JP2012003670A - 領収書情報処理装置、方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

領収書情報処理装置、方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】領収書のデータ化を容易にすると共に、領収書データを特定の第三者に対して公開する。また、領収書の発行を受けた者に、予め認められた支出科目一覧から適切な支出科目を選択させる。
【解決手段】ユーザ端末2から編集要求を受信すると、ユーザ端末2に対し、領収書データを、個々の領収書データに対してユーザが指定した一覧識別情報に応じた支出科目を選択可能な形式で送信する。ユーザ端末2から、ユーザが指定した一覧識別情報と支出科目情報を受信すると、ユーザによって選択された支出科目情報を、領収書データに関連付けて領収書データ記憶部38に記憶する。また、支出科目一覧記憶部34を参照して、ユーザ端末から受信した一覧識別情報と関連付けて記憶されている第三者識別情報を特定し、当該第三者識別情報を、特定の第三者の第三者識別情報として領収書データ記憶部38に記憶する。
【選択図】図2

Description

本発明は、領収書をデータ化すると共に、当該データ化した領収書を特定の第三者に公開する技術に関する。
従来、交通費や宿泊費といった業務上の経費が発生すると、一旦立替払いをし、後日、代金の受領を証する領収書をもって精算することが多い。
職種あるいは職務によっては、発行を受ける領収書の枚数がかなりの数にのぼることもあるし、これを処理する経理・財務担当者は、相当数の領収書を処理しなくてはならず、効率的なシステムが常々求められている。
この点、特許文献1では、所定の情報が入力されたときに所定の情報に対応するキャラクタを作成し、作成したキャラクタを領収書の所定の位置にマークして出力する領収書作成手段と、領収書にキャラクタがマークされているかどうかを判断し、キャラクタが領収書にマークされている場合には所定の情報とキャラクタに対応する情報が一致するかどうかを判断し、所定の情報とキャラクタに対応する情報が一致する場合には領収書を認証して領収書に関する情報を管理する情報管理手段とを備えた領収書スキャン方式顧客管理システムが提案されている。
また、特許文献2では、コンピュータ・プロセッサ上で経費領収書の電子画像を受信する工程と、電子画像を処理して経費データを得る工程と、電子経費報告書に経費データを記入する工程と、電子経費報告書を表示する工程とを含む経費領収書の処理方法が提案されている。
また、特許文献3では、社員の有する携帯端末と、入力管理センターの有する端末装置と、会計事務所の有する端末装置と、企業の有する端末装置とがデータセンターの有するデータ管理サーバとが通信ネットワークを介して接続され、前記携帯端末から送信される経費精算申請メッセージに対して、データ管理サーバ及び各端末装置が順次データ処理を行うことにより経費の精算を行う経費精算処理システムが提案されている。
また、特許文献4では、領収書のフォームデータを複数種類保持するフォーム保持部と、領収書のデジタル画像として領収書画像を取得する画像取得部と、領収書画像と複数種類のフォームデータとを比較して、領収書画像に対応するフォームデータを検出するフォーム特定部と、対応フォームデータに基づいて領収書画像に含まれる複数の項目を特定し、各項目の項目情報の集合を消費情報として取得する消費情報取得部と、ユーザの家計簿情報を管理する外部の家計簿管理装置に対して、家計簿情報に消費情報を登録させるために消費情報を送信する消費情報送信部と、対応フォームデータが検出されなかったとき、自端末に代わって領収書画像から消費情報を取得する外部の消費情報取得サーバに対して領収書画像を送信する画像送信部とを備える消費情報取得端末が提案されている。
また、特許文献5では、領収書データを家計簿データに編集する家計簿処理装置において、領収書あるいは家計簿の画像及びフォーマットを登録し、領収書の印字を、前記フォーマットを参照して文字認識し家計簿データに編集して、家計簿画像に重畳出力する家計簿処理装置が提案されている。
特開2002−197256号公報 特表2006−511896号公報 特開2008−225958号公報 特開2008−234586号公報 特開平11−265409号公報
上記各特許文献記載の技術は、発行を受けた領収書を管理し、これに基づいて経費の精算処理等を行っている。しかしながら、発行を受ける領収書全てが経費として精算申請されるものとは限らず、中には領収書の発行を受けた者の個人的なものが含まれる。このような領収書は、領収書に基づいて精算処理等を行う経理・財務担当者に渡す必要もないし、見られたくない場合もある。
また、領収書は支出科目を把握する必要があるが、領収書の発行を受けた者の地位や権限、領収書の発行名義によって、認められた支出科目が予め決められていることが多い。そのため、認められない支出科目が付されるといったことがあると、事務処理上のミスに繋がるため、このようなことを防ぐ技術に対する要求があった。
そこで本発明は、領収書のデータ化を容易にすると共に、領収書をデータ化した領収書データを、特定の第三者に対して選択的に公開することのできるシステムを提供することを目的とする。
さらに本発明は、領収書の発行を受けた者が、領収書の発行名義人との関係において、予め認められた支出科目から適切な支出科目を選択することができるシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一の観点に係る領収書情報処理装置は、領収書の発行を受けたユーザが使用するユーザ端末と、ネットワークを介して通信可能に構成され、上記領収書をデータ化した領収書データについて、上記ユーザに、特定の第三者との関係において予め決められた支出科目を選択可能に編集させる装置であって、上記ユーザを識別するユーザ識別情報毎に、上記ユーザが上記領収書データに対して選択可能な一ないし複数の支出科目一覧と、当該支出科目一覧を識別する一覧識別情報と、上記特定の第三者の第三者識別情報とを、関連付けて記憶する支出科目一覧記憶手段と、上記ユーザ識別情報と、上記領収書をデータ化した領収書データとを関連付けて記憶する領収書データ記憶手段と、上記ユーザ端末から、上記ユーザ識別情報と共に、上記ユーザの領収書データの編集要求を受信する編集要求受信手段と、上記領収書データ記憶手段を参照して、上記受信したユーザ識別情報と関連付けて記憶されている領収書データを抽出する第一の領収書データ抽出手段と、上記ユーザ端末から受信したユーザ識別情報に基づき、上記支出科目一覧記憶手段を参照して、上記ユーザ識別情報と関連付けて記憶されている一覧識別情報と支出科目一覧を抽出する支出科目一覧抽出手段と、上記ユーザ端末に対し、上記抽出した領収書データを、個々の領収書データに対して上記ユーザが指定した一覧識別情報に応じた支出科目を選択可能な形式で送信する第一の領収書データ送信手段と、上記ユーザ端末から、上記個々の領収書データに対し、上記ユーザが指定した一覧識別情報と共に、当該一覧識別情報によって識別される支出科目一覧からユーザが選択した支出科目情報を受信する編集情報受信手段と、上記ユーザによって選択された支出科目情報を、上記領収書データに関連付けて上記領収書データ記憶手段に記憶する支出科目情報登録手段と、上記支出科目一覧記憶手段を参照して、上記ユーザ端末から受信した一覧識別情報と関連付けて記憶されている第三者識別情報を特定する第三者特定手段と、上記特定された第三者識別情報を、上記特定の第三者の第三者識別情報として、上記領収書データと関連付けて上記領収書データ記憶手段に記憶する公開受付手段と、を有することを特徴とする。
ここにいう領収書は、広く、代金受取人が支払者に対して、何らかの対価として金銭を受け取ったことを証明するために発行する書類であって、レシートや、クレジット払いによる売上票なども含む。
また、上記第三者が使用する第三者端末と、さらにネットワークを介して通信可能に構成され、上記第三者端末から、上記第三者識別情報と共に、上記特定の第三者に対して公開が許可されている領収書データの公開要求を受信する公開要求受信手段と、上記領収書データ記憶手段を参照して、上記第三者端末から受信した第三者識別情報と関連付けて記憶されている領収書データを、上記特定の第三者に対して公開が許可されている領収書データとして抽出する第二の領収書データ抽出手段と、上記第三者端末に対して、上記抽出された、支出科目情報が登録された領収書データを送信する第二の領収書データ送信手段と、をさらに有するものとしてもよい。
また、領収書の発行を受けたユーザから、当該領収書を受領し、当該領収書をデータ化した領収書データを作成する作成者が使用する作成者端末と、さらにネットワークを介して通信可能に構成され、上記作成者端末から、上記ユーザ識別情報と、上記領収書データとを受信する領収書データ受信手段と、をさらに有し、上記領収書データ記憶手段は、上記受信したユーザ識別情報と領収書データとを関連付けて記憶するものとしてもよい。
また、本発明の別の観点に係る領収書情報処理方法は、領収書の発行を受けたユーザが使用するユーザ端末と、ネットワークを介して通信可能に構成され、上記ユーザを識別するユーザ識別情報毎に、上記ユーザが上記領収書データに対して選択可能な一ないし複数の支出科目一覧と、当該支出科目一覧を識別する一覧識別情報と、特定の第三者の第三者識別情報とを、関連付けて記憶する支出科目一覧記憶手段と、上記ユーザ識別情報と、上記領収書をデータ化した領収書データとを関連付けて記憶する領収書データ記憶手段と、を有するコンピュータにより、上記領収書をデータ化した領収書データについて、上記ユーザに、上記特定の第三者との関係において予め決められた支出科目を選択可能に編集させる方法であって、上記ユーザ端末から、上記ユーザ識別情報と共に、上記ユーザの領収書データの編集要求を受信する処理と、上記領収書データ記憶手段を参照して、上記受信したユーザ識別情報と関連付けて記憶されている領収書データを抽出する処理と、上記ユーザ端末から受信したユーザ識別情報に基づき、上記支出科目一覧記憶手段を参照して、上記ユーザ識別情報と関連付けて記憶されている一覧識別情報と支出科目一覧を抽出する処理と、上記ユーザ端末に対し、上記抽出した領収書データを、個々の領収書データに対して上記ユーザが指定した一覧識別情報に応じた支出科目を選択可能な形式で送信する処理と、上記ユーザ端末から、上記個々の領収書データに対し、上記ユーザが指定した一覧識別情報と共に、当該一覧識別情報によって識別される支出科目一覧からユーザが選択した支出科目情報を受信する処理と、上記ユーザによって選択された支出科目情報を、上記領収書データに関連付けて上記領収書データ記憶手段に記憶する処理と、上記支出科目一覧記憶手段を参照して、上記ユーザ端末から受信した一覧識別情報と関連付けて記憶されている第三者識別情報を特定する処理と、上記特定された第三者識別情報を、上記特定の第三者の第三者識別情報として、上記領収書データと関連付けて上記領収書データ記憶手段に記憶する処理と、を実行することを特徴とする。
また、本発明の別の観点に係るコンピュータプログラムは、領収書の発行を受けたユーザが使用するユーザ端末と、ネットワークを介して通信可能に構成され、上記ユーザを識別するユーザ識別情報毎に、上記ユーザが上記領収書データに対して選択可能な一ないし複数の支出科目一覧と、当該支出科目一覧を識別する一覧識別情報と、特定の第三者の第三者識別情報とを、関連付けて記憶する支出科目一覧記憶手段と、上記ユーザ識別情報と、上記領収書をデータ化した領収書データとを関連付けて記憶する領収書データ記憶手段と、を有するコンピュータを、上記領収書をデータ化した領収書データについて、上記ユーザに、上記特定の第三者との関係において予め決められた支出科目を選択可能に編集させる領収書情報処理装置として機能させるためのプログラムであって、上記コンピュータに、上記ユーザ端末から、上記ユーザ識別情報と共に、上記ユーザの領収書データの編集要求を受信する処理と、上記領収書データ記憶手段を参照して、上記受信したユーザ識別情報と関連付けて記憶されている領収書データを抽出する処理と、上記ユーザ端末から受信したユーザ識別情報に基づき、上記支出科目一覧記憶手段を参照して、上記ユーザ識別情報と関連付けて記憶されている一覧識別情報と支出科目一覧を抽出する処理と、上記ユーザ端末に対し、上記抽出した領収書データを、個々の領収書データに対して上記ユーザが指定した一覧識別情報に応じた支出科目を選択可能な形式で送信する処理と、上記ユーザ端末から、上記個々の領収書データに対し、上記ユーザが指定した一覧識別情報と共に、当該一覧識別情報によって識別される支出科目一覧からユーザが選択した支出科目情報を受信する処理と、上記ユーザによって選択された支出科目情報を、上記領収書データに関連付けて上記領収書データ記憶手段に記憶する処理と、上記支出科目一覧記憶手段を参照して、上記ユーザ端末から受信した一覧識別情報と関連付けて記憶されている第三者識別情報を特定する処理と、上記特定された第三者識別情報を、上記特定の第三者の第三者識別情報として、上記領収書データと関連付けて上記領収書データ記憶手段に記憶する処理と、を実行させる。
本発明によれば、領収書のデータ化を容易にすることができると共に、領収書をデータ化した領収書データを、特定の第三者に対して選択的に公開することができる。
また、領収書の発行を受けた者が、領収書の発行名義人との関係において、予め認められた支出科目から適切な支出科目を選択することができる。
本発明の実施形態に係る領収書情報処理システムの概要を示す模式図である。 本発明の第一の実施形態に係る領収書情報処理システムが備える機能を示す機能ブロック図である。 本実施形態に係る領収書情報処理システムにおいて、ユーザ情報記憶部に記憶されるデータの一例を示す図である。 本実施形態に係る領収書情報処理システムにおいて、作成者情報記憶部に記憶されるデータの一例を示す図である。 本実施形態に係る領収書情報処理システムにおいて、第三者情報記憶部に記憶されるデータの一例を示す図である。 本実施形態に係る領収書情報処理システムにおいて、支出科目一覧記憶部に記憶されるデータの一例を示す図である。 本実施形態に係る領収書情報処理システムにおいて、領収書データ記憶部に記憶されるデータの一例を示す図である。 本実施形態に係る領収書情報処理システムにおいて実行される処理の流れを示すシーケンス図である。 本実施形態に係る領収書情報処理システムを構成する第三者端末において、第三者に対して公開された、ユーザの領収書データの一覧を表示する出力画面の構成例である。 本実施形態に係る領収書情報処理システムにおいて、領収書データを作成する処理の流れを示す処理フロー図である。 本実施形態に係る領収書情報処理システムを構成する作成者端末において、イメージデータとして取り込まれた領収書の一覧を表示する出力画面の構成例である。 本実施形態に係る領収書情報処理システムを構成する作成者端末において、一部のイメージデータを合成した領収書の一覧を表示する出力画面の構成例である。 本実施形態に係る領収書情報処理システムを構成する作成者端末において、領収書データを作成する出力画面の構成例である。 本実施形態に係る領収書情報処理システムを構成する作成者端末において、領収書データを作成する出力画面の構成例であり、各項目が入力された状態を示す。 本実施形態に係る領収書情報処理システムを構成する作成者端末において、作成された領収書データの一覧を表示する出力画面の構成例である。 本実施形態に係る領収書情報処理システムを構成するユーザ端末において、領収書データを編集する処理の流れを示す処理フロー図である。 本実施形態に係る領収書情報処理システムを構成するユーザ端末において、ユーザの領収書データの一覧を表示する出力画面の構成例である。 本実施形態に係る領収書情報処理システムを構成するユーザ端末において、領収書データを編集する出力画面の構成例であり、公開IDを選択する状態を示す。 本実施形態に係る領収書情報処理システムを構成するユーザ端末において、領収書データを編集する出力画面の構成例であり、指定した公開IDに基づき、支出科目を選択する状態を示す。 本実施形態に係る領収書情報処理システムを構成するユーザ端末において、領収書データを編集する出力画面の構成例であり、他の公開IDに基づき、支出科目を選択する状態を示す。 本実施形態に係る領収書情報処理システムを構成するユーザ端末において、編集された領収書データの一覧を表示する出力画面の構成例である。 本発明の第二の実施形態に係る領収書情報処理システムが備える機能を示す機能ブロック図である。
次に、本発明の実施形態に係る領収書情報処理システムについて、図を参照して説明する。
まず、本実施形態に係る領収書情報処理システムの概略について説明する。
図1に示されるように、本実施形態に係る領収書情報処理システムは、領収書の発行を受けるユーザが使用するユーザ端末1、ユーザから領収書を受領し、当該領収書をデータ化した領収書データを作成する作成者が使用する作成者端末2、複数のユーザの領収書データを蓄積し、当該蓄積された領収書データのうち、ユーザによって、特定の第三者に公開された領収書データをまとめて当該特定の第三者に公開する領収書情報処理装置3、及び、領収書データの公開を許可された特定の第三者が使用する第三者端末4が、インターネット等のネットワークを介して通信可能に構成されている。
なお、図1では、ユーザ端末1は一つしか示されていないが、本実施形態においては、複数のユーザから領収書を受け付け、各ユーザを識別して、領収書に関する情報を処理する。また、第三者端末4についても、複数の第三者を識別して、特定の第三者の第三者端末4に対して領収書データを公開する。
まず、本実施形態に係る領収書情報処理システムによる一連の処理の流れについて概観する。
ユーザは、領収書の発行を受けると、これを封筒に入れて、作成者の元に送付する(S1)。
この封筒の表面には、ユーザを識別するユーザIDがコード化されたバーコードが表示されている。
ユーザから送付された領収書を受領した作成者は、封筒の表面に表示されたバーコードを読み取ってユーザIDを把握すると共に、所定のフォーマットに従って領収書をデータ化した領収書データを作成する(S2)。
作成者は、ユーザIDと共に、作成した領収書データを領収書情報処理装置3に送信する(S3)。
作成された領収書データは随時、作成者端末2から領収書情報処理装置3に送信され、領収書情報処理装置3に蓄積される。
ユーザは所定のタイミングで領収書情報処理装置3にアクセスし、領収書情報処理装置3に蓄積されたユーザの領収書データの編集を行う(S4)。領収書データの編集には、予め決められている支出科目一覧からの支出科目の選択、及び支出科目の選択によってなされる、各領収書データを公開する第三者の指定が含まれる。
他方、第三者端末4は所定のタイミングで領収書情報処理装置3にアクセスし、公開が許可されている領収書データの公開を要求する(S5)。
これに応じて領収書情報処理装置3は、蓄積している領収書データのうち、公開を要求してきた第三者に対して公開が許可されている領収書データを、第三者端末4に対して公開する(S6)。
これにより、第三者は、ユーザが発行を受けた領収書を所定のフォーマットで把握することができ、効率良く経理等を行うことができる。
続いて、本発明の第一の実施形態に係る領収書情報処理システムが備える機能について説明する。
図2に示されるように、本実施形態に係る領収書情報処理システムは、ユーザ端末1、作成者端末2、領収書情報処理装置3、及び、第三者端末4が、インターネット等のネットワークNWを介して通信可能に構成されている。
なお、本実施形態では、領収書データの作成や編集に伴う処理が、領収書情報処理装置3が備える機能によって実行されるSaaS(Software as a Service)方式の形態をとっている。
ユーザ端末1は、領収書の発行を受けると共に、作成者によって作成された領収書データについて、支出科目の選択や、支出科目の選択によってなされる、公開を許可する第三者の指定といった、領収書データの編集作業を行うユーザが使用する端末である。本例において想定されるユーザは、例えば会社に勤める社員であり、業務上要した経費等について領収書の発行を受け、この領収書に基づく実費の精算を会社に対して要求する。
このユーザ端末1は、いわゆるパーソナルコンピュータ、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等により構成され、CPU(Central Processing Unit)、CPUが実行するコンピュータプログラム、コンピュータプログラムや所定のデータを記憶するRAM(Random Access Memory)やROM(Reed Only Memory)などにより、入出力処理部11、及び通信処理部12からなる各機能ブロックを構成する。
入出力処理部11は、キーボードやタッチパネル、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、ユーザからデータの入力を受け付けたり、当該受け付けたデータや、領収書情報処理装置3に蓄積されている領収書データ等を出力する処理を実行する。
通信処理部12は、領収書情報処理装置3と、インターネット等のネットワークNWを介し、所定のプロトコルに従ってデータの送受信処理を実行する処理部であって、Webブラウザ等により実現される。
この通信処理部12は、領収書情報処理装置3に対し、領収書データごとに選択した支出科目情報や、ユーザが選択可能な支出科目一覧を識別可能な公開IDを送信したり、領収書情報処理装置3からユーザの領収書データを閲覧可能に受信したりする。
作成者端末2は、ユーザから領収書を受領し、当該領収書をデータ化した領収書データを作成する作成者が使用する端末である。
この作成者端末2は、CPU(Central Processing Unit)、CPUが実行するコンピュータプログラム、コンピュータプログラムや所定のデータを記憶するRAM(Random Access Memory)やROM(Reed Only Memory)、及びハードディスクドライブなどの外部記憶装置により、識別情報読取部21、スキャニング処理部22、入出力処理部23、及び通信処理部24からなる各機能ブロックを構成する。
識別情報読取部21は、領収書が封入された封筒の表面に表示されたバーコードを撮像する撮像機能と、撮像したバーコードをデコードし、コード化されたユーザIDを取得するデコード機能とを有する。この識別情報読取部21は例えば、バーコードリーダやCCDカメラ等により実現される。
なお、本例におけるユーザIDは、一次元バーコードに限らず、QRコード(登録商標)やPDF−417等のニ次元コードとしてコード化されていてもよい。
スキャニング処理部22は、領収書の実物を光学的処理によりスキャニングし、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、GIF(Graphic Interchange Format)、BMP(Bit MaP)等、所定の画像形式に従った領収書のイメージデータを取得する。
また、スキャニング処理部22は、スキャニングした領収書のイメージデータから、文字を識別して文書に変換するOCR(Optical Character Recognition)の機能を併せもつ。
入出力処理部23は、キーボードやタッチパネル、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、スキャニング処理部22が取得したイメージデータや、作成者が入力したデータを受け付けたり、当該取得ないし受け付けたデータを出力する処理を実行する。
通信処理部24は、領収書情報処理装置3と、インターネット等のネットワークNWを介し、所定のプロトコルに従ってデータの送受信処理を実行する処理部であって、Webブラウザ等により実現される。
この通信処理部24は、領収書情報処理装置3に対し、ユーザIDと共に、当該ユーザIDに係るユーザの領収書データを送信したりする。
領収書情報処理装置3は、複数のユーザの領収書データを蓄積し、当該蓄積された領収書データのうち、ユーザによって特定の第三者に公開された領収書データを、まとめて当該特定の第三者に公開する装置である。
この領収書情報処理装置3は、CPU(Central Processing Unit)、CPUが実行するコンピュータプログラム、コンピュータプログラムや所定のデータを記憶するRAM(Random Access Memory)やROM(Reed Only Memory)、及びハードディスクドライブなどの外部記憶装置により、ユーザ情報記憶部31、作成者情報記憶部32、第三者情報記憶部33、支出科目一覧記憶部34、認証処理部35、領収書データ作成部36、イメージデータ合成部37、領収書データ記憶部38、領収書データ抽出部39、支出科目一覧抽出部3a、支出科目情報登録部3b、第三者特定部3c、公開受付部3d、及び通信処理部3eからなる各機能ブロックを構成する。
ユーザ情報記憶部31は、ユーザに関する情報を記憶した記憶部である。
このユーザ情報記憶部31には例えば、図3に示されるように、ユーザを識別するユーザIDと、パスワードのほか、適宜、ユーザの氏名、住所、メールアドレス等の詳細情報が、相互に関連付けて記憶されている。
ユーザIDとパスワードは、ユーザが領収書情報処理装置3によって展開されている所定のWebサイトにログインし、当該Webサイト上において、領収書データの一覧を閲覧し、領収書データを編集する際に、当該ユーザを識別したり、認証したりする情報となる。
作成者情報記憶部32は、領収書データの作成者に関する情報が記憶された記憶部である。
この作成者記憶部32には例えば、図4に示されるように、作成者を識別する作成者IDと、パスワードのほか、適宜、作成者の氏名、住所、メールアドレス等の詳細情報が、相互に関連付けて記憶されている。
作成者IDとパスワードは、作成者が領収書情報処理装置3によって展開されている所定のWebサイトにログインし、当該Webサイト上において、領収書情報処理装置3の機能を用いて領収書領収書データを作成する際、当該作成者を識別したり、認証したりする情報となる。
第三者情報記憶部33は、第三者に関する情報が記憶された記憶部である。
この第三者情報記憶部33には例えば、図5に示されるように、第三者を識別する第三者IDと、パスワードのほか、適宜、第三者の氏名、住所、メールアドレス等の詳細情報が、相互に関連付けて記憶されている。
第三者IDとパスワードは、第三者が領収書情報処理装置3によって展開されている所定のWebサイトにログインし、当該Webサイト上において、当該第三者について公開が許可された領収書データを閲覧する際に、当該第三者を識別したり、認証したりする情報となる。
支出科目一覧記憶部34は、ユーザ毎に、領収書データについて選択可能な支出科目一覧を記憶した記憶部である。
この支出科目一覧記憶部34には例えば、図6に示されるように、ユーザIDと、公開IDと、第三者IDと、支出科目一覧とが関連付けて記憶されている。
公開IDは、ユーザが選択可能な支出科目一覧を識別する識別情報である。この公開IDは第三者IDと関連付けられており、どの第三者との関係において、ユーザが当該公開IDに係る支出科目一覧中の支出科目を選択可能であるかを示している。
支出科目一覧は、支出科目と区分とからなる。
支出科目とは、領収書の発行を受けた費用の名目であり、例えば、「通勤、交通、出張、福利・交際、備品・消耗品、通信・輸送、地代・光熱」といったものがある。
区分とは、支出科目のさらに詳細な内容を示す名目であり、例えば、支出科目「通勤」に対して、「電車、バス、タクシー、新幹線/特急、飛行機、高速代、駐車場/駐輪場、燃料費」といったものがある。
支出科目一覧記憶部34がこのような構成をとるのは、以下の理由による。
即ち、ユーザが2つの会社に属する等し、この2つの会社においてユーザが指定可能な支出科目が異なっている場合、領収書データの編集に際して、領収書の名義に応じてユーザが選択可能な支出科目の一覧が異なってくる。例えば、ユーザの立場や権限に基づき、ある会社ではユーザに対して「出張」に基づく経費の使用を認める一方、他の会社ではこれを認めない場合が考えられる。このような場合には、ユーザが選択可能な支出科目一覧が複数、第三者ごとに必要となる。
なお、ユーザが領収書データを編集する際に選択可能な支出科目は、この支出科目一覧記憶部34によって予め決められており、例えば、第三者によって決定されている。
認証処理部35は、ユーザがユーザ端末1により、領収書データの編集を行うべく、領収書情報処理装置3にアクセスしてきた際、ユーザ情報記憶部31を参照して、ユーザ端末1から送信されてきたユーザIDとパスワードを認証する。
また、認証処理部35は、作成者が作成者端末2により、領収書データの作成を行うべく、領収書情報処理装置3にアクセスしてきた際、作成者情報記憶部32を参照して、作成者端末2から送信されてきた作成者IDとパスワードを認証する。
さらに、認証処理部35は、第三者が第三者端末4により、公開を許可された領収書データの公開を要求すべく、領収書情報処理装置3にアクセスしてきた際、第三者情報記憶部33を参照して、第三者端末4から送信されてきた第三者IDとパスワードを認証する。
領収書データ作成部36は、スキャニング処理部22によって取得された領収書のイメージデータ、ないしはイメージデータ合成部37によって合成されたイメージデータに基づき、作成者によって所定のフォーマット上から入力された、領収書に関するテキストデータを受け付けると共に、当該受け付けたテキストデータと、取得ないしは合成されたイメージデータとからなる領収書データを作成する処理を実行する。
イメージデータ合成部37は、作成者が領収書データを作成する際、スキャニング処理部22により取得した領収書のイメージデータについて、作成者の要求に応じ、複数のイメージデータを一つのイメージデータに合成する処理を実行する。
この処理は例えば、2枚の領収書のイメージデータを合成して、当該2枚の領収書を横に並べたイメージデータを作成する。これにより例えば、別々のイメージデータとして取得された領収書と当該領収書に付随するクレジット売上票とを、一のイメージデータに合成して、出金ごとのイメージデータを作成することができる。これにより、経理担当者等の第三者が領収書データを閲覧した際に、出金を重複して精算するのを防ぐことができる。
領収書データ記憶部38は、作成者によって作成された領収書データに関する情報を記憶することができる記憶部である。
この領収書データ記憶部38には例えば、図7に示されるように、領収書データを個別に識別するために発行された領収書ID、領収書データの元になった領収書の発行を受けたユーザのユーザID、領収書データの公開が許可された第三者の第三者ID、及び、作成者によって作成された領収書データを相互に関連付けて記憶することができる。
なお、作成者によって作成された領収書データは、領収書のイメージデータのほか、所定の入力フォームに従って入力された日付、時間、支出科目情報、合計金額、通貨の種類、支払方法、税金種目、税率、領収書の発行元の名称や住所等の各項目から構成される。
ここで、領収書データを構成する第三者IDと支出科目情報はユーザによって設定されるため、作成者端末2によって作成された際には、図7(a)に示されるように、第三者IDと支出科目情報を欠いた状態となっている。
その後、領収書データの編集により、ユーザ端末1から支出科目情報を受け付けると、図7(b)に示されるように、支出科目情報登録部3bによって、ユーザが指定した支出科目情報が登録される。
また、ユーザ端末1が指定した公開IDに基づき、第三者特定部3cによって公開IDと関連付けられていた第三者IDが特定されると、図7(c)に示されるように、公開受付部3dによって当該第三者IDが、領収書データの公開を許可する第三者IDとして登録される。
領収書データ抽出部39は、ユーザ端末1から、ユーザIDと共に領収書データの編集を要求されたときに、領収書データ記憶部38を参照して、当該ユーザIDと関連付けて記憶されている領収書データを抽出する処理を実行する。
また、領収書データ抽出部39は、第三者端末4から、第三者IDと共に、領収書データの公開を要求されたときに、領収書データ記憶部38を参照して、当該第三者IDと関連付けて記憶されている領収書データを、ユーザIDと共に抽出する処理を実行する。
さらに、領収書データ抽出部39は、第三者端末4からユーザIDを受信して、第三者に対して公開され、受信したユーザIDと関連付けられた領収書データを選択的に抽出することもできる。
支出科目一覧抽出部3aは、ユーザ端末1から、ユーザIDと共に領収書データの編集要求を受信した際に、支出科目一覧記憶部34を参照して、当該ユーザIDと関連付けて記憶されている支出科目一覧を、これと関連付けられた公開IDと共に抽出する。
支出科目情報登録部3bは、ユーザ端末1から、領収書データの編集情報として支出科目情報を受け付けた際、領収書データ記憶部38において、編集対象となっている領収書データに当該受信した支出科目情報を関連付けて登録する。
第三者特定部3cは、ユーザ端末1から、領収書データの編集情報として、ユーザが指定した公開IDを受け付けた際、支出科目一覧記憶部34を参照して、当該公開IDと関連付けて記憶されている第三者IDを特定する処理を実行する。
公開受付部3dは、第三者特定部3cによって第三者IDが特定された際、領収書データ記憶部38において、編集対象の領収書データに関連付けて、当該特定された第三者IDを、公開を許可された第三者の第三者IDとして記憶する処理を実行する。
通信処理部3eは、ユーザ端末1、作成者端末2、及び第三者端末4との間で、インターネット等のネットワークNWを介し、所定のプロトコルに従ってデータの送受信処理を実行する処理部であって、Webブラウザ等により実現される。
この通信処理部3eは、ユーザ端末1から領収書データの編集情報を受信したり、作成者端末2から領収書データを受信したり、第三者端末4に対して、公開が許可された領収書データを閲覧可能に送信したりする。
第三者端末4は、ユーザによって公開を許可された領収書データを閲覧する第三者が使用する端末である。本例において想定される第三者は例えば、ユーザが勤める会社の経理・財務担当者であり、ユーザが公開を許可した領収書データを閲覧し、経費の精算処理や出金管理等を行う。
この第三者端末4は、いわゆるパーソナルコンピュータ等により構成され、CPU(Central Processing Unit)、CPUが実行するコンピュータプログラム、コンピュータプログラムや所定のデータを記憶するRAM(Random Access Memory)やROM(Reed Only Memory)、及びハードディスクドライブなどの外部記憶装置などにより、入出力処理部41、及び通信処理部42からなる各機能ブロックを構成する。
入出力処理部41は、キーボードやタッチパネル、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、第三者からデータの入力を受け付けたり、当該受け付けたデータや、領収書情報処理装置3によって公開された領収書データ等を出力する処理を実行する。
通信処理部42は、領収書情報処理装置3と、インターネット等のネットワークNWを介し、所定のプロトコルに従ってデータの送受信処理を実行する処理部であって、Webブラウザ等により実現される。
この通信処理部42は、領収書情報処理装置3に対し、第三者IDと共に領収書データの公開要求を送信したり、領収書情報処理装置3から公開を許可された領収書データを閲覧可能に受信したりする。
次に、本実施形態に係る領収書情報処理システムによる一連の処理の流れについて、図8を参照して説明する。
まず、領収書の発行を受けたユーザは、領収書を作成者の元に送付する(S101)。この際、領収書は、表面にユーザIDをコード化したバーコードが表示された封筒に封入し送付する。
領収書が封入された封筒を受領した作成者は、作成者端末2により、領収書情報処理装置3によって展開されている所定のWebサイトにアクセスし、作成者IDとパスワードを用いてログインする(S102)。
これに対して領収書情報処理装置3は、認証処理部35により、作成者情報記憶部32を参照して作成者の認証処理を実行する(S103)
認証を経た作成者はまず、ユーザから受領した封筒の表面に表示されているバーコードを、識別情報読取部21により読み取り、ユーザIDを把握する(S104)。
そして、封筒を開封して領収書を取り出すと、当該領収書に基づいて、領収書データを作成する(S105)。なお、領収書データ作成の処理は後に改めて詳述するが、Webサイト上から、領収書情報処理装置3の機能を利用して作成される。
作成された領収書データは、S104の処理において読み取ったユーザIDと共に、領収書情報処理装置3に送信される(S106)。
領収書情報処理装置3は、通信処理部3eにより、作成者端末2からユーザIDと共に領収書データを受信すると、領収書IDを発行し、当該発行した領収書IDと、当該ユーザIDと、領収書データとを相互に関連付けて領収書データ記憶部38に記憶する(S107)。
一方、ユーザは所定のタイミングで、領収書データを編集するために、領収書情報処理装置3によって展開されている所定のウェブサイトにユーザIDとパスワードを用いてログインし(S108)、認証処理部35による認証を受けた後(S109)、当該Webサイト上において領収書データの編集を要求する(S110)。
これに対して領収書情報処理装置3は、領収書データ抽出部39により、領収書データ記憶部38を参照して、ユーザIDと関連付けて記憶されている領収書データを抽出する(S111)。
また併せて、支出科目一覧抽出部3aにより、支出科目一覧記憶部34を参照して、ユーザIDと関連付けて記憶されている公開IDと支出科目一覧を抽出する(S112)。
抽出された領収書データは、所定のフォーマットに基づき、公開IDと、支出科目一覧中の支出科目を選択可能な形態でユーザ端末1に送信される(S113)。
そして、ユーザは領収書データの編集を行う(S114)。
領収書データの編集は、領収書データに対する支出科目の選択と、これに伴ってなされる、公開を許可する第三者の指定とからなり、これらの編集情報が領収書情報処理装置3に送信される(S115)。
これに対して、編集情報を受信した領収書情報処理装置3は、領収書データ記憶部38を参照して、ユーザ端末1から受け付けた編集情報を、編集対象となっている領収書データに反映する(S116)。
なお、領収書データの編集は後に改めて詳述するが、所定のWebサイト上から、領収書情報処理装置3の機能を利用して行われる。
また一方において、第三者は所定のタイミングで、領収書データを閲覧すべく、領収書情報処理装置3によって展開されている所定のウェブサイトに第三者IDとパスワードを用いてログインし(S117)、認証処理部35による認証を受けた後(S118)、当該Webサイト上において領収書データの公開を要求する(S119)。
これに応じて領収書情報処理装置3は、領収書データ抽出部39により、領収書データ記憶部38を参照して、公開を要求してきた第三者の第三者IDと関連付けて記憶されている領収書データを、当該領収書データと関連付けられているユーザIDと共に抽出し、第三者端末4に提供する(S120)。
ここで、抽出された領収書データを公開する画面の構成例を図9に示す。
図9に示されるように、画面上には、領収書データ記憶部38から抽出された領収書データを一覧化した領収書データ一覧101が表示されている。
なお、領収書データ一覧101において、各領収書データは、領収書データを構成する項目(日付・時間、支出科目、店名・支払先、通貨、現地金額、レート、金額、税金、支払方法等)ごとの情報が、当該領収書データに係る領収書の発行を受けたユーザのユーザIDと共に表示されている。
また、この画面上にはその他、一覧化して表示されている領収書データを所定の条件に従ってソートするためのボタンや、表示している領収書データの期間の表示が適宜設けられている。
なお、本例においては、各領収書データと共に、各領収書データに係る領収書の発行を受けたユーザのユーザIDを表示したが、これに限らず、ユーザ情報記憶部31を参照することにより、ユーザIDと関連付けられたユーザ名等を表示するようにしてもよい。また、第三者端末4から領収書データの公開要求を受け付ける際に、ユーザIDの指定を受け付け、当該ユーザIDと関連付けられた領収書データを選択的に抽出して公開するものとしてもよい。
第三者は、公開を許可された領収書データ一覧101を閲覧して、経理に関する処理等を行う。
なお、当該領収書データ一覧101に表示された領収書データは、CSV(Comma Separated Values)ファイル形式によるダウンロードや、データ加工などを可能とするように構成してもよい。
続いて、作成者端末2における領収書データの作成処理について、図10を参照して詳述する。
作成者は、識別情報読取部21により、領収書が封入された封筒の表面に表示されたバーコードを読み取る(S201)。こうして読み取られたバーコードは、識別情報読取部21によりデコードされ、ユーザIDが抽出される。
そして、スキャニング処理部22により領収書をスキャニングする。これにより、領収書のイメージデータが生成される(S202)。また、併せて、スキャニング処理部22が備えるOCR機能により、生成された領収書のイメージデータについて文字が識別され、当該文字が文書データに変換される。(S203)。
こうして取得されたイメージデータを表示する画面の構成例を、図11に示す。
図11に示されるように、画面上には、取得された領収書ごとのイメージデータ201が、個別の番号を付して表示されている。
各イメージデータ201は選択可能になっており、作成者の任意によって選択されると、当該選択されたイメージデータ201について、領収書データを作成する画面に移行することができるようになっている。
ここで、作成者は、必要に応じてイメージデータ201を合成する(S204)。この処理は例えば、別々のイメージデータとして取得された領収書と当該領収書に付随するクレジット売上票とを、一のイメージデータに合成して、出金ごとのイメージデータを作成する際に行う。
具体的な画面上の操作の一例では、ユーザは、図11に示される画面上において、合成する一のイメージデータ201を、ドラッグアンドドロップにより、合成する他のイメージデータ201上に置く。これに応じて、イメージデータ合成部23は、図12に示されるように、選択された二つのイメージデータ201を合成したイメージデータ202を生成する。
本例では、合成して生成するイメージデータ202は、元の二つのイメージデータ201を横に並べたものとしているが、これに限らず、部分的に重ねたものとしたりしてもよいし、特に限定されない。
このようにイメージデータ201を合成することで、例えば、第三者が領収書データを閲覧した際に、出金を重複して精算してしまうのを防ぐことができる。
それから作成者は、任意のイメージデータ201、202を選択し、当該選択したイメージデータ201、202に基づいて所定のデータ入力を行い、領収書データを作成する(S205)。
この際の作成者端末2上の画面構成例を図13に示す。
図13に示されるように、画面上には、領収書のイメージデータ表示欄301、スキャニング処理部22により領収書に基づいて取得された文書データを表示する文書データ表示欄302、領収書のイメージデータ、及び文書データ302に基づき、領収書を構成する項目ごとのデータを入力するためのデータ入力欄303が設けられている。
作成者は、図14に示されるように、領収書のイメージデータ、及び文書データ302を見て、データ入力欄303にデータを直接入力したり、文書データ302を構成する文字列を、コピーアンドペーストによってデータ入力欄303に入力したりして、データ入力欄303の各項目を埋める。
なお、公開IDと支出科目は、ユーザによって入力される項目のため、未入力のままとなっている。
また、入力する内容が予め決まっている項目については、ドロップダウンリストを設定しておいてもよい。例えば、支払方法の入力欄についてドロップダウンリストを設定し、「現金」あるいは「クレジット」を選択できるようにしておいてもよい。
作成者は、ユーザから受領した全ての領収書について、上記一連の処理を経て領収書データを作成する。作成された領収書データは、図15に示されるように、領収書データ一覧401として表示させることができる。そして、画面上に設けられた保存ボタン402を押下すると、作成された領収書データが、識別情報読取部21により読み取ったユーザIDと共に、領収書情報処理装置3に対して送信される(S206)。
以上により作成者端末2による処理は終了し、ユーザIDと関連付けられた領収書データは、領収書IDを発行されて、領収書情報処理装置3の領収書データ記憶部38に記憶されることになる。
次に、ユーザ端末1上において、ユーザが領収書データを編集する処理の流れを図16を参照して説明する。
ユーザ端末1からの領収書データの編集要求に応じ、領収書情報処理装置3から提供された領収書データの一覧画面を図17に示す。
当該画面では、領収書データ記憶部38から抽出されたユーザの領収書データを一覧化した領収書データ一覧501のほか、領収書データを所定の項目に従ってソートしたり、選択的に表示したりするためのボタン等が適宜設けられている。また、領収書データを編集した際に、当該編集内容を登録するための保存ボタン502が設けられている。
初期状態において、領収書データは、日付・時間、店名・支払先、通貨、現地金額、レート、金額、税金、支払方法等など、作成者によって入力された情報が与えられた状態となっている。一方、支出科目と公開IDは、ユーザの編集によって与えられるため、空欄となっている。
ユーザは、領収書一覧501の中から、編集する領収書データを選択する(S301)。
領収書データを編集する画面の構成例を図18に示す。
画面上には、領収書のイメージデータ表示欄601、領収書のイメージデータから取得された文書データ表示欄602、領収書を構成する項目ごとのデータを入力するためのデータ入力欄603が設けられている。
ここでまずユーザは、編集対象の領収書データを公開する第三者に対応した公開IDを選択する(S302)。公開ID入力欄603aはドロップダウンリスト化されており、ユーザが指定可能な公開IDがリスト表示される。この公開IDは、支出科目一覧記憶部3aにおいてユーザIDと関連付けて記憶され、編集の際に支出科目一覧抽出部3aによって抽出されたものである。
次にユーザは、支出科目を選択する(S303)。
図19に示されるように、公開IDが選択された状態で支出科目入力欄603bを指定すると、支出科目一覧記憶部3aにおいて当該公開IDと関連付けて記憶されていた支出科目一覧がドロップダウンリストで表示され、この中から、ユーザの任意によって支出科目が選択される。
なお、公開IDによって支出科目一覧は異なっており、例えば図20に示されるように、異なる公開IDを指定すると、当該公開IDに対応した支出科目一覧がドロップダウンリストで表示される。
ユーザは、所望の領収書データについて、上記の通り、公開IDの指定と支出科目の選択入力からなる編集作業を行う。編集が完了すると、図21に示される領収書データ一覧701により、編集を行った領収書データについて支出科目と公開IDとが入力されたことを確認することができる。なお、支出科目と公開IDは必ずしも、全ての領収書データについて入力されなければならないわけではなく、私用によるために経費として計上できないもの等については、未入力のままとしてもよい。
編集を完了したユーザが保存ボタン702を押下すると、各領収書データに対する編集内容が、登録要求と共に領収書情報処理装置3に送信される(S304)。
これに応じて領収書情報処理装置3はまず、支出科目情報登録部3bにより、編集対象の領収書データの領収書IDと関連付けて、受け付けた支出科目情報を領収書データ記憶部38に登録する(S305)。
同時に第三者特定部3cは、編集対象の領収書データについて指定された公開IDに基づき、支出科目一覧記憶部34を参照して、当該公開IDと関連付けて記憶されている第三者IDを特定する(S306)。
特定された第三者IDは、編集対象となった領収書データの公開が許可された第三者の第三者IDとして、公開受付部3dにより、領収書データ記憶部38に当該領収書データと関連付けて登録される(S307)。
以上により、ユーザによる領収書データの編集作業が終了する。
以上の本実施形態に係る領収書情報処理システムによれば、領収書のデータ化を容易にすることができると共に、領収書をデータ化した領収書データを、特定の第三者に対して選択的に公開することができる。
また、公開を許可する第三者ごとに、ユーザが指定可能な支出科目の一覧が表示されるので、不適切な支出科目が選択されるのを防ぐことができる。
なお、本例においては、領収書を封入する封筒の表面に、ユーザIDをコード化したバーコードを表示するものとしたが、これに限らず、ユーザIDをそのまま表面に表示してもよい。また、ユーザIDないしはユーザIDをコード化したバーコードを印字した用紙等を、領収書と共に封筒に封入するものとしてもよい。この場合、作成者は、領収書と共に同封された用紙に表示された当該ユーザIDないしはユーザIDをコード化したバーコードに基づき、ユーザIDを把握することができる。
続いて、本発明の第二の実施形態に係る領収書情報処理システムが備える機能について説明する。
本実施形態に係る領収書情報処理システムは、第一の実施形態に係る領収書情報処理システムにおいて領収書情報処理装置3が備えた機能の一部を作成者端末2が備え、ユーザIDの読み取りと領収書のイメージデータの取得から領収書データ作成に至る処理が、作成者端末2が備える機能によって実行される。このような実施形態により、作成者による領収書データの作成処理に関する一連のプログラムを作成者端末2に格納し、当該処理を作成端末2上で実行することが出来る。
本実施形態に係る領収書情報処理システムは、図22に示されるように、ユーザ端末1、作成者端末5、領収書情報処理装置6、及び、第三者端末4が、インターネット等のネットワークNWを介して通信可能に構成されている。
なお、ユーザ端末1及び第三者端末4の構成は、第一の実施形態と同様である。
作成者端末5は、識別情報読取部51、スキャニング処理部52、領収書データ作成部53、イメージデータ合成部54、入出力処理部55、通信処理部56からなる機能部を備える。
ここで、識別情報読取部51、スキャニング処理部52、入出力処理部53、通信処理部54は夫々、第一の実施形態における識別情報読取部21、スキャニング処理部22、入出力処理部23、通信処理部24の各機能部と同様の機能を有する。
一方、領収書データ作成部53、イメージデータ合成部54は夫々、第一の実施形態において領収書情報処理装置3が備えた領収書データ作成部36、イメージデータ合成部37の各機能と同様の機能を有する。
領収書情報処理装置6は、ユーザ情報記憶部61、作成者情報記憶部62、第三者情報記憶部63、支出科目一覧記憶部64、認証処理部65、領収書データ記憶部66、領収書データ抽出部67、支出科目一覧抽出部68、支出科目情報登録部69、第三者特定部6a、公開受付部6b、通信処理部6cからなる機能部を備える。
ここで、ユーザ情報記憶部61、作成者情報記憶部62、第三者情報記憶部63、支出科目一覧記憶部64、認証処理部65、領収書データ記憶部66、領収書データ抽出部67、支出科目一覧抽出部68、支出科目情報登録部69、第三者特定部6a、公開受付部6b、通信処理部6cは夫々、第一の実施形態におけるユーザ情報記憶部31、作成者情報記憶部32、第三者情報記憶部33、支出科目一覧記憶部34、認証処理部35、領収書データ記憶部38、領収書データ抽出部39、支出科目一覧抽出部3a、支出科目情報登録部3b、第三者特定部3c、公開受付部3d、通信処理部3eの各機能部と同様の機能を有する。
これにより、第一の実施形態において、領収書情報処理装置3上で実行された領収書データ作成部36、イメージデータ合成部37による処理は、作成者端末2上で実行される。
これにより、領収書データの作成に関する処理が、作成者端末2が備える機能によって実行することができる。
1 ユーザ端末
11 入出力処理部
12 通信処理部
2 作成者端末
21 識別情報読取部
22 スキャニング処理部
23 入出力処理部
24 通信処理部
3 領収書情報処理装置
31 ユーザ情報記憶部
32 作成者情報記憶部
33 第三者情報記憶部
34 支出科目一覧記憶部
35 認証処理部
36 領収書データ作成部
37 イメージデータ合成部
38 領収書データ記憶部
39 領収書データ抽出部
3a 支出科目一覧抽出部
3b 支出科目情報登録部
3c 第三者特定部
3d 公開受付部
3e 通信処理部
4 第三者端末
41 入出力処理部
42 通信処理部
5 作成者端末
51 識別情報読取部
52 スキャニング処理部
53 領収書データ作成部
54 イメージデータ合成部
55 入出力処理部
56 通信処理部
6 領収書情報処理装置
61 ユーザ情報記憶部
62 作成者情報記憶部
63 第三者情報記憶部
64 支出科目一覧記憶部
65 認証処理部
66 領収書データ記憶部
67 領収書データ抽出部
68 支出科目一覧抽出部
69 支出科目情報登録部
6a 第三者特定部
6b 公開受付部
6c 通信処理部
NW ネットワーク

Claims (5)

  1. 領収書の発行を受けたユーザが使用するユーザ端末と、ネットワークを介して通信可能に構成され、
    上記領収書をデータ化した領収書データについて、上記ユーザに、特定の第三者との関係において予め決められた支出科目を選択可能に編集させる装置であって、
    上記ユーザを識別するユーザ識別情報毎に、上記ユーザが上記領収書データに対して選択可能な一ないし複数の支出科目一覧と、当該支出科目一覧を識別する一覧識別情報と、上記特定の第三者の第三者識別情報とを、関連付けて記憶する支出科目一覧記憶手段と、
    上記ユーザ識別情報と、上記領収書をデータ化した領収書データとを関連付けて記憶する領収書データ記憶手段と、
    上記ユーザ端末から、上記ユーザ識別情報と共に、上記ユーザの領収書データの編集要求を受信する編集要求受信手段と、
    上記領収書データ記憶手段を参照して、上記受信したユーザ識別情報と関連付けて記憶されている領収書データを抽出する第一の領収書データ抽出手段と、
    上記ユーザ端末から受信したユーザ識別情報に基づき、上記支出科目一覧記憶手段を参照して、上記ユーザ識別情報と関連付けて記憶されている一覧識別情報と支出科目一覧を抽出する支出科目一覧抽出手段と、
    上記ユーザ端末に対し、上記抽出した領収書データを、個々の領収書データに対して上記ユーザが指定した一覧識別情報に応じた支出科目を選択可能な形式で送信する第一の領収書データ送信手段と、
    上記ユーザ端末から、上記個々の領収書データに対し、上記ユーザが指定した一覧識別情報と共に、当該一覧識別情報によって識別される支出科目一覧からユーザが選択した支出科目情報を受信する編集情報受信手段と、
    上記ユーザによって選択された支出科目情報を、上記領収書データに関連付けて上記領収書データ記憶手段に記憶する支出科目情報登録手段と、
    上記支出科目一覧記憶手段を参照して、上記ユーザ端末から受信した一覧識別情報と関連付けて記憶されている第三者識別情報を特定する第三者特定手段と、
    上記特定された第三者識別情報を、上記特定の第三者の第三者識別情報として、上記領収書データと関連付けて上記領収書データ記憶手段に記憶する公開受付手段と、を有する、
    ことを特徴とする領収書情報処理装置。
  2. 上記第三者が使用する第三者端末と、さらにネットワークを介して通信可能に構成され、
    上記第三者端末から、上記第三者識別情報と共に、上記特定の第三者に対して公開が許可されている領収書データの公開要求を受信する公開要求受信手段と、
    上記領収書データ記憶手段を参照して、上記第三者端末から受信した第三者識別情報と関連付けて記憶されている領収書データを、上記特定の第三者に対して公開が許可されている領収書データとして抽出する第二の領収書データ抽出手段と、
    上記第三者端末に対して、上記抽出された、支出科目情報が登録された領収書データを送信する第二の領収書データ送信手段と、をさらに有する、
    請求項1記載の領収書情報処理装置。
  3. 領収書の発行を受けたユーザから、当該領収書を受領し、当該領収書をデータ化した領収書データを作成する作成者が使用する作成者端末と、さらにネットワークを介して通信可能に構成され、
    上記作成者端末から、上記ユーザ識別情報と、上記領収書データとを受信する領収書データ受信手段と、をさらに有し、
    上記領収書データ記憶手段は、上記受信したユーザ識別情報と領収書データとを関連付けて記憶する、
    請求項1又は2記載の領収書情報処理装置。
  4. 領収書の発行を受けたユーザが使用するユーザ端末と、ネットワークを介して通信可能に構成され、
    上記ユーザを識別するユーザ識別情報毎に、上記ユーザが上記領収書データに対して選択可能な一ないし複数の支出科目一覧と、当該支出科目一覧を識別する一覧識別情報と、特定の第三者の第三者識別情報とを、関連付けて記憶する支出科目一覧記憶手段と、
    上記ユーザ識別情報と、上記領収書をデータ化した領収書データとを関連付けて記憶する領収書データ記憶手段と、を有するコンピュータにより、
    上記領収書をデータ化した領収書データについて、上記ユーザに、上記特定の第三者との関係において予め決められた支出科目を選択可能に編集させる方法であって、
    上記ユーザ端末から、上記ユーザ識別情報と共に、上記ユーザの領収書データの編集要求を受信する処理と、
    上記領収書データ記憶手段を参照して、上記受信したユーザ識別情報と関連付けて記憶されている領収書データを抽出する処理と、
    上記ユーザ端末から受信したユーザ識別情報に基づき、上記支出科目一覧記憶手段を参照して、上記ユーザ識別情報と関連付けて記憶されている一覧識別情報と支出科目一覧を抽出する処理と、
    上記ユーザ端末に対し、上記抽出した領収書データを、個々の領収書データに対して上記ユーザが指定した一覧識別情報に応じた支出科目を選択可能な形式で送信する処理と、
    上記ユーザ端末から、上記個々の領収書データに対し、上記ユーザが指定した一覧識別情報と共に、当該一覧識別情報によって識別される支出科目一覧からユーザが選択した支出科目情報を受信する処理と、
    上記ユーザによって選択された支出科目情報を、上記領収書データに関連付けて上記領収書データ記憶手段に記憶する処理と、
    上記支出科目一覧記憶手段を参照して、上記ユーザ端末から受信した一覧識別情報と関連付けて記憶されている第三者識別情報を特定する処理と、
    上記特定された第三者識別情報を、上記特定の第三者の第三者識別情報として、上記領収書データと関連付けて上記領収書データ記憶手段に記憶する処理と、を実行する、
    ことを特徴とする領収書情報処理方法。
  5. 領収書の発行を受けたユーザが使用するユーザ端末と、ネットワークを介して通信可能に構成され、
    上記ユーザを識別するユーザ識別情報毎に、上記ユーザが上記領収書データに対して選択可能な一ないし複数の支出科目一覧と、当該支出科目一覧を識別する一覧識別情報と、特定の第三者の第三者識別情報とを、関連付けて記憶する支出科目一覧記憶手段と、
    上記ユーザ識別情報と、上記領収書をデータ化した領収書データとを関連付けて記憶する領収書データ記憶手段と、を有するコンピュータを、
    上記領収書をデータ化した領収書データについて、上記ユーザに、上記特定の第三者との関係において予め決められた支出科目を選択可能に編集させる領収書情報処理装置として機能させるためのプログラムであって、
    上記コンピュータに、
    上記ユーザ端末から、上記ユーザ識別情報と共に、上記ユーザの領収書データの編集要求を受信する処理と、
    上記領収書データ記憶手段を参照して、上記受信したユーザ識別情報と関連付けて記憶されている領収書データを抽出する処理と、
    上記ユーザ端末から受信したユーザ識別情報に基づき、上記支出科目一覧記憶手段を参照して、上記ユーザ識別情報と関連付けて記憶されている一覧識別情報と支出科目一覧を抽出する処理と、
    上記ユーザ端末に対し、上記抽出した領収書データを、個々の領収書データに対して上記ユーザが指定した一覧識別情報に応じた支出科目を選択可能な形式で送信する処理と、
    上記ユーザ端末から、上記個々の領収書データに対し、上記ユーザが指定した一覧識別情報と共に、当該一覧識別情報によって識別される支出科目一覧からユーザが選択した支出科目情報を受信する処理と、
    上記ユーザによって選択された支出科目情報を、上記領収書データに関連付けて上記領収書データ記憶手段に記憶する処理と、
    上記支出科目一覧記憶手段を参照して、上記ユーザ端末から受信した一覧識別情報と関連付けて記憶されている第三者識別情報を特定する処理と、
    上記特定された第三者識別情報を、上記特定の第三者の第三者識別情報として、上記領収書データと関連付けて上記領収書データ記憶手段に記憶する処理と、を実行させる、
    コンピュータプログラム。
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