JP2012014087A - 2成分現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

2成分現像装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012014087A
JP2012014087A JP2010152542A JP2010152542A JP2012014087A JP 2012014087 A JP2012014087 A JP 2012014087A JP 2010152542 A JP2010152542 A JP 2010152542A JP 2010152542 A JP2010152542 A JP 2010152542A JP 2012014087 A JP2012014087 A JP 2012014087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
developing
developing roller
gap
guide member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2010152542A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohisa Yoshida
朋悠 吉田
Masayasu Haga
正安 芳賀
Kanji Nakayama
寛治 中山
Wataru Onoda
航 小野田
Yoshiyuki Iguchi
善之 井口
Noboru Ito
昇 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2010152542A priority Critical patent/JP2012014087A/ja
Publication of JP2012014087A publication Critical patent/JP2012014087A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】現像ローラの回転方向において現像剤規制部材に隣り合う上流側域での現像剤溜まり量を低減でき、それにより、上流側域での現像剤ストレスを低減でき、また、現像ローラの回転トルクを抑制できる2成分現像装置を提供する。
【解決手段】現像装置4は、現像ローラ41の回転方向において現像剤規制部材43より上流側域で現像ローラ41と現像ハウジング40の内面401及び現像剤搬送部材441との間に配置された現像剤ガイド部材45を含んでいる。ガイド部材45には現像剤供給量制限スリット49が形成してあり、該スリットを通して現像剤供給部材441から現像ローラ41へ現像剤が供給される。画像形成装置の少なくとも一つの現像装置は現像装置4である。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ機、或いはこれらのうち2以上を組み合わせた複合機等の画像形成装置に関係しており、特に、画像形成装置に用いる現像装置、さらに特に、画像形成装置において静電潜像担持体に形成される静電潜像をトナーと磁性キャリアを含む現像剤で現像してトナー像を形成することができる2成分現像装置に関係している。
複写機、プリンタ、ファクシミリ機、或いはこれらのうち2以上を組み合わせた複合機等の画像形成装置において静電潜像担持体に形成される静電潜像をトナーと磁性キャリアを含む現像剤で現像してトナー像を形成することができる2成分現像装置は、現像剤を収容する現像ハウジングと、現像ハウジングに設けられた回転駆動可能の現像ローラと、この現像ローラに内蔵され、現像ハウジング内の現像に供する現像剤を現像ローラ表面上に吸着するための、複数の磁極を有する磁界発生体と、現像ローラに臨設され、現像ローラに全体的に現像剤を搬送分配するための現像剤搬送部材と、前記磁界発生体の磁力により現像ローラ表面に吸着され、現像ローラの回転により静電潜像現像域へ搬送される現像剤の量を規制する、前記現像ローラに現像剤量規制間隙をおいて臨む現像剤規制部材とを含むものが一般的である。
図5はそのような従来現像装置の1例を示している。
図5に示す2成分現像装置4’は、現像剤Dを収容する現像ハウジング40’と、現像ハウジング40’に設けられた回転駆動可能の現像ローラ41’と、現像ローラ41’に内蔵された磁界発生体42’と、現像ローラ41’に臨む現像剤規制部材43’を含んでいる。
現像装置4’はさらに、現像ハウジング40’内の現像剤Dを搬送しつつ現像ローラ41’へ全体的に分配する、回転駆動される現像剤搬送部材401’を含んでいる。
現像剤搬送部材401’は図5に示すように現像ローラ41’に回転中心軸線を並べて配置されるのが一般的である。
もう一本の現像剤搬送部材(図示省略)を配置し、このもう一本の搬送部材と前記搬送部材401’とで現像剤を往復循環搬送しつつ現像ローラ41’へ分配する現像装置も広く知られている。
磁界発生体42’は、現像ハウジング40’内の現像に供する現像剤を現像ローラ41’表面上に吸着する一方、現像に供されずに現像ローラ41’上に吸着されたまま現像ハウジング40’内へ戻ってくる現像剤を現像ローラ41’から分離させる低磁力域LM’を提供するための、複数の磁極を有する磁界発生体である。
磁界発生体42’における磁極は、それとは限定されないが図5の例では、現像剤Dを現像ローラ41’へ吸い上げるキャッチ極S2、規制部材43’に対応する位置にある規制極N2、規制部材43’を通過した現像剤を静電潜像担持体1’上の静電潜像を現像する現像域Da’へ向け搬送するための搬送極S1、現像域Da’に対応する現像極N1及び前記キャッチ極S2との間に反撥磁界を形成して前記低磁力域LM’を形成する現像剤分離極S3を有している。
磁界発生体42’の磁力により現像ローラ41’表面に吸着される現像剤は、現像ローラ41’の回転により摩擦力の作用下に現像剤規制部材43’が現像ローラ41’に臨む現像剤量規制間隙へ搬送され,そこで所定量に規制されて静電潜像現像域Da’へ搬送され、静電潜像担持体1’上の静電潜像の現像に供される。
現像域Da’で消費されずに現像ローラ41’に保持されたまま現像ハウジング40’へ戻ってくる現像剤は、低磁力域LM’で現像ローラから剥落する。低磁力域LM’は現像ローラ41’表面上の磁束密度が例えば5mT以下である。
なお、いずれにしても、現像ローラの回転による現像剤搬送のための前記摩擦力を発生させる垂直抗力は、主として、現像ローラに内蔵された磁界発生体から発生する磁界による磁力の現像ローラ半径方向成分である。現像剤搬送のために要求されるこの垂直抗力、換言すれば磁界発生体の磁力の現像ローラ半径方向成分を得るため、一般的に用いられている磁界発生体を内蔵した現像ローラの表面の磁束密度分布は数十〜百mT程度である。
この点に関しては、特開2008−15197号公報に次の現像装置が記載されている。すなわち、現像ローラによる現像剤の搬送性を向上させるために、現像剤規制部材の上流側域に現像ローラに間隔をおいて臨む現像剤スリップ規制部材を配置し、この部材により現像剤を現像ローラへ押さえ付けて現像剤の現像ローラに対するスリップを抑制し、換言すれば、現像剤を現像ローラへ押さえ付けて現像ローラと現像剤間の、現像剤搬送に要求される摩擦力を確保することが記載されている。
以上説明したような従来の2成分現像装置では、特開2008−15197号公報に記載されているような現像装置を別にすれば、磁界発生体の磁力により現像ローラに吸着される現像剤の量は、現像剤の嵩の変動や、2成分現像装置に設けられているのが一般的である前記の現像剤搬送部材401’のような現像剤搬送部材の位置や現像剤搬送ムラなどにより変動し、この現像ローラ上の現像剤量の変動により現像形成される画像品質が低下することがある。
そこで現像ローラ上に吸着される現像剤量の変動に左右されずに、現像領域へ搬送する現像剤量を均一化するのに有効な手法として、現像領域へ搬送すべき量よりも多くの現像剤を現像ローラへ供給し(現像ローラ上に吸着させ)、現像剤規制部材にて一定以上の圧力下で現像剤量を規制する方法が多くの現像装置で採用されている。
特開2008−15197号公報
しかしながら、現像剤規制部材による規制部で現像剤に作用する高い圧力は現像剤へのストレスとなり、また、規制部で進行を止められた現像剤が現像ローラによる摺擦力を受け、この点も現像剤へのストレスとなり、これらストレスのため長期にわたる現像装置の使用では現像剤の劣化を招き、ひいては現像形成される画像の品質が低下する。また、現像ローラによる現像剤の摺擦のために、それだけ大きい現像ローラ回転トルクが要求されることになり、今日の省エネルギー化の要請に反することにもなる。これらのことから規制部で現像剤に作用する圧力や現像ローラによる摺擦力を低くすることが求められる。
さらに説明すると、現像剤規制部材で現像領域への移動が規制された現像剤は、磁力によって現像ローラ近くに拘束されるため、現像ローラ回転方向における現像剤規制部材の上流側域(図5の装置4’では上流側域Ar)に現像剤の溜まり部が発生し、そこでは現像剤へのストレスが大きくなり、現像ローラにより現像剤が摺擦される。
現像ローラへの現像剤吸着量を減らせば、規制しなければならない現像剤の量も減らすことができるが、現像剤の溜まり量は、現像剤規制部付近の構造状態や磁力によって決まるので、規制部で量規制を行う以上、
規制部材通過前の現像ローラ上現像剤量>規制部材を通過した現像剤量
となることから、結局現像剤の溜まり量を減らすことはできず、現像剤のストレスを減らすことや、現像ローラによる現像剤の摺擦を減らすことは困難である。
特開2008−15197号公報に記載されたタイプの現像装置であれば、スリップ規制部材と現像剤規制部材とが離隔されており、それにより圧力を解放することで規制部における現像剤ストレスの抑制が可能である。しかしながら、スリップ規制部材の上流側端(現像ローラ回転方向において上流側の端)のところで、そこへ供給される現像剤の量を規制することになるので、その部分で現像剤の溜りが生じ、現像剤ストレスが発生する。このように現像剤ストレスが発生することに変わりはない。
そこで本発明は、静電潜像担持体に形成される静電潜像をトナーと磁性キャリアを含む現像剤で現像してトナー像を形成することができる2成分現像装置であり、前記現像剤を収容する現像ハウジングと、前記現像ハウジングに設けられた回転駆動可能の現像ローラと、前記現像ローラに内蔵され、前記現像ハウジング内の現像剤を前記現像ローラ表面に吸着するための、複数の磁極を有する磁界発生体と、前記現像ローラに全体的に現像剤を搬送分配するための、前記現像ローラに臨設された回転駆動可能の現像剤搬送部材と、前記磁界発生体の磁力により前記現像ローラ表面に吸着され、前記現像ローラの回転により静電潜像現像域へ搬送される現像剤の量を規制する、前記現像ローラに現像剤量規制間隙をおいて臨む現像剤規制部材とを含む2成分現像装置であって、前記磁界発生体の磁力により前記現像ローラ上に吸着されて前記現像剤量規制間隙へ向け搬送される現像剤量を現像に支障のない程度の少量に抑制でき、該現像剤量の抑制により、前記現像ローラ回転方向において前記現像剤規制部材に隣り合う上流側域での現像剤溜まり量を低減して現像に寄与しない現像剤へのストレスを低減させることができるとともに現像ローラによる現像剤摺擦を低減して現像ローラ回転トルクの上昇をそれだけ抑制することができる2成分現像装置を提供することを第1の課題とする。
また本発明は、静電潜像担持体に目的とする画像に応じた静電潜像を形成し、該静電潜像を現像装置で現像してトナー像を形成できる画像形成装置であって、少なくとも一つの現像装置において現像剤ストレスを抑制して、それだけ良好な画像を形成することができる画像形成装置を提供することを第2の課題とする。
本発明は前記第1の課題を解決するため、
静電潜像担持体に形成される静電潜像をトナーと磁性キャリアを含む現像剤で現像してトナー像を形成することができる2成分現像装置であって、前記現像剤を収容する現像ハウジングと、前記現像ハウジングに設けられた回転駆動可能の現像ローラと、前記現像ローラに内蔵され、前記現像ハウジング内の現像に供する現像剤を前記現像ローラ表面上に吸着するための、複数の磁極を有する磁界発生体と、前記現像ローラに全体的に現像剤を搬送分配するための、前記現像ローラに臨設された回転駆動可能の現像剤搬送部材と、前記磁界発生体の磁力により前記現像ローラ表面に吸着され、前記現像ローラの回転により静電潜像現像域へ搬送される現像剤の量を規制する、前記現像ローラに現像剤量規制間隙をおいて臨む現像剤規制部材とを含む2成分現像装置であり、
前記現像ローラの回転方向において前記現像剤規制部材より上流側域で前記現像ローラと前記現像ハウジング内面及び前記現像剤搬送部材との間に配置されるとともに前記現像ローラに間隙をおいて臨設された現像剤ガイド部材を含んでおり、前記ガイド部材は、前記現像ローラとの間に前記現像剤量規制間隙へ向け現像剤を供給するための現像剤供給通路を提供しており、前記ガイド部材に現像剤供給量制限スリットが形成されており、前記現像剤供給量制限スリットを通して前記現像剤搬送部材から前記現像ローラへ現像剤が吸着される2成分現像装置を提供する。
また本発明は前記第2の課題を解決するため、
静電潜像担持体に目的とする画像に応じた静電潜像を形成し、該静電潜像を現像装置で現像してトナー像を形成できる画像形成装置であり、少なくとも一つの現像装置が本発明に係る2成分現像装置である画像形成装置を提供する。
本発明に係る2成分現像装置によると、前記現像ローラの回転方向において前記現像剤規制部材より上流側域で前記現像ローラと前記現像ハウジング内面及び前記現像剤搬送部材との間に配置されるとともに前記現像ローラに間隙をおいて臨設された現像剤ガイド部材が設けられている。
このガイド部材は、前記現像ローラとの間に前記現像剤規制部材と前記現像ローラとの間の現像剤量規制間隙へ向け現像剤を供給するための現像剤供給通路を提供している。そして、前記ガイド部材に現像剤供給量制限スリットが形成されている。
本発明に係る2成分現像装置によると、前記現像剤規制部材より上流側域では、前記現像剤搬送部材により現像ローラに対して搬送分配される現像剤が前記磁界発生体の磁力により現像ローラの方へ吸引されるが、前記ガイド部材があるため、該ガイド部材の現像剤搬送部材側の面に吸着される。
ガイド部材の現像剤搬送部材側の面に吸着された現像剤は、現像剤供給量制限スリットを通して、該スリットに制限された量が現像スリーブに吸着され、さらにガイド部材と現像ローラとの間の間隙の大きさに制限された量で現像ローラの駆動回転に伴ってガイド部材と現像ローラとの間の現像剤供給通路を通って現像剤量規制間隙へと搬送される。
ここでガイド部材と現像ローラとの間の間隙の大きさ(現像剤供給通路の現像ローラ半径方向の寸法)及び現像剤供給量制限スリットのサイズ(特にスリット幅)は予め所望サイズのものにしておくことができる。例えば、ガイド部材の現像ローラに対する位置や現像剤供給量制限スリットのサイズ(特にスリット幅)を静電潜像現像に支障のない量の現像剤を現像ローラ上に吸着させて現像剤規制部へ搬送できる程度のものに設定しておくことができ、そうすることで、該スリットを通して、現像域での静電潜像現像に支障のない量に制限された現像剤量だけを現像ローラ上に吸着させるとともに現像剤規制部材へ向け搬送することができる。
それにより、現像剤規制部材の上流側域での現像剤溜まり量を少なく抑制することができ、それだけ、現像に寄与しない現像剤の供給を抑制して、現像に寄与しない現像剤への圧力と現像ローラの摺擦によるストレスを低減させ、ひいては現像形成される画像の品質を良好にすることができるとともに現像ローラによる現像剤摺擦を低減して現像ローラ回転トルクの上昇をそれだけ抑制することができる。
また、従来の現像装置であれば発生することがあった現像剤搬送部材による現像剤搬送ムラ等に起因する現像ローラへの現像剤吸着量変動、ひいては現像域への現像剤搬送量の変動が、本発明に係る現像装置では、現像剤供給量制限スリットを有するガイド部材が現像ローラへの現像剤吸着量の変動吸収機能を発揮することで、それだけ現像形成される画像の品位低下を抑制できる。
本発明に係る画像形成装置では少なくとも一つの現像装置に本発明に係る2成分現像装置が採用されているので、その現像装置での現像剤ストレスが抑制され、現像剤ストレスが大きいと発生する現像剤の劣化、それによる画像不良発生等が抑制され、それだけ良好な画像を形成でき、画像形成装置全体としてもそれだけ良好な画像を形成することができる。
本発明に係る2成分現像装置における各部の寸法関係については、前記本発明の課題を解決するうえで、
前記現像剤規制部材が提供している前記現像剤量規制間隙がg1、
前記現像ローラと前記ガイド部材との間の間隙がg2、
前記ガイド部材の前記現像剤供給量制限スリットの幅がg3、
前記ガイド部材と前記現像剤供給部材の回転空間域との最短間隙がg4であるとき、 間隙g1は間隙g2及び幅g3のいずれよりも小さく、間隙g4は幅g3よりも小さい場合を例示できる。
また、
前記現像剤規制部材が提供している前記現像剤量規制間隙がg1、
前記現像ローラと前記ガイド部材との間の間隙がg2、
前記ガイド部材の前記現像剤供給量制限スリットの幅がg3であり、
間隙g1<幅g3<間隙g2の関係が満たされている場合を例示できる。
前記ガイド部材と前記現像ハウジングの内面との間に、前記ガイド部材の現像剤供給量制限スリットを介しての前記現像ローラへの現像剤吸着域へ向け現像剤を還流させる現像剤還流通路が形成されているとともに、前記ガイド部材の前記現像ローラ回転方向における下流側端部において前記現像剤供給通路と前記現像剤還流通路とを連通させる連通路が形成されていてもよい。
この場合、
前記現像剤規制部材が提供している前記現像剤量規制間隙がg1、
前記連通路の間隙がg5であり、
前記前記ガイド部材と前記現像ハウジング内面との間隙がg6であり、
間隙g6>間隙g5>間隙g1の関係が満たされている場合を例示できる。
前記現像剤還流通路は自身に流れ込んでくる現像剤を重力で前記現像ローラへの現像剤吸着域へ向け還流させる通路である場合を例示できる。
なお還流通路には、現像剤を現像剤吸着域へ向け送る、例えば回転パドルのような送り部材を設けてもよい。
以上説明したように本発明によると、静電潜像担持体に形成される静電潜像をトナーと磁性キャリアを含む現像剤で現像してトナー像を形成することができる2成分現像装置であり、前記現像剤を収容する現像ハウジングと、前記現像ハウジングに設けられた回転駆動可能の現像ローラと、前記現像ローラに内蔵され、前記現像ハウジング内の現像剤を前記現像ローラ表面に吸着するための、複数の磁極を有する磁界発生体と、前記現像ローラに全体的に現像剤を搬送分配するための、前記現像ローラに臨設された回転駆動可能の現像剤搬送部材と、前記磁界発生体の磁力により前記現像ローラ表面に吸着され、前記現像ローラの回転により静電潜像現像域へ搬送される現像剤の量を規制する、前記現像ローラに現像剤量規制間隙をおいて臨む現像剤規制部材とを含む2成分現像装置であって、前記磁界発生体の磁力により前記現像ローラ上に吸着されて前記現像剤量規制間隙へ向け搬送される現像剤量を現像に支障のない程度の少量に抑制でき、該現像剤量の抑制により、前記現像ローラ回転方向において前記現像剤規制部材に隣り合う上流側域での現像剤溜まり量を低減して現像に寄与しない現像剤へのストレスを低減させることができるとともに現像ローラによる現像剤摺擦を低減して現像ローラ回転トルクの上昇をそれだけ抑制することができる2成分現像装置を提供できる。
また本発明によると、静電潜像担持体に目的とする画像に応じた静電潜像を形成し、該静電潜像を現像装置で現像してトナー像を形成できる画像形成装置であって、少なくとも一つの現像装置において現像剤ストレスを抑制して、それだけ良好な画像を形成することができる画像形成装置を提供できる。
本発明に係る画像形成装置例の構成の概略を示す図である。 図1の画像形成装置に採用されている本発明に係る2成分現像装置例の概略断面図である。 実施例現像装置、比較例現像装置及び従来例現像装置のそれぞれにおける現像ローラ回転トルクを調べた結果を対比させて示す図である。 比較例現像装置を示す図である。 従来の現像装置例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明に係る画像形成装置の例及び本発明に係る現像装置の例について説明する。
図1は本発明に係る画像形成装置例の構成の概略を示している。
図1に示す画像形成装置10はモノクロ画像を記録紙等の記録シートS上に形成する電子写真方式の画像形成装置である。
画像形成装置10は、ドラム型感光体1を含んでおり、感光体1の周囲に帯電器2、画像露光装置3、現像装置4、転写ローラ5及びクリーニング装置6がこの順序で配置されている。画像形成装置10はこれらのほか、図示省略の記録シート供給部を備えているとともに、該記録シート供給部から供給されてくるシートSの搬送方向において転写ローラ5より下流側に定着装置7及びシート排出トレイ(図示省略)等を備えている。
感光体1は負帯電性の感光体であり、帯電器2によりその表面を一様に所定負電位に帯電させることができる。 画像露光装置3は帯電器2による感光体帯電域に画像露光を施すことで形成しようとする画像に応じた静電潜像を形成するものであり、図示省略の画像読み取り装置、コンピュータ、外部ファクシミリ機等から提供される画像情報に応じて画像露光を施すものである。
現像装置4はトナーと磁性キャリアを含む2成分現像剤を用いて感光体1上の静電潜像を現像する2成分現像装置であり、負に帯電したトナーで反転現像により静電潜像を可視トナー像とするものである。現像装置4については後ほどさらに説明する。
画像形成装置10によると次のようにしてシートSにトナー画像を形成することができる。
図示省略の感光体駆動モータにより図中時計方向に回転駆動される感光体1の表面を、図示省略の帯電用電源から帯電用電圧が印加された帯電器2により一様に所定電位に帯電させる。その帯電域に画像露光装置3から画像露光して、形成しようとする画像に応じた静電潜像を形成し、この静電潜像を2成分現像装置4で現像してトナー像を形成する。
一方、図示省略の記録シート供給部から記録シートSをタイミングローラTRへ供給し、タイミングローラTRにて記録シートSを、その画像形成対象域にトナー像が転写されるタイミングで感光体1と転写ローラ5との間の転写部に突入、通過させる。このとき、転写ローラ5には図示省略の転写電源から転写電圧を印加し、感光体1上のトナー像をシートSへ転写する。
このようにしてトナー像が転写された記録シートSは定着装置7を通過することで加熱加圧下にトナー像が定着され、シート排出トレイへ排出される。
トナー像転写後の感光体1表面はクリーニング装置6により清掃され、次の画像形成に備えられる。
2成分現像装置4についてさらに説明する。
図2は図1の画像形成装置に採用されている2成分現像装置4の概略断面構造を示している。
現像装置4はトナーと磁性キャリアを含む所謂2成分現像剤Dを収容する現像ハウジング40と、現像ハウジング40に回転可能に取り付けられた現像ローラ41と、現像ローラ41に内蔵された磁界発生体42と、現像ローラ41に現像剤量規制間隙g1をあけて臨設された現像剤規制部材43とを含んでいる。
現像ローラ41はスリーブの形態の非磁性部材であり、現像スリーブとも称されており、表面はブラスト処理等により現像剤Dを搬送するのに適度の粗さを有している。それとは限定されないが本例では外径16mmである。現像剤規制部材43は磁性材料からなっている。
現像ローラ41は、現像ハウジング40の感光体1に向かって開かれた開口部から感光体1に現像間隙をおいて臨み、図示省略の現像モータにより図2において時計方向まわりCWに回転駆動可能である。現像ローラ41は画像形成する記録シートSの搬送方向に直角な方向の幅に対応できるように、回転中心線CLの方向に長く形成されている。
現像装置4はさらに一対の現像剤搬送部材441、442を含んでいる。現像剤搬送部材441、442は、現像剤を攪拌しつつ(それによりトナーを摩擦帯電させつつ)現像ローラ41の長手方向(回転中心線CLの方向)に沿って搬送し、現像ローラ41の現像剤を保持すべき各部に現像剤を分配するものである。
現像剤搬送部材441、442は現像ローラ41と並行に、現像ハウジング40内に回転可能に配置されている。現像剤搬送部材441、442は本例ではスクリューコンベアであり、図示省略の前記現像モータにより伝動機構を介して回転駆動できる。
図2において、現像剤Dは一方の搬送部材441により手前側から奥側へ搬送され、両搬送部材間に設けられた仕切り壁400の奥側部位に形成された開口(図示省略)から他方の搬送部材442へ移動し、搬送部材442により奥側から手前側へ搬送され、仕切り壁400の手前側部位に形成された開口(図示省略)から搬送部材441へ移動するというように循環搬送される。
現像ローラ41に臨む搬送部材441は現像剤Dを現像ローラ41の長手方向に沿って搬送しつつ現像ローラ各部へ現像剤を分配する。補給トナーは、例えば搬送部材442の奥側部位に供給することができる。
磁界発生体42は、現像ハウジング4内の現像に供する現像剤Dを現像ローラ41表面に吸着する一方、現像に供されずに現像ローラ41上に吸着されたまま現像ハウジング40内へ戻ってくる現像剤Dを現像ローラ41から分離させる低磁力域LMを提供するものである。
さらに説明すると、磁界発生体42は、それとは限らないが、本例では永久磁石を組み合わせ配列してロール状に形成したもので、周面に磁極であるS極及びN極を有するものである。
磁界発生体42は磁極として、現像剤Dを現像ローラ41へ吸い上げるキャッチ極S2、規制部材43に対応する位置にある規制極N2、規制部材43による現像剤量規制間隙g1を通過した現像剤を感光体1上の静電潜像を現像する現像域Daへ向け搬送するための搬送極S1、現像域Daに対応する現像極N1及び前記キャッチ極S2との間に反撥磁界を形成して前記低磁力域LMを形成する現像剤分離極S3を有している。
なお、磁界発生体42における磁極配置はこれに限定されるものではない。静電潜像現像に支障のない範囲で他の磁極配置の採用も可能である。
現像剤Dを構成するトナーは、それとは限定されないが本例では、重合法により作られた平均粒径6μmの、負帯電させて用いるトナーであり、磁性キャリアは平均粒径33μmのキャリアである。
現像装置4はさらに、現像剤のガイド部材45を含んでいる。ガイド部材45は、非磁性材料で形成されており、現像ローラ41の回転方向において現像剤規制部材43より上流側域において、現像ローラ41と、現像ハウジング40の内面401及び現像剤搬送部材441との間に配置されており、現像ローラ41に間隙g2をおいて臨んでいる。
ガイド部材45は、現像ローラ41との間に前記現像剤量規制間隙g1へ向け現像剤Dを供給するための現像剤供給通路46を提供している。
ガイド部材45は、また、現像ハウジング内面401との間に間隙g6をおいて配置されており、現像ハウジング内面401との間に、現像ローラ回転方向におけるガイド部材上流側端部に形成されたスリット49のある現像剤供給域(現像剤吸着域)へ向け現像剤Dを還流させる現像剤還流通路47を提供している。スリット49は現像剤供給量制限スリットであるが後ほど詳述する。
ガイド部材45の現像ローラ回転方向において下流側端部、さらに言えば、現像剤規制部材43に近い部位(本例では規制部材43から上流側へ距離P戻った位置)には、現像剤案内通路46から現像剤還流通路47へ連通する、間隙寸法g5の連通路48が形成されている。
ガイド部材45の現像ローラ回転方向における上流側の端451は低磁力域LWにあり、現像剤搬送部材441のスクリュー回転空間域441aに対し間隙g4をおいて接近配置されている。
ガイド部材45の現像ローラ回転方向における上流側端部には現像剤供給量制限スリット49が形成されており、この現像剤供給量制限スリット49を通して現像剤搬送部材441から現像ローラ41へ現像剤が吸着されるようになっている。
ガイド部材45の現像剤供給量制限スリット49は、前記低磁力域LMより下流側で該低磁力域LMに最も近い磁極(ここではキャッチ極S2)の磁束密度のピーク位置上(換言すれば、磁極S2の磁束密度のピークに対応する位置上)、或いはそれより上流側に形成することができる。図示例では、概ねキャッチ極S2に対応させて形成してある。
それとは限定されないが、ここでは、
現像剤量規制間隙g1=0.5mm、
ガイド部材45と現像ローラ41との間隙g2=1.75mm、
ガイド部材45の現像剤供給量制限スリット49の幅g3=1. 5mm、
ガイド部材45と現像剤供給部材回転空間域441aとの最短間隙g4=1.0mm、 ガイド部材45とハウジング内面401との間隙g6=2.0mm、
連通路48が形成されている、規制部材43から上流側へ戻った距離P=3mm、
連通路48の間隙g5=1.75mmである。g6=3mm、g5=2mmとしてもよい。
上記各部寸法から分かるように、
現像剤量規制間隙g1<間隙g3<間隙g2の大小関係及び
現像剤量規制間隙g1<間隙g5<間隙g6の大小関係があり、
ガイド部材45と現像剤供給回転部材441との最短間隙g4は間隙g3よりも小間隙である。
なお、スリット49の現像ローラ41の長手方向の長さは、現像ローラ41の現像剤を吸着すべき部分に全体的に現像剤を供給できる一定の長さとされている。
現像装置4によると、磁界発生体42のキャッチ極S2の磁力により現像ローラ41表面に吸着される現像剤は現像ローラ41の回転により摩擦力の作用下に現像剤量規制間隙g1へ搬送され、そこで所定量に規制されて現像域Daへ現像剤の穂の態様で搬送され、感光体1上の静電潜像の現像に供される。
現像域Daで消費されずに現像ローラ41に保持されたまま現像ハウジング40へ戻ってくる現像剤は、低磁力域LMで現像ローラ41から剥落する。
ここで注目すべきは、現像装置4においてはガイド部材45が設けられている点である。
ガイド部材45は現像ローラ41の回転方向において現像剤規制部材43より上流側域で、現像ローラ41と現像ハウジング内面401及び現像剤搬送部材441との間に配置され、現像ローラ41に間隙g2(1.75mm)をおいて臨み、現像ローラ41との間に現像剤供給通路46を提供している。現像剤供給通路46は現像剤量規制間隙g1(0.5mm)へ通じる通路である。
またガイド部材45は、その上流側端451が低磁力域LMへ延びて、現像剤搬送部材441の回転空間域に対して小さい間隙g4(1.0mm)をおいて接近しており、その上流側端451よりやや下流側において磁界発生体42のキャッチ極S2に臨む現像剤供給量規制スリット49(幅g3=1. 5mm<間隙g2=1.75mm)が形成されている。
現像剤規制部材43より上流側域では、現像剤搬送部材441により現像ローラ41に対して搬送分配される現像剤Dが主として磁界発生体42のキャッチ極S2の磁力により現像ローラ41の方へ吸引されるが、ガイド部材45があるため、ガイド部材45の現像剤搬送部材側の面に吸着される。そして、ガイド部材45と現像剤供給回転部材441との最短間隙g4は間隙g3よりも小間隙の1. 0mmであり、それ故、現像剤搬送部材441からガイド部材45の現像剤搬送部材側の面に拘束される現像剤量はそれだけ多くなり、吸着されている現像剤が枯渇することはない。
ガイド部材45の現像剤搬送部材側の面に吸着された現像剤Dは、現像剤供給量制限スリット49を通して、スリット49に制限された量で現像スリーブ41に吸着され、さらにガイド部材45と現像ローラ41との間の間隙g2の大きさに制限された量で現像ローラ41の駆動回転に伴って現像剤供給通路46を通って現像剤量規制間隙g1へ搬送される。
スリット49を通しての現像ローラ41への現像剤吸着は、現像ローラ41に吸着された現像剤が現像剤量規制間隙g1へ向け搬送されることで順次連続的に行われるので、現像剤の供給に支障はない。
ここでガイド部材45と現像ローラ41との間の間隙g2の大きさ(現像剤供給通路46の現像ローラ半径方向の寸法)及び現像剤供給量制限スリット49のサイズ(特にスリット幅g3)、或いはさらにキャッチ極S2の磁力が、静電潜像現像に支障のない量の現像剤を現像ローラ41上に吸着させて現像剤規制部へ搬送できる程度のものに設定してあり、特に、間隙g2>スリット幅g3としてあるので、スリット49を通して、現像域Daでの静電潜像現像に支障のない量に抑制された現像剤だけを現像ローラ41上に吸着させるとともに現像剤規制部材43へ向け搬送することができる。換言すれば、過剰な現像剤量を現像剤規制部へ供給してしまうことを防ぐことができる。
なお、それとは限定されないが本例でのキャッチ極の現像ローラ半径方向の磁束密度Brは現像ローラ表面上で略55mTである。
かくして、現像剤規制部材43の上流側域での現像剤溜まり量を少なく抑制することができ、それだけ、現像に寄与しない現像剤の供給を抑制して、現像に寄与しない現像剤への圧力と現像ローラ41の摺擦によるストレスを低減させ、ひいては現像形成される画像の品質をそれだけ良好に維持することができるとともに現像ローラ41による現像剤摺擦を低減して現像ローラ回転トルクの上昇をそれだけ抑制することができる。
また、従来の現像装置であれば発生することがあった現像剤搬送部材による現像剤搬送ムラ等に起因する現像ローラ41への現像剤吸着量変動、ひいては現像域Daへの現像剤搬送量の変動が、現像装置4では、現像剤供給量制限スリット49を有するガイド部材45が現像ローラ41への現像剤吸着量の変動吸収機能を発揮することで、それだけ現像形成される画像の品位低下を抑制できる。
画像形成装置10の立場からすると、現像装置に2成分現像装置4が採用されているので、その現像装置4での現像剤ストレスが抑制され、現像剤ストレスが大きいと発生する現像剤の劣化、それによる画像不良発生等が抑制され、それだけ良好な画像を形成でき、画像形成装置10全体としてもそれだけ良好な画像を形成することができる。
また、ガイド部材45によって、現像剤規制部材43による現像剤量規制部前の現像剤流れ経路として以下の二つの経路が形成されている。
経路1:現像ローラ41とガイド部材45との間に形成される空間(現像剤供給通路4 6)。この経路1では現像ローラ回転方向と同方向に現像剤Dが搬送される。 経路2:ガイド部材45と現像ハウジング40との間に形成される空間(現像剤還流通 路47)。この経路2では現像ローラ回転方向とは逆向きに現像剤Dが移動す る。現像剤規制部材43により現像領域Daへの搬送が規制された現像剤Dは 現像剤案内通路46と現像剤還流通路47とを連通させる連通路48から現像 剤還流通路47へ流入し、この通路をガイド部材45のスリット49のある現 像剤供給域へ向け重力で移動する。
経路1は、ガイド部材45によって現像ローラ表面との間隔が制限されているので、この経路1を搬送されてくる現像剤の現像剤規制部での溜まり量はガイド部材45が無い場合と比べると少ないことは前記のとおりであり、さらに、現像剤規制部前の現像剤圧力は、経路1(現像剤供給通路46)と経路2(現像剤還流通路47)とを連通させる連通路48により解放され、現像剤規制部前の現像剤は経路2を通じてガイド部材45のスリット49のある現像剤供給域へ向け返されるので、現像剤規制部前の現像剤圧力が高まりすぎることを防げる。
この点でも、現像ローラ回転方向において現像剤規制部材43に隣り合う上流側域での現像剤溜まり量を低減でき、それにより、現像剤規制部材43に隣り合う上流側域での現像剤ストレスを低減できる。
以上説明した例では、ガイド部材45と現像ローラ41との間隙g2を1.75mmに設定しているが、この間隙g2は通路46の全体にわたって均一である必要はない。例えば、現像剤の詰め込みを抑制するために、上流側部分の間隙寸法を下流側部分の間隙寸法より狭くしてもよい。
次に、図2に示す現像装置4と、図5に示す従来現像装置4’と、さらに図4に示す比較例現像装置4”とについて行った実験について説明する。
現像装置4、4’、4”とにおいて、現像ローラ、磁界発生体、現像剤規制部材等は同じものを採用した。現像ローラ周速はいずれも302mm/秒とした。
比較例現像装置4”は従来技術に属するものではない。現像装置4”は、現像装置4において、ガイド部材45のスリット49より上流側の部分を削除し、さらにガイド部材45の上流側端を現像装置4の場合よりも一層キャッチ極S2に対応させたものである。他の点は現像装置4と略同じである。現像装置4と実質上同じ部分、部品には現像装置4と同じ参照符号を付してある。
現像剤規制部材の上流側域の現像剤溜まり量が多くなると、現像ローラによる現像剤の摺擦力が増加し、現像ローラの回転トルクが増加してくるところ、図3に示すように、ガイド部材を設けてある比較例現像装置4”ではガイド部材の無い従来現像装置4’より現像ローラ回転トルクが低減され、実施例現像装置4では比較例現像装置4”よりも現像ローラ回転トルクが低減されており、比較例現像装置4”では従来現像装置4’より現像剤規制部材上流側域での現像剤溜まり量が少なく抑制されており、実施例現像装置4では比較例現像装置4”よりさらに現像剤溜まり量が少なく抑制されていること(ひいてはそれだけ現像剤ストレスが抑制されていること)が分かる。
図4から、実施例現像装置4では従来例現像装置4’より2〜4割程度現像ローラ回転トルクを低減させることができることが分かる。
上記調査では、ガイド部材45と現像ローラ41との間の間隙g2は1.75mmであったが、図4に示す調査結果からすると、間隙g2が2mm程度より小さければ、現像剤溜まり量を低減し、現像剤ストレス及び現像ローラ回転トルクを抑制できると言える。
以上説明した画像形成装置はモノクロ画像を形成するものであったが、本発明はカラー画像を形成する画像形成装置にも適用でき、そのとき、カラー画像形成のための、それぞれが担当色トナーを収容している複数の現像装置のうち1又は2以上について本発明に係る2成分現像装置を採用することができる。
本発明は、現像ローラ回転方向において現像剤規制部材に隣り合う上流側域での現像剤ストレスを低減でき、現像ローラの回転トルクを抑制することができる2成分現像装置を提供すること及びこの2成分現像装置を少なくとも一つ備えることでそれだけ良好な画像形成を行える画像形成装置を提供することに利用できる。
10 画像形成装置
S 記録シート
1 感光体
2 帯電器
3 画像露光装置
5 転写ローラ
6 クリーニング装置
7 定着装置
TR タイミングローラ
4 2成分現像装置4
40 現像ハウジング
401 現像ハウジング内面
41 現像ローラ
42 磁界発生体
S2 キャッチ極
N1 規制極
S1 搬送極
N2 現像極
S3 分離極
43 現像剤規制部材
441、442 現像剤搬送部材
441a 搬送部材441の回転空間域
400 搬送部材間の仕切り壁
D 現像剤
S2 キャッチ極
N2 規制極
S1 搬送極
N1 現像極
S3 分離極
LM 低磁力域
Da 現像域
45 ガイド部材
451 ガイド部材の上流側端
452 ガイド部材の下流側の端部
46 現像剤案内通路
47 現像剤還流通路
48 連通路
49 現像剤供給量制限スリット
g1 現像剤量規制間隙
g2 ガイド部材と現像ローラとの間の間隙
g3 現像剤供給量制限スリット幅
g4 ガイド部材上流側端と現像剤搬送部材のスクリュー回転空間域との間隙
g5 連通間隙
g6 ガイド部材と現像ハウジング内面401との間の間隙

Claims (6)

  1. 静電潜像担持体に形成される静電潜像をトナーと磁性キャリアを含む現像剤で現像してトナー像を形成することができる2成分現像装置であって、前記現像剤を収容する現像ハウジングと、前記現像ハウジングに設けられた回転駆動可能の現像ローラと、前記現像ローラに内蔵され、前記現像ハウジング内の現像に供する現像剤を前記現像ローラ表面上に吸着するための、複数の磁極を有する磁界発生体と、前記現像ローラに全体的に現像剤を搬送分配するための、前記現像ローラに臨設された回転駆動可能の現像剤搬送部材と、前記磁界発生体の磁力により前記現像ローラ表面に吸着され、前記現像ローラの回転により静電潜像現像域へ搬送される現像剤の量を規制する、前記現像ローラに現像剤量規制間隙をおいて臨む現像剤規制部材とを含む2成分現像装置であり、
    前記現像ローラの回転方向において前記現像剤規制部材より上流側域で前記現像ローラと前記現像ハウジング内面及び前記現像剤搬送部材との間に配置されるとともに前記現像ローラに間隙をおいて臨設された現像剤ガイド部材を含んでおり、前記ガイド部材は、前記現像ローラとの間に前記現像剤量規制間隙へ向け現像剤を供給するための現像剤供給通路を提供しており、前記ガイド部材に現像剤供給量制限スリットが形成されており、前記現像剤供給量制限スリットを通して前記現像剤搬送部材から前記現像ローラへ現像剤が吸着されることを特徴とする2成分現像装置。
  2. 前記現像剤規制部材が提供している前記現像剤量規制間隙がg1、
    前記現像ローラと前記ガイド部材との間の間隙がg2、
    前記ガイド部材の前記現像剤供給量制限スリットの幅がg3、
    前記ガイド部材と前記現像剤供給回転部材の回転空間域との最短間隙がg4であり、
    間隙g1は幅g3及び間隙g2のいずれよりも小さく、間隙g4は幅g3より小さい請求項1記載の2成分現像装置。
  3. 前記現像剤規制部材が提供している前記現像剤量規制間隙がg1、
    前記現像ローラと前記ガイド部材との間の間隙がg2、
    前記ガイド部材の前記現像剤供給量制限スリットの幅がg3であり、
    間隙g1<幅g3<間隙g2の関係が満たされている請求項1又は2記載の2成分現像装置。
  4. 前記ガイド部材と前記現像ハウジングの内面との間に、前記ガイド部材の現像剤供給量制限スリットを介しての前記現像ローラへの現像剤吸着域へ向け現像剤を還流させる現像剤還流通路が形成されているとともに、前記ガイド部材の前記現像ローラ回転方向における下流側端部において前記現像剤供給通路と前記現像剤還流通路とを連通させる連通路が形成されており、
    前記現像剤規制部材が提供している前記現像剤量規制間隙がg1、
    前記連通路の間隙がg5であり、
    前記前記ガイド部材と前記現像ハウジング内面との間隙がg6であり、
    間隙g6>間隙g5>間隙g1の関係が満たされている請求項1、2又は3記載の2成分現像装置。
  5. 前記現像剤還流通路は自身に流れ込んでくる現像剤を重力で前記現像ローラへの現像剤吸着域へ向け還流させる通路である請求項4記載の2成分現像装置。
  6. 静電潜像担持体に目的とする画像に応じた静電潜像を形成し、該静電潜像を現像装置で現像してトナー像を形成できる画像形成装置であり、少なくとも一つの現像装置が請求項1から5のいずれか1項に記載の2成分現像装置であることを特徴とする画像形成装置。
JP2010152542A 2010-07-02 2010-07-02 2成分現像装置及び画像形成装置 Withdrawn JP2012014087A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010152542A JP2012014087A (ja) 2010-07-02 2010-07-02 2成分現像装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010152542A JP2012014087A (ja) 2010-07-02 2010-07-02 2成分現像装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012014087A true JP2012014087A (ja) 2012-01-19

Family

ID=45600544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010152542A Withdrawn JP2012014087A (ja) 2010-07-02 2010-07-02 2成分現像装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012014087A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013077004A (ja) * 2011-09-14 2013-04-25 Ricoh Co Ltd 現像装置および画像形成装置
JP2013186138A (ja) * 2012-03-05 2013-09-19 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
JP2016167032A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 富士ゼロックス株式会社 現像装置及び画像形成装置
US10908528B2 (en) 2019-04-01 2021-02-02 Fuji Xerox Co.. Ltd. Developing device and image forming apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013077004A (ja) * 2011-09-14 2013-04-25 Ricoh Co Ltd 現像装置および画像形成装置
JP2013186138A (ja) * 2012-03-05 2013-09-19 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
JP2016167032A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 富士ゼロックス株式会社 現像装置及び画像形成装置
US10908528B2 (en) 2019-04-01 2021-02-02 Fuji Xerox Co.. Ltd. Developing device and image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5299365B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2015022118A (ja) 現像装置並びにこれを備えた画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP4167002B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP3382541B2 (ja) 現像装置
JP2012014087A (ja) 2成分現像装置及び画像形成装置
JP6320169B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5994405B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2008015197A (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2012168366A (ja) 2成分現像装置及び画像形成装置
JP5539708B2 (ja) 現像装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2013190597A (ja) 現像装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP5454564B2 (ja) 現像装置、及びこれを備えた画像形成装置
JP6755699B2 (ja) 現像装置
US5845184A (en) Developing unit having improved toner density control
JP2014102460A (ja) 現像装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP5482543B2 (ja) 2成分現像装置
JP2009265600A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2005077540A (ja) 現像装置
US8909108B2 (en) Developing device
JP2012042839A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP6544619B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP5439394B2 (ja) 現像装置およびそれを備えた画像形成装置
JP5454565B2 (ja) 現像装置、及びこれを備えた画像形成装置
JP2009020489A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2008250142A (ja) 現像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20130418

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20130903