JP6344950B2 - 研磨装置及び研磨方法 - Google Patents

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Description

本発明は、保持リングを備えた基板保持部材で基板を研磨パッドに押し付けて基板を研磨する研磨装置及び研磨方法に関するものである。
研磨装置では、基板保持部材に基板を保持して回転させ、回転する研磨パッドに基板を押し付けて基板の表面を研磨する。このとき、基板保持部材には、基板が研磨位置から外れることを防止するために、研磨中の基板を囲む保持リングが設けられる。保持リングは、研磨パッドに押し付けられた基板を囲うとともに、それ自体も底面が研磨パッドに押し付けられる。このとき、保持リングの底面の研磨パッドに対する押圧力は基板エッジ部の研磨プロファイルに影響を与える。
しかしながら、研磨パッドに対する保持リングの押圧力を所定の値に設定して基板を研磨した場合でも、保持リングの底面の三次元形状により、基板エッジ部が所望の研磨プロファイルにならないことがある。これは、保持リングの押圧力を所定の圧力としても、保持リングの底面の三次元形状によって、基板エッジ部の近傍で研磨パッドに対する保持リングの押圧力が異なり、研磨パッドのリバウンド状態が異なっているためであると考えられる。
また、保持リングは製造時の機械加工時の精度条件によって、保持リングごとに底面の三次元形状にはばらつきが生じるため、保持リングを新たなものに交換した際には、交換前の研磨プロファイルを再現できないことがある。保持リングの内周面形状についても、使用中の経時変化が研磨プロファイル、特に基板エッジ付近の研磨プロファイルに影響することが一般に知られている。
このような問題を解決するための方法として、従来、実機でのダミー基板の研磨による保持リングのブレイクインによって、保持リングの底面の三次元形状を揃える方法や、保持リングの底面をあらかじめ機械加工によりブレイクイン完了後の三次元形状に加工しておく方法などが採用されてきた。
特開2006−128582号公報 特開2001−060572号公報 特許第4689367号公報
しかしながら、従来の方法には、以下の問題がある。まず、保持リングの加工精度を上げる必要があるためコストが高くなってしまう。また、ブレイクインを行うと、装置の稼働率が下がり、ダミー基板やスラリなどのコストもかかる。さらに、半導体製造現場では製品の種類により研磨条件を変えている場合があるが、保持リングの底面の三次元形状は、厳密にはプロセス種類や研磨条件によって変わるので、実際には形状を厳密に管理することは困難である。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、基板保持部材の保持リングの形状の保持リングごとのばらつきや経時変化による研磨プロファイルの再現性の低下を抑える研磨装置及び研磨方法を提供することを目的とする。
本発明の研磨装置は、基板を研磨パッドに押し付けるとともに、前記研磨パッドに押し付けられた前記基板を囲う保持リングを有する基板保持部材と、前記保持リングの表面形状を測定する測定手段と、前記測定手段によって測定された前記保持リングの表面形状に基づいて、前記基板の研磨条件を決定する制御部とを備えた構成を有している。この構成により、保護リングの表面形状を測定してそれに基づいて基板の研磨条件を決定するので、保護リングの表面形状のばらつきや経時変化による影響を低減できる。
上記の研磨装置は、前記基板を前記基板保持部材にロードし、及び/又は前記基板を前記基板保持部材からアンロードするための基板受渡手段をさらに備えていてよく、前記測定手段は、前記基板保持部材と前記基板受渡手段との間で前記基板を受け渡す際に、前記保持リングの表面形状を測定してよい。この構成により、基板受渡手段において、保持リングの表面形状を測定するので、1枚又は複数枚の基板を交換するごとに保持リングの表面形状を測定できる。
上記の研磨装置において、前記測定手段は、前記保持リングの底面の形状を測定してよい。この構成により、保持リングの製造時の機械加工時の精度条件による保持リングごとの底面の形状のばらつきによる研磨プロファイルへの影響を抑えることができる。
上記の研磨装置において、前記測定手段は、前記保持リングの底面の径全体を測定してよい。この構成により、保持リングの底面の径方向の全体の形状を測定できる。
上記の研磨装置において、前記測定手段は、前記保持リングの底面の径方向の内周側半分以上の部分の形状を測定してよい。この構成により、保持リングの底面の径方向の内周側半分の部分の形状を測定できる。
上記の研磨装置において、前記測定手段は、前記保持リングの内周面の形状を測定してよい。この構成により、使用によって基板が保持リングの内周面にあたることによって形状が経時変化することによる研磨プロファイルへの影響を抑えることができる。
上記の研磨装置において、前記測定手段は、超音波センサ、渦電流センサ、光センサ、又は接触式センサのうちのいずれかであってよい。この構成により、保持リングの表面形状を好適に測定できる。
上記の研磨装置において、前記基板受渡手段は、前記保持リングの底面の一部を支持する支持部を有していてよく、前記測定手段は、前記支持部に底面の一部を支持されている前記保持リングの表面形状を測定してよい。この構成により、底面を支持部に保持された状態の保持リングの表面形状を測定できる。
上記の研磨装置において、前記支持部は、切欠き部を有していてよく、前記測定手段は、前記切欠き部に配置されて前記保持リングの底面形状を測定してよい。この構成により、底面を支持部に保持された状態の保持リングの底面形状を測定できる。
上記の研磨装置において、前記測定手段は前記保持リングの底面の径方向の形状を測定してよい。この構成により、保持リングの底面の径方向の形状のばらつきを測定できる。
上記の研磨装置において、前記測定手段は、前記保持リングの径方向に移動しながら測定を行うことで、前記保持リングの径方向の形状を測定してよい。この構成により、小さなセンシング範囲をスキャンさせることで保持リングの底面の径方向の形状を測定できる。
上記の研磨装置において、前記測定手段は、前記保持リングの径方向に延びるラインセンサ又はエリアセンサであってよい。この構成により、高速に保持リングの底面の径方向の形状を測定できる。
上記の研磨装置において、複数の前記測定手段が、前記保持リングの径方向に並んで設置されてよい。この構成によっても、高速に保持リングの底面の径方向の形状を測定できる。
上記の研磨装置において、複数の前記測定手段が、前記保持リングの周方向に並んで配置されてよい。この構成により、保持リングの底面の周方向の形状を測定できる。
上記の研磨装置において、前記制御部は、前記測定手段の測定結果に基づいて前記保持リングの傾きを補正してよい。この構成により、基板保持部材に保持された保持リングの傾きを補正できる。
上記の研磨装置は、前記保持リングの測定される表面への付着物を除去するクリーニング手段をさらに備えていてよい。この構成により、保持リングの表面がクリーニングされるので、精度の高い測定結果を得ることができる。
上記の研磨装置は、前記測定手段への付着物を除去するクリーニング手段をさらに備えていてよい。この構成により、センサがクリーニングされるので、精度の高い測定結果を得ることができる。
上記の研磨装置は、前記保持リングの測定される表面の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段が検知した温度に基づいて、前記保持リングの測定される表面の温度を一定にするために、前記保持リングを冷却する冷却手段とをさらに備えていてよい。この構成により、保持リングの温度が制御されるので、保持リングの表面形状の測定が安定する。
上記の研磨装置は、校正用リングをさらに備えていてよく、前記制御部は、前記測定手段が前記校正用リングの表面形状を測定した結果に基づいて、前記保持リングの表面形状の測定結果を校正してよい。この構成により、センサの検出値を自動的に校正できる。
上記の研磨装置において、前記校正用リングの測定される表面の平面度が5μm以下であってよい。この構成により、センサの校正を高精度に行うことができる。
上記の研磨装置において、前記基板保持部材は、回転可能であってよく、前記制御部は、前記保持リングの表面形状の測定の際に、前記基板保持部材の回転位相を制御することで、前記測定手段と前記保持リングとを所定の位置関係にしてよい。この構成により、保持リングに溝が形成されている場合にも、溝のない箇所、あるいは溝のある個所の任意の箇所の表面形状を測定できる。
本発明の研磨方法は、基板を保持リングで囲って研磨パッドに押し付けた状態で、前記基板と前記研磨パッドとを相対的に移動させることで、前記基板を研磨する研磨ステップと、前記保持リングの表面形状を測定する測定ステップと、前記測定ステップで測定された前記保持リングの表面形状に基づいて、前記研磨ステップにおける研磨条件を決定する制御ステップとを含み、前記研磨ステップは、前記制御ステップにて決定された前記研磨条件に従って前記基板を研磨する構成を有している。この構成により、保護リングの表面形状を測定してそれに基づいて基板の研磨条件を決定するので、保護リングの表面形状のばらつきや経時変化による影響を低減できる。
本発明によれば、保護リングの表面形状を測定してそれに基づいて基板の研磨条件を決定するので、保護リングの表面形状のばらつきや経時変化による影響を低減できる。
本発明の実施の形態における研磨装置の全体構成を示す概略図 本発明の実施の形態における研磨ヘッドの模式的断面図 本発明の実施の形態における研磨ヘッドとプッシャとを模式的に示す平面図 本発明の実施の形態における図3のA−A断面図 本発明の実施の形態における図3のB−B断面図 本発明の実施の形態における測定手段の変形例を示す断面図 本発明の実施の形態における測定手段の変形例を示す断面図 本発明の実施の形態における測定手段の変形例を示す断面図 本発明の実施の形態における測定手段の変形例を示す断面図 本発明の実施の形態におけるプッシャに設置された基準リングを示す平面図 本発明の実施の形態における図10のC−C断面図
以下、本発明の実施の形態の研磨装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実施する場合の一例を示すものであって、本発明を以下に説明する具体的構成に限定するものではない。本発明の実施にあたっては、実施の形態に応じた具体的構成が適宜採用されてよい。
図1は、本発明の実施の形態に係る研磨装置の全体構成を示す概略図である。図1に示すように、研磨装置は、研磨テーブル100と、研磨対象物である半導体ウエハ等の基板Wを保持して研磨テーブル100上の研磨面に押圧する基板保持装置としての研磨ヘッド1とを備えている。研磨テーブル100は、テーブル軸100aを介してその下方に配置されるモータ(不図示)に連結されている。研磨テーブル100は、モータが回転することにより、テーブル軸100a周りに回転する。
研磨テーブル100の上面には、研磨部材としての研磨パッド101が貼付されている。この研磨パッド101の表面101aは、基板Wを研磨する研磨面を構成している。研磨テーブル100の上方には研磨液供給ノズル70が設置されている。この研磨液供給ノズル70から、研磨テーブル100上の研磨パッド101上に研磨液(研磨スラリ)Qが供給される。
なお、市場で入手できる研磨パッドとしては種々のものがあり、例えば、ニッタ・ハース社製のSUBA800、IC−1000、IC−1000/SUBA400(二層クロス)、フジミインコーポレイテッド社製のSurfin xxx−5、Surfin 000等がある。SUBA800、Surfin xxx−5、Surfin 000は繊維をウレタン樹脂で固めた不織布であり、IC−1000は硬質の発泡ポリウレタン(単層)である。発泡ポリウレタンは、ポーラス(多孔質状)になっており、その表面に多数の微細なへこみまたは孔を有している。
研磨ヘッド1は、基板Wを研磨面101aに対して押圧する研磨ヘッド本体2と、基板Wの外周縁を囲って基板Wが研磨ヘッド1から飛び出さないようにする保持リングとしてのリテーナリング3とから基本的に構成されている。研磨ヘッド1は、研磨ヘッドシャフト111に接続されている。この研磨ヘッドシャフト111は、上下動機構124により研磨ヘッドアーム110に対して上下動する。研磨ヘッド1の上下方向の位置決めは、研磨ヘッドシャフト111の上下動により、研磨ヘッドアーム110に対して研磨ヘッド1の全体を昇降させて行われる。研磨ヘッドシャフト111の上端にはロータリージョイント25が取り付けられている。
研磨ヘッドシャフト111及び研磨ヘッド1を上下動させる上下動機構124は、軸受126を介して研磨ヘッドシャフト111を回転可能に支持するブリッジ128と、ブリッジ128に取り付けられたボールねじ132と、支柱130により支持された支持台129と、支持台129上に設けられたACサーボモータ138とを備えている。サーボモータ138を支持する支持台129は、支柱130を介して研磨ヘッドアーム110に固定されている。
ボールねじ132は、サーボモータ138に連結されたねじ軸132aと、このねじ軸132aが螺合するナット132bとを備えている。研磨ヘッドシャフト111は、ブリッジ128と一体となって上下動する。従って、サーボモータ138を駆動すると、ボールねじ132を介してブリッジ128が上下動し、これにより研磨ヘッドシャフト111及び研磨ヘッド1が上下動する。
また、研磨ヘッドシャフト111はキー(図示せず)を介して回転筒112に連結されている。回転筒112は、その外周部にタイミングプーリ113を備えている。研磨ヘッドアーム110には研磨ヘッド用回転モータ114が固定されており、タイミングプーリ113は、タイミングベルト115を介して研磨ヘッド用回転モータ114に設けられたタイミングプーリ116に接続されている。従って、研磨ヘッド用回転モータ114を回転駆動することによってタイミングプーリ116、タイミングベルト115、及びタイミングプーリ113を介して回転筒112及び研磨ヘッドシャフト111が一体に回転し、研磨ヘッド1が回転する。
研磨ヘッドアーム110は、フレーム(図示せず)に回転可能に支持された研磨ヘッドアームシャフト117によって支持されている。研磨装置は、研磨ヘッド用回転モータ114、サーボモータ138、研磨テーブル回転モータをはじめとする装置内の各機器を制御する制御部500を備えている。
次に、本発明の研磨装置における研磨ヘッド1について説明する。図2は、研磨対象物である基板Wを保持して研磨テーブル100上の研磨面に押圧する基板保持装置としての研磨ヘッド1の模式的断面図である。図2においては、研磨ヘッド1を構成する主要構成要素だけを図示している。
図2に示すように、研磨ヘッド1は、基板Wを研磨面101aに対して押圧する研磨ヘッド本体(キャリアとも称する)2と、研磨面101aを直接押圧するリテーナ部材としてのリテーナリング3とから基本的に構成されている。研磨ヘッド本体(キャリア)2は概略円盤状の部材からなり、リテーナリング3は研磨ヘッド本体2の外周部に取り付けられている。
研磨ヘッド本体2は、エンジニアリングプラスティック(例えば、PEEK)などの樹脂により形成されている。研磨ヘッド本体2の下面には、半導体ウエハの裏面に当接する弾性膜(メンブレン)4が取り付けられている。弾性膜(メンブレン)4は、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、ポリウレタンゴム、シリコンゴム等の強度及び耐久性に優れたゴム材によって形成されている。弾性膜(メンブレン)4は、半導体ウエハ等の基板を保持する基板保持面を構成している。
弾性膜(メンブレン)4は同心状の複数の隔壁4aを有し、これら隔壁4aによって、メンブレン4の上面と研磨ヘッド本体2の下面との間に円形状のセンター室5、環状のリプル室6、環状のアウター室7、環状のエッジ室8が形成されている。すなわち、研磨ヘッド本体2の中心部にセンター室5が形成され、中心から外周方向に向かって、順次、同心状に、リプル室6、アウター室7、エッジ室8が形成されている。研磨ヘッド本体2内には、センター室5に連通する流路11、リプル室6に連通する流路12、アウター室7に連通する流路13、エッジ室8に連通する流路14がそれぞれ形成されている。
センター室5に連通する流路11、アウター室7に連通する流路13、エッジ室8に連通する流路14は、ロータリージョイント25を介して流路21、23、24にそれぞれ接続されている。流路21、23、24は、それぞれバルブV1−1、V3−1、V4−1及び圧力レギュレータR1、R3、R4を介して圧力調整部30に接続されている。また、流路21、23、24は、それぞれバルブV1−2、V3−2、V4−2を介して真空源31に接続されるとともに、バルブV1−3、V3−3、V4−3を介して大気に連通可能になっている。
一方、リプル室6に連通する流路12は、ロータリージョイント25を介して流路22に接続されている。そして、流路22は、気水分離槽35、バルブV2−1及び圧力レギュレータR2を介して圧力調整部30に接続されている。また、流路22は、気水分離槽35及びバルブV2−2を介して真空源131に接続されるとともに、バルブV2−3を介して大気に連通可能になっている。
また、リテーナリング3の直上にも弾性膜(メンブレン)32によってリテーナリング圧力室9が形成されている。弾性膜(メンブレン)32は、研磨ヘッド1のフランジ部に固定されたシリンダ33内に収容されている。リテーナリング圧力室9は、研磨ヘッド本体(キャリア)2内に形成された流路15及びロータリージョイント25を介して流路26に接続されている。流路26は、バルブV5−1及び圧力レギュレータR5を介して圧力調整部30に接続されている。また、流路26は、バルブV5−2を介して真空源31に接続されるとともに、バルブV5−3を介して大気に連通可能になっている。
圧力レギュレータR1、R2、R3、R4、R5は、それぞれ圧力調整部30からセンター室5、リプル室6、アウター室7、エッジ室8、リテーナリング圧力室9に供給する圧力流体の圧力を調整する圧力調整機能を有している。圧力レギュレータR1、R2、R3、R4、R5及び各バルブV1−1〜V1−3、V2−1〜V2−3、V3−1〜V3−3、V4−1〜V4−3、V5−1〜V5−3は、制御部500(図1参照)に接続されていて、それらの作動が制御されるようになっている。また、流路21、22、23、24、26にはそれぞれ圧力センサP1、P2、P3、P4、P5及び流量センサF1、F2、F3、F4、F5が設置されている。
センター室5、リプル室6、アウター室7、エッジ室8、リテーナリング圧力室9に供給する流体の圧力は、圧力調整部30及び圧力レギュレータR1、R2、R3、R4、R5によってそれぞれ独立に調整される。このような構造により、基板Wを研磨パッド101に押圧する押圧力を半導体ウエハの領域毎に調整でき、かつリテーナリング3が研磨パッド101を押圧する押圧力を調整できる。
次に、図1および図2に示すように構成された研磨装置による一連の研磨処理工程について説明する。研磨ヘッド1はプッシャ150(図3等参照)から基板Wを受け取り真空吸着により保持する。弾性膜(メンブレン)4には基板Wを真空吸着するための複数の孔(図示せず)が設けられており、これらの孔は真空源に連通されている。基板Wを真空吸着により保持した研磨ヘッド1は、予め設定したトップリングの研磨時設定位置まで下降する。
この研磨時設定位置では、リテーナリング3は研磨パッド101の表面(研磨面)101aに接地しているが、研磨前は、研磨ヘッド1で基板Wを吸着保持しているので、基板Wの下面(被研磨面)と研磨パッド101の表面(研磨面)101aとの間には、わずかな間隙(例えば、約1mm)がある。このとき、研磨テーブル100および研磨ヘッド1は、ともに回転駆動されている。この状態で、各圧力室に圧力流体を供給して基板の裏面側にある弾性膜(メンブレン)4を膨らませ、基板Wの下面(被研磨面)を研磨パッド101の表面(研磨面)に当接させ、研磨テーブル100と研磨ヘッド1とを相対運動させることにより、基板Wの研磨を開始する。
そして、制御部500の制御によって、各圧力室5、6、7、8、9に供給する流体の圧力を調整することにより、基板Wを研磨パッド101に押圧する押圧力を基板の領域毎に調整し、かつリテーナリング3が研磨パッド101を押圧する押圧力を調整し、基板の表面が所定の状態(例えば、所定の膜厚)になるまで研磨する。研磨パッド101上でのウエハ処理工程の終了後、基板Wを研磨ヘッド1に吸着し、研磨ヘッド1を上昇させ、プッシャ150(図3等参照)へ移動させて、基板Wの離脱を行う。
図3は、研磨ヘッド1とプッシャ150とを模式的に示す平面図であり、図4は、図3のA−A断面図であり、図5は、図3のB−B断面図である。図4及び図5では基板Wは図示を省略しているが、図4は、研磨ヘッド1とプッシャ150との間で基板Wを受け渡すために、プッシャ150を上昇させた状態を示しており、図5は、プッシャ150を下降させた状態を示している。プッシャ150は、基板Wを研磨ヘッド1にロードするとともに、基板Wを研磨ヘッド1からアンロードするのに用いられる。なお、基板Wを研磨ヘッド1にロードするプッシャと基板Wを研磨ヘッド1からアンロードするプッシャとが別々のプッシャとして構成されていてもよい。
図3及び図4に示すように、プッシャ150は、研磨ヘッド1との間で芯出しを行うために研磨ヘッド1の外周面と嵌合可能な支持部152を有する研磨ヘッドガイド151と、研磨ヘッド1とプッシャ150との間で基板を受け渡しする際に基板を支持するためのプッシャステージ153と、プッシャステージ153を上下動させるためのエアシリンダ(図示せず)と、プッシャステージ153と研磨ヘッドガイド151とを上下動させるためのエアシリンダ(図示せず)とを備えている。
研磨ヘッド1とプッシャ150との間で基板Wを受け渡す際には、研磨ヘッド1がプッシャ150の上方へ移動した後、プッシャ150のプッシャステージ153と研磨ヘッドガイド151が上昇し、研磨ヘッドガイド151の支持部152がリテーナリング3の外周面と嵌合して研磨ヘッド1とプッシャ150との芯出しを行う。このとき、支持部152は、リテーナリング3の底面を押し上げるが、これと同時にリテーナリング加圧室9を真空にすることにより、リテーナリング3の上昇を速やかに行うようにしている。
プッシャ150の上昇完了時、リテーナリング3の底面は、支持部152の上面に押圧されてメンブレン4の下面よりも上方に押し上げられているので、基板Wとメンブレン4との間が露出された状態となっている。図4に示す例においては、リテーナリング3の底面はメンブレン4の下面よりも1mm上方に位置している。その後、研磨ヘッド1による基板Wの真空吸着を止め、基板リリース動作を行う。なお、プッシャ150が上昇する代わりに研磨ヘッド1が下降することによって所望の位置関係に移動してもよい。
上記の研磨において、基板Wのエッジ近傍の研磨パッド101のリバウンド状態を厳密にコントロールするには、リテーナリング圧力室9によってリテーナリング3にかける圧力(以下、「リテーナリング圧力」といい、「RRP」とも表記する。)とリテーナリング3の表面の三次元形状の両方を管理する必要がある。そこで、本実施の形態の研磨装置は、リテーナリング3の表面の三次元形状を測定するための構成として、図3〜5に示すように、プッシャ150には、測定手段としての測定用センサ51と、温度検知手段としての温度センサ52と、測定用センサ51のクリーニング手段としてのエアノズル41と、リテーナリング3のクリーニング手段と冷却手段とを兼ねた温調エアノズル42とを備えている。
測定用センサ51は、リテーナリング3の表面形状、具体的には底面の形状を測定する。図3に示すように、研磨ヘッドガイド151の支持部152は、周方向に切欠きを有しており、これによって、支持部152は4分割されている。測定用センサ51は、支持部152との干渉を避けるように、この切欠きの位置に配置されており、リテーナリング3の底面の形状を下方から測定する。測定用センサ51は、非接触式の測距センサであり、測定用センサ51からリテーナリング3の底面までの距離を測定する。
測定用センサ51は、測定位置をリテーナリング3の径方向に移動させることで、リテーナリング3の径全体を測定する。このために、測定用センサ51は、測定位置がリテーナリング3の底面の内側エッジから外側エッジまで径方向に移動するように、図示しない駆動機構によってリテーナリング3の径方向に移動可能である。測定用センサ51によって、測定用センサ51からリテーナリング3の表面の複数の点までの距離を測定することで、リテーナリング3の表面の三次元形状が得られる。測定用センサ51は、具体的には光(レーザ)センサであるが、非接触式の測距センサとしては、光センサのほか、渦電流センサ、超音波センサ等を採用してもよい。また、測定用センサ51は、ダイヤルゲージ等の接触式のセンサであってもよい。
エアノズル41は、測定用センサ51の表面に付着した付着物(スラリ、水滴、水膜等)を除去するために、測定用センサ51に対して加圧エアを吹きかける(噴射する)。具体的には、エアノズル41は、測定用センサ51が上記のようにリテーナリング3の径方向に移動する前の初期位置にあるときに、その測定用センサ51のエネルギー送出口に向けて加圧エアを吹きかけることで、風圧によってエネルギー送出口から付着物を除去する。ここで、エネルギー送出口とは、測定用センサ51が光(レーザ)センサであるときは、レーザの出射口である。
測定用センサ51で測定されたリテーナリング3の底面の三次元形状の情報は、制御部500に送られる。制御部500は、測定用センサ51から送られてきた測定結果を基に、以降の基板Wに対するRRPを決定し、基板Wの研磨を行う。即ち、制御部500は、測定されたリテーナリング3の底面の三次元形状の情報を所定のアルゴリズムによってRRP設定値に変換し、その後の基板Wの研磨にはそのようにして得られたRRP設定値に従ってRRPを制御する。制御部500は、例えば、リテーナリング3の底面が外周側より内周側が突き出た形状をしている場合には、RRPが効き易い傾向があるので、RRPを低めに設定し、逆に内周側よりも外周側の方が突き出た形状の場合にはRRPが効き難い傾向にあるため、RRPを高めに設定する等の制御を行う。
温度センサ52は、図5に示すように、プッシャ150が下降したときに用いられ、リテーナリング3の測定される表面である底面の温度を検出する非接触式のセンサである。温調エアノズル42も、図5に示すようにプッシャ150が下降したときに用いられ、リテーナリング3の測定される表面である底面に付着した付着物(スラリ、水滴、水膜等)を除去するために、リテーナリング3の底面に対して加圧エアを吹きかける(噴射する)。このように、付着物を除去する温調エアノズル42の機能は、クリーニング手段に相当する。このエアの噴射によって、リテーナリング3の底面は冷却される。リテーナリングを冷却する温調エアノズル42の機能は、冷却手段に相当する。
温度センサ52で測定されたリテーナリング3の底面の温度の情報は、制御部500に送られる。制御部500は、温度センサ52から送られてきた測定結果を基に、温調エアノズル42によるエアの噴射時間を制御する。制御部500は、具体的には、フィードバック制御によって、温度センサ52にて測定されるリテーナリング3の底面の温度が所定の温度以下に低下するまで温調エアノズル42によるエアの噴射を継続し、リテーナリング3の底面の温度が所定の温度以下になると温調エアノズル42によるエアの噴射を停止する。
このようにリテーナリング3を所定の温度に保つのは、リテーナリング3には通常樹脂が使用されるところ、樹脂は線膨張係数が大きいため、リテーナリング3の形状が温度の影響を受けやすいからである。このような温度の影響による表面形状の変化を低減ないしなくすために、表面形状を測定する際の温度が一定ないしは所定の温度以下となるように、上記のように温調エアノズル42によってエアを吹きかけている。
以上のように、本実施の形態の研磨装置によれば、リテーナリング3の初期(出荷時)の底面の三次元形状がどのような形状であっても、また、様々な研磨条件で研磨を行うことにより底面の三次元形状が様々に変化しても、基板Wのエッジ部につき、一定の研磨プロファイルを得ることができる。
図6は、測定手段の変形例を示した断面図であり、図4に対応している。図6に示すように、本変形例では、3つの測定用センサ52a〜52cがリテーナリング3の径方向に並んでいる。各測定用センサ52a〜52cの構成は、測定用センサ51と同じである。各測定用センサ52a〜52cの位置は固定されている。本変形例によれば、測定用センサ52a〜52cを移動させる必要がなく、よってそのための駆動機構も不要である。各測定用センサ52a〜52cを動かさなくても3点の測距の結果を比較することで、リテーナリング3の底面の形状を知ることができる。その他の構成は上記の実施の形態と同じである。
各測定用センサ52a〜52cが、リテーナリング3の径方向に移動可能であってよい。3つの測定用センサ52a〜52cがそれぞれ径方向に移動可能であると、リテーナリング3の底面の三次元形状の測定を高速化できる。このように、本変形例によれば、リテーナリング3の径方向に複数の測定用センサ52a〜52cを設けたので、リテーナリング3の底面の三次元形状を求めるために各測定用センサをリテーナリング3の測定用センサを駆動させるための駆動機構を省略できる。
図7は、測定手段の変形例を示した断面図であり、図4に対応している。図7に示すように、本変形例では、測定用センサ53として、直線状に並んだ複数の点までの距離を同時に測定するラインセンサを採用している。このラインセンサは、二次元状に配置された複数の点までの距離を同時に測定するエリアセンサであってもよい。測定用センサ53が測定する範囲は、リテーナリング3の底面の内側エッジから外側エッジまで亘っている。
本変形例によれば、測定用センサ53を移動させる必要がなく、よってそのための駆動機構も不要であり、測定用センサ53の位置は固定されている。測定用センサ53を動かさなくても直線状又は二次元状に配置された複数の点についての測距の結果に基づいて、リテーナリング3の底面の形状を知ることができる。その他の構成は上記の実施の形態と同じである。本変形例によれば、リテーナリング3の径方向に測定範囲を有する測定用センサ53を設けたので、リテーナリング3の底面の三次元形状を求めるために一つの測定用センサを径方向に移動させる必要がなく、複数の測定用センサを設けるも必要がない。
図8は、測定手段の変形例を示した断面図であり、図4に対応している。図8に占め正に、本変形例では、測定用センサ54は、リテーナリング3の内周面の三次元形状を測定する。このために、測定用センサ54は、プッシャ150の中に配置されており、測定視野は外向きかつ斜め上向きに設定される。
上述のように、プッシャ150の上昇が完了して基板Wがメンブレン4とプッシャステージ153との間で受け渡される際には、リテーナリング圧力室9が真空とされて、基板Wとメンブレ4がリテーナリング3の底面よりも下方に露出された状態となるが、このような基板Wの受け渡しの後に、図8に示すようにしてリテーナリング3の内周面の形状を測定するために、リテーナリング3が研磨ヘッドガイド151の支持部152に支持された状態でリテーナリング圧力室9が加圧される。これによって、メンブレン4が上方に持ち上げられて、リテーナリング3の内周面が測定用センサ54に対して露出する。
測定用センサ54は、リテーナリング3の内周面の中段位置から下端までを測定するラインセンサである。測定用センサ54は、リテーナリング3の周方向にも広がった測定範囲を有するエリアセンサであってもよい。測定センサ54による測定結果は、制御部500に送られる。なお、測定用センサ54は、上記の測定用センサ51、52a〜52c、53とともに用いられてもよい。
リテーナリング3の内周面の形状を測定する意義について説明する。リテーナリング3の内周面は、研磨条件によっては基板Wのエッジ部との接触によって溝が形成される。研磨中に基板Wのエッジがこの溝に嵌ることよって、RRPの一部が基板Wのエッジにかかり、基板Wのエッジ部が過研磨されることがある。本変形例では、測定用センサ54によってこのような基板Wのエッジ部の過研磨の原因となる溝がリテーナリング3の内周面で測定された場合には、制御部500は、RRPを低めに設定するなど研磨条件を変更する。また、この溝の深さが一定値を超えたときには、研磨条件を変更しても基板の研磨形状が復帰しないだけでなく、研磨中に基板がスリップアウトする可能性がある為、制御部500は、警報やインターロックを発報してリテーナリング3の交換を促す。
図9は、リテーナリング3の内周面を測定する測定手段の他の変形例を示した断面図である。図8の例では、測定用センサ54の位置は固定されており、下方からリテーナリング3の内周面の形状を測定したが、本変形例では、測定用センサ55は、昇降リフト551の先端に取り付けられており、昇降リフト551が上下動することによって、上述のようにして露出したリテーナリング3の内周面の形状を測定する。
基板Wの受け渡しの際には、昇降リフト551が下降することで、測定用センサ55が少なくともプレッシャステージ153より低い位置まで下がることで、メンブレン4とプレッシャステージ153との間での基板Wの受け渡しに干渉しないようにされている。その他の構成は図8の例と同様である。
次に、上記で説明した測定用センサ51、52a〜52c、53、54、55の自動校正について説明する。図10は、プッシャ150に設置された基準リングを示す平面図であり、図11は、図10のC−C断面図である。測定用センサは、ある周期で校正用リングとしての基準リング60によって自動校正される。図10及び図11の例では、測定用センサ51が採用されている形態を示している。
基準リング60は、研磨ヘッド1の旋回経路を避けるよう固定され、研磨ヘッド1がプッシャ150以外の位置、例えば研磨パッド101上にあるときなどに、研磨ヘッドガイド151の支持部152まで移動できるような構造になっている。基準リング60は、リング形状をしており、リテーナリング3と同様に、そのエッジ部が研磨ヘッドガイド151の4つの支持部152に保持される。基準リング60の少なくとも測定される表面の平面度は5μm以下であることが望ましい。
基準リング60を測定した結果は、制御部500に送られる。制御部500は、基準リング60を測定した結果を基準値として、それ以降の測定用センサ51の測定結果を校正する。これによって、測定用センサ51の使用による経時変化があっても、これを補正して、リテーナリング3の表面形状について精度の高い測定を行うことができる。
以上のように、本実施の形態及びその変形例によれば、基板Wを研磨パッド101に押し付けるとともに、研磨パッド101に押し付けられた基板Wをリテーナリング3で囲うとともに、測定用センサ51等でリテーナリングの表面形状を測定し、制御部500が測定されたリテーナリング3の表面形状に基づいて基板Wの研磨条件を決定するので、リテーナリング3の表面形状に基づいて制御部500にて最適な研磨条件を計算して、以降の基板の研磨を行うことができる。よって、リテーナリング3の表面形状のばらつきや経時変化によって基板Wの研磨に与える影響を低減できる。
なお、上記の実施の形態及びその変形例では、リテーナリング3の径方向の複数の点について、測定用センサからの距離を測定したが、駆動するセンサ、複数のセンサ、又は複数の点を同時に計測するセンサによって、円周方向の複数の点の測定をしてもよい。このように周方向の複数の点を測定することで、それらを統計的に扱って(例えば平均化して)、それぞれの径における表面形状(測定用センサからの距離)の測定値とすることができ、これによって、円周方向の測定値のばらつきを平準化できる。
また、円周方向に配置された少なくとも3つのセンサで、リテーナリング3の底面の3箇所以上の測距を行うことによって、センサに対するリテーナリング3の傾きを測定してもよい。制御部500は、この測定に基づいて、リテーナリング3の底面の距離の分布を補正することができる。
また、リテーナリング3の底面には、研磨の際に供給されるスラリ等を通過させるための溝が形成されることがある。この溝は、リテーナリング3の底面の内側エッジから外側エッジまで形成されている。測定用センサがこの溝のない箇所の表面形状を測定できるように、制御部500がリテーナリング3の回転位相を制御してもよい。さらに、測定用センサによって積極的にこの溝のある個所の表面形状を測定する場合には、制御部500は、測定用センサの測定範囲に溝が来るようにリテーナリング3の回転位相を制御してもよい。
また、上記のようにリテーナリング3の周方向に複数の測定用センサを設ける代わりに、制御部500がリテーナリング3を回転させるとともに回転位相を変化させながら複数回の測定を行ってよい。
また、上記の実施の形態及びその変形例では、リテーナリング3の底面の径全体の測定をしたが、底面の径方向の一部のみを測定範囲として測定してもよい。測定範囲は、例えば、リテーナリング3の内周側部分のみを測定してもよい。この場合に、測定範囲の径方向の幅は、リテーナリング3の底面の径方向の幅の半分以上であってよい。
円周方向のばらつきも考慮し円周方向に少なくとも二箇所以上測定する。
本発明は、保護リングの表面形状を測定してそれに基づいて基板の研磨条件を決定するので、保護リングの表面形状のばらつきや経時変化による影響を低減できるという効果を有し、保持リングを備えた基板保持部材で基板を研磨パッドに押し付けて基板を研磨する研磨装置等として有用である。
1 研磨ヘッド(基板保持装置)
2 研磨ヘッド本体
3 リテーナリング
4 弾性膜(メンブレン)
4a 隔壁
5 センター室
6 リプル室
7 アウター室
8 エッジ室
9 リテーナリング圧力室
11、12、13、14、15 流路
21、22、23、24、26 流路
25 ロータリージョイント
31 真空源
32 弾性膜(メンブレン)
33 シリンダ
35 気水分離槽
V1−1〜V1−3、V2−1〜V2−3、V3−1〜V3−3、V4−1〜V4−3、V5−1〜V5−3 バルブ
R1、R2、R3、R4、R5 圧力レギュレータ
P1、P2、P3、P4、P5 圧力センサ
F1、F2、F3、F4、F5 流量センサ
41 エアノズル
42 温調エアノズル
51、52a〜52c、53、54、55 測定用センサ
52 温度センサ
551 昇降リフト
60 基準リング
100 研磨テーブル
101 研磨パッド
101a 研磨面
102 孔
110 トップリングヘッド
111 トップリングシャフト
112 回転筒
113 タイミングプーリ
114 トップリング用回転モータ
115 タイミングベルト
116 タイミングプーリ
117 トップリングヘッドシャフト
124 上下動機構
126 軸受
128 ブリッジ
129 支持台
130 支柱
131 真空源
132 ボールねじ
132a ねじ軸
132b ナット
138 ACサーボモータ
500 制御部

Claims (13)

  1. 基板を研磨パッドに押し付けるとともに、前記研磨パッドに押し付けられた前記基板を囲う保持リングを有する基板保持部材と、
    前記保持リングの表面形状を測定する測定手段と、
    前記測定手段によって測定された前記保持リングの表面形状に基づいて、前記基板の研磨条件を決定する制御部と、
    を備え、
    前記測定手段は、前記保持リングの内周面の形状を測定することを特徴とする研磨装置。
  2. 基板を研磨パッドに押し付けるとともに、前記研磨パッドに押し付けられた前記基板を囲う保持リングを有する基板保持部材と、
    前記保持リングの表面形状を測定する測定手段と、
    前記測定手段によって測定された前記保持リングの表面形状に基づいて、前記基板の研磨条件を決定する制御部と、
    を備え、
    複数の前記測定手段が、前記保持リングの周方向に並んで配置されることを特徴とする研磨装置。
  3. 前記制御部は、前記測定手段の測定結果に基づいて前記保持リングの傾きを補正することを特徴とする請求項に記載の研磨装置。
  4. 前記基板を前記基板保持部材にロードし、及び/又は前記基板を前記基板保持部材からアンロードするための基板受渡手段をさらに備え、
    前記測定手段は、前記基板保持部材と前記基板受渡手段との間で前記基板を受け渡す際に、前記保持リングの表面形状を測定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の研磨装置。
  5. 前記測定手段は、超音波センサ、渦電流センサ、光センサ、又は接触式センサのうちのいずれかである請求項1ないしのいずれか一項に記載の研磨装置。
  6. 前記保持リングの測定される表面への付着物を除去するクリーニング手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載の研磨装置。
  7. 前記測定手段への付着物を除去するクリーニング手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載の研磨装置。
  8. 前記保持リングの測定される表面の温度を検知する温度検知手段と、
    前記温度検知手段が検知した温度に基づいて、前記保持リングの測定される表面の温度を一定にするために、前記保持リングを冷却する冷却手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載の研磨装置。
  9. 校正用リングをさらに備え、
    前記制御部は、前記測定手段が前記校正用リングの表面形状を測定した結果に基づいて、前記保持リングの表面形状の測定結果を校正することを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載の研磨装置。
  10. 前記校正用リングの測定される表面の平面度が5μm以下であることを特徴とする請求項に記載の研磨装置。
  11. 前記基板保持部材は、回転可能であり、
    前記制御部は、前記保持リングの表面形状の測定の際に、前記基板保持部材の回転位相を制御することで、前記測定手段と前記保持リングとを所定の位置関係にすることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか一項に記載の研磨装置。
  12. 基板を保持リングで囲って研磨パッドに押し付けた状態で、前記基板と前記研磨パッドとを相対的に移動させることで、前記基板を研磨する研磨ステップと、
    前記保持リングの表面形状を測定する測定ステップと、
    前記測定ステップで測定された前記保持リングの表面形状に基づいて、前記研磨ステップにおける研磨条件を決定する制御ステップと、
    を含み、
    前記研磨ステップは、前記制御ステップにて決定された前記研磨条件に従って前記基板を研磨し、
    前記測定ステップは、前記保持リングの内周面の形状を測定することを特徴とする研磨方法。
  13. 基板を保持リングで囲って研磨パッドに押し付けた状態で、前記基板と前記研磨パッドとを相対的に移動させることで、前記基板を研磨する研磨ステップと、
    前記保持リングの表面形状を測定する測定ステップと、
    前記測定ステップで測定された前記保持リングの表面形状に基づいて、前記研磨ステップにおける研磨条件を決定する制御ステップと、
    を含み、
    前記研磨ステップは、前記制御ステップにて決定された前記研磨条件に従って前記基板を研磨し、
    前記測定ステップで用いられる複数の測定手段が、前記保持リングの周方向に並んで配置されることを特徴とする研磨方法。

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