JP2012008827A - 情報処理装置 - Google Patents

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理美 植田
Hiroyuki Iwasaki
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Abstract

【課題】タッチパネルの如何なる位置に画像が表示されるかを変更可能にする。
【解決手段】タッチパネルと、所定の情報処理を行い、その処理に係わる画像であり、前記タッチパネルの表示画面より大きい仮想画面を作成する情報処理手段と、前記タッチパネルへの所定の相対位置移動操作に追従して前記仮想画面と前記タッチパネルの表示画面との相対位置を移動させ、その仮想画面の部分であって前記表示画面と重なる部分を、前記表示画面の前記仮想画面と重なった位置に表示させる表示位置制御手段とを備え、前記表示位置制御手段は、前記仮想画面が前記表示画面の全面に表示されているか一部分に表示されているかに拘らず、前記相対位置を移動させる。
【選択図】 図6

Description

本発明の実施形態は、情報処理装置に関する。
タッチパネルを備えた移動通信装置等の携帯型機器は、装置の使用者が片手の手のひら上に保持し、その手の指、主に、親指でタッチパネルの、例えば、ソフトキーが表示された位置に接触して操作されることがある。ここで、ソフトキーとは、表示される画像であって、その画像が表示された位置へのタッチによって所定の動作が行われるようにされた画像である。
このように操作が行われる場合、タッチパネルに表示されるソフトキーは、接触し易い位置に配置されて表示されることが好ましく、例えば、右手の親指でタッチパネルに接触する場合、タッチパネルの右下部に、また、左手の親指でタッチパネルに接触する場合、タッチパネルの左下部に配置されることがある。なお、タッチパネルの表示がスクロール可能であれば、スクロールによってソフトキーが表示される位置を変更させることができる。
特開平11−102274号公報(第2頁、図2)
しかしながら、たとえ、タッチパネルの表示を如何にスクロールさせても、ソフトキーが、例えば、タッチパネル上部に配置されて表示される場合、そのソフトキーが表示された位置への接触が容易でない問題点があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、タッチパネルの如何なる位置に画像が表示されるかを変更可能な情報処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の実施形態に係る情報処理装置は、タッチパネルと、所定の情報処理を行い、その処理に係わる画像であり、前記タッチパネルの表示画面より大きい仮想画面を作成する情報処理手段と、前記タッチパネルへの所定の相対位置移動操作に追従して前記仮想画面と前記タッチパネルの表示画面との相対位置を移動させ、その仮想画面の部分であって前記表示画面と重なる部分を、前記表示画面の前記仮想画面と重なった位置に表示させる表示位置制御手段とを備え、前記表示位置制御手段は、前記仮想画面が前記表示画面の全面に表示されているか一部分に表示されているかに拘らず、前記相対位置を移動させることを特徴とする。
本発明の第1の実施形態に係る移動通信装置の構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係る仮想画面及び実画面の概要を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る実画面がオフセット(0、0)の位置にある状況を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る実画面がオフセット(a1、b1)の位置にある状況を示す図(a1、及びb1は、正の値。)。 本発明の第1の実施形態に係る実画面がオフセット(a2、b2)の位置にある状況を示す図(a2、及びb2は、負の値。)。 本発明の第1の実施形態に係る表示位置制御機能が仮想画面と、実画面との相対位置を制御する動作のフローチャート(その1、全面表示状態での動作。)。 本発明の第1の実施形態に係る表示位置制御機能が仮想画面と、実画面との相対位置を制御する動作のフローチャート(その2、部分表示状態での動作。)。 本発明の第1の実施形態に係る部分表示状態に遷移する際、実画面に仮想画面の左上部分が表示されている状況を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る部分表示状態で、実画面の右部分に仮想画面が表示されている状況を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る部分表示状態で、実画面の右下部分に仮想画面が表示されている状況を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る部分表示状態で、実画面の下部分に仮想画面が表示されている状況を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る部分表示状態に遷移する際、実画面に仮想画面の左部分が表示されている状況を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る部分表示状態に遷移する際、実画面に仮想画面の上部分が表示されている状況を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る実画面がオフセット(0、0)の位置にある状況を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る実画面がオフセット(a2、b2)の位置にある状況を示す図(a2、及びb2は、負の値。)。 本発明の第2の実施形態に係る部分表示状態で、実画面の右部分に仮想画面が表示されている状況を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る部分表示状態で、実画面の下部分に仮想画面が表示されている状況を示す図。
以下に、本発明の実施形態に係る情報処理装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置が適用された移動通信装置の構成を示すブロック図である。この移動通信装置は、装置全体の制御を行う制御部11と、移動通信網通信部12と、移動通信網に属する基地局(図示せず)との間で無線信号の送受信を行うアンテナ12aと、移動通信網送受信部13と、通話部14と、受話音声出力に用いられるスピーカ14aと、送話音声入力に用いられるマイクロフォン14bと、装置の使用者に情報を視覚的に提示する表示部15と、表示部15の表示画面に接して設置されたタッチパッド16と、使用者からの操作指示を入力するキー入力部17と、アプリケーション処理部20とからなる。
なお、表示部15及びタッチパッド16は、タッチパネルを構成する。また、プログラムを実行することで実現される本発明に関する機能として、制御部11には、表示位置制御機能11aが存在している。また、制御部11及びアプリケーション処理部20は、情報処理を行い、記憶部(図示せず)に記憶されたプログラムがCPU(図示せず)に実行されることによって実装される。
上記のように構成された、本発明の第1の実施形態に係る移動通信装置の各部の機能を、図1を参照して説明する。
移動通信網通信部12は、アンテナ12aが基地局から受信した無線信号から高周波信号を得て、この高周波信号を移動通信網送受信部13に送信する。また、移動通信網送受信部13から送信された高周波信号をアンテナ12aに送信する。
移動通信網送受信部13は、移動通信網通信部12からの高周波信号を増幅、周波数変換及び復調し、それによって得たデジタル音声信号を通話部14へ、制御信号を制御部11へ、それぞれ送信する。更には、移動通信網送受信部13は、通話部14から送信されたデジタル音声信号と、制御部11から送信された制御信号とを変調、周波数変換及び増幅し、高周波信号を得て、それを移動通信網通信部12に送信する。また、アプリケーション処理部20の要求に従い、各種のサーバ装置(図示せず)との間の通信を行う。
通話部14は、移動通信網送受信部13から送信されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、それを増幅してスピーカ14aに送る。また、マイクロフォン14bが送信するアナログ音声信号を増幅し、それをデジタル音声信号に変換して移動通信網送受信部13へ送信する。
表示部15は、使用者に操作を促す表示や、使用者が操作した内容の表示や、装置の動作状態の表示等に用いられる有機ELディスプレー(Organic Electro-Luminescence Display)又はバックライト付きのLCD(Liquid Crystal Display)であって、制御部11及び装置の各部に制御されることで、文字、数字、更に、アイコンを含む画像データを表示する。
また、画像の一部は、操作を識別するソフトキーであり、タッチパッド16のその画像に対応する位置への接触によって所定の動作をさせるための入力操作とされる。表示部15の表示画面は、正方形を含む長方形であるが、これに限るものではない。なお、長方形の頂点は、丸みを帯びていても良い。また、辺は、直線ではなく、曲線であっても良い。以後、これらの微差の有無に拘らず、長方形と称する。
タッチパッド16は、表示部15の表示画面の大きさと略等しい大きさであって、指やスタイラスペン(以後、指及びスタイラスペンを指等と称する。)が接触されたこと、及び、接触がなくなったことを検出する。なお、接触とは、距離が所定の閾値未満であることを含む。そして、接触が検出された際、接触が検出された1つ又は複数の範囲、更に、各範囲を代表する位置、例えば、それぞれの範囲の重心の位置を制御部11に通知する。また、指等が接触されたままタッチパッド16上を移動した場合、所定の検出時間間隔で接触された範囲及び範囲を代表する位置を制御部11に通知する。
このように、表示部15及びタッチパッド16は、タッチパネルとして動作する。なお、以後、指等が接触され、その接触位置が移動しないまま所定の接触閾値時間が経過する前にその接触がなくなった操作をタッチと称する。また、指等が接触された後、その接触が保たれたままタッチパッド16上を移動し、そして、その移動がなくなった後、接触がなくなった操作をドラッグ操作と称する。
更に、指等の接触が始まりつつ、その接触位置がタッチパッド16上を移動し、そして、その移動が続きつつ接触がなくなった操作を、フリック操作と称する。タッチパッド16に対する操作は、タッチ、ドラッグ操作、フリック操作の他、所定の接触閾値時間以上のタッチ(以後、長タッチと称する。)、所定の接触間隔閾値時間未満の間隔をおいた複数回のタッチ(以後、単に複数回のタッチと称する。)等を含む。なお、タッチパッド16の接触を検出する方式は、抵抗膜方式、静電容量方式、電磁波の指等による反射を検出する方式等、任意の方式である。
キー入力部17は、使用者によって押下される操作キーからなり、操作キーが押下されると、そのキーの識別子を制御部11に通知する。操作キーは、電源のオン、オフキー、通話の際の音量の調整キー、通話の着呼、発信、終話キー等を入力するための限られた数の指示キーからなる。
アプリケーション処理部20は、各種のアプリケーションからなり、移動通信網送受信部13を介して送受信される電子メールからなる画像を作成して表示部15に表示させる電子メール送受信部(図示せず)や、移動通信網送受信部13を介してウェブページへアクセスしてそのウェブページが示す画像を作成して表示部15に表示させるブラウザ部(図示せず)等である。ブラウザ部は、その表示中にソフトキーであるリンクが含まれており、そのリンクへタッチされた場合、表示中のウェブページの、そのリンクに対して定義された位置を表示部15に表示させる。又は、表示中のウェブページとは異なる、そのリンクに対して定義されたウェブページへアクセスして表示部15に表示させる。
表示位置制御機能11aは、タッチパッド16への接触に基づいて、制御部11の各種の設定機能及びアプリケーション処理部20のいずれかのアプリケーションが表示部15に表示させるべく作成した画像からなる画面(以後、仮想画面と称する。)と、表示部15の表示画面(以後、実画面と称する。)との相対位置を制御する。相対位置の制御によって仮想画面と実画面とが重なる部分を変化させ、重なる部分の仮想画面を、実画面に表示させる。これによって、実画面より大きい、又は、等しい大きさの仮想画面のうち、実画面に表示される部分を変更することができる。なお、実画面の全面に仮想画面が重ならない場合がある。この場合、重なる部分の仮想画面を、実画面の仮想画面と重なった部分に表示させる。
表示位置制御機能11aの動作の詳細な説明の前に、仮想画面と、実画面との詳細を説明する。図2(a)は、仮想画面の一例を示し、この仮想画面は、横にx1、縦にy1の長方形である。以後の説明のため、直交するx、y軸を設定し、x軸を右方向に、y軸を下方向に向ける。そして、仮想画面の左上の頂点をこのx、y軸の原点に置く。そこで、仮想画面は、(x、y)が(0、0)、(x1、0)、(x1、y1)、及び(0、y1)である4点を頂点とする長方形となる。
図示した仮想画面は、ブラウザ部による表示がされた例である。「リンク1」、「リンク2」、及び「リンク3」は、ソフトキーであり、それらの部分へのタッチによって、異なる表示がされる。なお、ソフトキーであることを、ハッチングを付して示す。
図2(b)は、実画面の一例を示し、この実画面は、横にx2、縦にy2の長方形である。以後の説明のため、実画面の左上の頂点を実画面の代表点と称する。移動通信装置は、携帯型の機器であるため、仮想画面は実画面より大きい。即ち、x1はx2より大きく(x1>x2)、かつ、y1はy2より大きい(y1>y2)とする。なお、大小は、長さで測っても良く、また、画素数で測っても良い。
なお、実画面の例えば最上行に、移動通信網通信部12が受信した電波の強度を示すピクトや、装置の各部へ電力を供給する蓄電電池(図示せず)に蓄えられた電力量の多寡を示すピクトが表示されるピクト行が設けられ、アプリケーションによる表示がされない部分が設けられる場合、その部分は、実画面とはみなさない。
仮想画面と、実画面との相対位置は、実画面をx軸と平行な移動、及び/又は、y軸と平行な移動をさせた結果、その代表点が位置する点の座標で表すこととし、この点の(x、y)座標をオフセット(dx、dy)と称する。ここで、実画面の少なくとも一部には仮想画面が表示されるように表示位置制御機能11aが制御する結果、オフセットの範囲、即ち、dxが取り得る値の範囲、及び、dyが取り得る値の範囲には、所定のオフセット制限がある。
図3は、実画面がオフセット(0、0)の位置にある状況を示す。この際、仮想画面と実画面とが重なる部分は、xが0〜x2、かつ、yが0〜y2の範囲であり、実画面には、仮想画面のこの範囲が表示されている。このように、実画面の全面に仮想画面が表示されている状態を、全面表示状態と称する。
図4は、実画面がオフセット(a1、b1)の位置にある状況を示す。実画面には、仮想画面の中で、xがa1〜a1+x2、かつ、yがb1〜b1+y2の範囲が表示されている。ここで、a1は、正、かつ、x1−x2より小さい値、更に、b1は、正、かつ、y1−y2より小さい値であるとすると、図示するように、実画面の全面に仮想画面が表示されるので、全面表示状態である。
もし、a1がx1−x2より大きければ、実画面の右部は仮想画面が重ならない結果、仮想画面が表示されない。また、b1がy1−y2より大きければ、実画面の下部には仮想画面が重ならない結果、仮想画面が表示されない。このように、実画面の一部には仮想画面が表示されない状態を、部分表示状態と称する。
なお、実画面のうち、仮想画面が表示されない部分には、何も表示されない、単色の表示がされる、所定の部分表示状態報知画像が表示される等のいずれでも良い。また、制御部11は、ウィンドウシステムを介して表示部15への表示を制御する場合、仮想画面はウィンドウであり、仮想画面が表示されない部分には、異なるウィンドウの表示がされる、又は、いずれのウィンドウも表示されない部分に表示される、壁紙と称される画像が表示される。
図5は、実画面がオフセット(a2、b2)の位置にある状況を示す。ここで、a2は、−x2より大きい負の値、更に、b2は、−y2より大きい負の値であるとすると、図示するように、実画面には、仮想画面の中で、xが0〜a2+x2、かつ、yが0〜b2+y2の範囲が表示されている。ここで、実画面で仮想画面が表示される位置は、これらの画面が重なった位置であり、この例では、右下部である。そこで、実画面の左部及び上部には仮想画面が表示されず、部分表示状態である。
ここで、使用者は、装置を右手の手のひらに保持し、右手の親指でタッチパッド16への接触を行うとすると、図3に示す実画面では、ソフトキー「リンク2」へのタッチは容易であるが、ソフトキー「リンク1」へのタッチは容易でなく、ソフトキー「リンク3」へのタッチは不可能である。一方、ソフトキー「リンク1」へのタッチは、図5に示す実画面では容易であり、ソフトキー「リンク3」へのタッチは、図4に示す実画面では容易である。
このように、仮想画面の任意の位置に表示されるソフトキーへの接触を容易に行うためには、オフセットを変更することが必須である。部分表示状態とすることは、使用者が視認可能な画像である仮想画面が小さくなるのであるから一見好ましくないと判断される。しかし、上述したように、オフセットの変更によって部分表示状態とすることが必要な場合もある。
なお、図3〜図5の仮想画面は、ブラウザ部が表示する画像を例示した。ブラウザ部のリンクへのタッチによって表示する画像が変化する場合、新たな表示に対するオフセットは(0、0)としても良く、また、変わらないとしても良い。同じウェブページの異なる位置が表示される場合、オフセットは変わらないとし、異なるウェブページが表示される場合、(0、0)としても良い。更に、異なるウェブページであるか否かに拘らず、同じウィンドウとして表示される場合、オフセットは変わらないとし、異なるウィンドウとして表示される場合、そのウィンドウの表示に対するオフセットは(0、0)としても良い。
次に、図6及び図7に示すフローチャートを参照して、表示位置制御機能11aによる仮想画面と、実画面との相対位置を制御する動作の詳細を説明する。表示位置制御機能11aは、制御部11又はアプリケーション処理部20のいずれかのアプリケーションが画像を作成して表示部15に表示させる動作を行った際に動作を開始し(ステップS101)、その画像からなる仮想画面を、表示部15の表示画面である実画面に初期表示させる(ステップS102)。ここで、初期表示とは、オフセット(dx、dy)を初期値、即ち、(0、0)として表示させることである。そこで、図3に示す、実画面の代表点をx、y軸の原点に置いた表示がされるので、全面表示状態である。
表示位置制御機能11aは、タッチパッド16にフリック操作がされたか否かを判断する(ステップS103)。ここで、フリック操作中である場合、所定の時間間隔毎にフリック操作がされたと判断する。そこで、フリック操作に追従して、以下に述べるように実画面に表示される仮想画面の部分が変更される。また、フリック操作以外の操作は、表示位置制御機能11aを除く制御部11によって処理される。このように、表示位置制御機能11aが処理しない操作は表示位置制御機能11aを除く制御部11によって処理されることは、以下に説明する表示位置制御機能11aがタッチパッド16の操作を入力する際に共通である。
フリック操作がされないと判断された場合、表示位置制御機能11aは、ステップS103のフリック操作がされたか否かを判断する動作を繰り返す。フリック操作がされたと判断された場合、表示位置制御機能11aは、その操作に対応する表示位置変更の動作によって、部分表示状態に遷移するか否かを判断する(ステップS104)。ここで、フリック操作に対応する表示位置変更の動作は、次のステップS105の動作の中で説明する。
部分表示状態に遷移しないと判断された場合、表示位置制御機能11aは、上記フリック操作に追従して仮想画面を移動させる。即ち、そのフリック操作の際に接触された位置の移動方向と逆方向に、かつ、同じ移動量だけ、オフセット(dx、dy)を増減させて実画面に表示させて(ステップS105)、ステップS103のフリック操作がされたか否かを判断する動作に移る。ステップS105で、オフセット(dx、dy)を増減させて実画面に表示させることは、言い換えると、仮想画面を移動させることによって、実画面に表示される仮想画面の部分が移動される。
ここで、オフセットを如何に増減させる方向の詳細を説明する。フリック操作が左向きに行われた場合、オフセットのx軸成分であるdxを増加させる。右向きに行われた場合、dxを減少させる。同様に、上向きに行われた場合、オフセットのy軸成分であるdyを増加させる。下向きに行なわれた場合、dyを減少させる。斜め方向に行われた場合、そのフリック操作を横方向(x軸に平行な方向。)の成分と縦方向(y軸に平行な方向。)の成分とに分け、それぞれの成分毎に上述のようにdxと、dyとを増減させる。
このように、フリック操作の向きと、オフセットの増減との対応を定めることにより、使用者は、仮想画面は画像が印刷された紙であり、指等でその紙を移動させることによって、実画面の範囲にあって表示される部分を移動させているイメージを持つことができ、装置は使い易いと感じる。
ステップS104で、部分表示状態に遷移すると判断された場合、表示位置制御機能11aは、部分表示状態移行処理、即ち、部分表示状態に至らない範囲で上記ステップS105の動作で説明したようにオフセットを増減させて実画面に表示させた後、部分表示状態に遷移することを使用者に報知し(ステップS106)、部分表示状態での処理を行い(ステップS107)、その処理が終了した、即ち、部分表示状態から全面表示状態に遷移した場合、ステップS103のフリック操作がされたか否かを判断する動作に移る。
ここで、ステップS106で行われる使用者への報知動作は、以下のいずれか又は複数の組合せである。第1に、オフセット(dx、dy)の増減については、何もしない。この際、続けられるフリック操作の処理は、ステップS107の動作に委ねられる。この処理により、使用者は、全面表示状態であるか、部分表示状態であるかを意識することなく、自在に実画面に表示される画像を動かす使い心地を得る。
第2に、行われているフリック操作が終了する、即ち、指等がタッチパッド16から離れるまで、オフセット(dx、dy)を変化させず、その結果、実画面に同じ表示をさせる。そして、その後に新たに開始されるタッチパッド16への操作の処理をステップS107の動作に委ねる。この処理により、使用者に部分表示状態へ遷移させる意思がないにも拘らず、装置が部分表示状態へ遷移することを抑制する効果がある。その結果、使用者は、意図に反して実画面の一部には仮想画面が表示されず、表示部15の表示画面の一部を無駄にしているとの違和感を覚えることがない。
第3に、スピーカ14a又は報知用の第2のスピーカ(図示せず)から報知音の出力である。第4に、報知用の発光素子、例えば、LED(図示せず)の発光である。第5に、実画面の一部又は全部の表示形態の短時間の変更である。
図6に示すフローチャートを参照して説明した表示位置制御機能11aの以上の制御動作は、ステップS107の動作を除き、部分表示状態への移行処理を含むものの全面表示状態での動作であった。次に、図7に示すフローチャートを参照して、部分表示状態での制御動作を説明する。この動作は、ステップS107の動作である。
表示位置制御機能11aは、部分表示状態での処理を開始し(ステップS201)、このときのオフセット(dx、dy)を表示位置制御機能11a内に記憶し、部分表示状態への遷移を確認するための所定の操作を入力する(ステップS202)。ここで、所定の操作とは、以下に示すいずれかである。第1に、何ら入力することなしに、ステップS202の動作を終了する。
第2に、フリック操作以外の操作、例えば、ソフトキーが表示された以外の部分へのタッチや、長タッチや、複数回のタッチの入力である。この入力動作は、使用者の積極的な部分表示状態への遷移の指示なしに部分表示状態へ遷移することを防ぐ効果がある。また、長タッチや、複数回のタッチとすれば、接触した位置にソフトキーが表示されていたとしても、そのソフトキーに対応する動作はされず、この表示位置制御機能11aへの指示を示す操作とすることができる。なお、フリック操作以外の操作がされない場合、表示位置制御機能11aは、直ちに部分表示状態での処理を終了し、ステップS103の全面表示状態での処理に移る(図示せず)。
次に、表示位置制御機能11aは、オフセット(dx、dy)に所定の値を設定することによって、仮想画面の所定の部分を実画面に表示させる(ステップS203)。ここで、所定の部分とは、以下のいずれかであって、ステップS202で如何なる所定の操作の入力をするかと無関係に設定可能である。第1に、何らオフセット(dx、dy)を変化させない。この動作は、表示は常に使用者の操作に追従して動くことによって、使用者が表示の変化に違和感を覚えることがない効果がある。
第2に、タッチパッド16への接触によって、実画面の所定の大きさの一部分、例えば、1/2若しくは1/4、又は、1/3若しくは1/9に仮想画面が表示されるように、オフセット(dx、dy)を変化させる。この動作は、少ないタッチパッド16への接触によって、指等が容易に接触できる範囲に、仮想画面の使用者が所望する部分を表示させることができる効果がある。図8〜図13を参照して、仮想画面の如何なる部分を実画面に表示させるかを説明する。ここで、使用者は、右手の親指によってタッチパッド16への接触を行うとし、その右下の、実画面全体の面積の1/4の面積の部分への接触が容易であるとする。
第1の例として、部分表示状態へ遷移した際、オフセットは(0、0)とする、即ち、実画面には、図8に示すように仮想画面の左上部分が表示されていたとする。この際、実画面の接触が容易に可能な右下の1/4の部分の中の右上部である第1の領域16aのタッチ、左上部から右下部である第2の領域16bへのタッチ、及び左下部である第3の領域16cへのタッチのいずれかによって、実画面に表示させる仮想画面の部分が制御される。なお、この第1〜第3の領域16a〜16cは、実画面に表示されても良く、表示されなくとも良い。また、表示される場合、仮想画面の画像の視認の妨げにならないような表示が望ましい。薄い色での表示、表示される色を変化させる、等である。
まず、第1の領域16aへのタッチによって、オフセットを(−x2/2、0)とし、図9に示すように、仮想画面が実画面の横の長さx2の1/2だけ右に移動された表示がされる。言い換えると、実画面の右の1/2のみに仮想画面が表示される。図9には、第2の領域16b及び第3の領域16cを図示した。これは、それらの領域へのタッチによって、次に述べるように、ステップS203の動作の一部として実画面の表示される仮想画面の部分が制御され、いずれの場合であっても、実画面の右下の1/4に仮想画面が表示されることを示すが、これに限るものではない。第1の領域16aへのタッチによってステップS203の動作が終了するとしても良い。
また、第2の領域16bへのタッチによって、オフセットを(−x2/2、−y2/2)とし、図10に示すように、仮想画面が実画面の横の長さx2の1/2だけ右に移動し、かつ、実画面の縦の長さy2の1/2だけ下の移動された表示がされる。言い換えると、実画面の右下の1/4に仮想画面が表示される。更に、第3の領域16cへのタッチによって、オフセットを(0、−y2/2)とし、図11に示すように、仮想画面が実画面の縦の長さy2の1/2だけ下に移動された表示がされる。言い換えると、実画面の下の1/2に仮想画面が表示される。
図11には、第1の領域16a及び第2の領域16bを図示した。これは、それらの領域へのタッチによって、既に述べたように、ステップS203の動作の一部として実画面の表示される仮想画面の部分が制御され、いずれの場合であっても、実画面の右下の1/4に仮想画面が表示されることを示すが、これに限るものではない。第3の領域16cへのタッチによってステップS203の動作が終了するとしても良い。
第2の例として、部分表示状態へ遷移した際、オフセットは(0、dy)であり、dyは0でない、即ち、実画面には、図12に示すように仮想画面の左部分が表示されていたとする。この際、第1の領域16aのタッチ、及び第2の領域16bへのタッチのいずれかによって、実画面に表示させる仮想画面の部分が、上述した第1の例の際と同様に制御される。ここで、この例では、第3の領域16cへのタッチによる制御は行われないとしたのは、オフセットは(0、dy)であってdyは0でないことは、使用者は、実画面に仮想画面の最上部を表示させる意図はなかったと判断されるからであるが、その制御も行われるとしても良い。
第3の例として、部分表示状態へ遷移した際、オフセットは(dx、0)であり、dxは0でない、即ち、実画面には、図13に示すように仮想画面の上部分が表示されていたとする。この際、第2の領域16bのタッチ、及び第3の領域16cへのタッチのいずれかによって、実画面に表示させる仮想画面の部分が、上述した第1の例の際と同様に制御される。ここで、この例では、第1の領域16aのタッチによる制御は行われないとした理由、また、その制御が行われるとしても良いことは、上記第2の例での説明に準ずるので説明を繰り返さない。
以上説明した第1〜第3の領域16a〜16cへのタッチの際、タッチされた位置がソフトキーである場合、そのソフトキーに対応する動作をさせる制御が表示位置制御機能11a以外の制御部11によって行われる。表示位置制御機能11aによる実画面に表示される仮想画面の制御は行われない。そこで、使用者は、それらの領域であって、ソフトキー以外の位置へのタッチを行えば良い。又は、第1〜第3の領域16a〜16cへは、長タッチや、複数回のタッチ等、タッチ以外の接触によって、表示位置制御機能11aによる制御が行われるとしても良い。
図7に示すフローチャートを参照した、表示位置制御機能11aの動作説明に戻る。ステップS203で、以上説明したように仮想画面の所定の部分を実画面に表示させた後、表示位置制御機能11aは、タッチパッド16からの操作を判断する(ステップS204)。その操作がフリック操作及び複数回のタッチのいずれでもないと判断された場合、表示位置制御機能11aは、ステップS204のタッチパッド16からの操作を判断する動作を繰り返す。
その操作が複数回のタッチであると判断された場合、表示位置制御機能11aは、実画面の全面に仮想画面を表示させ(ステップS205)、部分表示状態での動作を終了し(ステップS206)、図6に示すフローチャートのステップS103の動作に移る。ここで、ステップS205で実画面には、ステップS201の部分表示状態への遷移の際に記憶したオフセット(dx、dy)に従った表示をさせる。なお、複数回のタッチによらず、長タッチによっても良い。また、仮想画面が表示されていない部分、少なくとも、ソフトキーが表示されていない部分へのタッチによっても良い。
なお、部分表示状態では、限られた大きさである実画面の一部に仮想画面が表示されていない。即ち、表示部15の表示画面リソースを無駄にしており、使用者の表示の見易さを犠牲にしている状態である。そこで、止むを得ない場合にのみの状態とし、使用者が部分表示状態におくことが不要と判断した場合、上記の所定の接触操作によれば容易に全面表示状態に戻すことができる。
ステップS204で、操作がフリック操作であると判断された場合、表示位置制御機能11aは、その操作に対応する表示位置変更の動作によって、全面表示状態に遷移するか否かを判断する(ステップS207)。ここで、フリック操作に対応する表示位置変更の動作は、次のステップS208の動作の中で説明する。
全面表示状態に遷移しないと判断された場合、表示位置制御機能11aは、上記フリック操作の接触された位置の移動方向と逆方向に、かつ、同じ移動量だけ、オフセット(dx、dy)を変化させて実画面に表示させて(ステップS208)、ステップS204のタッチパッド16からの操作を判断する動作に移る。このステップS208のオフセットを変化させる動作は、ステップS105の動作説明で述べたことに準じるので説明を繰り返さない。
ステップS207で、全面表示状態に遷移すると判断された場合、即ち、そのフリック操作によって、実画面の全てに仮想画面が表示されると判断された場合、表示位置制御機能11aは、全面表示状態へ移行する処理、即ち、全面表示状態に至るまで上記ステップS208の動作で説明したようにオフセットを増減させて実画面に表示させた後、部分表示状態に遷移することを使用者に報知し(ステップS209)、部分表示状態での動作を終了し(ステップS206)、図6に示すフローチャートのステップS103の動作に移る。なお、ステップS206で部分表示状態での動作を終了する動作に移る前に、ステップS201の部分表示状態への移行の際に記憶したオフセット(dx、dy)に従った表示をさせても良い。
ここで、ステップS209で行われる使用者への報知動作は、ステップS106の動作説明で述べたものに準ずるので、説明を繰り返さない。なお、ステップS209で、ステップS202の動作で説明したように、表示位置制御機能11aは、全面表示状態への遷移を確認するための所定の操作を入力しても良い。
ステップS207で、一辺が合致すると判断された場合、即ち、例えば、図10に示すように実画面の上部と、左部とに仮想画面が表示されていない部分表示状態から、部分表示状態ではあるものの、図9に示すように実画面の上部に仮想画面が表示されていない部分はない状態、又は、図11に示すように実画面の左部に仮想画面が表示されていない部分はない状態に変化すると判断された場合、表示位置制御機能11aは、一辺が合致した際の処理、即ち、一辺が合致するまで上記ステップS208の動作で説明したようにオフセットを増減させて実画面に表示させた後、一辺が合致したことを使用者に報知し(ステップS210)、ステップS204のタッチパッド16からの操作を判断する動作に移る。
ここで、ステップS210で行われる使用者への報知動作は、ステップS106の動作説明で述べたものに準ずるので説明を繰り返さない。なお、ステップS210で、ステップS201の部分表示状態への遷移の際に記憶したオフセット(dx、dy)に従った表示をさせても良い。又は、オフセット(0、0)とした表示をさせても良い。
更に、ステップS207で、一辺が合致すると判断された場合、表示位置制御機能11aは、ステップS209の全面表示状態へ移行する処理へ移っても良い。即ち、たとえ、一辺が合致したのみとは言え、使用者は、全面表示状態への遷移を意図していると考えられるからである。
表示位置制御機能11aは、いずれの動作ステップにあるかに拘らず、表示部15に画像を表示させる動作を行った処理部の動作終了に伴い、動作を終了する(図示せず)。
以上の説明で、仮想画面と、実画面との相対位置の変更を指示する使用者の操作は、フリック操作としたが、これに限るものではない。相対位置の変更の方向を指示するため、フリック操作のように、接触が移動する操作であれば、他の操作でも良い。例えば、ドラッグ操作、複数の指によるフリック操作、及び複数の指によるドラッグ操作である。
以上の説明は、使用者は、右手の親指によってタッチパッド16への接触を行うとし、その右下の1/4の部分への接触が容易であるとして行った。左手の親指によってタッチパッド16への接触を行うとし、その左下の1/4の部分への接触が容易である場合も同様に適用することが可能であり、表示位置制御機能11aの動作に相違はない。
ただし、第1〜第3の領域16a〜16cの位置と、それらの領域へのタッチによる仮想画面の移動方向は、上記説明と左右対称となる。即ち、実画面の左下の1/4の部分の中の左上部である第1の領域16aのタッチによって仮想画面が左に移動された表示がされる。また、右上部から左下部である第2の領域16bへのタッチによって仮想画面が左下に移動された表示がされる。更に、右下部である第3の領域16cへのタッチによって、仮想画面が下に移動された表示がされる。
更には、タッチパッド16の右上の1/4の部分への接触が容易である場合、及び、左上の1/4の部分への接触が容易である場合にも同様に適用することが可能である。第1〜第3の領域16a〜16cの位置と、それらの領域へのタッチによる仮想画面の移動方向を対称に変更すれば良い。
以上の説明で、表示位置制御機能11aは、ステップS104で部分表示状態へ遷移すると判断された場合にステップS106の部分表示状態へ移行する処理を経て、部分表示状態へ遷移するとしたが、これに限るものではない。例えば、ステップS103で所定の部分表示状態への遷移を指示する操作がタッチパッド16から入力された場合、ステップS107へ移り、部分表示状態へ遷移しても良い。これは、ステップS204で、所定の全面表示状態への遷移を指示する操作が入力された場合、直ちに全面表示状態へ遷移することと同様の制御動作である。
また、以上の説明は、仮想画面は実画面より大きいとしたが、これに限るものではない。仮想画面が実画面より小さい場合(横方向の長さと、縦方向の長さのいずれか一方が短い場合も、小さいとみなす。)、表示位置制御機能11aは、常に部分表示状態であるとして動作すれば良い。また、表示位置制御機能11aは、動作開始時にオフセットが(0、0)である表示をさせることは、仮想画面の大きさと実画面の大きさの如何を問わない。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る情報処理装置が適用された移動通信装置の構成は、第1の実施形態に係る移動通信装置の構成と同じである。相違は、制御部11の動作にある。即ち、第2の実施形態に係る制御部11は、制御部11の各種の設定機能及びアプリケーション処理部20のいずれかのアプリケーションが表示部15に表示させる仮想画面の大きさを実画面の大きさと同じとし、仮想画面をスクロール可能に作成することである。そこで、以後、相違点を説明し、同じ点については説明を省略し、又は、簡単な説明に止める。
第2の実施形態に係る仮想画面と、実画面との相対位置の詳細を説明する。図14は、実画面に表示された仮想画面の一例を示し、これらの画面は、いずれも横にx1(x2は、x1に等しい。)、縦にy1(y2は、y1に等しい。)の長方形であり、実画面のオフセットは(0、0)である。この図は、第1の実施形態の図3に対応し、仮想画面には、表示部15に表示させる画像の中で左上部が含まれている。このように、全面表示状態では、スクロールによって異なる表示がされ、オフセットは、常に(0、0)である。
仮想画面には、縦方向の、及び、横方向のスクロールバーが付されている。スクロールバーの一部が他と異なる表示形態で表示されることによって、表示されている画像は、仮想画面の中で、どの部分かの概要が直ちに視認される。なお、図では、異なる表示形態をハッチングで示した。
図15は、第1の実施形態の図5に対応し、実画面がオフセット(a2、b2)の位置にある状況を示し、a2は、−x1より大きい負の値、更に、b2は、−y1より大きい負の値である。このように、第1の実施形態での部分表示状態は、第2の実施形態においても部分表示状態となる。
そこで、第2の実施形態に係る表示位置制御機能11aの全面表示状態での表示位置制御動作は、図6に示すフローチャートを参照して説明した第1の実施形態における制御動作と同じである。ただし、ステップS105の表示位置変更は、スクロール機能によって行う。第1の実施形態で用いたオフセットの増減を行うことはない。
また、第2の実施形態に係る表示位置制御機能11aの部分表示状態での表示位置制御動作は、図7に示すフローチャートを参照して説明した第1の実施形態における制御動作と同じである。ただし、ステップS208の表示位置変更は、オフセットの増減によって行うことも、スクロール機能によって行うこともある。例えば、図15に示すような、実画面の右下部分に仮想画面が表示される場合、表示位置変更は、縦方向の変更であれ、横方向の変更であれ、オフセットの増減によって行う。
一方、図16に示すような、実画面の右部分に仮想画面が表示されている場合、表示されている画像を左右に移動させるにはオフセットの増減を用い、上下の画像(図示した例では、最上部が表示されているので、より下の画像。)を表示させるにはスクロール機能を用いる。一方、図17に示すような、実画面の下部分に仮想画面が表示されている場合、表示されている画像を上下に移動させるにはオフセットの増減を用い、左右の画像(図示した例では、最左部が表示されているので、より右の画像。)を表示させるにはスクロール機能を用いる。
(第2の実施形態の変形例)
以上説明した第2の実施形態において、表示位置の変更を指示する入力はフリック操作であり、その位置の変更の制御は、スクロールによって行い、スクロールによっては不可能な移動を部分表示状態でのオフセットの増減によるとしたが、これに限るものではない。表示位置制御機能11aは、タッチパッド16のフリック操作と、フリック操作に準ずる操作とを入力し、一方でスクロールを、他方でオフセットの増減をするとしても良い。
オフセットの増減にあたり、以上説明したように、全面表示状態と、部分表示状態との間の遷移の際、報知動作や、遷移確認の操作の入力動作をしても良い。ここで、フリック操作に準ずる操作は、フリック操作と同様に、接触の移動を伴う操作である。なぜなら、表示位置の変更の方向を接触の移動の方向として入力する必要があるからである。そこで、準ずる操作として、ドラッグ操作、複数の指によるフリック操作、及び複数の指によるドラッグ操作がある。
以上説明した実施形態及び変形例は、適宜組み合わせることができる。以上の説明は、本発明を移動通信装置に適用した例を用いたが、本発明は、当然にタッチパネルを備えたあらゆる装置、例えば、PDAや、パソコン等に適用することが可能である。本発明は以上の構成に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
11 制御部
11a 表示位置制御機能
15 表示部
16 タッチパッド
16a 第1の領域
16b 第2の領域
16c 第3の領域
20 アプリケーション処理部

Claims (14)

  1. タッチパネルと、
    所定の情報処理を行い、その処理に係わる画像であり、前記タッチパネルの表示画面より大きい仮想画面を作成する情報処理手段と、
    前記タッチパネルへの所定の相対位置移動操作に追従して前記仮想画面と前記タッチパネルの表示画面との相対位置を移動させ、その仮想画面の部分であって前記表示画面と重なる部分を、前記表示画面の前記仮想画面と重なった位置に表示させる表示位置制御手段とを備え、
    前記表示位置制御手段は、前記仮想画面が前記表示画面の全面に表示されているか一部分に表示されているかに拘らず、前記相対位置を移動させる
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. タッチパネルと、
    所定の情報処理を行い、その処理に係わる画像であり、前記タッチパネルの表示画面より大きい仮想画面を作成する情報処理手段と、
    前記タッチパネルへの所定の相対位置移動操作に追従して前記仮想画面と前記タッチパネルの表示画面との相対位置を移動させ、その仮想画面の部分であって前記表示画面と重なる部分を、前記表示画面の前記仮想画面と重なった位置に表示させる表示位置制御手段とを備え、
    前記表示位置制御手段は、前記表示画面の全面に前記仮想画面を表示させる全面表示状態にあり、かつ、前記タッチパネルへの所定の相対位置移動操作に追従して前記相対位置を移動させると前記表示画面の一部分に前記仮想画面を表示させると共に前記表示画面の前記一部分以外の部分に前記仮想画面を表示させない部分表示状態に移ると判断される場合、前記タッチパネルへの所定の相対位置移動操作が行われてもその操作に追従して前記相対位置を移動させない部分表示移行状態に移る
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記表示位置制御手段は、前記部分表示移行状態にある際、改めて前記タッチパネルへの前記所定の相対位置移動操作が行われると、前記部分表示状態に移り、前記改めて行われた所定の相対位置移動操作に追従して前記相対位置を移動させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記所定の相対位置移動操作は、フリック操作又はドラッグ操作である
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示位置制御手段は、前記部分表示移行状態にある際、前記所定の相対位置移動操作とは異なる前記タッチパネルへの所定の部分表示状態遷移操作が行われると、前記部分表示状態に移る
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記所定の相対位置移動操作は、フリック操作又はドラッグ操作であり、
    前記所定の部分表示状態遷移操作は、1回又は複数回のタップ操作である
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記表示位置制御手段は、前記タップ操作がされた前記タッチパネルの位置に依存して、前記部分表示状態に移る際の前記相対位置を決定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記表示位置制御手段は、前記部分表示状態にある場合、前記タッチパネルへの前記所定の相対位置移動操作に追従して前記相対位置を移動させる
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  9. 前記表示位置制御手段は、前記部分表示状態にある際、前記タッチパネルへの所定の全面表示状態遷移操作が行われると、前記全面表示状態に移る
    ことを特徴とする請求項3又は請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記表示位置制御手段は、前記部分表示状態にあり、かつ、前記タッチパネルへの所定の相対位置移動操作に追従して前記相対位置を移動させると前記全面表示状態に移ると判断される場合、前記タッチパネルへの所定の相対位置移動操作が行われてもその操作に追従して前記相対位置を移動させない全面表示移行状態に移る
    ことを特徴とする請求項3又は請求項8に記載の情報処理装置。
  11. 前記表示位置制御手段は、前記全面表示移行状態にある際、改めて前記タッチパネルへの前記所定の相対位置移動操作が行われると、前記全面表示状態に移り、前記改めて行われた所定の相対位置移動操作に追従して前記相対位置を移動させる
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記表示位置制御手段は、前記全面表示移行状態にある際、前記所定の相対位置移動操作とは異なる前記タッチパネルへの所定の全面表示状態遷移操作が行われると、前記全面表示状態に移る
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  13. 前記表示位置制御手段は、前記全面表示状態へ移る際、前記相対位置を直前に前記部分表示状態に移った際の相対位置とする
    ことを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の情報処理装置。
  14. タッチパネルと、
    所定の情報処理を行い、その処理に係わるスクロール可能な画像であり、前記タッチパネルの表示画面と同じ大きさの仮想画面を作成する情報処理手段と、
    前記タッチパネルの表示画面に前記仮想画面を表示させ、前記タッチパネルへの所定の表示位置移動操作に追従して前記仮想画面の画像をスクロールさせてその表示される画像を移動させ、そのスクロールによっては前記操作に追従して前記表示される画像を移動させることができない場合、前記仮想画面を前記タッチパネルの表示画面に表示させる位置を移動させて前記表示される画像を移動させる表示位置制御手段とを備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
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