JP2012008073A - センサ付き転がり軸受 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回転側輪2と、固定側輪3と、前記回転側輪2及び前記固定側輪3間に介在する転動体4と、円周方向に所定数のN極及びS極が交互にアキシアル着磁されたリング磁石11と、前記回転側輪2に固定されて前記リング磁石11を当該回転側輪と同軸に保持するマグネットホルダ12と、前記リング磁石11の軸方向端面と対向する第1の磁気感応センサ15Aと、当該リング磁石11の外径面と対向する第2の磁気感応センサ15Bとを保持する前記固定側輪に固定されたセンサハウジング16とを備え、前記マグネットホルダ12の前記フランジ部12dにリング磁石11の外径面の一部を外部に臨ませる原点検出用窓12eが形成されている。
【選択図】図1
Description
この特許文献1には、第2の従来例として、半径方向の外周側及び内周側に前述したと同様に着磁された第1及び第2の被検出部を配置した構成も提案されている。
そこで、本発明は、上述した従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、1種類のリング磁石を使用して原点検出と回転速度検出を正確に行うことができるセンサ付き転がり軸受を提供することを目的とするものである。
また、本発明の他の形態に係るセンサ付き転がり軸受は、前記原点検出用窓は、その円周方向の幅が前記リング磁石の1つのN極とその両側のS極の一部とを外部に臨ませるように設定されていることを特徴としている。
また、リング磁石の厚みが制限されることがないとともに、第1及び第2の磁気感応センサの大きさも制限されることがないので、第1及び第2の磁気感応センサでの磁気検出を正確に行うことができるという効果も得られる。
図1は、本発明の第1実施形態を示す縦断面図である。図中、1は自動車、鉄道車両、製鉄設備、工作機械等の回転軸に適用して回転速度を検出するセンサ付き転がり軸受である。
このセンサ付き転がり軸受1は、互いに対向する回転側輪としての軸受内輪2及び固定側輪としての軸受外輪3と、これら軸受内輪2及び軸受外輪3間に介在された多数の転動体4とで転がり軸受5が構成されている。ここで、軸受内輪2及び軸受外輪3のそれぞれは、互いの対向面の軸方向の一端側に端面から所定距離内方側に円周方向の係止凹溝6及び7が形成されている。これら係止凹溝6及び7としては、転がり軸受のシール溝を使用することができ、このシール溝を使用することにより、特別な加工を施すことなく溝形成を行うことができる。
マグネットホルダ12は、軸受内輪2の係止凹溝6に係止される加締め部12aを形成した軸受内輪2の軸方向端部より外方に僅かに突出する円筒部12bと、この円筒部12bの軸方向突出端部から半径方向に転がり軸受5の軸受内輪2及び軸受外輪3間の軸受空間の一部を覆うように延出する円環状板部12cと、この円環状板部12cの外周縁から軸方向外方に突出する円筒状のフランジ部12dとから構成されている。
ここで、円筒部12bの加締め部12aの円周方向の加締め箇所数は、特許第4269642号公報に記載されているように、正の整数をn、転動体4の数をZ、2以上の整数をXとしたとき、
(加締め箇所の数)=nZ±X …………(1)
に基づいて算出することが好ましい。このように加締め箇所数を算出することにより、転がり軸受5に発生する可能性のある異音や振動等を低減することができる。
このセンサハウジング16には、図1及び図3に示すように、第1の磁気感応センサ15Aをリング磁石11の軸方向端面に対して所定間隔を保って対向するように実装するとともに、第2の磁気感応センサ15Bをマグネットホルダ12の原点検出用窓12eと対向するよう実装した円環状の基板17が円環状板部16cに装着されている。
また、第2の磁気感応センサ15Bは、軸受内輪2の円周方向の原点検出用に設けられ、図4に示すように、マグネットホルダ12におけるフランジ部12dに形成された原点検出用窓12eを通じてリング磁石11のS極に対向する状態からN極と対向する状態となったときにオン状態となる原点検出パルス信号を出力する。
したがって、センサギャップ19A及び19Bは、磁性体で構成されるマグネットホルダ12及びセンサハウジング16によって四方から囲まれている。
そして、第1の磁気感応センサ15A及び第2の磁気感応センサ15Bの検出信号が信号線21A及び21Bを介して外部の回転速度測定装置に出力される。
今、転がり軸受5の軸受外輪3をハウジング等の固定部に固定するとともに、軸受内輪2内にブラシレスモータ等の三相電動モータ(図示せず)に連結された回転軸を嵌挿した組付状態とする。この状態で、三相電動モータを回転駆動させると、これに応じて軸受内輪2が回転されて、リング磁石11が回転することにより、このリング磁石11の軸方向端面に対向して配設された第1の磁気感応センサ15Aでリング磁石11の着磁パターンに応じてS極と対向している状態でオフ状態となり、N極に対向している状態でオン状態となる回転速度検出パルス信号を出力する。
この回転速度パルス信号が信号線21Aを介して外部の回転速度測定装置に出力される。この回転速度測定装置では、単位時間当たりのパルス信号数を計数するか又はパルス信号のパルス間隔を計測することにより、軸受内輪2の回転速度を求めることができる。
また、第2の磁気感応センサ15Bでは、マグネットホルダ12の原点検出用窓12eが到来し、リング磁石11のN極が対向する毎に原点検出パルス信号が出力され、この原点検出パルス信号が信号線21Bを介して外部の回転速度測定装置に出力される。
しかしながら、上記実施形態では、マグネットホルダ12及びセンサハウジング16が磁性体で構成され、これらマグネットホルダ12及びセンサハウジング16で、リング磁石11、第1及び第2の磁気感応センサ15A,15B及びそれら間のセンサギャップ19A,19Bを四方から覆うようにしている。
また、磁気感応センサ15A及び15Bをモールド18で覆うようにしているので、磁気感応センサ15を構成するIC部を外界から保護することが可能となり、センサIC部の防塵及び防水性を高めることができる。
また、上記実施形態においては、本発明をラジアル転がり軸受に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、スラスト転がり軸受にも本発明を適用することができる。
Claims (2)
- 回転側輪と、
固定側輪と、
前記回転側輪及び固定側輪間に介在する転動体と、
円周方向に所定数のN極及びS極が交互にアキシアル着磁されたリング磁石と、
前記回転側輪に固定されて前記リング磁石を当該回転側輪と同軸に保持するマグネットホルダと、
前記リング磁石の軸方向端面と対向する第1の磁気感応センサと、当該リング磁石の外径面と対向する第2の磁気感応センサとを保持する前記固定側輪に固定されたセンサハウジングとを備え、
前記マグネットホルダの前記フランジ部にリング磁石の外径面の一部を外部に臨ませる原点検出用窓が形成されている
ことを特徴とするセンサ付き転がり軸受。 - 前記原点検出用窓は、その円周方向の幅が前記リング磁石の1つのN極とその両側のS極の一部とを外部に臨ませるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のセンサ付き転がり軸受。
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JP2010145997A JP2012008073A (ja) | 2010-06-28 | 2010-06-28 | センサ付き転がり軸受 |
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