JP2012013297A - 乾燥装置及び液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インクが付着した連続紙Sに加熱した空気を吹き付けることにより、連続紙Sに付着したインクを乾燥させるヒーターユニット20であって、空気を加熱するヒーター36と、ヒーター36により加熱された空気が流動する空気流路部35内の温度を検知するとともに空気流路部35内の温度が予め設定された許容温度以上になったときに前記ヒーター36への電力の供給を遮断する過昇温抑制センサー39と、を備え、この過昇温抑制センサー39を、空気流路部35の外側に配置した。
【選択図】図2
Description
この構成によれば、空気流路部内における空気温度が不均一であっても、過昇温抑制手段は熱伝導部材によって平均化された空気温度を検知することができる。また、過昇温抑制手段から離れたところで発生した温度異常であっても熱伝導部材により熱が伝導することによって、過昇温抑制手段は異常を検知することができる。したがって、過昇温抑制手段における温度検知の信頼性を向上することができる。
この構成によれば、過昇温抑制手段は、空気流路部内を流動する空気と直に接触する熱伝導部材としての流路形成部材に取り付けられているので、空気流路部内の空気温度を確実に検知することができる。したがって、過昇温抑制手段の信頼性をより向上することができる。
この構成によれば、乾燥装置の外部から空気が取り込まれず空気流路部内を空気が流れない場合であっても、加熱手段により加熱された熱い空気は上方に流動するため、過昇温抑制手段は異常を迅速に検出することができる。したがって、過昇温抑制手段の信頼性を更に向上することができる。
ヒーターユニット20は、水平方向において連続紙Sの搬送方向と直交する幅方向に延びるとともに、長手方向の長さが連続紙Sの最大紙幅に対応する長さとなっている。そして、図2に示すように、ヒーターユニット20は変性ポリフェニレンエーテルなどの樹脂により形成された略直方体状をなすカバー31を有している。カバー31の前側(下流側)となる前面部31aには、複数(図2では5つ図示)の吸気口32が鉛直方向に所定間隔をおいて規則的に開口形成されている。さらに、カバー31の鉛直方向下側となる下面部31bの後側(上流側)の位置には、カバー31の長手方向に沿う略矩形状の吹出口33が開口形成されている。
さて、例えばプリンター11において記録処理が開始されると、ヒーターユニット20のヒーター36が発熱しつつファン34が駆動して温風が吹き出され始めると共に、連続紙Sが繰り出し部12から繰り出されて搬送方向の上流側から下流側へと搬送される。続いて、連続紙Sが記録ヘッド18の下方を通過するときに、記録ヘッド18から連続紙Sに対してインクが噴射されることにより、連続紙Sの表面に記録が施される。そして、インクが付着した連続紙Sがさらに搬送されてヒーターユニット20の下方を通過するときに、ヒーターユニット20の吹出口33から連続紙Sの記録が施された表面に対して温風が吹き付けられる。
また、記録処理の途中において、温度センサー37や制御部21などの異常によってヒーター36の加熱が停止しなくなった場合には、ヒーター36の加熱温度が上昇して空気流路部35内(特にヒーター36の近傍及びヒーター36よりも送風方向下流側)の温度が上昇する。空気流路部35の内壁35a,35bは熱伝導性を有しているため、上昇した温度はすぐに内壁35aを介してヒーター36よりも送風方向上流側に配置されている過昇温抑制センサー39の温度検知部39aに伝わる。そして、空気流路部35内の温度が許容温度以上になると、過昇温抑制センサー39によってヒーター36への電力の供給が強制的に切断されることにより、ヒーター36の加熱が停止する。
(1)ヒーターユニット20における空気流路部35の外側に過昇温抑制センサー39を配置したため、ヒーター36により加熱された空気が空気流路部35内を流動するときに過昇温抑制センサー39によって空気の流れを乱されることがない。すなわち、過昇温抑制センサー39は、空気流路部35内の空気の流れを乱すことなく、ヒーターユニット20の過昇温状態を検知することができる。そして、ヒーターユニット20からは温度や流速が均一な温風が吹き出される。したがって、過昇温を抑制されたヒーターユニット20から温風を吹き付ける場合でも連続紙Sに付着したインクの乾燥状況が不均一になることを抑制できる。また、過昇温抑制センサー39が接続されるヒーター配線(図示略)も空気流路部35の外側である上部空間部38内に配置されるため、ヒーター配線として耐熱性を有さない配線を使用することができる。
・記録媒体は連続紙Sに限らず、例えば連続フィルムなどであってもよい。また、連続紙Sは搬送途中で所定の長さに切断されてもよい。さらに、記録媒体は長尺状のものに限らず所定の大きさに形成された単票紙であってもよい。
・過昇温抑制センサー39はサーモスタットに限らず、例えば温度ヒューズなどであってもよい。
・過昇温抑制センサー39は、空気流路部35を形成する内壁35aに取り付けられているものに限らず、内壁35aとは異なる熱伝導部材に取り付けられていてもよい。また、熱伝導部材に取り付けられていなくてもよい。その場合には、空気流路部35を形成する内壁35aまたは35bに開口を設けると共に、その開口を通じて過昇温抑制センサー39は空気流路部35内の温度を検知できることが望ましい。
Claims (5)
- 液体が付着した記録媒体に加熱した空気を吹き付けることにより、前記記録媒体に付着した前記液体を乾燥させる乾燥装置であって、
前記空気を加熱する加熱手段と、
前記加熱手段により加熱された空気が流動する空気流路部内の温度を検知するとともに前記空気流路部内の温度が予め設定された許容温度以上になったときに前記加熱手段への電力の供給を遮断する過昇温抑制手段と、を備え、
当該過昇温抑制手段を、前記空気流路部の外側に配置した
ことを特徴とする乾燥装置。 - 前記過昇温抑制手段は、熱伝導性を有する熱伝導部材に取り付けられているとともに当該熱伝導部材を介して前記空気流路部内の温度を検知する
ことを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。 - 前記熱伝導部材は、前記空気流路部を形成する流路形成部材である
ことを特徴とする請求項2に記載の乾燥装置。 - 前記過昇温抑制手段は、前記加熱手段の鉛直方向上方に近接して配置されている
ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の乾燥装置。 - 搬送経路の上流側から下流側へと搬送される記録媒体に対して前記搬送経路の途中で液体を噴射して記録を施す液体噴射ヘッドと、
当該液体噴射ヘッドよりも前記搬送経路における下流側の位置に設けられる請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の乾燥装置と、を備えた
ことを特徴とする液体噴射装置。
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