JP2012011559A - 印刷装置、印刷装置の制御方法及び印刷装置の制御プログラム - Google Patents

印刷装置、印刷装置の制御方法及び印刷装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷装置に関する各種の診断情報をログデータとして不揮発性メモリーに保存する際、印刷装置の動作状況によっては、診断情報の情報量が多くなりログデータの容量が増大することがある。
【解決手段】印刷装置に発生するエラーを診断するために用いる診断情報を取得するか否かを判断する診断情報取得判断部52と、診断情報を取得すると判断されたときに診断情報を印刷装置から取得する診断情報取得部53と、取得した診断情報を保存可能な記憶領域を検索する記憶領域検索部54と、検索された記憶領域に診断情報を保存する診断情報保存部55と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、印刷装置、印刷装置の制御方法及び印刷装置の制御プログラムに関する。
印刷装置において障害等の問題点が発生した場合、その原因を解析するための各種の診断情報をログデータとして不揮発性メモリーに保存することがある。例えば、特許文献1に記載されている画像形成装置では、効率の良いログデータの保存を行うために、ログデータを一旦揮発性メモリーに記憶する。そして、ログデータの合計サイズが閾値に達した場合に、揮発性メモリーに記憶されているログデータを不揮発性メモリーに保存するようにしている。また、特許文献2に記載されているログデータ記録装置では、プリンター等に関わる制御情報をログデータとしてより少ないデータ量で記録するため、制御情報が発生した時刻情報をログデータとして不揮発性メモリーに記録するようにしている。
特開2009−225317号公報 特開2002−149380号公報
しかしながら、印刷装置に関する各種の診断情報をログデータとして不揮発性メモリーに保存する際、印刷装置の動作状況によっては、診断情報の情報量が多くなりログデータの容量が増大することがある。このような増大した容量のログデータ全体を不揮発性メモリーに保存しようとした場合、不揮発性メモリーの容量上の制約が厳しいことから、ログデータの一部を削除して保存せざるを得ないことがある。
特許文献1では、ログデータを保存する不揮発性メモリーの例としてハードディスクのような大容量の磁気記憶装置が記載されており、保存するログデータの容量と不揮発性メモリーの許容可能な記憶容量との関係については記載されていない。また、特許文献2では、診断情報となる制御情報そのものは記録せずに、制御情報が発生した時刻情報を予め定めた順序又は位置に従ってメモリーに記録している。このため、問題発生時において制御情報に基づいた原因解析に手間が掛かってしまうことが考えられる。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]印刷装置に発生するエラーを診断するために用いる診断情報を取得するか否かを判断する診断情報取得判断部と、前記診断情報取得判断部により前記診断情報を取得すると判断されたときに、前記診断情報を前記印刷装置から取得する診断情報取得部と、前記取得した診断情報を保存可能な記憶領域を検索する記憶領域検索部と、前記検索された記憶領域に前記診断情報を保存する診断情報保存部と、を有することを特徴とする印刷装置。
上記した印刷装置によれば、診断情報取得判断部が診断情報を取得すると判断したときに、診断情報取得部が、印刷装置から診断情報を取得する。そして、記憶領域検索部によって検索された保存可能な記憶領域に、診断情報保存部が診断情報を保存する。
取得した診断情報を、記憶領域検索部によって検索された保存可能な記憶領域に保存することから、診断情報の一部を記憶領域の容量上の制約のために削除することなく、診断情報の全体を記憶領域に保存することができる。これにより、印刷装置にエラーが発生した場合に、診断情報に基づいて効率的にエラーの原因を解析することができる。
[適用例2]前記記憶領域は、記録材料を収容する着脱可能なカートリッジに備えられることを特徴とする上記印刷装置。
上記した印刷装置によれば、取得した診断情報を、着脱可能なカートリッジに備えられた記憶領域に保存することができる。これにより、取得した診断情報を別の場所に持ち運んで、効率的にエラーの原因を解析することができる。
[適用例3]前記エラーの発生を検出するエラー検出部を更に有し、前記診断情報取得判断部は、前記エラーが検出されたときに前記診断情報を取得すると判断することを特徴とする上記印刷装置。
上記した印刷装置によれば、エラー検出部がエラーの発生を検出したときに、診断情報を取得して記憶領域に保存することができる。これにより、エラーの発生時に限定して診断情報を記憶領域に保存することができ、記憶領域の使用容量を節約することができる。
[適用例4]前記記憶領域検索部は、前記検出されたエラーに対応する前記記憶領域を検索することを特徴とする上記印刷装置。
上記した印刷装置によれば、診断情報を保存する記憶領域が、検出されたエラーに対応する。これにより、診断情報を保存する記憶領域を各種のエラー別に分類することができ、エラーの原因を効率的に解析することができる。
[適用例5]前記印刷装置の自己診断要求を受け付ける自己診断要求受付部を更に有し、前記診断情報取得判断部は、前記自己診断要求を受け付けたときに前記診断情報を取得すると判断することを特徴とする上記印刷装置。
上記した印刷装置によれば、自己診断要求受付部が自己診断要求を受け付けたときに、診断情報を取得して記憶領域に保存することができる。これにより、随時必要なときに診断情報を記憶領域に保存することができ、エラー原因の解析等に役立てることができる。
[適用例6]印刷装置に発生するエラーを診断するために用いる診断情報を取得するか否かを判断する診断情報取得判断工程と、前記診断情報取得判断工程において前記診断情報を取得すると判断されたときに、前記診断情報を前記印刷装置から取得する診断情報取得工程と、前記取得した診断情報を保存可能な記憶領域を検索する記憶領域検索工程と、前記検索された記憶領域に前記診断情報を保存する診断情報保存工程と、を有することを特徴とする印刷装置の制御方法。
上記した印刷装置の制御方法によれば、診断情報取得判断工程において診断情報を取得すると判断したときに、診断情報取得工程において、印刷装置から診断情報を取得する。そして、記憶領域検索工程において検索された保存可能な記憶領域に、診断情報保存工程において診断情報を保存する。
取得した診断情報を、記憶領域検索工程において検索された保存可能な記憶領域に保存することから、診断情報の一部を記憶領域の容量上の制約のために削除することなく、診断情報の全体を記憶領域に保存することができる。これにより、印刷装置にエラーが発生した場合に、診断情報に基づいて効率的にエラーの原因を解析することができる。
[適用例7]印刷装置に発生するエラーを診断するために用いる診断情報を取得するか否かを判断する診断情報取得判断機能と、前記診断情報取得判断機能により前記診断情報を取得すると判断されたときに、前記診断情報を前記印刷装置から取得する診断情報取得機能と、前記取得した診断情報を保存可能な記憶領域を検索する記憶領域検索機能と、前記検索された記憶領域に前記診断情報を保存する診断情報保存機能と、を有することを特徴とする印刷装置の制御プログラム。
上記した印刷装置の制御プログラムによれば、診断情報取得判断機能により診断情報を取得すると判断したときに、診断情報取得機能により、印刷装置から診断情報を取得する。そして、記憶領域検索機能により検索された保存可能な記憶領域に、診断情報保存機能により診断情報を保存する。
取得した診断情報を、記憶領域検索機能により検索された保存可能な記憶領域に保存することから、診断情報の一部を記憶領域の容量上の制約のために削除することなく、診断情報の全体を記憶領域に保存することができる。これにより、印刷装置にエラーが発生した場合に、診断情報に基づいて効率的にエラーの原因を解析することができる。
本実施形態に係るプリンターのハードウェア構成を示すブロック図。 本実施形態に係るプリンターの機能構成を示すブロック図。 本実施形態に係るプリンターの動作を示すフローチャート。 ログデータ出力処理を示すフローチャート。 各インクカートリッジに診断情報を保存した例を示す図。 第2実施形態に係るプリンターの機能構成を示すブロック図。 第2実施形態に係るプリンターの動作を示すフローチャート。 変形例において各インクカートリッジに診断情報を保存した例を示す図。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態に係る印刷装置について、図面を参照して説明する。
<印刷装置の構成>
最初に、本実施形態に係る印刷装置としてのプリンター1の構成について説明する。
図1は、本実施形態に係るプリンター1のハードウェア構成を示すブロック図である。プリンター1は、記録材料としてのインクを噴射して用紙等の印刷媒体上にインクドットを形成することにより画像を印刷するインクジェット式カラープリンターである。同図に示すように、プリンター1は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、通信インターフェイス14、操作パネル15、印刷ヘッド21、ヘッド駆動部22、キャリッジ機構23、紙送り機構24等を備えている。
また、プリンター1には、各色のインクが収容されたインクカートリッジ31a〜31fが着脱可能に装着されている。各インクカートリッジ31a,31b,31c,31d,31e,31fには、それぞれブラック(K),イエロー(Y),シアン(C),マゼンタ(M),ライトシアン(LC),ライトマゼンタ(LM)の計6色のインクが収容されている。
各インクカートリッジ31a,31b,31c,31d,31e,31fは、カートリッジメモリー32a,32b,32c,32d,32e,32fを備えている。これらのカートリッジメモリー32a〜32fは、例えばEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等のような書き換え可能な不揮発性メモリーであり、インク残量や製造番号等の情報が格納されている。
CPU11は、プリンター1における制御中枢であり、プリンター1内の各部及び各機構を制御する。ROM12は、CPU11が各種処理を実行するための制御プログラムや制御データを記憶する。RAM13は、CPU11が各種処理を実行する際の作業領域として利用される。通信インターフェイス14は、図示しないホストコンピューターから送信される印刷データを受信する。操作パネル15は、例えば、液晶ディスプレイ、ボタンやタッチパネルにより構成されて、ユーザーへの情報の表示及びユーザーから入力の受け付けを行う。
印刷ヘッド21は、各インク種類に対応して設けられた複数のノズル列からなり、各インクカートリッジ31a〜31fに収容されたインクをノズル列からインク滴として吐出することで印刷媒体上に画像を形成する。ヘッド駆動部22は、印刷ヘッド21の各ノズル列に内蔵されたピエゾ素子への印加電圧パターンを生成して出力し、印刷ヘッド21にインク種類毎のインク滴を吐出させる。キャリッジ機構23は、プリンター1が備える図示しないガイドレールに沿って、印刷ヘッド21を搭載した図示しないキャリッジを往復動させる駆動機構である。紙送り機構24は、図示しない紙送りローラーにより、印刷媒体をキャリッジの往復動方向と略直交する一方の向きとなる搬送方向に所定の速度で搬送する。
図2は、本実施形態に係るプリンター1の機能構成を示すブロック図である。同図に示す各機能は、CPU11が、ROM12に記憶されている所定のプログラムを実行することよって実現される。
エラー検出部51は、プリンター1の動作中にエラーが発生した場合、発生したエラーを検出してエラーの種別や発生箇所を診断情報取得判断部52へ通知する。
診断情報取得判断部52は、エラー検出部51において検出されたエラーの種別や発生箇所に基づいて、エラーの診断に必要な診断情報、即ちプリンター1において発生したエラーの原因を解析するために用いる診断情報を取得するか否かを判断する。
診断情報取得部53は、エラー検出部51において検出されたエラーの種別や発生箇所に基づいて、プリンター1の各部及び各機構に設定された診断箇所から診断情報を取得する。取得する診断情報は、発生したエラーの種別や診断箇所により種々の情報量を有し、その容量は可変となる。
ここで、診断箇所としては、例えば、上記したCPU11、ROM12、RAM13、通信インターフェイス14、操作パネル15、印刷ヘッド21、ヘッド駆動部22、キャリッジ機構23及び紙送り機構24や電源等がある。具体的に各種モーターの場合、例えば、モーター待機中のセンサー状態の取得、待機中のエンコーダーカウンター値の取得、モーターの過去30分の温度履歴の取得、モーター動作の繰り返し特性データの取得、モーター制御割り込み処理の履歴の取得等が挙げられる。
記憶領域検索部54は、診断情報取得部53において取得した診断情報を保存可能な記憶領域を、各インクカートリッジ31a〜31fに備えたカートリッジメモリー32a〜32fの中から検索する。このとき、記憶領域検索部54では、各カートリッジメモリー32a〜32fの空き容量を取得して、可変である診断情報の容量を割り当て可能なカートリッジメモリーを検索する。なお、ここで、診断情報の容量が大き過ぎてカートリッジメモリー32a〜32fのいずれにも保存できない場合、診断情報を分割して複数のカートリッジメモリーに保存できるようにしても良い。
次に、記憶領域検索部54は、診断情報を保存可能なカートリッジメモリーの中から、検出されたエラーの種別や診断箇所に基づいて、診断情報を保存する対象となるカートリッジメモリーを選択する。
診断情報保存部55は、記憶領域検索部54において保存の対象としたカートリッジメモリーに、診断情報の容量の領域を確保して診断情報をログデータとして保存する。
<印刷装置の動作>
次に、本実施形態に係るプリンター1の動作について説明する。
図3は、本実施形態に係るプリンター1の動作を示すフローチャートである。同図に示すフローチャートは、図示しないホストコンピューターから印刷が指示されたときに動作を開始する。
先ず、プリンター1は、ホストコンピューターから通信インターフェイス14を介して取得した印刷データに基づいて印刷処理を行う(ステップS10)。
次に、プリンター1は、エラー検出部51により、プリンター1においてエラーが発生したか否かを判定する(ステップS20)。
プリンター1においてエラーが発生した場合(ステップS20:Yes)は、次のステップS30へ進む。他方、エラーが発生していない場合(ステップS20:No)は、ステップS50へ進み、印刷処理終了の判定を行う。
ステップS30では、プリンター1は、診断情報取得判断部52により、ログデータを出力するか否かを判定する。
ログデータを出力する場合(ステップS30:Yes)は、次のステップS40へ進む。他方、ログデータを出力しない場合(ステップS30:No)は、ステップS50へ進み、印刷処理終了の判定を行う。
本実施形態では、ステップS20において検出されたエラーがプリンター1のハードウェアに起因する場合に、ログデータを出力すると判定する。従って、例えば、プリンター1のカバーオープン、印刷媒体ジャムエラー、印刷媒体無し検出のエラー等の復帰可能なエラーの場合は、ログデータを出力しないと判定する。
ステップS40では、プリンター1は、各インクカートリッジ31a〜31fに備えたカートリッジメモリー32a〜32fの中から出力対象となるカートリッジメモリーを検索してログデータを出力する。
図4は、ログデータ出力処理を示すフローチャートである。同図に示すように、プリンター1は、診断情報取得部53により、図3のステップS20において検出されたエラーの種別や発生箇所に基づいて、プリンター1から診断情報を取得する(ステップS110)。
次に、プリンター1は、記憶領域検索部54により、診断情報の容量を保存可能なカートリッジメモリー32a〜32fを検索し、エラーの種別や発生箇所に基づいて、診断情報を保存するカートリッジメモリーを選択する(ステップS120)。そして、プリンター1は、診断情報保存部55により、ステップS120において選択したカートリッジメモリーに診断情報をログデータとして出力する(ステップS130)。
図3のフローチャートに戻って、ステップS50では、プリンター1は、印刷処理が終了したか否かを判定する。
印刷処理が終了した場合(ステップS50:Yes)は、プリンター1は動作を終了する。他方、印刷処理が終了していない場合(ステップS50:No)は、プリンター1は、ステップS10に戻り、印刷処理を継続する。
図5は、各インクカートリッジに備えたカートリッジメモリーに診断情報を保存した例を示す図である。同図の例では、各色のインクを収容するインクカートリッジのそれぞれに、各種の診断情報が分類されて保存されている。ここでは、プリンター1に設定された診断箇所に応じてインクカートリッジが割り当てられている。例えば、ブラック(K)用のインクカートリッジ31aには、CPU11、ROM12及びRAM13に関する診断情報、イエロー(Y)用のインクカートリッジ31bには、通信インターフェイス14及び操作パネル15に関する診断情報が保存される。また、シアン(C)用のインクカートリッジ31cには、印刷ヘッド21及びヘッド駆動部22に関する診断情報、マゼンタ(M)用のインクカートリッジ31dには、キャリッジ機構23及び紙送り機構24に関する診断情報が保存される。また、ライトシアン(LC)用のインクカートリッジ31eには、電源に関する診断情報、ライトマゼンタ(LM)用のインクカートリッジ31fには、その他の診断情報が保存される。
なお、診断情報取得判断工程は、上記のステップS30に相当する。また、診断情報取得工程は、上記のステップS110に相当する。また、記憶領域検索工程は、上記のステップS120に相当する。また、診断情報保存工程は、上記のステップS130に相当する。
上述したように、本実施形態に係るプリンター1では、プリンター1のエラーが検出されたときに、診断情報が保存可能な記憶領域を各インクカートリッジ31a〜31fに備えたカートリッジメモリー32a〜32fの中から検索する。つまり、プリンター1本体内に配設した不揮発性メモリーに診断情報を固定的に保存するのではなく、着脱可能な各インクカートリッジ31a〜31fの中から検索して、適応するインクカートリッジに診断情報を保存する。
これにより、発生したエラーの種別や診断箇所によっては情報量が多くなり容量が増大する診断情報の全体を保存可能なカートリッジメモリーを検索することができる。ここで、診断情報の容量が大き過ぎてカートリッジメモリー32a〜32fのいずれにも保存できない場合は、エラーの種別や診断箇所の分類を更に細分化することにより、診断情報の容量を小さくして1つのカートリッジメモリーに保存することができる。更に、カートリッジメモリーに保存する診断情報の容量は可変であることから、カートリッジメモリーに大きい容量の固定領域を確保する必要がなく、カートリッジメモリーの領域を無駄なく効率的に使用することができる。
また、検出されたエラーの種別や診断箇所に基づいて、診断情報を保存する対象となるカートリッジメモリーを選択してログデータとして保存する。つまり、診断情報を保存した各インクカートリッジは、エラーの種別や診断箇所別に分類されることになる。
これにより、プリンター1に障害等のエラーが発生した際、プリンター1本体はそのままにして、各種の診断情報が保存されたインクカートリッジを解析担当者へ送り届けてエラー原因を解析してもらうことができる。また、各インクカートリッジは、エラーの種別や診断箇所別に分類されていることから、解析担当者の方でもエラー原因の解析作業を効率良く進めることができる。更に、インクカートリッジのカートリッジメモリーは、例えばEEPROMを内蔵したCSIC(Customer Specific Integrated Circuit)として構成されることで、他社による診断情報の解析が困難になり、プリンター1に関しての機密性を高くすることができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態に係る印刷装置について、図面を参照して説明する。
第2実施形態に係る印刷装置としてのプリンター1のハードウェア構成は、図1に示す第1実施形態に係るプリンター1のハードウェア構成と同様である。
また、第2実施形態に係るプリンター1の機能構成は、図2に示す第1実施形態に係るプリンター1の機能構成に対して、一部機能構成が追加されている。図6は、第2実施形態に係るプリンター1の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、第2実施形態に係るプリンター1の機能構成では、自己診断要求受付部61が追加されている。また、診断情報取得判断部52、診断情報取得部53及び記憶領域検索部54では、第1実施形態の機能内容が一部拡張されている。
自己診断要求受付部61は、操作パネル15又は図示しないホストコンピューターからプリンター1の自己診断要求を受け付ける。この自己診断要求は、プリンター1の各部及び各機構に設定された診断箇所から診断情報を取得する要求であり、対象となる診断箇所を指定することができる。
診断情報取得判断部52では、エラー検出部51においてエラーが検出された場合のみでなく、自己診断要求受付部61において自己診断要求を受け付けた場合に診断情報を取得すると判断する。
診断情報取得部53では、自己診断要求受付部61において自己診断要求を受け付けた場合、プリンター1の各部及び各機構に設定された診断箇所から、自己診断要求において指定された診断箇所の診断情報を取得する。
記憶領域検索部54では、自己診断要求受付部61において自己診断要求を受け付けた場合、診断情報を保存可能なカートリッジメモリーの中から、診断箇所に基づいて、診断情報を保存する対象となるカートリッジメモリーを選択する。なお、ここで、自己診断要求用として予め設定されたカートリッジメモリーを選択するようにしても良い。
次に、第2実施形態に係るプリンター1の動作について説明する。
図7は、第2実施形態に係るプリンター1の動作を示すフローチャートである。同図に示すように、第2実施形態に係るプリンター1では、図3及び図4に示す第1実施形態に係るプリンター1の動作を示すフローチャートに対して、ステップS15における処理が追加されている。
ステップS15では、プリンター1は、自己診断要求受付部61により、操作パネル15や図示しないホストコンピューターからプリンター1の自己診断要求を受け付けたか否かを判定する。
自己診断要求を受け付けた場合(ステップS15:Yes)は、ステップS40へ進み、各インクカートリッジ31a〜31fに備えたカートリッジメモリー32a〜32fの中から出力対象となるカートリッジメモリーを検索してログデータを出力する。他方、自己診断要求を受け付けていない場合(ステップS15:No)は、次のステップS20へ進み、プリンター1においてエラーが発生したか否かを判定する。
上述したように、本実施形態に係るプリンター1では、プリンター1のエラーが検出された場合に加えて、プリンター1の自己診断要求を受け付けた場合にも、対象となるカートリッジメモリーに診断情報をログデータとして保存することができる。これにより、エラーが検出されたときの診断情報だけでなく、例えば、エラーが発生する前後の診断情報を取得してエラー原因の解析に役立てたり、診断情報を随時取得してデバッグのために利用したりすることができる。
(変形例)
上述した実施形態では、プリンター1のエラーが検出されたときに、図5の例に示すように、診断箇所に基づいて保存の対象となるインクカートリッジが選択されている。しかし、診断箇所に限られず、診断箇所以外の要素に基づいてインクカートリッジが選択されるようにしても良い。例えば、プリンター1にエラーが検出されたとき、図8に示すように、プリンター1を使用していたユーザー別にインクカートリッジを設定しておき、そのときの診断情報をユーザー別に保存するようにしても良い。これにより、プリンター1のエラー発生状況がユーザーによって異なる場合に、例えば、ユーザー固有の操作やユーザーの印刷データの特性等に基づいて、エラーの原因を解析することができる。
また、検出したプリンター1のエラーレベル(例えばユーザーでは復帰不可能な致命的エラー等)に応じて、各エラーレベルにおける診断情報を各インクカートリッジに分類して保存するようにしても良い。
1…プリンター、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…通信インターフェイス、15…操作パネル、21…印刷ヘッド、22…ヘッド駆動部、23…キャリッジ機構、24…紙送り機構、31a,31b,31c,31d,31e,31f…インクカートリッジ、32a,32b,32c,32d,32e,32f…カートリッジメモリー、51…エラー検出部、52…診断情報取得判断部、53…診断情報取得部、54…記憶領域検索部、55…診断情報保存部、61…自己診断要求受付部。

Claims (7)

  1. 印刷装置に発生するエラーを診断するために用いる診断情報を取得するか否かを判断する診断情報取得判断部と、
    前記診断情報取得判断部により前記診断情報を取得すると判断されたときに、前記診断情報を前記印刷装置から取得する診断情報取得部と、
    前記取得した診断情報を保存可能な記憶領域を検索する記憶領域検索部と、
    前記検索された記憶領域に前記診断情報を保存する診断情報保存部と、を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記記憶領域は、記録材料を収容する着脱可能なカートリッジに備えられることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記エラーの発生を検出するエラー検出部を更に有し、
    前記診断情報取得判断部は、前記エラーが検出されたときに前記診断情報を取得すると判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記記憶領域検索部は、前記検出されたエラーに対応する前記記憶領域を検索することを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記印刷装置の自己診断要求を受け付ける自己診断要求受付部を更に有し、
    前記診断情報取得判断部は、前記自己診断要求を受け付けたときに前記診断情報を取得すると判断することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の印刷装置。
  6. 印刷装置に発生するエラーを診断するために用いる診断情報を取得するか否かを判断する診断情報取得判断工程と、
    前記診断情報取得判断工程において前記診断情報を取得すると判断されたときに、前記診断情報を前記印刷装置から取得する診断情報取得工程と、
    前記取得した診断情報を保存可能な記憶領域を検索する記憶領域検索工程と、
    前記検索された記憶領域に前記診断情報を保存する診断情報保存工程と、を有することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  7. 印刷装置に発生するエラーを診断するために用いる診断情報を取得するか否かを判断する診断情報取得判断機能と、
    前記診断情報取得判断機能により前記診断情報を取得すると判断されたときに、前記診断情報を前記印刷装置から取得する診断情報取得機能と、
    前記取得した診断情報を保存可能な記憶領域を検索する記憶領域検索機能と、
    前記検索された記憶領域に前記診断情報を保存する診断情報保存機能と、を有することを特徴とする印刷装置の制御プログラム。
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