JP2012014405A - 商品購入支援装置、商品購入支援方法、商品購入支援プログラム及び商品購入支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

商品購入支援装置、商品購入支援方法、商品購入支援プログラム及び商品購入支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】商品の注文数量を変更すれば受けられる特典をユーザが見逃してしまう可能性を低減させることのできる商品購入支援装置等を提供する。
【解決手段】商品の購入時に受けられる特典、および特典の適用に必要な特典適用条件を、特典情報として特典ごとに保持し、特典適用条件が満足されない場合に、ユーザが所望する商品のうち少なくとも一部の商品の数量を変更して購入すれば特典適用条件を満足することとなる当該商品とその変更後の商品数量を特定し、特定した商品、変更後の商品数量、および特典適用条件をユーザに提示するための提示情報を端末に提供する。
【選択図】図7

Description

本発明は、インターネット等のネットワークを利用した電子商取引の技術分野に関する。
従来、インターネット等のネットワークを介して商品を購入できるネットショッピングが普及している。ネットショッピングで商品を購入しようとするユーザは、ユーザ端末からショッピングサイトへアクセスし、ショッピングサイトで販売されている商品の中から所望の商品を選択し、注文手続きを経ることによって、選択した商品を購入できるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
また、特定商品や特定サービスを購入したユーザに対して、キャンペーンを実施することは一般的に行われている(例えば、特許文献2参照)。キャンペーンの例としては、商品の購入額が所定額を超えた場合に、当該商品の送料を無料とする特典を付与すること等がある。このような特典にはユーザの購買意欲を高める効果がある。
特開2002−236694号公報 特開2009−163550号公報
しかしながら、従来のネットショッピングにおいては、特典が存在することにユーザが気付かないまま商品を購入した場合、商品購入時に受けられる可能性のあった特典を受けられなかった結果あとになって悔やむ場合がある。例えば、ユーザが商品の購入手続を完了した後に、商品の注文数量を変更していれば特典を受けられたことに気付いた場合などには、後悔することがある。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、商品の注文数量を変更すれば受けられる特典をユーザが見逃してしまう可能性を低減させることのできる商品購入支援装置等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ユーザが端末を用いて商品を購入する際の支援を行う商品購入支援装置であって、前記商品の購入時に受けられる特典、および前記特典の適用に必要な特典適用条件を、特典情報として前記特典ごとに保持する特典情報保持手段と、前記特典適用条件が満足されない場合に、前記ユーザが所望する商品のうち少なくとも一部の商品の数量を変更して購入すれば前記特典適用条件を満足することとなる当該商品とその変更後の商品数量を特定する特定手段と、前記特定した商品、前記変更後の商品数量、および前記特典適用条件を前記ユーザに提示するための提示情報を前記端末に提供する提供手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の商品購入支援装置であって、前記特定手段が特定する商品は、複数数量購入されることが想定される商品として予め設定されている複数購入商品であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の商品購入支援装置であって、ユーザが商品を購入した履歴を保持する履歴保持手段と、前記履歴保持手段を参照し、一ユーザにより複数数量購入された履歴がある商品を前記複数購入商品として設定する設定手段を、更に備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の商品購入支援装置であって、主たる商品と、当該主たる商品が使用又は消費されることに基づいて使用又は消費される従たる商品と、を対応付けて記憶する主従関係記憶手段と、を更に備え、前記特定手段は、前記主従関係記憶手段を参照し、前記ユーザが所望する商品の中に互いに対応付けられた前記主たる商品と前記従たる商品とが存在する場合に、当該従たる商品を、数量を変更する商品として特定することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一項に記載の商品購入支援装置であって、前記提供手段が、前記変更後の商品数量の代わりに、或いは前記変更後の商品数量とともに、前記変更後の商品数量と変更前の商品数量との差分を前記ユーザに提示するための提示情報を前記端末に提供することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、ユーザが端末を用いて商品を購入する際の支援を行う商品購入支援装置に含まれるコンピュータにより実行される商品購入支援方法であって、前記商品の購入時に受けられる特典、および前記特典の適用に必要な特典適用条件を、特典情報として前記特典ごとに保持するステップと、前記特典適用条件が満足されない場合に、前記ユーザが所望する商品のうち少なくとも一部の商品の数量を変更して購入すれば前記特典適用条件を満足することとなる当該商品とその変更後の商品数量を特定するステップと、前記特定した商品、前記商品の数量、および前記特典適用条件を前記ユーザに提示するための提示情報を前記端末に提供するステップと、を含むことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、ユーザが端末を用いて商品を購入する際の支援を行う商品購入支援装置に含まれるコンピュータを、前記商品の購入時に受けられる特典、および前記特典の適用に必要な特典適用条件を、特典情報として前記特典ごとに保持する特典情報保持手段、前記特典適用条件が満足されない場合に、前記ユーザが所望する商品のうち少なくとも一部の商品の数量を変更して購入すれば前記特典適用条件を満足することとなる当該商品とその変更後の商品数量を特定する特定手段、前記特定した商品、前記商品の数量、および前記特典適用条件を前記ユーザに提示するための提示情報を前記端末に提供する提供手段、として機能させることを特徴とする商品購入支援プログラムである。
請求項8に記載の発明は、ユーザが端末を用いて商品を購入する際の支援を行う商品購入支援装置に含まれるコンピュータを、前記商品の購入時に受けられる特典、および前記特典の適用に必要な特典適用条件を、特典情報として前記特典ごとに保持する特典情報保持手段、前記特典適用条件が満足されない場合に、前記ユーザが所望する商品のうち少なくとも一部の商品の数量を変更して購入すれば前記特典適用条件を満足することとなる当該商品とその変更後の商品数量を特定する特定手段、前記特定した商品、前記商品の数量、および前記特典適用条件を前記ユーザに提示するための提示情報を前記端末に提供する提供手段、として機能させる商品購入支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、特典の適用条件が満足される途中の段階まで購入状況が進展している場合に、特典の適用条件と、当該特典の適用条件を満足するために、ユーザが所望している商品のうち何れの商品をどれだけ数量を変更して購入すればよいかがユーザに提示される。したがって、ユーザが当該特典を見逃してしまう可能性を低減させることができるとともに、当該特典が適用された場合のユーザの満足度を高めることができる。また、ユーザは特典適用条件を満足させようと商品を購入すると推測されることから、商品を販売する店舗の売り上げを向上させることができる。
ショッピングシステムの概要構成の一例を示す図である。 ショッピングサーバの概要構成の一例を示すブロック図である。 各種データベースに登録される内容の一例を示す図である。 特典DBに登録される情報の具体例を示す図である。 ショッピングシステムの動作例を示すシーケンス図である。 ショッピングサーバの条件判定処理時の動作例を示すフローチャートである。 ユーザ端末における会計ページ表示時の画面例である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、ショッピングシステムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.ショッピングシステムの構成]
先ず、図1を用いて本発明の一実施形態に係るショッピングシステムSの構成について説明する。
図1に示すように、ショッピングシステムSは、ショッピングサーバ1(「商品購入支援装置」の一例)と、ユーザ端末2(「端末」の一例)と、を含んで構成されている。なお、図1の例では、説明の便宜上、一つのユーザ端末2を示しているが、実際には多数のユーザ端末2からショッピングサーバ1にアクセス可能となっている。
ショッピングサーバ1とユーザ端末2とは、ネットワークNWを介して、例えば、通信プロトコルにTCP/IP等を用いて相互にデータの送受信が可能になっている。なお、ネットワークNWは、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
ショッピングサーバ1は、複数の店舗が参加するショッピングサイトを運営するために設置されるサーバであり、ユーザ端末2から商品の注文を受け付け、ユーザ端末2のユーザと店舗との間で売買契約を成立させるための処理を行うようになっている。
ユーザ端末2は、Webブラウザ機能を有し、ショッピングサーバ1に例えばHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)リクエストを送信してそのレスポンスとしてWebページ等を取得し、表示部に表示するようになっている。これにより、ユーザ端末2のユーザは、ショッピングサイトから提供される情報を閲覧することができる。なお、ユーザ端末2の一例として、ユーザが利用するコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話機等がある。
[2.ショッピングサーバ1の構成]
次に、ショッピングサーバ1の構成について、図2及び図3を用いて説明する。
図2に示すように、ショッピングサーバ1は、大別して、通信部11と、記憶部12と、システム制御部13と、を備えている。
通信部11は、ネットワークNWに接続して、ユーザ端末2との通信状態を制御するようになっている。
記憶部12は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されており、オペレーティングシステムや、サーバ用のソフトウェア等の各種ソフトウェアを記憶する。なお、各種ソフトウェアは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークNWを介して取得されるようにしても良いし、記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしても良い。
また、記憶部12には、ユーザ端末2に送信されるWebページを生成するための各種HTML(Hyper Text Markup Language)文書や、部材(画像データ、音声データ、動画データなど)等が記憶されている。ユーザ端末2に送信されるWebページには、後述するショッピングサイトのトップページ、商品検索ページ、検索結果ページ、個別商品ページ、店舗内商品一覧ページ、会計ページ、注文内容確認ページ等がある。
また、記憶部12には、会員データベース(DB(Database))121、店舗DB122、商品DB123、購入履歴DB124及び特典DB125が構築されている。なお、購入履歴DB124は、「履歴保持手段」の一例である。また、特典DB125は、「特典情報保持手段」の一例である。
図3(A)に示す会員DB121には、ショッピングサイトに会員登録された会員(ショッピングサイトの利用者であり、ユーザ端末2を用いて商品を購入するユーザ)の会員ID、認証パスワード、メールアドレス、及び保有ポイント等の会員情報が登録されている。ここで、保有ポイントとは、ショッピングサイトで商品を購入したユーザに対して、購入金額等に応じて付与されるポイントである。ユーザはショッピングサイトにおいて、保有ポイントを使って商品を購入することができる。
図3(B)に示す店舗DB122には、ショッピングサイトに登録された店舗(商品を販売する店舗)の店舗ID、名称、受諾可能な支払方法及び受諾可能な発送方法等の店舗情報が登録されている。
図3(C)に示す商品DB123には、ショッピングサイトで販売される商品の商品ID、名称、販売価格、ジャンル及び複数購入フラグ等の商品情報が登録されている。複数購入フラグとは、複数購入されることが想定される商品であるか否かを示すフラグである。複数購入フラグが「1」である場合には、その商品が複数購入されることが想定される商品であることを示し、一方、複数購入フラグが「0」である場合には、その商品が複数購入されることが想定される商品ではないことを示す。
図3(D)に示す購入履歴DB124には、ユーザがショッピングサイトを利用して商品を購入した際の購入履歴情報が登録されている。具体的には、購入履歴ID毎に、商品を購入したユーザの会員ID、購入日時、購入店舗ID、購入商品ID、注文数量、及び購入金額等が登録されている。
図3(E)に示す特典DB125には、ショッピングサイトにてユーザに付与される特典の特典ID、適用期間、適用条件、特典内容、提示条件等の特典情報が登録されている。提示条件とは、適用条件をユーザに提示するために満足されるべき条件であって、適用条件が満足されるまでの過程で満足される条件である。提示条件が満足され、且つ、適用条件が満足されていない場合には、対応する特典の適用条件と、適用条件を満足するために数量を増やすべき商品と、その追加すべき数量とがユーザに提示されることとなる。
図4を用いて特典DB125に登録されている特典情報の具体例について説明する。図4における特典ID「CMP001」で識別される特典は、2010年6月1日〜2010年6月30日の適用期間内に、同一店舗での1回の買い物(一の精算手続)における購入合計金額が5000円以上であることという適用条件を満足すれば、その回の買い物で購入された商品の送料を無料とする特典である。また、特典ID「CMP001」で識別される特典について、同一店舗での1回の買い物における購入合計金額が3500円以上であることという提示条件が満足された場合であって、且つ、同一店舗での1回の買い物における購入合計金額が5000円以上であることという適用条件が満足されていない場合には、当該特典の存在をユーザに知らせるために適用条件と、適用条件を満足するために数量を増やすべき商品と、その追加すべき数量とがユーザに提示されることとなる。
本実施形態において特典の提示条件及び適用条件について判定する場合には、買い物かごに登録された商品を購入商品として判定する。例えば、特典ID「CMP001」で識別される特典の場合、買い物かごに登録された商品の購入合計金額が3500円以上である場合には提示条件を満足していると判定する。一方、買い物かごに登録された商品の購入合計金額が5000円以上である場合には適用条件を満足していると判定する。なお、本実施形態における買い物かごとは、電子商取引におけるいわゆる買い物かごであって、ユーザにより指定された購入予定商品が登録される。本実施形態において同一ユーザにより同一店舗で購入される商品は同一の買い物かごに登録されるが、同一ユーザにより複数店舗で購入される商品が同一の買い物かごに登録されるようにしても良い。
一方、特典ID「CMP002」で識別される特典は、適用期間(2010年5月1日〜2010年7月31日)を通して商品Aを10個以上購入することという適用条件を満足すれば、携帯ストラップをプレゼントするという特典である。また、特典ID「CMP002」で識別される特典について、適用期間を通して商品Aを7個以上購入し、今回商品Aを1つ以上購入することという提示条件が満足された場合であって、且つ、適用期間(2010年5月1日〜2010年7月31日)を通して商品Aを10個以上購入することという適用条件が満足されていない場合には、当該特典の存在をユーザに知らせるために適用条件と、適用条件を満足するために数量を増やすべき商品と、その追加すべき数量とがユーザに提示されることとなる。
特典ID「CMP002」で識別される特典の提示条件及び適用条件について判定する場合には、買い物かごに登録された商品と、購入履歴DB124に登録されている適用期間中における購入履歴情報とに基づいて判定する。具体的には、買い物かごに登録された商品Aの個数と、同一ユーザが適用期間中に購入済みである商品Aの個数の合計が7個以上であって、買い物かごに登録された商品Aの個数が1個以上である場合には提示条件を満足していると判定する。一方、買い物かごに登録された商品Aの個数と、同一ユーザが適用期間中に購入済みである商品Aの個数の合計が10個以上である場合には適用条件を満足していると判定する。
また、記憶部12には図示しない商品検索用DBが構築されており、商品検索用DBは、システム制御部13が、ユーザの指定した検索条件に基づいてショッピングサイト内で販売されている商品を検索する際に利用される。
システム制御部13は、CPU(Central Processing Unit)13a、ROM(Read Only Memory)13b、RAM(Random Access Memory)13c等により構成されている。そして、CPU13aが、ROM13bや記憶部12に記憶された各種プログラムを読み出し実行することにより各種機能を実現する。なお、システム制御部13は、「特定手段」、「提供手段」の一例である。
なお、ショッピングサーバ1を、例えば、各種データベースを管理するサーバ、商品の検索処理を行う検索処理サーバ、各種情報を提供するWWWサーバ等の複数のサーバ装置により構成しても良い。
[3.ユーザ端末2の構成]
ユーザ端末2は、図示しないが、例えば、CPU、RAM、ROM等を有するシステム制御部と、例えばハードディスクドライブ等の記憶媒体で構成される記憶部と、ショッピングサーバ1等との間で通信を行うための通信部と、ユーザにより操作される操作部と、ショッピングサーバ1から提供されたWebページを表示する表示部と、を備えている。
[4.ショッピングサーバ1の複数購入フラグ設定時における動作]
ショッピングサーバ1のシステム制御部13は、定期的に、購入履歴情報に基づいて、各商品の複数商品フラグ(図3(C)参照)を更新する。具体的には、各商品について、過去所定期間(例えば、3ヶ月)内に当該商品を購入した全購入者に占める当該商品を複数個購入した購入者の割合が所定割合(例えば、70%)以上であるか否かを判定し、所定割合以上である商品の複数商品フラグを「1」とする。一方、所定割合未満である商品については複数商品フラグを「0」とする。
[5.ショッピングシステムSの商品購入時における動作]
次に、本発明の一実施形態に係るショッピングシステムSの商品購入時における動作について説明する。
図5に示すシーケンス図を用いて、ショッピングシステムSの動作について説明する。なお、ここでは、説明を簡略化するために、一のユーザ端末2のみがショッピングサイトにアクセスしている場合について説明する。また、シーケンス図に示す処理が開始する前に、ユーザ端末2は、ショッピングサイトにアクセスし、ショッピングサイトのトップページ(図示しない)を表示部に表示しているものとする。
まず、ユーザ端末2のシステム制御部は、会員IDと認証パスワードをショッピングサーバ1に送信するための操作を検出すると、入力された会員IDと認証パスワードを含むログイン情報をショッピングサーバ1に送信する(ステップS101)。
ショッピングサーバ1のシステム制御部13は、ログイン情報を受信すると、ログイン処理を行う(ステップS102)。具体的には、システム制御部13は、受信したログイン情報に含まれる会員ID及び認証パスワードと、会員DB121に登録されている会員ID及び認証パスワードを比較することにより行う。システム制御部13は、ログイン処理に問題がないと判定した場合には、ユーザが商品を検索するための検索条件を入力することができる商品検索ページをユーザ端末2に送信する(ステップS103)。
ユーザ端末2のシステム制御部は、商品検索ページを受信すると表示部に表示させる(ステップS104)。商品検索ページは、商品を検索するための検索キーワード等の検索条件を入力することができるようになっている。ユーザ端末2のシステム制御部は、商品検索ページにおいて商品を検索するための検索条件の入力を受け付け、検索条件の入力が完了したと判定すると、入力された検索条件を示す検索条件情報をショッピングサーバ1に送信する(ステップS105)。
ショッピングサーバ1のシステム制御部13は、検索条件情報を受信すると検索条件を満たす商品を検索する検索処理を行う(ステップS106)。この検索処理は、商品検索用DBを用いた公知の検索技術により行われる。
次いで、ショッピングサーバ1のシステム制御部13は、検索結果を表示させるための検索結果ページをユーザ端末2に送信する(ステップS107)。これに対して、ユーザ端末2のシステム制御部は、受信した検索結果ページを表示部に表示させる(ステップS108)。検索結果ページには、検索条件に基づいて検索された商品の一覧が表示される。具体的には、検索された商品毎に代表商品画像、商品名、メーカー名、商品説明、商品価格、店舗名等の商品情報が表示される。これらの商品情報は、それぞれハイパーリンクになっており、クリックされることにより、該当商品に関する詳細な情報を表示する個別商品ページ(図示しない)に遷移するようになっている。
ユーザ端末2のシステム制御部は、検索結果ページを表示させている際に、ユーザにより個別商品ページ表示操作(上述したハイパーリンクをクリックする操作)が行われたと判定すると、操作対象となった商品を識別するための操作商品情報を含む個別商品ページリクエストをショッピングサーバ1に送信する(ステップS109)。
ショッピングサーバ1のシステム制御部13は、個別商品ページリクエストを受信すると、個別商品ページリクエストに含まれる操作商品情報に基づいて、ユーザにクリックされた商品に対応する個別商品ページをユーザ端末2に送信する(ステップS110)。これに対して、ユーザ端末2のシステム制御部は、個別商品ページを受信すると表示部に表示させる(ステップS111)。個別商品ページには、商品画像、商品の詳細情報、店舗に関する詳細情報(支払方法、発送方法等)などが表示される。また、個別商品ページには、購入数量を入力するための購入数量入力部と、買い物かごボタンが設けられている。ユーザは、個別商品ページが表示されている場合に、購入数量(注文数量)を購入数量入力部より入力した上で、買い物かごボタンをクリックすることで、個別商品ページに表示されている商品を買い物かごに登録することができる。
ユーザ端末2のシステム制御部は、個別商品ページを表示させている際に、ユーザにより買い物かごボタンをクリックする操作が行われたと判定すると、買い物かごに登録する商品(個別商品ページにて表示されている商品)の商品IDと、当該商品を販売する店舗の店舗IDと、購入数量を示す購入数量情報とを含む買い物かご登録情報をショッピングサーバ1に送信する(ステップS112)。
ショッピングサーバ1のシステム制御部13は、買い物かご登録情報を受信すると、買い物かご登録処理を行う(ステップS113)。具体的には、システム制御部13は、受信した買い物かご登録情報に含まれる商品ID、店舗ID及び購入数量情報を、ログインしているユーザの会員IDと対応付けて、買い物かご情報として記憶部12に記憶させる。次いで、システム制御部13は、受信した買い物かご登録情報に含まれる店舗IDに対応する店舗にて販売される商品の一覧を表示する店舗内商品一覧ページをユーザ端末2に送信する(ステップS114)。
ユーザ端末2のシステム制御部は、店舗内商品一覧ページを受信すると表示部に表示させる(ステップS115)。店舗内商品一覧ページには、商品毎に、代表商品画像、商品名、商品価格等の商品情報が表示される。これらの商品情報は、それぞれハイパーリンクになっており、ユーザにクリックされることにより、該当商品に関する詳細な情報を表示する個別商品ページ(図示しない)に遷移するようになっている。また、店舗内商品一覧ページには、買い物かごに登録した商品について会計を行う際に押下されるべき会計ボタンが設けられている。
ユーザ端末2のシステム制御部は、店舗内商品一覧ページを表示させている際に、ユーザにより個別商品ページ表示操作(店舗内商品一覧ページ内の上述したハイパーリンクをクリックする操作)が行われたと判定すると、操作対象となった商品を識別するための操作商品情報を含む個別商品ページリクエストをショッピングサーバ1に送信する(ステップS109)。すなわち、ショッピングシステムSでは、店舗内商品一覧ページを表示させている際に、個別商品ページ表示操作が行われた場合には、上述したステップS109からステップS115の処理と同様の処理が繰り返される。
一方、ユーザ端末2のシステム制御部は、店舗内商品一覧ページを表示させている際に、会計ボタンが押下されたと判定すると、会計リクエストをショッピングサーバ1に送信する(ステップS116)。
ショッピングサーバ1のシステム制御部13は、会計リクエストを受信すると、条件判定処理を行う(ステップS117)。具体的には、システム制御部13は、ユーザの商品購入状況を示す状況情報に基づいて、特典DB125に登録されている各提示条件が満足されているか否かを判定するとともに、提示条件を満足している特典がある場合には、その特典の適用条件を満足しているか否かを判定する。すなわち、システム制御部13は、提示条件を満足しており、且つ、適用条件を満足していない特典を抽出する。なお。ユーザの商品購入状況を示す状況情報とは、例えば、買い物かごに登録されている商品を示す買い物かご情報(ステップS113参照)と、購入履歴DB124に登録されている購入履歴情報である。
ここで、図6で示すフローチャートを用いて、条件判定処理の流れについて説明する。まずシステム制御部13は、特典DB125に登録されている特典情報を1件読み込む(ステップS201)。そして、システム制御部13は、適用期間の条件(ステップS202)、提示条件(ステップS203)、及び適用条件(ステップS203)について、それぞれ満足しているか否かを判定する。このとき、システム制御部13は、適用期間の条件及び提示条件を満足し、且つ、提示条件を満足していないと判定した場合に、当該特典情報を抽出し(ステップS205)、ステップS206に移行する。一方、それ以外の場合には、そのままステップS206に移行する。以降、システム制御部13は、特典DB125に登録されている特典情報を全件読み込むまで、ステップS201からステップS205の処理を繰り返す(ステップS206)。
次に、図4で示した特典ID「CMP001」と「CMP002」の2つの特典について、それぞれ適用期間の条件を満足していると判定した場合(ステップS202:YES)における提示条件及び適用条件の判定について説明する。
システム制御部13は、特典ID「CMP001」の特典について適用期間の条件を満足していると判定した場合には、次いで、提示条件を判定する。買い物かごに登録された商品の購入合計金額が3500円以上であるか、という提示条件について満足されていると判定した場合には、次いで、買い物かごに登録された商品の購入合計金額が5000円以上であるか、という適用条件について判定する。適用条件が満足されていないと判定した場合には、当該特典の適用条件と、適用条件を満足するために数量を増やすべき商品と、その追加すべき数量と、がユーザに提示されることとなる。
一方、システム制御部13は、特典ID「CMP002」の特典について提示条件及び適用条件を判定する場合には、まず、ログインしているユーザの会員IDに基づいて、購入履歴DB124から購入履歴情報を取得する。このとき、購入日時が適用期間内である購入履歴情報を取得する。そして、買い物かご情報と、取得した購入履歴情報とに基づいて、提示条件及び適用条件を満足しているか判定する。すなわち、システム制御部13は、買い物かごに登録された商品Aの個数と、同一ユーザが適用期間中に購入済みである商品Aの個数の合計が7個以上であって、買い物かごに登録された商品Aの個数が1個以上であるか、という提示条件について判定する。提示条件が満足されていると判定した場合には、次いで、買い物かごに登録された商品Aの個数と、同一ユーザが適用期間中に購入済みである商品Aの個数の合計が10個以上であるか、という適用条件について判定する。適用条件が満足されていないと判定した場合には、当該特典の適用条件と、適用条件を満足するために数量を増やすべき商品と、その追加すべき数量と、がユーザに提示されることとなる。
図5に戻り、ショッピングサーバ1のシステム制御部13は、条件判定処理を終えると、次いで、追加商品特定処理を行う(ステップS118)。但し、追加商品特定処理は、条件判定処理において、提示条件を満足し、且つ、適用条件を満足していない特典を抽出した場合にのみ、当該特典について実行される処理である。
システム制御部13は、追加商品特定処理において、買い物かごに登録された商品の中から、購入数量を変更することで適用条件を満足させることができる商品を特定するとともに、その購入数量を特定する。具体的には、買い物かごに登録されている各商品の商品IDに基づいて、商品DB123を検索して複数購入フラグを取得する。そして、複数購入フラグが「1」である商品を特定するとともに、特定した商品をどれだけ追加購入すれば適用条件を満足させることができるか、その時点における商品購入状況を示す状況情報に基づいて算出する。例えば、特典ID「CMP001」で識別される特典の適用条件を満足させるための追加すべき数量を算出する場合には、5000円とその時点における購入合計金額との差額を、追加すべき商品の販売価格により除することにより算出する。
システム制御部13は、追加購入すべき商品と、その追加数量(或いは購入すべき数量)を特定すると、次いで、会計ページをユーザ端末2に送信する(ステップS119)。なお、システム制御部13は、条件判定処理(ステップS117)において、提示条件を満足しており、且つ、適用条件を満足していない特典があると判定した場合には、その特典の適用条件と、適用条件を満足するために数量を追加すべき商品とその追加すべき数量とをページの一部の領域に表示する会計ページを生成し、ユーザ端末2に送信する。但し、追加商品特定処理において、買い物かごに登録された全商品の複数購入フラグが「0」であった場合には、その特典の適用条件と、適用条件を満足するために数量を増やすべき商品と、その追加すべき数量とを会計ページに表示させない。
ユーザ端末2のシステム制御部は、会計ページを受信すると表示部に表示させる(ステップS120)。ここで、特典ID「CMP001」で識別される特典に対応する提示条件が満足され、且つ、適用条件が満足されていないと判定された場合における会計ページの表示例を、図7を用いて説明する。
図7に示すように、会計ページ300には提示情報表示エリア310が設けられている。提示情報表示エリア310には、特典ID「CMP001」で識別される特典の適用条件と、適用条件を満足するために数量を増やすべき商品と、当該商品を購入すべき合計購入数量と、当該合計購入数量とするために更に追加すべき数量と、が表示される。図7の例では、購入合計金額が5000円以上で送料無料となることと、商品A1を2個追加して合計3個購入すれば適用条件を満足することが表示されている。なお、特典ID「CMP002」で識別される特典の適用条件と、適用条件を満足するために数量を増やすべき商品と、その追加すべき数量とを表示する場合には提示情報表示エリア310に、例えば、「適用期間(2010年5月1日〜2010年7月31日)を通して商品Aを10個以上購入すれば携帯ストラップをプレゼント。商品Aを3個以上追加して合計10個以上購入すれば携帯ストラップをプレゼント」と、表示される。なお、ショッピングサーバ1のシステム制御部13は、条件判定処理(ステップS117)において、提示条件が満足され、且つ、適用条件が満足されていない特典がないと判定した場合には、会計ページ300に提示情報表示エリア310を設けない。
また、会計ページ300には、会計情報表示エリア320が設けられている。会計情報表示エリア320には、買い物かごに登録された各商品の名称、単価(販売価格)、購入(注文)数量及び小計と、買い物かごに登録された商品の購入合計金額とが表示される。また、数量を増やすべき商品の購入(注文)数量の欄には、その時点における購入(注文)数量が表示されるとともに、当該購入(注文)数量を増加させる際にクリックされるべき数量増加ボタン321と、購入(注文)数量を減少させる際にクリックされるべき数量減少ボタン322と、が設けられている。ユーザにより数量増加ボタン321又は数量減少ボタン322がクリックされると、欄内に表示されている購入(注文)数量が変化するとともに、小計と、購入合計金額も変化するようになっている。なお、ここでは、数量を増やすべき商品として判定された商品の購入(注文)数量のみを変更できるようになっているが、その他の商品についても購入(注文)数量を変更できるように数量増加ボタン321及び数量減少ボタン322を設けることとしてもよい。また、図7に示した例において、ユーザにより商品A1の購入(注文)数量が3個とされ、適用条件を満足した場合には、提示情報表示エリア310に表示していた情報を非表示とすることとしてもよい。
さらに、会計ページ300には、ユーザに支払方法を選択させるための各種ラジオボタン330、340、350と、配送方法を選択させるための配送方法選択部361と、配送希望日を選択させるための配送希望日選択部362と、配送希望時間を選択させるための配送希望時間選択部363と、が設けられている。ラジオボタンとしては、クレジットカード決済ラジオボタン330、銀行振込ラジオボタン340、代金引換ラジオボタン350が設けられている。また、クレジットカード決済ラジオボタン330が選択された場合に、クレジットカード情報(カード会社、カード番号、有効期限、名義人)を入力させるためのクレジットカード情報入力部331が設けられている。
さらにまた、会計ページ300には、「店舗商品一覧へ」ボタン370と、「次へ」ボタン380と、が設けられている。ユーザ端末2のシステム制御部は、ユーザにより「店舗商品一覧へ」ボタン370がクリックされたと判定すると、店舗商品一覧ページリクエストをショッピングサーバ1に送信することにより、上述した店舗商品一覧ページを受信して表示部に表示させる。これにより、ユーザは同一店舗で販売されている商品を更に買い物かごに登録することできる。一方、ユーザ端末2のシステム制御部は、ユーザにより「次へ」ボタン380がクリックされたと判定すると、会計ページ300においてユーザにより入力された情報(注文数量を示す情報、支払方法を示す情報、配送方法を示す情報、配送希望日を示す情報、配送希望時間を示す情報、支払方法がクレジットカード決済である場合におけるクレジットカード情報)を含む会計情報を、ショッピングサーバ1に送信する(ステップS121)。
ショッピングサーバ1のシステム制御部13は、会計情報を受信すると会計情報を記憶部12に記憶させるとともに、会計情報に含まれる注文数量を示す情報を参照し、ユーザが購入商品の注文数量を変更したと判定した場合には、該当商品の注文数量を変更するように買い物かご情報を更新する。次いで、システム制御部13は、注文内容に間違いがないかをユーザに確認してもらうための注文内容確認ページをユーザ端末2に送信する(ステップS122)。ユーザ端末2のシステム制御部は、注文内容確認ページを受信すると表示部に表示させる(ステップS123)。注文内容確認画面は、ユーザが注文した内容(購入商品、購入数量、支払方法、配送方法、配送希望日、配送希望日時等)を確認できるようになっている。また、注文内容確認ページには確認ボタンが設けられており、ユーザは、注文内容に誤りがなければ確認ボタンをクリックするようになっている。ユーザ端末2のシステム制御部は、確認ボタンがクリックされたと判定すると、ユーザが注文内容を確認した旨を示す確認情報をショッピングサーバ1に送信する(ステップS124)。
ショッピングサーバ1のシステム制御部13は、確認情報を受信すると、購入確定処理を行う(ステップS125)。具体的には、買い物かご情報、会計情報を受信した際に記憶部12に記憶させた会計情報に含まれる情報、販売店舗の店舗ID、商品を購入したユーザの会員ID、現在日時(現在日時の取得方法は任意)等に基づいて、購入履歴情報を作成し、購入履歴DB124に登録する。
以上説明したように、本実施形態のショッピングサーバ1は、記憶部12に構築された特典DB125が、ショッピングサイトにてユーザに付与される特典とその適用条件(「特典適用条件」の一例)を特典毎に保持し、システム制御部13が、適用条件が満足されない場合に、買い物かごに登録された商品(「ユーザが所望する商品」の一例)のうち少なくとも一部の商品の数量を増やして購入すれば適用条件を満足することとなる当該商品とその変更後の商品数量を特定し、特定した商品、その増やすべき数量、および特典の適用条件をユーザに提示するための会計ページ(「提示情報」の一例)をユーザ端末2に提供する。
本実施形態のショッピングサーバ1によれば、特典の適用条件が満足される途中の段階まで購入状況が進展している場合に、特典の適用条件と、当該特典の適用条件を満足するために、買い物かごに登録されている商品のうち何れの商品をどれだけ数量を追加して購入すればよいかがユーザに提示される。したがって、ユーザが当該特典を見逃してしまう可能性を低減させることができるとともに、当該特典が適用された場合のユーザの満足度を高めることができる。また、ユーザは特典適用条件を満足させようと商品を購入すると推測されることから、商品を販売する店舗の売り上げを向上させることができる。
また、本実施形態のショッピングサーバ1において、システム制御部13が特定する商品は、複数数量購入されることが想定される商品(複数購入フラグが「1」である商品)として予め設定されている商品(「複数購入商品」の一例)である。したがって、購入数量を増やすべき商品として、複数数量購入されることが想定される商品、すなわち追加購入してもユーザが困らないと想定される商品を、ユーザに提示することができる。
また、本実施形態のショッピングサーバ1は、記憶部12に構築された購入履歴DB124が、各ユーザの購入履歴情報(「履歴」の一例)を記憶し、システム制御部13が、一ユーザにより複数数量購入された履歴がある商品を、複数数量購入されることが想定される商品(複数購入フラグが「1」である商品)として設定する。これにより、購入数量を増やすべき商品として、過去に一ユーザにより複数数量購入された商品、すなわち追加購入してもユーザが困らないと想定される商品を、ユーザに提示することができる。
また、本実施形態においては、ユーザにより店舗内商品一覧ページにおける会計ボタンがクリックされた後に、ショッピングサーバ1のシステム制御部13が、条件判定処理(図5のステップS117)を行い、提示条件を満足しており、且つ、適用条件を満足していない特典があると判定した場合に、追加商品特定処理(図5のステップS118)を行う。そして、追加購入すべき商品と追加すべき数量を特定し、特典の適用条件と合わせて会計ページ300の提示情報表示エリア310に表示させている。しかしながら、条件判定処理及び追加商品特定処理を行うタイミングと、これに伴う特典の適用条件と、追加購入すべき商品と、追加すべき数量とをユーザに提示するタイミングは、本実施形態において説明したタイミングに限られず、ユーザにより最初の商品が買い物かごに登録されてから、注文内容確認ページの確認ボタンがクリックされるまでの間であればよい。
例えば、特典ID「CMP002」で識別される特典の適用期間中でおいて、それまで商品Aを一つも購入していないユーザが、買い物かごに商品Aを7個登録した場合には、ステップS114の処理で送信する店舗内商品一覧ページを加工し、店舗内商品一覧ページにおける何れかの領域に当該特典の適用条件と、商品Aをあと3個追加購入すべきこととを表示させるようにしてもよい(このように加工した店舗内商品一覧ページは、「提示情報」の一例)。この場合、ユーザは随時、適用を受けやすい特典を把握することができる。
また一方で、買い物かご登録処理時に条件判定処理及び追加商品特定処理を行い、特典の適用条件と、追加購入すべき商品と、追加すべき数量とを店舗内商品一覧ページにてユーザに提示した後に、買い物かごに新たに商品が登録されるなどして商品購入状況が変化したことにより、ショッピングサーバ1のシステム制御部13が、ユーザに提示した適用条件を満足したと判定した場合には、これらの提示を停止すべく、特典の適用条件と、追加購入すべき商品と、追加すべき数量とを表示しない上記店舗内商品一覧ページ(「非提示情報」の一例)をユーザ端末2に対して提供することとする。これにより、商品購入状況が変化し、ユーザに提示した特典の適用条件を満足した場合には、当該特典の適用条件を提示しなくなることから、ユーザは商品購入に集中することができる。また、ユーザに提示した適用条件を満足したと判定した場合に、上記店舗内商品一覧ページの表示態様を変更することとしてもよい。これにより、当該特典の適用条件を満足したことを、ユーザに知らせることが可能となる。
[6.第2実施形態]
次に第2実施形態について説明する。第1実施形態では、追加商品特定処理(図5のステップS118)において買い物かごに登録された商品の中から追加購入すべき商品を特定する際、複数購入フラグが「1」となっている商品(すなわち、複数購入されることが想定される商品)を特定したのに対し、第2実施形態では、買い物かごに登録された商品の中に予め互いに対応付けられた主たる商品と従たる商品とが存在する場合に、従たる商品を特定する。なお、従たる商品とは、主たる商品が使用又は消費されることに基づいて使用又は消費される商品である。例えば、主たる商品が「電動歯ブラシ」であれば、対応する従たる商品は「電動歯ブラシ用替えブラシ」である。
以下、第1実施形態と異なる部分を中心に説明することとし、第1実施形態と同様の部材及び処理については第1実施形態と同一の符号を用いることによりその説明を省略する。
第2実施形態における記憶部12には、主たる商品と従たる商品とを対応付けて記憶する主従関係DB(図示しない)が構築されている。主従関係DBには、主たる商品と従たる商品との組合せが登録されている。なお、主従関係DBは「主従関係記憶手段」の一例である。
第2実施形態において、ショッピングサーバ1のシステム制御部13は、条件判定処理(図5のステップS117)にて、ユーザの商品購入状況を示す状況情報(買い物かご情報及び購入履歴情報)に基づいて、提示条件と適用条件がそれぞれ満足されているか否かを判定する。
システム制御部13は、条件判定処理において、提示条件を満足しており、且つ、適用条件を満足していない特典を抽出した場合には、次いで、追加商品特定処理を行う。第2実施形態における追加商品特定処理では、システム制御部13は、買い物かごに登録されている商品の商品IDに基づいて主従関係DBを検索して、買い物かごに登録されている商品の中に、主たる商品(例えば、「電動歯ブラシ」)と共に登録されている従たる商品(例えば、「電動歯ブラシ用替えブラシ」)が存在するか否かを判定する。そして、システム制御部13は、買い物かごの中に主たる商品と共に登録されている従たる商品が存在すると判定した場合には、当該従たる商品を特定し、特定した商品をどれだけの数量追加購入すれば適用条件を満足させることができるか、その時点における商品購入状況を示す状況情報に基づいて算出する。このようにして、第2実施形態におけるシステム制御部13は、追加購入すべき商品とその追加すべき数量とを特定する。
以上説明したように、第2実施形態のショッピングサーバ1は、記憶部12に構築された主従関係DBが、主たる商品と、当該主たる商品が使用又は消費されることに基づいて使用又は消費される従たる商品と、を対応付けて記憶し、システム制御部13は、主従関係DBを参照し、買い物かごに登録された商品の中に互いに対応付けられた主たる商品と従たる商品とが存在する場合に、当該従たる商品を、数量を変更する商品として特定する。
第2実施形態のショッピングサーバ1によれば、買い物かごに登録された商品の中に互いに対応付けられた主たる商品と従たる商品とが存在する場合に、購入数量を増やすべき商品として主たる商品が使用又は消費されることに基づいて使用又は消費される従たる商品、すなわち追加購入してもユーザが困らないと想定される商品を、ユーザに提示することができる。
1 ショッピングサーバ
11 ショッピングサーバ/通信部
12 ショッピングサーバ/記憶部
13 ショッピングサーバ/システム制御部
121 会員DB
122 店舗DB
123 商品DB
124 購入履歴DB
125 特典DB
2 ユーザ端末
NW ネットワーク
S ショッピングシステム

Claims (8)

  1. ユーザが端末を用いて商品を購入する際の支援を行う商品購入支援装置であって、
    前記商品の購入時に受けられる特典、および前記特典の適用に必要な特典適用条件を、特典情報として前記特典ごとに保持する特典情報保持手段と、
    前記特典適用条件が満足されない場合に、前記ユーザが所望する商品のうち少なくとも一部の商品の数量を変更して購入すれば前記特典適用条件を満足することとなる当該商品とその変更後の商品数量を特定する特定手段と、
    前記特定した商品、前記変更後の商品数量、および前記特典適用条件を前記ユーザに提示するための提示情報を前記端末に提供する提供手段と、
    を備えることを特徴とする商品購入支援装置。
  2. 請求項1に記載の商品購入支援装置であって、
    前記特定手段が特定する商品は、複数数量購入されることが想定される商品として予め設定されている複数購入商品であることを特徴とする商品購入支援装置。
  3. 請求項2に記載の商品購入支援装置であって、
    ユーザが商品を購入した履歴を保持する履歴保持手段と、
    前記履歴保持手段を参照し、一ユーザにより複数数量購入された履歴がある商品を前記複数購入商品として設定する設定手段を、更に備えることを特徴とする商品購入支援装置。
  4. 請求項1又は2に記載の商品購入支援装置であって、
    主たる商品と、当該主たる商品が使用又は消費されることに基づいて使用又は消費される従たる商品と、を対応付けて記憶する主従関係記憶手段、を更に備え、
    前記特定手段は、前記主従関係記憶手段を参照し、前記ユーザが所望する商品の中に互いに対応付けられた前記主たる商品と前記従たる商品とが存在する場合に、当該従たる商品を、数量を変更する商品として特定することを特徴とする商品購入支援装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の商品購入支援装置であって、
    前記提供手段が、前記変更後の商品数量の代わりに、或いは前記変更後の商品数量とともに、
    前記変更後の商品数量と変更前の商品数量との差分を前記ユーザに提示するための提示情報を前記端末に提供することを特徴とする商品購入支援装置。
  6. ユーザが端末を用いて商品を購入する際の支援を行う商品購入支援装置に含まれるコンピュータにより実行される商品購入支援方法であって、
    前記商品の購入時に受けられる特典、および前記特典の適用に必要な特典適用条件を、特典情報として前記特典ごとに保持するステップと、
    前記特典適用条件が満足されない場合に、前記ユーザが所望する商品のうち少なくとも一部の商品の数量を変更して購入すれば前記特典適用条件を満足することとなる当該商品とその変更後の商品数量を特定するステップと、
    前記特定した商品、前記商品の数量、および前記特典適用条件を前記ユーザに提示するための提示情報を前記端末に提供するステップと、
    を含むことを特徴とする商品購入支援方法。
  7. ユーザが端末を用いて商品を購入する際の支援を行う商品購入支援装置に含まれるコンピュータを、
    前記商品の購入時に受けられる特典、および前記特典の適用に必要な特典適用条件を、特典情報として前記特典ごとに保持する特典情報保持手段、
    前記特典適用条件が満足されない場合に、前記ユーザが所望する商品のうち少なくとも一部の商品の数量を変更して購入すれば前記特典適用条件を満足することとなる当該商品とその変更後の商品数量を特定する特定手段、
    前記特定した商品、前記商品の数量、および前記特典適用条件を前記ユーザに提示するための提示情報を前記端末に提供する提供手段、
    として機能させることを特徴とする商品購入支援プログラム。
  8. ユーザが端末を用いて商品を購入する際の支援を行う商品購入支援装置に含まれるコンピュータを、
    前記商品の購入時に受けられる特典、および前記特典の適用に必要な特典適用条件を、特典情報として前記特典ごとに保持する特典情報保持手段、
    前記特典適用条件が満足されない場合に、前記ユーザが所望する商品のうち少なくとも一部の商品の数量を変更して購入すれば前記特典適用条件を満足することとなる当該商品とその変更後の商品数量を特定する特定手段、
    前記特定した商品、前記商品の数量、および前記特典適用条件を前記ユーザに提示するための提示情報を前記端末に提供する提供手段、
    として機能させる商品購入支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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