JP2012006518A - 障害物位置提示装置および障害物位置提示システム - Google Patents

障害物位置提示装置および障害物位置提示システム Download PDF

Info

Publication number
JP2012006518A
JP2012006518A JP2010145246A JP2010145246A JP2012006518A JP 2012006518 A JP2012006518 A JP 2012006518A JP 2010145246 A JP2010145246 A JP 2010145246A JP 2010145246 A JP2010145246 A JP 2010145246A JP 2012006518 A JP2012006518 A JP 2012006518A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
obstacle
vehicle
transmission plate
information
reciprocating motion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010145246A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5012966B2 (ja
Inventor
Tsutomu Matsuno
勤 松野
Soji Nozoe
聡司 野添
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2010145246A priority Critical patent/JP5012966B2/ja
Priority to US13/167,817 priority patent/US8461975B2/en
Publication of JP2012006518A publication Critical patent/JP2012006518A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5012966B2 publication Critical patent/JP5012966B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q9/00Arrangement or adaptation of signal devices not provided for in one of main groups B60Q1/00 - B60Q7/00, e.g. haptic signalling
    • B60Q9/008Arrangement or adaptation of signal devices not provided for in one of main groups B60Q1/00 - B60Q7/00, e.g. haptic signalling for anti-collision purposes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q9/00Arrangement or adaptation of signal devices not provided for in one of main groups B60Q1/00 - B60Q7/00, e.g. haptic signalling
    • B60Q9/002Arrangement or adaptation of signal devices not provided for in one of main groups B60Q1/00 - B60Q7/00, e.g. haptic signalling for parking purposes, e.g. for warning the driver that his vehicle has contacted or is about to contact an obstacle
    • B60Q9/004Arrangement or adaptation of signal devices not provided for in one of main groups B60Q1/00 - B60Q7/00, e.g. haptic signalling for parking purposes, e.g. for warning the driver that his vehicle has contacted or is about to contact an obstacle using wave sensors
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/16Anti-collision systems
    • G08G1/165Anti-collision systems for passive traffic, e.g. including static obstacles, trees
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/16Anti-collision systems
    • G08G1/168Driving aids for parking, e.g. acoustic or visual feedback on parking space

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】乗員に触覚を生じさせることによって具体的な位置の表現を行うことをより容易に実現するとともに、使い勝手がより優れた障害物位置提示装置および障害物位置提示システムを提供する。
【解決手段】複数のソレノイド4は、振動伝達板5の平面方向における周囲に、お互いが間隔をもって配置されているとともに、往復運動によって振動伝達板5の平面方向における端部に対して当該平面方向に向けた外力を与えるように配置されており、作動力制御装置3は、障害物位置演算装置2で特定した障害物の方向の情報に応じて、所定の2つのソレノイド4の各々の振幅の大きさの割合を決定して往復運動を当該ソレノイド4に行わせ、当該ソレノイド4の往復運動により生じる振動伝達板5の振動によって、振動伝達板5に触れている乗員の手に触覚を生じさせ、障害物の方向の情報を乗員に提示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗員に車両周辺の障害物の位置に関する情報を提示する障害物位置提示装置および障害物位置提示システムに関するものである。
従来から、車両に取り付けられた撮像装置や超音波ソナーやミリ波レーダ等のセンサによって周辺の障害物を検知し、検知結果をスピーカからの音声出力やモニタへの表示によって提示することによって、ドライバによる車両周辺の状況の把握を支援する技術が知られている。
しかしながら、障害物の検知結果を音声出力によって提示する場合には、障害物位置をドライバが把握しづらいという問題点があった。また、障害物の検知結果をモニタへの表示によって提示する場合には、運転中のドライバが障害物位置を確認しづらいという問題点があった。そこで、この問題を解決する手段として、近年では触覚を通じて障害物の検知結果をドライバに提示する技術が提案されてきている。
例えば、特許文献1には、車両のシートに設けられた複数の振動体から特定の振動体を選択して振動させることによって、障害物の検知結果を提示する技術が開示されている。詳しくは、特許文献1には、例えば障害物センサで検出した後方障害物との距離が近付くにつれ、振動させる振動体をシートの前方の振動体からシートの後方の振動体に変化させることによって、障害物までの距離をドライバに把握させる技術が開示されている。
また、特許文献2には、車両のシートに設けられた複数の触覚情報伝達手段の駆動周波数や駆動力を変化させることによって、障害物の検知結果を提示する技術が開示されている。詳しくは、特許文献2には、障害物センサで検出した障害物との距離が近付くにつれ、触覚情報伝達手段の駆動周波数や駆動力を大きくさせることによって、障害物までの距離をドライバに把握させる技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1および2に開示の技術は、人体において刺激を伝える末梢神経があまり集中していない背中や大腿部での触覚を通じて障害物の検知結果をドライバに提示するものであるため、ドライバが障害物の具体的な位置を把握することが難しいという問題点があった。
これに対して、特許文献3には、ハンドル(つまり、ステアリングホイール)の周方向に連続して設けられた複数の触覚ローラが突出するタイミングをずらすことによって、触覚ローラが設けられた領域に触れているドライバに対して、触覚がその周方向に移動するような感覚を与え、障害物までの距離をドライバに把握させる技術が開示されている。なお、特許文献3に開示の技術では、周方向に連続した複数の触覚ローラをステアリングホイールの左右に一対となるように設けるとともに、上記周方向に連続した複数の触覚ローラを駆動するモータをステアリングホイールの左右に1つずつ設けている。
特開平9−164858号公報 特開2006−119840号公報 特開2006−199094号公報
しかしながら、特許文献3に開示の技術では、障害物の検知結果の提示を受けるためには、触覚ローラが配置された部分をドライバが必ず直接触れていなければならず、使い勝手が悪いという問題点を有していた。また、特許文献3に開示の技術では、ドライバに触覚を通じて提示することができる方向は、触覚ローラが連続して配置された方向(つまり、ステアリングホイールの周方向)に限られるため、ドライバに具体的な位置の表現を行うことが困難であるという問題点を有していた。なお、触覚ローラを連続して配置する方向を増やすことによって、提示することができる方向を増やそうとした場合には、増やそうとする方向が増えるほど、必要とする触覚ローラの数も膨大に増え、コストや設置に必要なスペースが増大する。よって、この点からも、特許文献3に開示の技術では、ドライバに触覚を通じて具体的な位置の表現を行うことが困難であるという問題点を有していた。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、乗員に触覚を通じて具体的な位置の表現を行うことをより容易に実現するとともに、使い勝手がより優れた障害物位置提示装置および障害物位置提示システムを提供することにある。
請求項1の障害物位置提示装置によれば、車両に対する障害物の位置を特定する障害物位置特定部で特定した障害物の方向の情報に応じて、伝達板の平面方向における周囲に、お互いが間隔をもって配置されている複数のアクチュエータのうち、往復運動の方向が同一方向もしくは交差方向となる所定の2つのアクチュエータの各々の振幅の大きさの割合を決定し、決定した振幅の大きさの割合に従った往復運動を当該アクチュエータに行わせる。このとき、当該アクチュエータの往復運動により生じる伝達板の振動によって、伝達板に触れている前記乗員の手にその振動が伝達される。
ここで、本発明者は、お互いが間隔をもって配置されている2つのアクチュエータの各々の振幅の大きさの割合を変化させて伝達板を振動させると、伝達板に触れている乗員の手には、この2つのアクチュエータに挟まれた方向であって上記割合に応じた方向が振動源として感じられることを見出した。つまり、以上の構成によれば、アクチュエータが存在する方向だけでなく、2つのアクチュエータに挟まれた方向のうちのアクチュエータが存在していない方向を振動源として感じさせることができ、障害物の方向の情報を乗員により具体的に提示することが可能になる。
また、以上の構成によれば、アクチュエータが存在する方向だけでなく、2つのアクチュエータに挟まれた方向のうちのアクチュエータが存在していない方向も振動源として感じさせることができるので、提示することができる方向を増やそうとした場合にも、アクチュエータの増加数を低く抑えることが可能になる。
さらに、伝達板を介して、アクチュエータからの振動を、乗員の手に伝達するようにしているので、障害物の位置の情報の提示を受けるために、アクチュエータが配置された部分を乗員が必ず直接触れていなければならない制約がない。
よって、以上の構成によれば、障害物の具体的な方向の表現をより容易に実現することが可能になるとともに、使い勝手がより優れた障害物位置提示装置を提供することが可能になる。
また、請求項2の構成によれば、障害物位置特定部で特定した障害物の距離が近いほど、アクチュエータの往復運動の振幅の周期を短くするので、障害物までの距離が遠いほど伝達板の振動の周期が長くなる一方、障害物までの距離が短いほど伝達板の振動の周期が短くなる。その結果、乗員は、伝達板を介して伝えられる振動の状態から、直感的に、障害物までの距離を認識することが可能になる。従って、以上の構成によれば、乗員に対して具体的な距離の表現を行うことも、より容易に実現することができる。
また、請求項3のように、伝達板の面上に、車両の前後方向に対応する軸と車両の左右方向に対応する軸とのお互い直交する2軸を仮定して、この2軸を境に伝達板を4つの領域に区分けした場合の、少なくとも隣り合う2つの領域のそれぞれに対して、この2つの領域が並ぶ方向に沿ってアクチュエータを少なくとも1つずつ配置する態様としてもよい。これによれば、少なくとも2つのアクチュエータが、車両の前後方向に対応する軸と車両の左右方向に対応する軸とのいずれかの軸方向に並ぶことになるので、車両の前後方向および車両の左右方向のうちの少なくともいずれかの方向について、具体的な位置の表現を行うことが可能になる。
また、請求項4のように、伝達板の面上に、車両の前後方向に対応する軸と車両の左右方向に対応する軸とのお互い直交する2軸を仮定して、この2軸を境に伝達板を4つの領域に区分けした場合の、少なくとも1つの領域に対して、往復運動の方向が前後方向に対応する軸に平行なものと左右方向に対応する軸に平行なものとの2つのアクチュエータを配置する態様としてもよい。これによれば、少なくとも2つのアクチュエータが、車両の前後方向に対応する軸と車両の左右方向に対応する軸とがなす角度方向に沿って並ぶことになるので、車両の右斜め前方向、右斜め後ろ方向、左斜め前方向、および左斜め後ろ方向のうちの少なくともいずれかの方向について、具体的な位置の表現を行うことが可能になる。
また、請求項5のように、伝達板の面上に、車両の前後方向に対応する軸と車両の左右方向に対応する軸とのお互い直交する2軸を仮定して、この2軸を境に伝達板を4つの領域に区分けした場合の、各領域のそれぞれに対して、往復運動の方向が前後方向に対応する軸に平行なものと左右方向に対応する軸に平行なものとの2つずつの、計8つのアクチュエータを配置する態様としてもよい。これによれば、車両の前後方向、車両の左右方向、車両の右斜め前方向、右斜め後ろ方向、左斜め前方向、および左斜め後ろ方向といった車両の周囲の全方向について、具体的な位置の表現を行うことが可能になる。
また、請求項6のように、伝達板の面上に車両の前後方向に対応する軸と車両の左右方向に対応する軸とのお互い直交する2軸を仮定して、この2軸を境に伝達板を4つの領域に区分けした場合の、各領域のそれぞれに対して、アクチュエータを1つずつ、計4つ配置する態様としてもよい。これによれば、車両の前後方向および車両の左右方向といった車両の四方について、具体的な位置の表現を行うことが可能になる。
ここで、障害物位置特定部で車両に対する複数の障害物の位置が特定された場合の駆動制御部の制御としては、例えば、請求項7および8の態様がある。
例えば、請求項7のように、車両に対する障害物の距離の情報をもとに、複数の障害物のうちから車両に最も近い障害物を選択し、その選択した障害物についての位置の情報に応じて、複数のアクチュエータのうちから振動させるべきアクチュエータを決定し、その振動させるべきアクチュエータが2つであった場合には、さらに、2つのアクチュエータの各々の振幅の大きさの割合を決定して、当該アクチュエータに往復運動を行わせる態様としてもよい。これによれば、障害物位置特定部で車両に対する複数の障害物の位置が特定された場合には、車両に最も近い障害物の位置の情報のみが乗員に提示されることになる。
また、請求項8のように、車両に対する障害物の距離の情報をもとに、複数の障害物のうちの車両に近い障害物から順番に選択し、その順番に選択した障害物についての位置の情報に応じて、複数のアクチュエータのうちから振動させるべきアクチュエータを決定し、その振動させるべきアクチュエータが2つであった場合には、さらに2つのアクチュエータの各々の振幅の大きさの割合を順番に決定して、当該アクチュエータに往復運動を行わせる態様としてもよい。これによれば、障害物位置特定部で車両に対する複数の障害物の位置が特定された場合には、車両に近い障害物の位置の情報から順番に乗員に提示されることになる。
また、請求項9のように、車両のステアリングホイールに前述の伝達板を設ける態様としてもよい。
また、請求項10の障害物位置提示システムによれば、車両の周辺に存在する障害物を検知するセンサと前述のいずれかの障害物位置提示装置とを含むので、乗員に対して具体的な位置の表現を行うことをより容易に実現するとともに、使い勝手がより優れた障害物位置提示システムを提供することが可能になる。
障害物位置提示システム100の概略的な構成を示すブロック図である。 障害物検知センサ1による障害物の検知について説明するための模式図である。 (a)〜(c)は、振動伝達板5の平面の形状の一例を示す図である。 振動伝達板5に対するソレノイド4の配置位置の一例を示す図である。 自車両の周囲の全方位をエリア分けした一例を示す図である。 (a)は、自車両の前後左右方向のエリアについての分割の一例を示す図であって、(b)は、自車両の斜め方向のエリアについての分割の一例を示す図である。 分割エリアと所定の2つのソレノイド4の振幅の大きさの割合との対応関係を示すテーブルの一例である。 ソレノイド4の往復運動のON/OFFの周期の一例を示す模式図である。 自車両に対する障害物の距離に応じたソレノイド4の振幅の周期について説明するための模式図である。 障害物の方向の情報を乗員に提示する場合の一例を説明するための模式図である。 振動伝達板5の平面の形状の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明が適用された障害物位置提示システム100の概略的な構成を示すブロック図である。図1に示す障害物位置提示システム100は、車両に搭載されるものであり、障害物検知センサ1、障害物位置演算装置2、作動力制御装置3、ソレノイド4、および振動伝達板5を含んでいる。また、障害物位置演算装置2、作動力制御装置3、ソレノイド4、および振動伝達板5が請求項の障害物位置提示装置を構成している。なお、障害物位置提示システム100を搭載している車両を以降では自車両と呼ぶ。
障害物検知センサ1は、車両に搭載され、図2に示すように障害物検知センサ1のセンサ検知範囲内に存在する自車両周辺の障害物の検知を行う装置である。よって、障害物検知センサ1が請求項のセンサに相当する。なお、図2は、障害物検知センサ1による障害物の検知について説明するための模式図である。また、図2中のAが自車両を示しており、Bで示す破線で囲った自車両周辺の範囲が障害物検知センサ1のセンサ検知範囲を表しており、Cが障害物を表している。
障害物検知センサ1としては、探査波を送信し、障害物で反射されるその探査波の反射波を受信する超音波ソナーやミリ波レーダやレーザレーダや赤外線センサなどの周知の測距センサを用いることができる。また、障害物検知センサ1としては、自車両の周辺を撮像するCCDカメラ等の撮像装置を用いる構成としてもよいし、上記測距センサと上記撮像装置とを組み合わせて用いる構成としてもよい。また、障害物検知センサ1は、検知対象とする範囲に合わせて複数設ける構成としてもよい。
障害物位置演算装置2は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM等よりなるマイクロコンピュータ(以下、マイコン)を主体として構成され、障害物検知センサ1から入力されたセンサ信号(つまり、障害物検知センサ1の検知結果)に基づき、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで、自車両に対する障害物の方向や距離といった位置を特定する。よって、障害物位置演算装置2が請求項の障害物位置特定部に相当する。
障害物検知センサ1として超音波ソナーのような測距センサを用いる場合には、探査波の送波のタイミングとその探査波の反射波の受信のタイミングとのずれをもとに障害物までの距離を算出したり、複数の超音波ソナーの各センサ信号から算出される距離のデータから、三角測量によって自車両に対する障害物の方向を算出したりする等の構成とすればよい。また、他の周知の方法を用いて自車両に対する障害物の方向や距離を算出する構成としてもよい。
なお、障害物検知センサ1として撮像装置を用いる構成とした場合は、障害物位置演算装置2は、撮像した画像をもとに周知の画像認識処理等によって自車両に対する障害物の方向を検知する構成とすればよい。また、撮像した画像をもとに自車両と障害物との間の距離を推定や算出したりすることが可能である場合には、撮像した画像をもとに自車両と障害物との間の距離を検知する構成とすればよい。
ソレノイド4は、電動アクチュエータの一種であって、コイル内に可動鉄心を有し、与えられる電気的エネルギーを機械的直線運動に変換し、可動鉄芯を駆動するものである。また、ソレノイド4は、例えばバネの力を利用して可動鉄芯が往復運動できるようになっているものとする。なお、ソレノイド4は、2系統の駆動回路を設けることによって可動鉄芯が往復運動できるようになっている構成としてもよい。また、ソレノイド4の可動鉄心の往復運動(以下、ソレノイド4の往復運動)は、後述する作動力制御装置3によって制御されるものとする。なお、ソレノイド4が請求項のアクチュエータに相当する。
振動伝達板5は、例えば樹脂などからなる板状の部材であって、ソレノイド4の往復運動によって与えられる外力によって生じる振動を伝達するものである。また、振動伝達板5は、例えばステアリングホイール中央部のスペースにエアバッグの設置場所からずらして、振動伝達板5の平面がホイール面と略平行に設けられる。さらに、振動伝達板5は、振動伝達板5の平面方向に多少の余裕をもってずれることができる程度に、ステアリングホイールに固定されているものとする。また、振動伝達板5は、乗員がステアリングホイールを操作する場合に、ステアリングホイールを操作しながら触れられるよう設けられている。なお、振動伝達板5が請求項の伝達板に相当する。
また、振動伝達板5の平面の形状としては、例えば図3(a)に示すように十字型をしている構成としてもよいし、図3(b)に示すように長方形等の矩形状である構成としてもよいし、図3(c)に示すように角丸四角の形状である構成としてもよいし、楕円状などの他の形状をしている構成としてもよい。なお、以降では、振動伝達板5の平面の形状は、図3(a)に示すように十字型をしているものとして説明を続ける。
続いて、図4を用いて、振動伝達板5に対するソレノイド4の配置位置についての説明を行う。図4は、振動伝達板5に対するソレノイド4の配置位置の一例を示す図である。なお、図4のDで示す方向が、ステアリングホイールが正位置にあるときの上方向を表しており、Eで示す方向が、ステアリングホイールが正位置にあるときの下方向を表している。また、図4のFで示す方向が、ステアリングホイールが正位置にあるときの右方向を表しており、Gで示す方向が、ステアリングホイールが正位置にあるときの左方向を表している。
なお、振動伝達板5においては、ステアリングホイールが正位置にあるときの上下方向に伸びる仮想的な軸Hが、自車両の前後方向に対応する軸であるものとし、ステアリングホイールが正位置にあるときの左右方向に伸びる仮想的な軸Iが、自車両の左右方向に対応する軸であるものとする。また、本実施形態では、軸Hと軸Iとは、振動伝達板5の面上の例えば重心の位置で直交するものとする。
振動伝達板5に対して、ソレノイド4は、図4に示すようにソレノイド4a〜4hまでの8つ設けられている。詳しくは、ソレノイド4a〜4hは、前述の軸Hおよび軸Iを境に振動伝達板5を4つの領域に区分けした場合の、各領域のそれぞれに対して、往復運動の方向が軸Hに平行なものと軸Iに平行なものとの2つずつ配置される。具体的には、ソレノイド4a・4d・4e・4hについては、往復運動の方向が軸Iと平行に設けられ、ソレノイド4b・4c・4f・4gについては、往復運動の方向が軸Hと平行に設けられる。
また、ソレノイド4a〜4hのいずれについても、往復運動によって振動伝達板5の平面方向における端部に対して当該平面方向に向けた外力を与えるように配置されている。なお、ソレノイド4は、往復運動によって振動伝達板5の前記端部に外力を与える場合、可動鉄芯で直接に前記端部を叩くことによって外力を与える構成としてもよいし、可動鉄芯に結合された部材を介して前記端部を叩くことによって外力を与える構成としてもよい。
なお、本実施形態では、振動伝達板5をステアリングホイールに設ける構成を示したが、必ずしもこれに限らない。振動伝達板5は、乗員が手で操作する自車両の装備品に設けられる構成であればよく、例えばセンターコンソール部の操作デバイスに設けられる構成としてもよい。
図1に戻って、作動力制御装置3は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM等よりなるマイクロコンピュータ(以下、マイコン)を主体として構成され、障害物位置演算装置2から入力された各種情報に基づき、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することでソレノイド4の制御を実行する。なお、作動力制御装置3が請求項の駆動制御部に相当する。
例えば、作動力制御装置3は、障害物位置演算装置2で特定した自車両に対する障害物の方向の情報に応じて、ソレノイド4a〜4hのうちの所定の2つのソレノイド4の各々の振幅の大きさの割合を決定する振幅決定処理を行う。また、ここで言うところの振幅とは、ソレノイド4の往復運動による推進力(押す力)を示している。なお、作動力制御装置3は、PWM(パルス幅変調)や電圧制御等によってソレノイド4の振幅の大きさを制御する構成とすればよい。
また、ここで言うところの所定の2つのソレノイド4については、ソレノイド4a〜4hのうちから、自車両に対する障害物の方向の情報に応じて選択される。以下では、図5を用いて、ソレノイド4a〜4hのうちからの所定の2つのソレノイド4の選択の詳細についての説明を行う。図5は、自車両の周囲の全方位をエリア分けした一例を示す図である。
なお、図5中のJで示すエリア(以下、エリアJ)は自車両の左斜め前方のエリアであって、Kで示すエリア(以下、エリアK)は自車両の前方のエリアであって、Lで示すエリア(以下、エリアL)は自車両の右斜め前方のエリアである。また、図5中のMで示すエリア(以下、エリアM)は自車両の右方向のエリアであって、Nで示すエリア(以下、エリアN)は自車両の右斜め後方のエリアであって、Oで示すエリア(以下、エリアO)は自車両の後方のエリアである。さらに、図5中のPで示すエリア(以下、エリアP)は自車両の左斜め後方のエリアであって、Qで示すエリア(以下、エリアQ)は自車両の左方向のエリアである。
例えば、障害物の方向がエリアJに該当していた場合には、所定の2つのソレノイド4としてソレノイド4a・4bが選択される。また、障害物の方向がエリアKに該当していた場合にはソレノイド4b・4cが選択され、障害物の方向がエリアLに該当していた場合にはソレノイド4c・4dが選択され、障害物の方向がエリアMに該当していた場合にはソレノイド4d・4eが選択される。さらに、障害物の方向がエリアNに該当していた場合にはソレノイド4e・4fが選択され、障害物の方向がエリアOに該当していた場合にはソレノイド4f・4gが選択され、障害物の方向がエリアPに該当していた場合にはソレノイド4g・4hが選択され、障害物の方向がエリアQに該当していた場合にはソレノイド4h・4aが選択される。
さらに、所定の2つのソレノイド4の各々の振幅の大きさの割合については、例えば上述の各エリア(エリアJ〜エリアQ)内をさらに分割したエリア(以下、分割エリア)のうちのどの分割エリアに自車両に対する障害物の方向が該当するかによって決定される。以下では、図6(a)および図6(b)を用いて、所定の2つのソレノイド4の各々の振幅の大きさの割合の決定の詳細についての説明を行う。図6(a)は、自車両の前後左右方向のエリアについての分割の一例を示す図であって、図6(b)は、自車両の斜め方向のエリアについての分割の一例を示す図である。
まず、自車両の前後左右方向のエリア(エリアK、M、O、Q)については、自車両の前後方向のエリア(エリアK、O)については、自車両の横幅方向にエリアを例えば6分割するものとし、自車両の左右方向のエリア(エリアM、Q)については、自車両の縦幅方向にエリアを例えば6分割するものとする。エリアKを例に挙げると、図6(a)に示すように例えば左から順番にK1〜K6まで分割する。
また、所定の2つのソレノイド4の各々の振幅の大きさの割合については、例えば図7に示すようなテーブルに従って決定する。なお、図7は、分割エリアと所定の2つのソレノイド4の振幅の大きさの割合との対応関係を示すテーブルの一例である。
例えば、図7のテーブルに示すように、障害物の方向が分割エリアK1に該当する場合には、ソレノイド4bの振幅の大きさの割合を100%に対してソレノイド4cの振幅の大きさの割合を0%と決定する。また、障害物の方向が分割エリアK2に該当する場合には、ソレノイド4bの振幅の大きさの割合を80%に対してソレノイド4cの振幅の大きさの割合を20%と決定し、分割エリアK3に該当する場合には、ソレノイド4bの振幅の大きさの割合を60%に対してソレノイド4cの振幅の大きさの割合を40%と決定する。さらに、分割エリアK4に該当する場合には、ソレノイド4bの振幅の大きさの割合を40%に対してソレノイド4cの振幅の大きさの割合を60%と決定し、分割エリアK5に該当する場合には、ソレノイド4bの振幅の大きさの割合を20%に対してソレノイド4cの振幅の大きさの割合を80%と決定し、分割エリアK6に該当する場合には、ソレノイド4bの振幅の大きさの割合を0%に対してソレノイド4cの振幅の大きさの割合を100%と決定する。なお、エリアM、O、Qについても、対応する2つのソレノイド4の振幅の大きさの割合を同様にして決定するものとする。
さらに、自車両の斜め方向のエリア(エリアJ、L、N、P)については、角度方向にエリアを例えば6分割するものとする。エリアLを例に挙げると、図6(b)に示すように例えば前方から側方にかけて順番にL1〜L6まで分割する。なお、エリアJ、L、N、Pについても、エリアK、M、O、Qの場合と同様にして、対応する2つのソレノイド4の振幅の大きさの割合を決定するものとする。
また、本実施形態では、エリアを6分割して分割エリアとする構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、エリアをもっと粗く分割してもよいし、もっと細かく分割してもよい。また、エリアを等間隔に分割する構成としてもよいし、エリアを不等間隔に分割する構成としてもよい。さらに、分割エリアと所定の2つのソレノイド4の振幅の大きさの割合との対応関係についても、前述した例に限らず、任意に設定可能であるものとする。
なお、本実施形態では、所定の2つのソレノイド4の各々の振幅の大きさの割合について、どの分割エリアに自車両に対する障害物の方向が該当するかによって決定される構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、障害物の位置の座標に応じて所定の2つのソレノイド4の各々の振幅の大きさの割合が算出される関数を用意し、この関数を用いて、障害物の位置の座標に応じて所定の2つのソレノイド4の各々の振幅の大きさの割合を決定する構成としてもよい。
さらに、作動力制御装置3は、障害物位置特定部で特定した自車両に対する障害物の距離の情報に応じて、振幅決定処理で選択された2つのソレノイド4の振幅の周期を決定する周期決定処理を行う。また、ここで言うところの周期とは、ソレノイド4の往復運動のON/OFFの周期を示している。なお、ソレノイド4の往復運動のON/OFFの周期のうちのONの状態は、必ずしも100%ONの状態に限らず、図8に示すように短い周期でON/OFFを繰り返す状態をオンの状態とする構成としてもよい。なお、図8は、ソレノイド4の往復運動のON/OFFの周期の一例を示す模式図である。また、ソレノイド4の往復運動のONの状態は、図8に示すような矩形波のようなパターンに留まらず、他のパターンであってもよい。
続いて、周期決定処理では、自車両に対する障害物の距離が遠いほど(図9で示す矢印の方向に離れるほど)周期を長くする一方、障害物までの距離が短いほど周期を短くするものとする。このとき、障害物の距離の増減に対して直線的に周期の長さを変化させる構成としてもよいし、関数やマッピングなどを用いて曲線的や階段状に周期の長さを変化させる構成としてもよい。
そして、作動力制御装置3は、振幅決定処理で選択された2つのソレノイド4について、振幅決定処理で決定された振幅の大きさの割合に従った振幅が、周期決定処理で決定した周期に従って行われるよう制御する。なお、作動力制御装置3は、振幅決定処理で選択されなかった残りのソレノイド4については駆動させないものとする。
ここで、図10を用いて、障害物の方向の情報を乗員に提示する場合の具体例を示す。図10は、障害物の方向の情報を乗員に提示する場合の一例を説明するための模式図である。なお、ここでは便宜上、ソレノイド4e〜4hの図示は省略している。また、図10の例では、障害物の方向はエリアJの分割エリアJ2に該当するものとして説明を行う。
図10の例では、障害物の方向はエリアJに該当するため、振幅決定処理においてソレノイド4a・4bが選択される。また、障害物の方向は分割エリアJ2に該当するため、ソレノイド4aの振幅の大きさの割合は80%、ソレノイド4bの振幅の大きさの割合は20%と決定される。
そして、作動力制御装置3の制御に従って、ソレノイド4aの振幅の大きさの割合は80%、ソレノイド4bの振幅の大きさの割合は20%で駆動される。この場合、ソレノイド4aの往復運動により生じる振動伝達板5の振動とソレノイド4bの往復運動により生じる振動伝達板5の振動とは合成されて、振動伝達板5に触れている乗員の手に伝わることになる。具体的には、左から前にかけての角度方向のうち、左に80%程度、前に20%程度偏った方向から振動が伝わってくるかのような感覚を乗員に生じさせることになる。
このように、本発明者は、お互いが間隔をもって配置されている2つのソレノイド4の各々の振幅の大きさの割合を変化させて振動伝達板5を振動させると、振動伝達板5に触れている乗員(ドライバや同乗者)の手には、この2つのソレノイド4に挟まれた方向であって上記割合に応じた方向が振動源として感じられることを見出した。従って、以上の構成によれば、ソレノイド4が存在する方向だけでなく、2つのソレノイド4に挟まれた方向のうちのソレノイド4が存在していない方向を振動源として感じさせることができ、障害物の位置の情報を乗員により具体的に提示することが可能になる。
また、以上の構成によれば、ソレノイド4が存在する方向だけでなく、2つのソレノイド4に挟まれた方向のうちのソレノイド4が存在していない方向も振動源として感じさせることができるので、提示することができる方向を増やそうとした場合にも、ソレノイド4の増加数を低く抑えて実現することが可能になる。前述したように、自車両の周囲の全方向を表現する場合であっても、用いるソレノイド4の数は8つに抑えることができる。さらに、振動伝達板5を介して、ソレノイド4からの振動を、乗員の手に伝達するようにしているので、障害物の位置の情報の提示を受けるために、ソレノイド4が配置された部分を乗員が必ず直接触れていなければならない制約がない。
さらに、本発明者は、お互いが間隔をもって配置されている2つのソレノイド4の各々の振幅の大きさの割合を変化させて振動伝達板5を振動させる場合に、ソレノイド4の往復運動によって振動伝達板5の平面方向における端部に対して当該平面方向に向けた外力を与え、振動伝達板5に振動を生じさせると、振動伝達板5に触れている乗員の手には、この2つのソレノイド4に挟まれた方向であって上記割合に応じた方向が振動源としてより正確に感じられることを見出した。
この効果について、振動伝達板5をステアリングホイールに設けた場合を例に挙げて以下で説明を行う。まず、前述の所定の2つのソレノイド4の往復運動によって、振動伝達板5の平面方向における端部に対して当該平面方向に向けた外力を与えると、この外力により振動伝達板5とステアリングホイールとのずれを生み出すことになる。そして、振動伝達板5に触れている乗員は、このずれを感じ取ることにより、容易に振動が伝わってくる方向を感じ取ることができる。なお、振動伝達板5の平面の法線方向から与えられる外力によって生じる振動では、前述したずれとは異なり、振動が伝わってくる方向を振動伝達板5に触れている乗員が容易に感じ取ることはできない。
また、前述したずれの方向は、自車両に対する障害物の方向に対応したものであるため、振動伝達板5に触れている乗員は、このずれを感じ取ることにより、自車両に対する障害物の具体的な方向をより容易に感じとることができる。
さらに、以上の構成によれば、障害物位置演算装置2で特定した障害物の距離が近いほど、ソレノイド4の往復運動の振幅の周期を短くするので、障害物までの距離が遠いほど振動伝達板5の振動の周期が長くなる一方、障害物までの距離が短いほど振動伝達板5の振動の周期が短くなる。その結果、乗員は、振動伝達板5を介して伝えられる振動の状態から、直感的に、障害物までの距離を認識することが可能になる。詳しくは、障害物までの距離が短いほど振動伝達板5の振動の周期を短くするため、より差し迫ったような感覚を当該乗員の手に与えることによって具体的な距離の表現をより容易に実現することができる。
また、障害物位置演算装置2で複数の障害物の位置を特定した場合には、例えば自車両に最も近い障害物についての位置の情報のみを提示する構成としてもよい。具体的には、障害物位置演算装置2で特定した障害物の距離の情報をもとに、作動力制御装置3が自車両に最も近い障害物を選択し、その障害物についての方向や距離の情報をもとに、前述の振幅決定処理や周期決定処理を行って所定の2つのソレノイド4を制御し、自車両に最も近い障害物の位置の情報のみを提示する構成とすればよい。
他にも、例えば自車両に近い障害物についての位置の情報から順番に提示する構成としてもよい。具体的には、障害物位置演算装置2で特定した障害物の距離の情報をもとに、作動力制御装置3が自車両に近い障害物から順番に選択し、その選択した障害物についての方向や距離の情報をもとに、前述の振幅決定処理や周期決定処理を順番に選択される障害物ごとに行って、順番に選択される障害物ごとに対応するソレノイド4を順次制御し、自車両に近い障害物の位置の情報から順番に提示する構成とすればよい。なお、振動させるべきソレノイド4が2つであった場合には、2つのソレノイド4の各々の振幅の大きさの割合を決定して、この2つのソレノイド4に往復運動を行わせることになる。
また、前述の画像認識等によって障害物の種類まで障害物位置演算装置2で特定できる場合には、障害物の種類に応じた優先順位(例えば歩行者の優先順位を構造物等よりも高くするなど)に従って、優先順位の高い障害物についての位置の情報から順番に提示する構成としてもよい。
なお、前述の実施形態では、ソレノイド4a〜4hの8つのソレノイド4を用いて、自車両の周囲の全方向を表現する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、8つのソレノイド4を用いる場合に比べて方向の表現力が劣るものの、ソレノイド4a・4bの一方、ソレノイド4c・4dの一方、ソレノイド4e・4fの一方、およびソレノイド4g・4hの一方の4つのソレノイド4を用いて、自車両の周囲の全方向や前後左右方向を表現する構成としてもよい。
また、ソレノイド4e〜4hの4つを用いて、自車両の後方から後ろ斜め方向までを表現する構成としたり、ソレノイド4h・4aの2つを用いて、自車両の左方向を表現したり、ソレノイド4a・4bの2つを用いて、自車両の左斜め前方向を表現したりするなど、目的に応じてソレノイド4を設ける数を減らしてもよい。
さらに、振動伝達板5が図11に示すように分割されている構成としてもよい。また、振動伝達板5を分割する構成とする場合には、乗員が左右の手でそれぞれの部分に触れられるように、左右に分割されていることが好ましい。なお、振動伝達板5が分割されている場合であっても、分割された各部のそれぞれでソレノイド4の往復運動で生じる振動は、分割された各部を左右それぞれの手で触れている乗員にとっては、それぞれの振動が合成されて感じられるため、この構成であっても、障害物の位置の情報を乗員により具体的に提示することが可能になる。また、振動伝達板5を分割する構成とした場合、障害物の方向の情報の左右の違いを乗員がより明確に感じ取れるようになるという利点もある。さらに、振動伝達板5を分割する構成とした場合、ステアリングホイールの中央部のスペースへの配置がより容易になる利点もある。
また、前述の実施形態では、作動力制御装置3が振幅決定処理と周期決定処理との両方を行い、障害物の方向と距離との情報を提示する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、作動力制御装置3が周期決定処理を行わず、障害物の距離の情報を提示しない構成としてもよい。
なお、前述の実施形態では、障害物位置演算装置2と作動力制御装置3とを別体として設ける構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、障害物位置演算装置2と作動力制御装置3とを一つのECUとして設けるなど、一つの部材として設ける構成としてもよい。
また、本実施形態では、請求項のアクチュエータとしてソレノイドを用いる構成を示したが、必ずしもこれに限らない。請求項のアクチュエータとしては、振動伝達板5の平面方向における端部に対して往復運動によって外力を与えることができるものであれば何でもよい。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 障害物検知センサ(センサ)、2 障害物位置演算装置(障害物位置特定部)、3 作動力制御装置(駆動制御部)、4 ソレノイド(アクチュエータ)、5 振動伝達板(伝達板)、100 障害物位置提示システム

Claims (10)

  1. 車両に搭載されるとともに、
    前記車両の周辺に存在する障害物を検知するセンサの検知結果をもとに、前記車両に対する当該障害物の方向を少なくとも含む位置を特定する障害物位置特定部を備え、
    前記障害物位置特定部で特定した当該障害物の位置の情報を前記車両の乗員に提示する障害物位置提示装置であって、
    往復運動を行う複数のアクチュエータと、
    前記乗員が手で操作する前記車両の装備品に、前記乗員が前記装備品を操作しながら触れられるように設けられるとともに、前記アクチュエータの往復運動によって与えられる外力によって生じる振動を伝達する、板状の部材である伝達板と、
    前記複数のアクチュエータの往復運動の少なくとも振幅の大きさについての制御を行う駆動制御部と、を備え、
    前記複数のアクチュエータは、前記伝達板の平面方向における周囲に、お互いが間隔をもって配置されているとともに、前記往復運動によって前記伝達板の平面方向における端部に対して当該平面方向に向けた外力を与えるように配置されており、
    前記駆動制御部は、前記障害物位置特定部で特定した障害物の方向の情報に応じて、前記複数のアクチュエータのうちの往復運動の方向が同一方向もしくは交差方向となる所定の2つのアクチュエータの各々の振幅の大きさの割合を決定し、決定した振幅の大きさの割合に従った往復運動を当該アクチュエータに行わせ、
    当該アクチュエータの往復運動により生じる前記伝達板の振動を前記伝達板に触れている前記乗員の手に伝達することにより、前記障害物の方向の情報を前記乗員に提示することを特徴とする障害物位置提示装置。
  2. 請求項1において、
    前記駆動制御部は、前記複数のアクチュエータの往復運動の振幅の周期についての制御も行うものであり、
    前記障害物位置特定部で特定する障害物の位置の情報には、前記車両に対する当該障害物の距離の情報も含まれており、
    前記駆動制御部は、前記障害物位置特定部で特定した障害物の距離の情報に応じて、前記複数のアクチュエータのうちの往復運動の方向が同一方向もしくは交差方向となる所定の2つのアクチュエータの各々の振幅の周期を、当該障害物の距離が近いほど短く決定し、決定した振幅の周期に従った往復運動を当該アクチュエータに行わせ、
    当該アクチュエータの往復運動により生じる前記伝達板の振動を前記伝達板に触れている前記乗員の手に伝達することにより、前記障害物の距離の情報を前記乗員に提示することを特徴とする障害物位置提示装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記アクチュエータは、前記伝達板の面上に、前記車両の前後方向に対応する軸と前記車両の左右方向に対応する軸とのお互い直交する2軸を仮定して、この2軸を境に前記伝達板を4つの領域に区分けした場合の、少なくとも隣り合う2つの領域のそれぞれに対して、この2つの領域が並ぶ方向に沿って少なくとも1つずつ配置されていることを特徴とする障害物位置提示装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記アクチュエータは、前記伝達板の面上に、前記車両の前後方向に対応する軸と前記車両の左右方向に対応する軸とのお互い直交する2軸を仮定して、この2軸を境に前記伝達板を4つの領域に区分けした場合の、少なくとも1つの領域に対して、往復運動の方向が前記前後方向に対応する軸に平行なものと前記左右方向に対応する軸に平行なものとの2つ配置されていることを特徴とする障害物位置提示装置。
  5. 請求項4において、
    前記アクチュエータは、前記伝達板の面上に、前記車両の前後方向に対応する軸と前記車両の左右方向に対応する軸とのお互い直交する2軸を仮定して、この2軸を境に前記伝達板を4つの領域に区分けした場合の、各領域のそれぞれに対して、往復運動の方向が前記前後方向に対応する軸に平行なものと前記左右方向に対応する軸に平行なものとの2つずつ配置されていることを特徴とする障害物位置提示装置。
  6. 請求項1または2において、
    前記アクチュエータは、前記伝達板の面上に前記車両の前後方向に対応する軸と前記車両の左右方向に対応する軸とのお互い直交する2軸を仮定して、この2軸を境に前記伝達板を4つの領域に区分けした場合の、各領域のそれぞれに対して、1つずつ配置されていることを特徴とする障害物位置提示装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項において、
    前記障害物位置特定部で特定する障害物の位置の情報には、前記車両に対する当該障害物の距離の情報も含まれており、
    前記駆動制御部は、
    前記障害物位置特定部で前記車両に対する複数の障害物の位置が特定された場合には、前記車両に対する障害物の距離の情報をもとに、前記複数の障害物のうちから前記車両に最も近い障害物を選択し、
    前記複数の障害物のうちから選択した障害物についての前記位置の情報に応じて、前記複数のアクチュエータのうちの所定の2つのアクチュエータの各々の振幅の大きさの割合を決定し、決定した振幅の大きさの割合に従った往復運動を当該アクチュエータに行わせることを特徴とする障害物位置提示装置。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項において、
    前記障害物位置特定部で特定する障害物の位置の情報には、前記車両に対する当該障害物の距離の情報も含まれており、
    前記駆動制御部は、
    前記障害物位置特定部で前記車両に対する複数の障害物の位置が特定された場合には、前記車両に対する障害物の距離の情報をもとに、前記複数の障害物のうちの前記車両に近い障害物から順番に選択し、
    前記複数の障害物のうちから順番に選択した障害物についての前記位置の情報に応じて、前記複数のアクチュエータのうちの所定の2つのアクチュエータの各々の振幅の大きさの割合を順番に決定し、順番に決定した振幅の大きさの割合に従った往復運動を順次当該アクチュエータに行わせることを特徴とする障害物位置提示装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項において、
    前記装備品は、前記車両のステアリングホイールであることを特徴とする障害物位置提示装置。
  10. 車両の周辺に存在する障害物を検知するセンサと、
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の障害物位置提示装置と、を含むことを特徴とする障害物位置提示システム。
JP2010145246A 2010-06-25 2010-06-25 障害物位置提示装置および障害物位置提示システム Expired - Fee Related JP5012966B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010145246A JP5012966B2 (ja) 2010-06-25 2010-06-25 障害物位置提示装置および障害物位置提示システム
US13/167,817 US8461975B2 (en) 2010-06-25 2011-06-24 Obstacle position indicating apparatus and system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010145246A JP5012966B2 (ja) 2010-06-25 2010-06-25 障害物位置提示装置および障害物位置提示システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012006518A true JP2012006518A (ja) 2012-01-12
JP5012966B2 JP5012966B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=45352010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010145246A Expired - Fee Related JP5012966B2 (ja) 2010-06-25 2010-06-25 障害物位置提示装置および障害物位置提示システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8461975B2 (ja)
JP (1) JP5012966B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103569013A (zh) * 2012-06-22 2014-02-12 通用汽车环球科技运作有限责任公司 用于车辆的警示系统和方法
US9123215B2 (en) 2012-06-22 2015-09-01 GM Global Technology Operations LLC Alert systems and methods for a vehicle
US9132774B2 (en) 2012-06-22 2015-09-15 GM Global Technology Operations LLC Alert systems and methods for a vehicle
US9153108B2 (en) 2012-06-22 2015-10-06 GM Global Technology Operations LLC Alert systems and methods for a vehicle
US9349263B2 (en) 2012-06-22 2016-05-24 GM Global Technology Operations LLC Alert systems and methods for a vehicle
US9493116B2 (en) 2012-06-22 2016-11-15 GM Global Technology Operations LLC Alert systems and methods for a vehicle
US9701245B2 (en) 2012-06-22 2017-07-11 GM Global Technology Operations LLC Alert systems and methods for a vehicle

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9545879B2 (en) * 2012-06-22 2017-01-17 GM Global Technology Operations LLC Vehicle seat back haptic alert systems and methods
US9286773B2 (en) 2012-06-22 2016-03-15 GM Global Technology Operations LLC Alert systems and methods for a vehicle with improved actuator installation
US20160347329A1 (en) * 2014-01-28 2016-12-01 GM Global Technology Operations LLC Situational awareness for a vehicle
US9994235B2 (en) * 2016-09-16 2018-06-12 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Human-machine interface device and method for sensory augmentation in a vehicle environment
FR3073796B1 (fr) * 2017-11-21 2021-04-02 Renault Sas Systeme de communication pour vehicule automobile comprenant un dispositif tactile

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000335341A (ja) * 1999-05-25 2000-12-05 Mitsubishi Electric Corp 車両警報装置
JP2001191875A (ja) * 2000-01-11 2001-07-17 Nissan Diesel Motor Co Ltd 車両前方状況表示装置
JP2005035488A (ja) * 2003-07-18 2005-02-10 Denso Corp 車両用障害物検知装置
JP2005145292A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Nissan Motor Co Ltd 車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備えた車両
JP2005280436A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Nissan Motor Co Ltd 車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備える車両

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09164858A (ja) 1995-12-14 1997-06-24 Nissan Motor Co Ltd 車両用警報装置
JP2001199296A (ja) 2000-01-17 2001-07-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 警報装置、振動体を有する運転座席、警報装置を車両に搭載した移動体
JP2006119840A (ja) 2004-10-20 2006-05-11 Hitachi Ltd 車両用警告装置
JP2006199094A (ja) 2005-01-19 2006-08-03 Hitachi Ltd 車両用情報呈示装置
US8063754B2 (en) 2006-12-15 2011-11-22 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle state information transmission apparatus using tactile device

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000335341A (ja) * 1999-05-25 2000-12-05 Mitsubishi Electric Corp 車両警報装置
JP2001191875A (ja) * 2000-01-11 2001-07-17 Nissan Diesel Motor Co Ltd 車両前方状況表示装置
JP2005035488A (ja) * 2003-07-18 2005-02-10 Denso Corp 車両用障害物検知装置
JP2005145292A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Nissan Motor Co Ltd 車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備えた車両
JP2005280436A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Nissan Motor Co Ltd 車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備える車両

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103569013A (zh) * 2012-06-22 2014-02-12 通用汽车环球科技运作有限责任公司 用于车辆的警示系统和方法
US9123215B2 (en) 2012-06-22 2015-09-01 GM Global Technology Operations LLC Alert systems and methods for a vehicle
US9132774B2 (en) 2012-06-22 2015-09-15 GM Global Technology Operations LLC Alert systems and methods for a vehicle
US9153108B2 (en) 2012-06-22 2015-10-06 GM Global Technology Operations LLC Alert systems and methods for a vehicle
US9266451B2 (en) 2012-06-22 2016-02-23 GM Global Technology Operations LLC Alert systems and methods for a vehicle
US9349263B2 (en) 2012-06-22 2016-05-24 GM Global Technology Operations LLC Alert systems and methods for a vehicle
US9493116B2 (en) 2012-06-22 2016-11-15 GM Global Technology Operations LLC Alert systems and methods for a vehicle
US9701245B2 (en) 2012-06-22 2017-07-11 GM Global Technology Operations LLC Alert systems and methods for a vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
US8461975B2 (en) 2013-06-11
US20110316686A1 (en) 2011-12-29
JP5012966B2 (ja) 2012-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5012966B2 (ja) 障害物位置提示装置および障害物位置提示システム
JP7248568B2 (ja) 触覚による操縦誘導システム
JP6101512B2 (ja) 運転支援装置
JP5678894B2 (ja) 振動子による触刺激を用いた情報提示装置
CN104750247A (zh) 使用单个控制器和支持触觉的用户接口控制多个显示器的系统和方法
US20180246573A1 (en) Electrostatic Haptic Actuator and User Interface With an Electrostatic Haptic Actuator
JP5811597B2 (ja) ポインティングシステム、ポインティングデバイス及びポインティング制御方法
JP5538777B2 (ja) 情報提示装置及び情報提示システム並びにプログラム
US10871827B2 (en) Tactile interface module and method for generating haptic feedback
JP5141725B2 (ja) 障害物探索システム
US10620703B2 (en) Actuator of a tactile interface module, tactile interface module and method for generating haptic feedback
JP2010018204A (ja) 情報提示装置および情報提示システム
WO2019017009A1 (ja) 入力装置
KR101278293B1 (ko) 복수의 액추에이터를 가상 물체의 속도에 따라 주파수를 변화시키며 순차 구동하되 감지되는 진동 자극의 위치가 연속적으로 변하는 영역을 생성하며 이동 진동파를 구현하는 이동 진동파 생성 방법
WO2019058894A1 (ja) スイッチ装置
WO2019017008A1 (ja) 入力装置
WO2019163883A1 (ja) ユーザに車両情報を提供する情報提示装置
WO2017145742A1 (ja) 車両及び車両における制御方法
JP6809868B2 (ja) 移動誘導装置、パネル装置、制御装置及び移動誘導方法
JP6960952B2 (ja) 情報処理装置
JP5016985B2 (ja) 車両状態伝達装置
JP6012498B2 (ja) 入力装置
WO2019026571A1 (ja) 情報提示装置
JP2010208402A (ja) 運転支援装置および運転支援方法
WO2019003660A1 (ja) 入力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120521

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees