JP2012011146A - 眼科装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被検者と近接して向き合って使用される眼科装置の呈示視標の大きさや形状を簡単に設定できると共に、従来のLCDディスプレイでは実現できないような高い解像度の検査視標を呈示することのできる眼科装置を提供する。
【解決手段】 眼科装置は、被検者眼の眼底を観察するため眼底観察光学系と、レーザ光源から出射される可視光のレーザ光を二次元的に走査させるための走査部材と、走査部材による二次元的な走査中にレーザ光源の出射制御を行うことで眼底観察光学系で観察される被検者眼の眼底上に所定の視標を投影する視標呈示デバイスと、レーザ光の照射光路上に配置される光学部材を挿脱又は軸方向に移動させることで所定の視標を形成するレーザ光の照射径を変更させ視標の解像度を変更させるための制御手段と、を備える。

【選択図】 図3

Description

本発明は、被検者眼の検査を行うための眼科装置に関する。
従来、LCDディスプレイ等の電子デバイスに固視標を表示させて被検者眼に固視標を固視させた状態で、眼底観察・撮影光学系により被検者眼の眼底観察・撮影を行う眼科装置が知られている。また、LCDディスプレイの固視標の表示位置以外に視野検査用の視標を表示させることで、被検者の応答による視野の広い範囲に渡る視標の明度識別閾値を求める機能とを備え、1台で眼底撮影と視野検査の両方を行うことができる眼科装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、この種の眼科装置では、視野検査視標及び固視標を表示するLCDディスプレイに、自覚検査用の視力検査視標を表示させることで、被検者の応答による視力検査も行えることが望まれている。
特開2006‐61461号公報
LCDディスプレイを用いて視標を呈示させる場合、任意の大きさや形状の視標を形成することができるため、呈示する視標の種類を簡単に増やすことができる。しかし、視野検査用の視標に比べて視力検査ではより小さいサイズの視標(高い視力値の視標)までが正確に表示される必要があるが、従来のLCDディスプレイの解像度では、上述した眼科装置のように被検者と近接して向き合って使用される眼科装置において高い視力値の視標を精度良く表示することは困難であった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、被検者と近接して向き合って使用される眼科装置において、呈示する視標の大きさや形状を簡単に設定できるとともに、従来のLCDディスプレイでは実現できないような高い解像度の検査視標を呈示することのできる眼科装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 被検者眼の眼底を観察するため眼底観察光学系と、レーザ光源から出射される可視光のレーザ光を二次元的に走査させるための走査部材を持ち,該走査部材による二次元的な走査中に前記レーザ光源の出射制御を行うことにより前記眼底観察光学系で観察される被検者眼の眼底上に所定の視標を投影する視標呈示デバイスと、前記レーザ光の照射光路上に配置される光学部材を挿脱,または軸方向に移動させることにより前記所定の視標を形成する前記レーザ光の照射径を変更させ前記視標の解像度を変更させるための制御手段と、を備えることを特徴とする。
(2) (1)の眼科装置において、前記制御手段は前記視標の解像度を高解像度に変更するために、視標を形成する前記レーザ光の照射径を前記高解像度にする前の照射径より小さくするとともに前記走査部材による走査範囲を前記高解像度前の走査範囲より狭める制御を行うことを特徴とする。
(3) (2)の眼科装置において、前記視標呈示デバイスは前記走査部材により走査される前記レーザ光によって形成される前記視標を投影するためのスクリーンを有し,該スクリーンは投影光学系を用いて前記被検者眼眼底に対して共役位置に置かれていることを特徴とする。
(4) (3)の眼科装置は、被検者の視野検査を行うための視野検査モードと被検者の視力検査を行うための視力検査モードとを選択する検査モード選択手段を有し、前記視力検査モードにて形成される前記視標は前記視野検査モードに形成される前記視標よりも高解像度であることを特徴とする。
(5) (4)の眼科装置において、前記制御手段は前記視標の解像度を高解像度に変更するために、前記走査部材による二次元走査の間隔を狭くする制御を行うことを特徴とする。
(6) (5)の眼科装置において、前記制御手段は、前記検査モード選択手段により視力検査モードが選択されたときに、前記走査部材による走査範囲を視標のサイズに合わせて設定することを特徴とする。
(7) (6)の眼科装置は、前記眼底観察光学系で観察された被検者眼の眼底を表示するモニタと、前記視標呈示デバイスにて投影された視標の呈示位置に対応する前記モニタ上の位置に電子的な視標を生成して表示させる画像処理手段とを備えることを特徴とする。
(8) (7)の眼科装置は、被検者眼に呈示する視標を任意に作成するための視標作成手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、被検者と近接して向き合って使用される眼科装置において、呈示視標の大きさや形状を簡単に設定でき、従来のLCDディスプレイでは実現できないような高い解像度の検査視標を呈示することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態の眼科装置としては、眼底を観察・撮影する機能と、被検者眼の応答による視野(視覚の感度分布)を測定する機能と、被検者眼の応答による視力検査を行う機能とを備える眼科装置を例に挙げて説明する。図1は本実施形態に係る眼科装置の外観構成図である。眼科装置1は、基台1aと、基台1aに対して左右方向(X方向)及び前後(作動距離)方向(Z方向)に移動可能に設けられた移動台2と、移動台2に対して左右方向(X方向)、上下方向(Y方向)及び前後方向(X方向)に移動可能に設けられて後述する光学系を収納する撮影部(装置本体)3と、被検者の顔を支持するために基台1aに固設された顔支持ユニット5と、を備える。
撮影部3は、移動台2に設けられた電動のXYZ駆動部6により、被検者眼に対してXYZ方向(三次元方向)に移動される。また、眼科装置1には、被検者眼Eに対して撮影部3を相対移動させるジョイスティック4が設けられており、ジョイスティック4が傾倒されると、摺動機構によって移動台2が基台1a上をXZ方向に摺動されるようになっている。また、図示を略すジョイスティック4の回転ノブが回転操作されると、XYZ駆動部6が駆動して撮影部3がY方向に移動される。
撮影部3の検者側には、眼底観察画面、前眼部観察画面、視野検査画面、視力検査画面等を表示するモニタ8が設けられており、検者はモニタ8を介して被検者眼を観察することができるようになっている。また、撮影部3の検者側には、眼科装置1を用いた各種検査を行う際に検査条件や各種測定モード(例えば、視力測定モードや視野測定モード)等を設定するための入力手段であるコントロール部7aが設けられている。コントロール部7aとしては、例えば、マウス、キーボードの他、タッチパネル(モニタ8に取り付けられる)等を用いることができる。
一方、撮影部3の被検者側には、各種検査を行う際に被検者が覗き込むための撮影窓9と、視野検査の際に被検者が応答信号を入力するための応答ボタン7bが設けられている。
次に、図2に撮影部3に収納される光学系及び制御系の概略構成図を示す。被検者眼の眼底を照明するための眼底照明光学系10は、赤外光を発する光源11、眼底を撮影するための可視域のフラッシュ光を発する光源12、コリメータレンズ13、全反射ミラー14、フォーカスチャート15、集光レンズ16、リング状の開口を有するリングスリット17、リレーレンズ18、穴あきミラー19、対物レンズ21とからなる。
フォーカスチャート15は、可視光及び赤外光を通すフィルタからなり、フィルタ上には所定の大きさのリング視標が形成されている。リング視標は可視光を透過し、赤外光を透過させない特性を持たせたコーティング処理によって形成されている。その為、眼底の観察時に赤外光の光源11が点灯されている状態では、リング視標の位置で赤外光の一部が遮断されることにより、眼底に暗い輝度のリング視標が投影されることとなる。一方、眼底の撮影時に可視光の光源12が点灯された状態では、可視光はリング視標を含むフォーカスチャート15全体を通過して、眼底全体を照明することができる。
このようなフォーカスチャート15は駆動手段24aによって、後述するフォーカシングレンズ24と共に光軸L2に沿って移動され、眼底上にフォーカス時の視標となるリング像を形成する。
光源11から発せられた赤外光は、コリメータレンズ13を経てフォーカスチャート15を背後から照明する。フォーカスチャート15は、リレーレンズ16から対物レンズ21を経て被検者眼Eの眼底上で結像され、眼底像上にリング像が投影される。一方、リングスリット17を通過した赤外光は、リレーレンズ18を介して穴あきミラー19で反射された後、対物レンズ21を経て、被検者眼Eの瞳上に結像した後、眼底を照明する。
光源12から発せられた可視光は、光源11からの赤外光と同様の光路を辿り、被検者眼Eの眼底を照明する。なお、フォーカスチャート15に形成されているリング視標は可視光を透過するため、光源12から発せられた可視光は被検者眼Eの眼底上にリング像を形成することなく、眼底を一様に照明する。
眼底観察・撮影光学系20は、対物レンズ21、撮影絞り23、フォーカシングレンズ24、リレーレンズ25、全反射ミラー26、リレーレンズ27、ビームスプリッタ33、結像レンズ28、二次元撮像素子29からなる。絞り23は対物レンズ21を介して被検者眼の瞳と共役となる位置に配置される。フォーカシングレンズ24は駆動手段24aによってフォーカシングチャート15と共に光軸L2に沿って移動される。二次元撮像素子29は赤外光から可視光までの感度を有しており、被検者眼Eの眼底と共役の関係になっている。ビームスプリッタ33は、光源11(及び後述する前眼部照明光学系30の赤外光源35a、35b)からの赤外光を反射し、後述する視標呈示光学系40からの可視光を透過する特性を有する。これにより、光源11にて照明された眼底からの反射光が、対物レンズ21から結像レンズ28までを経て撮像素子29で撮像されると共に、視標呈示光学系40からの可視光による視標(視野検査時の固視標及び視標、視力検査時の視力検査視標)が被検者の眼底に投影されることとなる。なお、ビームスプリッタ33は眼底の撮影時には図示を略す赤外光透過、可視光反射の特性を有するビームスプリッタに切換えられる。これにより、光源12による可視光で照明された眼底像が対物レンズ21から結像レンズ18までを経て撮像素子29で撮像されるようになる。
前眼部観察光学系30は、赤外光を発する光源35a、35bと、対物レンズ21、前眼部観察補助レンズ22、を有し、眼底観察・撮影光学系20の穴あきミラー19から撮像素子29までの光学系を共有する。赤外光源35a,35bは撮影光軸L2を挟んで対称的に配置された一対の矩形状のLEDであり、被検者眼Eの角膜に向けて所定の投影角度にて発散光束による有限遠の視標(被検者眼に対して垂直方向に延びる矩形状の視標)を投影することで、被検者眼Eと撮影部3とのXYZ方向のアライメント状態を示す役割を有すると共に、前眼部全体を照明する。なお、前眼部観察補助レンズ22は駆動手段22aによって光路に対して挿脱可能に配置されており、前眼部観察光学系30による前眼部像の観察時には、制御部50はモータ等からなる駆動手段22aの駆動によって前眼部観察補助レンズ22を光軸L2上に置き、被検者眼の前眼部と撮像素子29とを略共役関係となるようにされる。なお、眼底観察時、撮影時には前眼部観察補助レンズ22は光路から外される。
視標呈示光学系40は、眼底観察・撮影光学系20の対物レンズ21からリレーレンズ27までを共有すると共に、結像レンズ32、2次元スキャン方式のプロジェクタ(視標呈示デバイス)100にて構成されている。図3は視標呈示デバイス100の構成を示した模式図である。視標呈示デバイス100は、可視のレーザ光源(以下、光源)101、コリメータレンズ102a〜102c、ダイクロイックミラー103a〜103c、アフォーカルレンズ104、走査部材105、スクリーン106とから構成される。本実施形態のレーザ光源101は、可視の赤色(R)のレーザ光を出射する光源101a、可視の緑色(G)のレーザ光を出射する光源101b、可視の青色(B)のレーザ光を発する光源101cから構成されており、後述する制御部50によって各光源101a〜101cの点灯状態が制御されるようになっている。また、ダイクロイックミラー103aは光源101aから出射されるレーザ光を反射する特性を持ち、ダイクロイックミラー103bは光源101aから出射されるレーザ光を透過させ、光源101bから出射されるレーザ光を反射させる特性を持ち、ダイクロイックミラー103cは、光源101a及び101bから出射されるレーザ光を反射させ、光源101cから出射されるレーザ光を透過させる特性を有する。各光源101a〜101cを出射したレーザ光はコリメータレンズ102a〜102cにて平行光束とされた後、ダイクロイックミラー103a〜103cにより同軸とされ、アフォーカルレンズ104を経て走査部材105にて反射する。アフォーカルレンズ104は駆動部107の駆動により光軸方向に移動し、スクリーン106に照射されるレーザ光の光束径を変化させることが可能である。また、走査部材105は2枚の可動ミラーからなり、駆動部108の駆動によってスクリーン106に照射されるレーザ光をスクリーンの面上において2次元的に走査させる役目を果たす。スクリーン106に照射されるレーザ光は、走査部材105の走査タイミングに対応して出射制御されることにより、スクリーン上に所定の視標を形成することとなる。なお、走査部材105は、後述する制御部50によって駆動部108が駆動制御されることにより、レーザ光の走査範囲や走査速度を調整することが可能である。
なお、スクリーン106は、受光素子29と同様に被検者眼Eの眼底と略共役な位置に置かれており、スクリーン106に投影された映像(視標)が途中の光学系を介して被検者眼Eの眼底で結像されるようになっている。
ここで、図4に2枚の可動ミラーからなる走査部材105のスキャン(走査)角度とスクリーン106上でのスキャン範囲との関係の説明図を示す。スクリーン106は、眼底観察・撮影光学系20で撮像される眼底像の画角(例えば、45度)に対応した大きさに形成されている。なお、本実施形態では、視野検査においては、スクリーン106全体が視標の表示領域s1(走査領域)として使用されるように走査部材105の走査角度θ1が設定される。また視力検査時においては、視野検査よりも狭い領域を表示領域s2(走査領域)として視標が呈示されるように走査部材の走査角度θ2(角度θ1よりも小さな角度となる)が設定される。なお、視野計測時においては視力検査に用いられるような所定の精度を有した小さな視標(例えば、視力値1.5等のランドルト環視標等)を呈示する必要はない。このため、視野検査時における視標を形成するためのレーザ光の照射径は、視力検査時における視標形成のためのレーザ光の照射径よりも大きくなるように設定されている。
一方、視力検査時においては、視力値1.5等の小さな視標を形成させる必要があるためスクリーン106に照射されるレーザ光の照射径が小さくなるように設定されるとともに、走査部材105の走査速度(可動速度)を遅くすることにより、スクリーン106上に高解像度の視標が呈示されるようにしている。
なお、本実施形態において、解像度とは所定領域に含まれる画素数にて表されている。ここで言う画素数とは、走査部材105の所定の走査速度に基づいて、スクリーン106上に照射されるレーザ光の照射数(スポット数)である。
このような視標の解像度の変更は、コントロール部7aにて検査モードの選択に基づいて行われる。視野検査モード又は視力検査モードにおける走査部材105の走査範囲、走査速度、アフォーカルミラーの位置(レーザ照射径の大きさ)等の走査条件は、予めメモリ51にデータとして記憶されており、各検査モードの選択に基づいて制御部50がメモリ51から走査条件のデータを取り出して適用させるものとしている。
光源101からのレーザ光は、走査部材105の傾斜角度に合わせてRGBの光源101a〜101c毎に出力され、スクリーン106上に各色毎の画素を形成していく。例えば、始めに光源101aからのレーザ光によって表示領域s1全体のスキャンが行われた後、光源101bからのレーザ光、光源101cからのレーザ光によって表示領域s1のスキャンが順に繰返し行われることにより、表示領域s1全体に画素が隙間無く形成されるようになっている。なお、この時の走査部材105の走査速度は、各色毎に表示領域s1上に投影された映像(視標)が、残像によって重ね合わせられた1つの映像として被検者に認識される程度に速い速度に設定される。
スクリーン106からの光束は、結像レンズ32、レンズ27、ミラー26、レンズ25、フォーカスレンズ24、穴あきミラー19、対物レンズ21を経て被検者眼Eの眼底に投影される。これにより、被検者はスクリーン106上に1つの映像(視標)が表示されていると認識するようになる。
なお、本実施形態では、視標呈示デバイス100のスキャン方式として、各色の光源101a〜101c毎に表示領域s1全体のスキャンが繰り返し行われる場合が示されているが、これに限られるものではない。例えば、各光源101a〜101cからのRGBのレーザ光を1画素ずつ繰り返し出力させながら、表示領域s1全体のスキャンが行われるようにしても良い。
これ以外にも、RGBの各光源101a〜101cから出力されたレーザ光により形成される画素が表示領域全体に形成されると共に、被検者がスクリーン106上に投影された画像を残像による1つの映像として認識できるように、走査部材105のスキャン角度に合わせて光源101からのレーザ光の出力のタイミングが決定されれば良い。
また、本実施形態では、リレーレンズ25、27、結像レンズ32により両側テレセントリックが構成され、視標呈示デバイス100から照射された光束が被検者眼の眼底に均一に投影されるようになっている。
更には、本実施形態ではコントロール部7aの操作によって、固視標や視野計測用の視標は任意の形状、サイズに変更できると共に、コントロール部7aの操作によって任意の輝度で呈示することができるようになっている。
以上のような撮像素子29、視標呈示デバイス100(光源101、駆動部108)、駆動手段22a、駆動手段24aは制御部50に接続される。制御部50は、前眼部の観察時に撮像素子29で撮像された前眼部画像からアライメント視標を検出処理する。眼底の観察時には網膜に投影されたリング視標像から眼底のフォーカス状態の検出を行い、駆動手段24aの駆動によりフォーカシングレンズ24を光軸L2上で移動させて、撮像素子29で撮像される眼底像のピント調節をする。また、制御部50は、駆動部108による走査部材105のスキャン速度に応じて光源101からのレーザ光の出力を制御する。
制御部50にはこれ以外にも、ジョイスティック4、XYZ駆動部6、コントロール部7a、応答ボタン7b、モニタ8、記憶手段としてのメモリ51、各光源11、12等が接続されている。なお、メモリ51には視野検査用の視標呈示条件(視標の形状や複数の輝度情報等)の他、視力検査用の視力値毎の視力検査視標(ランドルト環視標等)が記憶されている。また、メモリ51に記憶された検査視標等は、コントロール部7aを用いて選択することが可能となっている。また、メモリ51には各検査の測定結果が記憶される。
次に、以上のような構成を備える眼科装置においてその動作を説明する。ここでは、視野検査を行った後に、視力検査が行われる場合を例に挙げて説明する。始めに検者は被検者眼の視野検査を行う為、コントロール部7aを用いて視野検査モードを選択する。これにより、走査部材105の走査角度が角度θ1に設定され、駆動部107の駆動によりアフォーカルレンズ104が光軸方向に移動されることで、スクリーン106に照射されるレーザ光の光束径を視力検査時と比べて大きく設定される。また、モニタ8の表示が視野検査画面に切換えられる。
検者は被検者の顔を装置に近づけ、撮影を行う側の眼(被検者眼E)を、撮影窓9上に位置させて、装置内部を覗き込ませる。始めに、前眼部像を利用した位置合わせ(アライメント)が行われる。制御部50は駆動手段22aの駆動により、光軸L2上に前眼部観察補助レンズ22を位置させると共に、光源35a、35bを点灯させる。これにより、被検者眼Eの前眼部が照明されて角膜上に矩形状のアライメント視標が投影されるようになる。また、制御部50は、視標呈示デバイス100の駆動により被検者眼に固視標を呈示させる。
制御部50は駆動部108の駆動により走査部材105を予め設定されているスキャン速度及びスキャン角度で傾斜させていく。なお、走査部材105のスキャン速度は、スクリーン106上に形成される画像が被検者に1つの映像として認識されると共に、被検者にちらつきを感じさせないように速度の下限値が決定される。一方、スキャンによりスクリーン106(表示領域s1)上に形成される隣りの画素が重なり合わないようにスキャン速度の上限が決定され、これにより、スクリーン106上により鮮明な映像が表示されるようになる(ぼやけて表示されることが抑制される)。
はじめに、制御部50は、駆動部108の駆動制御により走査部材105を水平方向に傾斜させて、表示領域s1上の水平方向にレーザ光による1列のスキャンを行う。この時、制御部50は走査部材105のスキャン速度に合わせて、光源101の点灯制御によりRGBの各色毎にレーザ光を出力させる。この時、隣合う画素が重なり合わないように(隙間が空かないように)光源101を点灯させる。光源101から出力されたレーザ光は、コリメータレンズ102a〜102c、ダイクロイックミラー103a〜103c、アフォーカルレンズ104を経て、走査部材105で反射されてスクリーン106に投影される。これによりスクリーン106上にはレーザ光の照射径に応じた大きさの画素が形成されるようになる。
以上のようにして、水平方向の1列のスキャンが完了したことが検出されると、駆動部108は走査部材105を垂直方向に僅かに(レーザ光の照射径分だけ)傾斜させる。そして、同様に水平方向に1列のスキャンを行う。そして、走査部材105による二次元方向のスキャンが繰返し行われることで、表示領域s1には画素が隙間無く形成されるようになる。
なお、制御部50は走査部材105のスキャン角度を制御すると共に、走査部材105のスキャン角度に応じて光源101から出力されるレーザ光の輝度を変更する。具体的には、視標の呈示位置以外の背景部分ではレーザ光の出力を低く設定して画素の輝度を暗くする。そして、走査部材105の傾斜によるスクリーン106上のスキャン位置が、光軸L2上に形成される固視標の位置に達したことが検出されると、制御部50は光源101からのレーザ光の出力を上げて画素の輝度を明るくする。これにより、スクリーン106上には、周囲が暗い背景に投影され、固視標Tに対応する位置T1のみが明るく投影された映像が表示されるようになる。視標呈示デバイス100からの光束は、結像レンズ32、ビームスプリッタ33、リレーレンズ27から対物レンズ21を経て、眼底に投影される。これにより、被検者眼には固視標の位置T1のみが明るく表示された画像が投影されるようになる。
被検者眼が固視標により誘導されることによりモニタ8には前眼部像が表示されるようになる。図5はモニタ8上に表示される前眼部像の例である。モニタ8には、撮像素子29で撮像された前眼部像F1上に矩形状のアライメント視標M1、M2が現れている。この状態で、制御部50は、アライメント視標M1、M2の受光結果に基づいて撮影部3と被検者眼Eとの位置合わせ(アライメント)を行う。
制御部50は、光源35a,35bにより形成される視標像(アライメント視標)M1、M2から求められる中間位置と、前眼部像から求められる瞳孔中心とが一致するように駆動部6を駆動させて撮影部3全体を上下左右(XY)方向に移動させて位置合せを行う。また、制御部50はアライメント視標M1、M2との間隔が所定の間隔となるように、駆動部6を駆動させて、撮影部3全体を被検者眼Eに対して前後(Z)方向に移動させて位置合せを行う。(アライメント動作の詳細な説明は国際公開2008/062527号公報を参照されたい)。XYZ方向のアライメント状態がそれぞれ所定の許容範囲に入ると、制御部50はアライメント完了を判断して、眼底のフォーカス合わせを開始する。
制御部50は光源35a,35bを消灯させると共に、駆動手段22aの駆動により前眼部観察補助レンズ22を光路上から退避させて、光源11を点灯させる。また、LCDディスプレイ31の固視標の表示位置に対応したモニタ8上の位置に、十字型の固視標Tを電子的に生成して表示させる。
赤外光で照明された被検者眼Eの眼底からの反射光が撮像素子29で受光されると、モニタ8上に被検者眼の眼底像が表示されるようになる。図6はモニタ8に表示される眼底像の例である。モニタ8にはフォーカスチャート15により眼底に投影されたリング視標R、眼底像F2、固視標T、とが現れている。制御部50は、リング視標Rの受光状態から、リング視標Rのリング幅が最も狭くなるように(ピントが合うように)、駆動手段24aの制御によってフォーカシングレンズ24を移動させる。制御部50によりフォーカス状態が適切であることが検出されると、フォーカス調整が完了する。
モニタ8に眼底像F2が明確に映る状態が得られると、検者は視野計測中に生じる被検者眼の回旋によって生じる眼底上での視標の呈示位置のずれを補正するためのトラッキングの設定を行う。トラッキングは、眼底上で特徴点(又は領域)を指定し、その移動量を検出することによって、被検者眼の動き(移動)に追従させて視標(検査視標)の眼底上での呈示位置をモニタ8上での選択位置に一致するように補正するものである。これにより、検査中に眼が回旋したとしても、眼底の各部位での検査を正しく行うことができるようになる。
次に制御部50はメモリ51に予め記憶されている視野計測プログラムに従って、被検者眼Eの眼底上の各計測点に対応する所定位置の画素の輝度を変更して、被検者眼に検査視標を呈示させる。表示領域s1のスキャン位置が視標の呈示位置となった事が検出されると、制御部50は、固視標の場合と同様に、光源101から照射されるレーザ光(RGB)の出力を上げる制御を行い画素の輝度を高くする。これにより、スクリーン106上には固視標T1及び視標Aのみが残像により明るく表示され、被検者眼Eには暗い背景に表示された固視標T1及び視標Aの位置が認識されるようになる。
なお、本実施形態では制御部50による光源101の出力の制御によって、画素の輝度(検査視標Aの明るさ)が1dBステップで変更されるようになっている。
以上のようにして、制御部50は視野計測プログラムに基づく視標呈示デバイス100の制御により、視標Aの呈示位置をランダムに切り変えると共に、視標Aの輝度を変更させる。このとき、被検者は固視状態を維持しながら、呈示視標Aを認識できれば応答ボタン7bを押す。制御部50は入力信号に基づき呈示視標Aの輝度を計測点における被検者の認識可能な感度の応答情報としてメモリ51に記憶させる。一方、呈示視標Aに対して応答ボタン7bによる被検者の応答が無い場合には、呈示視標の輝度を計測点における被検者が認識不能な感度の応答情報としてメモリ51に記憶させる。
すべての計測点における感度の計測が終了すると、制御部50は全計測点に対する感度の分布状態を図7に示すような模式図にしてモニタ8に表示させる。これにより、検者はモニタ8に表示された感度の分布状態から網膜上の視機能の分布を確認できるようになる。なお、本実施形態では、呈示視標の輝度の減衰値が感度分布の表示に用いられている。つまり、最も高い輝度との差分により感度分布が表示されるため、モニタ8に表示された数値が大きいほどその部位での感度が高いと判断される。本実施形態では、黄斑Y周辺の感度分布が最も低い値となっており、これにより、被検者眼の黄斑Y付近に疾患があると判断される。
このように、視野検査の結果から黄斑Y付近に疾患があると確認された場合等には、被検者眼の他の眼底部位を黄斑の代替部位である偏心視域(PRL:Preferred Retinal Locus)として利用させることが検討される。この場合、選択された偏心視域での実際の見え方を確認するために、偏心視域を用いた視力検査が行われると便利である。
検者はコントロール部7aを用いて視力検査モードに設定する。これにより、走査部材105の走査角度が角度θ2に設定され、駆動部107の駆動によるアフォーカルレンズ104の光軸方向に移動されることで、スクリーン106に照射されるレーザ光の光束径が視野検査時と比べて小さく設定される。また、モニタ8上に視力検査画面を表示させる。そして、被検者眼が撮影窓9に位置された状態で、前眼部像を用いたアライメントと、被検者眼の眼底像を利用した撮影部3とのフォーカス合わせを行う。なお、アライメント及びフォーカス合わせは視野検査の場合と同じであるので、ここでの詳細な説明は省略する。
撮影部3と被検者眼Eとの位置合わせが完了したら、制御部50は、被検者眼Eの眼底に視力検査視標を投影させる。制御部50は、視野検査の場合と同様に視標呈示デバイス100の駆動により光源101からレーザ光を照射させ、駆動部108の駆動制御により走査部材105からの反射光によるスクリーン106上のスキャンを開始させる。この時、レーザ光101からのレーザ光の照射ステップ(間隔)は視野検査と同様のステップに設定されると共に、制御部50によって走査部材105の走査速度が遅く設定される。これにより、走査角度θ2の範囲でより多くの画素が形成され、画素の密度が高くなることで、高解像度で視標が表示され、高い視力値の視力検査視標(例えば、視力値1.5)であっても、正確に表示されるようになる。
なお、視力検査の場合には、視野検査の場合と比べてレーザ光の照射ステップは短く設定されても良い。このようにすると、視力検査指標をより高解像度で表示することができるようになる。
制御部50は走査部材105からの反射光によるスキャンに連動させて、表示領域s2において視力検査視標の表示位置以外では光源101からのレーザ光の出力を低くして画素の輝度を暗くする。一方、視標の呈示位置では光源101からのレーザ光の出力を高くして画素の輝度を明るくする。これにより、スクリーン106上には黒色(グレー色)の背景に白色の視標A2(例えば、ランドルト環視標)が残像にて表示され、被検者眼Eの眼底に投影されるようになる。
なお、視力検査視標は白色背景に黒色視標のものであっても良い。この場合には、視力検査視標の表示位置以外でレーザ光の出力を高くして画素の輝度を明るくし、検査視標の表示位置でレーザ光の出力を低く設定して画素の輝度が暗くなるように設定される。
また、図8の視力検査画面の例に示すように、モニタ8の眼底像上には、表示領域s2に表示されている視力検査視標に対応した視標A3が電子的に生成して表示される。また、視力検査視標の視力値が表示される表示欄pが表示される。これにより、検者は被検者眼に呈示されている視力検査視標の方向と視力値を確認できるようになる。
視力検査視標が呈示された被検者は、視標の方向を口頭等で答える。検者は被検者の回答を受けて、コントロール部7aの操作によって視力検査視標の視力値又は方向を切換える。この時、スクリーン106上の解像度が高く設定されていることで、高い視力値の視標であっても正確に被検者眼に呈示されるようになり、幅広い視力値での視力検査が行われることで、被検者の視力値を高い精度で検査することができるようになる。
なお、本実施形態では被検者による応答に基づき、検者によって視力検査視標が選択される例を示しているが、視力検査の応答は被検者による応答ボタン7bの操作によって行われるようにしても良い。この場合、入力信号による応答の正否によって、制御部50は視力検査視標の視力値を自動的に切換えるようにする。
以上のように、視標呈示デバイスとして、レーザ光による二次元スキャンを行うプロジェクターを用いることで、視標呈示デバイスから投影される画像の解像度を検査視標に応じて高く設定することができ、サイズの小さい検査視標であってもより正確な表示が出来ることで、1台の眼科装置を用いて視野検査と視力検査との両方を精度良く行うことができるようになる。
以上のようにすることで、被検者と近接して向き合って使用される眼科装置において、呈示する視標の大きさや形状を簡単に設定できるとともに、LCDディスプレイでは実現できないような高い解像度の検査視標を呈示することができるようになり、視力検査等の検査をより高い精度で行うことができるようになる。
なお、本実施形態では、視野検査と視力検査とでは、視標呈示デバイス100のスキャン角度(表示領域の範囲)を変更しているが、視野検査と視力検査とでスキャン角度は変えずに、レーザ光の照射径のみを変えるようにしても良い。
また、本実施形態では、視力検査視標にランドルト環視標が使用される例が示されているが、Eチャート等の周知の視力値検査視標を高い精度で表示することができる。更には、検者によるコントロール部7aの操作によって、任意のサイズ、形状の視力検査視標を作成して視力検査を行うこともできるようになる。
なお、本実施形態では眼科装置を例に挙げて説明したがこれに限られるものではない。例えば、眼底観察・撮影光学系を備える周知の眼底カメラ。又は、凹面鏡、及びガルバノミラー等を組み合わせて、レーザ光を眼底上にて2次元的に走査し、その反射の受光によって眼底像を得る眼科撮影装置において、本発明を適用して各検査視標をより精度良く表示することができるようになる。
なお、本実施形態では視標呈示デバイスが有するスクリーンを介して被検者眼に検査視標を投影する場合が示されているが、これ以外にも視標呈示デバイスを用いて直接被検者眼に検査視標が投影されるようにしても良い。
眼科装置の外観構成図である。 撮影部に収納される光学系及び制御系の概略構成図である。 視標呈示デバイスの構成を示した模式図である。 スキャン(走査)角度とスキャン範囲との関係の説明図である。 モニタに表示される前眼部像の例である。 モニタに表示される眼底像の例である。 視野検査の全計測点に対する感度の分布状態の模式図である。 モニタに表示される視力検査画面の例である。
7a コントロール部
8 モニタ
10 眼底照明光学系
20 眼底観察・撮影光学系
30 前眼部照明光学系
40 視標呈示光学系
50 制御部
100 視標呈示デバイス
101 レーザ光源
104 アフォーカルレンズ
105 走査部材
106 スクリーン

Claims (8)

  1. 被検者眼の眼底を観察するため眼底観察光学系と、
    レーザ光源から出射される可視光のレーザ光を二次元的に走査させるための走査部材を持ち,該走査部材による二次元的な走査中に前記レーザ光源の出射制御を行うことにより前記眼底観察光学系で観察される被検者眼の眼底上に所定の視標を投影する視標呈示デバイスと、
    前記レーザ光の照射光路上に配置される光学部材を挿脱,または軸方向に移動させることにより前記所定の視標を形成する前記レーザ光の照射径を変更させ前記視標の解像度を変更させるための制御手段と、を備えることを特徴とする眼科装置。
  2. 請求項1の眼科装置において、前記制御手段は前記視標の解像度を高解像度に変更するために、視標を形成する前記レーザ光の照射径を前記高解像度にする前の照射径より小さくするとともに前記走査部材による走査範囲を前記高解像度前の走査範囲より狭める制御を行うことを特徴とする眼科装置。
  3. 請求項2の眼科装置において、前記視標呈示デバイスは前記走査部材により走査される前記レーザ光によって形成される前記視標を投影するためのスクリーンを有し,該スクリーンは投影光学系を用いて前記被検者眼眼底に対して共役位置に置かれていることを特徴とする眼科装置。
  4. 請求項3の眼科装置は、被検者の視野検査を行うための視野検査モードと被検者の視力検査を行うための視力検査モードとを選択する検査モード選択手段を有し、前記視力検査モードにて形成される前記視標は前記視野検査モードに形成される前記視標よりも高解像度であることを特徴とする眼科装置。
  5. 請求項4の眼科装置において、前記制御手段は前記視標の解像度を高解像度に変更するために、前記走査部材による二次元走査の間隔を狭くする制御を行うことを特徴とする眼科装置。
  6. 請求項5の眼科装置において、前記制御手段は、前記検査モード選択手段により視力検査モードが選択されたときに、前記走査部材による走査範囲を視標のサイズに合わせて設定することを特徴とする眼科装置。
  7. 請求項6の眼科装置は、
    前記眼底観察光学系で観察された被検者眼の眼底を表示するモニタと、
    前記視標呈示デバイスにて投影された視標の呈示位置に対応する前記モニタ上の位置に電子的な視標を生成して表示させる画像処理手段とを備えることを特徴とする眼科装置。
  8. 請求項7の眼科装置は、
    被検者眼に呈示する視標を任意に作成するための視標作成手段とを備えることを特徴とする眼科装置。


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