されている。
1−2.断面構成例(その2)
次に、図7は図6の6−6線に沿った断面図である。図示するように、本実施形態に係る固体撮像装置は、受光層120、及び信号走査回路部180を備える。
次に、図7は図6の6−6線に沿った断面図である。図示するように、本実施形態に係る固体撮像装置は、受光層120、及び信号走査回路部180を備える。
<信号走査回路部180について>
図7に示すように信号走査回路部180は、配線層170及びこの配線層170上に形成された回路層160を備える。
配線層170は、絶縁層174と絶縁層174上に形成された絶縁膜175と、絶縁層175上に形成された絶縁層176とを備える。絶縁層174表面内に金属配線層180−1〜180−3が互いに離隔して形成される。また、絶縁層175における裏面側に金属配線層181−1〜181−3が互いに離隔して形成される。これら金属配線層180−1〜180−3と金属配線層181−1〜181−3とをそれぞれ電気的に接続するコンタクトプラグCP5−1〜CP7−1がそれぞれ絶縁層174、175内に設けられている。更に、絶縁層176裏面側には金属配線層182−1〜182−3、及び金属配線層183−1〜183−3がそれぞれ互いに離隔して形成される。
図7に示すように信号走査回路部180は、配線層170及びこの配線層170上に形成された回路層160を備える。
配線層170は、絶縁層174と絶縁層174上に形成された絶縁膜175と、絶縁層175上に形成された絶縁層176とを備える。絶縁層174表面内に金属配線層180−1〜180−3が互いに離隔して形成される。また、絶縁層175における裏面側に金属配線層181−1〜181−3が互いに離隔して形成される。これら金属配線層180−1〜180−3と金属配線層181−1〜181−3とをそれぞれ電気的に接続するコンタクトプラグCP5−1〜CP7−1がそれぞれ絶縁層174、175内に設けられている。更に、絶縁層176裏面側には金属配線層182−1〜182−3、及び金属配線層183−1〜183−3がそれぞれ互いに離隔して形成される。
金属配線層181−1と金属配線層182−1とを電気的に接続するコンタクトプラグCP5−2、金属配線層181−2、181−3と上記金属配線層182−2、182−3とを接続するコンタクトプラグCP6−2、CP7−2がそれぞれ絶縁膜176内に設けられる。
次に、回路層160について説明する。回路層160は絶縁層160−2及びこの絶縁層160−2上に形成されたシリコン層160−1を備える。なお、ここでは、回路層160内に形成されたトランジスタのうち、増幅トランジスタTbのみ記載する。
絶縁層160−2は上記絶縁層176上に形成される。この絶縁層160−2内には、ゲート電極138が形成される。更に上面がこのゲート電極138に接し、底辺が金属配線層183−1に接するコンタクトプラグCP5−3が絶縁層160−2内に形成される。またゲート電極148、158と金属配線層183−2、183−3とを電気的に接続するコンタクトプラグCP6−3、CP7−3が絶縁層160−2内に形成される。
シリコン層160−1表面内には、例えばn型の拡散層136、137がゲート電極138の両側に対応して形成されている。上記ゲート電極138、n型拡散層136、及びn型拡散層137で増幅トランジスタTbとして機能する。シリコン層160−1表面内に形成されたn型のn型拡散層146及びn型拡散層147、並びに上記ゲート電極148についても同様である。また、シリコン層160−1表面内に形成されたn型拡散層156及びn型拡散層157、並びに上記ゲート電極158も同様に増幅トランジスタTbとして機能する。
<受光層120について>
受光層120は、絶縁膜126、シリコン層125−1〜125−3、カラーフィルタ123−1〜123−3、及びマイクロレンズ124−1〜124−3を備える。この受光層120内には、フォトダイオードPDと読み出しトランジスタTdが形成される。なお、シリコン層125−1〜125−3を区別しない場合には、単にシリコン層125と呼び、カラーフィルタ123−1〜123−3を区別しない場合には、単にカラーフィルタ123と呼び、マイクロレンズ124−1〜124−3を区別しない場合には、単にマイクロレンズ124と呼ぶことにする。
受光層120は、絶縁膜126、シリコン層125−1〜125−3、カラーフィルタ123−1〜123−3、及びマイクロレンズ124−1〜124−3を備える。この受光層120内には、フォトダイオードPDと読み出しトランジスタTdが形成される。なお、シリコン層125−1〜125−3を区別しない場合には、単にシリコン層125と呼び、カラーフィルタ123−1〜123−3を区別しない場合には、単にカラーフィルタ123と呼び、マイクロレンズ124−1〜124−3を区別しない場合には、単にマイクロレンズ124と呼ぶことにする。
前述したように受光層120は、信号走査回路部180(回路層160)上に形成される。受光層120を構成する絶縁膜126内には読み出しトランジスタTdのゲート電極132、142、及び152がそれぞれ互いに離隔して形成される。ゲート電極132と金属配線層182−1との間に位置する絶縁層126と上述したシリコン層160−1、及び絶縁層160−2中には、コンタクトプラグCP5−4が形成されている。このコンタクトプラグCP5−4は、ゲート電極132と金属配線層182−1とを電気的に接続する。
また、n型拡散層131と金属配線層183−1との間に位置する絶縁層126と上述したシリコン層160−1、及び絶縁層160−2中には、コンタクトプラグCP5−5が形成されている。このコンタクトプラグCP5−5は、n型拡散層131と金属配線層183−1とを電気的に接続する。なお、コンタクトプラグCP5−4とCP5−5とを区別しない場合には、単にコンタクトプラグCP5と呼ぶ。
このコンタクトプラグCP5には、シリコン層160−1内において該コンタクトプラグCP5を被覆する被覆膜が形成される。なお、この被覆膜は上記第1の実施形態における図5で説明した構成と同一である。
また、この絶縁層126と上述したシリコン層160−1、及び絶縁層160−2中において、その上面でゲート電極142に接し、底面で金属配線層182−2に接するコンタクトプラグCP6−4が形成されている。同様に、この絶縁層126と上述したシリコン層160−1、及び絶縁層160−2中において、その上面でn型拡散層141に接し、底面で金属配線層183−2に接するコンタクトプラグCP6−5が形成されている。なお、コンタクトプラグCP6−4とCP6−5とを区別しない場合には、単にコンタクトプラグCP6と呼ぶ。
更に、この絶縁層126と上述したシリコン層160−1、及び絶縁層160−2中において、その上面でゲート電極152に接し、底面で金属配線層182−3に接するコンタクトプラグCP7−4が形成されている。同様に、この絶縁層126と上述したシリコン層160−1、及び絶縁層160−2中において、その上面でn型拡散層151に接し、底面で金属配線層183−3に接するコンタクトプラグCP7−5が形成されている。なお、コンタクトプラグCP7−4とCP7−5とを区別しない場合には、単にコンタクトプラグCP7と呼ぶ。
上記コンタクトプラグCP6、CP7には、コンタクトプラグCP5と同様、シリコン層160−1内において、これらコンタクトプラグCP6、CP7をそれぞれ被覆する被覆膜が形成される。
絶縁膜126上に、シリコン層125−1〜125−3、及びこれらシリコン層125−1〜125−3を互いに電気的に分離する画素分離絶縁膜121が形成される。
シリコン層125−1表面内には、互いに離隔して形成されたn型拡散層131、133が、ゲート電極132の両側に対応して形成される。拡散層133は、シリコン層125−1裏面から表面側に向かって(図中、A方向)照射された光によって、このシリコン層125−1内で生成された赤色光の電子を蓄積する電荷蓄積層として機能し、拡散層131は、浮遊拡散層FDとして機能する。
シリコン層125−2表面内には、互いに離隔して形成されたn型の拡散層141、143が、ゲート電極142の両側に対応して形成される。拡散層143は、シリコン層125−2裏面から表面側に向かって(図中、A方向)照射された光によって、このシリコン層125−2内で生成された緑色光の電子を蓄積する電荷蓄積層として機能し、拡散層141は、浮遊拡散層FDとして機能する。
シリコン層125−3表面内には、互いに離隔して形成されたn型の拡散層151、153が、ゲート電極152の両側に対応して形成される。拡散層153は、シリコン層125−3裏面から表面側に向かって(図中、A方向)照射された光によって、このシリコン層125−3内で生成された青色光の電子を蓄積する電荷蓄積層として機能し、拡散層151は、浮遊拡散層FDとして機能する。
更に、シリコン層125−1〜125−3、及び画素分離絶縁膜121上には、絶縁膜122を介してカラーフィルタ123が形成される。カラーフィルタ123は、単位画素1毎に異なる色(図中、R、G、B)のカラーフィルタ123−1〜123−3を備える。本実施形態では、シリコン層125−1上にカラーフィルタ123−1が形成される。これにより、シリコン層125−1内で、赤色光の信号が光電変換により生成される。
また、シリコン層125−2上にカラーフィルタ123−2が形成される。これにより、シリコン層125−2内で、緑色光の信号が光電変換により生成される。
更に、シリコン層125−3上にカラーフィルタ123−3が形成される。これにより、シリコン層125−3内で、青色光の信号が光電変換により生成される。
これら、カラーフィルタ123上に照射光をシリコン層125−1〜125−3内に集光させるマイクロレンズ124−1〜124−3が形成される。
<領域bの拡大図について>
図8は図7の領域bを拡大した図である。図8は、シリコン層160−1内のコンタクトプラグCP7の周囲に形成された絶縁構造について示しているがコンタクトプラグCP5、CP6を覆う絶縁構造も同一であるため説明を省略する。
図8は図7の領域bを拡大した図である。図8は、シリコン層160−1内のコンタクトプラグCP7の周囲に形成された絶縁構造について示しているがコンタクトプラグCP5、CP6を覆う絶縁構造も同一であるため説明を省略する。
またなお、コンタクトプラグCP7を被覆する被覆膜の構成は上記第1の実施形態と同一であるため、説明は簡単に行う。
図示するように、シリコン層160−1内においてコンタクトプラグCP7を覆うように被覆膜が設けられている。この被覆膜は、第1の実施形態と同様、コンタクトプラグCP7の表面から絶縁膜190、外部導体191、及び絶縁膜192が順に形成される。また、絶縁膜126とシリコン層160−1との間に絶縁膜193が形成される。このシリコン層160−1と図7に示す絶縁膜160−2との間に絶縁膜194が形成される。このため、図5と同様に、絶縁層126中に形成されたコンタクトプラグCP7−4とシリコン層160−1内に形成されたコンタクトプラグCP7−4とは、絶縁膜193内に形成された導体プラグ195でそれぞれ電気的に接続される。またコンタクトプラグCP7−5についても同様である。
さらに、外部導体191には固定電圧(例えば0V)が印加される。このため、外部導体191は、絶縁膜193内に設けられた導体プラグ197を介して、例えば接地電位とされる。
<本実施形態に係る効果>
本実施形態に係る固体撮像装置であっても、上記(1)及び(2)の効果に加え、(5)の効果を得ることが出来る。
つまり、受光層が複数積層された場合でなく、同一面内の場合であっても、信号走査回路部とゲート電極及び浮遊拡散層とを接続する、例えばコンタクトプラグCP7を覆うように被覆膜を設けることで上記(1)及び(2)の効果を得ることが出来る。すなわち、空乏層の抑制に伴う暗電流の抑制、暗時出力のバラつき抑制、及び画素信号の変動に伴う素子特性変化の抑制といった問題点を克服することが出来る。
本実施形態に係る固体撮像装置であっても、上記(1)及び(2)の効果に加え、(5)の効果を得ることが出来る。
つまり、受光層が複数積層された場合でなく、同一面内の場合であっても、信号走査回路部とゲート電極及び浮遊拡散層とを接続する、例えばコンタクトプラグCP7を覆うように被覆膜を設けることで上記(1)及び(2)の効果を得ることが出来る。すなわち、空乏層の抑制に伴う暗電流の抑制、暗時出力のバラつき抑制、及び画素信号の変動に伴う素子特性変化の抑制といった問題点を克服することが出来る。
(5)クロストーク及び混色を低減することが出来る。
例えば、図6、図7に示すこの画素分離絶縁膜121が形成されていない場合を考える。画素分離絶縁膜121が形成されていない固体撮像装置であると、例えば受光層120に対して光が斜め方向に入射すると、この光は隣接する単位画素1に進行する。つまり、境界を越え隣接する画素単位1に光が入射する。その結果、隣接する単位画素1の中で光電子が発生する。従って、クロストーク及び混色が発生し、再生画面上での色再現性が劣化する。
これに対し、本実施形態に係る固体撮像装置によれば、同一シリコン層上に形成された電荷蓄積層と及び浮遊拡散層とを電気的に分離する画素分離絶縁膜121が形成される。
つまり受光層120に対して斜め方向に入射した光は画素分離絶縁膜121で反射されることから、隣接する単位画素1に入射することを防止することが出来る。従って、クロストーク及び混色の発生を抑制することが出来、再生画面上での色再現性の劣化を抑制することが出来る。
なお、上記第1、第2の実施形態では、受光層が同層または3層の場合について説明した。しかし、本実施形態は、同層または3層構造に限らず、例えば2層構造や3層以上の構造にも適用可能である。
受光層が2層構造である場合、例えば白色信号を取得する受光層(W画素)と緑色信号(G画素)を取得する受光層とが積層され、これに隣接するように青色信号を取得する受光層(B画素)と赤色信号(R画素)を取得する受光層とが積層される。なお、各色受光層が積層される組み合わせは上記場合に限られない。
また、受光層が3層以上の構造とは、赤色信号(R画素)を取得する受光層、緑色信号(G画素)を取得する受光層、及び青色信号を取得する受光層(B画素)に加え、更に白色信号を取得する受光層(W画素)を積層した構造である。
これら2層構造、3層以上の構造であっても、各々のシリコン層内においてコンタクトプラグCPを同心円状に被覆する被覆膜を設けることで、上記効果を得ることが出来る。また当然ながら、2層構造、3層以上の構造であっても、被覆膜とシリコン層との界面には高濃度のp型不純物層201が形成される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…単位画素、12…撮像領域、13…垂直シフトレジスタ、14…駆動回路領域、15…AD変換回路、20−1、121…画素分離絶縁膜、21、23、28、29、31、33、38、39、41、43、48、49…n型拡散層、22、30、32、40、42、50…ゲート電極、24、34、44…シリコン層、25、35、45、81、82、90、100、102、103、104、120−4、122、174〜176…絶縁膜、70…回路層、80…配線層、105、106、195…導体プラグ、Ta…選択トランジスタ、Tb…増幅トランジスタ、Tc…リセットトランジスタ、Td…読み出しトランジスタ、PD…フォトダイオード、20、120…受光層、180…信号走査回路部、160…回路層、170…配線層、124−1〜124−3…マイクロレンズ、123−1〜123−3…カラーフィルタ、83(83−1、83−2)、84(84−1、84−2)、85(85−1、85−2)、180−1〜180−3、181−1〜181−3、182−1〜182−3、183−1〜183−2…金属配線層、CP1〜CP7…コンタクトプラグ、101、191…外部導体、201…p型不純物層
Claims (8)
- 第1半導体層表面内に形成され、前記第1半導体層の裏面側から表面側に向かって照射された光により前記第1半導体層内で生成された電子を蓄積する第1電荷蓄積部と、前記第1半導体層表面内において、前記第1電荷蓄積部と離隔して形成され、電気的に浮遊状態の第1拡散層と、前記第1半導体層の表面側に設けられた第1絶縁層内であって、且つ前記第1電荷蓄積部と前記第1拡散層との間に形成され、前記第1電荷蓄積部で蓄積された前記電子を読み出す第1読出電極と、を含む第1受光層と、
前記第1絶縁層の表面側に第2絶縁層を介在して形成された第2半導体層を備え、前記第1読出電極が読み出した前記電子に応じた信号を処理する回路が前記第2半導体層上に設けられた回路層と、
前記第2半導体層を貫通しつつ、前記第1読出電極または前記第1拡散層と前記回路とを接続する第1電極と、
を具備し、
前記第1電極は、貫通する前記第2半導体層内においてこの第1電極表面から順に内部絶縁膜、外部導電膜、及び外部絶縁膜によって被膜され、且つこの外部導電膜の電位は一定である
ことを特徴とする固体撮像装置。 - 前記第1半導体層の裏面側に第3絶縁層を介在して形成された第3半導体層を備え、
前記第3半導体層表面内に形成され、この第3半導体層の裏面側から前記第3半導体層の表面側に向かって照射された光によりこの第3半導体層内で生成された電子を蓄積する第2電荷蓄積部と、前記第3半導体層表面内であって、前記第2電荷蓄積部と離隔して形成され、電気的に浮遊状態の第2拡散層と、第3絶縁層内であって、且つ前記第2電荷蓄積部と前記第2拡散層との間に形成され、前記第2電荷蓄積部で蓄積された前記電子を読み出す第2読出電極と、を含む第2受光層と、
前記第1、第2半導体層、及び前記第1、第2絶縁層をそれぞれ貫通しつつ、前記第2読出電極または前記第2拡散層と前記回路とを接続する第2電極と、
を更に具備し、
前記第2電極は、前記第1及び第2半導体層内においてこの第2電極の表面から順に前記内部絶縁膜、前記外部導電膜、及び前記外部絶縁膜により被膜され、且つこの外部導電膜の電位が一定である
ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。 - 前記第3半導体層の裏面側に、第4絶縁層を介在して形成された第4半導体層を備え、
前記第4半導体層表面内に形成され、この第4半導体層の裏面側から前記第4半導体層の表面側に向かって照射された光によりこの第4半導体層内で生成された電子を蓄積する第3電荷蓄積部と、前記第4半導体層表面内であって、前記第3電荷蓄積部と離隔して形成され、電気的に浮遊状態の第3拡散層と、第3絶縁層内であって、且つ前記第3電荷蓄積部と前記第3拡散層との間に形成され、前記第3電荷蓄積部で蓄積された前記電子を読み出す第3読出電極と、を含む第3受光層と、
前記第1乃至3半導体層、並びに前記第1及び第3絶縁層をそれぞれ貫通しつつ、前記第3読出電極または前記第3拡散層と前記回路とを接続する第3電極と
を更に具備し、
前記第3電極は、前記第1乃至第3半導体層内においてこの第3電極の表面から順に前記内部絶縁膜、前記外部導電膜、及び前記外部絶縁膜により被膜され、且つこの外部導電膜の電位が一定である
ことを特徴とする請求項2記載の固体撮像装置。 - 前記第2絶縁層内に形成され、前記外部導電膜に前記電位を供給する導電プラグを更に具備する
ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。 - 前記外部導電膜の電位は接地電位である
ことを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の固体撮像装置。 - 前記第2半導体層の表面上に形成された第3絶縁膜と
を更に備え、
前記第1電極、前記内部絶縁膜、前記外部導電膜、及び前記外部絶縁膜の上面と前記第2絶縁層の底面とは同一面内であり、
且つ、前記第1電極、前記内部絶縁膜、前記外部導電膜、及び前記外部絶縁膜の底面と前記第3絶縁膜の上面とは同一面内である
ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。 - 前記第2半導体層内であって、前記外部絶縁膜とこの第2半導体層との界面に形成され、前記第2半導体層と同一導電型で前記第2半導体層の不純物濃度よりも高い不純物濃度を有する不純物領域を更に具備する
ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。 - 前記回路層は、
前記第1拡散層の電位を、前記電子に応じた画素電圧の基準レベルとなるリセット電圧に設定するリセットトランジスタと、
前記第1拡散層の前記電位を増幅する増幅トランジスタと
を更に具備することを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010152300A JP2012015417A (ja) | 2010-07-02 | 2010-07-02 | 固体撮像装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018088285A1 (ja) * | 2016-11-14 | 2018-05-17 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 固体撮像装置およびその製造方法、並びに電子機器 |
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-
2010
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