JP2012008224A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Akira Tagawa
晶 田川
Yoshihisa Takahashi
佳久 高橋
Toshiaki Fujiwara
敏昭 藤原
Isao Ogasawara
功 小笠原
Takaharu Yamada
崇晴 山田
Shinya Tanaka
信也 田中
Tetsuro Kikuchi
哲郎 菊池
Akihisa Iwamoto
明久 岩本
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Abstract

【課題】ダミー画素列において観察されるフリッカやダミー画素列の形成領域における液晶分子の劣化を抑制し、表示品位の高い液晶表示装置を実現する提供する。
【解決手段】ダミー画素列DSL1・DSL2にも、有効画素列RSL1・・・BSLnと同様に、データ信号線駆動回路7から出力されたデータ信号QIND1・QIND2を信号分配回路3と電圧補償回路4とを介して供給する。
【選択図】図2

Description

本発明は、データ信号線駆動回路から入力されたデータ信号を時分割で液晶表示装置に備えられた複数のデータ信号線に分配する信号分配回路を備えたSSD(Source Shared Driving)方式の駆動を行う液晶表示装置に関するものである。
近年、液晶表示装置は、その表示領域により高画質な画像を表示するため、高精細化が進められており、このような高精細化に伴い、データ信号線の本数も増加している。
データ信号線の本数が多い場合には、上記データ信号線にデータ信号を供給するためのデータ信号線駆動回路を複数個で構成するのが一般的であり、データ信号線駆動回路が複数個で構成されている場合においては、液晶表示装置の製造単価のアップや液晶表示装置において非表示領域である額縁領域となるデータ信号線駆動回路の実装面積の増加を招いてしまうという問題がある。
そこで、データ信号線駆動回路から入力されたデータ信号を時分割で液晶表示装置に備えられた複数のデータ信号線に分配する信号分配回路を備えることによって、データ信号線駆動回路の出力端子数を減らすことができ、同じ本数のデータ信号線を有する同じ解像度の液晶表示装置であっても、より少ないデータ信号線駆動回路を搭載して駆動できるSSD方式の駆動を行う液晶表示装置が提案されている。
図15は、信号分配回路102が備えられた従来の液晶表示装置104の概略構成を示す図である。
図示されているように、液晶表示装置104には、データ信号線駆動回路101、複数の信号分配回路102(SSD回路)および走査信号線駆動回路103が備えられており、走査信号線駆動回路103は、液晶表示装置104の表示パネル105にGDM化(ゲートドライバモノリシック化)されており、信号分配回路102は、表示パネル105に走査信号線駆動回路103とともに、モノリシックに形成されている。
一方、フレキシブルプリント基板106には、チップ状のデータ信号線駆動回路101が実装されている。
表示パネル105の表示領域R1には、マトリクス状に配置された複数の画素が備えられており、データ信号線RSL1・RSL2・RSL3・・・RSLnには、複数のR(赤色)の画素が接続され、R画素列を形成し、データ信号線GSL1・GSL2・GSL3・・・GSLnには、複数のG(緑色)の画素が接続され、G画素列を形成し、データ信号線BSL1・BSL2・BSL3・・・BSLnには、複数のB(青色)の画素が接続され、B画素列を形成する。
なお、上記各データ信号線に接続される画素の数は、走査信号線GL1・GL2・・・GLnの数分である。
そして、Rの画素が接続されたデータ信号線RSLnと、Gの画素が接続されたデータ信号線GSLnと、Bの画素が接続されたデータ信号線BSLnとが組になって、各組が隣接配置されている。
図示されているように、データ信号線駆動回路101から各信号分配回路102には、データ信号QIN1・QIN2・QIN3・・・QINnがそれぞれ供給されるようになっている。例えば、図中、最も左にある信号分配回路102にはデータ信号QIN1が供給され、信号分配回路102によって、このデータ信号QIN1が時分割され、信号分配回路102の3つの出力端子と接続されたデータ信号線RSL1・GSL1・BSL1に時分割されたデータ信号が順次出力されるようになっている。
なお、この他のデータ信号QIN2・QIN3・・・QINnについても、同様に、各信号分配回路102によって、それぞれのデータ信号QIN2・QIN3・・・QINnが時分割され、各信号分配回路102の3つの出力端子と接続されたデータ信号線RSL2・GSL2・BSL2・・・RSLn・GSLn・BSLnに時分割されたデータ信号が順次出力されるようになっている。
図16は、従来の液晶表示装置104に備えられた信号分配回路を示す図である。
図示されているように、信号分配回路102には、3つのトランジスタ素子(TFT)ASWRn・ASWGn・ASWBnが備えられており、各トランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnの何れのソース電極にも、データ信号QINnが供給されるようになっており、一方、各トランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnのドレイン電極には、データ信号線RSLn・GSLn・BSLnが電気的に接続されている。
そして、信号分配回路102の駆動信号線SWR・SWG・SWBが備えられており、トランジスタ素子ASWRnのゲート電極には駆動信号線SWRが、トランジスタ素子ASWGnのゲート電極には駆動信号線SWGが、トランジスタ素子ASWBnのゲート電極には駆動信号線SWBが、それぞれ電気的に接続されている。
すなわち、図示されているように、信号分配回路102においては、一端が同じ組のデータ信号線RSLn・GSLn・BSLnにそれぞれ接続されたトランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnは、それぞれ他端側で互いに接続され、データ信号線駆動回路101(未図示)の一つの出力端子と接続されており、上記出力端子からデータ信号QINnが供給される。
このような信号分配回路102を備えた液晶表示装置104においては、データ信号線駆動回路101の出力端子の本数を、このような信号分配回路102を備えてない液晶表示装置に比べ、3分の1とすることができ、データ信号線駆動回路の個数を3分の1とすることができるので、製造単価のアップや実装面積の増加を抑制することができる。
図17は、液晶表示装置104に備えられた信号分配回路102の駆動タイミングチャートの一例を示す。
図示されている駆動信号SSWR・SSWG・SSWBは、それぞれ信号分配回路102の駆動信号線SWR・SWG・SWBに供給される信号であって、信号分配回路102に備えられたトランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnのON・OFFを制御する。
図16に図示されているように、信号分配回路102に備えられたN型のトランジスタ素子ASWRnのゲート電極は駆動信号線SWRと、N型のトランジスタ素子ASWGnのゲート電極は駆動信号線SWGと、N型のトランジスタ素子ASWBnのゲート電極は駆動信号線SWBと、電気的に接続されているため、駆動信号SSWR・SSWG・SSWBがON信号(Highレベル)の期間中には、トランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnは、ON状態であり、一方、駆動信号SSWR・SSWG・SSWBがOFF信号(Lowレベル)の期間中には、トランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnは、OFF状態となる。
図17に図示されているように、駆動信号SSWRは、走査信号線GL1・GL2・・・GLnに供給される走査信号SGL1・SGL2・・・がLowからHighになるタイミングに合わせてLowからHighになるように設定されており、駆動信号SSWGは、駆動信号SSWRがHighからLowになるタイミングに合わせてLowからHighになるように設定されており、駆動信号SSWBは、駆動信号SSWGがHighからLowになるタイミングに合わせてLowからHighになるように設定されている。
そして、各駆動信号SSWR・SSWG・SSWBがON信号(Highレベル)の期間は、1水平期間(走査信号SGL1・SGL2・・・がHighの期間)の略4分の1ずつに設定されている。
したがって、上記構成によれば、トランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnは、ゲート電極に入力されるON信号(Highレベル)によって、1水平期間の略4分の1ずつ時分割で順次ON状態となる。
すなわち、駆動信号SSWRがHighであるときには、N型のトランジスタ素子ASWRnがON状態となり、そのときにデータ信号線駆動回路101から出力されるデータ信号QINn(Rに関するデータ信号)は、信号分配回路102を介して電気的に接続されたデータ信号線RSLnに供給されるようになっている(図16参照)。また、駆動信号SSWGがHighであるときには、トランジスタ素子ASWGnがON状態となり、そのときにデータ信号線駆動回路101から出力されるデータ信号QINn(Gに関するデータ信号)は、信号分配回路102を介して電気的に接続されたデータ信号線GSLnに供給されるようになっている(図16参照)。さらに、駆動信号SSWBがHighであるときには、トランジスタ素子ASWBnがON状態となり、そのときにデータ信号線駆動回路101から出力されるデータ信号QINn(Bに関するデータ信号)は、信号分配回路102を介して電気的に接続されたデータ信号線BSLnに供給されるようになっている(図16参照)。
しかしながら、以上のように、モノリシックに形成された信号分配回路102を備えた液晶表示装置104においては、図17に図示されているように、信号分配回路102を介してデータ信号線RSLnに供給されるデータ信号SRSLnにおいては、電圧引き込みが生じ、本来意図していた電圧より低い電圧が、データ信号線RSLnに供給され、フリッカや表示する階調のずれなど、表示品位の低下を招いてしまう。
なお、図17においては、例示的に信号分配回路102を介してデータ信号線RSLnに供給されるデータ信号SRSLnを例に挙げて説明したが、この以外のデータ信号線GSLn・BSLnに供給されるデータ信号SGSLn・SBSLnにおいても、同様に電圧引き込みが生じる。
また、図17においては、液晶表示装置104をソースライン反転駆動させている場合を示しており、データ信号SRSLnは、走査信号SGL1・SGL2・・・がLowからHighになるタイミングに合わせて極性が反転されている。
上記電圧引き込みが生じる理由は、図16に図示されているように、信号分配回路102の駆動信号線SWR・SWG・SWBと、トランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnの各ドレイン電極とデータ信号線RSLn・GSLn・BSLnとを接続する配線との間に存在する寄生容量に起因する。
上記寄生容量のため、信号分配回路102の駆動信号線SWR・SWG・SWBに供給される各駆動信号SSWR・SSWG・SSWBがHighからLowになる時(立ち下がりの時)、データ信号線RSLn・GSLn・BSLnに供給されるデータ信号SRSLn・SGSLn・SBSLnにおいては、電圧引き込みが生じ、電圧が低下する。
以上では、信号分配回路102に備えられたトランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnがN型で形成されている場合を例に挙げたが、信号分配回路102に備えられたトランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnがP型で形成されている場合には、駆動信号がLowであるときに、ON状態となり、そのときにデータ信号線駆動回路101から出力されるデータ信号は、信号分配回路102を介して電気的に接続されたデータ信号線に供給されるようになっており、この場合においては、信号分配回路102を介してデータ信号線に供給されるデータ信号においては、電圧引き上げが生じ、本来意図していた電圧より高い電圧が、データ信号線に供給され、フリッカや表示する階調のずれなど、表示品位の低下を招いてしまう。
特に、a‐Si(Amorphous Silicon:非晶質シリコン)や微結晶Si(μc‐Si:マイクロクリスタルシリコン)を用いて、信号分配回路102のトランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnを形成した場合、このようなトランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnは、移動度がそれ程、大きくないため、チャネル幅を数千μm程度にする必要となる場合がある。したがって、上記寄生容量も上記チャネル幅の増加に伴い、大きくなるので、上記引き込み電圧が5〜6V程度になることもある。
また、上記引き込み電圧または、上記引き上げ電圧とは別途に、図15に示す表示パネル105の表示領域R1には、走査信号線GL1・GL2・・・GLnとデータ信号線RSLn・GSLn・BSLnとが交差する箇所において、各画素毎にトランジスタ素子(未図示)が設けられており、このトランジスタ素子への書き込みに際して、走査信号線GL1・GL2・・・GLnの電圧変化に応じて、書き込み電圧のシフトが生じることが知られている。
上述した引き込み電圧または、上記引き上げ電圧と上記各画素における書き込み電圧のシフトとが合わさり、各画素に書き込まれる電圧のシフト幅が非常に大きなものになるおそれがある。このような場合には、各画素に書き込まれる電圧のシフト、各画素毎に設けられたトランジスタ素子のオフリークの増加、対向電圧の調整困難などの問題が生じる。
このような問題を解決するため、特許文献1には、液晶表示装置に備えられた信号分配回路の駆動信号のオフ時に、上記信号分配回路に備えられたスイッチング素子の寄生容量により発生する、データ信号線の電圧変動を相殺するための電圧キャンセル部を備えた構成が開示されている。
図18は、信号分配回路に備えられたN型のトランスファーゲートTFTQと、表示信号補償用TFTQとを備えた従来の液晶表示装置の回路構成図である。
図示されているように、上記液晶表示装置の信号側駆動回路には、各列毎にトランスファーゲートTFTQ、ラインメモリとなるコンデンサCおよび表示信号補償用TFTQが備えられている。
そして、データ信号線駆動回路から供給される表示信号群VD1〜VDnは、各々二つのトランスファーゲートTFTQの一方のソース/ドレインに接続され、選択信号群φと選択信号群φの反転信号φaは各々複数のトランスファーゲートTFTQおよび表示信号補償用TFTQのゲートに接続されている。
このような構成によれば、任意の走査ラインが選択されている間にn列単位の表示信号群VD1〜VDnを、トランスファーゲートTFTQを介して2回にわたって表示部の1走査ラインに備えられたトランジスタ素子に各々書き込む。
ここで、上記構成によれば、図中に示したトランスファーゲートTFTQがオン状態からオフ状態になる際に表示信号補償用TFTQがオフ状態からオン状態になる。したがって、トランスファーゲートTFTQのゲート・ソース間容量CgsとラインメモリとなるコンデンサCの容量カップリングによる表示信号の変動量を、表示信号補償用TFTQのゲート・ソース間容量CgsとラインメモリとなるコンデンサCの容量カップリングにより補償することができるので、画質の劣化のない液晶表示装置を実現できると記載されている。
特開平5−232508号公報(1993年9月10日公開)
しかしながら、上記特許文献1の構成によれば、図18に図示されているように、表示部において、実際の画像の表示に用いられる画素である有効画素列にのみ、データ信号線、信号分配回路、表示信号補償用TFTQおよびその制御線が設けられている。
上述したように、各画素毎に設けられたトランジスタ素子への書き込みに際して、有効画素行の一番上の行と一番下の行の画素への印加電圧と、それ以外の画素への印加電圧を極力均等にならしめるために、有効画素行の上下にダミー画素行を設け、上記有効画素行に供給する信号と同種の信号を供給することが知られている。
また、上記有効画素列の左右に例えば、ダミー画素列を1列ずつ設けることはよく知られているが、このようなダミー画素列に上記有効画素列に供給する信号と同種の信号を供給すべく、ダミー画素列に信号分配回路、表示信号補償用TFTQおよびその制御線を設けることは、一般的になされておらず、上記特許文献1においても、このようなダミー画素列に、データ信号線、信号分配回路、表示信号補償用TFTQおよびその制御線を設けるという記載はない。
したがって、上記特許文献1の構成によれば、上記ダミー画素列には、上記有効画素列に供給する信号と同種の信号が供給されないか、または、されるとしても上記有効画素列に供給される電圧よりは低い、引き込まれた電圧が供給されるようになっている(上記トランスファーゲートTFTQが、P型である場合には、上記有効画素列に供給される電圧よりは高い、引き上げられた電圧が供給されるようになっている)。
上記ダミー画素列は通常、カラーフィルター基板上に設けられたブラックマトリクス(BM)により遮光されているが、観者が液晶表示装置を斜めから見た際には、上記ダミー画素の透過光の一部が上記観者から見えてしまう場合がある。この場合、上記特許文献1の構成によれば、有効画素とダミー画素の最適対向電圧が揃わないため、ダミー画素列部においてフリッカが生じ、そのフリッカが上記観者に観察されることとなる。
また、有効画素とダミー画素の最適対向電圧が揃わないため、ダミー画素列部では、液晶分子の劣化が生じやすく、このように劣化された液晶分子は、有効画素部の液晶分子にも影響を及ぼし、液晶表示装置の画質低下を招いてしまうという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、上記ダミー画素列部において観察されるフリッカや上記ダミー画素列の形成領域における液晶分子の劣化を抑制し、表示品位の高い液晶表示装置を提供することを目的とする。
本発明の液晶表示装置は、上記の課題を解決するために、複数の走査信号線と複数のデータ信号線とマトリクス状に配された複数の画素とが設けられた表示領域と、複数の組からなる複数の第1のトランジスタ素子および上記複数の第1のトランジスタ素子を上記各組毎に水平期間の時分割で導通できるように駆動させるため、上記第1のトランジスタ素子のゲート電極に、上記各組毎に異なる制御信号を入力するための複数の制御信号線を備えた信号分配回路と、を備えた液晶表示装置であって、上記表示領域に表示する画像信号の各入力端子を複数の経路に分枝させた配線の各々は、上記複数の第1のトランジスタ素子の各々のソース電極およびドレイン電極の何れか一方と電気的に接続されており、上記複数の第1のトランジスタ素子の各々のソース電極およびドレイン電極の他方は、上記複数のデータ信号線の各々と電気的に接続されており、上記複数のデータ信号線に対応して設けられ、各データ信号線に一端が接続された容量素子と、上記容量素子の他端に接続され、上記第1のトランジスタ素子が導通状態から非導通状態となるように上記制御信号が変化後または、変化と同時に、上記変化が立ち下げの場合は、立ち上がり、上記変化が立ち上げの場合は、立ち下がり、上記水平期間の残存期間中、その状態を維持する駆動信号を上記容量素子に入力するための少なくとも1本の駆動信号線とを備えた電圧補償回路が備えられており、上記表示領域に形成された複数のデータ信号線における両端のデータ信号線と隣接する領域であり、上記表示領域の周辺領域にはダミーデータ信号線が設けられており、上記信号分配回路および上記電圧補償回路における上記複数のデータ信号線の各々には、上記ダミーデータ信号線が含まれていることを特徴としている。
上記構成によれば、上記表示領域の周辺領域に設けられたダミーデータ信号線に、上記信号分配回路を介して、データ信号を供給する場合であっても、上記電圧補償回路によって、引き込まれた電圧または、引き上げられた電圧が補償されたデータ信号が供給されるようになっている。
したがって、上記表示領域の周辺領域に設けられたダミーデータ信号線に、上記表示領域に設けられたデータ信号線と、同様のデータ信号を供給することができるので、上記表示領域の周辺領域に設けられたダミーデータ信号線に電気的に接続されたダミー画素と上記表示領域に設けられたデータ信号線に電気的に接続された有効画素との最適対向電圧(最適共通電極電圧)を揃えることができる。
よって、通常は、カラーフィルター基板上に設けられたブラックマトリクス(BM)により遮光されている上記ダミー画素の透過光の一部が、観者が上記液晶表示装置を斜めから見た際に、観察された場合であっても、フリッカが観察されるのを抑制することができる。
また、上記構成によれば、上記ダミー画素と上記有効画素との最適対向電圧が揃うので、上記ダミー画素の形成領域における液晶分子の劣化を抑制することができる。
上記構成によれば、上記ダミー画素によって観察されるフリッカや上記ダミー画素の形成領域における液晶分子の劣化を抑制し、表示品位の高い液晶表示装置を実現することができる。
本発明の液晶表示装置において、上記電圧補償回路における容量素子は、ソース電極とドレイン電極とを短絡させた第2のトランジスタ素子で形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、上記電圧補償回路における容量素子は、上記信号分配回路に備えられた第1のトランジスタ素子のレイアウトと同様なソース電極とドレイン電極とを短絡させた第2のトランジスタ素子で形成されている。
したがって、上記信号分配回路で生じる寄生容量と同じになるように上記第2のトランジスタ素子の容量を設計するのが容易となる。
本発明の液晶表示装置において、上記第1のトランジスタ素子および上記第2のトランジスタ素子におけるゲート電極とソース電極との平面視における重なり面積と、上記ゲート電極とドレイン電極との平面視における重なり面積とは等しく形成されており、上記第1のトランジスタ素子に備えられた第1の半導体層と上記第2のトランジスタ素子に備えられた第2の半導体層とは、同一膜によって形成されており、上記第2の半導体層のチャネル長は、上記第1の半導体層のチャネル長と等しく、上記第2の半導体層のチャネル幅は、上記第1の半導体層のチャネル幅の半分であることが好ましい。
上記構成によれば、上記信号分配回路で生じる寄生容量と上記電圧補償回路における容量の大きさが同じとなり、より精度の高い引き込み電圧または、引き上げ電圧の補償を実現することができる。
本発明の液晶表示装置において、上記電圧補償回路に備えられた駆動信号線は、1本であり、上記水平期間内においてタイミング的に一番後の上記制御信号が導通状態から非導通状態となるように変化後または、変化と同時に、上記駆動信号が変化するように設定されていることが好ましい。
上記構成によれば、上記電圧補償回路に備えられた駆動信号線が、1本であるため、上記電圧補償回路をより小さく形成することができる。
したがって、上記液晶表示装置における額縁領域の狭小化を実現することができる。
本発明の液晶表示装置において、上記分枝させた配線の各々は、さらに分枝され、上記複数の第1のトランジスタ素子を介して、一つの上記データ信号線に接続されており、上記一つの上記データ信号線に接続され、上記さらに分枝された配線に電気的に接続されている複数の第1のトランジスタ素子の各々は、上記水平期間の1以上の整数倍期間毎に順次駆動されることが好ましい。
上記構成によれば、一つの上記データ信号線に対して、複数の第1のトランジスタ素子が設けられているので、上記第1のトランジスタ素子を順次駆動されることにより、上記信号分配回路に備えられた上記第1のトランジスタ素子の劣化を抑制することができる。
したがって、長期間使用しても信頼性の高い液晶表示装置を実現することができる。
本発明の液晶表示装置において、上記信号分配回路と上記電圧補償回路とは、上記表示領域とともにモノリシックに形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、上記信号分配回路と上記電圧補償回路とは、上記表示領域とともにモノリシックに形成されている構成であり、このような構成を用いる場合、液晶表示装置の製造単価の向上を抑制するため、半導体層としてa‐Si(非晶質シリコン)や微結晶Si(マイクロクリスタルシリコン)を用いる場合が多く、上記半導体層を備えたトランジスタ素子の移動度は、それ程、大きくないため、上記半導体層のチャネル幅を数千μm程度にする必要がある。したがって、寄生容量も上記チャネル幅の増加に伴い、大きくなるので、上記構成の場合は、引き込み電圧が5〜6V程度になることもある。
また、移動度の比較的大きい酸化物TFTを用いる場合でも、液晶表示装置の画面サイズが大きい場合には、データ信号線の負荷が大きいため、上記半導体層のチャネル幅を大きくする必要がある可能性があり、その場合も引き込み電圧または引き上げ電圧が大きくなる場合がある。
上記構成によれば、以上のように、引き込み電圧または、引き上げ電圧が比較的に大きい液晶表示装置において、上記表示領域の周辺領域に設けられたダミーデータ信号線に、上記信号分配回路を介して、データ信号を供給する場合であっても、上記電圧補償回路によって、引き込まれた電圧または、引き上げられた電圧が補償されたデータ信号が供給されるようになっている。
したがって、引き込み電圧または、引き上げ電圧が比較的に大きい液晶表示装置においても、上記ダミー画素によって観察されるフリッカや上記ダミー画素の形成領域における液晶分子の劣化を抑制し、表示品位の高い液晶表示装置を実現することができる。
本発明の液晶表示装置において、上記信号分配回路と上記電圧補償回路とは、上記表示領域を間に挟んで形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、上記信号分配回路と上記電圧補償回路とが、上記表示領域を間に挟んで形成されているので、上記液晶表示装置における上記表示領域の外側に設けられる非表示領域となる額縁領域の大きさを略均等に設けることができる。
本発明の液晶表示装置において、上記第1のトランジスタ素子に備えられた第1の半導体層と上記第2のトランジスタ素子に備えられた第2の半導体層とは、微結晶シリコンで形成されていることが好ましい。
本発明の液晶表示装置において、上記第1のトランジスタ素子に備えられた第1の半導体層と上記第2のトランジスタ素子に備えられた第2の半導体層とは、微結晶シリコンと非晶質シリコンとが積層されて形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、上記第1のトランジスタ素子に備えられた第1の半導体層と上記第2のトランジスタ素子に備えられた第2の半導体層とは、微結晶シリコンまたは、微結晶シリコンと非晶質シリコンとが積層されて形成されているため、比較的安価に上記液晶表示装置を製作することができる。
本発明の液晶表示装置において、上記第1のトランジスタ素子に備えられた第1の半導体層と上記第2のトランジスタ素子に備えられた第2の半導体層とは、非晶質シリコンで形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、上記液晶表示装置の製造単価の向上を抑制することができる。
本発明の液晶表示装置において、上記第1のトランジスタ素子に備えられた第1の半導体層と上記第2のトランジスタ素子に備えられた第2の半導体層とは、酸化物で形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、上記第1の半導体層および上記第2の半導体層のチャネル幅を大きくしなくても、比較的高い移動度が得られるため、上記信号分配回路で生じる寄生容量の増加を抑制することができる。
なお、上記第1の半導体層および上記第2の半導体層は、例えば、In、Ga、Znから選択される少なくとも一つの元素を含む非晶質酸化物から形成することができるが、これに限定されることはない。
本発明の液晶表示装置は、以上のように、上記表示領域に表示する画像信号の各入力端子を複数の経路に分枝させた配線の各々は、上記複数の第1のトランジスタ素子の各々のソース電極およびドレイン電極の何れか一方と電気的に接続されており、上記複数の第1のトランジスタ素子の各々のソース電極およびドレイン電極の他方は、上記複数のデータ信号線の各々と電気的に接続されており、上記複数のデータ信号線に対応して設けられ、各データ信号線に一端が接続された容量素子と、上記容量素子の他端に接続され、上記第1のトランジスタ素子が導通状態から非導通状態となるように上記制御信号が変化後または、変化と同時に、上記変化が立ち下げの場合は、立ち上がり、上記変化が立ち上げの場合は、立ち下がり、上記水平期間の残存期間中、その状態を維持する駆動信号を上記容量素子に入力するための少なくとも1本の駆動信号線とを備えた電圧補償回路が備えられており、上記表示領域に形成された複数のデータ信号線における両端のデータ信号線と隣接する領域であり、上記表示領域の周辺領域にはダミーデータ信号線が設けられており、上記信号分配回路および上記電圧補償回路における上記複数のデータ信号線の各々には、上記ダミーデータ信号線が含まれている構成である。
それゆえ、上記ダミー画素列部において観察されるフリッカや上記ダミー画素列の形成領域における液晶分子の劣化を抑制し、表示品位の高い液晶表示装置を実現することができる。
本発明の一実施の形態の液晶表示装置の概略構成を示す図である。 本発明の一実施の形態の液晶表示装置の概略的な回路構成を示す図である。 本発明の一実施の形態の液晶表示装置のより詳細な回路構成を示す図である。 本発明の一実施の形態の液晶表示装置の駆動タイミングチャートの一例を示す図である。 本発明の一実施の形態の液晶表示装置に備えられた信号分配回路において生じる寄生容量を示す図である。 本発明の一実施の形態の液晶表示装置の駆動タイミングチャートの他の一例を示す図である。 本発明の一実施の形態の液晶表示装置に備えられた電圧補償回路における容量を、ソース電極とドレイン電極とを短絡したトランジスタ素子で形成している場合を示す図である。 本発明の一実施の形態の液晶表示装置において、信号分配回路は表示領域の上側に、電圧補償回路は表示領域の下側にそれぞれ設けた場合を示す図である。 本発明の他の実施の形態の液晶表示装置の回路構成を示す図である。 本発明の他の実施の形態の液晶表示装置の駆動タイミングチャートの一例を示す図である。 本発明の他の実施の形態の液晶表示装置において、電圧補償回路における容量をソース電極とドレイン電極とを短絡したトランジスタ素子で形成している場合を示す図である。 本発明のさらに他の実施の形態の液晶表示装置の回路構成を示す図である。 本発明のさらに他の実施の形態の液晶表示装置の駆動タイミングチャートの一例を示す図である。 本発明のさらに他の実施の形態の液晶表示装置において、電圧補償回路における容量をソース電極とドレイン電極とを短絡したトランジスタ素子で形成している場合を示す図である。 信号分配回路が備えられた従来の液晶表示装置の概略構成を示す図である。 図15に示す従来の液晶表示装置に備えられた信号分配回路の回路構成を示す図である。 図15に示す従来の液晶表示装置に備えられた信号分配回路の駆動タイミングチャートの一例を示す。 信号分配回路と表示信号補償用TFTとを備えた従来の液晶表示装置の回路構成図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などはあくまで一実施形態に過ぎず、これらによってこの発明の範囲が限定解釈されるべきではない。
〔実施の形態1〕
以下、図1から図8に基づいて、本実施の形態の液晶表示装置1・1aについて説明する。
図1は、本実施の形態の液晶表示装置1の概略構成を示す図である。
本実施の形態の液晶表示装置1は、上述した図18に示す従来の液晶表示装置とは、信号分配回路3と電圧補償回路4とが、表示領域R1内に設けられた有効画素PIXと電気的に接続されたデータ信号線のみでなく、表示領域R1の外側にあるダミー画素DPIXと電気的に接続されたデータ信号線とも電気的に接続されている点において異なる。
図1に図示されているように、液晶表示装置1は、表示領域R1と信号分配回路3と電圧補償回路4と走査信号線駆動回路5とを備えた液晶表示パネル2と、フレキシブルプリント基板6上に実装されたデータ信号線駆動回路7とを備えている。
そして、表示領域R1の上下には、複数のダミー画素DPIXから構成されるダミー画素行と、表示領域R1の左右には、複数のダミー画素DPIXから構成されるダミー画素列がそれぞれ一つずつ設けられている。
また、表示領域R1には、マトリクス状に配されたRGBの各画素が設けられており、図示はしてないが、さらに、上記各画素毎に設けられた画素TFT素子と、上記各画素TFT素子のゲート電極に接続された走査信号線と、上記各画素TFT素子のソース電極に接続されたデータ信号線とが設けられている。
なお、本実施の形態においては、表示領域R1の周辺領域における、表示領域R1の上側には信号分配回路3と電圧補償回路4とを設け、表示領域R1の左側には、走査信号線駆動回路5を設け、信号分配回路3と電圧補償回路4と走査信号線駆動回路5と表示領域R1の画素TFT素子とを、モノリシックに形成しているが、その相対配置や形成方法はこれに限定されることはない。
また、本実施の形態においては、液晶表示装置1の製造単価の向上を抑制するため、信号分配回路3と電圧補償回路4と走査信号線駆動回路5とに備えられたTFT素子および上記画素TFT素子における半導体層を、非晶質シリコンで形成しているが、これに限定されることはなく、上記半導体層を例えば、酸化物層、微結晶シリコン層、微結晶シリコンと非晶質シリコンとが積層された層、多結晶シリコン層、連続粒界結晶シリコン層などで形成してもよい。
さらには、上記半導体層として、非晶質ゲルマニウム、多結晶ゲルマニウム、非晶質シリコン・ゲルマニウム、多結晶シリコン・ゲルマニウム、非晶質シリコン・カーバイド、多結晶シリコン・カーバイドなども用いることができる。
なお、上記酸化物層は、例えば、In、Ga、Znから選択される少なくとも一つの元素を含む非晶質酸化物から形成することができるが、これに限定されることはない。
さらに、本実施の形態においては、上記半導体層として、移動度が比較的低い非晶質シリコンを用いているため、データ信号線駆動回路7をフレキシブルプリント基板6上に別途の工程で設けているが、移動度が比較的高い半導体層を用いる場合には、データ信号線駆動回路7も上記画素TFT素子とモノリシックに形成することができる。
図2は、本実施の形態の液晶表示装置1の概略的な回路構成を示す図である。
図示されているように、データ信号線駆動回路7から各出力線を介して出力されるデータ信号QIND1・QIN1・QIN2・・・QINn・QIND2は、分配制御信号(制御信号)によって制御される信号分配回路(SSD回路)3と電圧補償回路4とを介して、ダミー画素DPIXに電気的に接続されたデータ信号線DSL1・DSL2および有効画素PIXに電気的に接続されたデータ信号線RSL1・GSL1・BSL1・RSL2・GSL2・BSL2・・・に電気的に接続されている。
図3は、本実施の形態の液晶表示装置1のより詳細な回路構成を示す図である。
図示されているように、信号分配回路群30は複数の信号分配回路3から構成されており、電圧補償回路群40は、複数の電圧補償回路4から構成されている。
なお、信号分配回路群30においては、データ信号線駆動回路7から各出力線を介して出力されるデータ信号QIND1・QIN1・QIN2・・・QINn・QIND2は、それぞれゲート電極が分配制御信号線SWR・SWG・SWB(制御信号線)に接続された複数のトランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBn(第1のトランジスタ素子)のソース電極と接続されている。
そして、トランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnのドレイン電極は、電圧補償回路群40を介して、ダミー画素DPIXに電気的に接続されたデータ信号線DSL1・DSL2および有効画素PIXに電気的に接続されたデータ信号線RSL1・GSL1・BSL1・RSL2・GSL2・BSL2・・・に電気的に接続されている。
データ信号線駆動回路7の各出力線からは、ダミー画素DPIXに電気的に接続されたデータ信号線DSL1・DSL2および有効画素PIXに電気的に接続されたデータ信号線RSL1・GSL1・BSL1・RSL2・GSL2・BSL2・・・へ入力すべきデータ信号QIND1・QIN1・QIN2・・・QINn・QIND2が出力され、分配制御信号線SWR・SWG・SWBに供給される制御信号によってトランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnを順次ONにして、上記データ信号を分配するようになっている。
なお、信号分配回路3は、三つのトランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnを備えており、データ信号線駆動回路7からデータ信号QINnを出力する一つの出力線と電気的に接続され、信号分配回路3の3つの出力線それぞれは、図示されているように、電圧補償回路4を介して一組であるR(赤色)の画素PIX…が接続されたデータ信号線RSLnと、G(緑色)の画素PIX…が接続されたデータ信号線GSLnと、B(青色)の画素PIX…が接続されたデータ信号線BSLnとに電気的に接続されている。
そして、図示されているように、同じ組のデータ信号線RSLn・GSLn・BSLnは、トランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnの一方端側で互いに接続されて、データ信号線駆動回路7の出力線に接続されている。
図4は、液晶表示装置1の駆動タイミングチャートの一例を示す図である。
図示されている制御信号SSWR・SSWG・SSWBは、信号分配回路群30に備えられた信号分配回路3の分配制御信号線SWR・SWG・SWBに供給される信号であって、信号分配回路3に備えられたトランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnのON・OFFを制御する。
図3に図示されているように、信号分配回路3に備えられたトランジスタ素子ASWRnのゲート電極は制御信号線SWRと、トランジスタ素子ASWGnのゲート電極は制御信号線SWGと、トランジスタ素子ASWBnのゲート電極は制御信号線SWBと、電気的に接続されているため、制御信号SSWR・SSWG・SSWBがON信号(Highレベル)の期間中には、トランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnは、ON状態であり、一方、制御信号SSWR・SSWG・SSWBがOFF信号(Lowレベル)の期間中には、トランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnは、OFF状態となる。
図4に図示されているように、制御信号SSWRは、図3に示す走査信号線GL1・GL2・・・に供給される走査信号SGL1・SGL2・・・がLowからHighになるタイミングに合わせてLowからHighになるように設定されており、制御信号SSWGは、制御信号SSWRがHighからLowになるタイミングに合わせてLowからHighになるように設定されており、制御信号SSWBは、制御信号SSWGがHighからLowになるタイミングに合わせてLowからHighになるように設定されている。
そして、各制御信号SSWR・SSWG・SSWBがON信号(Highレベル)の期間は、1水平期間(走査信号SGL1・SGL2・・・がHighの期間)の略4分の1ずつに設定されている。
したがって、上記構成によれば、トランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnは、ゲート電極に入力されるON信号(Highレベル)によって、1水平期間の略4分の1ずつ時分割で順次ON状態となる。
制御信号SSWRがHighであるときには、トランジスタ素子ASWRnがON状態となり、そのときにデータ信号線駆動回路7から出力されるデータ信号(Rに関するデータ信号)は、データ信号線RSLnに電気的に接続された信号分配回路3の出力線から供給されるようになっている。また、制御信号SSWGがHighであるときには、トランジスタ素子ASWGnがON状態となり、そのときにデータ信号線駆動回路7から出力されるデータ信号(Gに関するデータ信号)は、データ信号線GSLnに電気的に接続された信号分配回路3の出力線から供給されるようになっている。さらに、制御信号SSWBがHighであるときには、トランジスタ素子ASWBnがON状態となり、そのときにデータ信号線駆動回路7から出力されるデータ信号(Bに関するデータ信号)は、データ信号線BSLnに電気的に接続された信号分配回路3の出力線から供給されるようになっている。
そして、図3に図示されているように、本実施の形態の液晶表示装置1においては、ダミー画素列、すなわち、ダミー画素と電気的に接続されているデータ信号線DSL1・DSL2にも信号分配回路3が電気的に接続されている構成となっている。
すなわち、ダミー画素と電気的に接続されているデータ信号線DSL1にデータ信号QIND1を供給するデータ信号線駆動回路7の出力線は、信号分配回路3のトランジスタ素子ASWBD1と電圧補償回路4とを介してデータ信号線DSL1にデータ信号を供給するようになっている。
また、ダミー画素と電気的に接続されているデータ信号線DSL2にデータ信号QIND2を供給するデータ信号線駆動回路7の出力線も、同様に信号分配回路3のトランジスタ素子ASWRD2と電圧補償回路4とを介してデータ信号線DSL2にデータ信号を供給するようになっている。
しかしながら、以上のように、信号分配回路3を備えた液晶表示装置においては、信号分配回路3を介して、ダミー画素DPIXに電気的に接続されたデータ信号線DSL1・DSL2および有効画素PIXに電気的に接続されたデータ信号線RSL1・GSL1・BSL1・RSL2・GSL2・BSL2・・・にデータ信号を供給する場合、供給されるデータ信号に、電圧引き込みが生じ、本来意図していた電圧より低い電圧が、データ信号線DSL1・DSL2・RSL1・GSL1・BSL1・RSL2・GSL2・BSL2・・・に供給され、フリッカや表示する階調のずれなど、表示品位の低下を招いてしまうという問題がある。
上記電圧引き込みが生じる理由は、図5に図示されているように、信号分配回路3の制御信号線SWR・SWG・SWBと、トランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnの各ドレイン電極との間に存在する寄生容量(図5において点線で表示)に起因する。
上記寄生容量のため、信号分配回路3の制御信号線SWR・SWG・SWBに供給される各制御信号SSWR・SSWG・SSWBがHighからLowになる時(立ち下がりの時)、トランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnの各ドレイン電極と電気的に接続されたデータ信号線DSL1・DSL2・RSL1・GSL1・BSL1・RSL2・GSL2・BSL2・・・に供給されるデータ信号においては、上記寄生容量のカップリングにより電圧引き込みが生じ、電圧が低下する。
特に、このような電圧引き込み現象は、本実施の形態のように、液晶表示装置1の製造単価の向上を抑制するため、信号分配回路3と電圧補償回路4と走査信号線駆動回路5とに備えられたTFT素子および上記画素TFT素子における半導体層を、非晶質シリコンで形成している場合、著しくなることがある。
これは、半導体層として、非晶質シリコンを備えたTFT素子の移動度がそれ程、大きくないため、例えば、チャネル幅を数千μm程度にする必要が生じてくる。このような場合、上記寄生容量も上記チャネル幅の増加に伴い、大きくなるので、上記引き込み電圧が5〜6V程度になることもある。
以上のように、データ信号線DSL1・DSL2・RSL1・GSL1・BSL1・RSL2・GSL2・BSL2・・・におけるデータ信号の電圧が、データ信号線駆動回路7から供給されるデータ信号の電圧からずれると(低くなると)、液晶表示装置の表示品位の悪化や画素TFT8のオフリークの増加、対向電圧の調整困難などの問題が生じることとなる。
したがって、液晶表示装置1においては、図3に図示されているように、電圧補償回路4を設け、電圧補償回路4の駆動信号線CLR・CLG・CLBに供給される各駆動信号の位相を、信号分配回路3の制御信号線SWR・SWG・SWBに供給される各制御信号の位相と逆相とすることにより、上記引き込み電圧を補償できる構成となっている。
以下、図3および図4に基づいて、電圧補償回路4について、さらに詳しく説明する。
図3に図示されているように、液晶表示装置1には、信号分配回路3の各出力線と各データ信号線DSL1・DSL2・RSL1・GSL1・BSL1・RSL2・GSL2・BSL2・・・とを電気的接続する各配線と駆動信号線CLR・CLG・CLBとの間に形成されている図5に示した寄生容量に相当する容量CRn・CGn・CBnと、駆動信号線CLR・CLG・CLBとを備えた電圧補償回路4が備えられている。
図4に図示されているように、電圧補償回路4に備えられた各駆動信号線CLR・CLG・CLBに供給される各駆動信号SCLR・SCLG・SCLBの位相と、信号分配回路3の各制御信号線SWR・SWG・SWBに供給される各制御信号SSWR・SSWG・SSWBの位相とは、逆相となっており、このように駆動することにより、上記引き込み電圧を補償できる構成となっている。
すなわち、信号分配回路3の各制御信号SSWR・SSWG・SSWBが立ち下がる(HighからLowにする)タイミングで、信号分配回路3における寄生容量のカップリングにより、データ信号線DSL1・DSL2・RSL1・GSL1・BSL1・RSL2・GSL2・BSL2・・・におけるデータ信号の電圧が、低下することとなるが、上記タイミングと同じタイミングで、電圧補償回路4の各駆動信号SCLR・SCLG・SCLBを立ち上げる(LowからHighにする)と、駆動信号線CLR・CLG・CLBと容量CRn・CGn・CBnとのカップリングにより、データ信号線DSL1・DSL2・RSL1・GSL1・BSL1・RSL2・GSL2・BSL2・・・におけるデータ信号の電圧が、上昇することとなる。
さらに詳しく説明すると、容量CRn・CGn・CBnにおいて、一方側の電極(駆動信号線CLR・CLG・CLBに接続されている電極)の電位がLowからHighに上昇すると、他方側の電極((データ信号線DSL1・DSL2・RSL1・GSL1・BSL1・RSL2・GSL2・BSL2・・・に接続されている電極)の電位も上昇し、データ信号線DSL1・DSL2・RSL1・GSL1・BSL1・RSL2・GSL2・BSL2・・・におけるデータ信号の電圧が、上昇するようになっている。
なお、本実施の形態においては、図4に図示されているように、信号分配回路3の各制御信号SSWR・SSWG・SSWBが立ち下がる(HighからLowになる)タイミングと電圧補償回路4の各駆動信号SCLR・SCLG・SCLBが立ち上がる(LowからHighになる)タイミングとを一致させているが、これに限定されることはなく、電圧補償回路4の各駆動信号SCLR・SCLG・SCLBが立ち上がるタイミングは、信号分配回路3の各制御信号SSWR・SSWG・SSWBが立ち下がった後であり、1水平期間(1H期間)内のタイミングであればよい。
図6は、液晶表示装置1の駆動タイミングチャートの他の一例を示す図である。
図6(a)は、各制御信号SSWR・SSWG・SSWBがON信号(Highレベル)の期間が、1水平期間(走査信号SGL1・SGL2・・・がHighの期間)の4分の1よりも長い略3分の1ずつに設定されている場合を示す。
また、図6(b)は、1水平期間内においてタイミング的に一番後に立ち下がる(HighからLowになる)制御信号SSWBが、立ち下がる(HighからLowになる)タイミングより前に、走査信号SGL1・SGL2・・・が立ち下がる(HighからLowになる)ように設定している場合を示す。
上記構成によれば、制御信号SSWBがオフになる前に走査信号SGL1・SGL2・・・をオフにしているため、制御信号SSWBがオフになることによる電圧引き込みの影響は、走査信号SGL1・SGL2・・・には及ばない。
なお、図6(b)は、1水平期間内においてタイミング的に一番後に立ち下がる制御信号がSSWBである場合を例示的に示している。
本実施の形態においては、トランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnNをN型で形成した場合を例に挙げているが、トランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnNは、P型で形成されてもよい。
トランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnNがP型で形成されている場合においては、図示は省略するが、信号分配回路3の各制御信号SSWR・SSWG・SSWBが立ち上がる(LowからHighにする)タイミングで、信号分配回路3における寄生容量のカップリングにより、データ信号線DSL1・DSL2・RSL1・GSL1・BSL1・RSL2・GSL2・BSL2・・・におけるデータ信号の電圧が、上昇することとなるが、上記タイミングと同じタイミングで、電圧補償回路4の各駆動信号SCLR・SCLG・SCLBを立ち下げる(HighからLowにする)と、駆動信号線CLR・CLG・CLBと容量CRn・CGn・CBnとのカップリングにより、データ信号線DSL1・DSL2・RSL1・GSL1・BSL1・RSL2・GSL2・BSL2・・・におけるデータ信号の電圧が、低下することとなる。
さらに詳しく説明すると、容量CRn・CGn・CBnにおいて、一方側の電極(駆動信号線CLR・CLG・CLBに接続されている電極)の電位がHighからLowに低下すると、他方側の電極((データ信号線DSL1・DSL2・RSL1・GSL1・BSL1・RSL2・GSL2・BSL2・・・に接続されている電極)の電位も低下し、データ信号線DSL1・DSL2・RSL1・GSL1・BSL1・RSL2・GSL2・BSL2・・・におけるデータ信号の電圧が、低下するようになっている。
上記構成によれば、信号分配回路3の寄生容量によるカップリングと電圧補償回路4の容量CRn・CGn・CBnによるカップリングとが相殺する形となり、データ信号線DSL1・DSL2・RSL1・GSL1・BSL1・RSL2・GSL2・BSL2・・・におけるデータ信号の電圧の変動を抑制できる。
なお、液晶表示装置1においては、ダミー画素DPIXに電気的に接続されたデータ信号線DSL1・DSL2に対しても、有効画素PIXに電気的に接続されたデータ信号線RSL1・GSL1・BSL1・RSL2・GSL2・BSL2・・・と同様に、信号分配回路3と電圧補償回路4とを介して、データ信号を供給する構成であるため、データ信号線DSL1・DSL2に供給されるデータ信号は、上記引き込み電圧が補償されたデータ信号となる。
例えば、データ信号線RSL1・GSL1・BSL1・RSL2・GSL2・BSL2・・・には、信号分配回路3と電圧補償回路4とを介して、データ信号を供給し、データ信号線DSL1・DSL2には、電圧補償回路4は介さず、信号分配回路3のみを介してデータ信号を供給した場合には、データ信号線DSL1・DSL2(ダミー画素部)においては、信号分配回路3の寄生容量により、電圧引き込みが生じ、引き込まれた電圧が印加されるが、データ信号線RSL1・GSL1・BSL1・RSL2・GSL2・BSL2・・・(有効画素部)においては、上記電圧引き込みが緩和された補償電圧が印加される。
そのため、上記有効画素部の印加電圧にあわせて対向電圧を調整し、液晶表示装置を交流駆動させた場合、上記ダミー画素部では、印加電圧に実効的にDC電圧が重畳することとなり、フリッカの原因となる。上記ダミー画素部はカラーフィルター基板のブラックマトリクス(BM)により遮蔽されているが、上記液晶表示装置を見る角度によっては、上記ダミー画素部の透過光の一部が観者に届く可能性がある。この際、上記ダミー画素の形成領域にフリッカがある場合、非常に観者の目につきやすくなる。
さらに、このような場合においては、上記ダミー画素部にDC電圧の重畳が発生し、これは液晶材料の劣化につながる。上記液晶材料からなる液晶層は、上記ダミー画素部と有効画素部との間を物理的に区切られているわけではないため、上記ダミー画素部での上記液晶材料の劣化の影響は、上記有効画素部にも及び、液晶表示装置の表示品位を著しく低下させる。
一方、液晶表示装置1のように、上記ダミー画素部に対しても、上記有効画素部と同様に、信号分配回路3と電圧補償回路4とを介して、データ信号を供給する場合、ダミー画素部における、信号分配回路3の影響によって引き込まれる電圧と電圧補償回路4の容量CRn・CGn・CBnによって引き上げられる電圧とは、有効画素部と略等しくなるため、最適な対向電圧の調整にずれが生じないので、上記DC電圧の重畳はなくなり、フリッカがなくなる。したがって、仮に上記ダミー画素部からの透過光もれがあった場合でも、フリッカがないので、観者には気付かれにくい。
さらに、このような場合においては、上記ダミー画素部にDC電圧の重畳が発生するのを防止でき、液晶表示装置1の表示品位の低下を防ぐことができる。
なお、本実施の形態においては、図7に図示されているように、電圧補償回路4における容量CRn・CGn・CBnを、ソース電極とドレイン電極とを短絡したトランジスタ素子BSWRn・BSWGn・BSWBn(第2のトランジスタ素子)で形成している。
なお、信号分配回路3に備えられたトランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnおよび電圧補償回路4に備えられたトランジスタ素子BSWRn・BSWGn・BSWBnにおけるゲート電極とソース電極との平面視における重なり面積と、上記ゲート電極とドレイン電極との平面視における重なり面積とは等しくなるように形成されており、また、トランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnの半導体層とトランジスタ素子BSWRn・BSWGn・BSWBnの半導体層とは、同一膜によって形成されている。
上記構成によれば、電圧補償回路4に備えられたトランジスタ素子BSWRn・BSWGn・BSWBnのレイアウトは、信号分配回路3に備えられたトランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnのレイアウトと同様であるため、信号分配回路3で生じる寄生容量と同じ大きさとなるように、電圧補償回路4に備えられたトランジスタ素子BSWRn・BSWGn・BSWBnの容量を設計するのが容易となる。
また、本実施の形態においては、信号分配回路3で生じる寄生容量(トランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnのゲート電極とドレイン電極との平面視における重なり面積の大きさに依存する寄生容量)と電圧補償回路4における容量CRn・CGn・CBnの大きさとが同じとなり、より精度の高い引き込み電圧の補償を実現するため、電圧補償回路4に備えられたトランジスタ素子BSWRn・BSWGn・BSWBnの半導体層のチャネル長は、信号分配回路3に備えられたトランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnの半導体層のチャネル長と略等しくなるように形成しており、電圧補償回路4に備えられたトランジスタ素子BSWRn・BSWGn・BSWBnの半導体層のチャネル幅は、信号分配回路3に備えられたトランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnの半導体層のチャネル幅の略半分となるように形成している。
なお、図2および図3に図示されているように、本実施の形態の液晶表示装置1においては、信号分配回路3と電圧補償回路4とを表示領域R1の上側に設けた構成としているが、これに限定されることはなく、図8に図示する液晶表示装置1aのように、信号分配回路3は表示領域R1の上側に、電圧補償回路4は表示領域R1の下側にそれぞれ設けることもできる。
すなわち、液晶表示装置1aにおいては、信号分配回路3と電圧補償回路4とは、表示領域R1を間に挟んで形成されている。
上記構成によれば、液晶表示装置1aにおける表示領域R1の外側(上側と下側)に設けられる非表示領域となる額縁領域の大きさを略均等に設けることができる。
なお、本実施の形態の液晶表示装置1・1aにおいては、RGBという3分割数で時分割駆動を行う構成を例示的に挙げたが、これに限定されることなく、2分割や4分割以上などの任意の分割数で時分割駆動を行うことができるのは勿論である。分割数が増せば、それだけデータ信号線駆動回路7の出力線の数やデータ信号線駆動回路7の個数をより大きく減少させることができる。
なお、本実施の形態においては、VA(Vertical Alignment)モードの液晶表示装置を用いているが、これに限定されることはなく、本発明は、例えば、横電界印加方式とも呼ばれるIPS(In−Plane Switching)モードなどにも適用できるのは勿論である。
〔実施の形態2〕
次に、図9〜図11に基づいて、本発明の第2の実施形態について説明する。実施の形態1は、一つのデータ信号線に対して、信号分配回路における一つのトランジスタ素子が割り当てられた場合の構成であったが、本実施の形態は、一つのデータ信号線に対して、信号分配回路における二つのトランジスタ素子が割り当てられた場合の構成であるという点において実施の形態1とは異なっており、その他の構成については実施の形態1において説明したとおりである。説明の便宜上、上記の実施の形態1の図面に示した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
図9は、本実施の形態の液晶表示装置1bの回路構成を示す図である。
図示されているように、信号分配回路3aには、各データ信号線RSLn・GSLn・BSLn毎に2個のトランジスタ素子ASWRna・ASWRnb・ASWGna・ASWGnb・ASWBna・ASWBnbが設けられている構成となっている。
すなわち、データ信号線RSLnには、2個のトランジスタ素子ASWRna・ASWRnbが、データ信号線GSLnには、2個のトランジスタ素子ASWGna・ASWGnbが、データ信号線BSLnには、2個のトランジスタ素子ASWBna・ASWBnbがそれぞれ電気的に接続されている。
したがって、データ信号線駆動回路7から出力されるデータ信号(Rに関するデータ信号)は、2個のトランジスタ素子ASWRna・ASWRnbの何れか一方と電圧補償回路4とを介してデータ信号線RSLnに供給されるようになっている。また、データ信号線駆動回路7から出力されるデータ信号(Gに関するデータ信号)は、2個のトランジスタ素子ASWGna・ASWGnbの何れか一方と電圧補償回路4とを介してデータ信号線GSLnに供給されるようになっている。そして、データ信号線駆動回路7から出力されるデータ信号(Bに関するデータ信号)は、2個のトランジスタ素子ASWBna・ASWBnbの何れか一方と電圧補償回路4とを介してデータ信号線BSLnに供給されるようになっている。
図10は、液晶表示装置1bの駆動タイミングチャートの一例を示す図である。
図示されているように、データ信号線RSLnに電気的に接続されている2個のトランジスタ素子ASWRna・ASWRnbの制御信号SSWRa・SSWRbは、1水平期間毎に、交互に立ち上がるように設定されており、トランジスタ素子ASWRna・ASWRnbは、1水平期間毎に交互に使用されるようになっている。
また、データ信号線GSLnに電気的に接続されている2個のトランジスタ素子ASWGna・ASWGnbの制御信号SSWGa・SSWGbも、同様に、1水平期間毎に、交互に立ち上がるように設定されており、トランジスタ素子ASWGna・ASWGnbは、1水平期間毎に交互に使用されるようになっている。
そして、データ信号線BSLnに電気的に接続されている2個のトランジスタ素子ASWBna・ASWBnbの制御信号SSWBa・SSWBbも、同様に、1水平期間毎に、交互に立ち上がるように設定されており、トランジスタ素子ASWBna・ASWBnbは、1水平期間毎に交互に使用されるようになっている。
なお、本実施の形態においては、トランジスタ素子ASWRna・ASWRnbと、トランジスタ素子ASWGna・ASWGnbと、トランジスタ素子ASWBna・ASWBnbとは、1水平期間毎に交互に使用されるように設定しているが、これに限定されることなく、1水平期間の整数倍期間毎に交互に使用されるように設定することもできる。
このような構成であるため、信号分配回路3aに備えられた各トランジスタ素子ASWRna・ASWRnb・・・の動作時間は、上述した実施の形態1の構成と比べると、半分となり、信号分配回路3aに備えられた各トランジスタ素子ASWRna・ASWRnb・・・の劣化を抑制することができ、長期間使用しても信頼性の高い液晶表示装置1bを実現することができる。
なお、本実施の形態においては、電圧補償回路4の各駆動信号SCLR・SCLG・SCLBは以下のように設定されている。
電圧補償回路4の駆動信号SCLRは、データ信号線RSLnに電気的に接続されている2個のトランジスタ素子ASWRna・ASWRnbの制御信号SSWRa・SSWRbが立ち下がる(HighからLowになる)タイミングに合わせて、立ち上がる(LowからHighになる)ように設定されている。
また、電圧補償回路4の駆動信号SCLGは、データ信号線GSLnに電気的に接続されている2個のトランジスタ素子ASWGna・ASWGnbの制御信号SSWGa・SSWGbが立ち下がる(HighからLowになる)タイミングに合わせて、立ち上がる(LowからHighになる)ように設定されている。
そして、電圧補償回路4の駆動信号SCLBは、データ信号線BSLnに電気的に接続されている2個のトランジスタ素子ASWBna・ASWBnbの制御信号SSWBa・SSWBbが立ち下がる(HighからLowになる)タイミングに合わせて、立ち上がる(LowからHighになる)ように設定されている。
なお、本実施の形態においては、信号分配回路3aの各制御信号SSWRa・SSWRb・SSWGa・SSWGb・SSWBa・SSWBbが立ち下がる(HighからLowになる)タイミングと電圧補償回路4の各駆動信号SCLR・SCLG・SCLBが立ち上がる(LowからHighになる)タイミングとを一致させているが、これに限定されることはなく、電圧補償回路4の各駆動信号SCLR・SCLG・SCLBが立ち上がるタイミングは、信号分配回路3aの各制御信号SSWRa・SSWRb・SSWGa・SSWGb・SSWBa・SSWBbが立ち下がった後であり、1水平期間(1H期間)内のタイミングであればよい。
なお、本実施の形態においても、図示されているように、データ信号線駆動回路7からデータ信号QIND1・QINn・・・を出力する各出力線は、信号分配回路3aと電圧補償回路4とを介して、ダミー画素DPIXに電気的に接続されたデータ信号線DSL1および有効画素PIXに電気的に接続されたデータ信号線RSLn・GSLn・BSLnに電気的に接続されている。
図11は、液晶表示装置1bにおいて、電圧補償回路4における容量をソース電極とドレイン電極とを短絡したトランジスタ素子で形成している場合を示す図である。
上記構成によれば、電圧補償回路4に備えられたトランジスタ素子BSWRn・BSWGn・BSWBnのレイアウトは、信号分配回路3aに備えられたトランジスタ素子ASWRna・ASWRnb・ASWGna・ASWGnb・ASWBna・ASWBnbのレイアウトと同様であるため、信号分配回路3aで生じる寄生容量と同じ大きさとなるように、電圧補償回路4に備えられたトランジスタ素子BSWRn・BSWGn・BSWBnの容量を設計するのが容易となる。
〔実施の形態3〕
次に、図12〜図14に基づいて、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施の形態は、電圧補償回路に備えられた駆動信号線が、1本化されている点において、実施の形態1とは異なっており、その他の構成については実施の形態1において説明したとおりである。説明の便宜上、上記の実施の形態1の図面に示した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
図12は、本実施の形態の液晶表示装置1cの回路構成を示す図である。
図示されているように、液晶表示装置1cに備えられた電圧補償回路4aにおいては、駆動信号線CLが1本である。
図13は、液晶表示装置1cの駆動タイミングチャートの一例を示す図である。
本実施の形態においては、1本である駆動信号線CLに供給する駆動信号SCLを以下のように設定している。
図示されているように、1水平期間内において、信号分配回路3の各制御信号SSWR・SSWG・SSWB中、タイミング的に一番後に立ち下がる制御信号SSWBが立ち下がった後に、駆動信号SCLが立ち上がるように設定している。
なお、本実施の形態においては、制御信号SSWBが立ち下がった後に、少し間隔をあけて駆動信号SCLが立ち上がるように設定しているが、これに限定されることはなく、制御信号SSWBの立ち下がりタイミングに合わせて駆動信号SCLが立ち上がるように設定することもできる。
上記構成によれば、電圧補償回路4aに備えられた駆動信号線CLは、1本であるため、電圧補償回路4aをより小さく形成することができ、液晶表示装置1cにおいて額縁領域の狭小化を実現することができる。
なお、本実施の形態においても、図示されているように、データ信号線駆動回路7からデータ信号QIND1・QINn・・・を出力する各出力線は、信号分配回路3と電圧補償回路4aとを介して、ダミー画素DPIXに電気的に接続されたデータ信号線DSL1および有効画素PIXに電気的に接続されたデータ信号線RSLn・GSLn・BSLnに電気的に接続されている。
図14は、液晶表示装置1cにおいて、電圧補償回路4aにおける容量をソース電極とドレイン電極とを短絡したトランジスタ素子で形成している場合を示す図である。
上記構成によれば、電圧補償回路4aに備えられたトランジスタ素子BSWRn・BSWGn・BSWBnのレイアウトは、信号分配回路3に備えられたトランジスタ素子ASWRn・ASWGn・ASWBnのレイアウトと同様であるため、信号分配回路3で生じる寄生容量と同じ大きさとなるように、電圧補償回路4aに備えられたトランジスタ素子BSWRn・BSWGn・BSWBnの容量を設計するのが容易となる。
本発明は上記した各実施の形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、半導体装置や、表示装置に適用することができる。
1 液晶表示装置
3、3a 信号分配回路
4、4a 電圧補償回路
5 走査信号線駆動回路
7 データ信号線駆動回路
8 画素TFT
PIX 有効画素
DPIX ダミー画素
R1 表示領域
QINn データ信号
SWn 分配制御信号線(制御信号線)
CLn 駆動信号線
DSLn ダミーデータ信号線(ダミー画素列)
RSLn、GSLn、BSLn データ信号線
GLn 走査信号線
CRn、CGn、CBn 容量
ASWRn、ASWGn、ASWBn トランジスタ素子(第1のトランジスタ素子)
BSWRn、BSWGn、BSWBn トランジスタ素子(第2のトランジスタ素子)
SSWn 制御信号
SCLn 駆動信号
SGLn 走査信号

Claims (11)

  1. 複数の走査信号線と複数のデータ信号線とマトリクス状に配された複数の画素とが設けられた表示領域と、
    複数の組からなる複数の第1のトランジスタ素子および上記複数の第1のトランジスタ素子を上記各組毎に水平期間の時分割で導通できるように駆動させるため、上記第1のトランジスタ素子のゲート電極に、上記各組毎に異なる制御信号を入力するための複数の制御信号線を備えた信号分配回路と、を備えた液晶表示装置であって、
    上記表示領域に表示する画像信号の各入力端子を複数の経路に分枝させた配線の各々は、上記複数の第1のトランジスタ素子の各々のソース電極およびドレイン電極の何れか一方と電気的に接続されており、
    上記複数の第1のトランジスタ素子の各々のソース電極およびドレイン電極の他方は、上記複数のデータ信号線の各々と電気的に接続されており、
    上記複数のデータ信号線に対応して設けられ、各データ信号線に一端が接続された容量素子と、上記容量素子の他端に接続され、上記第1のトランジスタ素子が導通状態から非導通状態となるように上記制御信号が変化後または、変化と同時に、
    上記変化が立ち下げの場合は、立ち上がり、上記変化が立ち上げの場合は、立ち下がり、上記水平期間の残存期間中、その状態を維持する駆動信号を上記容量素子に入力するための少なくとも1本の駆動信号線とを備えた電圧補償回路が備えられており、
    上記表示領域に形成された複数のデータ信号線における両端のデータ信号線と隣接する領域であり、上記表示領域の周辺領域にはダミーデータ信号線が設けられており、
    上記信号分配回路および上記電圧補償回路における上記複数のデータ信号線の各々には、上記ダミーデータ信号線が含まれていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 上記電圧補償回路における容量素子は、ソース電極とドレイン電極とを短絡させた第2のトランジスタ素子で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 上記第1のトランジスタ素子および上記第2のトランジスタ素子におけるゲート電極とソース電極との平面視における重なり面積と、上記ゲート電極とドレイン電極との平面視における重なり面積とは等しく形成されており、
    上記第1のトランジスタ素子に備えられた第1の半導体層と上記第2のトランジスタ素子に備えられた第2の半導体層とは、同一膜によって形成されており、
    上記第2の半導体層のチャネル長は、上記第1の半導体層のチャネル長と等しく、
    上記第2の半導体層のチャネル幅は、上記第1の半導体層のチャネル幅の半分であることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 上記電圧補償回路に備えられた駆動信号線は、1本であり、
    上記水平期間内においてタイミング的に一番後の上記制御信号が導通状態から非導通状態となるように変化後または、変化と同時に、上記駆動信号が変化するように設定されていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の液晶表示装置。
  5. 上記分枝させた配線の各々は、さらに分枝され、上記複数の第1のトランジスタ素子を介して、一つの上記データ信号線に接続されており、
    上記一つの上記データ信号線に接続され、上記さらに分枝された配線に電気的に接続されている複数の第1のトランジスタ素子の各々は、上記水平期間の1以上の整数倍期間毎に順次駆動されることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の液晶表示装置。
  6. 上記信号分配回路と上記電圧補償回路とは、上記表示領域とともにモノリシックに形成されていることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の液晶表示装置。
  7. 上記信号分配回路と上記電圧補償回路とは、上記表示領域を間に挟んで形成されていることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の液晶表示装置。
  8. 上記第1のトランジスタ素子に備えられた第1の半導体層と上記第2のトランジスタ素子に備えられた第2の半導体層とは、微結晶シリコンで形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の液晶表示装置。
  9. 上記第1のトランジスタ素子に備えられた第1の半導体層と上記第2のトランジスタ素子に備えられた第2の半導体層とは、非晶質シリコンで形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の液晶表示装置。
  10. 上記第1のトランジスタ素子に備えられた第1の半導体層と上記第2のトランジスタ素子に備えられた第2の半導体層とは、酸化物で形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の液晶表示装置。
  11. 上記第1のトランジスタ素子に備えられた第1の半導体層と上記第2のトランジスタ素子に備えられた第2の半導体層とは、微結晶シリコンと非晶質シリコンとが積層されて形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の液晶表示装置。
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