JP2012005617A - パズル - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成でありながら難易度の設定を容易に変更し得るパズルを提供することにある。
【解決手段】第1の標識A乃至第4の標識Dから成る識別標識111と、辺の長さが全て等しい四角形から成り、対角線によって区画された第1の領域112a乃至第4の領域112dにそれぞれ識別標識111が付された表示部112と、を有し、表示部112に付された識別標識111の相対的な位置関係が全て異なる第1のパズル片11a乃至第6のパズル片11fから成るパズル構成片11と、表示部112と同一形状の四角形を複数並べた配置枠121が設けられた載置面122を有し、パズル構成片11が配置枠121に沿って載置面122上に載置されるパズル台12と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のパズル片を備えたパズルに関するものである。
従来から、ジグソーパズルや絵合せパズルのように、複数のパズル片を組み合わせて所定の完成体を形成するパズルが知られている。
例えば、簡単な構成でありながら高度なゲーム性を有するカードパズルが下記特許文献に開示されている。特許文献1に記載されたカードパズルは、9枚の正方形カードを備える。この9枚の正方形カードは、5種類の標識から選択された4種類の標識が所定の条件に従って各正方形カードの4辺部に対してそれぞれ付されている。
この9枚の正方形カードは、縦横3列の正方形状に配置される。このように配置された状態において、互いに対向する正方形カードの各辺部に付された標識がそれぞれ同種類となる状態が、このカードパズルの完成体である。
かかるカードパズルによれば、完成形態が一つに限らず複数存在するため、簡単な構成でありながら、従来に比べてより高度なゲーム性を付与することが可能となる。このようなカードパズルは、知育や老化防止に対して有効である。
また、上記9枚の正方形カードを1組のカードパズルとして、これを複数組(例えば、2〜4組)用いれば、完成体は縦横4〜6列の正方形状となる。完成体を形成するために必要な正方形カードの数が増えるほど、カードパズルの難易度は高くなる。一方、難易度を低くするには、これら複数組のカードパズルをもとの1組ずつの状態に戻して使用すればよい。このように、使用する正方形カードの数を増減させるだけで、カードパズルの難易度の設定を容易に変更できるため、使用者が自分のレベルに応じて楽しむことができる。
しかしながら、特許文献1に記載されたカードパズルは、正方形カードに付された標識の複雑な配置条件を完全に満たしていなければ一定の完成体を作り出すことが不可能となる。つまり、9枚の正方形カードのうち1枚でも標識の配置条件を満たさないカードが存在すれば、完成形態が全く存在しないものとなる。完成形態が少なくとも一つは存在しなければ、パズルとして成立しない。
上述のとおり、特許文献1に記載のカードパズルを一定の完成形態が存在するパズルとして成立させるためには、各正方形カードに付された各標識の複雑な配置条件が正確かつ厳密に要求される。したがって、特許文献1に記載のカードパズルは、構造は簡単であるが、構成は複雑である。
また、特許文献1に記載のカードパズルを複数組用いた場合、一度バラバラになった各正方形カードを各標識の配置条件を満たす1組のカードパズルの状態にそれぞれ戻すことは、多く時間を要する作業であり、非常に困難である。したがって、実質的には、カードパズルの難易度の設定変更が容易であるとは言い難い。
特開2009−11467号公報
本発明は、かかる事情に鑑みて為されたものであり、本発明の目的は、簡単な構成でありながら難易度の設定を容易に変更し得るパズルを提供することにある。
本発明のパズルは、第1乃至第4の異なる標識から成る識別標識と、辺の長さが全て等しい四角形から成り、対角線によって区画された第1乃至第4の領域にそれぞれ前記識別標識が付された表示部と、を有し、前記表示部に付された前記識別標識の相対的な位置関係が全て異なる第1乃至第6のパズル片から成るパズル構成片と、前記表示部と同一形状の四角形を複数並べた配置枠が設けられた載置面を有し、前記パズル構成片が前記配置枠に沿って前記載置面上に載置されるパズル台と、を備えることを特徴とする。
本発明のパズルは、複数組の前記パズル構成片を備え、前記配置枠を構成する四角形の数が、前記パズル構成片の数以下である。
本発明のパズルは、前記配置枠の外周部の形状が、前記表示部と相似する形状である。
本発明のパズルの完成体は、パズル構成片が、一のパズル片の表示部のいずれか1辺と、他のパズル片の表示部のいずれか1辺とがそれぞれ対向するように配置され、互いに対向する全ての識別標識が同種類である。
本発明に係るパズルによれば、4種類の標識の相対的な位置関係が全て異なるように識別標識を表示部に配置するが、このような条件を満たす配置の組合せは一つしか存在しない。即ち、1組のパズル構成片は必ず6種類のパズル片の組合せとなる。本発明に係るパズルは、この6種類のパズル片のみを用いるため、識別標識の複雑な配置条件は一切要求されない。したがって、識別標識の配置の決定が極めて容易である。また、この6種類のパズル片を用いれば、完成形態が多数存在する。したがって、使用者のレベルに応じて完成体の成立条件のみを変更することにより、パズル構成片の構成を変えることなくパズルの難易度の設定を容易に変更することができる。
本発明に係るパズルが、複数組のパズル構成片を備え、配置枠を構成する四角形の数がパズル構成片の数以下である形態であれば、前記パズル構成片から選択されたパズル片群がいかなる組合せであっても必ず完成形態が存在する。言い換えれば、複数組のパズル構成片からパズル片群を任意に選択してもパズルとして成立する。したがって、このパズル片群の数を単純に増減させるだけで、パズルの難易度の設定を容易に変更することができる。
本発明に係るパズルが、パズル台に設けられた配置枠の外周部の形状が表示部と相似する形状であれば、互いに対向する全ての識別標識が同種類となる部分の数は必ず4の倍数となる。かかる自然法則を利用すれば、パズル構成片の構成を全く変えることなく、本発明のパズルに対して新たなゲーム性を付与することが可能となる。これにより、パズルの難易度の設定を容易に変更することができる。
本発明に係るパズルの完成体が、一のパズル片の表示部のいずれか1辺と、他のパズル片の表示部のいずれか1辺とがそれぞれ対向するようにパズル構成片が配置され、互いに対向する全ての識別標識が同種類である形態とすれば、たとえパズル構成片の構成が簡単なものであっても、完成体の成立条件に一定の条件を付加することで、使用者のレベルに応じてパズルのゲーム性をさらに高めることができる。
第一実施形態に係るパズル、及び、その完成体の一例を示す平面図である。 第一実施形態に係るパズル構成片を示す平面図である。 第一実施形態に係るパズル台を示す平面図である。 第二実施形態に係るパズル、及び、その完成体の一例を示す平面図である。 第二実施形態に係るパズル、及び、その完成体の変形例を示す平面図である。 第三実施形態に係るパズルを示す平面図である。 第三実施形態に係るパズルの完成体の一例を示す平面図である。 第一実施形態に係るパズル構成片の変形例を示す(a)平面図及び(b)正面図である。 第一実施形態に係るパズル構成片の他の変形例を示す(a)平面図及び(b)正面図である。 第二実施形態に係るパズル構成片を示す平面図である。 図10に示すパズル構成片を用いた第一実施形態に係るパズルの変形例を示す平面図である。
以下、本発明に係るパズルの実施形態について図面を用いて説明する。本明細書において、同一の符号で示されている場合は、同一の構成を示すものとする。
図1に示すように、第一実施形態に係るパズル10は、パズル構成片11と、パズル台12とで構成されている。パズル10には、所定の成立条件が設定された完成体が存在する。かかる条件を満たすようにパズル構成片11をパズル台12上に載置することで、パズル10の完成体が形成される。
パズル構成片11は、パズル10の完成体を形成するための部品である。図2に示すように、パズル構成片11は、第1のパズル片11a、第2のパズル片11b、第3のパズル片11c、第4のパズル片11d、第5のパズル片11e、第6のパズル片11fから成る。パズル構成片11の各パズル片11a...11fは、識別標識111、及びこの識別標識111が付された表示部112をそれぞれ有する。
識別標識111は、使用者がパズル10の完成体を形成する際の指標となるものである。識別標識111は、第1の標識A、第2の標識B、第3の標識C、及び第4の標識Dから成る異なる種類の標識である。識別標識111は、使用者が他の標識と識別可能なものであればよい。識別標識111の具体例としては、色彩、模様、図形などが挙げられるが、特に限定されない。あるいは、これらを組み合わせたものを識別標識111として用いてもよい。特に、識別標識111として色彩を用いれば、明瞭性、美観性、構成の容易性などの点において好ましい。
表示部112は、識別標識111を使用者に対して明瞭に表示するためのものである。表示部112は、パズル構成片11の一部であって、使用者が視認可能な位置に設けられている。表示部112の形状は正方形であり、表示部112の周縁部を構成する4辺の長さは全て等しい。表示部112の大きさは、取扱いの便宜上、1辺の長さを3〜5センチメートルに形成するのが好ましいが、特に限定されない。
表示部112は、2本の対角線によって、第1の領域112a、第2の領域112b、第3の領域112c、及び第4の領域112dから成る直角二等辺三角形の4つの領域に区画されている。この4つの領域112a...112dにそれぞれ異なる種類の識別標識111が付されている。識別標識111は、使用者に対する表示明瞭性などの点で、各領域112a...112dの全面に付されるのが好ましいが、各領域112a...112dの一部に付されていてもよい。各領域112a...112dに付された識別標識111により、表示部112の4辺が個別に識別される。
パズル構成片11の各パズル片11a...11fの形状は、一定の厚みを有する板状であり、一方の面が表示部112を構成する。したがって、各パズル片11a...11fの平面形状は正方形となる。また、パズル構成片11は、各パズル片11a...11fの平面形状の大きさ(面積)が、表示部112の大きさ(面積)と一致している。パズル構成片11の各パズル片11a...11fは、板紙、パルプ材、木材、樹脂などから適宜選択された材料を用いて形成される。あるいは、これらの複数の材料を組み合せて用いてもよい。パズル構成片11の各パズル片11a...11fの厚みは、使用される材料に応じて適宜設計される。取扱い上の利便性や耐久性などを考慮すれば、少なくとも1ミリメートル以上の厚みを有するのが好ましい。
パズル構成片11の各パズル片11a...11fは、表示部112に付された識別標識111の相対的な位置関係が全て異なっている。即ち、第1の標識A、第2の標識B、第3の標識C、及び第4の標識Dは、各パズル片11a...11fの表示部112における第1の領域112a、第2の領域112b、第3の領域112c、及び第4の領域112dにそれぞれ以下のような配置で付されている。
第1のパズル片11aの表示部112には、第1の領域112aに第1の標識Aが、第2の領域112bに第2の標識Bが、第3の領域112cに第3の標識Cが、第4の標識112dに第4の標識Dがそれぞれ付されている。
第2のパズル片11bの表示部112には、第1の領域112aに第1の標識Aが、第2の領域112bに第2の標識Bが、第3の領域112cに第4の標識Dが、第4の標識112dに第3の標識Cがそれぞれ付されている。
第3のパズル片11cの表示部112には、第1の領域112aに第1の標識Aが、第2の領域112bに第4の標識Dが、第3の領域112cに第3の標識Cが、第4の標識112dに第2の標識Bがそれぞれ付されている。
第4のパズル片11dの表示部112には、第1の領域112aに第1の標識Aが、第2の領域112bに第3の標識Cが、第3の領域112cに第4の標識Dが、第4の標識112dに第2の標識Bがそれぞれ付されている。
第5のパズル片11eの表示部112には、第1の領域112aに第1の標識Aが、第2の領域112bに第4の標識Dが、第3の領域112cに第2の標識Bが、第4の標識112dに第3の標識Cがそれぞれ付されている。
第6のパズル片11fの表示部112には、第1の領域112aに第1の標識Aが、第2の領域112bに第3の標識Cが、第3の領域112cに第2の標識Bが、第4の標識112dに第4の標識Dがそれぞれ付されている。
なお、図1に示すパズル構成片11は、各パズル片11a...11f全てに共通して、第1の領域112aに第1の標識Aが付されたものを例示しているが、第1の標識Aは、その他の領域のいずれかに付されていてもよい。つまり、各標識A...Dのいずれか一つの標識を基準とした場合に、各標識A...Dの相対的な位置関係が全て異なるように配置されていることが、パズル構成片11に対する識別標識111の配置条件となる。
このような配置条件を満たすように識別標識111を配置すれば、各標識A...Dのうち、いずれの標識を基準となる標識として選択したとしても、必ず第1のパズル片11a乃至第6のパズル片11fから成る6種類のパズル片を1組とするパズル構成片11が完成する。言い換えれば、このような識別標識111の配置条件を満たすパズル構成片11は、第1のパズル片11a乃至第6のパズル片11fの組合せ以外は存在しない。このため、識別標識111の配置の決定が極めて容易である。
上記説明のとおり、パズル構成片11は、表示部112に付された識別標識111の相対的な位置関係が全て異なっている点を除いて、各パズル片11a...11fは同一の構成である。また、パズル構成片11の各パズル片11a...11fの構成は、識別標識111の配置条件さえ満たしていれば、その他は特に制限されることはない。したがって、パズル構成片11は、例えば、使用者の年齢、使用される頻度、使用される環境、あるいは生産コストなど、様々な条件に応じた設計変更が可能である。
パズル台12は、パズル構成片11を所定の位置に載置するための板状部材である。図3に示すように、パズル台12は、配置枠121が設けられた載置面122を有する。配置枠121は、パズル構成片11を所定の配置に並べるための目安となる。配置枠121は、板状部材の一面に、表示部112と同一形状の四角形が複数並ぶように目印線を引くことにより形成される。よって、板状部材の一面が載置面122を構成する。
パズル台12の形状は長方形であるが、特に限定はない。重要なことは、配置枠121の外周部が内側に収まるだけの面積を有することである。したがって、配置枠121の外周部が内側に収まっていれば、パズル台12の形状は任意である。また、パズル構成片11と同様に、パズル台12は、板紙、パルプ材、木材、樹脂などから適宜選択された材料を用いて形成される。あるいは、これらの複数の材料を組み合せて用いてもよい。パズル台12の厚みは、使用される材料に応じて適宜設計される。
次に、第一実施形態に係るパズル10の完成体について説明する。図1に示すように、パズル構成片11が、配置枠121(図3参照)に沿ってパズル台12の載置面122上に載置される。このように載置すれば、パズル構成片11の各パズル片11a...11fから任意に選択された一のパズル片の表示部112のいずれか1辺と、他のパズル片の表示部112のいずれか1辺とがそれぞれ対向する。表示部112の各辺は、識別標識111によって個別に識別されている。このため、互いに対向する表示部112の各辺を識別する識別標識111も互いに対向することになる。
このとき、互いに対向する識別標識111が同種類のものとなるようにパズル構成片11の各パズル片11a...11fを配置する。すると、図1に示すように、互いに対向する全ての識別標識111が同種類となるように各パズル片11a...11fが配置された状態が完成する。つまり、パズル10の完成体とは、互いに対向する全ての識別標識111が同種類となるようにパズル構成片11が配置された状態をいう。
例えば、識別標識111が4色の異なる色彩であって、これらが表示部112の各領域112a...112dの全面に付されている場合は、互いに対向する一対の識別標識111が4色の異なる色彩の正方形を形成する。このような正方形が、パズル10の完成体の平面形状の周縁部の内側に所定の数だけ形成される。一対の識別標識111によって形成される正方形は、1辺の長さが、表示部112を構成する正方形の1辺の長さの1/√2倍の長さとなる。パズル10の完成体がこのような形態であれば、互いに対向する識別標識111が使用者に対してより明確に表示されるとともに、完成体の美観も好ましい。
パズル10の完成体は、図1に示す形態に限定されるものではない。例えば、互いに対向する同種類の識別標識111の配置の組合せは、図1に示す配置以外にも複数の組合せが存在する。あるいは、パズル10の完成体の平面形状が図1に示すような長方形以外の形状であってもよい。パズル10の完成体の平面形状は、パズル台12の載置面122に設けられた配置枠121の外周部の形状によって決定される。
また、パズル10の完成体は、全てのパズル構成片11を使用することによって形成される必要はない。即ち、パズル構成片11のうち各パズル片11a...11fのいずれか複数を選択したパズル片の組合せにより完成体を形成してもよい。かかる場合に使用されるパズル片の組合せは、いかなる組合せでパズル構成片11から選択されたとしても、必ず完成形態が存在する。
パズル10の完成体に関するこのような特徴点を利用すれば、たとえパズル構成片11の構成が本実施形態のように簡単なものであっても、完成体の成立条件に一定の条件を付加することで、使用者のレベルに応じてパズル10のゲーム性をさらに高めることができる。一定の条件としては、例えば、完成体の平面形状の指定、互いに対向する各標識A...Dの数の指定、互いに対向する各標識A...Dの配置の指定、あるいは、完成体を形成する制限時間の指定などが挙げられる。
第一実施形態に係るパズル10によれば、各標識A...Dの相対的な位置関係が全て異なるように識別標識111を表示部112に配置するが、このような条件を満たす配置の組合せは一つしか存在しない。即ち、1組のパズル構成片11は必ず6種類のパズル片11a...11fの組合せとなる。第一実施形態に係るパズル10は、この6種類のパズル片11a...11fのみにより構成されるため、識別標識111の複雑な配置条件は一切要求されない。したがって、識別標識111の配置の決定が極めて容易であり、パズル構成片11を簡単な構成のものとすることができる。
また、このようなパズル構成片11を用いれば、完成形態が多数存在する。したがって、使用者のレベルに応じて完成体の成立条件のみを変更することにより、パズル構成片11の構成を変えることなくパズル10の難易度の設定を容易に変更することができる。これにより、幅広い年齢層の使用者を対象とすることが可能となる。例えば、使用者が幼児等であれば、創造力の向上につながる知育用の玩具として使用することができる。使用者が高齢者であれば、脳の老化防止のトレーニングとして効果的である。使用者が成人であれば、頭の体操など脳を活性化させる手段として用いることができる。
さらに、第一実施形態に係るパズル10によれば、完成体の成立条件を使用者が自ら設定することが可能であり、使用者のペースに応じてクリアする難易度のレベルを自由に調整することができる。これにより、使用者が飽きることなく長期間にわたって本実施形態に係るパズル10を楽しむことができる。
以上、本発明の第一実施形態に係るパズル10について説明したが、本発明に係るパズルは、その他の形態で実施することができる。
例えば、図4に示す第二実施形態に係るパズル20のように、複数組のパズル構成片11から成るパズル片群21を備え、配置枠121を構成する四角形の数が、パズル片群21を構成するパズル構成片11の数以下である形態であってもよい。パズル片群21は、各パズル片11a...11fがそれぞれ2個ずつ、合計12個のパズル片により構成されている。つまり、図4に示すパズル20は2組のパズル構成片11を用いて完成体が形成されている。パズル片群21は、2組のパズル構成片11に限定されない。例えば、3組以上のパズル構成片11を用いてもよい。第二実施形態に係るパズル20の完成体は、上述したパズル10と同様に、図3に示す形態の他にも完成形態が多数存在する。
また、図5に示すパズル20aのように、複数組のパズル構成片11から任意に選択された各パズル片11a...11fの組合せから成るパズル片群21aから完成体が形成されるものであってもよい。パズル片群21aは、複数組のパズル構成片11から選択される限り、いかなる組合せで各パズル片11a...11fが選択されても必ず完成形態が存在する。例えば、6種類のパズル片11a...11fのうち、パズル片群21aに含まれないパズル片が1種類以上存在していてもよい。したがって、任意に選択されたパズル片群21aを用いてもパズルとして成立する。
また、パズル20、20aは、パズル台22、22aをそれぞれ備える。パズル台22、22aには、上記パズル台12と同様に、配置枠221、221aが設けられた載置面222、222aを有する。配置枠221、221aは、表示部112と同一形状の四角形が複数並べられて形成されるが、この四角形の数は、パズル片群21、22aを構成するパズル構成片11の数以下である。
一般的に、使用されるパズル構成片11の数が少ないほどパズルの難易度は低く、使用されるパズル構成片11の数が多いほどパズルの難易度は高くなる。第二実施形態に係るパズル20、20aによれば、上記パズル10と同様の効果を得られるとともに、パズル片群21、21aの数を単純に増減させるだけで、パズル20、20aの難易度の設定を容易に変更することができる。
また、第二実施形態に係るパズル20、20aによれば、パズル台22、22aの配置枠221、221aの外周部の形状を変えれば、パズル20、20aの難易度も変化する。したがって、難易度の設定のバリエーションが豊富である。
これに加えて、第二実施形態に係るパズル20、20aによれば、任意に選択されたパズル片群21aを用いてもパズルとして成立するため、一度バラバラになったパズル片群21、21aを毎回のように1組のパズル構成片11の状態にそれぞれ戻す必要がない。これにより、後片付けなどの作業を大幅に簡略化することができる。仮に、それぞれを1組のパズル構成片11の状態に戻すとしても、パズル構成片11は6種類のパズル片11a...11fしか存在しないため、それほど困難な作業にはならない。
図6に示す第三実施形態に係るパズル30のように、パズル台32の載置面322に設けられた配置枠321の外周部の形状が、各パズル片11a...11fの表示部112と相似する形状であってもよい。表示部112は正方形であるため、配置枠321の外周部の形状は正方形となり、その一辺の長さは表示部112の一辺の長さのn倍である。よって、パズル30の完成体の平面形状は、複数組のパズル構成片11から選択されたパズル片群31を縦横n列(n≧2(n:自然数))に配置した正方形状に形成される。
このとき、識別標識111が互いに対向している部分の数(即ち、互いに対向する一対の識別標識111の総数)をXとすると、X=2n(n−1)(但し、n≧2(n:自然数))と表すことができる。ここで、n≧2のとき、互いの差が1となる2つの自然数の積を表すn(n−1)は必ず偶数になるので、n(n−1)=2m(m:自然数)と表すことができる。これらの関係から、互いに対向する一対の識別標識111の総数Xは、X=4mと表わすことができる。つまり、互いに対向する一対の識別標識111の総数Xは必ず4の倍数となる。
一方、各標識A...Dが互いに対向している部分の数をそれぞれX、X、X、Xとすると、X=X+X+X+Xと表すことができる。ここで、互いに対向する一対の識別標識111の総数Xは必ず4の倍数になるという自然法則を利用すれば、各標識A...Dが互いに対向している部分の数が全て等しくなるように(即ち、X=X=X=X=X/4を満たすように)、パズル30の完成体の成立条件を設定することができる。
図7に第三実施形態に係るパズル30の完成体の一例を示す。パズル30は、3組のパズル構成片11から選択された合計16個のパズル片11a...11fの組合せから成るパズル片群31aと、パズル台32aとで構成されている。パズル30の完成体は、載置面322aに設けられた配置枠321aに沿って、パズル片群31aを縦横4列(即ち、n=4)の正方形状にパズル台32上に載置したものである。つまり、配置枠321aの外周部の形状は、表示部112と相似する形状である。このとき、パズル片群31aとして選択されなかった2個のパズル片11b、11dは、パズル30の完成体を形成するためには使用されない。
例えば、各標識A...Dが4色の異なる色彩であって、これらが表示部112の各領域112a...112dの全面に付されている場合、互いに対向する一対の識別標識111は、4色の異なる色彩の正方形を形成する。パズル30の完成体は、4色の正方形の数が6個ずつ(即ち、X=X=X=X=6)、合計24個(即ち、X=24)の正方形が、正方形状に載置されたパズル片群31aの周縁部の内側に形成される。パズル30の完成体がこのような形態であれば、互いに対向する識別標識111が使用者に対してより明確に表示されるとともに、完成体の美観も好ましい。
第三実施形態に係るパズル30によれば、選択されたパズル片群31の数(即ち、上記nの値)に関係なく、上記X、X、X、Xが全て等しくなるように完成体の成立条件を設定することができる。これにより、パズル30に対して新たなゲーム性が付与され、パズル30の難易度はさらに高くなる。このように、第三実施形態に係るパズル30によれば、パズル構成片11の構成を全く変えることなく、パズルの難易度の設定を容易に変更することができる。
第三実施形態に係るパズル30において、上述のような新たなゲーム性が付与されることにより生じるパズル30の難易度の変化は、パズル片群31の数の増減(即ち、上記nの値)のみに依存している。したがって、第三実施形態に係るパズル30によれば、使用するパズル片群31の数を単純に増減させるだけで、パズル30の難易度の設定を容易に変更することができる。
なお、上述した第一実施形態に係るパズル10、第二実施形態に係るパズル20、20aにおいても、識別標識111が互いに対向している部分の数Xに応じて、各標識A...Dが互いに対向している部分の数X、X、X、Xをそれぞれ指定すれば、上記パズル30の完成体の成立条件と類似する成立条件を設定することが可能である。
但し、これらは、全ての完成形態に対して、上記X、X、X、Xが全て等しくなるように完成体の成立条件を設定することができない。上記X、X、X、Xが全て異なる数となれば、使用者のレベルによっては、パズルの難易度が高くなりすぎる可能性がある。このため、完成体の成立条件の設定には相当の注意が必要となる。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々なる改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施できる。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内で、何れかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良い。
例えば、パズル構成片11の表示部112は、図8に示す表示部212、及び、図8に示す表示部212aのように、立体的な形状であってもよい。表示部212、212aは、4つの直角二等辺三角形により構成されている。表示部212、212aそれぞれの平面形状は、いずれも表示部112と同じ正方形となる。
パズル構成片11の表示部112の形状は、4辺の長さが等しい四角形であればよい。したがって、図9に示す表示部312のように、その形状がひし形であってもよい。表示部312は平面形状がひし形となるものを含む。よって、表示部312は表示部212、212aのような立体的な形状であってもよい。
このような表示部312を有する各パズル片11´a...11´fから成るパズル構成片11´を備えたパズル10aの完成体は、図10に示すように、平面形状が平行四辺形となる。例えば、各標識A...Dが4色の異なる色彩であって、これらが表示部312の各領域の全面に付されている場合、互いに対向する一対の識別標識111は、4色の異なる色彩の長方形を形成する。このようなパズル構成片11´は、上述した第二実施形態に係るパズル20、20a及び第三実施形態に係るパズル30に対しても当然に適用することができ、これらと同様の効果を得ることができる。
また、パズル台12の配置枠121は、載置面122の一部に形成された所定形状の凹部を外周部とする構成であってもよい。さらに、表示部112と同一形状の四角形を形成するために、この凹部に薄壁を設けてもよい。このようなパズル台は、パズル構成片11が、表示部212、212a等のように立体的な形状である場合に特に有効である。
10、10a、20、20a、30:パズル
11、11´:パズル構成片
11a、11´a:第1のパズル片
11b、11´b:第2のパズル片
11c、11´c:第3のパズル片
11d、11´d:第4のパズル片
11e、11´e:第5のパズル片
11f、11´f:第6のパズル片
12、22、22a、32、32a:パズル台
21、21a、31、31a:パズル片群
111:識別標識
112、212、212a、312:表示部
112a:第1の領域
112b:第2の領域
112c:第3の領域
112d:第4の領域
121、221、221a、321、321a:配置枠
122、222、222a、322、322a:載置面
A:第1の標識
B:第2の標識
C:第3の標識
D:第4の標識

Claims (4)

  1. 第1乃至第4の異なる標識から成る識別標識と、
    辺の長さが全て等しい四角形から成り、対角線によって区画された第1乃至第4の領域にそれぞれ前記識別標識が付された表示部と、を有し、
    前記表示部に付された前記識別標識の相対的な位置関係が全て異なる第1乃至第6のパズル片から成るパズル構成片と、
    前記表示部と同一形状の四角形を複数並べた配置枠が設けられた載置面を有し、前記パズル構成片が前記配置枠に沿って前記載置面上に載置されるパズル台と、
    を備えたパズル。
  2. 複数組の前記パズル構成片を備え、
    前記配置枠を構成する四角形の数が、前記パズル構成片の数以下である、請求項1に記載のパズル。
  3. 前記配置枠の外周部の形状が、前記表示部と相似する形状である、請求項1又は請求項2に記載のパズル。
  4. 前記パズル構成片が、一のパズル片の表示部のいずれか1辺と、他のパズル片の表示部のいずれか1辺とがそれぞれ対向するように配置され、互いに対向する全ての前記識別標識が同種類である完成体が形成される、請求項1から請求項3のいずれか一つに記載のパズル。
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