JP2012008137A - バイオサンプルの臨床評価のためのnmr臨床解析器及び関連する方法、システム、モジュール並びにコンピュータプログラムプロダクト - Google Patents

バイオサンプルの臨床評価のためのnmr臨床解析器及び関連する方法、システム、モジュール並びにコンピュータプログラムプロダクト Download PDF

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Abstract

【課題】コンピュータプログラムプロダクト及び装置は臨床NMR体外診断解析器を自動
化する。
【解決手段】臨床解析器は、選択されたパラメータを自動的に且つ電子的に監視できるとともに、パラメータを自動的に且つ電子的に調整して解析器を所望の動作範囲内に維持することができる。臨床NMR解析器は、異なる使用サイトに位置された複数の臨床NMR解析器と、1つ以上の臨床NMR解析器と通信する少なくとも1つの遠隔制御システムとを有するネットワークシステムとして構成することができ、少なくとも1つの遠隔システムは、それぞれの臨床NMR解析器に関連する選択されたローカル動作パラメータを監視するように構成されている。
【選択図】なし

Description

関連出願
本出願は、2004年4月1日に提出された米国仮出願第60/558,516号の優
先権を主張し、前記仮出願の内容は、あたかも本明細書中に十分に記載されているように
、参照することにより本明細書に組み込まれる。
技術分野
本発明は、一般にNMRシステムに関するものであり、特に、バイオサンプルを解析で
きる臨床NMR体外診断システムに適用される。
従来、NMR検出器は、NMRリポプロファイル(登録商標)リポタンパク質パネル報
告を行なうために使用されてきた。NMR検出器は、オンサイトサポートを伴う中央試験
施設に設置されていた。ノースカロライナ州のローリーに位置するリポサイエンス社から
市販されているリポプロファイル(登録商標)報告は、患者が冠状動脈疾患(「CAD」
)を患うリスクを評価し且つNMR誘導(定量解析)リポタンパク質測定平均低密度リポ
タンパク質(LDL)粒径及びLDL粒子数を与えるリポタンパク質パネルである。後者
は濃度又は量を(例えば、nmol/Lの濃度単位で)表わしており、前者は、サンプル
中でLDLを形成するLDL粒子の平均サイズを(nm単位で)表わしている。HDL及
びVLDLサブクラス測定を行なうこともできる。これについては、www.lipos
cience.com.及び特定のリポタンパク質サブクラスパラメータの典型的な報告
に関する米国特許第6,576,471号を参照されたい。この特許の内容は、あたかも
本明細書中に十分に記載されているように、参照することにより本明細書に組み込まれる
Otvosに対して付与され且つ「Measurement of Blood Li
poprotein Constituents by Analysis of Da
ta Acquired from an NMR Spectrometer」と題さ
れた米国特許第4,933,844号及びOtvosに対して付与され且つ「Metho
d and Apparatus for Measuring Classes an
d Subclasses of Lipoproteins」と題された米国特許第5
,343,389号に記載されるように、体外血漿又は血清サンプル中の複数の異なるリ
ポタンパク質成分を同時に取得して測定するためにNMR分光評価技術を使用できること
は既知である。また、「Method Of Determining Presenc
e And Concentration Of Lipoprotein X In
Blood Plasma And Serum」と題された米国特許第6,617,1
67号及び「Methods,Systems and Computer Progr
ams for Assessing CHD Risk Using Mathema
tical Models that Consider In Vivo Conce
ntration Gradients of LDL Particle Subcl
asses of Discrete Size」と題された同時係属・譲渡の米国仮特
許出願第60/513,795号も参照されたい。前記全ての特許及び特許出願の内容は
、あたかも本明細書中に十分に記載されているように、参照することにより本明細書に組
み込まれる。
当業者に周知であるように、NMR検出器は、RF増幅器と、RF励起コイル(例えば
、サドル又はヘルムホルツコイル)を有するNMRプローブと、低温冷却された高磁場超
伝導マグネットと、マグネットボアの底部からマグネットボア内の所定の解析位置までサ
ンプルを連続的に流すように方向付ける密閉流路とを含む。NMR検出器は、一般に、比
較的小さい容積内に生成される磁場レベルを減少させることができる磁気(及び/又はR
F)シールドされたハウジング内に収容された高磁場マグネットである。NMR検出器は
、カリフォルニア州のパロアルトに本社を有するVarian社及びマサチューセッツ州
のビルリカに位置するBruker BioSpin社から市販されている。
動作時、血漿及び/又は血清サンプル中のリポタンパク質を評価するため、オペレータ
は患者サンプルをサンプルトレイ内に配置し、また、電子読取器は、一般にサンプルトレ
イ上のバーコードを使用してサンプルを患者に関連付ける。サンプルは、サンプル容器か
ら吸引され、NMR検出器を貫通して延びる流路を通じて流れるように方向付けられる。
詳細なリポタンパク質解析のため、NMR検出器は、陽子NMRスペクトルの化学シフト
領域内で複数のNMR分光誘導信号の振幅を決定するために1〜5分間にわたってサンプ
ルを解析する場合がある。これらの信号は、複合信号又は複合スペクトルの逆重畳によっ
て得られるとともに、患者が冠状動脈疾患又は心疾患を有する又は発現するリスクを評価
するために所定の試験基準と比較される。
従来、その全てが中央試験施設に配置された複数のNMRスペクトロメータは、血漿サ
ンプルに関してリポタンパク質解析を実行してリポプロファイル(登録商標)試験報告を
生成するために使用されてきた。NMRスペクトロメータは、ローカルであるが遠隔のコ
ンピュータ(このコンピュータはスペクトロメータとは異なる部屋にある)と通信を行な
い、それにより、遠隔コンピュータは、NMRスペクトルを取得してNMRスペクトルを
解析し、定量リポタンパク質値を伴う患者診断報告を生成することができる。残念ながら
、オペレータは、手動で入力された品質管理サンプルを使用して機器の調整を手動で実行
し、線幅を調整する。また、サンプルハンドラは、NMRスペクトロメータと通信を行な
わず、処理問題をシステムに電子的に知らせることができない。NMRスペクトロメータ
システムは、複雑であり、一般に専用の現場熟練した動作管理を要する。
以上に鑑みると、1つ以上の遠隔位置で大容量定量臨床用途において使用できる改良さ
れたNMR解析器の必要性が依然としてある。
本発明の特定の実施形態は、NMR解析器を確実に動作させるための専用のオンサイト
NMRサポートスタッフ及び/又は必要以上の技術者サポートを必要とすることなく使用
できる自動NMR臨床分析器を提供することに関するものである。自動NMR臨床解析器
は、体外診断において使用できる定量解析測定値を得るように構成することができる。幾
つかの実施形態において、自動NMR解析器は、医療装置に関する21 CFR(例えば
、21 CFR820及び21 CFR11)における連邦規定を含む適用可能な連邦規
定に記載されるような政府の医療規制要件を満たすように構成することができる。
幾つかの実施形態において、NMR解析器は、手動による支援の必要性を減少させ且つ
自動動作を与える選択された動作パラメータ「オンザフライ」を監視して調整することが
できる。NMR解析器は、NMRスペクトロメータ及び/又は遠隔制御システムと通信す
るインタラクティブなサンプルハンドラを含むことができる。NMR臨床解析器は、自動
解析器を動作させるために必要なオペレータの入力又は労力の量を減らしつつ、バイオサ
ンプルの大容量スループットでの診断試験のために確実に動作して定量化された臨床測定
値を得るように構成することができる。NMR解析器は、アメリカ食品医薬品局(「US
FDA」)及び/又は対応する外国の機関からのPMA(上市前承認)及び/又は510
(k)承認を得ることができるように構築し及び/又は構成することができる。
特定の実施形態は、臨床NMR体外診断解析器を動作させる方法に関する。方法は、(
a)臨床NMR解析器の選択された機器及び/又は環境動作試験状態に関連するデータを
電子的に監視する監視ステップと、(b)監視されたデータに基づいて、選択された試験
条件が所望の動作範囲内にあるかどうかを電子的に決定する決定ステップと、(c)電子
的に決定する前記決定ステップにより得られたデータに基づいて、臨床NMR解析器の選
択された構成要素の動作パラメータを自動的に調整する調整ステップと、(d)1つのバ
イオサンプルのNMR信号スペクトルを得る取得ステップと、(e)得られたNMRスペ
クトルを解析して、バイオサンプルの目標臨床測定値を生成するステップとを含む。
他の実施形態は臨床NMR体外診断解析器に関するものである。解析器は、(a)臨床
NMR解析器に関連するNMR分光機器の高磁場超伝導マグネットのマグネットボア内へ
バイオサンプルを自動的に導入するように構成された自動サンプルハンドラと、(b)バ
イオサンプルのNMR信号スペクトルを自動的に得るための手段と、(c)選択された動
作パラメータに関連するデータを自動的に且つ電子的に感知して、NMR診断解析器の試
験条件が目標動作範囲内にあることを検証するための手段と、(d)検証された試験条件
に基づいて、選択された動作パラメータを自動的に且つ電子的に調整するための手段とを
含む。
幾つかの実施形態は、(a)臨床NMR解析器に関連するNMR分光機器の高磁場超伝
導マグネットのマグネットボア内へバイオサンプルを自動的に導入するように構成された
自動サンプルハンドラと、(b)NMR分光機器と電子通信する制御回路と、(c)臨床
NMR解析器内に配置され、前記制御回路と通信するとともに、選択された動作パラメー
タに関連するデータを検出して、NMR診断解析器の選択された条件が目標動作範囲内に
あることを検証するように構成された複数の電子センサとを含む臨床NMR体外診断解析
器に関するものである。臨床NMR解析器は、それが目標プロセス制限内で動作するよう
に、前記電子センサによって供給されたデータに基づいて、選択された動作パラメータを
自動的に且つ電子的に調整するように構成されている。
更に他の実施形態は、臨床NMR体外診断解析器を自動化するためのコンピュータプロ
グラムプロダクトに関する。コンピュータプログラムプロダクトは、その内部にコンピュ
ータ可読プログラムコードが具現化されたコンピュータ可読記憶媒体を含む。コンピュー
タ可読プログラムコードは、(a)臨床NMR体外診断解析器のための自動自己診断品質
管理試験及び/又は較正試験を自動的に実行するように構成されたコンピュータ可読プロ
グラムコードと、(b)動作中に経時的にNMR体外診断解析器の選択された動作パラメ
ータを自動的に且つ電子的に監視するように構成されたコンピュータ可読プログラムコー
ドとを含む。
更に他の実施形態は、(a)不希釈バイオサンプルの陽子NMR複合スペクトルを得る
ことにより、また、(b)スペクトル参照及び/又はアライメントのために陽子NMRス
ペクトルの所定のダブレット領域を使用してNMR複合スペクトルのスペクトル逆重畳を
生成することにより、不希釈血漿及び/又は血清を解析する方法に関する。
不希釈バイオサンプルは純粋な血清であってもよく、ダブレットは、陽子NMRスペク
トルの約1.3ppmにほぼ中心付けられる乳酸ダブレットを含んでもよい。不希釈サン
プルはグルコースを含む血清であってもよく、ダブレットは、NMRスペクトルの約5.
2ppmにほぼ位置される血清中のグルコースからのアノマー陽子信号であってもよい。
他の実施形態は、不希釈血漿及び/又は血清を解析するためのコンピュータプログラム
プロダクトに関する。コンピュータプログラムプロダクトは、その内部にコンピュータ可
読プログラムコードが具現化されたコンピュータ可読記憶媒体を含む。コンピュータ可読
プログラムコードは、(a)不希釈バイオサンプルの陽子NMR複合スペクトルを得るよ
うに構成されるとともに、前記陽子NMR複合スペクトルがCaEDTAピークを欠いて
いるコンピュータ可読プログラムコードと、(b)スペクトル参照及び/又はアライメン
トのために陽子NMRスペクトルの所定のダブレット領域を使用してNMR複合スペクト
ルのスペクトル逆重畳を生成するように構成されたコンピュータ可読プログラムコードと
を含む。
更に他の実施形態は、(a)それぞれのバイオサンプルを入力ポートへと連続的に供給
するための自動サンプルハンドラと、(b)前記自動サンプルハンドラによって供給され
るそれぞれのバイオサンプルを連続的に流すように構成され、非磁性の硬質で略真っ直ぐ
なフローセルを含む密閉流路を含み、(c)NMRフロープローブと通信するとともに、
マグネットボアを有する高磁場低温冷却超伝導マグネットを含むNMR検出器を含み、前
記フロープローブが前記マグネットボア内にほぼ位置するように構成され、真っ直ぐな前
記フローセルは、マグネットボア内へと延び且つ動作中にサンプルをマグネットボアの上
端からマグネットボア内へと連続的に流すべく構成されて寸法付けられ、(d)バイオサ
ンプルのNMR信号スペクトルを取得して解析することによりそれぞれのバイオサンプル
の所望の定量的及び/又は定性的測定値を決定するためのコンピュータプログラムコード
を含むプロセッサを含む臨床NMR体外解析器に関する。
本発明の幾つかの実施形態は、臨床NMR解析器のネットワークシステムに関する。シ
ステムは、(a)異なる使用サイトに配置された複数の臨床NMR解析器と、(b)複数
の臨床NMR解析器と通信する少なくとも1つの遠隔制御(サービス/サポート)システ
ムとを含む。少なくとも1つの遠隔制御システムは、各臨床NMR解析器に関連する選択
されたローカル動作パラメータを監視するように構成されている。
幾つかの実施形態において、遠隔システムは、機器・定量試験結果の信頼性を高めるた
めに、ローカルNMR解析器を監視し、試験データが破損する前にダウン時間を抑制し及
び/又はプロセス変数を特定して訂正する。ローカル及び/又は遠隔システムは、所定の
プロセスパラメータデータ、サービス履歴、寒剤使用、患者試験データなどを監視するよ
うに構成することができる。
幾つかの実施形態において、ローカルシステムは、プロセス変動を監視して特定すると
ともに、適切な修正動作/調査のために遠隔システム(ローカル及び/又は遠隔サイト)
に対して送られる警報を発するように構成することができる。他の実施形態において、遠
隔システムは、プロセス変動を監視するとともに、遠隔サイトにいるサービス/サポート
技術者に対して警報を発することができる。ローカル監視と遠隔監視との組み合わせを使
用することもできる。遠隔ステーションは、各ローカル使用サイトで必要とされるオペレ
ータ知識及び/又は技術サポートを減らすことができ、それにより、比較的経済的な動作
コストをもってフィールドサイトで多くの臨床解析器を使用することができる。
ローカルシステムは、選択された動作パラメータの電子的な履歴ファイルを生成して記
憶してもよい。電子的な履歴ファイルは前記遠隔システムによりアクセスされるように構
成することができる。ローカル及び/又は遠隔システムは、プロセス変数を自動的に監視
するとともに監視されたプロセス変数の測定値に対応するデータを統計的に解析すること
により自動品質管理解析(例えばパラメータを3シグマに維持し、及び/又は、幾つかの
実施形態では、6シグマプロセス限界に維持する)を行なうように構成されてもよい。幾
つかの実施形態において、ローカルシステムは、監視されたデータに応じて、動作機器を
自動的に調整し、プロセス変数を所定の統計的変動内に維持するように構成することがで
きる。
幾つかの実施形態において、臨床NMR解析器は、NMRラインシェイプの高さ及び/
又は幅が所望の範囲から外れるときにNMRラインシェイプのスケーリングを自動的に調
整するように構成することができる。ローカルシステムは、RF励起パルス出力を監視す
ることができるとともに、RF励起パルス出力が所望の動作範囲外となり及び/又は所定
量及び/又はパーセンテージを超えてパルス毎に変化する場合にRF励起パルス出力を自
動的に調整することができる。特定の実施形態において、臨床NMR解析器は、RFパル
スの出力変化が所定量よりも大きいときに得られたNMR信号データを無効にするように
構成することができる。
他の実施形態は、患者バイオサンプルの診断臨床報告のためのNMR誘導定量測定デー
タを生成する方法に関する。方法は、(a)複数の異なる臨床サイトで対象のバイオサン
プルをマグネット及びボアを備えるNMR分光機器を有するNMR解析器内へ自動的に連
続して導入する(NMR解析器内にバイオサンプルを連続的に流す密閉流路へ吸引するこ
とにより実行できる)ステップと、(b)1つの患者識別子を対応する患者バイオサンプ
ルに対して自動的に関連付けるステップと、(c)診断報告のためにバイオサンプルのN
MR誘導定量測定値を得る取得ステップと、(d)遠隔監視システムから異なる臨床サイ
トでNMR解析器を自動的に監視するステップとを含む。
幾つかの実施形態において、方法は、特定の患者バイオサンプルを解析する方法を原位
置で解析器/ユーザが決定できるようにするステップを含むことができる。前記取得ステ
ップは、体外の血漿及び/又は血清サンプル中のリポタンパク質のNMR誘導濃度測定値
を決定することを含む。
特定の実施形態において、自動臨床NMR解析器は、自動サンプルハンドリングアセン
ブリと、NMRスペクトロメータと、NMRプローブと、NMRスペクトロメータへのサ
ンプル流路とを含むモジュールアセンブリを有して構成されており、これらはそれぞれ、
解放可能に取り付けられ且つその相手側のモジュール構成要素と共に動作するように構成
されており、それにより、修理及び/又は現場交換を容易に行なうことができる。
臨床NMR解析器は、始動時に自動自己診断品質管理試験を自動的に実行するように構
成されている。解析器は、患者のそれぞれのバイオサンプルのNMR誘導定量測定値に基
づいて患者がCHDを有する及び/又は発現するリスクを決定するように構成されたコン
ピュータプログラムコードを含んでもよく、及び/又は、患者のそれぞれのバイオサンプ
ルのNMR誘導定量測定値に基づいて患者がII型糖尿病を有する及び/又は発現するリ
スクを決定するように構成されたコンピュータプログラムコードを含んでもよい。
更なる他の実施形態は、バイオサンプル中のリポタンパク質成分に関するデータを得る
ための臨床NMR体外診断装置に関する。装置は、(a)複数の体外血漿及び/又は血清
サンプルを含む自動サンプルハンドラシステムと、(b)自動ハンドラシステムと通信し
、体外血漿及び/又は血清サンプルのNMR複合スペクトルを連続的に取得するNMRス
ペクトロメータと、(c)所望時にNMRスペクトロメータ内へと及びNMRスペクトロ
メータから繰り返し制御可能に流れるように構成された有効な制御材料のうちの少なくと
も1つのサンプルと、(d)有効な制御材料のデータを受けるように構成されたプロセッ
サとを含む。プロセッサは、(a)有効な基準制御材料のスペクトルの演繹的な単一の基
本セットを規定するように構成されたコンピュータプログラムコードと、(b)有効な制
御材料のNMRスペクトルを得るように構成されたコンピュータプログラムコードと、(
c)有効な制御材料の得られたNMRスペクトルのCH3領域のスペクトル逆重畳を行な
うように構成されるとともに、CH3領域のスペクトル逆重畳に関連するデータと有効な
制御材料の演繹的スペクトルに関連するデータとを比較して、NMR解析器が適した動作
状態にある及び/又は診断試験動作できる状態にあるかどうかを決定するコンピュータプ
ログラムコードとを含む。
本発明を考慮すれば当業者に分かるように、本発明の実施形態は、方法、システム、装
置及び/又はコンピュータプログラムプロダクト又はこれらの組み合わせを含んでもよい
本発明の前記目的及び他の目的並びに態様については、以下に記載の明細書で詳細に説
明する。
リポタンパク質成分サブクラスの代表的なサンプルの化学シフトスペクトルを示すグラフである。 メチル基が示された、複合血漿サンプルとリポタンパク質サブクラス及びそのタンパク質成分におけるNMRスペクトルを示すグラフである。 本発明の実施形態に係る血漿及び/又は血清サンプルの陽子NMRスペクトルのCH3領域と共に使用される演算的データの単一の基本セットを示す概略図である。 本発明の実施形態に係るスペクトルアライメントにおいて使用できる乳酸ダブレットを伴う血清の陽子NMRスペクトルのグラフである。 本発明の実施形態に係るスペクトルアライメントにおいて使用できるアノマーグルコースダブレットを伴う陽子NMRスペクトルのグラフである。 本発明の実施形態に係る自動遠隔サービス/サポートシステムと通信する複数のローカル臨床NMR解析器のネットワークシステムの概略図である。 本発明の実施形態に係る体外診断NMR解析器の概略図である。 本発明の実施形態に係る自動臨床NMR解析器の概略図である。 本発明に係る自動臨床解析器の他の実施形態の概略図である。 本発明の実施形態に係るNMR解析器ソフトウェアアーキテクチャの概略図である。 本発明の実施形態に係るNMR解析器ソフトウェアアーキテクチャの概略図である。 本発明の実施形態に係るNMR解析器始動及び/又はプロセス評価手続きにおいて実行できる動作のフローチャートである。 本発明の実施形態に係るNMR解析器を通じて有効材料の制御サンプルを流すために行なうことができる動作のフローチャートである。 本発明の実施形態に係るNMR解析器の通常の実行モード又は動作のフローチャートである。 本発明の実施形態に係るデータ処理システムの概略図である。
以下、本発明について更に十分に説明する。以下には、本発明の実施形態が示される。
しかしながら、本発明は、異なる形態で具現化されてもよく、本明細書に示される実施形
態に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、この開示
内容が十分で完全であり且つ本発明の範囲を当業者に対して十分に伝えるように与えられ
ている。図面中、同様の参照符号は全体にわたって同様の要素を示しており、また、幾つ
かの構成要素、ライン、形態の厚さ、サイズ、寸法は、明確にするために誇張されている
場合がある。図面に示され又は請求項に記載された動作及び/又はステップの順序は、そ
れ以外に述べられていなければ与えられる順序に限定される意図はない。図中の破線は、
それが使用されている場合、それ以外に具体的に述べられていなければ、そのように示さ
れた形態、動作又はステップが随意的であることを示す。
言うまでもなく、層、領域又は基板などの形態が他の形態又は要素の「上」にあると言
われている場合には、それが他の特徴又は要素上に直接あってもよく、あるいは、介在す
る形態及び/又は要素が存在していてもよい。一方、要素が他の形態又は要素の「上に直
接に」あると言われている場合には、介在要素が存在しない。また、形態又は要素が他の
形態又は要素に対して「接続されている」、「取り付けられている」又は「結合されてい
る」と言われている場合には、それが他の要素に対して直接に接続され、取り付けられ又
は結合されてもよく、あるいは、介在要素が存在していてもよいことは言うまでもない。
一方、形態又は要素が他の要素に対して「直接に接続されている」、「直接に取り付けら
れている」又は「直接に結合されている」と言われる場合には、介在要素が存在しない。
1つの実施形態に関して説明し或いは示すが、そのように説明され或いは示される形態は
他の実施形態に対して適用できる。
他に規定されていなければ、本明細書で使用される全ての用語(専門用語及び科学用語
を含む)は、本発明が属する技術における当業者により共通に理解されている意味と同じ
意味を有する。また、用語、例えば一般に使用されている辞書で定められている用語は、
関連技術及び本出願に即した意味と一致する意味を有するものと解釈されるべきであり、
また、本明細書で理想的な或いは過度に形式的な意味で明確に規定されていなければ、そ
のように解釈されるべきではないことは言うまでもない。本明細書で使用される用語「及
び/又は」は、関連して記載された1つ以上の項目の任意の組み合わせ及び全ての組み合
わせを含む。
本明細書で使用される単数形「1つの(a,an)」及び「その(the)」は、文脈
がそれ以外に明確に示していなければ、複数形も同様に含むものである。また、言うまで
もなく、用語「含む」及び/又は「含んでいる」は、本明細書で使用される場合、述べら
れている特徴、整数、ステップ、動作、要素及び/又は構成要素の存在を特定しているが
、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素及び/又はそのグループ
の存在又は付加を除外するものではない。
用語「バイオサンプル」としては、生の形態の及び/又は準備してある血液、血漿、血
清、尿、脳、脳脊髄液(CSF)、リンパ液サンプル、便サンプル、組織、及び/又は、
体液が挙げられる。バイオサンプルは、任意の対象被検体からのものであってもよい。本
発明においては、被検者は、任意の動物の被検体であってもよく、好ましくは哺乳類の被
検体(例えば、人間、犬、猫、牛、山羊、羊、馬、齧歯動物(マウス、ラット、ハムスタ
ー、モルモット或いはその他のもの)、豚、霊長類、猿及び/又はウサギ目の動物)であ
る。動物は、自然に発生しようとも、遺伝子組み換え又は遺伝子操作されようとも、及び
/又は、実験室で生活様式が変更され及び/又は食生活が変更され又は薬物療法された動
物バリエーションであるとにかかわらず、実験動物又は非実験動物であってもよい。
データ測定に関する用語「臨床」は、治療目的又は診断目的で使用できる、一般的には
診断目的で使用できる定性測定及び/又は定量測定を意味しており、また、行なわれる試
験又は管轄に応じて、正確を期して適切な規制ガイドラインを満たしている。NMR解析
器に関する用語「臨床」は、明細書の先の「課題を解決するための手段」において記載さ
れている。
用語「自動」は、そのように記載された動作のほぼ全て或いは全てを、人間のオペレー
タの積極的な手動入力を要することなく実行できることを意味しており、一般的には、動
作をプログラムで管理及び/又は実行できることを意味している。用語「電子的な(電子
)」は、システム、動作又は装置が、任意の適当な電子的媒体を使用して通信できること
、一般的には遠隔的であってもよい制御システムと1つ以上のローカルNMR解析器との
間のコンピュータネットワークを使用した通信のプログラム制御を使用することを意味し
ている。
用語「コンピュータネットワーク」は、1つ以上のローカルエリアネットワーク(LA
N)や広域ネットワーク(WAN)を含み、特定の実施形態では、プライベートイントラ
ネット及び/又はパブリックインターネット(ワールドワイドウェブ又は「ウェブ」とし
ても既知である)含んでもよい。用語「ネットワーク」システムは、1又は複数のローカ
ル解析器が少なくとも1つの遠隔(ローカル及び/又はオフサイト)制御システムと通信
できることを意味している。遠隔制御システムは、NMR臨床解析器から分離されたロー
カル「クリーン」ルーム内に保持されてもよく、また、NMR臨床解析器と同じバイオハ
ザード制御要件/関連に晒されない。
当業者であれば分かるように、本発明は、装置、方法、データ又は信号処理システム、
及び/又は、コンピュータプログラムプロダクトとして具現化されてもよい。したがって
、本発明は、全体的にソフトウェアの実施形態、又は、ソフトウェア態様とハードウェア
態様とを組み合わせた実施形態の形を成してもよい。また、本発明の特定の実施形態は、
その内部にコンピュータ使用可能プログラムコード手段が具体化されたコンピュータ使用
可能な記憶媒体上のコンピュータプログラムプロダクトの形態を成してもよい。ハードデ
ィスク、CD−ROM、光記憶装置、又は、磁気記憶装置を含む任意の適当なコンピュー
タ可読媒体が利用されてもよい。
コンピュータ使用可能媒体又はコンピュータ可読媒体は、電子的媒体、磁気的媒体、光
学的媒体、超伝導磁気的媒体、赤外線媒体であってもよく、あるいは、半導体システム、
装置、デバイス、又は、伝播媒体であってもよいが、これらに限定されない。コンピュー
タ可読媒体の更に特定の例(不完全なリスト)は、以下のもの、すなわち、1つ以上のワ
イヤを有する電子接続、ポータブルコンピュータディスケット、ランダムアクセスメモリ
(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用モメ
モリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、及びポータブルコンパクトディ
スク読み取り専用メモリ(CD−ROM)を含む。なお、コンピュータ使用可能媒体又は
コンピュータ可読媒体は、紙であってもよく、又は、その上にプログラムが印刷される他
の適当な媒体であってもよい。なぜなら、プログラムは、例えば紙又は他の媒体の光学的
走査により電子的に取得した後にコンパイルして解釈し或いは必要に応じて適当な方法で
処理できるとともに、その後にコンピュータメモリ内に記憶できるからである。
本発明の動作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、Java(登録商標
)Smalltalk、Python、Labview、C++又はVisualBas
icなどのオブジェクト指向プログラミング言語で書き込まれてもよい。しかしながら、
本発明の動作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、「C」プログラミング
言語又はアセンブリ言語などの従来の手続き型プログラミング言語で書かれてもよい。プ
ログラムコードは、ユーザのコンピュータ上で全体的に実行してもよく、ユーザのコンピ
ュータ上で部分的に実行してもよく、ユーザのコンピュータ上でスタンドアロンソフトウ
ェアパッケージとして部分的に実行してもよく、また、遠隔コンピュータ上で部分的に或
いは遠隔コンピュータ上で全体的に実行してもよい。後者のシナリオにおいて、遠隔コン
ピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又は広域ネットワーク(WAM)を
介してユーザのコンピュータに接続されてもよく、あるいは、接続は、(例えば、インタ
ーネットサービスプロバイダを使用するインターネットを介して)外部コンピュータに対
して行なわれてもよい。
本図面の特定のフローチャート及びブロック図は、本発明に係る解析モデル及び評価シ
ステム及び/又はプログラムの可能な実施のアーキテクチャ、機能、及び動作を示す。こ
の点に関し、フローチャート又はブロック図の各ブロックは、特定の論理機能を実施する
ための1つ以上の実行可能な命令を含むモジュール、セグメント、動作、又は、コードの
一部を表わしている。なお、幾つかの他の実施において、ブロックに記された機能は、図
面に示された順序以外の順序で生じてもよい。例えば、連続的に示された2つのブロック
は、実際には、ほぼ同時に実行されてもよく、あるいは、ブロックは、時として、関連す
る機能に応じて逆の順序で実行されてもよい。
本発明の実施形態は、任意の体外バイオサンプルを解析するために使用されてもよい。
バイオサンプルは、液体、固体、及び/又は、半固体の形態を成していてもよい。バイオ
サンプルは、組織、血液、生物流体、バイオソリッドなどを含んでもよい。しかしながら
、前述したように、自動臨床NMR解析器は、体外血清及び/又は血漿サンプル中のリポ
タンパク質データを解析するのに特に適していてもよい。リポタンパク質クラスのライン
シェイプにおける人間同士の間の小さな変化は、これらのリポタンパク質クラスのそれぞ
れの中に存在することで知られるサブクラス異成分によって引き起こされる。図1は、リ
ポタンパク質の多数のサブクラスにおけるラインシェイプ及び化学シフト(位置)を示す
。図1に示されるように、異なるサブクラス間の化学シフト及びラインシェイプの差異は
、主要なリポタンパク質クラス間の差異よりも十分に小さいが、完全に再現可能である。
したがって、個人の血漿からのNMR信号間の差異は、血漿中に存在するサブクラスから
の脂質共振の振幅の差によって引き起こされ、また、前記脂質共振の振幅の差は血漿中に
おける脂質濃度に比例する。これが図2に示される。図2には、血漿サンプルのNMR化
学シフトスペクトルが示される。図2において、メチル(CH3)陽子60により生じる
スペクトルピーク(実線で示される)は、血清サンプルに関して示される。図2のスペク
トルピーク61(破線で示される)は、図1の特定のサブクラスにより例示的に示される
ように、主要クラスVLDL、LDL、HDL、タンパク質、キロミクロンのリポタンパ
ク質サブクラスにより生み出されるNMR信号の算術的合計によって生成される。図から
分かるように、全体の血漿スペクトルのラインシェイプは、血漿サンプル中におけるその
相対濃度に伴って(時として動的に)その振幅が変化するリポタンパク質サブクラスの相
対量に依存している。
血漿サンプル全体の観察されるCH3ラインシェイプは、それらの成分リポタンパク質
クラスの脂質信号の適切に加重された合計により厳密にシミュレートされるため、任意の
サンプル中に存在するこれらの成分の濃度を抽出することができる。これは、観察される
血漿NMRスペクトルと計算された血漿スペクトルとの間に最良の適合を与える重み係数
を計算することにより達成される。一般的に言えば、NMRリポタンパク質解析のプロセ
スは、以下のステップにより、すなわち、(1)対象の血漿又は血清の「純粋な」個々の
成分リポタンパク質クラス及び/又はサブクラスのそれぞれにおけるNMR「基準」スペ
クトルの取得及び/又はその関連するグループ分け、(2)基準スペクトルを得るために
使用される測定条件とほぼ同じ測定条件を使用した、1つのサンプルにおける血漿又は血
清NMRスペクトル全体の取得、及び(3)対応するリポタンパク質基準の濃度の倍数と
して表わされる各リポタンパク質成分の濃度を与えるための、成分クラス及び/又はサブ
クラスに関するNMRスペクトルのコンピュータ逆重畳(又は関連するそのグループ分け
)、により行なうことができる。
手続きはリポタンパク質クラスに関して実行できるが、リポタンパク質サブクラスにお
いてプロセスを実行すると、計算されたラインシェイプとNMRラインシェイプとの間の
誤差を減らすことができ、したがって、各クラスのサブクラスプロファイルの同時決定を
可能にしつつ測定の精度を高めることができる。化学シフト及びサブクラスラインシェイ
プにおける差異は小さいため、特定の用途においては、各サブクラスの基準スペクトルと
血漿スペクトルとを正確にアライメントすることが重要となる場合がある。
これらのスペクトルのアライメントは、リポタンパク質スペクトルにおける場合と同じ
態様で温度などの環境変数やサンプル組成に対して応答することで既知であるスペクトル
における制御ピークのアライメントにより達成できる。既知であるように、そのような1
つの適したアライメントピークは、準備された(希釈された)サンプル混合物中で見出さ
れるCaEDTAにより生み出されるピークであるが、他のEDTAピーク又は適当なピ
ークが利用されてもよい。スペクトルのアライメントにより、サブクラスのラインシェイ
プ及び化学シフトの僅かな変化を利用して、より高い精度及びサブクラスプロファイルが
生み出されてもよい。
これらの方法の更なる説明は、Otvosに対して付与された米国特許第4,933,
844号及び第5,343,389号において見出すことができる。ラインシェイプ適合
プロセスで使用される計算(すなわち、既知の関数の加重合計に関する未知の関数の最小
二乗適合)は、周知であり、数値解析の多くの教科書、例えばF.B.Hildebra
ndによる「Introduction to Numerical Analysis
」(第2刊、314−326頁、539−567頁、McGraw−Hill,1975
)に記載されている。
検証制御材料及び動作状態評価
従来、始動又は定期的な品質アセスメントの一環として、少なくとも2つのタイプ/レ
ベルの制御材料サンプルがNMRスペクトロメータに導入されるとともに、品質管理検査
において期待される結果に適合させるために複数のNMR誘導リポタンパク質パラメータ
が評価された(記憶された値と比較して)。
本発明の幾つかの実施形態においては、少なくとも1つの検証制御材料サンプルに関し
てスペクトルのCH3領域又は他の適した領域のスペクトル逆重畳を行なうことにより、
予め検討された複数の変数を1つの変数へと減らすことができるということが考慮される
。検体NMRラインシェイプは、負でない制約をもって多変量解析を使用して逆重畳する
ことができる。これについては、Lawson,C.L.,Hanson,R.J.によ
る「Solving Least Squares problems」ペンシルベニア
州のフィラデルフィア:SIAM,1995,160−165頁)を参照されたい。
検体スペクトル配列は、Pi 0で示される「m」個(i=1,2....m)の不連続デ
ータ点から成る。有効制御スペクトルPi 0をn個の成分スペクトルの一次結合と適合させ
るための方法は、成分jの寄与に対応する係数cj及びサンプル血漿スペクトルの虚部に
対応する係数cP Iのセットが存在し、それにより、各データ点毎にPi 0≒Pi Cとなるとい
う前提に基づいている。ここで、
方程式(1)
Figure 2012008137
である。
最良の適合は、Vjがコンピュータに記憶された有効制御スペクトル配列の単一の(j
=1)基本セットだけを表わしているという点を除き米国特許第6,617,167号に
既に記載されている方法と類似する方法で2乗平均平方根誤差を最小にすることにより得
ることができる。この特許の内容は、あたかも本明細書中に十分に記載されているかのよ
うに、参照することにより本明細書に組み込まれる。
記憶された有効制御スペクトルに応じたCH3領域の制御スペクトルの適合の相関係数
rは、解析器の状態の受容性を決定して臨床データを取得するために係数cjと共に使用
される。特定の実施形態において、r及びcjの両方は、実行可能な限り及び/又は可能
な限り1.0に近くなるように選択できる。1.0からの偏りにおいて許容できる限界は
、CLIAにより義務付けられる標準的治療法に一致するように定めることができる。
「検証制御材料サンプル」というフレーズは、既知の基準サンプルの演繹的又は既知の
測定値のことである。この場合、既知のサンプルは、機器及び解析ソフトウェアを使用し
て評価を受けているサンプルのタイプに対応している(どんな生物タイプでも、すなわち
、血漿又は血清、尿などであっても)。制御材料のスペクトルのCH3領域のスペクトル
逆重畳は、有効な既知の制御サンプルの記憶されたスペクトルの単一の基本セットを使用
して実行することができる。したがって、既知の検証サンプルを解析することができると
ともに、その関連する値を既知の値又は制御値として記憶することができる。定期的に、
検証制御サンプルをNMRシステムにより再解析することにより、試験値が記憶された値
(期待値)と一致していることを確かめることができる。NMR解析器は、システムを再
較正できるように、所定の基準からの過度の逸脱が存在するときにはフラグ立てする或い
は警告を行なうように構成することができる。
検証制御サンプル及び検証制御プロトコルは、一般に、始動時(各シフト又は毎日)に
実行でき、及び、必要に応じて更に増大された間隔で実行できる。増大された間隔は、未
知のサンプルが通常の限界の外側で定量化され及び/又は他の自動的に検出されて監視さ
れたパラメータに関して定量化される場合には、陽子NMRスペクトルラインシェイプ(
幅/高さ)の信号劣化に基づいていてもよい。
希釈されていないサンプル
特定の実施形態において、NMR臨床解析器10(図4)は、希釈されていない(純粋
な)血漿及び/又は血清を解析するように構成することができる。残念ながら、CaED
TAピークは、サンプルが希釈されていない血清の場合には現れない場合があり、これが
逆重畳のためのスペクトル参照を妨げる可能性がある。したがって、特定の実施形態にお
いては、図3Bに示されるように、血清の陽子NMRスペクトルにおいて約1.3ppm
にほぼ中心付けられる乳酸ダブレット66が、NMR誘導定量解析(例えば、血清サンプ
ルのリポタンパク質定量化)のためのスペクトル参照及びアライメントにおいて使用でき
る。他の実施形態では、図3Cに示されるように、血清中のグルコースからのアノマー陽
子信号が約5.2ppmにおいてダブレット67として出現する可能性があり、また、こ
のダブレットは、スペクトルアライメントのための固定点として使用(一緒に又は単独で
)されてもよい。
臨床解析器のネットワーク
図4に示されるように、本発明の特定の実施形態は、臨床NMR解析器10のネットワ
ークシステム18に関するものである。ネットワークシステム18は、少なくとも1つの
遠隔システム15と通信する少なくとも1つの臨床NMR解析器10を含む。一般に、共
通のローカル使用サイトに位置された複数の臨床NMR解析器10は、少なくとも1つの
遠隔サービス/サポートシステム15のそれぞれと通信する。少なくとも1つの遠隔シス
テム15は、各臨床NMR解析器10に関連する選択されたローカル動作パラメータを監
視するように構成することができる。幾つかの実施形態において、各ローカルサイトは、
互いに及び/又は少なくとも1つの遠隔制御システム15と通信するように構成されてい
てもよい複数の(少なくとも2つの)NMR解析器10を含んでもよい。少なくとも1つ
の遠隔制御システム15は、複数の異なるローカル解析器10のための(一般的には、使
用サイトにある全てのローカル解析器のための)共通のローカル又はオフサイト制御ステ
ーションとして構成されてもよい。少なくとも1つの遠隔制御システム15は、1つの或
いは選択されたローカル解析器10と通信するように構成された複数のほぼ独立したステ
ーションであってもよい。他の実施形態において、少なくとも1つの制御システム15は
、図4に随意的に示されるような他のオフサイト制御ステーション15’と通信してもよ
い複数の遠隔制御システム15であってもよい。それぞれの各ローカル解析器10が1つ
の共通の遠隔制御システム15と通信することができ、あるいは、複数のローカル解析器
が異なる制御システム及び/又はサイトと通信してもよい。また、ローカル解析器10は
、他のローカル解析器とは無関係に動作するように構成されていてもよく、及び/又は、
互いに通信しないように構成されていてもよい。図4において遠隔制御ボックスの周囲に
描かれた破線のボックス15Rは、遠隔制御システム15を現場に(同じ設備に)設置す
ることもできるが、NMR臨床解析器自体10と同じバイオハザード、ラボラトリアクセ
ス/清浄度又は動作の制限を受けないようにNMR解析器10から離れて囲まれる部屋1
5R内に設置することもできることを示す。
幾つかの実施形態において、一部のローカル解析器10は、制御システム15を使用し
て、例えば、これに限定されないが関連する場所又は共通のローカルサイトにある制御シ
ステムを使用して、直接的に或いは間接的に互いに通信するように構成されていてもよい
。通信は、(a)モバイル通信及び/又はサテライトシステムを使用して実行されてもよ
い無線などの電子通信、(b)イントラネットを介した電子通信、(c)インターネット
などのグローバルコンピュータネットワークを介した電子通信であってもよく、及び/又
は、(d)POTS(陸上「一般電話システム」)を使用することもできる。システム1
8は、通信システムの組み合わせを使用してもよい。
ローカル解析器10は、動作中、例えばNMR解析中及び/又は起動中又は較正モード
中にインタラクティブな調整を可能にするような方法で遠隔システム15により制御され
てもよい。このようにして、動作データ及び/又は試験解析データをほぼ「リアルタイム
」で遠隔制御システム15へ中継することができる。NMR解析器10は、「スマートな
」監視状態を可能にするために遠隔制御システム15とインタラクティブに通信するよう
に構成することができる。例えば、NMR解析器10は、試験が被検者にとって完全であ
る場合に制御システム15に警告する信号を自動的に送ることができ、それにより、制御
システム15は、NMR解析器からデータを適時に得ることができるとともに、そのデー
タを使用して試験報告を生成することができる。
幾つかの特定の実施形態において、システム18は、ウェブサーバを含むデータ処理シ
ステムを含むことができる。特に、データ処理システムは、カリフォルニア州のサンディ
エゴにあるLightner EngineeringによるPICOSERVER(登
録商標)アプライアンス(www.picoweb.netも参照)などのインターネッ
トアプライアンス、あるいは、Axis Communicationsから市販されて
いるウェブサーバ又はPICOWEB,RABBITなどを含むがこれに限定されない他
のそのようなウェブサーバであってもよい。データ処理システムは、サポートサイト15
からコマンドを受けることができるとともに、システム10の特定の動作パラメータを制
御する。また、データ処理システムは、コンピュータネットワーク10と試験管理サイト
15との間に通信リンクを形成するためにTCPスタック及びイーサネット(登録商標)
NICを含むことができる。
処理システムは、ローカル解析器10に関する情報を、ローカル装置10で予め定めら
れ且つ記憶されてもよいウェブページとして管理サイト15へ供給することができる。そ
のようなウェブページは、試験特有の情報を組み入れるために動的に生成されてもよい。
ウェブページは、クライアント、例えば試験管理サイト15にあるユーザのウェブブラウ
ザによるユーザ入力を可能にするハイパーテキストマークアップ言語(HTML)コモン
ゲートウェイインタフェース(CGI)ウェブページであってもよい。ウェブページは、
管理サイト15で管理データ処理システムの動作を制御するように試験管理サイトで実行
してもよいJava(登録商標)スクリプトやJava(登録商標)アプレットなどであ
ってもよく或いはこれらを含んでもよい。当業者であれば分かるように、ウェブサーバと
クライアントの間で通信するための他のメカニズムが使用されてもよい。例えば、ローカ
ル装置10と管理サイト15との間で通信するための無線マークアップ言語(WML)な
どの他のマークアップ言語が使用されてもよい。
特定の実施形態において、ウェブサーバ及びウェブクライアントの動作は、ローカル装
置10のウェブサーバから最初のウェブページを要求する管理サイト15としてのウェブ
ブラウザを含むことができる。そのような要求は、ローカル装置のウェブサーバのIPア
ドレスに対するハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)要求の形態を成していても
よい。IPアドレスは、ローカル装置10に対して予め割り当てられていてもよく、ある
いは、ローカル装置10がネットワーク15に接続するときに動的に割り当てられてもよ
い。したがって、ウェブブラウザは、ローカル装置10のIPアドレスを予め知っていて
もよく、あるいは、セットアップ手続きの一部としてIPアドレスが知らされてもよい。
ローカル装置10が最初のウェブページの要求を受けると、ローカル装置は、最初のウ
ェブページと、ウェブブラウザにその現在のウェブページを周期的にリロードさせるJa
va(登録商標)アプレットとを送る。あるいは、状態が更新されるべきときにデータを
ウェブブラウザへプッシュするための「プッシュ」技術をサーバにより使用することがで
きる。ウェブページがリロードされる速度は、中継された或いは検出されたデータのタイ
プ及び/又は表示されるウェブページに基づいていてもよい。同様に、速度は、接続が遅
いタイプの場合にリフレッシュ速度を減少させることができるように利用されるネットワ
ーク接続のタイプに基づいていてもよい。幾つかの実施形態において、Java(登録商
標)アプレットは、最初のウェブページを用いて1回生成することができる。一方、他の
実施形態では、Java(登録商標)アプレットに各ウェブページを与えることができる
とともに、リフレッシュ速度を、与えられる特定のウェブページに基づかせることができ
る。例えば、試験状態ウェブページよりも少ない頻度でセットアップウェブページをリフ
レッシュすることができる(又は、全くリフレッシュしない)。
いずれにしても、最初のウェブページがウェブブラウザに対して与えられた後、ローカ
ル装置10のウェブサーバはウェブページのその後の要求を待つ。要求が受けられると、
その要求が、応答ウェブページ中に含まれるべき最後の2つのサンプルのラインシェイプ
幅及び/又は高さなどの動作状態問い合わせに対する応答に関するものであるかどうかが
決定されてもよい。要求が動作状態問い合わせに対する応答に関するものである場合、ウ
ェブページは、情報を示すように修正されてもよい。いずれにしても、例えばユーザ入力
を反映するCGI要求をウェブブラウザに対して与えることにより、要求が問い合わせの
ためのパラメータを定めるかどうかが決定されてもよい。そうである場合には、CGI仕
様に基づいてパラメータが設定されるとともに、要求のURLに対応するウェブページが
ウェブブラウザへ戻される。問い合わせが終了する場合には、動作が終了されてもよい。
さもなければ、ウェブサーバは、ウェブブラウザからの次の要求を待つ。
幾つかの実施形態において、臨床NMR解析器10は高磁場NMR超伝導マグネットを
含み、また、遠隔システムは、超伝導マグネットにより生成される磁場の均一性に関する
データを自動的に得る。均一性データは、解析を受けるバイオサンプルのラインシェイプ
特性に関するデータを含むことができる(均一性の経時的な低下を示すことができる)。
幾つかの実施形態において、ローカルNMR解析器10は、選択された動作パラメータの
電子的な履歴ファイルを生成して記憶する。ローカルNMR解析器10は、各サンプル試
験結果及び/又は再試験(拒絶)決定の自動承認を検討して生成するように構成すること
ができる。
履歴ファイルは、遠隔システム15により電子的にアクセス可能となるように構成する
ことができる。幾つかの実施形態において、ローカル解析器10及び/又は遠隔システム
15は、プロセス変数を自動的に監視し且つ監視されたプロセス変数の測定値に対応する
データを統計的に解析することにより自動品質管理解析を行なうように構成される。特定
の実施形態において、ローカルシステム10は、監視されたデータに応じた所定の統計的
変動内にプロセス変数を維持するように動作機器を自動的に調整するべく構成されている
。ローカルシステムは、異常な動作状態が検出されるときに警報を自動的に発するように
構成することができる。他の実施形態において、遠隔システム15は、ローカルNMR解
析器サイト10で異常な状態が検出されるときに自動的に警報を発するように構成される
。ローカル解析器10は、遠隔システム15により電子的にアクセス可能な電子的なサー
ビスログ及び/又は電子的なプロセス履歴ログを生成するように構成される。
ローカル解析器10は、選択された動作パラメータの時間的に関連するデータを所望の
間隔で自動的に検出するとともに、その電子的なメンテナンスファイルを生成するように
構成することができ、また、ローカルNMR解析器10は、遠隔システム15による電子
的な問い合わせのためのそれらの対応するメンテナンスファイルを電子的に記憶するよう
に構成することができる。選択された動作パラメータは、NMR信号ラインシェイプ及び
/又は1つ以上の患者サンプルのNMR信号ラインシェイプのスケーリングを含むことが
できる。メンテナンスファイルは、患者サンプルのNMR信号が得られたときに測定され
た選択された動作パラメータに関連付けられる対応する患者サンプル識別子を含んでもよ
く、また、時間及び/又は日付スタンプ又はデータを含んでもよい。ローカルNMR解析
器10は、処理された各サンプル毎に選択された動作パラメータの電子的なメンテナンス
ファイルを生成するように構成することができる。ローカルNMR解析器10は、受け入
れ患者識別子及び/又はサンプル希釈係数に関連するサンプルデータを(少なくとも一時
的に)電子的に記憶することができる。
幾つかの実施形態において、ローカル解析器10は、1つ以上のバイオサンプルに関し
て解析されるNMRサンプルデータの電子ログを生成することができ、また、ログは遠隔
システム15によってアクセス可能となるように構成することができる。特定の実施形態
において、遠隔システム15におけるオペレータ又はサービスプログラムは、技術サポー
トオンサイトをローカル臨床解析器10に対して送るべき時期を決定する(技術サポート
オンサイトのためのサービスを注文する)。
特定の実施形態において、遠隔システム15は、ローカル臨床NMR解析器10の選択
された特徴を自動的に制御する。ローカルNMR解析器10は、NMR解析における報告
フォーマット及び/又はサンプル変数を選択するためにローカルユーザ入力を受け入れ、
それによりサイト/領域により報告フォーマットをカスタマイズすることができるように
するユーザインタフェースを有して構成することができる。各ローカル臨床NMR解析器
サイトにある解析器10によって生成される患者報告にはサイト識別子を有することがで
き、また、報告を電子形式で及び/又は紙形式で生成することができる。
行なわれる試験数の監視を助けるため、遠隔システム15は、各臨床NMR解析器10
により所望の間隔にわたって解析される患者サンプルの数に関するデータを自動的に得る
ことができる。この監視により、遠隔制御システムは、特定のサイトに対してカスタマイ
ズされた予測上の及び/又は実際の必要性に基づいて消耗品をオーダーすることができる
幾つかの実施形態において、各NMR解析器10は、定量測定を行なうために使用され
るNMR正規化ファクタを参照する所定のコンピュータプログラム機能の電子ライブラリ
を含むことができる。NMR解析器10は、血漿及び/又は血清サンプル中のリポタンパ
ク質のNMR誘導濃度測定値を得るように構成することができる。幾つかの実施形態にお
いて、NMR解析器10は、血漿及び/又は血清サンプル中のLDL、HDL及び/又は
VLDLサブクラス粒子のうちの1又は複数のNMR誘導濃度測定値を得るように構成す
ることができ、及び/又は、(a)リポタンパク質測定値に基づいて患者がCHDを有す
る及び/又は発現するリスクを決定し、及び/又は、(b)患者がII型糖尿病又は他の
インスリン抵抗性疾患を有する及び/又は発現するリスクを決定するように構成すること
ができる。
特定の実施形態において、各臨床NMR解析器10は、スタートアップ自己診断及び/
又は調節/較正ルーチンを自動的に実行するとともに、これに関する異常データを遠隔制
御システム15へ中継するように構成することができる。臨床NMR解析器10は、機器
の調整が指摘されているかどうかを監視するため、経時的に、NMR信号ラインシェイプ
を監視し及び/又はNMR信号ラインシェイプの高さ及び/又は幅を決定するように構成
することができる。例えば、臨床MR解析器10は高磁場超伝導マグネットを含み、また
、臨床NMR解析器は、NMR分光磁場を自動的にシム調整して、線幅が所望量を超えて
低下する場合に均一性を高めるように構成することができる。
幾つかの実施形態において、臨床NMR解析器10は、バイオサンプルの陽子NMRス
ペクトルのNMRラインシェイプの高さ及び/又は幅が所望の範囲から外れるときに当該
NMRラインシェイプのスケーリングを自動的に調整するように構成することができる。
幾つかの実施形態においては、監視された選択された動作パラメータのうちの1つがR
F励起パルス出力であってもよい。臨床NMR解析器10は、RF励起パルス出力が所望
の動作範囲外となり及び/又は所定量及び/又はパーセンテージを超えてパルス毎に(及
び/又はサンプル毎に)変化する場合にRF励起パルス出力を自動的に調整(RF増幅器
を増大又は減少)するように構成することができる。臨床NMR解析器10は、RFパル
スの出力変化が所定量よりも大きいときに得られたNMR信号データを無視する及び/又
は無効にするように構成することができる。幾つかの実施形態において、大きいRF出力
変化が検出される場合には、エラーを起こしやすいフラグを無視し及び/又はサンプルデ
ータを無効にするように解析器10を構成することができる。幾つかの実施形態において
は、所望の間隔で解析器10内に導入される例えばTMAを含有する標準的な溶液などの
制御されたサンプルを使用することにより、RF出力監視の制御の正確さを高めることが
できる。
ネットワークシステム18は、ほぼリアルタイムで、少なくとも断続的に、及び/又は
、所望の間隔で、動作中にNMR解析器10の動作状態に関連する特定のパラメータを監
視するように構成することができる。システム18は、非アクティブ期間(ダウンシフト
)中に待機モードに入ってもよいが、寒剤レベルや電子回路過熱などの特定の主要なパラ
メータを監視してもよい。
自動臨床NMR解析器
図5は、体外診断(IVD)臨床NMR解析器10の一例の概略図である。図示のよう
に、解析器10は、NMR検出器50と、密閉流路65と、自動サンプルハンドラ70と
、オペレーショナルソフトウェア80sを有するコントローラ/プロセッサ80(CPU
として示される)とを含む。用語「NMR検出器」は、当業者であれば分かるように、N
MRスペクトロメータとして既知である場合もある。NMR検出器50は、マグネットボ
ア20bを有するマグネット、一般的には低温冷却された高磁場超伝導マグネット20と
、フロープローブ30と、RFパルス発生器40とを含む。用語「高磁場」マグネットと
は、1テスラよりも大きい、一般的には5テスラよりも大きい、より一般的には約9テス
ラよりも大きいマグネットのことである。約13テスラよりも大きい磁場は、ある状況で
は、一部のバイオサンプルの一部の解析において望ましくないかもしれない幅広いライン
シェイプを生成する場合がある。フロープローブ30は、RFパルス発生器40と通信す
るとともに、ヘルムホルツコイルなどのRF励起/受信回路30cを含む。しかしながら
、当業者であれば分かるように、他の励起/受信回路構成が使用されてもよい。
なお、フローセル60を使用してバイオサンプルを連続的に流すシステムとして示され
るが、他のサンプルハンドラ70及びバイオサンプル導入手段を使用することができる。
例えば、バイオサンプルは、それが対応するチューブ又は他のサンプル容器(図示せず)
内に保持されるように処理することができる。幾つかの実施形態において、NMR解析器
10の各モジュール部品は、単一のハウジング又は外装体内に取り付けられるように寸法
付けられて構成されてもよい。
検出器50の磁場均一性は、HDO NMR信号のスペクトル線幅が0.6Hzを下回
るまで約99.8%D2Oのサンプルに関してシム調整することにより調整できる。D2
測定において使用される90°RF励起パルス幅は一般に約6〜7マイクロ秒である。他
のシミング技術を使用することもできる。例えば、磁場は、信号ラインシェイプ及び/又
はその幅あるいは高さに基づいて自動的に調整することができる。当業者に周知であるよ
うに、NMR検出器50は、随意的に、マグネットボア20b内に保持された傾斜磁場コ
イル41と通信する傾斜磁場増幅器を含んでもよく、また、マグネットのシム調整を助け
るために傾斜磁場システムが使用されてもよい。
動作中、フロープローブ30はマグネットボア20b内に保持される。フロープローブ
30は、ボア20b内のフロープローブRF回路30cを磁場B0の適切に均一な部分の
約+/−0.5cm内まで位置付けるように構成されている。また、フロープローブ30
は、バイオサンプル密閉流路65の一部を形成するフローセル60を受けるように構成さ
れている。フローセル60は、一般に、フロープローブ30のRF回路30cと位置合わ
せされる大きな保持部60hを含む。フローセル60は、保持部60hがマグネットボア
20b内にある所定の位置に保持されるとともに、バイオサンプルを保持部60hへと連
続的に流すように構成されている。この場合、連続的なバイオサンプルは、流れるストリ
ーム中での二次汚染を防ぐために流体(一般に、エアギャップ)によって分離される。サ
ンプルは、一連のサンプルとして導入されてもよいが、より一般的には、同時に1回で導
入(注入)される。バイオサンプルは一般に約1〜5分間にわたって保持部60h内に保
持され、この間に、陽子NMRスペクトルが得られてサンプル受け入れ番号又は識別子(
すなわち患者識別子)に電子的に関連付けられる。フローセル60は、NMR検出器50
の性能を低下させない非磁性体によって形成することができる。一般に、フローセル60
は、適切なグレードのケイ酸塩(ガラス)材料によって形成されるが、セラミックスや高
分子などを含む他の磁場に適した無孔材料が使用されてもよい。
ユーザ及び/又はシステム10がマグネットボア20b内の状態(すなわち、プローブ
の位置や漏れなど)を視覚的に監視できるように、磁気的に適した光学観察スコープ(例
えば光ファイバシステム)が使用されてもよい(図示せず)。観察スコープは、ボアに対
して装着することができ、あるいは、フローセル60又はフロープローブ30と一体に形
成することができる。同様に、バイオサンプルであろうと、洗剤であろうと、あるいは、
寒剤であろうと、流体の漏れを自動的に検出するために少なくとも1つの漏れセンサを配
置することもできる。前者の場合、漏れセンサは、流路の寸断によって引き起こされる漏
れを検出するために使用でき、また、後者の場合には、ガス検知器タイプのセンサを使用
することができる。ガスセンサはプローブから離れて位置させることができる。液体(ヘ
リウム及び/又は窒素)のレベルを監視して自動供給命令や使用率の増大の確認(マグネ
ットの不具合を指摘してもよい)などを可能にするために寒剤レベルセンサを使用するこ
ともできる。
図示の実施形態において、フローセル60は、一端部が廃棄物容器61と流体連通して
おり、他端部がサンプル吸入部73と流体連通している。特定の実施形態において、解析
器10は、流路60の長さを短くし及び/又は流路の屈曲部が流れを妨げる可能性を減ら
すためにほぼ真直ぐな(すなわち、屈曲部が無い)主要部を有するフローセル60を使用
して上端から下端までサンプルを流すように構成されている。幾つかの実施形態では、フ
ローセル60の全体が真直ぐである。特定の実施形態においては、全体の流路65がその
全長(吸入部から廃棄物容器への排出部までのフローセル60の上流側及び下流側の部分
を含む)にわたって真直ぐでもよい。他の実施形態では、フローセル60を流路65のサ
ンプル吸入部に対して接続するためにエラストマーの、一般的には高分子の管路及び/又
はチューブ(TEFLONを含んでもよい)を使用することができ、また、望み通りに相
手側部品に接続するために管路及び/又はチューブが曲げられてもよい。しかしながら、
管路/チューブがマグネットボア20b内へと延びている場合、流路65のその部分は、
フローセル60に関して前述したように真直ぐになるべく構成されていてもよい。
幾つかの実施形態において、フローセル60は、保持部60hの上流側及び下流側で約
0.5mm〜約0.8mmの内径を有する。流れ系での詰まりを防止するため、下流側部
分は一般に少なくとも約0.8mmである。保持部60hは、約1.0mm〜約4.0m
mの直径を有してもよい。
バイオサンプルは、適切なサンプル体積に設定され、一般的には、血漿又は血清の場合
、約0.5mlに設定されてもよい。血漿全体に関しては、約50〜300マイクロリッ
トルの小さいサンプルサイズ、一般的には約60〜200マイクロリットル、より一般的
には約60〜100マイクロリットルが望ましいかもしれない。幾つかの実施形態では、
NMRデータ収集及び関連する解析のためにサンプルを保持部60hへ流すため、サンプ
ル流量が約2〜6ml/分であってもよい。
更に図5を参照すると、自動サンプルハンドラ70は、適切なサンプル容器70c内で
複数のサンプル70sを保持するように構成されるとともに、それぞれの容器70c内の
サンプル70sを、密閉流路65内へサンプルを方向付ける吸入部材72へと与えるよう
に構成されてもよい。サンプルベッド71は約50〜100個のサンプルを容器内に保持
してもよい。幾つかの実施形態において、ベッド71は、随意的に、冷蔵された或いは冷
却された密閉区画室内に設けられ及び/又は保持されるように構成されてもよい。他の実
施形態においては、従来の小型及び/又は大型のサンプルチューブラックを使用すること
ができる。一般に、吸入部材72は、サンプルを流路65内へ吸引するように構成されて
いる。図示のように、吸入部材72は、所望のサンプル量を容器70cから引き出すピペ
ット及び/又はニードルを含むとともに、フローセル60と流体連通する管路73内へと
サンプルを方向付ける(一般的には、注入ポートを通じた注入により)。ピペットは、ト
レイサンプル又はラボオートメーションシステム(TLA、ワークセルなど)にアクセス
するために約180度回転してもよい。しかしながら、他のサンプル移送手段が使用され
てもよい。他の実施形態では、吸入部材72が中間管路73を使用することなくフローセ
ル60と直接に連通することができる。特定の実施形態において、サンプルは、サンプル
ハンドラトレイ上のソースチューブから直接に吸引されてもよい。サンプルハンドラシス
テム70は、急速フロークリーニング及びサンプル供給を行なうように構成することがで
きる。特定の実施形態において、ハンドラシステム70は、希釈及び/又はキャリーオー
バーを減らしつつ、約1分又はそれ未満のサイクル(NMRデータ取得を除く)で動作す
るように構成することができる。
マルチポートバルブ(注入ポートに取って代わり或いは注入ポートと共に使用されても
よい)は、サンプル間で実行されるフロークリーニングに起因する好ましくないサンプル
希釈を減少させるのに役立つように使用されてもよい。特定の実施形態において、吸入部
材72は、ニードルの詰まりを防止するために従来の吸い取り紙ではなく強制空気又はガ
ス等の非接触手段を使用して急速に乾燥され得る吸引ニードルを含む。フローセル60は
、フローセル60を流路65に関連するチューブ又は配管に接続するクロマトグラフィコ
ネクタを含んでもよい。
幾つかの実施形態において、解析器10は、最初のサンプルを注入した直後、次のサン
プルを先取りする前に、注入ポートを吹き飛ばすように吸引力を方向付けることにより、
隣接するサンプル間で液体−空気ギャップを維持するように構成することができる。
サンプル容器70cは、解析のために列状態でロードされて配置され得るベッド71内
に保持することができる。試験結果に対する電子的な相関を可能にするために、サンプル
70sには患者識別子が電子的に割り当てられる。従来、ベッド71は、自動的に読み取
られてサンプル束のような電子記録としてコンピュータに入力されるバーコードを含み、
これにより、特定のサンプルにおける試験パラメータの調整が妨げられる。幾つかの実施
形態において、NMR解析器システム10は、各サンプルの識別のポイントが吸引のポイ
ントで自動的に実行されるように構成されている。したがって、光学的な読取器又は他の
適切な読取器は、特定のサンプルが吸引される間にそのサンプルに対して患者識別子を規
定するように構成することができる。いずれにしても、システム制御ソフトウェア81は
、患者識別子(受け入れ番号としても知られる)及び希釈係数を含むアーカイバル患者デ
ータファイル記録、NMR誘導測定値、試験データ、及び時間、使用される場合には「共
通の」ラック識別子、及び、サービス目的、動作目的及び/又は監査目的のために要望通
りに電子的に検索可能な他のプロセス情報を形成するように構成することができる。電子
記録は、(各地域又は国内の中央収集サイトなどの)記憶場所へ中継することができる及
び/又は局所的に記憶することができる。
動作時、患者バイオサンプルの診断臨床報告のためのNMR誘導定量測定データは、(
a)複数の異なる臨床サイトでマグネット及びボアを備えるNMR分光機器を有するNM
R解析器へとバイオサンプルを連続的に流す密閉流路内へ対象のバイオサンプルを自動的
に連続して吸引することにより、(b)1つの患者識別子を対応する患者バイオサンプル
に対して自動的に関連付けることにより、(c)及び診断報告のためのバイオサンプルの
NMR誘導定量測定値を得ることにより、生成することができる。幾つかの特定の実施形
態において、動作は、(d)遠隔システムとは異なる臨床サイトでNMR解析器を自動的
に監視することを含んでもよい。
図5を参照すると、システム10は、機器オートメーション制御ソフトウェア81、解
析ソフトウェア82、及び/又は、遠隔通信ソフトウェア83を含む及び/又はこれらの
ソフトウェアと通信するコンピュータプログラムコード80sをもって構成されるコント
ローラ/プロセッサ80を含む。制御ソフトウェア81は、主に、システム10の自動動
作シーケンス及び監視プロトコルを管理することができ、一方、解析ソフトウェア82は
、一般に、そのNMRスペクトルを使用してNMR解析を受けるバイオサンプルの定量測
定を実行する所有権を主張できるソフトウェアを含む。少なくとも解析ソフトウェア82
に関して、プロセッサ80は、高速フーリエ変換を行なうことができるデジタル信号プロ
セッサを含んでもよい。
遠隔通信ソフトウェア83は、ローカル解析器及び遠隔制御システム10、15のそれ
ぞれの間で通信を行なう及び/又は容易にするように構成されている。コントローラ/プ
ロセッサ80は、システムコンポーネント間に所望の自動インタフェースを設けるために
互いに通信する単一のプロセッサ又は複数のプロセッサとして構成されていてもよい。
特定の実施形態においては、NMR評価を受けるサンプルの温度を所望の温度に維持す
ることが望ましい場合がある。例えば、血漿及び/又は血清サンプルにおいては、一般に
、サンプルの温度を約48℃に維持することが望ましい。
特定の実施形態において、システム10は、解析を受けるサンプルの温度を監視する複
数の空間的に分布された温度センサを流路65に沿って含む(図示せず)。サンプル温度
は、(a)サンプルがマグネットコア20b内に入る前、(b)RFパルスシーケンスを
開始する前、及び/又は、(c)NMRデータ収集/信頼性を妨げる態様でNMRライン
シェイプを乱すことなくプローブからの排出時及び排出場所、を含む解析における異なる
時間に決定され得る。温度は、NMRデータ取得中(例えば少なくとも2〜5秒毎)に監
視することができる。評価中にサンプルを積極的に冷却し及び/又は加熱することにより
、過度な温度勾配を伴うことなく略一定の均一なサンプル温度を維持することができる。
システムは、サンプル中のホットスポットを減少させるために分散した加熱及び/又は
冷却を行なうように構成される冷却及び加熱手段を含むことができる。ヒータの1つのタ
イプは、フローセル60の外面上にわたって滑動されてもよいキャピラリーヒータである
。ヒータの一例は、Varian社に対して付与された米国特許第6,768,304号
に記載されており、その内容はこれを参照することにより本明細書に組み込まれる。フロ
ーセル60を越えて上側へ延び(サンプルが上端からボア20b内へと流される場合)且
つ流路長の主要部を越えて上側へ延びる十分な長さを有してもよい長いキャピラリーヒー
タを使用できると考えられる。幾つかの実施形態において、システム10は、プローブ3
0の上側(上端から下端へ流れる場合)及び/又はフローセル保持部60hの上側にある
比較的大きな熱質量を有する伝導性の高いヒータ(ヒートシンクに類似している)を含み
、それにより、サンプルがプローブ30へと移動するときにサンプルの過熱の可能性を減
少しつつ分散加熱が向上される。大きな熱質量はマグネットボア20bの外側に配置され
てもよい。
幾つかの実施形態では、温度制御されたガスを循環して或いは強制的に供給してマグネ
ットボア内へ流し、NMR解析中にサンプルを所望の温度に維持することができる。強制
空気の温度は、現場で測定されたサンプル温度に応じて比較的迅速に調整することができ
る。プローブ又はスペクトロメータ内の感度の高いエレクトロニクスへと誤って方向付け
られる場合がある水分を減らすため、ガスをマグネットボア20b内に導入する前にフィ
ルタ処理し及び/又は乾燥させることができる。
一般に、サンプルは、冷却された保管温度から予熱される。自動サンプルハンドラ70
は、待ち行列状態でサンプルを保持できるとともに、所望の温度範囲(例えば約45〜4
7.9℃)まで予熱されるサンプルを供給するために注入/入力ポートよりも前にあるス
テージでサンプルを徐々に加熱することができる。あるいは、サンプルは、それがフロー
セル60内にくるまで加熱されなくてもよい。幾つかの特定の実施形態において、ハンド
ラ70は、冷蔵された或いは冷却された状態でサンプルを保持するように構成されてもよ
い。両方の加熱技術の組み合わせが使用されてもよい。したがって、システム10は、サ
ンプルがハンドラ70上/内を移動する経路及び/又は流路65に沿って、サンプルの温
度を検出し且つ予測又は規準からの任意の偏りに関してシステム10が自動的に調整でき
るようにリアルタイムフィードバックを行なう温度センサを含むことができる。
いずれにしても、システム10は、プロセッサ80と電子的に通信し且つセンサの状態
に関してセンサから出力される電子データを受け入れて/監視するセンサモジュールを含
むことができる。
流路65は、データ破損事象が検出されるとき(図示せず)に選択されたサンプルをそ
れがプローブ30から出た後であって且つ廃棄物容器61に到達する前にマグネットボア
20bの上側の元の流路65内へと再び方向付けることができるように流路65及び/又
はフローセル60から二股に分かれ且つ流路65及び/又はフローセル60内へ二股に分
かれるバルブ付きのフローバイパスチャンネル(図示せず)を有して構成されてもよい。
バイパスチャンネルは、バイパスチャンネルを使用後に自動フラッシングできる溶媒クリ
ーナと流体連通させることができる。他の実施形態において、冒されたサンプルは廃棄物
容器内へ追い出すことができ、また、解析器10及び/又は遠隔制御システム15はその
被検者のための再試験通知又は命令を発することができる。
モジュール方式
特定の実施形態では、図6に示されるように、自動臨床NMR解析器10は、自動サン
プルハドラ70と、NMRスペクトロメータ又は検出器50(モジュールNMRプローブ
30を有する)と、NMRスペクトロメータのマグネットボア20b内に存在するフロー
セルプローブ30を有するフローセル60を備えたサンプル流路65とを含むモジュール
アセンブリを有して構成することができる。各モジュールアセンブリ部品は、その相手側
のモジュール部品と共に解除可能に動作することにより修理及び/又は現場交換を容易に
行なえるように構成することができる。また、解析器10は、異なるモジュールアセンブ
リ間での動作中の交換を可能にするインタフェースソフトウェアを有して構成されている
。フローセル60は、モジュール方式を目的として、NMR検出器50又はサンプルハン
ドラ70の一部と見なされてもよい。いずれにせよ、NMR検出器モジュール50及びサ
ンプルハンドラモジュール70が協働して大容量スループットでバイオサンプルを自動的
に連続して解析できるように、NMR解析器10は、自動サンプルハンドラ70とNMR
検出器50との間に適切なインタフェース(ソフトウェア及び/又はハードウェア)を含
む。
一般に、NMR解析器10は、24時間当たり少なくとも約400個、より一般的には
少なくとも約600個のサンプルを診断によって解析することができる。モジュールシス
テム10は、NMRサポート機能における訓練を殆どしていないスタッフにより実験室環
境内で動作できるように構成することができる。また、システム10は、従来のNMR検
出器よりも少ないメンテナンス及び不稼動時間をもって動作してもよく、また、簡略化さ
れたユーザインタフェースを有することができる。
特定の実施形態において、NMR検出器50は、フローセルの漏れなどに起因するプロ
ーブ30の故障又は汚染の確認時に現場において比較的短い時間でモジュール形態で交換
して較正できるフロープローブ30を含むことができる。
システム10は、取り外されるフロープローブ30の特定の動作値を記憶するように構
成することができ、また、それらの動作値を予め較正して、新しい又は交換したフロープ
ローブ30のための規準を定めることができる。特定の実施形態において、フロープロー
ブ30は、(設置時に及び/又は所望の間隔で自動的に入力される)特定の動作パラメー
タ値を記憶し且つ交換したフロープローブ30においても使用できるメモリカード又はチ
ップを含むことができる。他の実施形態では、コンデンサ及び/又は他の調節可能な回路
部品を、NMR解析器10及び/又は制御システム15により実行される自動調整ルーチ
ンによりプログラム調整することができる。
フロープローブ30は、外部からのアクセスを容易にするためにフロープローブの下側
(フープローブが下側からボア内に挿入される場合)又は上側(フロープローブがマグネ
ットボアの上端から挿入される場合)に同調コンデンサが装着されるように構成されても
よい。フロープローブ30は、永久的(半田タイプ)接続を使用することなくマグネット
に対して取り外し可能に装着されるように構成された略硬質な部材であってもよい。
図6はモジュール解析器10の1つの実施形態を示す。この実施形態において、サンプ
ルハンドラアセンブリ70は、自動駆動手段を有するステージング又は待機サンプルハン
ドラアセンブリを備える上流側部分70uと、サンプル吸入部材(例えば注射器)を含む
下流側部分70dとを含む。各部分70u,70dは、機器オートメーション制御モジュ
ール81と通信する対応するソフトウェアインタフェース70I1,70I2を有すること
ができる。また、随意的に、それぞれのインタフェース70I1,70I2が互いに通信し
てもよい。また、NMR検出器50は、オートメーション制御モジュール81と通信する
ソフトウェアインタフェース50Iを有する。機器オートメーション制御モジュール81
は、コンピュータインタフェース及び/又はNMR検出器50のネットワーク接続回路/
基板50B(図7)、モニタ及び/又は制御センサ、検出器、及び/又は、アラームと接
続するとともに、エラー又は過度のプロセスパラメータ変動が検出されるときに特定の作
用及び/又は機能が行なわれるようにし、遠隔ステーション15(図4)への遠隔アクセ
スを直接に及び/又は遠隔通信モジュール83を介して行ない、自動始動及び自動(デイ
リー)プロセス制御監視をサポートするように構成することができる。
図6に示されるように、機器オートメーションモジュール81は、随意的に、遠隔通信
モジュール83及びLIS(「ラボラトリ情報システム」)インタフェース84と通信を
行なう。LISインタフェース84は、LISシステム86と通信するとともに、特定の
動作機能及び/又は試験報告パラメータの選択へのローカルユーザ入力を受け入れるユー
ザインタフェースモジュール85と通信する。LISインタフェース84は、他の機器又
はラボプログラムと通信する共通のインタフェースであってもよく、これにより、ローカ
ルユーザが臨床検査室で使用できる単一の共通インタフェースが可能となる。LISイン
タフェース84は、試験定量解析又は評価プログラムコード(メーカ独自のものであって
もよく及び/又は行なわれる解析の各タイプに対してカスタマイズされてもよい)を含む
解析ソフトウェアモジュール82と通信することができる。データ(未加工データ及び/
又は報告形式のもの)は検査室のLISへ送信することができる。破線の接続で示される
ように、解析ソフトウェアモジュール82は、随意的に、計測オートメーションモジュー
ル81及び/又は遠隔通信モジュール83と直接に通信してもよい。
用語「モジュール」とは、特定の動作機能、通信機能及び/又は監視機能を行なう及び
/又は管理するようになっているプログラムコードのことである。用語「モジュール」は
、モジュールプログラムコードが1つの特定のプロセッサ又は通信する複数のプロセッサ
内の分散コードであってもよいため、プログラムコードをコードのバンドルパッケージ又
は連続部分に限定することを意味していない。したがって、モジュールは、それぞれの単
一プロセッサ上のスタンドアロン型モジュールであってもよく、あるいは、1又は複数の
プロセッサ上の他のプログラムモジュールにプラグ接続するアーキテクチャ/階層を有し
て構成されていてもよい。また、選択されたモジュール又は図面に示された各モジュール
は、共通のコード又は機能を他のモジュールと共有してもよい。
図7は自動臨床NMR解析器10の他の実施形態を示す。図示のように、NMR検出器
50は、インタフェース50Iを有するNMRオペレーショナルソフトウェアモジュール
50Sを含む。NMRソフトウェアモジュール50Sは遠隔アクセス/通信モジュール8
3と通信を行なう。遠隔アクセス/通信モジュール83はユーザインタフェース85と通
信してもよい。図示の実施形態において、システム10は、共通のルーチン又は値を各装
置/コンポーネント内で別個にコード化する必要がないように複数のインタフェースコン
ポーネントによりアクセスできるNMR正規化ファクタなどの共通のパラメータ又はコン
ピュータプログラムルーチンを記憶する所定のコンピュータプログラム機能の電子ライブ
ラリ82Lを含む。図示のように、サンプルハンドラインタフェース70I、ユーザイン
タフェース85、NMR検出器50は、共通のライブラリ(「dll」で示される)82
L(図示のようにNMR検出器に対して直接に及び/又は随意的にNMRソフトウェアモ
ジュール50Sを介して)にアクセスできる。
正規化ファクタは、異なるNMR解析器の測定を標準化するために使用される。異なる
NMRプローブは、当該プローブの「Q」ファクタに基づいて異なる(典型的な機器の特
定の)感度を有する。Qは、共振回路の周波数を半値幅で割ったものとして定義される。
例えばトリメチル酢酸(TMA)などの標準的なサンプルを異なるNMRマシン上で異な
るプローブを用いて流すことができ、また、CH3陽子の積分を、それを1つの所定の値
に標準化するために測定することができる。所定の(固定された)値とその当時の状態下
での積分との間の比率は、「正規化ファクタ」と称され、また、これは、任意の未加工の
NMR強度に正規化ファクタを掛け合わせることにより異なるNMR解析器を標準化する
ために使用できる。同じ概念を拡張すると、同じ標準サンプルを流して同様の方法で毎日
の正規化ファクタを計算することにより、特定のNMR解析器の同じプローブにおける毎
日毎日の比較的小さな感度差を調整できる。そのため、各プローブにおける各NMR解析
器毎に原位置でNMR正規化ファクタを計算でき、また、幾つかの実施形態では、各NM
R解析器毎に所望の間隔でNMR正規化ファクタを調整できる(例えば、特定数のサンプ
ル後、始動時、選択されたローカル動作状態の変化の検出時)。
図8Aは、NMR解析器10の典型的な構造の更に他の実施形態を示す。この実施形態
において、システム調整ソフトウェア180は、解析ソフトウェア82、LISインタフ
ェース84、ユーザインタフェース85、NMR制御ソフトウェア50S、サンプルハン
ドラ制御/インタフェースソフトウェア70I(図6に示されるように、上流側及び下流
側インタフェース70I2,70I1の両方をそれぞれ含むことができる)と通信を行なう
。この実施形態において、ハードウェアコンポーネントはインタフェースソフトウェアに
より制御される。ソフトウェアは、アプリケーションプログラミングインタフェース(「
API」)を実施する機能呼び出しの収集を顕在化させることにより機能を与えることが
できる。機能呼び出しは中間レベル及び高レベルコマンドを含むことができる。例えば、
サンプルハンドラ70において、「吸引せよ」又は「安全な移動高さまで移動せよ」は中
間レベルコマンドである。高レベルコマンドは、一般に、1つの高レベルコマンドにより
包含される複数の中間レベルコマンドを含む。例えば、「サンプルを注入せよ(x)」の
高レベルコマンドは、この機能を達成するために、安全な移動高さまで移動するための要
件、サンプル(x)上にわたる位置、下方への移動、サンプル(x)の吸引などの複数の
中間レベルコマンドが実行されることを意味している。特定のNMR検出器機能において
使用されてもよいAPIコマンドの例としては、以下が挙げられるが、これらに限定され
ない。
AcquireData([IN]acquisition parameters,
[OUT]fid data)このコマンドは、所望のNMR実験を規定するパラメータ
セットを与える。NMRは、実験を行なうとともに、取得されたデータ(おそらく、fi
d)を呼び出しソフトウェアへ戻す。
ApplyPhase([IN]ft data,[IN]phase,[OUT]f
t data)
AutoPhase([IN]ft data,[OUT]ft data,[OUT
]phase)
Calibrate90Pulse([IN]starting acquisiti
on parameters,[OUT]ending acquisition pa
rameters)
CalibrateTemperatureController()
CenterField([OUT]field center position)
ComputerFt([IN]processing parameter,[IN
]fid data,[OUT]ft data)
GradientShim([IN]shim map,[OUT]shim val
ues)
PhaseLockSignal([OUT]phase)
SetPhase([IN]phase)
SetTemperature([IN]target temperature)
TuneProbe([IN]channel,[OUT]frequency,[O
UT]match value)
TuneTemperatureController()
図8Bは、NMR解析器10において使用できる制御及び/又は通信アーキテクチャの
更に他の概略図である。前述したように、機器オートメーションモジュール607は、N
MR検出器50、サンプルハンドラ70、及びサンプル吸入部材72(幾つかの実施形態
では、注射器であってもよい)と通信を行なうことができる。サンプル吸入部材72は、
サンプルハンドラインタフェース604を機器モジュール607と共有してもよく及び/
又は図示のように機器モジュール607とのそれ自体の直接のインタフェース605を有
する代わりにサンプルハンドラ70によって制御されてもよい。幾つかの実施形態におい
て、サンプル吸入部材72は、前述したようにサンプルを流路65内へ吸引するように構
成することができる。他の実施形態において、サンプル吸入部材72は、容器内に保持さ
れたサンプルをNMR検出器50内へ移動させるように構成することができる。いずれに
しても、図示のように、サンプルハンドラ70及びNMR検出器50のそれぞれは、イン
タフェース604、606をそれぞれ有する。
機器オートメーションモジュール607は、データ取得品質管理モジュール608、L
ISインタフェース610、機器ユーザインタフェース617、NMR解析器(「NMR
A」)データベース611、及びNMRAファイルベース612と通信を行なうことがで
きる。また、システム10は、NMRプラットフォームを使用する異なる診断試験オプシ
ョンの選択を可能にする試験オートメーションモジュール613を含むことができる。試
験Bモジュール及び試験Cモジュール615、616はそれぞれ、プラグインモジュール
として展開できる別個のモジュールとして構成することができる。試験オートメーション
モジュール613は、LISインタフェース610及び機器ユーザインタフェース617
と通信できるとともに、計測オートメーションモジュール607と少なくとも間接的に通
信できる。
自己診断/較正
図9は、自動自己診断、較正、及び/又は、「本当の」患者又は他の目標サンプルの評
価を許可する又は可能にする前にNMR解析器10が臨床データを出力できる状態にする
のを助けることができる同調始動手続きの一部として実行できる典型的な動作(ブロック
201−230)のフローチャートである。始動手続きは、オペレータのサインイン又は
開始時に自動発効してもよい。また、始動手続きは、特定数のサンプルが処理された後及
び/又はプロセスが絶対又は相対プロセス限界から外れているように見えるときに所望の
間隔で実行するように構成されてもよい。
図10は、検出器50を含むNMR解析器10を通じて品質管理サンプルを流すための
自動手続きの一部として実行できる典型的な動作(ブロック301−327)のフローチ
ャートである。前述したように、動作は、始動時に及び/又は他の所望の間隔で実行でき
る。用語「品質管理走査」とは、所望時に解析器10の動作状態/条件及び/又はその環
境を評価して解析器10の動作状態又は条件及び/又はその環境を評価するために制御基
準検体及び/又はバイオサンプルに関して成される走査を言う。基準検体は、NMR信号
中に基準ピークを生成するように構成されている。基準検体は、複数の異なる構成薬物の
較正溶液中に与えることができる。幾つかの実施形態において、基準検体はトリメチル酢
酸(「TMA」)である。特定の実施形態において、TMAは、KCl、CaCl2、N
2EDTA及びD2Oを含む溶液中にある。しかしながら、基準検体は、NMR信号中に
基準ピークを生成できる任意の適当な検体であってもよい。幾つかの実施形態において、
基準検体は、質を平らにするため及び/又はNMRスペクトル中の他のピークの位置を特
定するための基準として使用できる比較的はっきりとしたピークを生成できる分子を含む
ことができる。一般に、基準検体は、定量的ではなく定性的に使用されるが、必要に応じ
て定量的に使用されてもよい。
図11は、「通常」動作及び/又はNMR解析器10を作動させる自動手続きのための
アクティブ解析実行モードの一部として実行できる典型的な動作(ブロック501−52
6)のフローチャートである。
特定の実施形態では、図9〜図11のうちの任意の図又は各図からの特定のブロック、
ブロック群、及び/又は、ブロックの組み合わせを使用できる。
図12は、本発明の実施形態に係るシステム、方法、コンピュータプログラムプロダク
トを示すデータ処理システムの典型的な実施形態のブロック図である。プロセッサ410
はアドレス/データバス448を介してメモリ414と通信する。プロセッサ410は、
任意の市販のマイクロプロセッサ又はカスタムプロセッサであってもよい。メモリ414
は、データ処理システム405の機能を実施するために使用されるソフトウェア及びデー
タを含むメモリ装置の任意の階層全体を表わしている。メモリ414としては、以下のタ
イプの装置、すなわち、キャッシュ、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、フ
ラッシュメモリ、SRAM、及びDRAMを挙げることができるが、これらに限定されな
い。
図12に示されるように、メモリ414は、データ処理システム405で使用されるソ
フトウェア及びデータの幾つかのカテゴリー、すなわち、オペレーティングシステム45
2、アプリケーションプログラム454、入力/出力(I/O)デバイスドライバ458
、自己調整較正、処理制御又は遠隔通信などの能力を与えてもよいオートメーションモジ
ュール450、データ456を含んでもよい。
データ456は、データ又は信号取得システム420から得られてもよいNMR信号(
成分及び/又は複合スペクトルラインシェイプ)データ462を含んでもよい。データは
、値、漏れセンサ、温度センサ、圧力センサ、RF出力センサなどの対象の他の動作パラ
メータ又はプロセスパラメータ、連続する不規則なNMR信号走査の数、サービス履歴、
メンテナンスファイル、サンプル履歴ファイル等を含むことができる。当業者であれば分
かるように、オペレーティングシステム452は、データ処理システムと共に使用するの
に適した任意のオペレーティングシステム、例えばニューヨーク州アーモンク市にあるI
nternational Business Machines社のOS/2、AIX
又はOS/390、マイクロソフト社のWindows(登録商標) CE、Windo
ws(登録商標) NT、Windows(登録商標) 95、Windows(登録商
標) 98、Windows(登録商標) 2000又はWindows(登録商標)
XP、パームソース社のRedmond、WA、Palm OS、アップルコンピュータ
社のSunnyvale、CA、Mac OS、UNIX(登録商標)、FreeBSD
、又はLinux、例えば組み込みデータ処理システムのための独自仕様のオペレーティ
ングシステム又は専用のオペレーティングシステムであってもよい。
I/Oデバイスドライバ458は、一般に、I/Oデータポート、データ記憶装置45
6、特定のメモリ414コンポーネント及び/又はデータ取得システム420などのデバ
イスと通信するためにアプリケーションプログラム454によりオペレーティングシステ
ム452を介してアクセスされるソフトウェアルーチンを含む。アプリケーションプログ
ラム454は、データ処理システム405の様々な特徴を実施し且つ好ましくは本発明の
実施形態に係る動作をサポートする少なくとも1つのアプリケーションを含むプログラム
の例示である。最後に、データ454は、アプリケーションプログラム454、オペレー
ティングシステム452、I/Oデバイスドライバ458、及びメモリ414内に存在し
ていてもよい他のソフトウェアプログラムによって使用される静的及び動的なデータを表
わしている。
例えば図12のアプリケーションプログラムであるオートメーションモジュール450
に関して本発明を説明してきたが、当業者であれば分かるように、本発明の教示内容の利
益を依然として享受しつつ、他の構成が利用されてもよい。例えば、オートメーションモ
ジュール450は、オペレーティングシステム452、I/Oデバイスドライバ458、
又は、データ処理システム405の他のそのような論理部分に組み込まれていてもよい。
したがって、本発明は、図12の構成に限定されるものと解釈されるべきではなく、本明
細書で説明した動作を実行できる任意の構成を網羅するものである。
特定の実施形態において、オートメーションモジュール450は、遠隔制御システム(
ローカル又はオフサイト)と通信するためのコンピュータプログラムコードを含んでもよ
い。また、オートメーションモジュール450は、自動マルチパラメータプロセス監視及
び自己修正/調整、患者サンプル(時間/日付データを含む)、選択可能な試験フォーマ
ット及び選択可能な試験解析に関連付けられてもよい動作状態の記録、データ可変性及び
/又はサービス履歴の記録、(所望の間隔にわたって解析されてもよい)処理される患者
サンプル及び遠隔問い合わせ、診断、前述した他のデータのためのアーカイブされたプロ
セスパラメータ情報の数の記録を行なうプログラムコードを含むこともできる。
特定の実施形態において、NMR解析器10は、選択された動作変数のための複数の構
成要素を電子的に監視し(単独で及び/又は遠隔制御システム15と協働して)且つ特定
のバイオサンプルにおいて望ましい試験にしたがって異なる試験方法を実行して装置の自
動機能を自動的に容易にするように構成することができ、これにより、NMR解析器10
は、通常の動作中に過度な量の手動入力及び/又はオンサイトサービスサポートを要する
ことなく動作する。構成要素及び変数の例は、前述して図面に示したが、例えば、以下の
うちの1つ又は複数を含むことができる。
選択された構成要素の測定値を電子的に監視するとともに、動作出力/入力を調整して
構成要素が所望の範囲内で作用するようにする。選択された電子部品を電子的に且つ自動
的に較正する。始動時に又は他の所望の間隔で自動化された較正ルーチンを実行する。フ
ローセルプローブを電子的に調整する。サンプル成分(サンプル溶媒であってもよい)の
共振を対象のRFウインドウ内に電子的に中心付ける(すなわち、磁場を取得ウインドウ
内に中心付ける)。ロック出力及びロック位相を電子的に調整する。マグネットを所望レ
ベルの均一性に電子的にシム調整する。フローセルプローブの温度を調整する。バイオサ
ンプルの温度を調整する。マグネットボア内のバイオサンプルを励起するために使用され
るRF励起パルスのパルス幅を電子的に較正する。正規化ファクタを電子的に(プログラ
ムにより)決定して機器固有の感度を原位置で調整する。原位置で(例えば吸引点で)バ
イオサンプルを患者識別子に電子的に関連付ける。NMR臨床試験データをバイオサンプ
ルから電子的に得るとともに、試験データを患者に対して電子的に関連付ける。バイオサ
ンプルのNMRスペクトルを得る前にバイオサンプルへの試薬の導入を電子的に制御する
。NMRスペクトルを得る前に、選択された較正材料のバイオサンプルへの導入を電子的
に制御する。バイオサンプルを所望の温度範囲に調整する。適切なNMR試験を使用して
バイオサンプルのNMRスペクトルを得る。臨床診断解析のためにバオサンプルのNMR
スペクトルを得るのとは別個に、バイオサンプル及び/又は制御検証サンプルのNMRス
ペクトルを得て、試験条件を検証する。試験条件が規定の許容限界から外れているときに
、バイオサンプルにおけるNMRスペクトルを電子的に無効にし、取得せず、フラグ立て
し或いは切り捨てる。バイオサンプルがマグネットボア内の試験場所へ適切に供給される
かどうかを電子的に検証する(例えば、バイオサンプルが静止していることを確認し、又
は、バイオサンプルが「無限サンプル」を構成し、それにより境界効果が存在しなくなる
か或いは減少するようにサンプルが検出領域を超えて延びているかどうかを確認する)。
供給されたバイオサンプルがNMRプローブフローセル内にある時に気泡を有するかどう
かを電子的に決定する。バイオサンプルがフローセル内にある時にバイオサンプルの温度
を電子的に決定する(また、バイオサンプルの温度が許容限界から外れている場合に原位
置でバイオサンプルの温度を自動的に調整することを含んでもよい)。水信号の抑制が所
望の動作範囲内にあるかどうかを電子的に決定する(動作範囲内にない場合には、パラメ
ータを電子的に調整して、水抑制が所望の範囲内になるように調整する)。解析下のバイ
オサンプルに対してどのタイプの診断試験を実行すべきかを電子的に決定する。バイオサ
ンプル及び/又はその特性に基づいて実験プロトコルパラメータを電子的に調整する。リ
ポタンパク質粒径及び血漿及び/又は血清サンプルの濃度のNMR誘導測定値を電子的に
得る。NMR誘導リポタンパク質測定値に基づいて患者がCHD及び/又はII型糖尿病
を有する及び/又は発現するリスクを電子的に決定する。バイオサンプルのNMR誘導診
断データ測定値を電子的に決定するとともに、データの電子的な患者報告を生成する。N
MRスペクトルを電子的に得て、選択された種又は構成要素、亜種、検体、干渉材料、汚
染物質及び/又は毒素の存在又は非存在を定性的に決定する。NMRスペクトルを電子的
に得て、選択された種又は構成要素、亜種、検体、干渉材料、汚染物質及び/又は毒素の
存在又は非存在を定量的に決定する。
以上は、本発明の例示であり、本発明を限定するものと解釈されるべきではない。本発
明の幾つかの典型的な実施形態について説明してきたが、当業者であれば容易に分かるよ
うに、本発明の新規な教示内容及び利点から実質的に逸脱することなく、典型的な実施形
態においては多くの変更が可能である。したがって、そのような変更の全ては、請求項に
規定される本発明の範囲内に含まれるものである。請求項中、ミーンズプラスファンクシ
ョン項は、それが使用される場合には、記載された機能を果たすように本明細書で説明し
た構造を網羅するとともに、構造的等価物だけでなく等価な構造も網羅するものである。
したがって、言うまでもなく、先の説明は、本発明の例示であり、開示された特定の実施
形態に限定されるものと解釈されるべきではなく、また、開示の実施形態に対する変更及
び他の実施形態は添付の請求項の範囲内に含まれるものである。本発明は以下の請求項に
よって規定され、また、その場合、請求項の等価物も本発明の中に含まれる。

Claims (110)

  1. 臨床NMR解析器の複数の選択されたパラメータに関連するデータを電子的に監視する
    ステップと、
    前記監視されたデータに基づいて、前記選択されたパラメータが所望の動作範囲内にあ
    るかを電子的に決定するステップと、
    前記電子的に決定する決定ステップにより得られたデータに基づいて、前記臨床NMR
    解析器の選択された構成要素の動作パラメータを自動的に調整するステップと、
    1つのバイオサンプルのNMR信号スペクトルを取得するステップと、
    前記取得されたNMRスペクトルに基づいて、前記バイオサンプルの少なくとも1つの
    臨床測定値を電子的に生成するステップと
    を含む、臨床NMR体外診断解析器を動作させる方法。
  2. 前記監視されたデータに基づいて、NMR解析器の選択された構成要素を自動的に較正
    するステップを更に含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記監視されたデータに基づいて、磁場を所望レベルの均一性まで自動的に且つ電子的
    にシム調整するステップを更に含む請求項1に記載の方法。
  4. 前記NMR解析器は、マグネットボアと当該マグネットボア内に配されるように構成さ
    れたプローブとを有するマグネットを含み、前記監視ステップは前記プローブの温度を監
    視し、前記調整ステップはプローブ温度を所望の動作範囲内に自動的に調整するステップ
    を含む請求項2に記載の方法。
  5. 前記選択された動作パラメータを自動的に調整するステップは、前記プローブを所望の
    動作周波数へ調整するステップを含む請求項4に記載の方法。
  6. 前記自動的に調整するステップは、取得ウインドウ内に磁場を自動的に且つ電子的に中
    心付けるステップを含む請求項2に記載の方法。
  7. 前記自動的に調整するステップは、NMR解析器に関連するロック出力及びロック位相
    を調整するステップを含む請求項2に記載の方法。
  8. 前記NMR解析器は、バイオサンプルに対するRFパルスを生成するように構成された
    RF源を含み、前記自動的に調整するステップは、RF源を自動的に較正し、所望のパル
    ス幅許容範囲内において約90度のパルス幅を生成するステップを含む請求項1に記載の
    方法。
  9. 前記解析ステップ中に使用される適切なNMR解析器固有の正規化ファクタを原位置で
    自動的に決定することにより、機器固有の感度を調整するステップを更に含む請求項2に
    記載の方法。
  10. 得られたNMRデータを各バイオサンプルに関連する識別子に対して自動的に相関させ
    るステップを更に含む請求項1に記載の方法。
  11. 前記相関は、吸引点において、バイオサンプルを、その対応するNMRデータを保持す
    るように構成された電子ファイルに対して関係付けるステップを含む請求項10に記載の
    方法。
  12. 前記生成ステップ前、前記生成ステップ中及び前記生成ステップ後に、得られたデータ
    の相関を電子的に維持するステップを更に含む請求項10に記載の方法。
  13. 前記取得ステップの前にそれぞれのバイオサンプルに対して所望の試薬を自動的に加え
    るステップを更に含む請求項1に記載の方法。
  14. 前記取得ステップの前にバイオサンプルを所望の温度範囲内となるように自動的に加熱
    又は冷却するステップを更に含む請求項1に記載の方法。
  15. 前記取得ステップの前に基準検体をバイオサンプルに対して加えるステップを更に含む
    請求項1に記載の方法。
  16. バイオサンプル又は試験検証基準サンプルのNMRスペクトルの最初の予備試験セット
    を得るとともに、そこから最初のNMRスペクトルを電子的に評価することにより、前記
    取得ステップに時間的に近いが当該取得ステップの前に原位置で試験条件を検証するステ
    ップを更に含む請求項1に記載の方法。
  17. NMRスペクトルの前記予備試験セットに基づいて、試験条件が許容範囲から外れると
    きを自動的に特定するとともに、試験条件が許容範囲から外れていると見なされるときに
    前記検証ステップから得られるデータに基づいてバイオサンプルのNMRスペクトルを電
    子的にフラグ立てし、無効及び/又は切り捨てるステップを更に含む請求項16に記載の
    方法。
  18. 前記NMR解析器は、マグネットボアと、前記取得ステップ中に前記マグネットボア内
    でバイオサンプルを保持するように構成されたNMRプローブセルとを有するマグネット
    を含み、前記監視ステップは、前記取得ステップ中にNMRプローブフローセル内のバイ
    オサンプルが静止しているかを決定するステップを含む請求項1に記載の方法。
  19. 前記NMR解析器は、マグネットボアと、前記取得ステップ中に前記マグネットボア内
    でバイオサンプルを保持するように構成されたNMRフローセルとを有するマグネットを
    含み、前記決定ステップは、前記取得ステップ中にNMRフローセル内のバイオサンプル
    が無限のサンプルであるかを決定するステップを含む請求項1に記載の方法。
  20. 前記NMR解析器は、マグネットボアと、前記取得ステップ中に前記マグネットボア内
    でバイオサンプルを保持するように構成されたNMRフローセルとを有するマグネットを
    含み、前記決定ステップは、前記NMRフローセル内にあるバイオサンプル中に気泡が存
    在するかを決定するステップを含む請求項1に記載の方法。
  21. NMR解析器は、マグネットボアと、前記取得ステップ中に前記マグネットボア内でバ
    イオサンプルを保持するように構成されたNMRフローセルとを有するマグネットを含み
    、前記決定ステップは前記NMRフローセルの温度を決定するステップことを含み、自動
    的に調整する前記調整ステップは、前記NMRフローセル内のバイオサンプルの温度を許
    容範囲内にするパラメータを調整するステップを含む請求項1に記載の方法。
  22. 前記決定ステップ及び前記調整ステップは、
    (a)NMR解析器におけるマグネットに関連する磁場の均一性が所望の動作範囲内に
    あるかを決定するとともに、決定された均一性が所望の動作範囲から外れている場合には
    均一性を自動的にシム調整するステップと、
    (b)水信号の抑制が所望の動作範囲内にあるかを決定するとともに、水抑制を所望の動
    作範囲内にするために選択された動作パラメータを自動的に調整するステップと
    の少なくとも一方を行うことによって実行される請求項1に記載の方法。
  23. 前記生成ステップは、バイオサンプルの少なくとも1つの診断定量測定値を自動的に且
    つ電子的に生成し、前記方法は診断データ測定の電子的な患者報告を自動的に生成するス
    テップを更に含む請求項1に記載の方法。
  24. 前記生成ステップからの定量測定値に基づいて、患者がCHDを有する及び/又は発現
    するリスクを決定するステップを更に含む請求項1に記載の方法。
  25. 前記生成ステップからの定量測定値に基づいて、患者がII型糖尿病を有する及び/又
    は発現するリスクを決定するステップを更に含む請求項1に記載の方法。
  26. 前記生成ステップに基づいて、バイオサンプルのリポタンパク質の粒径及び濃度のNM
    R誘導測定値を電子的に得るステップを更に含む請求項1に記載の方法。
  27. 前記生成ステップに基づいて、血漿及び/又は血清バイオサンプル中のVLDL、LD
    L及びHDLサブクラスリポタンパク質粒子のNMR誘導測定値を電子的に得るステップ
    を更に含む請求項1に記載の方法。
  28. 前記生成ステップに基づいて、患者がインスリン抵抗性疾患を有するリスクを自動的に
    決定するステップを更に含む請求項1に記載の方法。
  29. 前記取得ステップ及び前記解析ステップに基づいて、バイオサンプル中の選択された種
    又は構成要素、亜種、検体、干渉材料、汚染物質及び/又は毒素の存在又は非存在を決定
    するステップを更に含む請求項1に記載の方法。
  30. 前記取得ステップ及び前記解析ステップに基づいて、バイオサンプル中の選択された種
    又は構成要素、亜種、検体、干渉材料、汚染物質及び/又は毒素の濃度を決定するステッ
    プを更に含む請求項1に記載の方法。
  31. バイオサンプルに関して実行されるべき診断試験を自動的に決定するステップを更に含
    む請求項1に記載の方法。
  32. バイオサンプルの特性及び/又は実行されるべき試験に基づいて試験パラメータを調整
    するステップを更に含む請求項31に記載の方法。
  33. 機器の始動時に及び/又は所望の間隔で自動自己診断品質管理試験を自動的に実行する
    ステップを更に含む請求項1に記載の方法。
  34. それぞれのサンプル容器から密閉流路内へとバイオサンプルを連続的に吸引するととも
    に、密閉流路内への吸引点でそれぞれの患者バイオサンプル毎に患者識別データを自動的
    に連続して検出することにより、誤った患者バイオサンプル相関を防ぐステップを更に含
    む請求項1に記載の方法。
  35. それぞれのサンプル容器から密閉流路内へとバイオサンプルを連続的に吸引するととも
    に、吸引されたサンプルをマグネットボアの上端へと流し且つそのサンプルをマグネット
    ボアの中間位置に向けて略垂直に下方へ移動させるように方向付けることにより、流路長
    を減少させるステップを更に含む請求項34に記載の方法。
  36. 臨床NMR解析器に関連するNMR分光機器の高磁場超伝導マグネットのマグネットボ
    ア内へバイオサンプルを自動的に導入するように構成された自動サンプルハンドラと、
    バイオサンプルのNMR信号スペクトルを自動的に得るための手段と、
    選択された動作パラメータに関連するデータを自動的に且つ電子的に感知し、NMR診
    断解析器の試験条件が目標動作範囲内にあることを検証するための手段と、
    前記検証された試験条件に基づいて、選択された動作パラメータを自動的に且つ電子的
    に調整するための手段と
    を含む臨床NMR体外診断解析器。
  37. NMR信号スペクトルを自動的に且つ定量的に及び/又は定性的に解析し、それぞれの
    バイオサンプルの測定値を得るための手段と、
    前記バイオサンプルの測定値を要約する患者報告を生成するための手段と
    を更に含む請求項36に記載の臨床NMR解析器。
  38. 得られたNMR信号スペクトルのNMR信号ラインシェイプを自動的に監視するための
    手段と、
    監視された信号ラインシェイプに応じてバイオサンプルのNMR信号スペクトルを自動
    的にスケーリングするための手段と
    を更に含む請求項36に記載の臨床NMR解析器。
  39. 前記臨床NMR解析器は、始動時に自動自己診断品質管理試験を実行するように構成さ
    れる請求項36に記載の臨床NMR解析器。
  40. 前記監視された信号ラインシェイプの幅に基づいて、磁場の均一性を自動的にシム調整
    する手段を更に含む請求項38に記載の臨床NMR解析器。
  41. 前記サンプルハンドラは、マグネットボア内へ延びる密閉流路内へとそれぞれのバイオ
    サンプルを連続的に流すように構成され、前記解析器は、患者のそれぞれのバイオサンプ
    ルのNMR誘導定量測定に基づいて患者がCHDを有する及び/又は発現するリスクを決
    定するように構成されたコンピュータプログラムコードを有するコンピュータ可読媒体を
    含む請求項36に記載の臨床NMR解析器。
  42. 前記臨床解析器は、患者のそれぞれのバイオサンプルのNMR誘導定量測定に基づいて
    患者がII型糖尿病を有する及び/又は発現するリスクを決定するように構成されている
    請求項36に記載の臨床NMR解析器。
  43. 基準制御材料のスペクトルデータを受けるよIうに構成されたプロセッサを更に含み、
    前記プロセッサは、
    基準制御材料のスペクトルの演繹的信号基本セットを規定するように構成されたコンピ
    ュータプログラムコードと、
    動作中に基準制御材料のNMRスペクトルを得るように構成されたコンピュータプログ
    ラムコードと、
    得られた基準制御材料のNMRスペクトルの所定の領域のスペクトル逆重畳を行なうと
    ともに、前記領域のスペクトル逆重畳に関連するデータと、基準制御材料の演繹的スペク
    トルに関連するデータとを比較して、NMR解析器が適切な動作状態にあるか及び/又は
    診断試験動作をできる状態になっているかを決定するように構成されたコンピュータプロ
    グラムコードと
    を有するコンピュータ可読記憶媒体を含む請求項36に記載の臨床NMR解析器。
  44. 臨床NMR解析器に関連するNMR分光機器の高磁場超伝導マグネットのマグネットボ
    ア内へバイオサンプルを自動的に導入するように構成された自動サンプルハンドラと、
    NMR分光機器と電子通信する制御回路と、
    臨床NMR解析器内に配置され、前記制御回路と通信するとともに、選択された動作パ
    ラメータに関連するデータを検出し、NMR診断解析器の選択された条件が目標動作範囲
    内にあることを検証するように構成された複数の電子センサと、
    を含み、臨床NMR解析器は、それが目標プロセス制限内で動作するように、前記電子
    センサによって供給されたデータに基づいて、選択された動作パラメータを自動的に且つ
    電子的に調整するように構成されている、臨床NMR体外診断解析器。
  45. 前記解析器は、対象のバイオサンプルの得られたNMR信号スペクトルのNMR信号ラ
    インシェイプを自動的に且つ電子的に監視し、監視された信号ラインシェイプに応じてバ
    イオサンプルのNMR信号スペクトルを自動的に且つ電子的にスケーリングするように構
    成されている請求項44に記載の臨床NMR解析器。
  46. 動作中に自動電子自己診断品質管理及び/又は較正試験を実行するように構成される請
    求項44に記載の臨床NMR解析器。
  47. 監視された信号ラインシェイプの幅に基づいて、マグネットに関連する磁場の均一性を
    電子的に且つ自動的にシム調整するように構成される請求項45に記載の臨床NMR解析
    器。
  48. 前記臨床NMR解析器と通信を行なう遠隔制御システムを更に含み、前記遠隔制御シス
    テム及び前記臨床NMR解析器は動作中に電子的に通信するように構成され、それにより
    監視された動作パラメータに関するデータが前記遠隔制御システムに送られる請求項45
    に記載の臨床NMR解析器。
  49. 臨床NMR解析器のネットワークとの通信において、臨床解析器のネットワークは遠隔
    制御システムと通信し、遠隔制御システムは各臨床NMR解析器に関連する選択されたロ
    ーカル動作パラメータを監視するように構成される請求項48に記載の臨床NMR解析器
  50. マグネットボアを有するマグネットを含む臨床NMR体外診断解析器を自動化するため
    のコンピュータプログラムプロダクトであって、前記コンピュータプログラムプロダクト
    は、その内部にコンピュータ可読プログラムコードが具現化されたコンピュータ可読記憶
    媒体を含み、前記コンピュータ可読プログラムコードは、臨床NMR体外診断解析器のた
    めの自動自己診断品質管理試験を自動的に実行するように構成されたコンピュータ可読プ
    ログラムコードと、動作中に経時的にNMR体外診断解析器の選択された動作パラメータ
    を自動的に監視して電子的に調整するように構成されたコンピュータ可読プログラムコー
    ドとを含むコンピュータプログラムプロダクト。
  51. 前記遠隔制御システムと通信するように構成されるコンピュータ可読プログラムコード
    を更に含む請求項50に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
  52. 前記遠隔制御システムが臨床NMR解析器から離れた場所にある請求項51に記載のコ
    ンピュータプログラムプロダクト。
  53. 小型及び大型のLDL粒子サブクラスを含むリポタンパク質の測定された濃度への複合
    NMR信号の逆重畳を行なうコンピュータ可読プログラムコードを更に含む請求項50に
    記載のコンピュータプログラムプロダクト。
  54. 血漿及び/又は血清サンプル中のVLDL、LDL及びHDLのNMR誘導測定値を得
    るコンピュータ可読プログラムコードを更に含む請求項50に記載のコンピュータプログ
    ラムプロダクト。
  55. それぞれのバイオサンプルのNMR誘導測定に基づいて、患者がCHDを有する又は発
    現するリスクを決定するコンピュータ可読プログラムコードを更に含む請求項50に記載
    のコンピュータプログラムプロダクト。
  56. それぞれのバイオサンプルのNMR誘導測定に基づいて患者がII型糖尿病を有する又
    は発現するリスクを決定するコンピュータ可読プログラムコードを更に含む請求項50に
    記載のコンピュータプログラムプロダクト。
  57. バイオサンプルの少なくとも1つのNMR誘導診断データ測定値を電子的に決定すると
    ともに、データの電子的な患者報告を生成するコンピュータ可読プログラムコードを更に
    含む請求項50に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
  58. NMR誘導データに基づいてバイオサンプル中の選択された種又は構成要素、亜種、検
    体、干渉材料、汚染物質及び/又は毒素の存在又は非存在を決定するコンピュータ可読プ
    ログラムコードを更に含む請求項50に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
  59. NMR誘導データに基づいてバイオサンプル中の選択された種又は構成要素、亜種、検
    体、干渉材料、汚染物質及び/又は毒素の濃度を決定するコンピュータ可読プログラムコ
    ードを更に含む請求項50に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
  60. 動作中に経時的にNMR体外診断解析器の選択された動作パラメータを自動的に監視し
    て電子的に調整するように構成された前記コンピュータ可読プログラムコードは、水抑制
    を監視し且つ選択されたパラメータを自動的に且つ電子的に調整して所望の水抑制を達成
    するコンピュータ可読プログラムコードを含む請求項50に記載のコンピュータプログラ
    ムプロダクト。
  61. 動作中に経時的にNMR体外診断解析器の選択された動作パラメータを自動的に監視し
    て電子的に調整するように構成された前記コンピュータ可読プログラムコードは、マグネ
    ットの磁場均一性を監視し且つ均一性が所望の動作範囲から外れるときに原位置で磁場を
    所望の均一性へと自動的に且つ電子的にシム調整するコンピュータ可読プログラムコード
    を含む請求項50に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
  62. 動作中に経時的にNMR体外診断解析器の選択された動作パラメータを自動的に監視し
    て電子的に調整するように構成された前記コンピュータ可読プログラムコードは、マグネ
    ットボア内のバイオサンプルの温度を監視し且つバイオサンプルの温度が所望の範囲とな
    るようにパラメータを自動的に且つ電子的に調整するコンピュータ可読プログラムコード
    を含む請求項50に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
  63. 不希釈バイオサンプルの陽子NMR複合スペクトルを得るステップと、
    スペクトル参照及び/又はアライメントのために陽子NMRスペクトルの所定のダブレ
    ット領域を使用してNMR複合スペクトルのスペクトル逆重畳を生成するステップと
    を含む、不希釈血漿及び/又は血清を解析する方法。
  64. 前記不希釈バイオサンプルが血清であり、前記ダブレットは陽子NMRスペクトルの約
    1.3ppmにほぼ中心付けられる乳酸ダブレットを含む請求項63に記載の方法。
  65. 前記不希釈バイオサンプルが血清であり、前記ダブレットは、NMRスペクトルの約5
    .2ppmにほぼ位置される血清中のグルコースからのアノマー陽子信号である請求項6
    3に記載の方法。
  66. 不希釈血漿及び/又は血清を解析するコンピュータプログラムプロダクトであって、
    前記コンピュータプログラムプロダクトは、その内部にコンピュータ可読プログラムコ
    ードが具現化されたコンピュータ可読記憶媒体を含み、前記コンピュータ可読プログラム
    コードは、不希釈バイオサンプルの陽子NMR複合スペクトルを得るように構成されると
    ともに、前記陽子NMR複合スペクトルがCaEDTAピークを欠いているコンピュータ
    可読プログラムコードと、スペクトル参照及び/又はアライメントのために陽子NMRス
    ペクトルの所定のダブレット領域を使用してNMR複合スペクトルのスペクトル逆重畳を
    生成するように構成されたコンピュータ可読プログラムコードとを含むコンピュータプロ
    グラムプロダクト。
  67. 前記不希釈バイオサンプルが血清であり、コンピュータプログラムコードは、陽子NM
    Rスペクトルの約1.3ppmにほぼ中心付けられる乳酸ダブレットを使用するように構
    成されている請求項66に記載のコンピュータプロダクト。
  68. 前記不希釈バイオサンプルが血清であり、コンピュータプログラムコードは、NMRス
    ペクトルの約5.2ppmにほぼ位置される血清中のグルコースからのアノマー陽子信号
    を使用するように構成される請求項66に記載の方法。
  69. それぞれのバイオサンプルを入力ポートへと連続的に供給する自動サンプルハンドラと

    前記自動サンプルハンドラによって供給されるそれぞれのバイオサンプルを連続的に流
    すように構成され、非磁性の硬質で略真っ直ぐなフローセルを含む密閉流路と、
    NMRフロープローブと通信するとともに、相対する上端及び下端を持つマグネットボ
    アを有する高磁場低温冷却超伝導マグネットを含むNMR検出器であって、前記フロープ
    ローブが前記マグネットボア内にほぼ位置するように構成され、真っ直ぐな前記フローセ
    ルは、マグネットボア内へと延び且つ動作中にサンプルをマグネットボアの上端からマグ
    ネットボア内へと連続的に流すべく構成されて寸法付けられる、NMR検出器と、
    バイオサンプルのNMR信号スペクトルを取得して解析することによりそれぞれのバイ
    オサンプルの所望の定量的及び/又は定性的測定値を決定するためのコンピュータプログ
    ラムコードを有するコンピュータ可読記憶媒体を含むプロセッサと
    を備える、臨床NMR体外解析器。
  70. ほぼ真っ直ぐな前記フローセルは、動作時にマグネットボアの内側にあるその部分が真
    っ直ぐである請求項69に記載の臨床NMR解析器。
  71. 前記密閉流路は、フローセルに接続され且つマグネットボアの外側に位置する高分子チ
    ューブを有する請求項72に記載の臨床NMR解析器。
  72. 前記解析器は、それに関連する選択された動作パラメータの品質管理状態評価を自動的
    に実行し且つその評価に基づいて選択された構成要素を自動的に且つ電子的に調整するよ
    うに構成されている請求項69に記載の臨床NMR解析器。
  73. 異なるローカル使用サイトに配置された複数の臨床NMR解析器と、
    複数の臨床NMR解析器と通信するとともに、各臨床NMR解析器に関連する選択され
    たローカル動作パラメータを監視するように構成された少なくとも1つの遠隔制御システ
    ムと
    を含む、臨床NMR解析器のネットワークシステム。
  74. 前記各臨床NMR解析器が高磁場NMR超伝導マグネットを含み、前記遠隔システムは
    、前記超伝導マグネットにより生成される磁場の均一性に対応するデータを自動的に得る
    請求項73に記載のシステム。
  75. 前記臨床NMR解析器は、選択された動作パラメータの電子的な履歴ファイルを生成し
    て記憶し、前記履歴ファイルは前記遠隔システムによりアクセスされるように構成されて
    いる請求項73に記載のシステム。
  76. 前記臨床NMR解析器及び/又は前記遠隔システムは、プロセス変数を自動的に監視す
    るとともに監視されたプロセス変数の測定値に対応するデータを統計的に解析することに
    より自動品質管理解析を行なうように構成される請求項73に記載のシステム。
  77. 前記臨床NMR解析器は、監視されたデータに応じて、動作機器を自動的に調整し、プ
    ロセス変数を所定の統計的変動内に維持するように構成される請求項76に記載のシステ
    ム。
  78. 前記臨床NMR解析器は、異常な動作状態が検出されるときに警報を自動的に発するよ
    うに構成される請求項73に記載のシステム。
  79. 前記遠隔システムは、異常な動作状態が検出されるときに警報を自動的に発するように
    構成される請求項73に記載のシステム。
  80. 前記臨床NMR解析器は、前記遠隔システムによりアクセス可能な電子的なサービスロ
    グを生成するように構成される請求項73に記載のシステム。
  81. 前記臨床NMR解析器は、選択された動作パラメータの時間的に関連するデータを所望
    の間隔で自動的に検出してその電子的なメンテナンスファイルを生成するとともに、前記
    遠隔システムによる問い合わせのために前記メンテナンスファイルを電子的に記憶するよ
    うに構成されている請求項73に記載のシステム。
  82. 選択された動作パラメータは、患者サンプルのNMR信号ラインシェイプ及び/又はそ
    のスケーリングを含む請求項81に記載のシステム。
  83. 前記メンテナンスファイルは、患者サンプルのNMR信号が得られたときに測定される
    選択された動作パラメータに対して関連付けられるそれぞれの患者サンプル識別子を含む
    請求項81に記載のシステム。
  84. 選択された動作パラメータの電子的なメンテナンスファイルは各サンプル毎に生成され
    る請求項81に記載のシステム。
  85. 前記臨床NMR解析器は、所望の間隔にわたってそれぞれの解析器により処理されるサ
    ンプルに対応するNMRサンプルデータの電子的なログを生成し、前記ログは前記遠隔シ
    ステムにより電子的にアクセスできるように構成されている請求項73に記載のシステム
  86. 前記遠隔システムにおけるオペレータは、技術サポートオンサイトを臨床NMR解析器
    に対して送るべき時期を決定する請求項73に記載のシステム。
  87. 前記遠隔システムは臨床NMR解析器の選択されたパラメータを自動的に制御する請求
    項73に記載のシステム。
  88. 前記臨床NMR解析器は受け入れ患者識別子及びサンプル希釈係数に関連付けられるサ
    ンプルデータを電子的に記憶する請求項1に記載のシステム。
  89. 前記臨床NMR解析器は、NMR解析における報告フォーマット及び/又はサンプル変
    数を選択するためにローカルユーザ入力を受け入れるユーザインタフェースを有して構成
    されている請求項73に記載のシステム。
  90. 前記臨床NMR解析器は各臨床NMR解析器サイトからの患者報告を生成するように構
    成されたプログラムコードを含み、前記プログラムコードは各臨床NMR解析器サイトか
    らの患者報告に関連付けられるサイト識別子を含み、前記コンピュータプログラムコード
    は報告を電子形式で及び/又は紙形式で生成できるように構成されている請求項73に記
    載のシステム。
  91. 前記遠隔システムは、各臨床NMR解析器により所望の間隔にわたって解析される患者
    サンプルの数に関するデータを自動的に得るように構成されている請求項73に記載のシ
    ステム。
  92. 前記臨床NMR解析器は、血漿及び/又は血清サンプル中のリポタンパク質のNMR誘
    導濃度測定値を得るように構成されている請求項73に記載のシステム。
  93. 前記臨床NMR解析器は、血漿及び/又は血清サンプル中のLDL及び/又はHDLサ
    ブクラス粒子のNMR誘導濃度測定値を得るように構成されている請求項73に記載のシ
    ステム。
  94. 前記臨床NMR解析器は、リポタンパク質測定値に基づいて患者がCHDを有する及び
    /又は発現するリスクを決定するように構成される請求項92に記載のシステム。
  95. 前記臨床NMR解析器は、患者がII型糖尿病を有する及び/又は発現するリスクを決
    定するように構成される請求項92に記載のシステム。
  96. 前記臨床NMR解析器は、患者がインスリン抵抗性疾患を有するリスクを決定するよう
    に構成されている請求項95に記載のシステム。
  97. 前記各臨床NMR解析器は、スタートアップ自己診断及び調節/較正ルーチンを自動的
    に実行するとともに、これに関する異常データを前記遠隔制御システムへ中継するように
    構成される請求項73に記載のシステム。
  98. 前記臨床NMR解析器は、NMR信号ラインシェイプを自動的に監視してその高さ及び
    /又は幅を決定するように構成される請求項73に記載のシステム。
  99. 前記臨床NMR解析器は高磁場超伝導マグネットを含み、臨床NMR解析器は、NMR
    分光磁場を自動的にシム調整し、線幅が低下する場合に均一性を高める請求項98に記載
    のシステム。
  100. 前記臨床NMR解析器は、信号高さ及び/又は幅が所望の範囲から外れるときにNMR
    信号高さのスケーリングを自動的に調整するように構成されている請求項99に記載のシ
    ステム。
  101. 選択された動作パラメータのうちの1つがRF励起パルス出力であり、臨床NMR解析
    器は、RF励起パルス出力が所望の動作範囲外となり及び/又は所定量及び/又はパーセ
    ンテージを超えてパルス毎に変化する場合にRF励起パルス出力を自動的に調整するよう
    に構成されている請求項73に記載のシステム。
  102. 前記臨床NMR解析器は、RFパルスの出力変化が所定量よりも大きいときに得られた
    NMR信号データを無効にするように構成される請求項101に記載のシステム。
  103. 前記遠隔システムは、監視されたデータに基づいて臨床NMR解析器のための消耗品を
    自動的にオーダーするように構成される請求項73に記載のシステム。
  104. 患者バイオサンプルの診断臨床報告のためのNMR誘導定量測定データを生成する方法
    において、
    複数の異なる臨床サイトでバイオサンプルをNMR解析器内へ自動的に導入するステッ
    プであって、各NMR解析器がマグネット及びボアを備えるNMR分光機器を有する導入
    ステップと、
    異なるそれぞれの臨床サイトで1つの患者識別子を対応する患者バイオサンプルに対し
    て自動的に且つ電子的に関連付けるステップと、
    診断報告のためにバイオサンプルのNMR誘導定量測定値を得る取得ステップと、
    遠隔監視システムから異なる臨床サイトでNMR解析器を監視するステップと
    を含む方法。
  105. 特定の患者バイオサンプルを解析する方法を原位置で電子的に決定するステップを更に
    含む請求項104に記載の方法。
  106. 前記導入ステップは、マグネットボア内へ連続的に流す密閉流路内へ対象のバイオサン
    プルを連続的に吸引することを含み、前記取得ステップは、体外の血漿及び/又は血清サ
    ンプル中のリポタンパク質のNMR誘導濃度測定値を決定するステップを含む請求項10
    4に記載の方法。
  107. 前記取得ステップは、血漿及び/又は血清サンプル中のLDL及び/又はHDLサブク
    ラス粒子のNMR誘導濃度測定値を決定するステップを含む請求項106に記載の方法。
  108. 得られたリポタンパク質測定値に基づいて患者がCHDを有する及び/又は発現するリ
    スクを決定するステップを更に含む請求項106に記載の方法。
  109. 得られたリポタンパク質測定値に基づいて患者がII型糖尿病を有する及び/又は発現
    するリスクを決定するステップを更に含む請求項104に記載の方法。
  110. 得られたリポタンパク質測定値に基づいて患者がインスリン抵抗性疾患を有するリスク
    を決定するステップを更に含む請求項104に記載の方法。
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